JPH02116A - 肝炎b型ウイルスワクチン - Google Patents

肝炎b型ウイルスワクチン

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JPH02116A
JPH02116A JP63251723A JP25172388A JPH02116A JP H02116 A JPH02116 A JP H02116A JP 63251723 A JP63251723 A JP 63251723A JP 25172388 A JP25172388 A JP 25172388A JP H02116 A JPH02116 A JP H02116A
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JP
Japan
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hbsag
dna
strain
yeast
vaccine
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JP63251723A
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Theresa Cabeson
キャベゾン・テレサ
Mariolen Clavel
クラベール・マリオレン
Bild Michel Do
ドゥ・ビルド・ミシェル
Niger Herford
ハーフォード・ニジェル
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SmithKline RIT
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Publication date
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
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    • A61P31/12Antivirals
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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    • C12N15/80Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for fungi
    • C12N15/81Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for fungi for yeasts
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2730/00Reverse transcribing DNA viruses
    • C12N2730/00011Details
    • C12N2730/10011Hepadnaviridae
    • C12N2730/10111Orthohepadnavirus, e.g. hepatitis B virus
    • C12N2730/10122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は組換型DNA技法を用いることによるB型肝炎
表面抗原をコードする遺伝子にて形質転換した酵母が産
生する抗原からの肝炎B型ウィルスワクチンの製造に関
する。
発明の背景 肝炎B型ウィルス(HBV)による感染症は重く、広範
囲にわたる健康上の問題である。感染症は急性または慢
性の様相で発現する。米国における急性肝炎の症例数は
少なくとも1年につき10万件であり、致死率が1〜2
%と見積られている。米国においては、健常成人中の慢
性保菌者の蔓延率は年令、社会的階級により、0.1〜
1%の間で変化している。南アメリカでは、慢性保菌者
の蔓延率は約1〜3%、ソ連および南ヨーロッパでは、
約3〜6%、アジアおよびアフリカでは10%以上であ
る。
発達した国々では、血液を取扱う医療部署の患者および
要員、軍要員、慢性保菌者の配偶者、高HB V風土地
域への旅行者、慢性保菌者の新生児、ホモセックスの人
、売春婦および麻薬常用者のようなウィルス接触の高い
危険性のある人々のためのワクチンの要求が存在する。
第三世界の国々においては大衆免疫付与のための安価な
ワクチンの要求が存在する。大衆免疫付与計画は急性肝
炎の発生や慢性保菌者が留ることに究極的に影響するば
かりでなく、慢性活性肝炎および肝細胞癌の罹病率およ
び死亡率も減少させることができる。
肝炎B型のピリオンであると考えられ、感染患者から単
離できるゾーン(D ane)粒子は約42nmの径を
有する。各々、肝炎B型表面抗原(HBsAg)からな
る外皮、キャプシド(HBcAg)、内生ポリメラーゼ
およびDNAゲノムから構成されている。該ゲノムは環
状で、約200の塩基からなる1本鎖域を有する2本鎖
である。該1本鎖域は1nvitroで該内生ポリメラ
ーゼの作用によって詰込み(fill  in)を行な
うことができる。より長い鎖は約3200の塩基を含有
する。
組織培養中でHBVを増殖させるのが困難であることが
示されており、また、唯一公知の宿主がヒトであるため
、従来、HBVワクチンを製造することは困難であった
。感染したヒトから少量のHBV抗原標品が単離されて
いる。エフ・デイ・シイ・レポーツ(F −D −CR
eports、pp、 3〜4 。
July19,1982)には最近開発されたB型肝炎
ワクチンの臨床研究の報文が掲載されている。
バレンツエラら[Valenzuela et al、
、Nature。
Vol、298,347〜350(1982)]は表現
ベクターを用いた酵母におけるHBsAgの合成を報告
しており、それでは該HBsAgコード付は配列が83
5bpのTaql−Hpalルミlフラグメントロモー
ターが該酵母アルコール・デヒドロゲナーゼI、プロモ
ーターである。この文献より以前にいくつかの簡単な研
究報文がある。これらは、酵母アルコール・デヒドロゲ
ナーゼ・プロモーター域に結紮されているHBsAgに
類似した蛋白をコードする配列を含むDNAフラグメン
トの酵母における表現を報告しているバレンツエラらの
報文[Valenzuela et al、 、Arc
h、Biol、Med、Exp、(Chile)、Vo
l、 14(1)、21〜22(1981)]、ビイ・
バレンツエラおよびダブリユウ・ジエイ・ルック−(P
 、 V alenzuela and W、 J 、
 Rutter)を含む米国の研究チームが酵母におけ
る「蛋白−被膜周囲肝炎B型ウィルス」の産生を発表し
たと報じているスフリップ中の報告[5crip No
、 616 。
p、+ 4(Aug、12.1981)]およびダブリ
ユウ・ジエイ・ルツター(W 、 J 、 Rutte
r)か酵母細胞におけるグリコジル化HBsAgの表現
を報告したと報じているツカ−マンの報文[Z uck
erman。
Nature、Vol、295.98〜99(] 98
2)]である。
HBsAgのようなHBVの抗原性成分は該抗原をコー
ドする遺伝子を含む組換型DNA分子を挿入した細菌中
で製造されてきた。バージルら[Burrell et
 al、、Nature、Vol、 279 、No、
 5708.43〜47(1979)]はプラスミドI
)BR322中でクローンしたHBV  DNA配列の
イー・コリ(E、coli)HB 101株における表
