JPH0639193Y2 - 推進用ヒューム管の継手構造 - Google Patents

推進用ヒューム管の継手構造

Info

Publication number
JPH0639193Y2
JPH0639193Y2 JP1988145732U JP14573288U JPH0639193Y2 JP H0639193 Y2 JPH0639193 Y2 JP H0639193Y2 JP 1988145732 U JP1988145732 U JP 1988145732U JP 14573288 U JP14573288 U JP 14573288U JP H0639193 Y2 JPH0639193 Y2 JP H0639193Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
collar
joint
sealing material
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988145732U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0265788U (ja
Inventor
一夫 藤村
Original Assignee
一夫 藤村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 一夫 藤村 filed Critical 一夫 藤村
Priority to JP1988145732U priority Critical patent/JPH0639193Y2/ja
Publication of JPH0265788U publication Critical patent/JPH0265788U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0639193Y2 publication Critical patent/JPH0639193Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は推進用ヒューム管の継手構造に関するもので、
更に詳しくはシール材の膨張を確実にして止水効果を確
実にする推進用ヒューム管の継手構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の推進用ヒューム管の継手構造は、コンクリート管
の接続端部に鋼板カラーを一体に形成するに際して、鋼
板カラーの埋め込み側に鋼棒と膨張性物質材を設けたも
のがある(例えば実公昭61−615号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来の技術の継手構造では、輸送中の振
動、推進作業中における方向修正作業、地盤沈下等によ
り鋼板カラーとコンクリートとの接合部分が剥離し、そ
の結果接合箇所から漏水が生ずるという問題点がある。
また、膨張性物質材は、鋼板カラーの内周面に接着剤で
接着されているために膨張性物質材が鋼板カラーから剥
離したときは、鋼板カラーとコンクリートの接合部分か
ら侵入してきた水は接着剤によってはじかれて膨張性物
質材を膨張しないために膨張性物質材の機能が発揮され
ず、その結果漏水を防止できないという問題点がある。
そこで、本考案は上記問題点に鑑みて案出された推進用
ヒューム管の継手構造の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案の推進用ヒューム管の継
手構造は、 コンクリート管の一方管端部にカラーを一体に成形する
構造とし、カラーの内側に凹部を有する膨張性物質を配
設するものにおいて、前記カラーの内周にアンカー筋
と、水溜り部を設けた膨張性物質で成型されたシール材
を配設し、コンクリート管の他方管端部には複数の凹溝
を有する接合部を設け、この凹溝に止水用ゴム輪を配置
し、カラーとコンクリートとの接合部分が剥離して漏水
の原因となる水が侵入した場合に、水溜り部に水が溜る
とこの水により膨張性物質のシール材は即時に反応して
水溜り部は膨張して盛り上がり、カラー内周に密着して
止水されることを特徴としている。
また、前記シール材はコンクリート管の周方向に沿って
分割して互いに間隔をもって配置して水溜り部を形成し
ている。
さらに、コンクリート管の一方管端部にカラーを一体成
形するに際して、前記カラーの内周にアンカー筋と鋼棒
を設け、この鋼棒を囲むように水溜り部を配置してなる
構成にされている。
〔作用〕
第5図及び第7図のようにカラーとコンクリートとの接
合部分が剥離して漏水の原因となる水Aが侵入した場合
は、水Aは剥離した接合部分を通って水溜り部に到達す
る。そしてこの水溜り部に水Aが溜るとこの水により膨
張性物質のシール材は即時に反応して水溜り部は膨張し
て盛り上がり、カラー内周に密着して止水される。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明する。
第1図、第2図において、コンクリート管1の一方管端
部11にカラー3を一体に成形するに際して、前記カラー
3の内周31にはリング状のアンカー筋2が溶接されてい
る。
また、このカラー3の内周31にはシール材4が接着剤5
により接着されている。
このシール材4は例えば水を含んだ場合に膨張する高吸
水性ポリマー粒子を含むゴム系の膨張性物質で製作さ
れ,所定深さ及び幅の水溜り部41が形成されている。
なお、アンカー筋2は、前記シール材4の左右いずれに
配設してもよい。
また、シール材4の水溜り部41は、第3図のように複数
個設けてもよく、第4図のように、シール材4をコンク
リート管1の周方向に沿って分割4a,4aし、底面に接着
テープ6で一定間隙42を設けて配置し,この隙間42を水
溜り部に形成してもよい。
さらに、ヒューム管1にカラー3を一体に成形する際
に、シール材4が移動せずに所定位置に配置されるよう
に、カラー3にアンカー筋2とこのアンカー筋2とは別
に鋼棒8を溶接した後に、この鋼棒8を囲む態様でシー
ル材4の水溜り部41を配置してカラー3内周31に接着し
て形成してもよいものである。
他方、コンクリート管1の他方管端部12には、カラー3
の内径よりも小さい外径の接合部13を形成し、この接合
部13には推進作業中における方向修正や地盤沈下等によ
って発生する曲げ応力を吸収できるように管路全体に柔
軟性を持たせ、かつ接合部13とカラー3とのクリアラン
スを均等に保ちより完全な止水効果を発揮させることが
できるようにするために複数の凹溝14を設け、この凹溝
14に対応してゴム輪7が配置されている。
また、前記ゴム輪7は中実又は中空のものでもよく、複
数のゴム輪7を使用する場合は、配置位置によって硬度
の違うものを使用してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成にされているので、次に記
載する効果を奏する。
