JPH0217441B2 - - Google Patents
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- JPH0217441B2 JPH0217441B2 JP58150672A JP15067283A JPH0217441B2 JP H0217441 B2 JPH0217441 B2 JP H0217441B2 JP 58150672 A JP58150672 A JP 58150672A JP 15067283 A JP15067283 A JP 15067283A JP H0217441 B2 JPH0217441 B2 JP H0217441B2
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G1/00—Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
- B65G1/02—Storage devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Ventilation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、クリーンルーム内に設置され、例え
ば半導体のような塵埃を極端にきらう物品(荷)
の保管に使用されるクリーンルーム内の荷保管設
備に関するものである。
ば半導体のような塵埃を極端にきらう物品(荷)
の保管に使用されるクリーンルーム内の荷保管設
備に関するものである。
一般的に荷保管設備は、上下方向ならびに横方
向に複数の区画収納空間を有する棚と、この棚に
沿つた一定経路上を走行自在で且つ昇降ならびに
横方向出退自在な荷出入れ機構を有する搬入出装
置とから構成される。このような荷保管設備にお
いては、特に荷出入れ機構を昇降させる昇降案内
装置や昇降駆動装置の部分に摩損などにより多く
の塵埃が発生し、しかも発生箇所が棚の近くであ
ることから、発生した塵埃は床側に吸引除去され
ることなく棚に保管している荷側に移行すること
になる。これらのことから、クリーンルーム内で
の荷保管の機械化、自動化、すなわち荷保管設備
の採用は不可能であつた。
向に複数の区画収納空間を有する棚と、この棚に
沿つた一定経路上を走行自在で且つ昇降ならびに
横方向出退自在な荷出入れ機構を有する搬入出装
置とから構成される。このような荷保管設備にお
いては、特に荷出入れ機構を昇降させる昇降案内
装置や昇降駆動装置の部分に摩損などにより多く
の塵埃が発生し、しかも発生箇所が棚の近くであ
ることから、発生した塵埃は床側に吸引除去され
ることなく棚に保管している荷側に移行すること
になる。これらのことから、クリーンルーム内で
の荷保管の機械化、自動化、すなわち荷保管設備
の採用は不可能であつた。
本発明の目的とするところは、荷出入れ機構を
昇降させる装置の部分で発生した塵埃を、棚側に
移行させることなく全て床側に吸引除去し得るク
リーンルーム内の荷保管設備を提供する点にあ
る。
昇降させる装置の部分で発生した塵埃を、棚側に
移行させることなく全て床側に吸引除去し得るク
リーンルーム内の荷保管設備を提供する点にあ
る。
上記目的を達成するために本発明におけるクリ
ーンルーム内の荷保管設備は、クリーンルーム内
に、上下方向ならびに横方向に複数の区画収納空
間を有する棚と、この棚に沿つた一定経路上を走
行自在で且つ昇降ならびに横方向出退自在な荷出
入れ機構を有する搬入出装置を設け、この搬入出
装置を、走行自在な本体と、この本体から立設し
た下部が開放の筒体と、この筒体の前面に形成し
た上下方向のスリツトと、このスリツトを通つて
筒体の内外に亘つて位置し且つ該筒体に沿つて昇
降自在なキヤレツジと、前記スリツトをシールす
るシール幕と、前記キヤレツジに設けた前記荷出
入れ機構と、前記筒体内に配設され且つ前記キヤ
レツジに連動した昇降駆動装置と、前記筒体内に
配設したキヤレツジの昇降案内装置と、前記筒体
の下部開放部に対向して配設した吸引装置とから
構成している。
ーンルーム内の荷保管設備は、クリーンルーム内
に、上下方向ならびに横方向に複数の区画収納空