現を報告している。
ヨーロッパ特許出願第13828号において、マレ−ら
(Murray  et  at、)は、イー・コリH
8101株において、HBsAgを含めて、HBV抗原
をコードできる組換型ベクターの製造を開示している。
このベクターはゾーン粒子DNAおよびプラスミドpB
R322から製造される。マレ−らは、有用な宿主には
他の細菌宿主、酵母および他の真菌、動物または植物細
胞およびその他の宿主が包含されうると述べているが、
示されている唯一の宿主はイー・コリである。
チャーネイら[Charney et al、、Nat
ure、Vol。
286.893〜895(1980)]は]β−ガラク
トシダーゼ遺伝と該l−lBsAg構造遺伝子の融合物
を有するバクテリオファージの構造を報告している。該
バクテリオファージはHBsAgおよびβガラクトシダ
ーゼ両方の抗原性決定子からなる融合蛋白の合成を命令
する。
英国特許出願第2034323号において、チオライス
ら(T 1ollais et al)はHBV  D
NAを含有するコリファージの製造を開示している。
融合ファージ−HBV  DNAがイー・コリC600
株中に形質転換されている。
最初にPCT出願WO31100577号として公開さ
れた英国特許出願第2070621号には、HBsAg
遺伝子の一部、プロモーターおよびラクトース・オペロ
ンのZ遺伝子からなり、イー・コリ中でクローンできる
プラスミドが開示されている。
ヨーロッパ特許出願第20251号においてルッターら
(Rutter et at)はプラスミドpBR32
2およびHBV  DNAのBamHIフラグメントか
らなり、イー・コリの形質転換に使用できる組換型ベク
ターを包含する組換型ベクターを開示している。HBV
  DNAのBamHIフラグメントおよびトリプトフ
ァン・オペロンの一部からなる他のベクターがイー・コ
リHB l 01株における表現を得るために使用され
た。
エドマンら[Edman et al、、Nature
、Vol、 291、No、5815.50.3〜50
6(1981)]はトリプトファン・オペロン調節域の
調節の下、イー・コリにおいてHBcAgおよびβ−ラ
クタマーゼーHBsAg融合蛋白の合成を命令するプラ
スミドの構造を記載している。
HBV  DNAの細菌中への挿入を開示した他の文献
にはチャーネーらの文献[Charney et al
、。
Prog、Med、Virol、、Vol、27 、8
8〜92(1981)]、マツケイらの文献[Mack
ay  et  al、。
Proc、Natl、Acad、Sci、U、S、、V
ol、78 、N。
7 4510〜4514(1981)]、フリツチェら
[Fr1tsch et al、、C,R,Acad、
Sci、、Vol、 287、No、16,1453(
1978)]、英国特許明細書第2034323号(D
 erwent  No、 46874 C)およびパ
セクらの文献[Pa5ek et al、。
Nature、Vol、282.No、6.575(1
979)]が包含される。
HBV  DNAは哺乳動物細胞中でもクローンされて
いる。これらには、ヒト、マウスおよびヒト肝癌細胞系
が包含される。例えば、デュボイスら[Dubois 
et al、、Proc、Natl、Acad、Sci
、US、、Vol、77、No、8.4549〜455
3(1980)]はマウス細胞のHB Vゲノム含有プ
ラスミドによる形質転換およびHBsAgの表現を報告
している。ヒルシュマンら[Hirschman  e
t、al、。
Proc、Natl、Acad、Sci、U、S、、V
ol、77 、No、9 5507〜5511(198
0)]はHBV  DNAで形質転換させたHeLa細
胞によるHBV様粒子の産生を報告している。
ヒト血液からのHBsAgを用いるH B Vワクチン
の製造法がフナコシら[Funakash、i  et
 al、。
Prog、Med、Virol、、Vol、27 、1
63〜167(1981)]およびママウスら[Mau
pas  et al、。
Prog、Med、Virol、Vol、 27 、1
85〜201 (1981)]により報告されている。
フナコシらによって製造されたワクチンは40μ9の精
製したホルマリン処理HBsAg、リン酸塩、塩化ナト
リウム、20J!gのマンニトールおよびアジュバント
として0.1%の水酸化アルミニウムを含有する。後者
の報文において、マウパスらはワクチンの1投与量が2
〜10μ9/肩Qの蛋白[ローリ−(Lowry)法]
および0.1%の水酸化アルミニウムを含有する精製し
たホルマリン処理HBsAgl+Qであると報告してい
る。マウパスらによって報告された研究で用いた方法で
は1ケ月間隔で3回注射し、1年後に1回ブースターを
要求しており、マウパスらは3ケ月間隔で2回層HBs
Agの注射を提案している。
HBVワクチン製造についての他の文献にはへパチテイ
スBワクチンINSERMシンボノウム(Hepati
tis B  Vaccine  I NSERMSy
mposium  No、 18 、edit、by 
 Maupas andG uesry、 1981 
、 E 1sevier/ North −Ho1la
ndB iomedical P ress、)の、各
々、3.37および57頁のマウパスら、アダモビツツ
ら(7!、dHlowicxet  al)およびフナ
コシらのものが包含される。
酵母は他のある種のDNA配列の宿主生物として使用さ
れている。例えば、英国特許出願第2068969号に
おいて、フレーザーら(F raseret  al)
は酵母におけるニワトリ・オバルブミンの製造を開示し
ている。スクリップ640号[5crip No、64
0.pi 1(Nov、4.1981)]はあるタイプ
のインターフェロンが酵母中で製造される旨の報告を包
含している。ヨーロッパ特許第11562号(Derw
ent No、 38762 G)では、2μプラスミ
ド中にura3”酵母遺伝子を含有するハイブリッド酵
母プラスミドが報告されている。
発明の概要 本発明は、HBsAgをコードできるヌクレオチド配列
および酵母、サッカロミセス・セレビシアエ(S ac
charomyces  cerevisiae)にお
いて該HBsAg配列の転写を行なうことのできる酵母
arg 3遺伝子から誘導された調節域からなる組換型
DNA分子を有する酵母から産生されたHBsAgのワ
クチン有効量および適当な担体からなるヒトにおけるH
BV感染に対する保護惹起用のワクチンに関する。該D
NA分子は該HBsAg配列および該調節域が挿入され
たベクターを含有し、該ベクターは酵母ベクターの製造
または該HBsAgおよび調節域の保存に使用できる。
さらに、本発明は、HBsAg含有ワクチンの製法も包
含する。
図面の概要 添付図面中、第1図はpRI T 10601の制限エ
ンドヌクレアーゼ開裂地図である。
第2図はpRIT10606の制限エンドヌクレアーゼ
開裂地図である。
第3図はpMc200の制限エンドヌクレアーゼ開裂地
図である。
第4図はpMc200における3300bpH4ndI
I[酵母DNA挿入物の一部分のヌクレオチド配列で、
この部分にはHincII、BglllおよびEc。
R1部位が含まれている。
第5図はpRIT10671およびpRI T 106
73の製造を示すフローシートである。
第6図はpRI T 10749の製造を示すフローシ
ートである。
第7図はpRIT10761およびpRI T I 0
764の製造を示すフローシートである。
発明の詳細 な説明で用いる組換盤DNA分子は、HBsAg用の構