カラーとコンクリートとの接合部分が剥離し、この接合
部分から漏水が侵入した場合には、侵入してきた水が水
溜り部に溜まるとその水によって膨張性物質のシール材
は盛り上がるようにカラー内周に密着して完全な止水が
できる。
また、他方管端部の接続部には、止水用ゴム輪が複数個
配置されているため、推進作業中における方向修正や地
盤沈下等によって発生する曲げ応力を吸収できるように
管路全体に柔軟性を持たせ、かつ接合部とカラーとのク
リアランスを均等に保つために完全な止水効果を発揮す
る。
さらに、コンクリート管の一方管端部にカラーを一体に
成形するに際しては遠心成型により成型されるため加工
作業が減少し、製品のコストを低減することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は接合部分の断面図、第2図は第1図におけるシ
ール材部分の要部断面図、第3図はシール材の別実施例
の断面図、第4図は分割したシール材で水溜り部を形成
したときの断面図、第5図及び第7図はコンクリートと
カラーの接合部分が剥離した場合の説明図、第6図はシ
ール材が移動しないようにアンカー筋位置に配設した場
合の要部断面図である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート管の一方管端部にカラーを一
    体に成形する構造とし、カラーの内側に凹部を有する膨
    張性物質を配設するものにおいて、 前記カラーの内周にアンカー筋と、水溜り部を設けた膨
    張性物質で成型されたシール材を配設し、コンクリート
    管の他方管端部には複数の凹溝を有する接合部を設け、
    この凹溝に止水用ゴム輪を配置し、カラーとコンクリー
    トとの接合部分が剥離して漏水の原因となる水が侵入し
    た場合に、水溜り部に水が溜るとこの水により膨張性物
    質のシール材は即時に反応して水溜り部は膨張して盛り
    上がり、カラー内周に密着して止水されることを特徴と
    する推進用ヒューム管の継手構造。
  2. 【請求項2】シール材はコンクリート管の周方向に沿っ
    て分割して互いに間隔をもって配置して水溜り部を形成
    してなる請求項1記載の推進用ヒューム管の継手構造。
  3. 【請求項3】コンクリート管の一方管端部にカラーを一
    体成形するに際して、前記カラーの内周にアンカー筋と
    鋼棒を設け、この鋼棒を囲むように水溜り部を配置して
    なる請求項1記載の推進用ヒューム管の継手構造。
JP1988145732U 1988-11-08 1988-11-08 推進用ヒューム管の継手構造 Expired - Lifetime JPH0639193Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988145732U JPH0639193Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 推進用ヒューム管の継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988145732U JPH0639193Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 推進用ヒューム管の継手構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0265788U JPH0265788U (ja) 1990-05-17
JPH0639193Y2 true JPH0639193Y2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=31414579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988145732U Expired - Lifetime JPH0639193Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 推進用ヒューム管の継手構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0639193Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442636Y2 (ja) * 1985-01-23 1992-10-08
JPH0241427Y2 (ja) * 1985-04-17 1990-11-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0265788U (ja) 1990-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5649712A (en) Device for sealing an annular space having opposing flanges, a support bead, and sealing lip
US4440407A (en) Manhole cover gasket seal
US4186931A (en) Pipe end sealing system
US4394025A (en) Pipe compression seal for bell and spigot joint
US4123088A (en) Leakage preventive mechanism for flexible hoses
JPH0639193Y2 (ja) 推進用ヒューム管の継手構造
JPH024302Y2 (ja)
JP2981144B2 (ja) 取付管の接続継手
JPH0753417B2 (ja) パイプ構造体,パイプ用のライニングおよびパイプのライニング方法
JPH02176296A (ja) 管用シールおよび保護装置
JPH0647997Y2 (ja) 推進用ヒューム管の継手構造
JP4774333B2 (ja) プレキャストコンクリート部材の接合部における目地止め方法
JPH0337077B2 (ja)
JP3537415B2 (ja) 二次覆工省略型暗渠の継手
JPS6136840Y2 (ja)
JPH0433520Y2 (ja)
JPH0557598U (ja) 鋳鉄管の管端防蝕部材
JPS6038781Y2 (ja) マンホ−ル等の筒状構造体のシ−ル構造
JP2568114B2 (ja) シールドマシンのテールパッキン
JP3627939B2 (ja) コンクリ−ト管等管体の連結装置
JP2002322899A (ja) 場所打ちライニングシールド工法における覆工体の打継ぎ目構造およびその施工方法並びに可撓性止水板
JPS5922395Y2 (ja) フランジ付内面被覆鋼管の管端部
JPS6217672Y2 (ja)
JPH0413487Y2 (ja)
JP2568113B2 (ja) シールドマシンのテールパッキン