間を有する棚と、この棚に沿つた一定経路上を走
行自在で且つ昇降ならびに横方向出退自在な荷出
入れ機構を有する搬入出装置を設け、この搬入出
装置を、走行自在な本体と、この本体から立設し
た下部が開放の筒体と、この筒体の前面に形成し
た上下方向のスリツトと、このスリツトを通つて
筒体の内外に亘つて位置し且つ該筒体に沿つて昇
降自在なキヤレツジと、前記スリツトをシールす
るシール幕と、前記キヤレツジに設けた前記荷出
入れ機構と、前記筒体内に配設され且つ前記キヤ
レツジに連動した昇降駆動装置と、前記筒体内に
配設したキヤレツジの昇降案内装置と、前記筒体
の下部開放部に対向して配設した吸引装置とから
構成している。
かかる本発明の構成によると、筒体は基本的に
は下部のみ開放であることから、昇降駆動装置で
発生した塵埃は該筒体内にとどまつて棚側に移行
しないことになり、その際に作動されている吸引
装置によつて下部開放部に吸引力が作用している
ことから、前述したように筒体内にとどまつてい
る塵埃は吸引流に乗つて下部開放部から下送され
たのち床下に吸引除去されることになる。また、
このような作用中において筒体内が負圧化されよ
うとするが、これはスリツトを通つての空気流入
によつて解消し得ると共に、この外から内への空
気流入により筒体内の塵埃がスリツトを通つて外
へ流出することを防止し得る。その際にスリツト
を通つての空気流入はシート幕により規制された
状態に行なわれ、上下方向のどの位置で発生した
塵埃でも確実に除去し得る。これにより、荷出入
れ機構を昇降させる昇降駆動装置や昇降案内装置
の部分で発生した塵埃は、棚側に移行させること
なく、吸引装置により全て床側に吸引除去し得、
したがつてクリーンルーム内での荷保管の機械
化、自動化が可能となる。
は下部のみ開放であることから、昇降駆動装置で
発生した塵埃は該筒体内にとどまつて棚側に移行
しないことになり、その際に作動されている吸引
装置によつて下部開放部に吸引力が作用している
ことから、前述したように筒体内にとどまつてい
る塵埃は吸引流に乗つて下部開放部から下送され
たのち床下に吸引除去されることになる。また、
このような作用中において筒体内が負圧化されよ
うとするが、これはスリツトを通つての空気流入
によつて解消し得ると共に、この外から内への空
気流入により筒体内の塵埃がスリツトを通つて外
へ流出することを防止し得る。その際にスリツト
を通つての空気流入はシート幕により規制された
状態に行なわれ、上下方向のどの位置で発生した
塵埃でも確実に除去し得る。これにより、荷出入
れ機構を昇降させる昇降駆動装置や昇降案内装置
の部分で発生した塵埃は、棚側に移行させること
なく、吸引装置により全て床側に吸引除去し得、
したがつてクリーンルーム内での荷保管の機械
化、自動化が可能となる。
以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。1はクリーンルームで、天井2側からフイ
ルター3を通してクリーンエアー4を下吹きし、
下降するエアーをメツシユ形式の床5を通して該
床下に吸引するように構成してある。6は棚で所
定の通路7を置いて並設してある。これら棚6
は、前面の中間部から上部に亘つた部分が開放す
る箱状の本体8と、開放部において横方向に多数
並設された縦仕切板9、ならびに上下方向に多数
並設された横仕切板10とからなり、両仕切板
9,10によつて上下方向ならびに横方向に夫々
複数の区画収納空間11を形成する。各区画収納
空間11には夫々左右一対の腕木12が配設さ
れ、これら腕木12によつて半導体などからなる
荷13を支持する。14は通路7内に配設した搬
入出装置で、前記棚6に沿つた一定経路15上を
走行自在である。すなわち通路7の下部には機枠
16を介して一対のレール17が配設され、搬入
出装置14の本体18は複数個の車輪19を介し
てレール17上に載置してある。そして本体18
には車輪19に連動する走行駆動装置20が設け
られ、この走行駆動装置20は、衝撃の発生し難
いDCサーボモータなどから構成すると共に、最
下段の区画収納空間11よりも下方に位置すべく
配設している。前記本体18の中央部からは筒体
の一例である四角状の角筒体21が立設され、こ