造遺伝子を含むヌクレオチド配列を、酵母において該H
BsAg配列の転写を命令でき、それにより、その表現
が行なうことのできる酵母arg3調節域と融合させる
ことにより製造される。本明細書において、「組換型D
NA分子」なる語は該HBsAgコード付は配列および
該調節域を含有するDNAフラグメントならびにプラス
ミドまたはファージ・ベクターのような該フラグメント
を含む他のDNA分子を意味する。
「調節域」なる語はプロモーター域および転写に必要な
他の配列を含む配列を意味する。該酵母arg3g節域
は、それがHBsAgコード付は配列表現用の強力なプ
ロモーターとなることができるので、特に有利である。
rHBsAgJなる語は構造的にHBsAg標品と同じ
であるか、HBsAg標品と実質的に同じ抗原性決定子
を有する蛋白、すなわち、HBsAg標品を特異的に認
識し、それと反応する抗体の生成を惹起することができ
るか、抗HBsAg抗体によって特異的に認識される蛋
白を意味する。
該HBsAgコード付は配列は、感染したヒト血清中の
ゾーン粒子より抽出したDNAから、DNAポリメラー
ゼ、好ましくは、内生ポリメラーゼで1本鎖域に詰込み
、ついで、制限エンドヌクレアーゼで消化することによ
り単離できる。エンドヌクレアーゼの選択は、部分的に
、実際に用いるゾーン粒子に依存する。例えば、後記の
実施例で示すように、adw抗原型のある種のゾーン粒
子のHB V  D N AのHBsAgコード付は配
列は単一のBamHIフラグメント上で単離でき、ay
w抗原型のある種のゾーン粒子のHBV  DNAのH
BsAgコード付は配列はHhaIフラグメント上で単
離できる。同じ抗原型のゾーン粒子のHBV  DNA
が制限部位の異なったパターンを示すこともある。
本発明で用いるDNAフラグメントを製造するためのD
NAの制限、本発明で用いる組換型DNA分子製造のた
めのかかるフラグメントの結紮および微生物への挿入は
前記の、また、後記する文献に開示されている技法のよ
うな、公知の技法によって行なわれる。条件はDNAお
よび酵素の変性をさけるように選択する。例えば、pH
は約7゜0〜11.0に保持するように緩衝され、温度
は約60℃以下に保つ。好ましくは、制限は約30〜4
0℃で行ない、結紮は約0〜lO℃で行なう。
本発明の実施に用いる制限酵素およびリガーゼは商業的
に入手でき、それに付されている指示に従って使用すべ
きである。T4  DNAリガーゼが好ましいりガーゼ
である。
調節域へのHBsAg配列の融合は後記の実施例に示す
ような中間ベクターの使用によって行なうことができる
。別法として、HBsAg配列は、調節域を含むベクタ
ー中に直接挿入することができる。ベクターは本発明で
用いるDNAフラグメントを担持し、保持できるDNA
で、例えば、ファージやプラスミドを包含する。ファー
ジ中でDNAフラグメントをクローンする技法は、例え
ば、チャーネーら[Charnay et al、、N
ature、Vol。
286.893〜895(1980)コおよび英国特許
出願第2034323号(T 1ollais)によっ
て開示されている。好ましくは、HBsAg配列は調節
域に対して、HBsAg配列の表現によって合成された
HBsAgが異質アミノ酸残基を持たないように位置さ
せる。
特に有用であることが判明している調節域は、オルニチ
ン・カルバモイルトランスフェラーゼ(OCT)をコー
ドする酵母arg 3遺伝子から由来するものである。
このarg 3調節域の使用は、その作用が特異的およ
び一般的調節機構の両方に支配されるので有利である。
クラビールら[Crabeel etal、、Proc
、Natl、Acad、Sci、U、S、A、、Vol
、 78.5026(1981)コによって報告されて
いるように、これはプラスミドpYe ura3arg
3上で、イー・コリ中でクローンされている。好ましい
宿主は、アルギニン生合成経路が抑制解除されたサッカ
ロミセス・セレビシアエ株、例えば、1c1697d株
である。かかる菌株の使用は、実施例で用いた他の菌株
、DC5株と比較して、arg 3プロモーターからの
表現増加をもたらせる。
融合DNAフラグメン゛トを酵母中にクローンするため
の好ましいベクターはプラスミドYEp13で、これは
イー・コリおよびサッカロミセス・セレビシアエの両方
において複製、推持することができ、それ故、シャトル
・ベクターとして知られている。数種の他の酵母ベクタ
ーが知られており、利用できる。HBsAgおよび調節
域は、順次あるいは、後記の実施例に示すように同時に
酵母中に挿入できる。プラスミド・ベクターによる形質
転換は、通常、本発明で用いるDNA分子をプラスミド
として取込むこととなる。しかし、組換現象のような他
の反応では該DNA分子の染色体DNA中への取込みと
することもできる。
本発明に従って、酵母によって製造されたHBsAgと
、適当な担体からなるヒトにおけるHBV感染に対する
保護を惹起する本発明のワクチンは公知の技法によって
製造することができる。水酸化アルミニウムのようなア
ジュバントを使用することが望ましい。また、得られた
HBsAgを他の免疫原と組合せて複合ワクチンを製造
することもできる。該HBVまたは複合ワクチンは、例
えば、皮下、静脈内または筋肉内径路で投与できる。本
発明のDNAフラグメントおよびそれによって製造され
たHBsAgはまた、DNAハイブリッド形成技法およ
び種々のイムノアッセイによる生物試料中のHBV検出
用の探針としても用いることができる。
つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例中、%は、特に断らない限り重量%を意味する。
実施例1 HBV  DNAをpBR322と組合わせることによ
る中間プラスミドpRI T I O601の調製 ayw抗原型のHBsAg陽性血清に、0.28%の最
終濃度になるようにCaC1tを加えて脱繊維化し、S
W27 ローター中、10mMトロメタミンHCl5 
IMNaClおよび1mM  EDTAを含む緩衝液(
pH7,5)中で調製したlO〜20%シヨ糖ダレジェ
ント上、2700 Or、p、mで2時間で遠心分離す
る。ゾーン粒子を含む透明なベレットを同じ緩衝液中に
再懸濁させ、65%ショ糖クツションに重層させた緩衝
20%ショ糖上で遠心分離する。該クツション界面での
乳白光バンドを回収し、同様な20〜65%グレジエン
ト上、200000XGで4時間遠心分離し、ゾーン粒
子をペレット化する。
A、該ゾーン粒子を、50mM)ロメタミンーHCL 
 10 mM  MgClx、500n+M  NaC
1゜0.5mMジチオトライトール、各50mMのdA
TPSdCTPおよびdGTPならびに8μM 3 t
 pdT T P (350Ci/mmole)を含有
する反応混合液(pH8、0)に再懸濁させ、該再懸濁
粒子を3700で5時間インキュベートすることにより
内生DNAポリメラーゼを用いてゾーン粒子内のHBV
ゲノムの1本鎖域を修復する。該再懸濁液を10mMト
ロメタミンーHCL  10mM  EDTA。
100mM  NaC1および0.02%ドデシル硫酸
ナトリウムを含有する緩衝液(pH7、5)で希釈して
pH7,5とし、37℃にて1時間プロナーゼ0゜5u
/x12と共にインキュベートし、ついで、フェノール
抽出およびエタノール沈澱を行なう。
BamHI制限エンドヌクレアーゼによる該DNAの消
化は、アガロースゲル電気泳動および該ゲルのオートラ
ジオグラフィーによって判定されるように、約1450
bpおよび1600bpのサイズを有する放射活性フラ
グメントを産生する。
B、ゾーン粒子DNA的30ngを、標識していないd
