JPH0433520Y2 - - Google Patents

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JPH0433520Y2
JPH0433520Y2 JP8134087U JP8134087U JPH0433520Y2 JP H0433520 Y2 JPH0433520 Y2 JP H0433520Y2 JP 8134087 U JP8134087 U JP 8134087U JP 8134087 U JP8134087 U JP 8134087U JP H0433520 Y2 JPH0433520 Y2 JP H0433520Y2
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pipe
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threaded rod
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、水道水およびガスなどのような流体
を輸送するための管を更生するために、管内に形
成されたライニング層の端部を処理する構造に関
する。
背景技術 従来から、たとえば水道水を輸送する金属製の
管における内面に錆こぶが生じたり、管に形成さ
れた腐食孔からの漏水が生じたときには、第7図
に示されるように、その管1の内面を清掃した
後、接着剤を用いて可撓性を有する気密性のライ
ニング層2を内張りする。このようなライニング
層2を形成して、管1を更生する作業は、そのラ
イニング層2を形成すべき管軸方向の範囲におけ
る管1の両端部に縦孔をそれぞれ掘削し、管1の
両端部を縦孔内で切断し、ライニングチユーブを
反転走行させるなどして、接着剤を用いてそのラ
イニングチユーブを管1の内面に接着し、ライニ
ング層2を形成する。
このライニング層2を形成した後には、管1の
端部を部分的に外囲する継手本体と、この管1の
外周面と管継手本体の内周面との間に介在される
ゴムなどのシール材と、このシール材を押込む押
輪などとを備える管継手によつて、接続して復旧
することができる。
このような先行技術では、管の復旧後において
水道水の輸送中、その水が、管1の内周面とライ
ニング層2の内周面との間の端部3から侵入し、
ライニング層2が管1から剥離することになつ
た。
また、この先行技術では、管1を管継手によつ
て接続する際などに、ライニング層2の端部に衝
撃力が作用すると、そのライニング層2の端部が
管1の内面から剥離して損傷するという問題があ
つた。
この問題を可及的に解決するための他の先行技
術は、第8図に示されている。この先行技術で
は、管1の内面に接着剤によつて接着されている
ライニング層2の端部に、半径方向内方から環状
のステンレス鋼製リング4を嵌入し、ライニング
層2の内周面とリング4の外周面との間に接着剤
5を介在する。リング4の外向きフランジ4a
は、管1とライニング層2の端部の境界3付近を
覆い、これによつてその境界3からの水道水の侵
入が防がれることになる。
この先行技術では、リング4に比較的大きな衝
撃力が作用すると、硬化している接着剤5が損傷
し、これによつて管1とライニング層2との境界
3から水が侵入することになつた。
考案が解決すべき問題点 本考案の目的は、管の内周面とライニング層の
外周面との間に水などの流体が侵入することを防
ぐとともに、衝撃力などによつて損傷することを
防ぐことができるようにした管内ライニング層の
端部処理構造を提供することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、管の内部に形成されたライニング層
の端面を、管の端面よりも管軸内方に配置し、 管のライニング層から露出している内周面と、
ライニング層の端部とにわたつて、半径方向内方
に、弾性体から成る環状の保護部材を設け、 保護部材の半径方向内方に押付け手段を設け、
この押付け手段によつて、保護部材を管のライニ
ング層から露出している前記内面と、ライニング
層の前記端部とにわたつて押付けることを特徴と
する管内ライニング層の端部処理構造である。
好ましい実施態様では、前記押付け手段は、 保護部材の半径方向内方に配置され、周方向に
分断されている押付け部材と、 押付け部材の周方向両端部を相互の離反方向に
変位する変位手段とを含むことを特徴とする。
また好ましいは実施態様では、前記変位手段
は、巻回方向が相互に逆であるねじが刻設されて
いるねじ棒と、 ねじ棒の前記各ねじに螺合する内ねじ部材とを
有し、 ねじ棒と内ねじ部材とのいずれか一方を、押付
け部材の周方向両端部に、前記離反方向に相互の
変位を阻止して設け、 ねじ棒と内ねじ部材とのいずれか他方を回転す
ることによつて、押付け部材の前記周方向両端部
を相互の離反方向に変位することを特徴とする。