の角筒体21の上端は天板22により閉塞される
と共に、下部は開放部23に形成され、また前面
の中央には上下方向のスリツト24が形成されて
いる。前記本体18には開放部23に連通する上
下方向の貫通部25が形成され、また貫通部25
に下方から対向する吸気フアンなどの吸引装置2
6が配設されている。27は前記スリツト24を
通つて角筒体21の内外に亘つて位置する可動体
で、この角筒体21に沿つて昇降自在に配設して
ある。すなわち角筒体21内にはLMガイド形式
の昇降案内装置28が配設され、この昇降案内装
置28は、角筒体21の後部内面に上下方向に取
付けたガイドレール29と、このガイドレール2
9に案内され且つ可動体27の後部に取付けた被
ガイド体30とから構成される。さらに角筒体2
0内には昇降駆動装置31が配設される。すなわ
ち昇降駆動装置31は、天板22の近くに配設し
た上位輪体32と、開放部23の近くに配設した
下位輪体33と、両輪体32,33間に掛張され
且つ可動体27に固着された索体34と、前記下
位輪体33に連動し且つ本体18上に搭載したイ
ンバータ制御モータ35とから構成されている。
前記索体34の後部側経路は角筒体21の後外面
側に取付けた保護体36内に位置し、この保護体
36も下端のみ開放している。なおインバータ制
御モータ35や走行駆動装置20の上方には保護
カバー37が設けられる。前記角筒体21内の上
端と下端には、夫々ばねなどにより巻取り付勢さ
れたドラム38,39が配設してあり、これらド
ラム38,39に巻取られるシート幕(ナイロン
製など)40,41の下端ならびに上端が前記可
動体27に固着してある。前記可動体27の前部に
は昇降台42が一体化され、これら可動体27と
昇降台42とがキヤレツジの一例となる。そして
昇降台42の上部には横方向出退自在な荷出入れ
機構の一例であるフオーク43が配設される。な
お昇降台42には、インバータ制御モータなどか
らなる荷出入れ機構駆動装置44が設けられる。
前記棚6の本体8内において、全区画収納空間1
1の後面側にフイルター(ケミカルフイルター)
45を配設し、そしてフイルター45の後面側に
エアーを供給するフアンなどからなるエアー供給
装置46を該本体8内の下部に配設している。4
7は漏電ブレーカーを示す。
する。1はクリーンルームで、天井2側からフイ
ルター3を通してクリーンエアー4を下吹きし、
下降するエアーをメツシユ形式の床5を通して該
床下に吸引するように構成してある。6は棚で所
定の通路7を置いて並設してある。これら棚6
は、前面の中間部から上部に亘つた部分が開放す
る箱状の本体8と、開放部において横方向に多数
並設された縦仕切板9、ならびに上下方向に多数
並設された横仕切板10とからなり、両仕切板
9,10によつて上下方向ならびに横方向に夫々
複数の区画収納空間11を形成する。各区画収納
空間11には夫々左右一対の腕木12が配設さ
れ、これら腕木12によつて半導体などからなる
荷13を支持する。14は通路7内に配設した搬
入出装置で、前記棚6に沿つた一定経路15上を
走行自在である。すなわち通路7の下部には機枠
16を介して一対のレール17が配設され、搬入
出装置14の本体18は複数個の車輪19を介し
てレール17上に載置してある。そして本体18
には車輪19に連動する走行駆動装置20が設け
られ、この走行駆動装置20は、衝撃の発生し難
いDCサーボモータなどから構成すると共に、最
下段の区画収納空間11よりも下方に位置すべく
配設している。前記本体18の中央部からは筒体
の一例である四角状の角筒体21が立設され、こ
の角筒体21の上端は天板22により閉塞される
と共に、下部は開放部23に形成され、また前面
の中央には上下方向のスリツト24が形成されて
いる。前記本体18には開放部23に連通する上
下方向の貫通部25が形成され、また貫通部25
に下方から対向する吸気フアンなどの吸引装置2
6が配設されている。27は前記スリツト24を
通つて角筒体21の内外に亘つて位置する可動体
で、この角筒体21に沿つて昇降自在に配設して
ある。すなわち角筒体21内にはLMガイド形式
の昇降案内装置28が配設され、この昇降案内装
置28は、角筒体21の後部内面に上下方向に取