TTPの存在下、内生DNAポリメラーゼを用いて修復
し、前記と同様にして抽出、回収する。該DNAを、あ
らかじめBamHI制限エンドヌクレアーゼで消化し、
アルカリ性ホスファターゼで処理したloongのプラ
スミドpBR322と混合する。プラスミドpBR32
2は組換型DNA法に通常用いられるもので、入手の制
限なしにアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクショ
ン(American  Type  Cu1ture
  Co11ection)に寄託番号37017とし
て寄託されている。該混合液をフェノールで抽出し、エ
タノールで沈澱させ、遠心分離し、乾燥させて、50m
Mトロメタミンー〇〇I、1mMATP、l OmM 
MgC1,,10mMジチオトライトール、50μ9/
xi2ゼラチンおよび2単位/mQT4DNAリガーゼ
を含有する混合液12μ12(pH7,5)に再懸濁さ
せる。該懸濁液をlOoCで4時間インキュベートし、
ついで水上で18時間保持する。
結紮したDNA混合物は、コーヘンら[Cohenet
 al、、Proc、Natl、Acad、Sci、U
、S、、Vol。
69 2110、(1972)]の方法に従って調製し
たイー・コリK12株C600のコンピテント細胞を形
質転換するのに用いられる。形質転換体をアンピシリン
200μ9/村を含有する固体培地上で選択する。単離
したコロニーについて、pBR322のBamH1部位
への異種DNAフラグメント挿入を示すテトラサイクリ
ン耐性の欠失をスクリーニングする。このような形質転
換体クローンの1つがプラスミドpRI T 1060
1を含有することが判明し、これはBamHIエンドヌ
クレアーゼによる消化によって4360bpのpBR3
22フラグメントならびに1600bpおよび1450
bpのHBV  DNAフラグメントを与えることが判
明した。イー・コリに12株C600(pRIT106
01)培養物は欧州特許条約(EPC)およびブダペス
ト条約に従い、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレ
クション(アメリカ合衆国メリイランド州、ロックビル
)に1982年6月2日付で寄託番号ATCC3913
2として寄託されている。プラスミドpRI T l 
0601の制限エンドヌクレアーゼ開裂地図を第1図に
示す。
c、1々の制限酵素によるゾーン粒子DNAおよびpR
IT10601の消化によって生じるフラグメントのサ
イズをつぎのとおり比較した。ゾーン粒子DNA、すな
わち、HBV  DNAを前記の内生ポリメラーゼ反応
により、または精製DNAをイー・コリ由来のDNAポ
リメラーゼIで処理することによって31pで標識する
。標識されたHBV  DNAをpRI T 1060
1と混合し、該混合物を制限エンドヌクレアーゼで処理
し、アガロースゲル上で電気泳動にかける。該ゲルを臭
化エチジウムで染色し、紫外線光下で写真撮影してDN
Aフラグメントの位置づけをし、ついで、乾燥してオー
トラジオグラフィーにかけ、放射活性1−I B V 
 D N Aフラグメントの位置づけをする。
つぎの標識されたHBVフラグメントがl)RI T1
0601フラグメントのサイズに正確に一致することが
判明した:1450および1600bpBamHIフラ
グメント;1330bp  Hpalルミlフラグメン
トび1130bp  BamHI −XhoIフラグメ
ント。標識されたゾーン粒子DNAはまた、サザーン[
S outhern、 J 、 Mo1. B iol
、 、 V of 。
98.503(1975)]の技法により、アガロース
ゲルからニトロセルロース・フィルター上に移した後、
pRIT10601のBamHI消化によって遊離され
る1450および1600bpの両方のフラグメントと
特異的にハイブリッド形成する。
これらの結果は、pRI T 10601上のクローン
されたDNA挿入物がHBVゲノムに相当し、pRIT
10601上での2つのBamHIフラグメントの相対
的な方向が該ピリオンにおけると同じであることを示し
ている。pRI T l 0601は後記の実施例10
においてpRITI0671を調製するのに使われる。
実施例2 HBV  DNAをpAcYc184と組合わせること
による中間プラスミド、pRI T I 0616の調
製 ゾーン粒子を前記と同様にadw抗原型のHBsAg陽
性血清から単離する。3″Pで標識されたHBV  D
NAの制限エンドヌクレアーゼ分析は該DNAが1つの
EcoRI部位を含んでいることを示した。
標識されていないヌクレオチドと用いる内生ポリメラー
ゼ反応によって詰込んだHBV  DNAをEcoRI
で消化する。この制限DNAを、あらかじめEcoRI
で消化し、アルカリ性ホスファターゼで処理したプラス
ミドpAcYc184と混合する。プラスミドpAcY
c184は、人手の制限なしにアメリカン・タイプ・カ
ルチャー・コレクションに寄託番号37033として寄
託されている。該混合物をT4DNAリガーゼで結紮す
る。
この結紮DNA混合物をイー・コリに12株C600の
コンピテント細胞を形質転換するのに用いる。形質転換
体をテトラサイクリン(15μ9/IIQ)寒天培地上
で選択し、pAcYc184のEc。
R【部位における挿入を示すクロラムフェニコール耐性
の欠失についてスクリーニングする。形質転換コロニー
は、該HBV  DNAからなる3200bp挿入物を
EcoRI部位に有するpA CY C184からなる
プラスミドpRIT10616を含有することが判明し
た。pRIT10616の制限地図を第2図に示す。イ
ー・コリに12株C600(pRIT10616)はヨ
ーロッパ特許条約およびブダペスト条約に従いアメリカ
ン・タイプ・カルチャー・コレクションに1982年6
月2日付で寄託番号ATCC39131として寄託され
ている。
実施例3 pRIT10616をpBR313と組合わせることに
よる、HBsAgをコードするヌクレオチド配列を含有
する中間プラスミド、pRI T 10640の調製 pRIT10616をカーノら[Kahn et al
、。
Methods  in  Enzymology、V
ol、  68 、268 。
(1979)]の記載に実質的に従いCsC1−臭化エ
チジウム密度グレジエント遠心分離法により精製する。
該DNAをBamHIエンドヌクレアーゼで消化し、プ
ラスミドpBR313のBamHI消化、アルカリ性ホ
スファターゼ処理DNAと混合し、結紮し、実施例1の
記載と実質的に同様にしてイー・コリK12株C600
のコンピテント細胞を形質転換するのに用いる。プラス
ミドpBR313は、入手の制限なしにアメリカン・タ
イプ・カルチャー・コレクションに寄託番号37018
として寄託されている。
形質転換体をアンピシリン含有寒天培地上で選択し、p
BR313のBamHI部位における挿入を示すテトラ
サイクリン耐性の欠失についてスクリーニングする。形
質転換コロニーは、Bam81部位に1350bp挿入
物を有するpBR313からなるプラスミド、pRI 
T 10640を含むことが判明した。該挿入物は、H
BsAgをコードできるヌクレオチド配列である。該挿
入物は推定的l−lBsAg前駆体蛋白部分および完全
表面抗原をコードし、また、565bpの3′非コード
付は配列を含有する。
実施例4 酵母arg 3遺伝子をpBR322と組合わせること
による、arg 314節域を含有する中間プラスミド
、pMc200の調製 arg 3遺伝子を特定する3300bp酵母DNAフ