作 用 本考案に従えば、ライニング層の端面は管の端
面よりも管軸内方にあり、弾性体から成る環状の
保護部材を、このライニング層から露出している
管の内面と、ライニング層の端部とにわたつて設
けて、この保護部材を押付け手段によつて押付け
るようにしたので、管の内周面とライニング層の
外周面との間の境界付近に水などの流体が侵入す
るおそれがなくなる。
また保護部材は環状の弾性体から成るので、管
およびライニング層の端部に比較的大きな衝撃力
が作用しても、その弾性体が損傷してしまうおそ
れが防がれ、このことによつて管とライニング層
との前記境界付近への流体の侵入を一層確実に防
ぐことが可能となる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の管軸に沿う断面図
であり、第2図は管軸に垂直な断面図である。地
中に埋設されている水道水などを輸送する金属製
管7を更生するためにその内周面には接着剤によ
つてライニング層8が内張りされる。このような
ライニング層8を形成するにあたつては、そのラ
イニング層8が内張りされるべき管7の管軸方向
の両端部に縦孔を掘削して管7の両端部を露出
し、その管7の両端部を切断し、管7内の錆こぶ
などを除去して清掃し、次に可撓性を有する気密
性のライニングチユーブをたとえば空気圧などで
反転走行させ、ライニング層8を管7の内周面に
接着剤を用いて固定する。
このライニング層8の端面8aは、管7の端面
7aよりも管軸内方(第1図の左方)に配置され
る。管7のライニング層8から露出している内周
面7bと、ライニング層8の端部8bとにわたつ
て、半径方向内方に、保護部材9を設ける。この
保護部材9はゴムなどの弾性体から成り、環状に
形成される。保護部材9は、管7のライニング層
8から露出している内周面7bに当接する厚肉の
被覆部分10と、ライニング層8の端部8bを覆
う薄肉の被覆部分11とから成る。保護部材9の
被覆部分10の端面10aは、管7の端面7aか
ら管軸内方に間隔d1だけずれて設けられる。こ
の間隔距離d1は、たとえばせいぜい2〜3mmで
あり、零であつてもよい。
保護部材9の半径方向内方には、押付け手段1
2が設けられる。この押付け手段12は、ステン
レス鋼などの材料から成り、周方向に分断されて
いる押付け部材14と、この押付け部材14の周
方向両端部14a,14bを相互の離反方向15
に変位させる変位手段16とを含む。
第3図は、押付け部材14の周方向両端部14
a,14b付近の半径方向内方から見た周方向展
開図である。押付け部材14の一方の端部14a
には、周方向に延びる切欠き17が形成されてお
り、この切欠き17に嵌り込む突部18が他方の
端部14bに形成される。変位手段16におい
て、押付け部材14の両端部14a,14bには
半径方向内方に突出した内ねじ部材としてのブラ
ケツト19,20が溶接によつて固定される。こ
のブラケツト19,20の管軸方向の一方の端部
には内ねじ21,22が刻設され、これらの内ね
じ21,22にねじ棒23の外ねじ部24,25
がそれぞれ螺合する。ねじ棒23の外ねじ部2
4,25に形成されたねじの巻回方向は、相互に
逆であり、したがつて内ねじ21,22のねじの
巻回方向もまた相互に逆である。したがつてねじ
棒23の中央の掛合部26を、スパナなどで、ね
じ棒23の軸線まわりに回転することによつて、
ブラケツト19,20、したがつて端部14a,
14bを相互の離反方向に変位させることがで
き、また相互の近接方向に変位して緩めることが
できる。
取付け部材14の両端部14a,14bの管軸
方向の他方端部寄りには、もう1つのねじ棒27
が配置される。このねじ棒27は、相互にねじの
巻回方向が逆である外ねじ部28,29を有し、
一方の外ねじ部28はナツト30に螺合し、かつ
ブラケツト19に形成されている遊通孔31を緩
やかに挿通する。もう1つの外ねじ部29は、ブ
ラケツト20に形成されている内ねじ32に螺合
する。ナツト30と内ねじ32とは、外ねじ部2
8,29に対応して相互に逆のねじの巻回方向を
有する。ナツト30はブラケツト19の、ブラケ
ツト20側の面(第3図の左方の面)に、当接す
る。こうしてねじ棒27の掛合部33をスパナな
どで回転し、このときナツト30の共回りを阻止
することによつて、ブラケツト19,20、した
がつて端部14a,14bを相互の離反方向およ
び近接方向に変位することができる。
ねじ棒27の外ねじ部28はナツト30に螺合
し、ブラケツト19の遊通孔31を緩やかに挿通
しているので、1人の作業者がねじ棒23,27
のいずれか一方ずつ、交互に、スパナなどで回転
駆動することによつて、ブラケツト19,20を
円滑に相互の離反方向および近接方向に変位させ
ることが可能である。
上述の実施例では、押付け部材14の端部14
aに形成された切欠き17内に端部14bの突部
18が嵌り込むことによつて、保護部材9をその