付けたガイドレール29と、このガイドレール2
9に案内され且つ可動体27の後部に取付けた被
ガイド体30とから構成される。さらに角筒体2
0内には昇降駆動装置31が配設される。すなわ
ち昇降駆動装置31は、天板22の近くに配設し
た上位輪体32と、開放部23の近くに配設した
下位輪体33と、両輪体32,33間に掛張され
且つ可動体27に固着された索体34と、前記下
位輪体33に連動し且つ本体18上に搭載したイ
ンバータ制御モータ35とから構成されている。
前記索体34の後部側経路は角筒体21の後外面
側に取付けた保護体36内に位置し、この保護体
36も下端のみ開放している。なおインバータ制
御モータ35や走行駆動装置20の上方には保護
カバー37が設けられる。前記角筒体21内の上
端と下端には、夫々ばねなどにより巻取り付勢さ
れたドラム38,39が配設してあり、これらド
ラム38,39に巻取られるシート幕(ナイロン
製など)40,41の下端ならびに上端が前記可
動体27に固着してある。前記可動体27の前部に
は昇降台42が一体化され、これら可動体27と
昇降台42とがキヤレツジの一例となる。そして
昇降台42の上部には横方向出退自在な荷出入れ
機構の一例であるフオーク43が配設される。な
お昇降台42には、インバータ制御モータなどか
らなる荷出入れ機構駆動装置44が設けられる。
前記棚6の本体8内において、全区画収納空間1
1の後面側にフイルター(ケミカルフイルター)
45を配設し、そしてフイルター45の後面側に
エアーを供給するフアンなどからなるエアー供給
装置46を該本体8内の下部に配設している。4
7は漏電ブレーカーを示す。
以下に作用を説明する。搬入出装置14を使用
しての、棚6の目的とする区画収納空間11に対
する荷13の出し入れは、この搬入出装置14の
一定経路15上での走行動作と、昇降台42の昇
降動作と、フオーク43の横方向出退動作との組
合わせ動作により行なえる。その際に腕木12に
支持させた荷13や、この荷13の出し入れを行
なうフオーク43などから塵埃が発生して落下し
たとき、この塵埃はその下方に位置している横仕
切板10で受止められることになり、したがつて
下段区画収納空間11で保管している荷13上に
落下して堆積することは防止される。このような
作業中において、クリーンルーム1内では、フイ
ルター3を通つて下吹きされるクリーンエアー4
が下降し、そして下降するエアーを床5下に吸引
することから、そのクリーン度は確保されてい
る。またフオーク43などを支持する可動体42
の昇降時においては、シート幕40,41のうち
の一方が自動的に繰出され、また他方が巻取られ
ることから、この可動体27が通るスリツト24
は常に内側からシールされた状態にある。したが
つて角筒体21内に配設した昇降案内装置28や
昇降駆動装置31から発生した塵埃は該角筒体2
0内にとどまつて棚6側に移行するのを防止し得
る。その際に作動されている吸引装置26によつ
て開放部23に吸引力が作用していることから、
前述したように角筒体21内にとどまつている塵
埃は吸引流に乗つて開放部23から貫通部25を
通つて床5に向けて排出され、全て床5下に吸引
除去されることになる。また、このような作用中
において角筒体21内が負圧力されようとする
が、これはスリツト24を通つてのクリーンエア
ー4の流入によつて解消できる。さらに外から内
へのクリーンエアー4の流入により、角筒体21
内の塵埃がスリツト24を通つて外へ流出するこ
とを確実に防止し得る。その際にスリツト24を
通つてのクリーンエアー14の流入は、シート幕
40,41による規制でスリツト24の長さ方向
においてほぼ均一に行なわれることから、角筒体
21の上下方向のどの位置で発生した塵埃でも確
実に除去し得る。前記棚6においては、エアー供
給装置46の作動によつて、クリーンルーム1内
の空気を本体8内に吸引すると共に、フイルター
45に対して後面側から供給する。これにより空
気はフイルター45を通つてクリーンエアー48
となり、そして各区画収納空間11において、そ
の後面側から搬入出装置14に対向する前面側に
向けて流出させ得る。したがつてクリーンエアー
48の流れにより、横仕切板10上に堆積されよ