ラグメントを、pYeura3arg3をHindlI
[で消化することにより得る。プラスミドp Y eu
ra 3 arg3については、クラビールら[Cra
beel et al、。
proc、Natl、Acad、Sci、U、S、、V
ol、78 、5026、(1981)]によって記載
されている。該3aoobpフラグメントをpBR32
2のHindII[部位中にクローンし、実質的に面記
と同様にしてイー・コリK12株MM294中に形質転
換させる。
形質転換体をアンピシリン培地上で選択し、テトラサイ
クリン耐性についてスクリーニングする。
形質転換コロニーは、HindII[部位に挿入物を有
するpBR322からなるプラスミドpMc200を含
有することが判明した。このプラスミドは、以下の実施
例に記載するように酵母細胞においてHBsAgヌクレ
オチド配列の転写を行なうことのできるarg3調節域
を含んでいる。イー・コリに12株MM294 (pM
C200)はヨーロッパ特許条約およびブダペスト条約
に従いアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション
に1982年6月2日付で寄託番号ATCC39130
として寄託されている。
オルニチンカルバモイルトランスフェラーゼ(OCT)
のためのN−末端コード付は配列部分および5°−非翻
訳先端域の部分を含め、arg 3遺伝子の一部のヌク
レオチド配列は、ヒュイゲンら(Huyghen  e
t al、、 Arch、  Intl、 Physi
cal。
Biochem、、Vol、89 、B l 72 、
(1981)]によって決定されている。第4図にこの
公知の配列の210bpフラグメントを示゛す。該21
0bpフラグメントはpMc200中の3300bp 
 HindII[酵母DNA挿入物上に独特なHinc
 II、BglIIおよびEcoR1部位を含有し、該
OCT蛋白コード付は配列のための開始コードンは第4
図中の四角で囲んだATGコードンと考えられる。HB
sAg単独またはHBsAg前駆体とクローンしたHB
V  DNA由来のHBsAgをコードする配列の酵母
DNAのHincII、BglI[またはEcoRI部
位への導入は遺伝子融合をもたらし、該遺伝子融合が融
合部位を越えて翻訳を継続させるための正しい方向にあ
る場合には、該arg3調節域から転写、翻訳されたハ
イブリッド蛋白を産生ずるものと考えられる。
実施例5 pRI T 10640をpMc200と組合わせるこ
とによる、HBsAgおよび調節域を含む中間プラスミ
ド、pRIT10671およびpRITIO672の調
製 pMc200 5μ9をBglI[6,4単位で37℃
にて2.5時間消化し、0.1Mグリシン、0.01M
MgC1* ・6HtOおよび0.01mMZnC1t
を含有する等容量の緩衝液(pH10,5)で希釈し、
ウシ腸アルカリ性ホスファターゼ0.5単位と共に37
℃にて30分間インキュベートし、5゛末端リン酸塩残
基を除去する。該混合液を緩衝液−飽和フェノールで2
回、エーテルで3回抽出する。
DNAをエタノールで沈澱させ、0.01Mトロメタミ
ン緩衝液(pH7、5)に溶解する。
pRIT10640 25u9をBamHIでt肖化し
、HBV  DNAの1350bp  BamHIフラ
グメントを切除する。該1350bpフラグメントを調
製アガロースゲル電気泳動および電気溶出により精製す
る。溶出DNAをエタノール沈澱により回収、濃縮し、
0.01Mトロメタミン緩衝液(pH7,0)2 OB
Q中に溶解する。HBsAgコード付は配列を含むBa
aHIフラグメント0.3μ9をBglll消化pMc
200 0.5μこと混合し、該混合物をT4DNAリ
ガーゼと共にインキュベーションして結紮する。
該結紮DNAをイーパコリK12株MM294のコンピ
テント細胞を形質転換するのに用いる。
形質転換体を200μ9IRQアンピシリン含有寒天平
板上で選択する。アンピシリン寒天培地上で連続継代し
て12個の耐性コロニーを単離し、ビルンボイムら[B
irnboim et al、、Nucl、 Ac1d
Res、、Vol、7,1513(1979)]により
記載された方法によってプラスミドを単離する。アガロ
ースゲル電気泳動による分析は、すべてのプラスミドが
Hpalによって制限され、BamHIフラグメントの
挿入を示し、また、挿入フラグメントの両方の方向り月
2個の形質転換コロニー中にあることを示している。該
プラスミドはCsC1−臭化エチジウム密度グレジエン
ト遠心分離法によって単離される。1つのプラスミド、
pRIT10671は、HBsAgコード付は配列の転
写のための正しい方向でBglI[部位に融合されたB
amHIフラグメントを含み、OCTの18個のN−末
端アミノ酸、推定的HBsAg前駆体蛋白の42個のア
ミノ酸お上びHBsAgの226個のアミノ酸からなる
286個のアミノ酸融合蛋白を生じる。該融合蛋白は以
下の実施例8で示されるHBsAgである。pRIT1
0671を含有する形質転換体を、イー・コリに12株
MM294(pRIT10671)と命名する。pRI
T10671を第5図に示す。
中間プラスミドとしてのpRI T 10640の使用
は必須ではない、例えば、該BamHIフラグメントは
pRIT10616から切り出すことができる。
もう1つのプラスミド、pRI T 10672は、H
BsAgコード付は配列の転写のための正しくない方向
にあるBamHIフラグメントを含んでいる。
このプラスミドを含む形質転換体をイー・コリK12株
MM294(pRITl 0672)と命名する。
実施例6 pRI T l 0671およびpRI T l 06
72をシャトルベクターYEp13と組合わせることに
よるプラスミド、pRI T 10673およびpRI
T10674シャトルベクターの調製 ベクターYEp13はイー・コリー・サッカロミセス・
セレビシアエ・シャトルベクターである。
ベクター’yEpt 3はブローチら[Broach 
et at、。
Gene、Vol、8,121.(1979月に記載さ
れており、ジエイ・ヒックス(J 、Hicks、Co
1d、SpringHarbor Laborator
ies New York、U、S、A)によって供給
された。小さいHindII[フラグメントを、Hin
dllIによる消化でプラスミドから切除し、該プラス
ミドを再結紮して、単一のHindI[[部位を含む誘
導プラスミド、YEpl 3 HindI[Iを調製す
る。精製YEp13HindI[をHindIIIで消
化し、アルカリ性ホスファターゼで処理して再結紮を抑
制する。該DNAをフェノール抽出およびエタノール沈
澱によって回収する。
精製pRIT10671およびpRI T l 067
2をBamHIで消化し、アルカリ性ホスファターゼで
処理してpBR322部分の再形成を抑制する。該処理
DNAをさらにHindIIIで消化して調節域−HB
sAg遺伝子融合を含む4650bp Hindllr
フラグメントを遊離させ、ついで、その試料をフェノー
ルで抽出し、エタノールで沈澱させる。pRIT106
71およびpRIT10672から誘導したDNA調製
物各0.4μ9を、別々に、Hindll[消化YEp
13HindllIO,4μ9と混合し、該混合物をT
4DNAリガーゼと共にインキュベートする。
各結紮混合物の一部分をイー・コリK12株MM294
のコンピテント細胞を形質転換するのに用いる。形質転
換体をアンピシリン寒天培地上で選択する。形質転換体
コロニーを単離し、ビルンボイムら[Birnboim
 et al、、Nucl、Ac1d、Res、。
Vol、7.1513(1979)]によって記載され
