JP2516457B2 - 不陸面用目地材 - Google Patents

不陸面用目地材

Info

Publication number
JP2516457B2
JP2516457B2 JP2149172A JP14917290A JP2516457B2 JP 2516457 B2 JP2516457 B2 JP 2516457B2 JP 2149172 A JP2149172 A JP 2149172A JP 14917290 A JP14917290 A JP 14917290A JP 2516457 B2 JP2516457 B2 JP 2516457B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
urethane elastomer
joint material
swellable
swelling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2149172A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0441836A (ja
Inventor
裕 河原
祐郎 伴
公生 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP2149172A priority Critical patent/JP2516457B2/ja
Publication of JPH0441836A publication Critical patent/JPH0441836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2516457B2 publication Critical patent/JP2516457B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、不陸面用目地材に関する。更に詳しくは不
陸が1mあたり5mm以上ある面に水膨潤性ウレタンエラス
トマー層が適用され、水質の影響を受けずに水密性また
は優れた目地充填効果を発揮する不陸面用目地材に関す
る。
[従来の技術] 従来、少なくとも一方の面が不陸面である2面間の目
地材には非水膨潤性のゴム類およびスポンジ類が使用さ
れている。
しかしながら、非水膨潤性ゴム類では不陸が大きい場
合、大きな締め付け力が必要となり、しかも完全な水密
性が期待できない。スポンジ類は不陸面追随性は良好だ
が、水圧が加わると水密性が悪くなる。
また特開昭57−5773,特開昭57−61077,特開昭57−135
160,特開昭58−18526,特開昭61−34087各号公報などで
水膨潤性ゴムと非水膨潤性ゴムの複合は公知である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらの水膨潤性ゴムと非水膨潤性ゴムの複
合における、水膨潤性ゴムはいずれも通常のゴムに吸水
性樹脂を分散および/または一部架橋させたものであ
り、不陸が大きい場合、水膨潤速度が遅く(水膨潤速度
を早くするには吸水性樹脂の量を増し、水膨潤倍率を大
きくする必要があり、こうした場合、長期耐圧性および
吸水性樹脂の溶出に問題を残す)、性能発揮までに長時
間を要し、しかも吸水性樹脂の水中溶出による環境汚染
に問題を残し、実用にならない。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、不陸面追随性が良く、高水圧下でも水
密性を保持し、しかも環境を汚染しない目地材を見出す
べく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち脂肪族および/または脂環式ポリイソシアネ
ートからなる有機ポリイソシアネートと活性水素成分と
の反応から得られる水膨潤性ウレタンエラストマーで、
水膨潤倍率が1.2〜4倍、硬度20〜55Hs−JISAの厚みが5
mm以上の層および硬度40〜80Hs−JISAの非水膨潤性ウレ
タンエラストマーの少なくとも2層よりなる、水膨潤性
ウレタンエラストマーが不陸が1mあたり5mm以上の面に
適用され、水質の影響を受けずに水密性を発揮する、不
陸面用目地材(本発明の目地材ともいう)である。
本発明の目地材における水膨潤性ウレタンエラストマ
ーは硬度20〜55Hs−JISA、好ましくは25〜45Hs−JISAを
有する。硬度20Hs−JISA未満の水膨潤性ウレタンエラス
トマーでは不陸面追随性は良好であるが、0.1kgf/cm2
度以上の水圧が加わった場合、漏水が生じ易くなる。硬
度55Hs−JISAを越えると不陸面追随性が悪くなり水密性
が低下する。
水膨潤性ウレタンエラストマーの水膨潤倍率は通常1.