うとする塵埃を吹出し除去し得、さらに搬入出装
置14側から入つてこようとする塵埃を阻止し得
る。
しての、棚6の目的とする区画収納空間11に対
する荷13の出し入れは、この搬入出装置14の
一定経路15上での走行動作と、昇降台42の昇
降動作と、フオーク43の横方向出退動作との組
合わせ動作により行なえる。その際に腕木12に
支持させた荷13や、この荷13の出し入れを行
なうフオーク43などから塵埃が発生して落下し
たとき、この塵埃はその下方に位置している横仕
切板10で受止められることになり、したがつて
下段区画収納空間11で保管している荷13上に
落下して堆積することは防止される。このような
作業中において、クリーンルーム1内では、フイ
ルター3を通つて下吹きされるクリーンエアー4
が下降し、そして下降するエアーを床5下に吸引
することから、そのクリーン度は確保されてい
る。またフオーク43などを支持する可動体42
の昇降時においては、シート幕40,41のうち
の一方が自動的に繰出され、また他方が巻取られ
ることから、この可動体27が通るスリツト24
は常に内側からシールされた状態にある。したが
つて角筒体21内に配設した昇降案内装置28や
昇降駆動装置31から発生した塵埃は該角筒体2
0内にとどまつて棚6側に移行するのを防止し得
る。その際に作動されている吸引装置26によつ
て開放部23に吸引力が作用していることから、
前述したように角筒体21内にとどまつている塵
埃は吸引流に乗つて開放部23から貫通部25を
通つて床5に向けて排出され、全て床5下に吸引
除去されることになる。また、このような作用中
において角筒体21内が負圧力されようとする
が、これはスリツト24を通つてのクリーンエア
ー4の流入によつて解消できる。さらに外から内
へのクリーンエアー4の流入により、角筒体21
内の塵埃がスリツト24を通つて外へ流出するこ
とを確実に防止し得る。その際にスリツト24を
通つてのクリーンエアー14の流入は、シート幕
40,41による規制でスリツト24の長さ方向
においてほぼ均一に行なわれることから、角筒体
21の上下方向のどの位置で発生した塵埃でも確
実に除去し得る。前記棚6においては、エアー供
給装置46の作動によつて、クリーンルーム1内
の空気を本体8内に吸引すると共に、フイルター
45に対して後面側から供給する。これにより空
気はフイルター45を通つてクリーンエアー48
となり、そして各区画収納空間11において、そ
の後面側から搬入出装置14に対向する前面側に
向けて流出させ得る。したがつてクリーンエアー
48の流れにより、横仕切板10上に堆積されよ
うとする塵埃を吹出し除去し得、さらに搬入出装
置14側から入つてこようとする塵埃を阻止し得
る。
上記実施例においては、棚6としてクリーンエ
アー48を吹出す形式を示したが、搬入出装置1
4が吸引装置26を採用した塵埃除去形式である
ので、該棚6は通常形式のものを採用してもよ
い。また天井2側からクリーンエアー4を下吹き
する形式を示したが、これは側壁など他の箇所か
ら吹出す形式でもよい。さらに可動体27を案内
する昇降案内装置28は、角筒体21の内面をガ
イド面とした形式でもよい。
アー48を吹出す形式を示したが、搬入出装置1
4が吸引装置26を採用した塵埃除去形式である
ので、該棚6は通常形式のものを採用してもよ
い。また天井2側からクリーンエアー4を下吹き
する形式を示したが、これは側壁など他の箇所か
ら吹出す形式でもよい。さらに可動体27を案内
する昇降案内装置28は、角筒体21の内面をガ
イド面とした形式でもよい。
上記実施例では、シート幕40,41がドラム
38,39によつて繰出し、巻取られる形式を示
したが、これはスリツト24の後部に配設したシ
ート幕の上下端を角筒体21側に固定しておき、
そして可動体27の部分で複数のローラを介して
シート幕が可動体27内を挿通する形式であつて
もよい。さらには、角筒体21のスリツト形成縁
部に左右一対のシート幕を取付け、両シート幕を
かき分けて可動体27が昇降する形式であつても
よい。
38,39によつて繰出し、巻取られる形式を示
したが、これはスリツト24の後部に配設したシ
ート幕の上下端を角筒体21側に固定しておき、