た方法により、それらのプラスミドの内容を調べた。形
質転換体コロニーの1つ、イー・コリK12株MM29
4(pRIT10673)は第5図に示すような正しい
方向で、YEpl 3 HindIII上に挿入された
pRI T I 0671からのHindlI[フラグ
メントを含むプラスミド、pRIT10673を含有す
る。もう1つの形質転換体コロニー、イー・コリに12
株MM294(pRI T 10674)は、YEpl
 3 H4ndlIl上に正しくない方向で挿入された
pRITI0672からのHindI[Iフラグメント
を含むプラスミド、pRIT10674を含有している
実施例7 pRI T 10673およびpRI T 10674
による酵母の形質転換 プラスミドpRI T 10673およびl)RI T
 10674を、イー・コリK12株MM294(pR
IT10673)およびMM294(pRIT1067
4)の清澄な溶解質よりCsC1−臭化エチジウム密度
ダレジエント遠心分離法によって単離する。
A、サッカロミセス・セレビシアエ株DC5ブローチら
[Broach et al、、Gene、Vol、 
8 、121、(1979)]によって記載されている
サッカロミセス・セレビシアエ株D C5(leu2〜
3.1eu2〜l13、his3、canl 〜11)
は、ジエイ・ヒックス(J、Hicks、 Co1d 
Spring  HarborLaboratorie
s New York、U、S、A)から得られ、ヨー
ロッパ特許条約およびブダペスト条約に従ってアメリカ
ン・タイプ・カルチャー・コレクション(アリメカ合衆
国メリイランド州、ロックビル)に1982年6月2日
に寄託番号20630として寄託されている。プロトプ
ラスト化をβ−グルコウロニダーゼ(0,24単位/m
f2最終濃度)およびアリールスルファターゼ(1,2
単位/a+(l最終感度)の混合物を用いて0.8Mソ
ルビトール、003Mβ−メルカプトエタノールおよび
0.1Mリン酸カルシウム緩衝液(pH7,5)中で行
なう以外は、ハイホンら[Hinnen et al、
、Proc、NatlAcad、Sci、U、S、A、
Vol、 75 、1929 (1978)コによって
記載された方法によってDC5株の細胞を増殖させ、形
質転換用に調製する。酵母プロトプラストを、別々に、
pRI T I O6731Oμ9およびpRIT10
674  toμ9と共にインキュベートし、形質転換
体をロイシン欠損再生寒天培地中で選択する。再生寒天
培地中で増殖したコロニーを回収し、0675%アミノ
酸欠損酵母窒素基本培地、2%グルコース2%寒天およ
び80μ9/m(lヒスチジンを含有する固体培地上に
画線塗抹し、30℃で増殖させる。DC5株の1コロニ
ーはpRI T 10673で形質転換され、これをサ
ッカロミセス・セレビシアエ株DC5(pRIT 10
673)と命名する。もう1つのコロニーはpRI T
 I 0674で形質転換され、これをサッカロミセス
・セレビシアエ株DC5(1)r(IT10674)と
命名する。
DC5(pRIT10673)株およびD C5(1)
RIT10674)株の培養物を80ttg/mQヒス
チジン加酵母窒素基本培地中で、620μmにおいて0
,33〜1.0の光学密度が得られるまで増殖させる。
DC5(pRIT10674)株は調節域に対して正し
くない方向で融合されたHBsAgコード付は配列を含
んでいるので陰性対照として有用である。細胞を遠心分
離により回収し、リン酸塩緩衝食塩水(PBS)で洗滌
し、1mMフッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF
)加PB95112中に20〜160倍濃度で再懸濁さ
せる。細胞を、フレンチ・プレッシャーセル(Fren
chP ressure  Cell)に12000p
si(83MPa)で2回通過させて破壊し、溶解質を
7700XGで15分間、ついで30000xGで30
分間遠心分離する。上澄液を回収し、マイレックス(M
illex)GVメンプラン上で濾過する。
上澄液における特異流−HBsAg抗体と反応する蛋白
の存在を、Au5riaoラジオイムノアツセイ法によ
りテストする。このようにして調製されたサッカロミセ
ス・セレビシアエ株DC5(pR[T10673)の清
澄細胞抽出物はPBSで16〜256倍に希釈してテス
トした場合でも陽性反応を与え、一方、DC5(pRI
TI 0674)採油出物は、抗−HBsAg抗体と反
応する蛋白の存在に関するこの分析では陰性であった。
B、サッカロミセス・セレビシアエ味1c167d サッカロミセス・セレビシアエ株1c1697dはヨー
ロッパ特許条約およびブダペスト条約に従ってアメリカ
ン・タイプ・カルチャー・コレクションに1982年6
月2日′に寄託番号ATC020631として寄託され
ている。前記の方法を用い、アルギニン栄養緩徐味1c
l 697d(argJ  、1eu2〜l)をpRI
 T 10673およびpRI T I 0674で形
質転換させる。該栄養緩徐味のロイシン非依存性コロニ
ーの1つをpRI T I 0673で形質転換させ、
サッカロミセス・セレビシアエ株1c1697d(pR
IT10673)と命名する。
もう1つのロイシン非依存性コロニーを、I)RIT1
0674で形質転換させサッカロミセス・セレビシアエ
株1c1697d(pRIT10674)と命名する。
lcl 697d(pRITl 0673)株および1
c1697d(pRIT10674)株の培養物を20
μ9/mQアルギニン補足酵母窒素基本培地中で増殖さ
せる。細胞を回収し、細胞抽出物を前記と同様にして調
製する。lcl 697d(pRIT10673)株の
清澄細胞抽出物は、l/204Bまで希釈してもAu5
riaoラジオイムノアツセイにおいて陽性の結果を示
すが、1c1697d(pRIT10674)株の抽出
物では、この分析において一様に陰性であった。
これらの結果から、DC5株およびpRI T 106
73で形質転換された1c1697d株の酵母細胞は、
HBsAg決定子を有する融合蛋白の形態でHBsAg
を特異的に合成すると結論づけられる。
実施例8 サッカロミセス・セレビシアエ株1cl 697d(p
RIT10673)からのHBsAgによるウサギの免
疫法 サッカロミセス・セレビシアエ株1cl 697d(1
)RITI0673)を620μmにおける光学密度が
0.60となるまで増殖させ、遠心分離によって採集す
る。細胞をin+M  PMSF加PBS中に40倍濃
度で再懸濁する。清澄細胞抽出物を実施例7に記載の方
法に従って調製する。同様にして、lcl 697d(
pRIT10674)株の清澄細胞抽出物を調製する。
これらの抽出物をウサギの免疫付与に用いる。6匹のウ
サギからなる第1群には、フロイント完全アジュバント
1rttQと混合したIcl 697d(pR1,T 
10673)採油出物1mQを非経口的注入で第0.9
.15.30および37日目に与える。3匹のウサギか
らなる第2群には、フロイント完全アジュバントlxQ
と混合したlcl 697d(pRIT10674)採
油出物1mQを非経口的注入で同じ日に与える。両群か
ら第0(免疫付与前)、23.51、および65日目に
、また、第1群からは第44日目にも血清を採取し、A
 usaboラジオイムノアッセイを用いて抗HBsA
g抗体の存在をテストした。これらの結果を第1表に示
す。これらの結果は、lcl 697d(pRIT10
673)株からの抽出物の注入を受けた6匹のウサギの
うち4匹がHBsAgに対する抗体を生じたことを示し
ている。1c1697d(pRIT10674)株から
