JPS582987B2 - 膨潤性粘着止水材の製造方法 - Google Patents

膨潤性粘着止水材の製造方法

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JPS582987B2
JPS582987B2 JP52058946A JP5894677A JPS582987B2 JP S582987 B2 JPS582987 B2 JP S582987B2 JP 52058946 A JP52058946 A JP 52058946A JP 5894677 A JP5894677 A JP 5894677A JP S582987 B2 JPS582987 B2 JP S582987B2
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JP
Japan
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swelling
resin
water stop
butyl rubber
kneaded product
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JP52058946A
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JPS53143653A (en
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正義 杉村
達治 宮下
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ThreeBond Co Ltd
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ThreeBond Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシールド工法等に用いられる上水材の製造方法
に関し、特にプレス成型あるいは押出し成型を施す方法
に関し、詳細には、工程が簡易で、大量生産が可能であ
り、しかも得られる止水材が膨潤性ならびに粘着性の両
方の特性を保持する方法に関する。
従来、シールド工法等で用いられるセグメント防水工事
の一次止水材として、プチルゴムコンパウンドコーキン
グ材、あるいは複合パッキング材等が用いられている。
プチルゴムコンパウンドはコーキング材として成型する
のが極めて簡単で、成型物そのものは、粘着性があって
現場の作業性に便利であるが、その反面、圧縮永久ひず
みと復元力が劣るので、完全な止水材とはいいがたい。
また複合パンキング材と称するコーキング材はネオグレ
ンゴム等の弾性に富んだゴムかまたはスポンジのような
弾性体を粘着性のあるゴムまたは樹脂等と併用したもの
であるが、製造も複雑で、性能的にも長時間の使用に対
する永久ひずみや復元力に欠点があった。
そこで近年、膨潤性ウレタン樹脂によるコーキング材が
提案されてきた。
(特開昭51−96848)。
膨潤性ウレタン樹脂によるコーキング材は膨潤性を有し
ているので永久ひずみが生じにくく、また復元力が大き
いので、上水能力においては他のコーキング材より優れ
ているといえる。
しかしその反面、実際の使用に供する帯状あるいは板状
の成型物とするためにはプレス成型や押出機による押出
成型等の製造が不可能なため、極めて手数や場所を要す
る。
例えば型流し込みからレベル合せ(厚みの調整)を経て
放置による養生工程に至るまで長時間を要し、さらに帯
状あるいは板状の如きある種の定型に大量に養生するた
めには、多数の金型と、これを設置する広範囲のスペー
スが必要とされ大量生産は殆んど不可能である。
さらに、これは粘着性がないので、現場での使用に際し
て接着剤を使用しなければならない。
本発明の目的は前述の欠点を改良した方法を提供するこ
とにある。
すなわち、本発明の目的は工程がきわめて簡単で、短時
間で成型でき、しかもスペースをとらずに大量生産が可
能であり、さらに得られる止水材が膨潤性ならびに粘着
性の両方の特性を同時に保持する方法を提供することに
ある。
本発明によれば、前述の目的を達成するため、プチルゴ
ムコンパウンドと、膨潤性樹脂とを混練してこれらの混
練物を製造し、次いで、該混練物をプレス成型するか、
あるいは押出し成型機により押出し成型して所望の形状
に成型することを特徴とする。
以下、本発明を具体的に詳述する。
まず、本発明はプチルゴムコンパウンドと、膨潤性樹脂
とを混練してこれらのパテ状混練物を製造する。
プチルゴムコンパウンドは、ブチルゴムに粘着付与剤あ
るいは可塑剤あるいは必要に応じて老化防止剤、充テン
剤等を添加混練して得られるものであり、適度な粘着性
ならびに可塑性を保持するものである。
該粘着付与剤として具体的には、ロジン、シエラツク、
クマロン、インデン等が用いられ、可塑剤としてジブチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、ジオクチルセバ
ケート、トリクレジルフオスフエート等が用いられる。
膨潤性樹脂は水分を含んで膨潤する樹脂であり、例えば
、膨潤性ウレタン樹脂、膨潤性ポリビニルアルコール、
膨潤性アクリル樹脂等が用いられる。
これらのうち、膨潤性ウレタン樹脂は一般式〔ここにR
は多価アルコール残基:(OR,)nはオキシエチレン
基と炭素数3〜4個のアルキレン基を有するオキシアル
キレン基とからなるポリオキシアルキレン鎖、但しオキ
シエチレン基の割合は分子量の20〜100%を占める
