JPS63283586A - 酵母によるピー・ファルシパルム・サーカムスポロゾイトタンパク質の発現 - Google Patents

酵母によるピー・ファルシパルム・サーカムスポロゾイトタンパク質の発現

Info

Publication number
JPS63283586A
JPS63283586A JP63021138A JP2113888A JPS63283586A JP S63283586 A JPS63283586 A JP S63283586A JP 63021138 A JP63021138 A JP 63021138A JP 2113888 A JP2113888 A JP 2113888A JP S63283586 A JPS63283586 A JP S63283586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
item
vector
protein
fragment
falciparum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63021138A
Other languages
English (en)
Inventor
ミシェル・ド・ワイルド
アン―マリイ・ガソエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SmithKline RIT
Original Assignee
SmithKline RIT
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SmithKline RIT filed Critical SmithKline RIT
Publication of JPS63283586A publication Critical patent/JPS63283586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、酵母Iこよるピー・ファルシパルムサーカム
スポロゾイトタンパク質の発現および免疫保護量のその
ようなタンパク質からなることを特徴とするワクチンに
関する。
発明の背景 多数の近年の研究は、原虫期のプラスモジウム(P l
asmodium )の特定の種醗こよる感染に対し感
受性の宿主における保護免疫は、そのような宿主によっ
て産生される抗体を介して特定の原虫期のサーカムスポ
ロゾイトタンパク質(CSタンパク質)に伝達されうる
ということを示唆している。本発明は、組換え体DNA
法により、酵母によるヒトマラリア寄生虫ピー・ファル
シパルムのCSタンパク質またはその免疫原性誘導体の
産生を可能にする。
そのようなCSタンパク質を、イー・コリのようなグラ
ム陰性菌細胞よりもむしろ酵母において調製する場合の
よく知られた、確実なエンドトキシンの発酵特性を包含
する多数の理由により、そのようなピー・7アルシパル
ムCSタンパク!(7)産生のために酵母を用いるのが
好ましい。
スツセンツベークら(Nussenzweig et 
al、 )、米国特許第4466917号は、Pf−4
4タンパク質として同定されているプラスモジウム・フ
ァルシパルムからの原虫ポリペプチドならびにそのクロ
ーニングおよびイー・コリにおける発現を開示している
シャーマら、サイエンス(Sharma et al、
5cience)、228.279〜282 (198
5)は、ピー・ノウレジ(P、 knowlesi )
 CS遺伝子配列の5′上流領域の代りに酵母アルコー
ルデヒドロゲナーゼI遺伝子の5′調節領域を含有する
発現ベクターを用いた酵母によるプラスモジウム・ノウ
レジのサーカムスポロゾイトタンパク質(CS)の一部
の発現を開示している。
ニューヨーク大学、PCT出願番号WO34−0292
2−Aは、ピー!−ノワレシCSタンパク質リピートユ
ニットについてのコーディング領域の一部のクローニン
グおよびイー・コリにおけるそのベータ・ラクタマーゼ
およびベータ・ガラクトシダーゼ融合の発現を開示して
いる。
ケンプら(Kemp et al、 )、WO34−0
2917−Aは、ピー・ファルシパルム(P、 fal
ciparum )の血液期から得られたCSタンパク
質についてのコーディング配列のイー・コリにおけるク
ローニングおよび発現を開示している。
デイムら(Dame et al、 )、サイエンス、
225゜593(1984)は、イー・コリにおけるピ
ー・7アルシパルムのCSタンパク質のクローニングお
よび発現を報告している。該タンパク質は、約4400
0の分子量を有する約412アミノ酸からなるとして記
載されている。それは、テトラペプチドの41タンデム
リピートからなる。合成7−111−および15残基ペ
プチドは、該CSタンパク質に対して誘起されるモノク
ローナル抗体に結合したリピート領域から得た。
エリスら、ネイチャー(Ellis et al、、 
Nature )。
302.536(1983)は、イー・コリにおけるベ
ータ・ラクタマーゼーピー・ノウレジCSタンバク質融
合の発現を報告している。
ウェーパーラ、モレキュラー・アンド・バクテリア 、
11/−パラシトロジー(Weber et al 、
 、 Mo1ecularand Bacterial
 Parasitology ) 、 15.305〜
316(1985)は、核酸ハイブリダイゼーションに
よる17種の他のピー・ファルシパルムの構造ヲ分析す
るためのプローブとしてのイー・コリにてクローニング
したピー・ファルシパルムのブラジリアン株のCSタン
パク質遺伝子の使用を開示しており、かつ、CSタンパ
ク質遺伝子がピー・ファルシパルム中に高度に保存され
ており、かつ、該CSタンパク質を用いたマラリアワク
チン開発が株変異によって複雑化する可能性がないと結
論している。
アルノットら(Arnot et al、) 、サイエ
ンス。
230.815〜818(1985)は、クローン化ピ
ー・ビバックス(P、 vivax )ゲノムDNAの
バクテリオファージライブラリーからの同族遺伝子を単
離するためのピー・シノモルギ(P。
cynomolgi )  に由来するプローブを用い
るピー・ビバックスのCSタンパク質のクローニングお
よびその全コーディング配列の決定を開示しており、か
つ、ピー・ビバックスのCSタンパク質のコーディング
配列がピー・ノウレジのC8遺伝子のそレト類似してい
るがピー・ファルシパルムのそれとは類似していないと
結論している。
ヤングら(Young et al、) 、サイエンス
、 228 。
958〜962(1985)は、ヒトマラリアワクチン
に用いうるイー・コリにおけるピー・ファルシパルムC
Sタンパク質の発現を開示している。
ザ・ウオルター・アンド・エリザ・ホール・インステイ
チュート・オブ・メディカル・リサーチ(The Wa
iter and Eliza Hall In5ti
tute ofMedical Re5earch )
、PCT特許出願WO34102917は、ピー・ファ
ルシパルムm RN AまたはゲノムDNAの全部また
は一部醗ζ実質的に対応する人工的に組立てたポリヌク
レオチド配列、そのような配列に対応するペプチドおよ
びその作製法およびそのようなペプチドからなる補乳類
のピー・ファルシパルム抗原に対する免疫応答を刺激す
る組成物を開示している。
メイツアーら(Mazier et at、 ) 、サ
イエンス。
231.156〜159(1986)は、ピー・ファル
シパルムのサーカムスポロゾイトタンパク質のいくつか
の組換え体および合成ペプチドにて免疫化したマウスに
て誘起した抗体を、ヒト肝細胞培養系における保護活性
について評価したということを開示している。
バールら、「新規ワクチンおよびエイズへの最新のアプ
ローチJ (Barr et al、、 ”Moder
n Approachesto New Vaccin
es and Aids ’ ) 、22頁、コールド
、スフリング・ハーバ−、ニューヨーク、1986年9
月3〜14日は、酵母アルコール・デヒドロゲナーゼ−
2/グリセルアルデヒド−3−ホスフェート・デヒドロ
ゲナーゼハイブリッドプロモーターに融合したピー・ビ
バックスCSタンパク質コーディング配列の一部のニス
・セレビシアによる発現を開示している。バールらは、
該ピー・ビバックスCSタンパク質の発現のための調節
されたハイブリッドプロモーターの使用を開示している
。このプロモーターの正確な構造は開示されていない。
該プロモーターへの融合のために用いられるC8遺伝子
配列は、該細胞膜における挿入のための「アンカー」領
域であるC−末端領域を欠く。その正確な境界が明記さ
れていない。構築に用いられる該遺伝子配列が、また、
単一配列を含有するか否かも開示されていない。
発明の要約 本発明は、発現調節配列蚤こ機能的に結合したDNA配
列からなり、かつ、所望により、さらに、酵母にて機能
的であるレプリコンからなる組換え体DNAベクターで
あって、該DNA配列が、プラスモジウム・7アルシパ
ルムのサーカムスポロゾイトタンパク質のコーディング
配列を含有することを特徴とする組換え体DNAベクタ
ーに関する。
本発明は、また、組換え体DNAベクターにより形質転
換した酵母宿主細胞であって、該ベクターが発現調節配
列に機能的に結合したDNA配列からなり、かつ、所望