2〜 4倍であり、好ましくは1.5〜3.5倍である。水膨潤倍率
が1.2倍未満では不陸が大きくなると水密性が悪くな
り、水膨潤倍率が4倍を越えると高圧下の水密性および
耐久性が悪くなる。
水膨潤性ウレタンエラストマーとしては脂肪族および
/または脂環式ポリイソシアネートからなる有機ポリイ
ソシアネート成分とオキシエチレン含量が20〜100重量
%のポリオキシアルキレンエーテル類および必要によ
り、オキシエチレン含量が20重量%未満のポリオキシア
ルキレンエーテル類と鎖伸長剤とからなる活性水素成分
とを反応させて得られるものがあげられる。
脂肪族および/または脂環式ポリイソシアネート類と
しては、エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ド
デカメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘ
キサンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,
6−ジイソシアネートメチルカプロエート、ビス(2−
イソシアネートエチル)フマレート、ビス(2−イソシ
アネートエチル)カーボネート、イソホロンジイソイア
ネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、シ
クロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシ
レンジイソシアネート、ビス(2−イソシアネートエチ
ル)4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレートお
よび/またはそれらの変性物(カーボジイミド基、ウレ
トジオン基、ウレトイミン基、ウレア基、ビューレット
基および/またはイソシアヌレート基含有変性物)があ
げられる。
オキシエチレン含量が20〜100重量%のポリオキシア
ルキレンエーテル類としては低分子ポリオール(エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、ジエチレングリコール、ビスフェノールA、ビ
スフェノールS,シクロヘキシレングリコール、などの2
官能ポリオール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シュークロ
ーズなどの3官能以上のポリオールなど)および/また
はアミン類(N−メチルジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミンなどのアミノアルコール;エチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミンなどの脂肪族ポリアミン;イ
ソホロンジアミンなどの脂環式ポリアミン;アミノエチ
ルピペラジンなどの複素環式ポリアミン)のエチレンオ
キシド(EO)またはEOと他のアルキレンオキシド[炭素
数3〜4のアルキレンオキシド、たとえば、プロピレン
オキシド(PO)、ブチレンオキシド]の付加物が挙げら
れる。これらのうち好ましいのはEOとPOとの付加物(ラ
ンダムおよび/またはブロック付加物)である。
必要により加えることができるオキシエチレン含量が
20重量%未満のポリオキシアルキレンエーテル類として
はポリオキシエチレン含量が20〜100重量%のポリオキ
シアルキレンエーテル類に記載した低分子ポリオールお
よび/またはアミン類のアルキレンオキシド付加物また
はアルキレンオキシドの開環重合物であって、オキシエ
チレン基含量が20重量%未満のものが挙げられる。
必要により、加えることができる鎖伸長剤としては低
分子ポリオール(エチレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパンなど)、低分子ポ
リアミン(エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
ジエチルトリレンジアミンなど)が挙げられる。
水膨潤性ウレタンエラストマー層の製造は活性水素成
分と有機ポリイソシネート成分を直接反応させてもおこ
なってもいいが、予め活性水素成分の一部と有機ポリイ
ソシアネート成分とを常法(70〜140℃)で反応させ、
末端NCO基含有1.5〜15%のNCO末端ウレタンプレポリマ
ーとし、かかるNCO末端ウレタンプレポリマーと活性水
素成分の残りとを反応させて製造してもよい。
水膨潤性ウレタンエラストマーの製造には場合によ
り、触媒(ジブチル錫ジラウレート、オクチル酸鉛、ス
タナスオクトエート、トリエチルアミン、トリエチレン
ジアミンなど)、フィラー(タルク、ベントナイト、炭
酸カルシウム、リトポン、シリカ、マイカなど)着色材
(チタン白、ベンガラ、カーボンブラック、クロムグリ
ーンなど)、紫外線吸収材、酸価防止剤、可塑材などを
加えて行うことができる。