の抽出物の注入を受けた3匹の対照のウサギはいずれも
抗−HBsAg抗体産生の形跡を示していない。これら
の結果から、lcl 697d(pRIT10673)
採油出物はHBsAgを含み、重篤な副作用なしにヒト
におけるHBV感染に対する保護を惹起するためのワク
チンに用いることができると結論される。
実施例9 arg3g節域を含有するpMc200からのプラスミ
ド、pRT T 10749の調製精製pMc200を
HincI[で消化し、10%アクリルアミドゲル上で
電気泳動にかける。arg3調節域を含有する1940
bpフラグメントを電気溶出およびエタノール沈澱によ
って該ゲルより回収する。該フラグメント約4μ9を1
2.5mMMgCI!、12.5mM  CaCL、2
00mM  NaCl51mM  EDTAおよび20
0mMトロメタミンーHC1を含有する緩衝液(p)1
8.0)100μσ中でBa131エキソヌクレアーゼ
0.2単位と共に30℃にて1〜3秒間インキュベート
する。
該処理DNAをフェノールで抽出し、エタノールで沈澱
させる。その1μ9をデオキシヌクレオチド三リン酸塩
の存在下でT4DNAポリメラーゼと共にインキュベー
トしていずれもの1本鎖端部を修復し、ついで、Eco
R■エンドヌクレアーゼで消化する。この方法で、Ba
131による切除により種々の長さのDNAフラグメン
トが産生される。各フラグメントは一端に固定したEc
oRI延長部を有し、もう一つの端部は元のHinc 
11部位およびOCT蛋白開姶コードンからいくらかの
距離を置いて位置した鈍化端(blunt  end)
となっている。arg3i節域を含有する約1480b
pのフラグメントを7.5%アクリルアミドゲル上で電
気泳動、ついで、電気溶出およびエタノール沈澱に付し
て単離する。このカットバック調節域は、以下の実施例
1Oに記載されるように、OCTアミノ酸配列配列く蛋
白合成に先立つ転写をプロモートすることができるので
好ましい。
第2の一連の反応では、pMc200をXbalで消化
し、5°−1本鎖端部をT4DNAポリメラーゼおよび
デオキシヌクレオチド三リン酸塩と共にインキュベート
して詰込むか、鈍化端とする。
このDNAをEcoRIで消化し、3゛からXba1部
位までに位置する酵母DNA配列と、pBR322を含
む約5700bpの大きなEcoRI −T 4/Xb
alフラグメントを電気泳動、電気溶出およびエタノー
ル沈澱によって精製する。このフラグメントを該148
0bpプロモーター含有フラグメントと混合し、これに
結紮する。
該結紮混合物をイー・コリに12株MM294のコンピ
テント細胞を形質転換するのに用いる。
形質転換体をアンピシリン寒天培地上で選択する。
プラスミドDNAをビルンボイムら[B irnboi
met al、、Nucl、Ac1d、Res、、Vo
l、 7 、1513、(1979)]の記載した方法
によって形質転換体コロニーより単離し、Xbalでの
消化によってXba1部位の存在についてスクリーニン
グする。Xba1部位は、第2の一連の反応からのフラ
グメント上の詰込まれたXbaI部位が、Xbal認識
配列であるTCTAGAを新しい位置で復元させるよう
に、3°T残基で終わる第1の一連の反応からのもう1
つのフラグメントに結紮しているプラスミドにのみ存在
している。Xba1部位を有するプラスミドをpRI 
T 10749と命名した。これらの操作を示すフロー
シートを第6図に示す。イー・コリに12株MM294
(pRIT10749)は、ヨーロッパ特許条約および
ブダペスト条約に従つてアメリカン・タイプ・カルチャ
ー・コレクション(アメリカ合衆国メリイランド州、ロ
ックビル)に、1982年6月2日付で寄託番号ATC
C39133として寄託されている。
pRI T 10749の試料をBstEIIおよびx
balの組合せで消化する。切除されたarg3調節域
のサイズは、BstEnおよびXbalで同様に消化さ
れたpMc200との比較により、また、フックら[F
uchs et al、、Gene、Vol、4 、 
I (1978)]によって記載されているファージφ
x174DNAフラグメントの公知の分子量を参照する
ことにより約210bpと算定された。
pRI T 10749のBstEII−XbaIフラ
グメ、ントのDNA配列を決定するため、プラスミドD
NAをBstEIIで消化し、交換キネ−ジョンによっ
てγ−”P−ATPで標識し、ついで、BamHlエン
ドヌクレアーゼで消化して2000bpフラグメントを
遊離させ、電気溶出およびエタノール沈澱によって精製
する。標識フラグメントのDNA配列化はマキサムら[
Maxam et al、。
Methods in Enzymology、Vol
、 65 、499 、(1980)]によって記載さ
れた化学的修飾法に従って行なわれる。この配列の1部
分は、CCCATCAACTTGTACACTCGTC
TAGAと決定された。アンダーラインを施したヌクレ
オチドは、5700bp  EcoRI−T4/Xba
lフラグメントから誘導される。第4図に示すDNA配
列の相当区域と比較すると、修復されたXbaI部位が
、pMc200酵母DNA挿入物における元のHinc
11部位のヌクレオチド9個上流の5°非翻訳先端域中
に位置することがわかる。
実施例10 pRI T 10749をpRI T 10601と組
合わせることによる、HBsAgおよび調節域を含有す
るプラスミド、pRI T 10759およびpRIT
10761の調製 pRI T 10601をHharエンドヌクレアーゼ
で消化し、7.5%アクリルアミドゲル上で電気泳動に
付す。ttoobpフラグメントを電気溶出およびエタ
ノール沈澱によって回収する。このフラグメントの一部
のDNA配列は、ピーターソンら(Peterson 
et al、、Viral Hepatitis、G 
N、Vyas、S、N、Cohen and R,Sc
bmid、Eds、 。
F ranklin I n5titute P re
ss、 P hiladelphia、 U 。
S、A、(1978、ps 69)によって記載されて
いるような、ayw抗原型HBsAgの公知のN−末端
アミノ酸配列に対応する配列を含有する。該フラグメン
トは、5°〜HBsAg開始コードンに位置する6個の
ヌクレオチド、完全なHBsAgコード付は配列および
約390個の3°非翻訳ヌクレオチドを含有する。
プラスミドpRIT10749のDNAをXbaIで消
化し、該DNA約400nlJを精製Hhalフラグメ
ント約280n9と混合する。該混合物を20mM)ロ
メタミンーHCL  10 mM  MgCIt。
1mMジチオトレイトールならびにdATP、dCTP
、dGTPおよびdTTP各33mMを含有する緩衝液
(pH7,5)20μQ中で37°Cにて30分間T4
DNAポリメラーゼ0.5単位と共にインキュベートす
る。該反応混合液に1mMATP2.5.cl、10m
M  EDTA2.5μi2およびT4DNAリガーゼ
2μm2(2単泣)を加え、該混合液を15℃にて16
時間インキュベートする。
該結紮混合物をイー・コリに12株MM294のコンピ
テント細胞を形質転換するのに用い、アンピシリン耐性
形質転換体を選択する。プラスミド調製物をいくつかの
これらの形質転換体より作り、制限エンドヌクレアーゼ
消化およびゲル電気泳動により分析した。その結果は鈍
化端HBVフラグメントがXbal消化pRI T 1
0749中に両方の可能な方向で挿入されていることを
示している。このようなプラスミドの1つ、pRI T
 10761はarg 3プロモーターからHBsAg