:nはオキシアルキレン基の重合度を示す数で水酸基当
量が200〜2500となるに相当する数:pは2〜8
好ましくは2〜4〕で示されるポリエーテルポリオール
の1種又は2種以上の混合物とポリイソシアネートとを
反応せしめて得られる末端NCO基含量1〜12%、好
ましくは2〜7%のイソシアネート基含有プレポリマー
である。
上記プチルゴムコンパウンドと膨潤性樹脂との配合比は
これらの混練物の膨潤率が10%以上になるような比率
であって、さらにプレス成型あるいは押出し成型の可能
な性状を呈する比率である。
例えば、膨潤率30%の膨潤性樹脂を用いる場合、混練
物の膨潤率を10%以上にするためには、膨潤性樹脂は
混練物中、30重量部以上でなげればならない。
しかしながら、膨潤性樹脂の使用量が多くなると混線物
は粘度が低下し、後述するプレス成型あるいは押出し成
型が不可能になる。
プレス成型あるいは押出し成型が可能な範囲は膨潤性樹
脂の使用量が混練物中、70重量部までである。
この限界は膨潤性樹脂の膨潤率に関係なく一定である。
以上から明らかなように、例えば、潤潤率30%の膨潤
性樹脂を用いる場合、プチルゴムコンパウンドと、膨潤
性樹脂との配合比は30〜70重量部対70〜30重量
部である。
このようにして得られた混練物を、次いで、プレス成型
して例えば、板状に成型するか、あるいは押出し成型機
により押出し成型して、例えば帯状に成型し、ロール状
に巻きとって止水材を製造する。
上記のような本発明によれば、プレス成型工程あるいは
押出し成型機による押出し成型工程を採用するので、工
程が極めて簡単であり、スペースをとらず、大量生産が
可能である。
さらに、本発明方法によれば、得られる止水材は10%
以上の膨潤率を呈するので、圧縮永久ひずみがなく、復
元力に優れており、さらに粘着性をも保持するので現場
での作業性にも優れている。
また本発明によれば、ウンタンが硬化しなくてもプチル
ゴムコンパウンドの存在により一定の形状を保持できる
ので、従来のようにウレタンの養生時間を必要とせず、
したがって成型に要する時間が短縮できる。
(ウレタンは成型後ゆっくりと養生すればよい。
)このことはまた、大量生産をも可能にする利点である
以上のとおり本発明方法は実用性の極めて高い優れた方
法である。
本発明方法を実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例中、部は重量部を示す。
実施例1 次の各成分を混練してプチルゴムコンパウンドを作成し
たつ 一方 にトリレンジイソシアネートを加えてNGO含量3.0
8%のインシアネート基含有膨潤性ウレタン樹脂を作成
した。
次に、 上記プチルゴムコンパウンド100部に対し、上記膨潤
性ウレタン樹脂100部を加えバンバリミキサーで均一
に混練した。
この混練物を押出し成型機にかげ巾4Cm、厚さICm
、長さ10mの帯状の止水材を一体連続成型した。
これを完全に硬化させた後、適当な長さに切断して試験
片を用意した。
この試験片を水道水中に7日間浸漬した後、体積増加率
を測定したところ、50%の膨潤率を示した。
さらに他の試験片を用意し、これを実際のセグメント防
水工事の一次止水材として使用したところ、全く漏水が
認められなかった。
このことは圧縮永久ひずみがなく、復元力に優れている
ことを意味する。
また、これは粘着性があるので、取り付け作業が容易で
あった。
なお、前述の成型工程で押出し成型機を使用したので、
工程が極めて簡単であり、スペースもとらず、大量生産
の可能性を示唆した。
実施例2 実施例1と同様に混練物を製造し、これをプレス成型し
て幅20Cm、厚さ1cm、長さ1mの板状止水材を成
型し、さらにこの上に離型紙を介在させて前述のプレス
成型をくり返し、同形の止水材を積み重ねて成型し、こ
れらを数回くり返し、同じスペースで大量の止水材をき
わめて容易に成型した。
これを実施例1と同様な試験を行ったところ、同様な結
果を得た。
実施例3 実施例1において、膨潤性ウレタン樹脂の代りにポリビ
ニルアルコールを使用したことを除いて実施例1と全く
同様な方法で止水材を成型した。
この止水材を実施例1と同様に試験したところ、膨潤率
60%を示した。
その他の試験結果は実施例1と同様であった。
参考例 実施例1において、プチルゴムコンパウント20部に対
し、膨潤性ウレタン樹脂100部を加えたことを除いて
、実施例1と全く同様に混練物を製造した。
これを押出し成型機にかげたところ、成形物は一定の形
状を保持することができなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ブチルゴムコンパウンドと、膨潤性樹脂とを混練し
    てこれらの混練物を製造し、次いで該混練物をプレス成
    型し、あるいは押出し成型機により押出し成型して所望
    の形状に成型することを特徴とし、前記プチルゴムコン
    パウンドと膨潤性樹脂との配合比はこれらの混練物の体
    積膨潤率がlO%以上になるような率であって、かつ前
    記混練物中、膨潤性樹脂の配合量が70重量%以下であ
    ることを特徴とする膨潤性粘着止水材の製造方法。
JP52058946A 1977-05-21 1977-05-21 膨潤性粘着止水材の製造方法 Expired JPS582987B2 (ja)

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JPS53143653A JPS53143653A (en) 1978-12-14
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