本発明の目地材における非水膨潤性ウレタンエラスト
マーとしては硬度が40〜80Hs−JISA、好ましくは45〜75
Hs−JISAの非水膨潤性ウレタンエラストマーがあげられ
る。非水膨潤性ウレタンエラストマーの硬度が40Hs−JI
SA未満の場合、支持層としての強度が不足し、十分な効
果が発揮できない。また80Hs−JISAを超えると曲面追随
性が悪くなり、施工時作業性が低下する。
非水膨潤性ウレタンエラストマーとしては通常のウレ
タンエラストマー、例えばポリオキシアルキレンエーテ
ル類と有機ポリイソシアネート及び必要により、鎖伸長
剤を反応させて得られるものがあげられる。
有機ポリイソシアネートとしては従来からポリウレタ
ン製造に用いられるがものが使用できる。このようなポ
リイソシアネートとしては、炭素数(NCO基中の炭素を
除く)6〜20の芳香族ポリイソシアネート(たとえば2,
4−および/または2,6−トリレンジイソシアネート(TD
I)、粗製TDI、2,4−および/または4,4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)、粗製MDI[粗製ジアミ
ノフェニルメタン{ホルムアルデヒトと芳香族アミン
(アニリン)またはその混合物との縮合生成物:ジアミ
ノジフェニルメタンと少量(たとえば5〜20重量%)の
3官能以上のポリアミンとの混合物}のホスゲン化物:
ポリアリールポリイソシアネート(PAPI)など];水膨
潤性ウレタンエラストマーに用いるものと同様な脂肪族
および/または脂環式ポリイソシアネート類;炭素数8
〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネート(キシリレジイソ
シアネートなど);およびこれらのポリイソシアネート
の変性物(ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネ
ート基、ウレア基、ビューレット基、ウレトジオン基、
ウレトイミン基、イソシアヌレート基、オキサゾリドン
基含有変性物など);および特開昭61−76437号公報記
載の上記以外のポリイソシアネート;およびこれらの2
種以上の混合物があげられる。これらのうちでは、商業
的に容易に入手できるポリイソシアネート、たとえば2,
4−および2,6−TDI,およびこれらの異性体の混合物、粗
製TDI、4,4′−および2,4′−MDI、およびこれらポリイ
ソシアネート類より誘導されるウレタン基、カルボジイ
ミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレット
基、イソシアヌレート基を含有する変性ポリイソシアネ
ート類が好ましい。
ポリオキシアルキレンエーテル類としては水膨潤性ウ
レタンエラストマーを得るときに必要により加えること
ができるオキシエチレン含量が20重量%未満のポリオキ
シアルキレンエーテルと同様なものがあげられる。
非膨潤性ウレタンエラストマーは水膨潤性ウレタンエ
ラストマーと同様な方法で製造できる。
さらに非水膨潤性ウレタンエラストマーの製造にはに
は水膨潤性ウレタンエラストマーに用いることができる
鎖伸長剤、触媒、フィラー、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、可塑剤など同様なものが加えて行うことができる。
本発明の目地材は水膨潤性ウレタンエラストマーと非
水膨潤性ウレタンエラストマーの2層からなるもの、ま
たは非水膨潤性ウレタンエラストマーを中間層とし、両
側を水膨潤性ウレタンエラストマーとした3層品が好ま
しい。
本発明の目地材の製造は水膨潤性ウレタンエラストマ
ーと非水膨潤性ウレタンエラストマーの成型品同士を接
着剤(クロロプレン系、ウレタン系、エポキシ系接着剤
など)で接着してもよいし、型内に順次、原料を流し込
み順次、硬化させて多層品としてもよい。
本発明の目地材の断面形状は矩形またはそれに類する
もの(正方形または端が欠けたもの)が好ましい。また
その寸法は水膨潤性ウレタンエラストマーが通常5mm〜1
00mm厚、20〜200mm巾、非水膨潤性エラストマーが通常1
0〜200mm厚、20〜200mm巾である。
本発明の目地材における水膨潤性ウレタンエラストマ
ー表面は必要により、エンボスなど不陸面に加工しても
よい。
本発明の目地材を一方が不陸面である目地間に適用す
る場合水膨潤性ウレタンエラストマー面を不陸面側に適
用する。また必要により、本発明の目地材はH型鋼など
で両側面を拘束し適用することもできる。この場合、H
型鋼端部より、水膨潤性ウレタンエラストマーが5〜50
mmはみだし、非水膨潤性エラストマーがH型鋼に入りき
っている状態が好ましい。
本発明の目地材を両面とも不陸面である目地間に適用
する場合は非水膨潤性ウレタンエラストマーを中間層と
し、水膨潤性ウレタンエラストマー層が両側にくる3層
構造のものとする。この場合の本発明の目地材のサイズ
