JPS5989383A - 膨潤性止水材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、各種の土木・建築工事等において間隙部分の
密側あるいは気密保持用として有効な高性能の膨潤性止
水材に関するものである。

膨潤性止水材としては、従来からゴムおよび高分子系の
物質を主体とした組成物が数多く開発されているが、該
月相に要求される高度の膨潤性。

粘着性２機械的強度、化学的安定性ならびに耐候性など
の緒特性を満足するに至っていない。

出願人は、上記の要求特性を満足し、長期間に亘って安
定した止水効果を維持する膨潤性止水材として、先に、
熱可塑性エラストマーと親水基を有する流動状の水膨潤
性高分子物質を主要成分とした組成物を開発した（特願
昭５６−３３５２４号）。

該止水材は１００〜６００チの高膨潤率を備えるうえに
硬化後の機械的強度、化学的安定性なども極めて良好で
あるが１．２００　％以上の膨潤率を得ようとする場合
には水膨潤性高分子物質の配合比を多くしなければなら
ない難点があり、これが得られる止水利の接着性が低い
と共に製造工程を煩雑化する要因となっていた。

発明者は、上記の難点を解消する目的で鋭意研究を重ね
だ結果、先願技術の構成成分に特定の有機系吸水性物質
を添加すると水膨潤性高分子物質の多量配合を必要とせ
ずに高度の膨潤率を旬与することができる事実を知見し
、高性能の膨潤性止水材の開発に成功したものである。

すなわち、本発明によシ提供される膨潤性止水材は、ゴ
ム材と、親水基を有する流動状の水膨潤性高分子物質、
および少くとも水酸基とカルボキシラド基とを含む高分
子から得られるヒドロゲルとの均質混和組成物を主成分
とすることを特徴とする。

本発明に用いられるゴム拐は天然ゴム若しくは合成ゴム
から選択され、合成ゴムとしては例えばネオプレンゴム
や５ＢＲ（スチレン、ブタジェンラバー）や加硫又は非
加硫のブチルゴム等が考えられる。

親水基を有する流動状の水膨潤性高分子物質としては、
ポリ酢酸ビニールを酸、塩酸等でケン化することにより
得られるポリビニールアルコール（酢酸基が残存するも
のを含む）、基本構造Ｃ０ＯＲ＋ ステル（、Ｒ１は、直鎖状アルキル基をはじめ分岐状、
環状アルキル基のほか、ハロゲン化またはニトロ化され
たアルキル基等を含む）、ポリアクリル酸の各種金属塩
であるポリアクリル酸塩、例えばアルカリセルローズに
クロル酢酸塩を反応させて得られるようなカルボキシメ
チルセルローズ、アルカリセルローズにエチレンオキサ
イドあるいはエチレンクロルヒドリンを反応させて得ら
れるセルローズのＯＨ基を部分的に（−ＣＨ２ＣＨ２０
）？１．Ｈ基で置換しり構造のヒドロキシエチルセルロ
ーズ、ＨＬＢ値が６以上の水溶性界面活性剤、もしくは
一般式Ｒ（（ＯＲ＋）７１．０Ｈ）ｐ（Ｒは多価アルコ
ール残基；（ＯＲ＋　）ｎはオキシエチレン基と炭素数
６以上のアルキレン基を有するオキシアルキレン基とか
ら成るポリオキシアルキレン鎖、但しオキシエチレン基
の割合は分子量の５０〜１００％を占める；ｎはオキシ
アルキレン基の重合度を示す数で水酸基当量の２００〜
２５００相当数；ｐは２〜８好ましくは２〜６）によシ
示されるポリエーテルポリオールの１種または２種以上
の混合物を任意の種類のポリイソシアネート〔例えば、
１，４−ブタンジイソシアネート、１，６−ヘキサンジ
イソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジインシアネ
ート、シクロヘキサンジインシアネート、５−ビス・イ
ンシアネート−１，＋、３−１−リメチルンクロヘキサ
ン、１．６−ビス−（イソシアナトメチル）−ヘンイン
、メチルシクロヘキザンジイソシアネート。脂肪族イソ
シアネートは部分的に併用しえる。芳香族ポリイソシア
ネートとしては、２．４−１たは２．６−ドリレンジイ
ソシアネートもしくはこれらの異性体混合Ｑｌｙｔ、４
　、４’−ジンエニルメタンジイソシアネート、３．３
’−ジメチルジフェニルメタン−４゜４′−ジイソシア
ネート、ｍ−またはｐ−フェニレンジイソシアネート、
１−５．−ナフチレンジインシアネートおよびこれらの
異性体〕と反応させて得られる末端ＮＣＯ基含量１〜１
２％、好ましくは２〜６チのイソンアネート基含有グレ
ボリマーからなるオキシエチレン基を含むポリウレタン
が用いられる。