そして可動体27の部分で複数のローラを介して
シート幕が可動体27内を挿通する形式であつて
もよい。さらには、角筒体21のスリツト形成縁
部に左右一対のシート幕を取付け、両シート幕を
かき分けて可動体27が昇降する形式であつても
よい。
上記構成の本発明によると、次のような効果を
期待できる。すなわち、筒体は基本的には下部の
み開放であることから、昇降駆動装置で発生した
塵埃は該筒体内にとどまつて棚側に移行すること
を防止でき、その際に作動されている吸引装置に
よつて下部開放部に吸引力が作用していることか
ら、前述したように筒体内にとどまつている塵埃
は吸引流に乗つて下部開放部から下送されたのち
床下に吸引除去することができる。また、このよ
うな作用中において筒体内が負圧化されようとす
るが、これはスリツトを通つての空気流入によつ
て解消できると共に、この外から内への空気流入
により筒体内の塵埃がスリツトを通つて流出する
ことを確実に防止できる。その際にスリツトを通
つての空気流入はシート幕により規制された状態
で行なわれることから、上下方向のどの位置で発
生した塵埃でも確実に除去できる。これにより、
荷出入れ機構を昇降させる昇降駆動装置や昇降案
内装置の部分で発生した塵埃は、棚側に移行させ
ることなく、吸引装置により全て床側に吸引除去
することができ、したがつてクリーンルーム内で
の荷保管の機械化、自動化を可能にできる。
期待できる。すなわち、筒体は基本的には下部の
み開放であることから、昇降駆動装置で発生した
塵埃は該筒体内にとどまつて棚側に移行すること
を防止でき、その際に作動されている吸引装置に
よつて下部開放部に吸引力が作用していることか
ら、前述したように筒体内にとどまつている塵埃
は吸引流に乗つて下部開放部から下送されたのち
床下に吸引除去することができる。また、このよ
うな作用中において筒体内が負圧化されようとす
るが、これはスリツトを通つての空気流入によつ
て解消できると共に、この外から内への空気流入
により筒体内の塵埃がスリツトを通つて流出する
ことを確実に防止できる。その際にスリツトを通
つての空気流入はシート幕により規制された状態
で行なわれることから、上下方向のどの位置で発
生した塵埃でも確実に除去できる。これにより、
荷出入れ機構を昇降させる昇降駆動装置や昇降案
内装置の部分で発生した塵埃は、棚側に移行させ
ることなく、吸引装置により全て床側に吸引除去
することができ、したがつてクリーンルーム内で
の荷保管の機械化、自動化を可能にできる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は側面
図、第2図は平面図、第3図は一部切欠正面図、
第4図は搬入出装置の一部切欠側面図、第5図は
同一部切欠平面図、第6図は棚の側面図である。 1……クリーンルーム、2……天井、3……フ
イルター、4……クリーンエアー、5……床、6
……棚、11……区画収納空間、13……荷、1
4……搬入出装置、15……一定経路、18……
本体、21……角筒体(筒体の一例)、22……
天板、23……下部開放部、24……スリツト、
25……貫通部、26……吸引装置、27……可
動体、28……昇降案内装置、31……昇降駆動
装置、38,39……ドラム、40,41……シ
ート幕、42……昇降台、43……フオーク(荷
出し入れ機構の一例)。
図、第2図は平面図、第3図は一部切欠正面図、
第4図は搬入出装置の一部切欠側面図、第5図は
同一部切欠平面図、第6図は棚の側面図である。 1……クリーンルーム、2……天井、3……フ
イルター、4……クリーンエアー、5……床、6
……棚、11……区画収納空間、13……荷、1
4……搬入出装置、15……一定経路、18……
本体、21……角筒体(筒体の一例)、22……
天板、23……下部開放部、24……スリツト、
25……貫通部、26……吸引装置、27……可
動体、28……昇降案内装置、31……昇降駆動
装置、38,39……ドラム、40,41……シ
ート幕、42……昇降台、43……フオーク(荷
出し入れ機構の一例)。
Claims (1)
- 1 クリーンルーム内に、上下方向ならびに横方
向に複数の区画収納空間を有する棚と、この棚に
沿つた一定経路上を走行自在で且つ昇降ならびに