は両側の水膨潤性ウレタンエラストマーが通常5〜100m
m厚、20〜200mm巾、中間の非水膨潤性ウレタンエラスト
マーが通常10〜200mm厚、20〜200mm巾である。
本発明の目地材を長さ方向に接合して使う場合は目地
材の接合面間に目地材と同程度の断面積を持つ厚み3〜
10mm程度の水膨潤倍率が1.5〜6倍程度の水膨潤性ウレ
タンエラストマーシートを挿入するのが望ましい。
本発明の目地材の具体的適用例としてはコンクリー
ト、モルタルあるいは鋼製構築物に他の構造部材を取り
付け水密性が要求される接合箇所への適用があげられる
が、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の目地材において、水膨潤性ウレタンエラスト
マーの代わりに水膨潤性ゴムたとえば水膨潤性を持たな
い通常のゴム(スチレンブタヂエンゴム、クロロプレン
ゴム、ブチルゴム、天然ゴムなど)に吸水性樹脂(CMC,
澱粉−アクリル酸共重合体、ポバール、水膨潤性ウレタ
ンなど)を混合したものは、水が吸水性樹脂に接するま
でにゴム層を通過せねばならないため吸水、水膨潤速度
が遅く、不陸が大きく水膨潤性ゴム層を厚くしなければ
ならない場合などは効果発揮までに時間がかかり過ぎ実
用にならない。またこのものは接水時、吸水性樹脂が溶
出する問題があり、長期使用および環境汚染に問題を残
す。
また、本発明の目地材の代わりに水膨潤性ウレタンエ
ラストマー単体を用いた場合、水膨潤方向が制限できな
いため不陸面追随効果が少なく、しかも高水圧下では変
形をきたし漏水を生じさせることがある。
[実施例] 以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
実施例1 下記プレポリマーと硬化剤(プレポリマーのNCO/
硬化剤のNH2モル比1.05で混合)そして下記プレポリマ
ーと硬化剤(プレポリマーのNCO/硬化剤のOHモル比
1.05で混合)を順次、型内に注入・硬化させ、硬度64Hs
−JISAの非水膨潤性ウレタンエラストマー(断面の形
状:50mm巾×90mm高さ矩形)と硬度33Hs−JISA、水膨潤
率2.4倍の水膨潤性ウレタンエラストマー(断面の形状:
50mm巾×60mm高さ矩形)とからなる本発明の目地材を得
た。
(プレポリマー) グリセリンにPO付加させて得た平均分子量400のポリ
エーテルトリオール497gと,プロピレングリコールにPO
を付加させて得た平均分子量2000のポリエーテルグリコ
ール373gとトリレンジイソシアネートを130gを80℃で8
時間反応させてNCO%が3.2%のウレタンプレポリマー
(以下ウレタンプレポリマーという)を得た。
(硬化剤) テトラクロロジアニリノメタン333gをグリセリンにPO
を付加させた後EOを付加させて得た平均分子量3000のポ
リエーテルトリオール(EO含量20wt−%)667gに溶かし
硬化剤とした。
(プレポリマー) プロピレングリコールにPOとEOの混合物(PO/EOの重
量比1/1)を付加させて得た平均分子量4000のポリエー
テルグリコール151g、プロピレングリコールにPOとEOの
混合物(PO/EOの重量比8/2)を付加させて得た平均分子
量4000のポリエーテルグリコール591g、およびグリセリ
ンにPOを付加させた後EOを付加させて(PO/EOの重量比
は8/2)得た平均分子量3000のポリエーテルポリオール9
0gとイソホロンジイソシアネート168gとを120℃で8時
間反応させてNCO%が4.4%ののウレタンプレポリマー
(以下ウレタンプレポリマーという)を得た。
(硬化剤) ビスフェノールAにPOを付加させて得た平均分子量60
0のポリエーテルグリコール610gと,ビスフェノールA
にPOを付加させて得た平均分子量2000のポリエーテルグ
リコール388gとオクタン酸鉛2gを混合し硬化剤(以下硬
化剤という)を得た。
実施例2 実施例1に記載の硬度65Hs−JISAの非水膨潤性ウレタ
ンエラストマー(断面の形状:30mm巾×50mm高さ矩形)
と下記プレポリマーとジエチルトリレンジアミン(プ
レポリマーのNCO/ジエチルトリレンジアミンのNH2のモ
ル比1で混合成型したもの)とからの硬度48Hs−JISA,
水膨潤倍率3.3倍の水膨潤性ウレタンエラストマー(断
面の形状:30mm巾×30mm高さ矩形)をウレタン系プライ
マー(GLプライマー:三洋化成工業製)にて接着させ本
発明の目地材を得た。
(プレポリマー) ビスフェノールAにPOとEOの混合物(PO/EOの重量比:
6/4)を付加させた平均分子量5500のポリ−エーテルグ
リコール805gとジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト195gとを120℃で7時間反応させてNCO%が5%のウレ
タンプレポリマーを得た。
実施例3 下記プレポリマーと硬化剤(プレポリマーのNCO/