吸水性物質には、分子中に少くとも水酸基とカルボキシ
ラド基とを含む高分子から荷られるヒドロゲル、例工ば
エチレン■）、ビニールエステル（Ｙ）およびエチレン
系不飽和カルボン酸またはその誘導体（Ｚ）を主成分と
し、これらをＸ：（Ｙ＋Ｚ）−［１：　１００〜１５：
８５．Ｙ：Ｚ＝２０：８０〜８０：２００モル比範囲で
反応させた共重合体のケン化物から合成される、通常、
自重に対し１０〜１５００倍の高吸水性をもつ物質で、
特開昭５３−９１０３６号に開示されている方法によシ
製造されるものなどが適用される。

上記の吸水性物質は、ゴム材に１〜１０重量係添加する
ことによシ、水膨潤性高分子物質の配合量をゴム材に対
し５〜１５重量係の少量範囲に留めても得られる止水材
に効果的な膨潤度と接着性を同時に付与することができ
る。

ゴム材、水膨潤性高分子物質および吸水性物質からなる
主成分は、必要に応じカーボンブランクのような無機質
充填剤１石油樹脂のような増粘剤その他適宜々添加剤を
加えて混合される。

混合は１．バンバリーミキサ−、ミキシングロール、ニ
ーダ−等の混線装置を用い、十分均質になるまで行われ
るが、水膨潤性高分子物質の配合割合が少量であるため
短時間内に均質な混和組成物を得ることができる。

混和組成物は、用途に応じて任意の形状に押出またはプ
レス成型されるが、該組成物は成形に都合のよい適度の
可塑性を有するため、極めて円滑かつ迅速に帯状、板状
あるいは波形状、リング状など使用個所に適合する多様
な所望形態に賦形することができる。

かくして（４られる止水利は、ゴム材の有する弾性力と
機械的物性並びに化学的安定性を期待できまた主とし、
てヒドロゲルから得られる極めて高度の膨潤性と接着性
を併有しておシ、水と接触した際、急速に膨潤硬化して
機械的強度の高い強固な気密層を形成する。そのうえ、
耐酸・耐アルカリ性、酬オゾン性などの化学的安定性、
その他耐候性等に優れた性能を有しているため、土木・
建築分野などのコーキングあるいはバッキング材に適用
して長期間安定した止水効果が保障される。

このようにして、得られた止水材試片を水中に浸漬し、
膨潤度合、機械的強度などの変化を測定した。浸漬処理
前後における試片の硬度、伸張率および引張り強さなど
の特性値を一括して下記の表に示す。

結果は、本発明に係る止水材が慶れた機械的強度を具備
することを示すものである。

出願人　　本　　村　　久　　男 一＝ｔ＝　ｉ＋巳リゾ１ΣネＮｔ正１１４昭和５８年　
３月１８日 特許庁長官　　若　杉　和　夫　殿 １、事件の表示 昭和５７年　特　許　願第１９８０７５号２、発明の名
称 膨潤性止水利 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　　　　東京都中央区日本イ喬富沢町１６番３号
モトムラ　　　ヒサ　オ 氏　名　　　　　　　　本　　　利　　　　久　　　男
４、代理人　〒１７１ 住　所　　　　東京都豊島区目白−丁目７番１４号・： 自　　　　発 ６、補正の対象 明細書中、発明の詳細な説明 補　　　正　　　書 本願明細書の第８頁全部を、以下の通り訂正する。

水膨潤特性は以下の通りである。

また、物理的特性は以下の通りである。

試験温度＝２０℃ 結果は、本発明に係る止水材が優れた膨潤効果と機械的
強度を具備することを示すものである。

出願人　　木材　久男

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　ゴム材と親水基を有する流動状の水膨潤性高
   分子物質、および少なくとも水酸基とカルボキシラド基
   七を含む高分子から得られるヒドロゲルとの均質混和組
   成物を主成分とする膨潤性止水材。
2. （２）　　ゴム拐は天然ゴム若しくは合成ゴムのうち加
   硫又は非加硫のものから選択される特許請求の範囲第１
   項記載の膨潤性止水材。