配列を転写するための正しい方向の1100bp挿入物
を含み、BstEIIおよびX ba Iにより連続的
消化により271 bpフラグメントを生ずる。このp
RIT10761を第7図に示す。第2のプラスミド、
pRITIQ759は正しくない方向で挿入物を包含し
、l3stEIIおよびX ba Iエンドヌクレアー
ゼの組合せで消化すると、1175bpと算定されるフ
ラグメントを生ずる。pRI T 10761について
、arg 3調節域−HBsAg挿入接合部におけるヌ
クレオチドの配列を、γ−”P−ATPによるXbal
末端の交換キネ−ジョン標識付けの後、マキサムら[M
axam et al、、Methods inEnz
ymology、Vol、65.499(1980)]
の化学的修飾法を用いて271bp  BstE!I−
XbaIフラグメントを配列化することにより決定する
arg3Q節域−HBsAg接合部に対して決定された
配列はTACACTCGT(4’ACTGAACATG
である。XbaI制限部位がT4DNAポリメラーゼに
よって完全には修復されず、グアニン残基1つを欠失し
ていることがわかる。該arg 3非翻訳先端部にはH
BV起源の6個のヌクレオチド、CTGAACが直接続
き、さらにHBsAg開始コードン、ATGおよびHB
sAg構造遺伝子のコード付は配列が続いている。HB
sAg開始コードンはarg3プロモーターの下流にあ
る最初の開始コードンである。そのため、該DNAから
転写されたmRNAの翻訳はそのコードンで開始され、
合成されたHBsAgは異質アミノ残基を欠失すること
になる。合成されたHBsAgは融合蛋白ではなく、H
BsAg標品と構造的に本質的に同じものである。
実施例11 pRIT10761をYEpl 3 HindlI[と
組合わせることによるプラスミドpRIT10764お
よびpRI T l 0765の調製pRIT1076
1およびpRI T 10759を別々にPstIおよ
びBamHIで消化してpBR322レプリコン部分を
破壊し、ついでHind[[で消化して挿入されたHB
V  DNAおよび調節域を担持するDNAフラグメン
トを遊離させる。該DNAをフェノールで抽出し、エタ
ノールで沈澱させ、0.01MトロメタミンーMCIお
よび0゜001M  EDTAを含有する緩衝液(pH
7、5)に溶解する。各DNA調製物の0.6μ9を前
記と同様な方法で調製されるYEpl 3HindnI
のHindl消化、アルカリ性ホスファターゼ処理DN
A0.3μ2と混合し、該混合物を結紮する。
該結紮混合物をイー・コリK12株MM294のコンピ
テント細胞の形質転換に用い、アンピシリン耐性形質転
換体を選択する。1つの形質転換体は、pRIT107
61由来のHindII[フラグメントをYEpl 3
 Hindl[I上に挿入してなるプラスミドpRI 
T I 0764を含有することが示された。また、別
の形質転換体はpRI T l 0759由来H4nd
nIフラグメントをYEp13HindII[上に挿入
してなるプラスミドpRI T I 0759を含有す
ることが示された。ρRIT10761およびpRI 
T l 0764の調製フローシートを第7図に示す。
実施例12 pRIT10764およびpRI T 10765によ
る酵母の形質転換 pRIT10764およびpRI T 10765を実
施例11で調製された形質転換体の培養物よりCsCl
−臭化エチジウム密度グレジエント遠心分離法によって
単離し、各lOμ7を実施例7に記載の方法により酵母
株1c1697dの細胞を形質転換するのに用い、再生
寒天培地上でロイシン非依存性形質転換体を選択する。
これらの形質転換から生ずるロイシン−非依存性コロニ
ーを菌株1c1697d(pRIT10764)と命名
する。
もう1つの形質転換体をサッカロミセス・セレビシアエ
株1cl 697d(pRITl 0765)と命名す
る。これらの菌株の培養物を、2%グルコースおよび2
0μ9/雇アルギニン補足酵母窒素基本培地中で620
μmにおける光学密度が0.80〜0,88となるまで
増殖させる。細胞を集め、細胞不含抽出液を調製し、実
施例7に記載されるようにAu5riaOラジオイムノ
アツセイによりHBsAgについて分析する。lcl 
697d(pRI T10764)の抽出物は、PBS
による希釈度が1/+024まででもこの分析において
陽性の結果を示すが、lcl 697d(pRITl 
0765)株は非希釈抽出物でもこの分析において一様
に陰性であった。遺伝学およびラジオイムノアッセイの
結果より、サツカロミセス・セレピシアエKlcl 6
97d(PRIT10674)の細胞は、ヒトにおける
H B V感染に対する保護を重篤な副作用なしで惹起
するためのワクチンに使用できるHBsAgを合成する
と結論される。
【図面の簡単な説明】
第1図はpRrT10601の制限エンドヌクレアーゼ
開裂地図、第2図はpRI T 10606の制限エン
ドヌクレアーゼ開裂地図、第3図は9MC200の制限
エンドヌクレアーゼ開裂地図、第4図はpMc200に
おける3 300bp  Hind■酵母DNA挿入物
の一部分のヌクレオチド配列、第5図はpRIT106
’71およびpRI T 10673の製造を示すフロ
ーシート、第6図は1)RIT10749の製造を示す
フローシート、第7図はpRI T 10761および
pRIT10764の製造を示すフローシートである。 特許出願人 スミス・クライン−アール・アイ・ティ 代 理 人 弁理士 前出 葆 ほか2名図面の浄書 第2図 coR ■■■■ρACYC184 0==コHBV DNA 1面の浄書 第1図 coR1 図面の浄書 第3図 口==コHBV DNA ■■■■G)EIR322 0==コ、ガj3 ト ← ト ← ト ド く

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)HBsAgをコードできるヌクレオチド配列およ
    び酵母において該HBsAg配列の転写を行なうことの
    できる、酵母arg3遺伝子由来の調節域からなる組換
    型DNA分子を含有するサッカロミセス・セレビシアエ
    によって産生されたワクチン有効量のHBsAgと適当
    な担体からなることを特徴とする重篤な副作用なしにヒ
    トにおけるHBV感染に対する保護を惹起するためのワ
    クチン。
  2. (2)該HBsAg配列が調節域に関して、HBsAg
    配列の表現によって合成されたHBsAgが実質的に異
    質アミノ酸残基を欠くように位置した組換型DNA分子
    を含有するサッカロミセス・セレビシアエによって産生
    されたワクチン有効量のHBsAgと適当な担体からな
    る前記第(1)項のワクチン。
  3. (3)サッカロミセス・セレビシアエDC5株または1
    c1697d株によって産生されたワクチン有効量のH
    BsAgと適当な担体からなる前記第(1)項のワクチ
    ン。
  4. (4)サッカロミセス・セレビシアエDC5株または1
    c1697d株によって産生されたワクチンの有効量の
    HBsAgと適当な担体からなる前記第(2)項のワク
    チン。
  5. (5)HBsAg前駆体蛋白の全部または一部と融合し
    たHBsAgポリペプチドからなるワクチン有効量のH
    BsAgと適当な担体からなることを特徴とする重篤な
    副作用なしにヒトにおけるHBV感染に対する保護を惹
    起するためのワクチン。
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