JPH021000Y2 - - Google Patents

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JPH021000Y2
JPH021000Y2 JP1982010973U JP1097382U JPH021000Y2 JP H021000 Y2 JPH021000 Y2 JP H021000Y2 JP 1982010973 U JP1982010973 U JP 1982010973U JP 1097382 U JP1097382 U JP 1097382U JP H021000 Y2 JPH021000 Y2 JP H021000Y2
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Priority to AU10754/83A priority patent/AU547680B2/en
Priority to US06/460,790 priority patent/US4497992A/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/22Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism
    • H01H3/30Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism using spring motor

Landscapes

  • Breakers (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は気中しや断器、詳しくは1対の接点
間を閉成するための圧縮コイルばねからなる蓄勢
ばねの支持機構を改善した気中しや断器に関する
ものである。
第1図は蓄勢ばねとして圧縮コイルばねを用い
た従来の気中しや断器の要部を示す側面図であ
る。
同図において、301は椀状にプレス加工され
た第1ばねホルダであり、ヒンジピン326によ
りしや断器筐体1のブラケツト332に支持され
ている。302は第2ばねホルダであり、先端部
のピン315でクローズドアーム26に連結され
ている。31は圧縮コイルばねからなる蓄勢ばね
であり、その一端部396は第1ばねホルダ30
1に、他端部31aは第2ばねホルダ302の軸
部334に外装してつば部333にそれぞれ支持
されている。
上記第2ばねホルダ302はリンク26が一定
の回転半径Rで反時計方向に回転することによ
り、第1ばねホルダ301側への押圧力と時計方
向への回動力とを同時に受ける。このとき、第2
ばねホルダ302のつば部333と第1ばねホル
ダ301との間で蓄勢ばね31の圧縮が行れると
ともに、両ばねホルダ301,302と蓄勢ばね
31とがヒンジピン326で一体的に回動してリ
ンク26の動きに対応し、また第2ばねホルダ3
02の軸部334により蓄勢ばね31の腰折れが
防止される。
上記構成において、第2ばねホルダ302のつ
ば部333は蓄勢ばね31の端部31aを安定良
く支持するために、円盤状に形成して、上記端部
31aの全周を支持するようになつている。これ
に対し、第2ばねホルダ302は1本の丸棒の削
り出しにより形成されており、このため上記のよ
うなつば部333を有する第2ばねホルダ302
の形成には、大径の素材(丸棒)を必要とし、ま
た椀状の第1ばねホルダ301の形成にはプレス
加工を必要とするため、その加工がきわめて面倒
でコストアツプを招く欠点がある。
この考案は上記のような欠点を改善するために
なされたもで、板材からなる第1と第2のばねホ
ルダのそれぞれに、ピンと一対の突片、およびヒ
ンジピンを設けるだけの簡単な構成により、蓄勢
ばねの両端部を4点支持と2点支持によつて確実
にかつ軽快に支持するようにした気中しや断器を
提供することを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第2図はこの考案に係る気中しや断器の一例を
示す側面断面図である。
同図において、1は筐体、2は蓄勢部ユニツト
ケース、3は通電部ユニツトケースである。蓄勢
部ユニツトケース2は筐体1の前部側(左側)に
位置して、また通電部ユニツトケース3は筐体1
の後部側(右側)に位置して、筐体1の一部を構
成する側板4にそれぞれ固定されている。5は複
数個の消弧板6を有し、上記通電部ユニツトケー
ス3に咬合された消弧室、7は引外しリレーなど
の電気制御部の格納ケースである。
つぎに、上記蓄勢部や通電部の構成を詳述す
る。
11は筐体1に前傾姿勢に配された操作用のハ
ンドルであり、その操作端部11aが上記蓄勢部
ユニツトケースの前面1a上部から突出され、基
端部11bが筐体1の前面1a下部に近接する位
置に設けられた軸12をもつて上記蓄勢部ユニツ
トケースに回動可能に枢支されており、さらに上
記基端部11bと筐体1側との間には、第3図に
示すようにハンドル復帰用のばね13が掛設され
ている。第2図の14は上記軸12と同軸上に配
されたラチエツト、15は上記ハンドル11の基
端部11bに枢着され、かつ押圧ばね16(第3
図)の押圧ばね力を受けた可動パウルであり、上
記ハンドル11の押下操作で上記ラチエツト14
を反時計方向へ間欠駆動するものである。17は
上記ラチエツト14と同軸上でこれに止めピン1
8などで一体化結合されたカムであり、このカム
17は図示しないモータでも駆動できるようにな
つている。19は後述するチヤージレバーの枢軸
に枢着されて上記ラチエツト14の戻り回転を阻
止するロツキングパウルである。
20は上記カム17の後方からその上方へ延び
て該カム17の上方の軸21に回動可能に枢支さ
れたチヤージレバーで、ハンドル操作時のカム1
7に転接されるローラ22がその下端部20aに
取り付けられており、さらに蓄圧完了時にカム1
7のピン23に当接する阻止片24が一体的に突
設されている。上記チヤージレバー20の下端部
20aの後方位置には、上端部26aが軸25に
回動可能に枢支されたクローズドアーム26が配
設されており、このクローズドアーム26は上記
チヤージレバー20の下端にリンク27を介して
連結されている。28,29は上記リンク27に
おける連結ピンである。
30は蓄勢ばね支持装置であり、第4図のよう
に板材により短形に形成され、かつ長手方向に進
退自在に重合された第1ばねホルダ301と第2
ばねホルダ302とを有し、この両ばねホルダ3
01,302は第5図で示すように、長手方向に
進退自在に重合した状態で圧縮コイルばねからな
る蓄勢ばね31内に挿入され、両ばねホルダ30
1,302の上下両端部303,304により一
直線状に支持されている。また上記第1ばねホル
ダ301と第2ばねホルダ302には第4図のよ
うに蓄勢ばね31の軸方向にそつて互いに並行状
を呈するガイド溝305,306と、この1対の
ガイド溝305,306の端部で溝幅より大きい
円形状の凹部307,308とが形成されてい
る。上記第1ばねホルダ301、第2ばねホルダ
302は第5図のように互いの一側面で並行状に
スライド自在に接触して、連結ピン309により
相互に連結されている。詳しくは、連結ピン30
9は上記ガイド溝305,306に嵌合する軸部
310とその両端のつば部311,312とから
なり、このつば部311,312の直径は上記ガ
イド溝305,306の幅より大きく、かつ凹部
307,308より小径である。これにより解る
ように、連結ピン309はまずつば部311,3
12を両ばねホルダ301,302の凹部30
7,308で両ばねホルダ301,302の外側
部313,314に突出させたのち、軸部310
をガイド溝305,306に嵌入させることによ
り、両つば部311,312を両ばねホルダ30
1,302の外側部313,314に係合させ、
第2ばねホルダ302を第1ばねホルダ301に
蓄勢ばね31の軸方向つまり伸縮方向にスライド
自在に連結させている。
また第4図において、315は第2ばねホルダ
302の先端にその板厚方向に貫通して設けられ
たピンであり、このピン315により第2ばねホ
ルダ302が第1図に示されたクローズドアーム
26に連結される一方、第2ばねホルダ302の
先端の板幅方向両側に形成された1対の突片31
6,317と上記ピン315の両端部315a,
315bとで上記蓄勢ばね31の一端31aが第
6図のように4点支持されている。第4図におい
て、318は支持ピンであり、直径方向に貫通す
る2つの透孔321,325を備えている。この
支持ピン318は第4図、第7図のようにばね支
持部材319に設けられたピン孔320に挿入さ
れるとともに、支持ピン318の一方の透孔32
1に挿入係止された割ピンなどのストツパ部材3
22により座金323を介して上記ばね支持部材
319の一端324に係止され、かつ支持ピン3
18の他方の透孔325に挿入されたヒンジピン
326によりばね支持部材319の他端327に
係止されている。
第4図、第8図のように、上記支持ピン318
の端部には凹所328が形成されている。第1ば
ねホルダ301の基部329は上記凹所328に
嵌合して左右方向に位置決めされるとともに、こ
の凹所328を横断した上記ヒンジピン326に
回動自在に支持されている。なお、ヒンジピン3
26は透孔325にたとえば圧入により固定され
ている。第4図において、330は上記基部32
9に設けられ、上記ヒンジピン326が回転自在
に嵌合する軸孔である。また第8図のように上記
蓄勢ばね31の他端31bは支持ピン318にま
たがつて上記ヒンジピン326の両端部326
a,326bに2点支持され、かつ上記ばね支持
部材319は筐体1に固定されている。
第2図に示されたクローズドアーム26の枢軸
25には、上記ばね31のばね力放勢時に該クロ
ーズドアーム26の上端側の押上片34に押上げ
られて円弧状に変位するリンク35が回転自在に
枢支されている。36は上記リンク35の変位端
側に設けられて上記押上片34に押上げられるピ
ン、37は上記ケース2に形成されて上記ピン3
6を嵌合させた円弧状の案内孔、38は上記クロ
ーズドアーム26の時計方向の回動阻止ピンであ
る。39,40はクローズドアーム26の上方側
に上下方向に配置され、かつピン41をもつて屈
曲可能に連結された1対のリンクであり、下方側
のリンク40の下端部は上記ピン36に連結され
ている。42はこれらリンク39,40の上方部
位、つまり前記通電部ケース3の前方(左側)に
位置して固設された枢軸、43は該軸42に回動
可能に枢支された方向転換レバーであり、このレ
バー43の下端部43aには、連結ピン44を介
して上記1対のリンク39,40における上方側
のリンク39の上端部が連結され、またその上端
部43bには、後述する通電部側の接点開閉機構
の一部を構成する絶縁リンク45の一端が連結さ
れるピン46を有する。上記1対のリンク39,
40などにより蓄勢力伝達用のリンク機構47を
構成している。48は上記レバー43の反時計方
向の回動阻止軸、49は該レバー43の下端のピ
ン44に枢着されて、上記レバー43のはね返り
を防止するはね返り防止片、50はこの防止片4
9の復帰ばねである。
51,52は通電部の一部を構成する1対の導
体、53は一方の導体51に装備された変流器、
54はこの導体51の先端に固着されたメイン固
定接点である。55は上記固定接点54に接離さ
れるメイン可動接点、56はこの可動接点55を
固着した可動子であり、この可動子56の基端部
と上記他方の導体52との間は、可撓導体57で
接続されている。58は枢支ピン59を介して可
動子56を保持する可動子ホルダであり、このホ
ルダ58の下端部は枢軸60をもつてケース3に
回動自在に枢支されており、また上端部はピン6
1により上記絶縁リンク45の他端に連結されて
いる。62は上記可動子56とケース3側との間
に掛設されて、この可動子56に対して接点閉成
方向へのばね力を付勢する接圧ばね、63,64
はそれぞれ可動アークおよび固定アーク接点、6
5,66はそれぞれ各アーク接点63,64の保
持部材、67は上記可動子ホルダ58に対する回
動規制用のストツパである。上記可動子56やホ
ルダ58や前記絶縁リンク45などにより、接点
開閉機構69が構成されている(第12図および
第13図参照)。70,71は隔壁である。
前記チヤージレバー20の上方には、枢軸72
に回動可能に枢支されたつの字形の投入ラツチ7
3が配設されている。このラツチ73の下端部7
3aの先端には、上記レバー20の上端部20b
に固定された係止ロール74の時計方向の押圧力
を受ける切欠部75が形成されており、蓄圧完了
時には上記押圧力が復帰ばね76の時計方向のば
ね力に抗するように設定されている(第10図参
照)。77は上記投入ラツチ73の上端73bを
係脱可能に係止して反時計方向の回動を阻止する
横断面D形のラツチであり、ケース2に対して回
動可能に取り付けられており、上記投入ラツチ7
3などとともに、接点閉成待機維持機構78を構
成している。上記D形ラツチ77は第9図に示す
ように上記閉成待機状態を解除させるON操作体
79により反時計方向へ回動されるようになつて
いる。
80は上記投入ラツチ73の枢軸72に回動可
能に枢支されるとともに、上記復帰ばね76(第
10図)の反時計方向のばね力を受けた引外しラ
ツチ、81はこの引外しラツチ80の下方に軸8
2をもつて回動可能に枢支されるとともに、第1
1図に示す復帰ばね83の反時計方向のばね力が
付勢されたカム板であり、上記引外しラツチ80
の下端突出部の係止ロール84に係脱可能に係合
する凹入部85を有し、引外しラツチ80に対し
てその復帰ばね力に抗して時計方向の押圧力を付
勢するようになつている。第2図の86は上記カ
ム板81のピン87と前述の1対のリンク39,
40における連結ピン41との間に連結された突
張り用のリンクである。88は上記引外しラツチ
80の時計方向への回動を阻止する横断面D形の
ラツチであり、ケース2に対して回動可能に取り
付けられており、上記引外しラツチ80やカム板
81などとともに、前記接圧ばね力に抗して前記
リンク機構47を伸張させる接点開放待機維持機
構89を構成している。上記D形ラツチ88は第
9図に示すOFF操作体90により時計方向へ回
動されるようになつている。なお第9図中、91
は上記D形ラツチ77,88の自動復帰用のばね
92,93はそれぞれD形ラツチ77および88
に設けられた被操作片、94,95はストツパ、
96,97は押込棒である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
() 蓄勢ばねの蓄勢時: まず、第2図のハンドル11をその復帰用ばね
力に抗して押下げ操作すると、可動パウル15が
ラチエツト14を反時計方向へ回動させ、これに
よりカム17も同方向へ回動されるから、カム面
17aに転接されるローラ22を介してチヤージ
レバー20がその軸21を中心にして反時計方向
へ回動される(第14図A参照)。このチヤージ
レバー20の反時計方向の回動変位によりクロー
ズドアーム26がリンク27を介して軸25廻り
に反時計方向へ回動変位して、第4図の第2ばね
ホルダ302の加圧が開始される。これにより第
2ばねホルダ302が第1ばねホルダ301に対
してガイド溝305,306にそつて押し戻さ
れ、第2ばねホルダ302の突片316,31
7、ピン313とヒンジピン326との間で蓄勢
ばね31が圧縮されるとともに、両ばねホルダ3
01,302がその上下両端部303,304
(第5図)で蓄勢ばね31を直線状に支持した状
態で、ヒンジピン326を中心に時計方向に回動
し、第2図のクローズドアーム26の回動に対向
する。上記蓄勢ばね31は上記ハンドル操作の繰
り返しでさらに圧縮変形が進行する。
上記ハンドル11の押下げ操作を所定回数、た
とえば数回行なうことにより、カム17が上記チ
ヤージレバー20を最大変位させた位置(第14
図B参照)から僅かに反時計方向に回動されると
同時に、ピン23が上記チヤージレバー20にお
ける阻止片24に当たり(第14図C参照)、カ
ム17の回動が阻止されて蓄勢ばね30の蓄圧操
作が完了したことになる(第2図の状態)。
上記蓄圧操作完了時には、蓄勢ばね30の伸張
ばね力がクローズドアーム26および27を介し
て上記チヤージレバー20を軸21廻りに時計方
向へ回動させようとしている。このため、チヤー
ジレバー20の上端の係止ロール74が投入ラツ
チ73の下端切欠部75を押圧して、該投入ラツ
チ73をその復帰ばね力に抗して反時計方向へ回
動させようとする。ところが、上記反時計方向回
動力のために、上記投入ラツチ73の上端73b
がD形ラツチ77に係止されるため、該投入ラツ
チ73の反時計方向への回動、換言すればチヤー
ジレバー20の時計方向への回動が阻止される
(第10図および第14図C参照)。したがつて、
リンク機構47におけるピン36に対するクロー
ズドアーム26の押上力も阻止され、上記リンク
機構47を介して接点54,55が閉成されるの
が待機状態に設定される。
() ON操作時: まず、第9図に示すON操作体79を復帰ばね
力に抗して操作してD形ラツチ77を反時計方向
へ回転させれば、第14図Cの状態から投入ラツ
チ73が反時計方向へ回動するため、第12図に
示すように、投入ラツチ73の切欠部75からチ
ヤージレバー20の上端部20bの係止ピン74
がはずれ、チヤージレバー20が蓄勢ばね力を受
けて時計方向へ回動する。このため、リンク27
を介してクローズドアーム26もその軸25廻り
に時計方向へ回動する。これにより第2ばねホル
ダ302に対する加圧が解除され、両ばねホルダ
301,302は逆転して第12図のように元の
状態に復帰する。上記蓄勢ばね力を受けて上記ク
ローズドアーム26が回動することにより、この
クローズドアーム26の押上片34がピン36を
案内孔37に沿つて上方へ押上移動させるから、
1対のリンク39,40も伸張状態のまま上方へ
変位駆動される。
上記リンク39,40の上方変位により、方向
転換レバーが時計方向へ回動する。このレバー4
3の回動力が絶縁リンク45を介して接点開閉機
構69に伝達される。すなわち、可動子56のホ
ルダ58がその軸60を中心として時計方向へ回
動されるため、可動接点55は接圧ばね62のば
ね力に抗して固定接点54と接触し、接点閉成状
態となる。この状態で蓄勢ばね31は放勢され、
接圧ばね62が圧縮されて蓄勢される。
上記蓄勢ばね31が放勢され、かつ接点54,
55が閉成された状態では、接圧ばね62の伸張
しようとするばね力が、可動子56、ホルダ5
8、絶縁リンク45を介して方向転換レバー43
を軸42廻りに反時計方向へ回動させようとして
いる。
ところで、上記方向転換レバー43が反時計方
向への回動力を受けているため、このレバー43
に連結された1対のリンク39,40が右方向へ
押圧力を受けており、この押圧力により、第11
図に示すリンク86を介してカム板81が軸82
の廻りに時計方向へ回動力を受ける。そのため、
カム板81はその復帰ばね83のばね力に抗して
引外しラツチ80を押し上げ、この引外しラツチ
80に時計方向への回動力を付加するが、この回
動力はD形ラツチ88に阻止されている。このた
め上記凹入部85と係止ロール84との係合状態
は維持されたままであり、上記ラツチ86による
突張り力が上述のリンク39,40に作用し、し
たがつてリンク39,40は接圧ばね62の伸張
力に抗して伸張状態に保たれている。このことは
換言すれば接点開放待機維持状態に設定されてい
ることになる。
() OFF操作時: まず、第9図に示すOFF操作体90を復帰ば
ね力に抗して操作してD形ラツチ88を時計方向
へ回転させれば、第11図の状態から引外しラツ
チ80が復帰ばね力に抗して僅かに時計方向へ回
動変位するため、このラツチ80の係止ロール8
4とカム板81の凹入部85との係合が解除され
る。このため、上記カム板81は復帰ばね力に抗
して第13図に示すように時計方向へ回動され
る。このため前記リンク86の突張り作用が減失
され、1対のリンク39,40は前記接圧ばね6
2による伸張力によつて腰崩け状態に屈曲する。
これによつて上記接点54,55が開放されるこ
とになる。
上記接点54,55の開放状態、つまり第13
図の状態において、再び前述のハンドル操作を行
なつて蓄勢ばね31を蓄圧させれば、これにとも
なつて上記リンク39,40が下方へ変位しなが
ら伸張し、カム板81がその復帰ばね力により反
時計方向へ回動変位するから、このカム板81の
凹入部85が引外しラツチ80の係止ロール84
と係合して第1図の状態となる。
ここで、上記実施例では、ばねホルダ302を
板材により短形に形成して、その板幅方向両側に
設けた1対の突片316,317と、この1対の
突片316,317間を板厚方向に貫通するピン
315とで蓄勢ばね31の一端31aを圧縮可能
に4点支持するよう構成したが、このような板材
からなるばねホルダ302は先端の突片316,
317を含めて打抜加工により、またピン315
は線材の剪断加工によりそれぞれ安価に得られ、
また上記のような4点支持により蓄勢ばね31の
圧縮が安定良く行われる。
なお、上記実施例に示された第1ばねホルダ3
01は第1図に示された第1ばねホルダ301に
代えることができ、したがつて、この場合には、
蓄勢ばね31の腰折れは従来同様に第2ばねホル
ダ302により防止される。
以上説明したように、この考案の気中しや断器
は、第1ばねホルダと長手方向に進退自在に重合
しかつこの第1ばねホルダとともに圧縮コイルば
ねからなる蓄勢ばね内に挿入された板材からなる
第2ばねホルダと、この第2ばねホルダの自由端
部に設けられかつリンク機構のクローズドアーム
を介して接点開閉機構に連結されたピンとによつ
て上記蓄勢ばねの一端を4点支持する一対の突片
と、上記第1ばねホルダの自由端部に設けられて
上記蓄勢ばねの他端を2点支持するヒンジピンと
によつて構成されているため、従来のように、ば
ねホルダの素材として大径な丸棒を必要とせず、
しかも面倒な機械加工およびプレス加工の必要も
ない。したがつて、きわめて簡単な構成で蓄勢ば
ねを確実に支持することができるとともに、大幅
なコストダウンを図ることができる効果がある。
また、この考案によれば、第2ばねホルダ側の蓄
勢ばねの一端をこれの全周を支持した場合と同一
の支持効果が得られるように4点支持とし、第1
ばねホルダ側の蓄勢ばねの他端をこの蓄勢ばねの
変向方向に容易に回動できるように2点支持とし
たため、蓄勢ばねの蓄勢時および放勢時の変向運
動が軽快になる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の気中しや断器における蓄勢ばね
支持装置の一部切欠側面図、第2図はこの考案に
かかる気中しや断器の一例を示す側面断面図、第
3図はハンドル軸部の説明図、第4図は蓄勢ばね
支持装置の分解斜視図、第5図は第4図の組立状
態におけるA−A線断面図、第6図は蓄勢ばね圧
縮支持部の説明図、第7図は第4図の組立状態に
おける支持装置基部の側面図、第8図は第7図の
B−B線断面図、第9図はONおよびOFF操作部
の概略構成図、第10図は接点閉成待機維持機構
の説明図、第11図は接点開放維持機構の説明
図、第12図はON操作時の動作状態図、第13
図はOFF操作時の動作状態図、第14図A〜C
はチヤージレバーの動作図である。 1……しや断器筐体、26……クローズドアー
ム、31……蓄勢ばね、47……リンク機構、6
9……接点開閉機構、301……第1ばねホル
ダ、302……第2ばねホルダ、316,317
……突片、319……ばね支持部材。なお、図
中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. しや断器筐体内のばね支持部材に自由端部を変
    向可能に支持された板材からなる第1ばねホルダ
    と、この第1ばねホルダと長手方向に進退自在に
    重合しかつこの第1ばねホルダとともに圧縮コイ
    ルばねからなる蓄勢ばね内に挿入された板材から
    なる第2ばねホルダと、この第2ばねホルダの自
    由端部に設けられかつリンク機構のクローズドア
    ームを介して接点開閉機構に連結されたピンとに
    よつて上記蓄勢ばねの一端を4点支持する一対の
    突片と、上記第1ばねホルダの自由端部に設けら
    れて上記蓄勢ばねの他端を2点支持するヒンジピ
    ンとを具備してなる気中しや断器。
JP1982010973U 1982-01-28 1982-01-28 気中しや断器 Granted JPS58113943U (ja)

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