横方向出退自在な荷出入れ機構を有する搬入出装
置を設け、この搬入出装置を、走行自在な本体
と、この本体から立設した下部が開放の筒体と、
この筒体の前面に形成した上下方向のスリツト
と、このスリツトを通つて筒体の内外に亘つて位
置し且つ該筒体に沿つて昇降自在なキヤレツジ
と、前記スリツトをシールするシール幕と、前記
キヤレツジに設けた前記荷出入れ機構と、前記筒
体内に配設され且つ前記キヤレツジに連動した昇
降駆動装置と、前記筒体内に配設したキヤレツジ
の昇降案内装置と、前記筒体の下部開放部に対向
して配設した吸引装置とから構成したことを特徴
とするクリーンルーム内の荷保管設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15067283A JPS6044403A (ja) | 1983-08-17 | 1983-08-17 | クリ−ンル−ム内の荷保管設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15067283A JPS6044403A (ja) | 1983-08-17 | 1983-08-17 | クリ−ンル−ム内の荷保管設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6044403A JPS6044403A (ja) | 1985-03-09 |
JPH0217441B2 true JPH0217441B2 (ja) | 1990-04-20 |
Family
ID=15501948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15067283A Granted JPS6044403A (ja) | 1983-08-17 | 1983-08-17 | クリ−ンル−ム内の荷保管設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044403A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62121102A (ja) * | 1985-11-20 | 1987-06-02 | Teru Saamuko Kk | 炉処理装置 |
JPS62122245U (ja) * | 1986-01-24 | 1987-08-03 | ||
JPH062523B2 (ja) * | 1990-08-10 | 1994-01-12 | 株式会社ダイフク | 倉庫用クレーン |
JP2555685Y2 (ja) * | 1990-12-25 | 1997-11-26 | 神鋼電機株式会社 | クリーンルーム内の物品保管設備 |
JPH06171713A (ja) * | 1992-12-09 | 1994-06-21 | Murata Mach Ltd | スタッカクレーン |
JP4826898B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2011-11-30 | 株式会社ダイフク | 搬送装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58150674A (ja) * | 1982-02-08 | 1983-09-07 | ゼネラル・モ−タ−ズ・コ−ポレ−シヨン | ロツクストライカ・アンカプレ−ト組立体 |
-
1983
- 1983-08-17 JP JP15067283A patent/JPS6044403A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58150674A (ja) * | 1982-02-08 | 1983-09-07 | ゼネラル・モ−タ−ズ・コ−ポレ−シヨン | ロツクストライカ・アンカプレ−ト組立体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6044403A (ja) | 1985-03-09 |
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