全周にわたつて、押付け部材14によつて、確実
に半径方向外方に押付けることが可能になる。
さらにこの押付け状態を確実にするために、第
2図に明らかに示されるように、押付け部材14
の端部14a,14b付近に当て板34を介在
し、これによつて保護部材9の内周面全面を押付
け板14によつて確実に半径方向外方に押付ける
ようにしてもよい。当て板34は、薄いステンレ
ス鋼などの材料から成る。
第4図は本考案の他の実施例の変位手段35の
断面図であり、第5図はその変位手段35の半径
方向内方から見た周方向展開図である。押付け部
材14の両端部14a,14bには、半径方向内
方に突出したストツパ36,37が、溶接などに
よつて固定されている。このストツパ36,37
には、相互の近接方向に延びる突起38,39が
形成される。
ストツパ36,37間には、管軸方向(第5図
の上下方向)に間隔をあけて一対のターンバツク
ル40,41が配置される。一方のターンバツク
ル40は第6図に示され、もう1つのターンバツ
クル41も同様な構成を有する。ターンバツクル
40は、一対のねじ棒42,43と、これらのね
じ棒42,43に螺合する内ねじ部材44とを有
する。ねじ棒42,43のねじの巻回方向は、相
互に逆である。ねじ棒42,43の頭部45,4
6は、ストツパ36,37に当接し、突起38,
39によつてその頭部45,46が半径方向内方
に変位してはずれてしまうことが防がれる。内ね
じ部材44を回転駆動することによつて、ねじ棒
42,43の頭部45,46、したがつてストツ
パ36,37の相互の離反方向に変位され、これ
によつて押付け部材14の端部14a,14bが
相互の離反方向にまたは近接方向に変位される。
効 果 以上のように本考案によれば、管の内周面とラ
イニング層の外周面との間に水などの流体が侵入
することを防ぐことができるようになるととも
に、大きな衝撃力が管の端部に作用してもライニ
ング層が管の内周面から剥離するなどして損傷す
ることが防がれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の管軸に沿う断面
図、第2図は第1図に示された実施例の管軸に垂
直な切断面を示す断面図、第3図は押付け部材1
4の周方向展開図、第4図は本考案の他の実施例
の変位手段35の断面図、第5図は第4図に示さ
れた変位手段35の周方向展開図、第6図はター
ンバツクル40の平面図、第7図は先行技術の断
面図、第8図は他の先行技術の断面図である。 7……管、8……ライニング層、9……保護部
材、14……押付け部材、16,35……変位手
段、23,27,42,43……ねじ棒、19,
20……ブラケツト、36,37……ストツパ、
40,41……ターンバツクル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 管の内部に形成されたライニング層の端面
    を、管の端面よりも管軸内方に配置し、 管のライニング層から露出している内周面
    と、ライニング層の端部とにわたつて、半径方
    向内方に、弾性体から成る環状の保護部材を設
    け、 保護部材の半径方向内方に押付け手段を設
    け、この押付け手段によつて、保護部材を管の
    ライニング層から露出している前記内周面と、
    ライニング層の前記端部とにわたつて押付ける
    ことを特徴とする管内ライニング層の端部処理
    構造。 (2) 前記押付け手段は、 保護部材の半径方向内方に配置され、周方向
    に分断されている押付け部材と、 押付け部材の周方向両端部を相互の離反方向
    に変位する変位手段とを含むことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の管内ライ
    ニング層の端部処理構造。 (3) 前記変位手段は、巻回方向が相互に逆である
    ねじが刻設されているねじ棒と、 ねじ棒の前記各ねじに螺合する内ねじ部材と
    を有し、 ねじ棒と内ねじ部材とのいずれか一方を、押
    付け部材の周方向両端部に、前記離反方向に相
    互の変位を阻止して設け、 ねじ棒と内ねじ部材とのいずれか他方を回転
    することによつて、押付け部材の前記周方向両
    端部を相互の離反方向に変位することを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第2項記載の管内
    ライニング層の端部処理構造。
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JP6021265B2 (ja) * 2013-02-27 2016-11-09 芦森工業株式会社 内張り材の端部処理方法

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