硬化剤のOHモル比1.05で混合、成型したもの)とからの
硬度70Hs−JISAの非水膨潤性ウレタンエラストマー(断
面の形状:50mm巾×90mm高さ矩形)の接続面をウレタン
系プライマー(GLプライマー:三洋化成工業製)にて処
理した後、その接続面上にビスフェノールAにEOとPOの
混合物(EO/PO重量比3/7)を付加させて得た平均分子量
2000のポリエーテルグリコールとイソホロンジイソシア
ネート(イソホロンジイソシアネートのNCO/ポリエーテ
ルグリコールのOHモル比1.05で混合)とを混合・成型し
て44Hs−JISA、水膨潤倍率2.8倍の水膨潤性ウレタンエ
ラストマー(断面の形状:50mm巾×60mm高さ矩形)と
し、本発明の目地材を得た。
(プレポリマー) プロピレングリコールにPOを付加させて得た平均分子
量3000のポリエーテルグリコール403gとグリセリンにPO
を付加させて得た平均分子量4000のポリエーテルトリオ
ール403gとジフェニルルメタンジイソシアネート194gと
を80℃で5時間反応させてNCO%が4%のウレタンプレ
ポリマーを得た。
(硬化剤) メチレンビスジクロロアニリン333gをグリセリンにPO
を付加させて得た平均分子量3000のポリエーテルグリコ
ール667gに溶解させ硬化剤とした。
実施例4 実施例1に記載のプレポリマーと硬化剤とからの
硬度65Hs−JISAの非水膨潤性ウレタンエラストマーを中
間層(断面の形状:50mm巾×90mm厚)とし、両側に実施
例1に記載のプレポリマーと硬化剤とからの水膨潤
性ウレタンエラストマー(断面の形状:一方が50mm巾×
10mm厚,逆側が50mm巾×50mm厚)をクロロプレン系接着
剤(速乾ボンドG−17:コニシ製)で接着し、本発明の
目地材を得た。
比較例1 硬度60Hs−JISAのクロロプレンゴム(断面の形状:50m
m巾×150mm高さ矩形)。
比較例2 実施例1に記載のウレタンプレポリマーと硬化剤
とからの水膨潤性ウレタンエラストマー(断面の形状:5
0mm巾×150mm高さ矩形)。
試験例1 不陸が1m当り25mmある150cm×150cmのコンクリートブ
ロックと150cm×150cmの鉄板の間に第5図に示した形状
の目地材の供試体(外寸縦120cm×横120cm)をはさみ、
鉄板とコンクリート不陸面の平均距離を目地材の高さと
同じになるようにボルトナットで固定し、試験体とし
た。その後試験体ごと水中に浸漬し、10日ごとに水圧を
加え止水圧の経時変化を追跡した。
[発明の効果] 本発明の水密性目地材を用いれば不陸の大きい面間で
の目地充填において、大きな締め付け力を必要とせずに
高圧下、完全な水密性が得られ、しかも水質汚染などの
環境汚染を生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の目地材の断面図であり、第
3図は本発明の目地材をH型鋼にはさんだ時の断面図で
あり、第4図は接合した本発明の目地材の斜視図であ
り、第5図は本発明の目地材の試験例における供試体の
斜視図である。 1……水膨潤性ウレタンエラストマー 2……非水膨潤性ウレタンエラストマー 3……H型鋼 4……接合部用水膨潤性ウレタンエラストマーシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−44575(JP,A) 実開 昭61−87806(JP,U) 実開 昭59−138607(JP,U) 実開 昭59−139317(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪族および/または脂環式ポリイソシア
    ネートからなる有機ポリイソシアネートと活性水素成分
    との反応から得られる水膨潤性ウレタンエラストマー
    で、水膨潤倍率が1.2〜4倍、硬度20〜55Hs−JISAの厚
    みが5mm以上の層および硬度40〜80Hs−JISAの非水膨潤
    性ウレタンエラストマーの層の少なくとも2層からな
    る、水膨潤性ウレタンエラストマーが凹凸が1mあたり5m
    m以上ある凹凸面に適用され、水質の影響を受けず水密
    性を発揮する凹凸面用目地材。
JP2149172A 1990-06-07 1990-06-07 不陸面用目地材 Expired - Fee Related JP2516457B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2149172A JP2516457B2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07 不陸面用目地材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2149172A JP2516457B2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07 不陸面用目地材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0441836A JPH0441836A (ja) 1992-02-12