により、さらに、該宿主細胞にて機能的であるレプリコ
ンからなり、該DNA配列配列カフラスモジワクァルシ
パルムのサーカムスポロゾイトタンパク質のコーディン
グ配列を含有することを特徴とする酵母宿主細胞に関す
る。
本発明は、また、そのような組換え体ベクターにより酵
母宿主細胞を形質転換することを特徴とするそのような
形質転換宿主細胞の調製法に関する。
本発明は、また、組換え体DNAベクターにより形質転
換した酵母宿主細胞を適当な培地にて培養し、かつ、そ
のような宿主の培養溶解物からそのようなタンパク質を
単離することからなり、該ベクターが発現調節配列に機
能的fこ結合し口NA配列からなり、かつ、所望により
、さらに、該宿主細胞において機能的であるレプリコン
からなり、1DNA配列2>(7’ラスモジワム・ファ
ルシパルムのサーカムスポロゾイトタンパク質のコーデ
ィング配列を含有することを特徴とするプラスモジウム
・ファルシパルムのサーカムスポロゾイトタンパク質の
調製法に関する。本発明は、また、そのように調製した
タンパク質および免疫保護量のそのようなタンパク質か
らなることを特徴とするワクチン1こ関する。
第1図は、pRITlo、162の作製を示した70−
シートである。
第2図は、プラスミドpRIT10172、pRIT1
2570およびpRIT 12569の制限エンドヌク
レアーゼ地図である。
第3図は、pRIT 12290の制限エンドヌクレア
ーゼ地図である。
第4図は、pRIT 12570の作製を示したフロー
シートである。
第5図は、pMc200の制限エンドヌクレアーゼ地図
である。
第1A図は、クローンλmPflの塩基配列決定法を示
した概略制限地図である。
第2A図は、ピー・ファルシパルムカラのCSタンパク
質遺伝子のヌクレオチド配列を示す。
発明の詳説 「プラスモジウム・ファルシパルムのサーカムスポロゾ
イトタンパク質」なる語は、プラスモジウム・ファルシ
パルムの原虫の免疫優性表面抗原(CSタンパク質)を
意味する。
プラスモジウム・ファルシパルムのCSタンパク質コー
ディング配列は、デイムら(Dame et al、)
サイエンス、225.593〜599(1984)Gこ
開示されている。
本明細書において用いられているように、「サーカムス
ポロゾイトタンパク質J、r、CSJまたは「CSタン
パク質」なる語は、プラスモジウム・ファルシパルムの
全長サーカムスポロゾイトタンパク質ならびにそのいず
れもの免疫誘導体の両方ヲ包含スる。プラスモジウム・
ファルシパルムのサーカムスポロゾイトタンパク質の「
免疫誘導体」なる語は、(a)保護免疫活性を保持して
いる、全長CSタンパク質コーディング配列のサブフラ
グメントまたは一連のタンテ゛ムサブフラグメントによ
ってコードされた誘導体のようなプラスモジウム・ファ
ルシパルムのサーカムスポロゾイトタ。
ンパク質のいずれもの誘導体、またはfbl保護免疫活
性を保持しているプラスモジウム・ファルシパルムのサ
ーカムスポロゾイトタンパク質の修飾コーディング配列
から得られるいずれものタンパク質を意味する。そのよ
うな免疫誘導体は、ホトシュタインら(Botstei
n et al、) 、サイエンス、229゜1193
(1985)の方法によるような常法により調製できる
。ピー・ファルシパルムのCSタンパク質コーディング
配列のいくつかの合成免疫誘導体が、バーローら(Ba
1lou et al、 )、サイエンス、228.9
96〜999(1985)に開示されている。
本発明の組換え体ベクターは、発現調節配列に機能的に
結合したDNA分子からなり、かつ、所望により、さら
に、酵母にて機能的であるレプリコンからなり、該DN
A分子がプラスモジウム・ファルシパルムのサーカムス
ポロゾイトタンパク質のコーディング配列を含有するこ
とを特徴とする。「レプリコン」なる語は、それ1こよ
り形質転換した宿主酵母微生物においてそのような組換
え体ベクターを保持する機能を果たすDNAの最小領域
を意味する。そのようなレプリコンは、よく知られてい
る。「発現調節配列」なる語は、構造遺伝子のコーディ
ング配列の転写を調節するいずれもの領域を意味する。
そのような発現調節配列は、よく知られている。好まし
い発現調節配列としては、酵母グリセルアルデヒド−3
P−デヒドロゲナーゼ遺伝子(TDH3)プロモーター
およヒ酵母オルニチンカルバモイルトランスフェラーゼ
遺伝子(ARG3)転写終止領域が挙げられる。
他の有用な発現調節配列領域の例としては、エノラーゼ
、アルドラーゼおよびホスホグリセレートキナーゼをコ
ードする遺伝子のようなグルコース分解経路の酵母遺伝
子、酵母アルコールデヒドロゲナーゼ遺伝子および、一
般的に、アルギナーゼ遺伝子のような異化作用に包含さ
れる遺伝子に由来するものが挙げられる。そのようなベ
クターは、プラスモジウム・ファルシパルムのCSコー
ディング配列を、既にレプリコンおよび発現調節配列を
含有するベクター中に同位相にて、該DNA分子がその
ような発現調節配列:こ機能的に結合するように挿入す
ることによるような常法により調製できる。その中に該
CSコーディング配列を挿入するための有用なベクター
の例としては、イー・コリおよびニス・セレビシI(S
、cerevisiae )の両方曝こおいて複製およ
び保持が可能であり、したがって、シャトルベクターと
して知られているプラスミドYEp13が挙げられる。
いくつかの他の酵母ベクターが知られており、かつ、入
手可能である。酵母昏こおける自律性複製配列(レプリ
コン)機能を含有するプラスミドベクターによる形質転
換は、通常、プラスミドとしての本発明のDNA分子の
染色体外保持をもたらす。そのようなレプリコンは、よ
く知られている。酵母において機能的なレプリコンを含
有しないプラスミドベクタ一番こよる形質転換は、該D
NA分子の染色体DNA中への取り込みを生じつる。好
ましくは、該DNA分子は、酵母サツカロミセス(Sa
ccharomyces )属、特に、ニス・セレビシ
Iにおいて発現の可tなベクターに結合する。
本発明に用いるDNAフラグメントを調製するためのD
NAの制限、本発明に用いる組換え体DNA分子を調製
するためのそのようなフラグメントの結合および微生物
中への挿入は、実質的に前記文献に開示された方法によ
るような公知の方法)こよって行なわれる。条件を選ん
で、DNAおよび酵素の変性を避ける。例えば、pHが
約7.0〜11.0になるように緩衝し、かつ、温度は
約60℃以丁に保つ。好ましくは、制限は約30〜40
℃の温度にて行ない、かつ、結合は約0〜10’Cにて
行なう。本発明の実施に用いられる制限酵素およびリガ
ーゼは商業的に入手でき、かつ、添付の指示に従って使
用する。T4リガーゼは、好ましいりガーゼである。
種々のフラグメントおよび最終構築物は、常法に従って
結合できる。多くの場合、遺伝子を単離し、制限地図を
作成し、ならび)こ塩基配列決定が行なわれる。ある程
度まで、該遺伝子の制限、要すれば、Bal 31によ
る制限、in vitro突然変異誘発、プライマー修
復のようなそれ以上の操作を用いることにより、該OS
タンパク質コーディング配列のような問題の配列を選択
して、所望の配列を含有し、かつ、適当な末端を有する
所望の大きさのフラグメントを提供しうる。該制限部位
が問題の領域の内部にある場合、配列を結合するため、
ならびに欠損配列を置換するためにリンカ−およびアダ
プターを用いることができる。単離した種々のフラグメ
ントは、電気泳動、電気溶出により精製し、他の配列に
結合し、クローニングし、再単離し、かつ、それ以上の
操作を行なう。
該CSタンパク質コーディング配列の転写を調節するた
めの発現調節配列の使用は、無いか低い水準の該CSタ
ンパク質コーディングの発現とともに該宿主細胞を高密
度まで増殖させ、ついで、周囲の条件、例えば、栄養、
温度などを変えることにより発現を誘発させつる。
例えば、GAL4調節領域を用いた場合、該酵母をグリ
セロール−乳酸配合高栄養培地にて高密度′、例えば、
中央または後期対数期まで増殖し、ついで炭素源をガラ
名ドースに取り変えることができる。PH05調節につ
いては、約0.1〜0.5mMの、′高すン酸塩濃度に
て該細胞を増殖しつる。
温度感受性に対しては、該細胞を25°〜37℃にて増
殖し、ついで、適当ならば、約5°〜20℃まで温度を
変化させることができる。該宿主細胞は、用いた調節領
域に関連した調節系を有する。
該発現調節への該CSタンパク質コーディング配列の融
合は、中間ベクターの使用により達成でき、または、別
法として、該コーディング配列は、該発現調節配列を含
有するベクター中に直接挿入できる。好ましくは、該C
Sタンパク質コーディング配列の発現により合成したタ
ンパク質が外来性アミノ酸残基を欠(ように該CSタン
パク質コーディング配列を該発現調節配列に関連して配
置する。
本発明は、また、そのような組換え体ベクターにより形
質転換した酵母宿主細胞およびそのような宿主の調製法
に関する。そのような形質転換は、イト−ら、ジャーナ
ル・オブ・バクテリオロジー(Itoetal、、 J
、 Bacter、)、 153 、163〜168(
1983)の方法のような常法Iこより行なう。
好ましい酵母宿主細胞としては、サツカロミセス111
+こ属スるもの、特Iこ、サツカロミセス・セレビシア
種番こ属するものが挙げられる。
本発明は、また、本発明の形質転換酵母細胞を適当な培
地にて培養し、かつ、そのような宿主細胞の培養溶解物
からそのようなタンパク質を単離することを特徴とする
プラスモジウム・ファルシパルム・サーカムスポロゾイ
トタンパク質の調製法に関する。「適当な培地」なる語
は、該形質転換宿主が生存可能であり、かつ、そのよう
な宿主が回収可能量の該CSタンパク質を発現しうる培
地を意味する。明らかなようIこ、用いる適当な培地は
、用いる宿主細胞蚤こ依存する。そのような宿主の培養
溶解物からの該CSタンパク質の単離は、通常のタンパ
ク質単離法により行なわれる。
本発明は、また、本発明の方法により調製した免疫保護
量のピー・ファルシパルムCSタンパク質を含有するワ
クチンに関する。「免疫保護」なる語は、充分な本発明
のCSタンパク質を感染しタヒト宿主に投与して、その
後のピー・ファルシパルム寄生生物感染に対して充分な
保護抗体応答を誘発することを意味する。本発明のワク
チンにおいて、好ましくは、生理的pHに緩衝した本発
明のポリペプチド、すなわち、本発明の形質転換酵母宿
主細胞により発現したピー・ファルシパルムCSタンパ
ク質の水溶液は、直接用いることができる。別法として
、予備凍結乾燥を用い、または用いずに該ポリペプチド
を種々の公知のアジュバントのいずれかと混合し、また
は吸着しうる。そのようなアジュバントとしては、特に
、水酸化アルミニウム、ムラミルジペプチドおよびキル
Aのようなサポニン類が挙げられる。さらに典型的な別
法として、該ポリペプチドをリポソームのような微粒子
内にカプセル化できる。さらにもう1つの典型的な別法
において、該ポリペプチドを死滅ボルデテラ(Bord
etella )または破傷風トキソイドのような免疫
刺激高分子蚤こコンジュゲートできる。
ワクチン調製は、「ワクチンの新傾向および展開」、ボ
ラ−ら編、ユニバージチー・ハーク・プレス、ボルチモ
ア、メリーランド、米国(NewTrends and
 Developments in Vaccines
 、 edited byVoller et al、
、 University Park Press 、
 Baltimore。
Maryland 、 U、S、A ) 1978年に
一般的に記載されている。リポソーム内へのカプセル化
は、例えば、フラートン(Fullerton )、米
国特許第4235877号に記載されている。高分子へ
のタンパク質のコンジュゲーシヨンは、例えば、リクハ
イト(L 1khite )、米国特許第437294
5号およびアーマ−ら(Armor et al、 )
、米国特許第4474757号によって開示されている
。キルAの使用は、例えば、ダルスガードら、アクタ・
ベテリナリア・スカンジナビ力(Dalsgaard 
et al、。
Acta、 Vet、 5cand、 ) 、 18 
、349 (1977)によって開示されている。
それぞれのワクチン用量蚤こ存在する酵母由来ピー・フ
ァルシパルムCSポリペプチドの盪は、顕著な副作用が
誘発されることなく、免疫保護応答を誘発する量として
選択される。そのような量は、いずれの特定のポリペプ
チドを用いるか、および該ワクチンをアジュバントする
か否かにより変化する。一般的iこ、それぞれの用量は
、1〜1000μy1好ましくは、10〜200μyの
ポリペプチドを含有すると考えらnる。特定のワクチン
の最適量は、患者における抗体力価および他の応答の観
察を包含する標準的試験tこよって確かめることができ
る。最初のワクチン接種後、患者は、好ましくは、約4
週間口にブーストを受け、ついで感染の危険性がある限
り、6力月毎にブーストを繰り返えす。
実施例 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが
、これらに限定されるものではない。
温度は、全て、摂氏で示す。DNA操作に用いた酵素は
、ベセスダ・リサーチ・ラボラトリーズ、ニュー・イン
グランド・バイオラボおよび/またはバーリンが−(B
ethesda Re5earch Laborato
ries 。
New England Biolabs and 1
0r Boehringer ) から入手し、かつ、
該供給者の指示に従って用いた。
以下の実施例において、つぎの略語を用いうる。
YNB : 2%グルコースを含有するアミノ酸不含の
酵母窒素塩基〔ディフコ・ラボ(DNfco Lab)
)0.675% PBS ニリン酸塩緩衝生理食塩水(pH7,4)(1
7?当り) : 8.0 、ji! NaCn 、 0
.2 fi KCn 、1.15p Na2 HP 0
4.0.29KH2PO4,0,1、ji’ CaCl
2.0、1 、F Mgcg2− 6 H20BSA 
:ウシ血清アルブミン(A4378、シグマ) Lブロス(1411’当り):1oyトリプトン、5I
NaC/115ji酵母エキストラクト、1 rnQ 
0. I MMgSO4iオートクレーブに付した後5
meのチアミン(1■/m(りの滅菌溶液を加える。固
体培地については、14当り15gの寒天を加える。
X−gal:5−ブロモ−4−クロロインドイル−β−
D−ガラクトピラノシド 実施例A プラスミドpRIT10167の組立テ出発
材料はpBR322上にクローンされたTDH3遺伝子
をコード付けする酵母DNAの2.1kbHind I
nフラグメントを含有するプラスミドp6yであった。
pBR322はポリバーら(Bolivaret al
、)、ジーン(Gene)、2.95〜113 (19
77)によって記載されている。該p6yプラスミドは
ムステイら(Musti et al、)、ジーン(G
ene)、j土、133(1983)によって組立てら
れ、かつ特徴付けされており、ザ・ナショナル・インス
ティチュート・オブ・ヘルス(the Nationa
lInstitute of Heath )のエム・
ローゼンベルグ(M、 Rosenberg) t1士
から入手した。該Hind■フラグメントをEcoRI
部位が破壊されたpBR322上に再クローンしてプラ
スミドpRIT10164(非本質的な操作)を得た。
TDH3コーディング配列のATGコドンのG残基に位
置するBamHIを生じかつTDH3プロモーター活性
を有するHind Iff −BamHT  DNAフ
ラグメントを得るようにTDH3配列が1傷であって操
作によって変化しない以下の操作を行った。実質的には
カーノら(Kahn etal 、) 、メソッズ・イ
ン・エンザイモロシ−(Methods in Enz
ymology)、68.268(1979)によって
記載されている如くに、前記の如く調製したpRIT1
0164のDNAをCsC1!−臭化エチジウム密度勾
配遠心分離に2回付すことによって精製した。XbaI
エンドヌクレアーゼ75単位でpRIT10164.D
NA  150μ2を完全に消化し、フェノールオヨヒ
エーテルで抽出し、エタノールで沈殿させ、DNAを1
μl当たり1μyの濃度で0、OIMトロメタミンーH
Cj 緩衝液に再懸濁した。
このXbaI処理DNAの20 tip試料をBa77
31ヌクレアーゼで消化してATGコドンとXbaI 
部位間のDNAの61塩基対を切り取った。最終反応容
量200μ/中のDNA20.に’当たりBal!31
ヌクレアーゼ1単位を用い、600mM Na−Cム1
2mM CaCe2.12mM MgCl!2.1mM
 EDTA、20mM トロメタえンーHC1!、pH
3,1を含有する緩衝液中、30℃にて1〜3分間、B
ai’31での消化を行った。
エチレンビス(オキシエチレンニトリロ)四酢酸(EG
TA)の添加によって酵素反応を停止して20mMの終
濃度とし、試料を等容量のフェノール、エーテルで抽出
し、エタノールで沈殿させた。各DNA試料を10mM
トロメタミンーHC/緩衝液、pH7,5の20μEに
再懸濁した。各DNA試料約2.5μyをHpaIエン
ドヌクレアーゼで消化し、HpaI−XbaIフラグメ
ントの大きさをpRIT10164からの335bp 
 HpaI−XbaIフラグメントと比較することによ
って、Bal!31消化の程度を測定した。Ba/31
での2分間消化はpRIT10164 のXbaI−H
paIフラグメントから約41〜88個のヌクレオチド
を除去することが判明した。
この結果は、同様数の塩基対がATGコド塞向 ・かう
他のXbaI末端から除去されたことを意味する。2分
間のBa131消化から回収したDNA 5μ2をBa
mHIエンドヌクレアーゼで消化し、フェノールで抽出
し、エタノール沈:股によって回収した。
デオキシヌクレオチドトリホスフェートの序在において
、このDNAをT4ポリメラーゼ5単位で処理して満た
し、BamHIおよびいずれのBaI!31一本鎖末端
をも平滑末端とし、フェノールで抽出し、エタノール沈
殿によって回収した。このDNA2.3μyをT4DN
AIJガーゼ5単位で処理し、結んだ混合物の半分を用
いてコーヘンら(Cohen etal、)、プロシー
ディングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サ
ンエンシズ(Proc、 Natl 。
Acad、 Sci、)、69.2110(1972)
の方法によって調製したイー・コリ(E、 coli)
K12株MM294のコンピテント細胞を形質転換した
。形質転換されたイー・コリ(E、coli)集団11
eを200μyheアンピシリンを含むL−ブロス35
0d中に希釈し、得られた培4物から全プラスミドDN
Aを精製した。
約40〜80個の塩基対のBa/31誘発欠失を有する
プラスミド分子の集団を含有するこのプラスミドDNA
80μ2を、順次Hind[[エンドヌクレアーゼ75
単位およびBamHiエンドヌクレアーゼ96単位で消
化して、前記処理後BamHI部位が再生された、すな
わちBal 31  消化がG残基で終止し7たプラス
ミドからDNA  フラグメントを得た。
このDNAの消化は調製1%アガロースゲル上で行い、
1100〜1000bpの大きさに対応する所望のHi
nd m−BamHIフラグメントを、一方が約107
0bpのDNAに対応し他方が約1030bpに対応す
る2片でゲルから切り出した。凍結し、次いで解凍し、
続いて高速遠心してアガロースをペレット化する工程に
よってDNAを2つのアガロースゲル片から回収した。
上澄液をミリポアG■ミレツクス・フィルター(Mil
lipore GV Millexfilter)を通
して濾過し、エタノール沈殿に2回付すことによってD
NAを回収し、0.OIMトロメタミンーHC1!緩衝
液、p H7,5の20μgに再懸濁した。
アガロースゲル電気泳動による分析ならびにpRIT1
0164DNAのHindLIIとXbaI による消
化および7ア一ジ人DNAのHind[[とEcoRI
による消化からのフラグメントとの比較は、pRIT1
0164からの1120bpの親のHindnl−Xb
aIフラグメントと比して1つは約1070bp と評
価され、もう1つは約1030bpの大きさと評両され
る2種の区別されるHind m−BamHIフラグメ
ントの集団が得られたことを示した。1030bpHi
nd III−BamHIフラグメント集団の約100
nj9を、HindlI[およびBamHIエンドヌク
レアーゼで消化されかつアルカリホスファターゼで処理
されたプラスミドpUC9200nyで結び(シャイン
(。
5hine)、米国特許第4264731号参照)、結
んだ混合物を用いてアンピシリン耐性について選択され
たイー・コリ(E、 coli)株JMIO3のコンピ
テント細胞を形質転換した。イー・コリ(E。
cal i)株JM103の形質転換は前掲のコーヘン
ら(Cohen et al、)の方法によって行った
pUC9ベクタープラスミドおよび受容体イー・フリ(
E、 coli )株JM103は共にビエイラおよび
メツシング(Vieira and Messing 
)によりジーン(Gene)、19.259(1982
)中に記載されており、ジエイ・メッシング(J 、M
essing)(ミネソタ大学)より入手した。pUc
9ベクターはアメルスハム(Amersham) (パ
ツキンガムE’r−” (Buckinghamshi
re)、英国)およびファルマシア(Pharmaci
a) (ウプサラ(Uppsala)、スウェーデン)
から商業的に入手可能である。イー・コリ(’E、co
li)株JMI 03はジエイ・メッシング(J、Me
ssing) (ミネソタ大学)より入手可能である。
イー・コリ(E、 coli)株JM103  の特性
を有するもう1つのイー・コ!J (E、coli)株
、すなわち、JMIOIは受託番号ATCC33876
下、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(
American Type Cu1ture Co1
1ection)、ロックビル(Rockuille)
、メリーランド州、から入手でき、また、これは宿主と
して用いることもできる。1 me当たり約400 の
アンピシリン耐性コロニーを得、そのうち98のコロニ
ーヲX−galを含有する培地上でテストした。95は
白色であり、ベクター上のHind IIIおよびBa
mHI部位間に外来性DNAフラグメントが首尾よく挿
入されたことを示す。
増殖する培養物へのスペクチノマイシン(150μ、9
/d)の添加によるプラスミドのtlIl後、スモール
・スケール(small 5cale)  法〔ビルン
ボイムおよびトリイ(Birnboim and Do
ly)、ヌクレイツク・アシッド・リサーチ(Nucl
、 Ac1dRes 、 )、7.1513、(197
9)]によって個々の形質転換体コロニーからのプラス
ミドを調製した。
Ava口およびBamHIエンドヌクレアーゼでの二重
消化の後、組換体プラスミドを7.5%アクリルアミド
ゲル上で分析し、pRIT10164のプロモーター−
だ端コーディング頭載よりなる450bp AvaII
−XbaフラグメントおよびpBR322DNAのHp
a口消化のフラグメントと比較した。
pRIT10164と比較すると20〜90個の塩基対
の欠失に対応するAvaローBamHIフラグメントが
調べた36のプラスミドのうち35に存在していた。約
80の塩基対(pRIT10166) 、50(7)塩
基対(pRI’T’1o167 、第1図)および45
の塩基対(pRIT10165)  の欠失を示す3種
のプラスミドを後の実験用に選択した。CsC1−臭化
エチジウム密度遠心分離によってプラスミドDNAを1
凋製し、各25μ2をEcoRIで消化した。EcoR
I末端を交換キネ−ジョンによりa−32p−A”rp
でラベルし、マキサムおよびギルバー) (Maxam
and’ G11bert)の化学修飾法、メソッズ・
イン・エンザイモロジ−(Methods in En
zymology)、65.499(1980)、によ
って各プラスミドからのHind ul −EcoRI
フラグメントのヌクレオチド配列を決定した。各組換体
プラスミドのpUc9ベクタ一部におけるEcoRI部
位のラベル、およびそこからの配列決定は、TDH3D
NAフラグメントに入れる欠失末端を特徴づける隣接B
amHI部位のまわりの配列を決定する常法である。こ
の配列決定分析は、プラスミドpRIT1066におい
ては、ATG  コドンより25塩基対上流の5′非翻
訳領域に位置するG残基に3amHI部位が再生し;p
RIT10165においては、BamHi部位は第3コ
ドンの第2塩基に位置し;および、pRIT10167
においては、BamHI部位はATGコドンのG残基に
位置することを示した。
pRIT10167においてかく組立てらnたTDH3
DNAのHind III−BamHIフラグメントは
不変形におけるTDH3プロモーター活性に8纒なすべ
ての配列を含有する。
実施例B ベクターpRIT10172の組立て実施例
Aに記載した如くに調製したpRIT10167からの
1050bp Hind[I−BamHI TDH3D
NAインサートを、ベクターの2ミクロン(micro
n)DNA部分にあるHindln部位とBamHI部
位間の部位−チら(Broach et al、)、ジ
ーン(Gene)、8.121(1979)によって記
載されているYEp13シャトルベクター上に再クロー
ンして組換体プラスミドpRIT12159を得た。次
いでpRIT12159のDNAをXbaIおよびB 
amI(Iエンドヌクレアーゼで消化し、得られた16
50bp  フラグメントをプラスミドpRIT107
74上のARG3プロモーターを含有する同様のXba
I−BamHIフラグメントの位置に結んだ。プラスミ
ドp RI T 10774はカベシンら(Cabez
on et ai、)、プロシーデイングズ・オブ・ナ
ショナル・アカデミ−・オブ・サンエンシズ(Proc
、 Natl、 Acad、 Sci、)U。
5−81.6594〜6598(1986) 、ならび
にカベシンら(Cabezon et al、)、19
84手1月30日出願の米国持許出@575122号に
記載されており、それはARG3プロモーター領域より
なる1470bp HindIII−BamHIインサ
ートおよびARG3転写終止領域よりなる1150bp
  BamHI−HindlII フラグメントと共に
、in vitro操作によってそれから天然ベクター
のBamHTおよびXhoI部位が欠失されたYEp1
3レプリコンよりなる。TDH3プロモーターインサー
トによるpRIT10774上のARG3プロモーター
インサートの1ilt4は、TDH3プロモーターイン
サートのATGコドンに位置しかツ1150bp  B
amHI−Hind[[ARG3 DNAフラグメント
上の転写終止についての機能シグナルに先行する単一の
BamHI部位を含有するプラスミドpRIT1017
2を与える。従って、外来DNAをこの部位でクローン
することができる。さらに、このDNA  インサート
は、他のベクター上への挿入用の2200bp  Hi
nd[[フラグメントとしての発現単位モジュール(カ
セット)の除去を可能とするH i nd111部位と
境界を接する。第2図はpRIT10172の制限エン
ドヌクレアーゼ切断地図である。
実施例1 ビイ・ファルシパルム・シルカムスポロゾイテ(P、 
Palciparum Cirumsporozoit
e )  蛋白質コーディング配列からその推測される
シグナル配列を除いたものの酵母における発現A、プラ
スミドpRIT12570およびpRIT12569の
組立て プラスミドWR201はウォルター・リード・アーミイ
・インステイチュート・オプ・リサーチ(Walter
 Reed Army In5titute of R
e5earch)より入手したが、これは完全なシルカ
ムスポロゾイテ(circumsporozoite 
)蛋白質遺伝子プラスモデイウム・ファルシパルム(P
losmodiumf a lc iparum )を
コード付けするλmpfl(ジーンら(’Dame e
t al、)、寸イエンス(5cience)、225
.593〜599ら、゛・1、(1984)参照〕 か
らの2.3キロベース(kb)EcoRI  フラグメ
ントのベクターpUC8への挿入から碍られるものであ
る。
第1A図はクローンλmpflの模式的な制限地図およ
び配列決定法を示す。該図に示された制限酵素切断部位
の位置は配列から決定し、消化によって確認した: A
、Ava口;Ac、 AccI ;a、 Bs tnI
; D、DraI; Dd、DdeI; F%FokI
; N、NdeI; R,RsaI; S、5tuI;
 T、TthIII; Tq、TaqI;X、Xho口
。矢印は決定された配列の複製開始点、方向および大き
さを示す。C8蛋白質コーディング領域は太線として示
す。
第2A図はビイ・ファルシパルム(P、 falcip
arum)からのC8蛋白質遺1云子のヌクレオチド配
列を示す。λmpflにおけるC8蛋白質遺伝子のヌク
レオチド配列を示す。ベクターpUC8はビエイラら(
Vieira et al、)、ジーン(Gene)、
19.259(1982)によって記載されている。ベ
クターpucsはアメルスハム(Amersham)、
パツキンガム’q−17(Buckinghamshi
re)、英国、およびファルマシア(Pharmaci
a)、ピスカタウエイ(Piscataway)、ニュ
ージャージ州、米国およびウプサラ(Uppsala)
、スウェーデンから商業的に入手可能である。ビイ・フ
ァシパルム(P。
falciparum ) C3蛋白質コ一デイング配
列の最初の52bpを除いたものを含有するプラスミド
WR201の1215塩基対(bp ) 5tuI−R
sa I フラグメントを7.5%ポリアクリルアミド
電気泳動ゲルからの電気溶出によって精製した。制限エ
ンドヌクレアーゼStu IはC8蛋白質遺云子を配列
の18番目のコドンにおいて切断する。C8蛋白質の最
初のアミノ酸16個の配列は切断されたシグナルペプチ
ドを特徴づけるものであるので〔ダーメら(Dame 
et al、)、サイエンス(5cience)、25
5.593〜599(1984月、これらのアミノ酸は
恐ら(はスボロゾイテ(5pOrOZOite )上の
成熟C8蛋白質には欠けているであろう。
かくして、プラスミドWR201の1215bpStu
I−RsaIフラグメントは、配列から予想される成熟
C8蛋白質の最初の2個のアミノ酸を除くすべてをコー
ド付けすべきものである。この平滑末端5huI−Rs
aIフラグメントを、実施例Bに記載した如く調製した
酵母発現ベクターpRIT10172のDNAポリメラ
ーゼ修復BamHI部位に隣接する翻訳開始コドンに同
相で融合した(満たした13amHI部位の5tuI部
位への結びはBamH1部位を再形成する)。プラスミ
ドpRIT10172のDNA をBamHIエンドヌ
クレアーゼで消化し、イー・コリ(E、 coli) 
DNAポリメラーゼI(クレノーフラグメント)で処理
し、フェノールで抽出し、エタノール沈殿によって回収
した。このDNA0.4μ!?を前記WR201からの
1215 bpStuI−RsaIフラグメント0.2
ttfilと混合し、T4DNAリガーゼで処理し、結
んだ混合物を用いてコーヘンら(Cohen et a
l、)、プロシーデイングズ・オブ・ナショナル・アカ
デミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、 Natl、
 Acad、 Sci、) USA、69.2110(
1972)の方法により調製したイー・コリ(E、co
li)K12株MM294のコンピテント細胞を形質転
換した。ニックトランスレーションにより32Pでラベ
ルした5tuI−RsaIフラグメントをプローブとし
て用い、ワットマン(Whatman)541のフィル
ター上のコロニーハイブリダイゼーション〔グルンシュ
タインおよびホグネス(Grunstein and 
Hogness)、プロシーデイングズ・かブ・ナショ
ナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、 
Natl、 Acad、 Sci、) USA、72.
3961(1975)]の方法によって1200のコロ
ニーをテストした。コロニーのうち20%は該プローブ
に関して陽性のシグナルを与えた。スモール・スケール
(small 5cale)法〔ビルンボイムら(Bi
rnboim et al、)、スフレイック・アシツ
ズ0リサーチ(Nucleic Ac1ds Re5e
arch )、7 1513(1973)]によって陽
性ココロニからの28のプラスミドを調製した。Bam
HIおよび5alIエンドヌクレアーゼでの二改消化に
より5tuI−RsaIフラグメントの配位をテストし
た。
プラスミドのうち、7のプラスミドは正しい配位のフラ
グメントを宵しくそのうちの1つはpRIT12570
と命名された、第2図)、12のプラスミドは誤った配
位のフラグメントを有していた(そのうちの1つはpR
IT12569と命名された、第2図)。第4図はpR
IT12570の調製を説明するフローチャートである
酢酸リチウム処理細胞の形質転換〔イト−ら(No e
t al、)、ジャーナル・オブ・バタテリオロジ−(
J 、 Bacteriol 、)、153.163−
168(1983))およびロイシン独立性についての
選択によって、プラスミドpRIT12570、pRI
T12569、およびpRIT10172をエム・クラ
ビール(M、Crabeel ) 、セリア・インステ
イチュート(Ceria In5titute)、アン
デルレヒト(Anderlecht )、ベルギーより
入手した酵母(サツカロミセス・セレビシェ(Sacc
haromycescerevisiae ))株DC
5(1eu2−3.1eu2−112、his3 、c
anl−11)および10S44C(1eu2−3.1
eu2−112 、pep4−3)  に導入した。こ
の組立てによって予想される蛋白質はベクター(pRI
T10172)配列に由来するそのNH2末端における
3つのアミノ酸(Met −Asp−Pro−)に融合
した成熟ビイ・ファルシパルム(p 、falcipa
rum:)CSt白質の394のアミノ酸を含有する。
ニス・セレビシェ(S、 cerevisiae )株
10S44Cはブダペスト条約の規定に従って、受託番
号ATCC2(18)19で、1986gf−8月18
日にアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(
AmericanType Cu1ture Co11
ection)、ロックビル(Rockv i I l
e )、メリーランド州、米国に寄託した。ニス・セレ
ビシェ(S、cerevisiae)株DC5はブダペ
スト条約の規定に従って、受託番号ATCC20630
で、19829f−6月2日にアメリカン・タイプ・カ
ルチャー・コレクション(AmericanType 
Cu1ture Co11ection )に寄託した
B、 酵母におけるビイ・ファルシパルム・シルカムス
ポロゾイテ(P、 falciparumCircum
sporozoite )蛋白質の合成前記の如く調製
したpRIT12570、pRIT12569またはp
RIT10172いずれかを含有する酵母(サツカロミ
セス°セレビシェ(Saccharomycescer
evisiae) )株DC5または10344Cを、
ロイシンを欠く液体培地(YNB+80μf;’ /m
eヒスチジンまたはYNB)中で別々に増殖させた。C
8蛋白質に対する5の単クローン抗体の混合物〔ダー〆
ら(’Dame et al、)、サイエンス(5ci
ence)、225.593−599(1984)]を
用い、蛋白質イムノブロッティング法〔バーネット(B
urnette)、アナリテイカル・バイオケミストリ
ー(Anal。
Biochem、)、112.195〜203(198
1);ゲルショニおよびパラデ(Gershoni a
nd Pa1ade)、アナリテイカル・バイオケミス
トリー(Anal。
Biochem、 )、131.1〜15(1983)
;l−ウビンおよびゴルドン(Towbin and 
Gordon ) 、ジャーナル・オブ・イミュノロジ
カル・メソッズ(J。
Irrmunol、 Methods) 、72.31
3〜340 (1984)参照〕によってC8蛋白質配
列を同定した。蛋白質のニトロセルロースフィルター上
への電気プロッティング(シュライヘルおよびジュール
(Schleicher and 5chji口1)、
0.45u) ()ウビンら(Towbin et a
t、)、プロシーデイングズ・オブ・ナショナル・アカ
デミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、 Natl、
 Acad、 Sci、)、U、S、A、 、 76.
4350〜4354(1979))の後、該フィルター
をPBS  中の3%ゼラチンで、37°にて1時間プ
レインキュベ、−トシた。続いて、フィルターを、各回
0.1%トウイーン(Tween) 20 (ポリオキ
シエチレンソルビタンモノラウレート)を含有するPB
Sで、5分間、5回洗浄し、PBS、1% ゼラチン中
、C8蛋白質に対する5の単クローン抗体の混合物〔ダ
ーメら(Dame et al、)、サイエンス(5c
ience)、225,593〜599、(1984)
]でシートを室温にて1時間処理した。各回PBS、o
、i%トウイーン(Tween) 20で、フィルター
シートを5分間、5回洗浄し、PBS、1%ゼラチン中
の第2のビオチン処理したヒツジ抗−マウス抗体(アメ
ルスハム(Amersham) )を室温にて1時間で
添加した。シートをPBS、0.1%トウイーン(Tw
een) 20  で5分間、5回再洗浄し、ストレプ
トアビジン−ビオチン処理したホースラディツシュ・ペ
ルオキシダーゼ(HRP) 複合体(アメルスハム(A
mersham )と共に室温で30分間インキュベー
トした。各回PBS、0.1%トウイーン(Tween
) 20で、シートを5分間、3回再洗浄し、最後にP
BS50rrle 中、メタノール10rne中のH2
O230μl および4−クロロ−1−ナフトールを含
有するHRP 色彩現象試薬(バイオラド(BioRa
d) )  と共にインキュベートした。抗原の分子量
はあらかじめ染色した蛋白質マーカー、卵アルブミン、
アルファーキモトリプシノーゲン、ベーターラクトグロ
ブリン、リゾチウム、チトクロームC(BRL)から見
積った。
pRIT12570由来蛋白質含有細胞に特異的な免疫
反応は分子量が30000〜50ooo  ダルトンの
範囲の蛋白質種を示した。これは酵母によって発現され
たビイ・ファルシパルム(P、 falciparum
)C3ffi縁生酸生成物均質であることを示す。この
不均質物質はDC5形質転換細胞よりも10S44′C
形質転換細胞からの蛋白質のうちにより多く見い出され
た。
実施例2 抗体応答−エライヤ法、酵母調製ビイ・ファルシパルム
(P、 falciparum ) CS蛋白に対する
抗1m清めC8反応性、肝細胞遮断 本発明の方法により酵母によって調製したビイ・ファル
シパルム(P、 falciparum)CSポリペプ
チドは、ここに参照のために挙げる1985手2月7日
出願のバロウら(Ba1lou et al、)、米国
特許出願699116号に概説されている方法によりそ
の免疫原性を評価することができる。
実施例3 酵母によって発現されたビイ・ファルシパルム(P 、
 fa lc iparum)CS ’iJc白貢を含
有するワクチン 本発明のワクチンの一例を以下の如くに調製する=3%
水酸化アルミニウムの緩衝水性溶液(10mMリン酸ナ
トリウム、150mMNaCg、pH6,8:濾過滅菌
)に、同緩衝液中の酵母由来の本発明のビイ・ファルシ
パルム(P、falciparum)CSポリペプチド
を撹拌しながら加えて終濃度をポリペプチド100μg
/rug およびアルミニ9ム(A/”十)0.511
!g/mgとする。pHを6.8に維持する。混合物を
約06にて一晩放置する。チメロサールを加えて終濃度
o、o o o s%とする。pHをチェックし、要す
れば6.8に調整する。
実施例4 ビイ・ファルシパルム(P、falciparum)C
S i白質のテトラペプチドリピート領域の免疫原性蛋
白質を酵母において発現するためのベクターの組立て A、pRIT12990の組立て T4  DNAポリメラーゼを用いて満たし、再び結ぶ
ことによって、実施例Aに記載した如くに調製しか−)
pUc9ポリリンカーのBamHI−8ma/I−Ec
oRI 部分と共にHindu−BamHI TDH3
プロモーターフラグメントを含有するpRIT1016
7(第1図、)からの1050bp Hindl[−E
coRIフラグメントを、BamHI 部位であらかじ
め欠失したpBR322誘導体プラスミドのHi nd
 DI およびECoRI部位間に再クローンした。得
られた組換体プラスミドをpRIT12176  と同
定された。
実施例5、後掲、に記載した如くに調製したpRIT1
0158(第1図)のプラスミドDNAをEcoRIエ
ンドスクレアーゼで消化し、T4DNAポリメラーゼで
処理してEcoRI一本鎖伸長を満たした。この調製物
をCatIエンドスクレアーゼでさらに消化した。pR
IT10158 DNAのさらなる試料%CI!aIお
よびHaemエンドヌクレアーゼで消化し、ARG3遺
伝子の転写終止領域を有する1 150 bp CJa
 I −Hae IIIフラグメントを調製アガロース
ゲル電気泳動および電気溶出によって回収した。このフ
ラグメントをEcoRI 、 T4 DNAポリメラー
ゼ、C1aI処理pRIT10158 DNAで結び、
結んだ混合物を用いてコーヘンら(Cohen et 
al。
)、前掲、によって記載されている如くに調製したイー
・コリ(E、coli)株MM294のコンピテント細
胞を形質転換してアンピシリン耐性とした。
形質転換コロニーからC/a I −Haelll A
RG3転写終とフラグメントがC1alおよび満たされ
たEcoRIIエンドスクレアーゼで消化し、(やはり
EcoRIおよびPstIエンドヌクレアーゼで消化し
た)前記の如(に調製したpRIT12176のプラス
ミドDNAと混合し、混合物を結び、これを用いてコー
ヘンら(Cohen et at、)、前掲、の方法に
よりイー・コリ(E、coli)K12株MM294の
細胞を形質転換してアンピシリン耐性とした。PRIT
12176からの大きな4630bp EcoRI P
stIフラグメントがpRIT10162からの小さな
1930bpEcoRI−PstI  フラグメントに
結ばれ、かつARG3転写終止領域が今やTDH3プロ
モーターに並置されるこの形質転換からのコロニーから
プラスミドpRI7122(18)を回収した。ARG
3およびTDH3DNA領域はHind mエンドヌク
レアーゼでの消化により単一の2200bpフラグメン
トとしてpRIT122(18)から切り出すことがで
きる。ベクター配列に関してこのフラグメントの他の配
位ヲ得るために、T4DNAポリメラーゼによって満た
し、再び結ぶ之゛とによって、pRIT122(18)
からの2200bp Hindl[フラグメントを再ク
ローンして天然EcoRIおよびBamHI部位が別々
に欠失されてしまっているpBR322誘導本プラスミ
ドのHindl[I部位に入れた。pRIT122(1
8)に比してベクター配列に関して反対の配位で挿入さ
れた2200bp Hindl[[フラグメントを有す
る得られたプラスミドはpRIT12290 と同定さ
れる。
第3図はp″RIT12290の制限エンドヌクレアー
ゼ切断地図である。pRIT]22(18)およびpR
IT12290の両ベクターにおいて、コーディング配
列を有するDNAフラグメントのクローニングに有用な
ユニークBamH1,SmaIおよびEcoRI制限部
位によってTDH3プロモーターおよびARG3転写終
止フラグメントは分離され、プロモーターおよび転写終
止領域は他のベクターへの移入用モジュールまたはカセ
ットとして一緒に2200bpHind M フラグメ
ント上に切り出すことができる。
BamHI部位はTDH3遺伝子のATGコドンに位置
しているので特に有用であり、それは以下に例示する如
(酵母において他の遺伝子を発現する観点より、他の遺
伝子のTDH3プロモーターへの融合に用いることがで
きる。Hind mエンドヌクレアーゼでの消化により
、またはフランキング制限部位にて切断を行う他の制限
エンドヌクレアーゼの使用により、かかる融合体を、酵
母シャトルベクター上への挿入用のカセットまたはモジ
ュールの形態でpRIT122(18) もしくはpR
ITI2290誘導体から回収することができる。
B、ビイ、77/Lzシパルム(P、falcipar
um) CS蛋白質テトラペプチドリピート領域の一部
の導入用合成リンカ−を含有するプラスミドの組立て 前記パートAに記載した如(に調製したプラスミドpR
IT12290をBamHI  およびEcoRIエン
ドスクレアーゼで消化し、以下の構造を有する合成りN
Aフラグメントと混合する。
5’  GATCCTTAAG    3’GAATT
CTTAA フラグメント混合物をアニールシ、T 4 DNAリガ
ーゼで結び、常法に従ってこれを用いてイー・コリ(E
、col i)株MM294のコンピテント細胞を形質
転換してアンピシリン耐性とする。単一コロニーから調
製したプラスミドをEcoRIおよびB a mHIエ
ンドヌクレアーゼ制限部位の存在について、ならびにも
とのpRIT12290ベクター上に存在するが所望の
組換体上には存在しないSma 11部位の非存在につ
いて調べる。選択したプラスミドの正しさはDNA配列
決定によって証明できる。合成りNAフラグメントの挿
入はTDH3ATGコドンによるBamH1部位を再生
し、ATGコドンと同相の停止コドン(TAA)を提供
する。
カカるプラスミドを生成させる目的は、ビイ・ファルシ
パルム(P、falciparum)CS蛋白質テトラ
ペプチドリピート領域の192塩基対の部分のTDH3
プロモーター領域への融合に適したベクターを生成し、
およびかかるコーディング領域に対しすぐに3′側の停
止コドンを提供することにある。
C,ビイ・ファルシパルム(P、 falciparu
m) C3蛋白質テトラペプチドリピート領域の192
塩基対部分を含有するプラスミドの組立て、  実施例
1に記載した如くに精製し、かっC8蛋白質コーディン
グ配列から最初の52bpを除いたものを含有するプラ
スミドWR201の1215bpStul−RsaIフ
ラグメントをSau3Aで消化して、とりわけC5i白
質の16のテトラペプチドリピートについてコード付け
する192bp Sau3Aフラグメントを包含するよ
り小さいフラグメントを得る。ATG開始コドンに位置
する前記パ−トBの修飾pRIT12290ベクターの
B a m−HI部位はビイ・ファルシパルム(P、f
alciparum)のC8蛋白質のくり返しエピトー
プのSau3A部位と同相である。
このプラスミドのDNAをBamHIエンドヌクレアー
ゼで消化し、フェノールで抽出し、エタノール沈殿によ
って回収する。このDNA 0.2μgを前記した如く
に調製したStu I −Rsa IフラグメントのS
au3A消化体の約0.1 =0.2 μgと混合し、
T4DNAIJガーゼで処理じ、結んだ混合物を用いて
、常法に従い、イー・コリ(E、coli)株MM29
4 のコンピテント細胞を形質転換してアンピシリン耐
性とする。個々の形質転換体からのプラスミドを調製し
、BamHIおよびEcoRI エンドヌクレアーゼで
の二重消化の後、7.5%アクリルアミドゲル上で分析
し、親ベクター、5tul−RsaIC3遺伝子フラグ
メントのSau 3A消化体、および適当な分子量のマ
ーカー、例えばφ×174DNA のHae m消化体
と比較する。
200bpのBamHI−EcoRIは、CSコーディ
ング配列のATG 開始コドンへの歯合について所望の
配位である192bp Sau3Aフラグメントの挿入
に対応する。所望の配位である192bpSau3Aフ
ラグメントの挿入は、ATGコドンにおいてBamHI
部位を再生する。
加えて、かかるプラスミドのSau3Aでの消化は、C
8蛋白質くり返しエピトープを含有する5tuI−Rs
aIフラグメントの消化から得られるものと同一のサイ
ズの192bpフラグメントヲ生成する。この組立体は
、TDH3プロモーター境界におけるATG  コドン
からC8くり返しエピトープインサートを通って伸び、
Sau3A部位のすぐ僧り の3′側であってEcoRI部位のすぐの5′の導入さ
八 れた合成りNAフラグメント中のTAAコドンで終止す
る67個のアミノ酸のオープンリーディングフレームを
含有するであろう。組立ての正しさはDNA配列決定法
によって証明でき、プラスミドのHindIIエンドス
クレアーゼでの消化は、TDH3プロモーター、C8く
り返しエピトープおよびARG3終止領域よりなる23
90bpのHind IIフラグメントを生成するであ
ろう。このHindluフラグメントはいずれの適当な
酵母ベクター、例えばYEplB上にも再クローンでき
、常法に従って酵母に導入できる。
また、該プラスミドをB a mHIエンドヌクレアー
ゼで消化し、混合し、5tuI−RsaIC3<り返し
エピトープフラグメントのSau3A消化体と再び結ん
で、最初のコピーと同相であるエピトープのタンデムコ
ピーを導入することができ、もしインサートの配位が正
しいならばATGコドンにおいてBamHI部位を再生
するであろう。この操作を(り返して2個、3個、4個
等のタンデムコピーよりなる192bpエピトープフラ
グメントの一連のリピートを組み立てることができる。
この方法はオープンリーディングフレームの長さを増大
し、その結果、131.195および259個のアミノ
酸よりなる漸時長くなる蛋白質となる。
これらの組立体のHindII[エンドヌクレアーゼで
の消化は、実施例1に記載した如き公知方法による形質
転換および酵母への導入用に適した酵母ベクター上に再
クローンできる発現カセットを含有する漸時より長くな
るフラグメントを生じるであろう。
実施例5 プラスミドpRIT10158の組立てT4 DNAポ
リメラーゼで満たし、再び結ぶことによって、クラビー
ル・エムら(Crabeel M、 etal、) ;
  ニアローピーアン・モレキュラー・バイオロジー・
オーガナイゼーション・ジャーナル(EMBOJ、)、
2,205〜212(1983)によって記載されてい
る(受託番号ATCC39131下、アメリカン・タイ
プ・カルチャー・コレクション(American T
ype Cu1ture Co11ection )、
o ツクビル(Rockville)、メリーランド州
、米国、から制限なしに入手可能な)プラスミドpMc
200からの3300bp HindIr[フラグメン
トを天然EcoRI部位が欠失されてしまっているpB
R322誘導体プラ誘導体プラスミド−ンした。Hin
d[[ARG3遺伝子インサートが修飾pBR322ベ
クター上のClaI部位に接するARG3遺伝子の3′
鎮域を有する得られた組換体プラスミド、pRIT10
158(第1図)を選択した。第5図はpMc200 
の制限エンドヌクレアーゼ切断地図である。
以上、本発明の好ましい具体例について説明したが、本
発明の精神を逸脱することなく、種々の変形および1ぎ
飾を加えることができることは当業者に明らかであり、
それらも本発明範囲のものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、pRIT10162の作製を示したフローシ
ートである。 第2図は、プラスミドpRIT10172 、pRIT
12570およびpRIT12569の制限エンドヌク
レアーゼ地図である。 第3図は、pRIT12290の制限エンドヌクレアー
ゼ地図である。 第4図は、pRIT12570の作製を示したフロ。 −シートである。 第5図は、pMc200 の制限エンドヌクレアーゼ地
図である。 第1A図は、クローンλmpflの塩基配列決定法を示
した概略制限地図である。 第2A図は、ピー・ファルシパルムかラノCSタンパク
質遺伝子のヌクレオチド配列を示す。

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発現調節配列に機能的に結合したDNA配列から
    なり、該DNA配列がプラスモジウム・ファルシパルム
    (Plasmodium falciparum)のサ
    ーカムスポロゾイトタンパク質のコーディング配列を含
    有することを特徴とする組換え体DNAベクター。
  2. (2)さらに酵母において機能的であるレプリコンから
    なる前記第(1)項のベクター。
  3. (3)該発現調節配列が酵母グリセルアルデヒド−3P
    −デヒドロゲナーゼ(TDH3)プロモーターからなる
    前記第(1)項のベクター。
  4. (4)該発現調節配列が、さらに、ARG3転写終止領
    域からなる前記第(3)項のベクター。
  5. (5)ほぼその最初の50bpを除いたピー・ファルシ
    パルムCSタンパク質コーディング配列を含有するWR
    201の1215bp StuI−RsaIフラグメン
    トからなる前記第(4)項のベクター。
  6. (6)pRIT12570である前記第(5)項のベク
    ター。
  7. (7)ほぼその最初の50bpを除いたピー・ファルシ
    パルムCSタンパク質コーディング配列を含有するWR
    201の1215bp StuI−RsaIフラグメン
    トのSau3A消化に由来するピー・ファルシパルムC
    Sタンパク質の16テトラペプチドリピートをコードす
    る192bp Sau 3Aフラグメントまたはそのよ
    うな192bp Sau 3Aフラグメントの2、3、
    4またはそれ以上のタンデムコピーからなる前記第(4
    )項のベクター。
  8. (8)組換え体DNAベクターにて形質転換した酵母宿
    主細胞であつて、該ベクターが発現調節配列に機能的に
    結合したDNA配列からなり、該DNA配列がプラスモ
    ジウム・ファルシパルムのサーカムスポロゾイトタンパ
    ク質のコーディング配列を含有することを特徴とする酵
    母宿主細胞。
  9. (9)該ベクターが、さらに、酵母にて機能的であるレ
    プリコンからなる前記第(8)項の宿主。
  10. (10)該発現調節配列が酵母グリセルアルデヒド−3
    P−デヒドロゲナーゼ(TDH3)プロモーターからな
    る前記第(8)項の宿主。
  11. (11)該発現調節配列が、さらに、ARG3転写終止
    領域からなる前記第(10)項の宿主。
  12. (12)該ベクターが、ほぼその最初の50bpを除く
    ピー・ファルシパルムCSタンパク質コーディング配列
    を含有するWR201の1215bp StuI−Rs
    aIフラグメントからなる前記第(11)項の宿主。
  13. (13)該ベクターがpRIT12570である前記第
    (12)項の宿主。
  14. (14)該ベクターが、ほぼその最初の50bpを除い
    たピー・ファルシパルムCSタンパク質コーディング配
    列を含有するWR201の1215bp StuI−R
    saIフラグメントのSau 3A消化に由来するピー
    ・ファルシパルムCSタンパク質の16テトラペプチド
    リピートをコードする192bp Sau 3Aフラグ
    メントまたはそのような192bp Sau 3Aフラ
    グメントの2、3、4またはそれ以上のタンデムコピー
    からなる前記第(11)項の宿主。
  15. (15)サッカロミセス(Saccharomyces
    )属に属する前記第(8)項の宿主。
  16. (16)エス・セレビシア(S.cerevisiae
    )種に属する前記第(15)項の宿主。
  17. (17)エス・セレビシア株DC5または10S44C
    である前記第(16)項の宿主。
  18. (18)組換え体DNAベクターにて形質転換した酵母
    宿主細胞であつて、該ベクターが発現調節配列に機能的
    に結合したDNA配列からなり、該DNA配列がプラス
    モジウム・ファルシパルムのサーカムスポロゾイトタン
    パク質のコーディング配列を含有することを特徴とする
    酵母宿主細胞の調製法。
  19. (19)該ベクターが、さらに、酵母にて機能的である
    レプリコンからなる前記第(18)項の調製法。
  20. (20)該発現調節配列が酵母グリセルアルデヒド−3
    P−デヒドロゲナーゼ(TDH3)プロモーターからな
    る前記第(18)項の調製法。
  21. (21)該発現調節配列が、さらに、ARG3転写終止
    領域からなる前記第(20)項の調製法。
  22. (22)該ベクターが、ほぼその最初の50bpを除く
    ピー・ファルシパルムCSタンパク質コーディング配列
    を含有するWR201の1215bp StuI−Rs
    aIフラグメントからなる前記第(21)項の調製法。
  23. (23)該ベクターがpRIT12570である前記第
    (22)項の調製法。
  24. (24)該ベクターが、ほぼその最初の50bpを除い
    たピー・ファルシパルムCSタンパク質コーディング配
    列を含有するWR201の1215bp StuI−R
    saIフラグメントのSau 3A消化に由来するピー
    ・ファルシパルムCSタンパク質の16テトラペプチド
    リピートをコードする192bp Sau 3Aフラグ
    メントまたはそのような192bp Sau 3Aフラ
    グメントの2、3、4またはそれ以上のタンデムコピー
    からなる前記第(21)項の調製法。
  25. (25)該宿主がサッカロミセス属に属する前記第(1
    8)項の調製法。
  26. (26)該宿主がエス・セレビシア種に属する前記第(
    25)項の調製法。
  27. (27)該宿主がエス・セレビシア株DC5または10
    S44Cである前記第(26)項の調製法。
  28. (28)組換え体DNAベクターにて形質転換した酵母
    宿主細胞を適当な培地中で培養し、かつ、そのような宿
    主の培養溶解物からそのようなタンパク質を単離するこ
    とからなり、該ベクターが発現調節配列に機能的に結合
    したDNA配列からなり、該DNA配列がプラスモジウ
    ム・ファルシパルムのサーカムスポロゾイトタンパク質
    のコーディング配列を含有することを特徴とするプラス
    モジウム・ファルシパルムのサーカムスポロゾイトタン
    パク質の調製法。
  29. (29)該ベクターが、さらに、酵母にて機能的である
    レプリコンからなる前記第(28)項の調製法。
  30. (30)該発現調節配列が酵母グリセルアルデヒド−3
    P−デヒドロゲナーゼ(TDH3)プロモーターからな
    る前記第(28)項の調製法。
  31. (31)該発現調節配列が、さらに、ARG3転写終止
    領域からなる前記第(30)項の調製法。
  32. (32)該ベクターが、ほぼその最初の50bpを除く
    ピー・ファルシパルムCSタンパク質コーディング配列
    を含有するWR201の1215bp StuI−Rs
    aIフラグメントからなる前記第(31)項の調製法。
  33. (33)該ベクターがpRIT12570である前記第
    (32)項の調製法。
  34. (34)該ベクターが、ほぼその最初の50bpを除い
    たピー・ファルシパルムCSタンパク質コーディング配
    列を含有するWR201の1215bp StuI−R
    saIフラグメントのSau 3A消化に由来するピー
    ・ファルシパルムCSタンパク質の16テトラペプチド
    リピートをコードする192bp Sau 3Aフラグ
    メントまたはそのような192bp Sau 3Aフラ
    グメントの2、3、4またはそれ以上のタンデムコピー
    からなる前記第(31)項の調製法。
  35. (35)該宿主がサッカロミセス属に属する前記第(2
    8)項の調製法。
  36. (36)該宿主がエス・セレビシア種に属する前記第(
    35)項の調製法。
  37. (37)該宿主がエス・セレビシア株DC5または10
    S44Cである前記第(36)項の調製法。
  38. (38)前記第(26)、(27)、(28)、(29
    )、(30)、(31)、(32)または(33)項の
    調製法により調製したタンパク質。
  39. (39)免疫保護量の前記第(38)項のタンパク質か
    らなることを特徴とするワクチン。
  40. (40)1〜1000μgの該タンパク質からなる前記
    第(39)項のワクチン。
  41. (41)10〜200μgの該タンパク質からなる前記
    第(40)項のワクチン。
JP63021138A 1987-01-30 1988-01-29 酵母によるピー・ファルシパルム・サーカムスポロゾイトタンパク質の発現 Pending JPS63283586A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BE008791 1987-01-30
BE8708791 1987-01-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63283586A true JPS63283586A (ja) 1988-11-21

Family

ID=3883049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63021138A Pending JPS63283586A (ja) 1987-01-30 1988-01-29 酵母によるピー・ファルシパルム・サーカムスポロゾイトタンパク質の発現

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63283586A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2025598C (en) Chimaeric hepadnavirus core antigen proteins
US5112749A (en) Vaccines for the malaria circumsporozoite protein
ES2199938T3 (es) Fragmentos de adn codificante de las subunidades del receptor de la meningitis neisseria.
US6306625B1 (en) Method for obtaining expression of mixed polypeptide particles in yeast
JPH07265085A (ja) 組換えポックスウイルス
JPH07502646A (ja) リポタンパク質の分泌シグナルをコード化するdnaを含む細菌発現ベクター
JPH07108920B2 (ja) ハイブリツド粒状免疫原
EA012037B1 (ru) Поливалентные вакцины, содержащие рекомбинантные вирусные векторы
DD284899A5 (de) Verfahren zur herstellung eines plasmodium-impfstoffes
EP0544685A1 (en) Mycobacterial expression vector
JPS6251994A (ja) クロ−ン化抗原
JP2702899B2 (ja) 肝炎b型ウイルスワクチン
JP3450018B2 (ja) コクシジウム症ワクチン
JP3023997B2 (ja) 組み換えコクシジウム症ワクチン−5−7アイメリア表面抗原
EP0223711B1 (en) Protective synthetic peptide against malaria and encoding gene
HUT64596A (en) Recombinant vaccine against swine pleuropneumonie
WO1988005817A1 (en) Expression of the p. falciparum circumsporozoite protein by yeast
JPS63283586A (ja) 酵母によるピー・ファルシパルム・サーカムスポロゾイトタンパク質の発現
JPH06121688A (ja) マラリア抗原hrpiiおよびserpの部分配列を含む防御的熱帯熱マラリア原虫ハイブリッドタンパク質、その製造および使用
CN114773438B (zh) 一种牛病毒性腹泻病毒e0截短蛋白、制备方法及应用
CN114853912B (zh) 一种牛病毒性腹泻病毒e2-e0融合蛋白、制备方法及应用
JPS63192391A (ja) ポックスウイルス由来発現制御領域
AU617402B2 (en) Vaccines for malaria
NO884304L (no) Ekspresjon av plasmodium falciparum circumsporozoitt-protein hos gjaer.
Kimmel Patent Report