JP2516457B2 true JP2516457B2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=15469376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2149172A Expired - Fee Related JP2516457B2 (ja) 1990-06-07 1990-06-07 不陸面用目地材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2516457B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10115018A (ja) * 1996-10-15 1998-05-06 Hayakawa Rubber Co Ltd プレキャスト製函体構造
JP4680514B2 (ja) * 2004-02-09 2011-05-11 株式会社スリーボンド 水膨張性シール材、およびシール材を一体化したプレキャストコンクリートとその製造方法
JP2007091853A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Kinjo Rubber Co Ltd 膨潤性材料

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138607U (ja) * 1983-03-09 1984-09-17 旭電化工業株式会社 止水材
JPS59139317U (ja) * 1983-03-09 1984-09-18 旭電化工業株式会社 層状止水材
JPS6044575A (ja) * 1983-08-22 1985-03-09 Asahi Denka Kogyo Kk 水膨潤性止水板
JPH0136892Y2 (ja) * 1984-11-15 1989-11-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0441836A (ja) 1992-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CZ288365B6 (en) Thermosetting single-component polyurethane reactive materials and use thereof
JPS6344772B2 (ja)
JP2007100378A (ja) シーリング方法
RU2666430C2 (ru) Гидрофобные многоатомные спирты для применения в герметизирующем составе
JP2003138239A (ja) 一液湿気硬化型ポリウレタン系接着剤及びこれを用いた床材の接着方法
JP2516457B2 (ja) 不陸面用目地材
JP2001172360A (ja) エラストマー形成性スプレー用組成物並びに該組成物を用いた被膜の製造方法
JP3149413B1 (ja) 常温硬化性舗装材
JP2995286B2 (ja) 複合止水シール材
KR100192201B1 (ko) 습기경화성 1액형 폴리우레탄 조성물 및 이의 제조 방법
JP2599018B2 (ja) 不陸面用目地材
JPH09295370A (ja) 複合被膜の形成方法および複合被覆構造体
JPH08325343A (ja) コンクリート構造物の防水工法
JP2540550B2 (ja) 揺変性ポリウレタン樹脂組成物
JPH09278859A (ja) 二液型防水材組成物
JPH0459813A (ja) 常温硬化型ウレタン系樹脂組成物
JP7398228B2 (ja) 主剤及び硬化剤のセット、防水材並びにその施工方法
JP4641136B2 (ja) 水膨張性止水材
EP3696207B1 (en) Process for mounting a window pane in a framing structure
JPH1129741A (ja) 樹脂系舗装用自己乳化型プライマー、及びそれを用いた施行方法
JPH1036472A (ja) 二液防水材組成物
JPH10237153A (ja) 二液型硬化性組成物
JP2001181569A (ja) 防食被覆材
Damusis et al. Polyether Urethane Elastic Sealants
JP4974622B2 (ja) ウレタン組成物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees