JPH0451401Y2 - - Google Patents

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JPH0451401Y2
JPH0451401Y2 JP1982012867U JP1286782U JPH0451401Y2 JP H0451401 Y2 JPH0451401 Y2 JP H0451401Y2 JP 1982012867 U JP1982012867 U JP 1982012867U JP 1286782 U JP1286782 U JP 1286782U JP H0451401 Y2 JPH0451401 Y2 JP H0451401Y2
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は気中しや断器、詳しくは1対の接点
間を閉成するための蓄勢ばねの支持機構を改善し
た気中しや断器に関するものである。
一般に、この種しや断器においては、蓄勢ばね
を蓄圧させるためのハンドルや接点のONおよび
OFF指令の操作性が良いことが要求されている
だけでなく、構成の簡略化と小型コンパクト化へ
の期待も大きい。
従来のこの種しや断器として、たとえば実公昭
53−52604号公報のものが知られいる。これはし
や断器筐体に回動可能に軸支されて該筐体の前面
に突出するハンドルの押下げ操作で蓄勢される蓄
勢ばねとして引張コイルばねを用いたことを基本
構成とし、これに接点開閉のためのラツチ手段や
それらの解除手段を組み合せたものである。
しかるに、上記構成では、蓄勢ばねが引張コイ
ルばねであるから、ハンドルの押下操作により上
記蓄勢ばねに十分な蓄勢力を付与させようとすれ
ば、最大蓄勢力保有状態での上記ばねが他の構成
要素の配置空間を占有しない位置に該ばねを配置
しなければならない煩しさがあるうえ、ハンドル
の基端と蓄勢ばねとの間の構成が蓄勢リンクや蓄
勢板等により複雑化し、さらに、この構成の複雑
化に加えて部品の配置関係が制約されることのた
め、投入操作体などを、操作し易い筐体の前面側
に設置しにくいという問題がある。
そこで、この考案者は蓄勢ばねとして圧縮コイ
ルばねを使用することにより、上記問題を解消す
るに至つたが、反面、この蓄勢ばねの圧縮時のい
わゆる腰折れを防止するばねホルダの構成につい
て、つぎに述べるような困難が発生した。
第1図は最初に提案された1対の第1、第2ば
ねホルダ301,302の斜視図を示す。第1ば
ねホルダ301は基端部の軸326によりしや断
器筐体(図示せず)に支持され、第2ばねホルダ
302は先端部332で蓄勢加圧リンク(図示せ
ず)に連結される。圧縮コイルばねからなる蓄勢
ばね31は両ばねホルダ301,302間にまた
がつて外嵌されている。
上記蓄勢ばね31は第2ばねホルダ302が矢
印D方向に加圧されることにより、第1ばねホル
ダ301の軸326と第2ばねホルダ302の突
片316,317との間で圧縮される。このとき
両ばねホルダ301,302の上下端部303,
304で蓄勢ばね31の腰折れが防止されるが、
第2ばねホルダ302がぐらついてそのばね内端
部331が蓄勢ばね31の内周部に突き当り、ス
ムースな圧縮動作が行われない欠点があつた。
第2図は上記欠点の改善策を示すもので、第2
ばねホルダ302に上記蓄勢ばね31の伸縮方向
Eにそつたガイド孔306を、かつ第1ばねホル
ダ301に上記ガイド孔306に一致するピン孔
333をそれぞれ設けるとともに、上記ガイド孔
306から上記ピン孔333に連結ピン309を
装着することにより、第2ばねホルダ302を上
記蓄勢ばね31の伸縮方向Eにスライド自在に第
1ばねホルダ301に連結し、第1図で説明した
第2ばねホルダ302のぐらつきを防止したもの
である。
上記連結ピン309は第3図にも示すように、
第2ばねホルダ302の外側部に係合するつば部
334とガイド孔306が摺動する軸部335
と、第1ばねホルダ301のピン孔333に装入
固定する軸部336とからなり、後者の軸部33
6の固定にはかしめ337が用いられている。
すなわち、第2図、第3図に示された構成で
は、第1ばねホルダ301と第2ばねホルダ30
2間の連結にかしめを必要とするため、工数が増
大してコストアツプを招来する欠点があつた。
この考案は上記欠点を解消するためになされた
もので、第2ばねホルダを第1ばねホルダにスラ
イド自在にピン連結して、蓄勢ばねの圧縮を安定
良く行わせるとともに、そのピン連結をワンタツ
チ的に行える気中しや断器を提供することを目的
としている。
以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第4図はこの考案に係る気中しや断器の一例を
示す側面断面図である。
同図において、1は筐体、2は蓄勢部ユニツト
ケース、3は通電部ユニツトケースである。蓄勢
部ユニツトケース2は筐体1の前部側(左側)に
位置して、また通電部ユニツトケース3は筐体1
の後部側(右側)に位置して、筐体1の一部を構
成する側板4にそれぞれ固定されている。5は複
数個の消孤板6を有し、上記通電部ユニツトケー
ス3に咬合された消孤板、7は引外しリレーなど
の電気制御部の格納ケースである。
つぎに、上記蓄勢部や通電部の構成を詳述す
る。
11は筐体1に前傾姿勢に配された操作用のハ
ンドルであり、その操作端部11aが上記蓄勢部
ユニツトケース2の前面1a上部から突出され、
基端部11bが筐体1の前面1a下部に近接する
位置に設けられた軸12をもつて上記蓄勢部ユニ
ツトケース2に回動可能に枢支されており、さら
に上記基端部11bと筐体1側との間には、第5
図に示すようにハンドル復帰用のばね13が掛設
されている。第4図の14は上記軸12と同軸上
に配されたラチエツト、15は上記ハンドル11
の基端部11bに枢着され、かつ押圧ばね16
(第5図)の押圧ばね力を受けた可動パウルであ
り、上記ハンドル11の押下操作で上記ラチエツ
ト14を反時計方向へ間欠駆動するものである。
17は上記ラチエツト14と同軸上でこれに止め
ピン18などで一体化結合されたカムであり、こ
のカム17は図示しないモータでも駆動できるよ
うになつている。19は後述するチヤージレバー
の枢軸に枢着されて上記ラチエツト14の戻り回
転を阻止するロツキングパウルである。
20は上記カム17の後方からその上方へ延び
て該カム17の上方の軸21に回動可能に枢支さ
れたチヤージレバーで、ハンドル操作時のカム1
7に転接されるローラ22がその下端部20aに
取り付けられており、さらに蓄圧完了時にカム1
7のピン23に当接する阻止片24が一体的に突
設されている。上記チヤージレバー20の下端部
20aの後方位置には、上端部26aが軸25に
回動可能に枢支されたクローズドアーム26が配
設されており、このクローズドアーム26は上記
チヤージレバー20の下端にリンク27を介して
連結されている。28,29は上記リンク27に
おける連結ピンである。
30は蓄勢ばね支持装置であり、第6図のよう
に板材により矩形に形成された第1ばねホルダ3
01と第2ホルダ302とを有し、両ばねホルダ
301,302間には圧縮コイルばねからなる蓄
勢ばね31が第7図のように外嵌され、両ばねホ
ルダ301,302の上下両端部303,304
により一直線状に支持されている。また上記第1
ばねホルダ301と第2ばねホルダ302には第
6図のように蓄勢ばね31の軸方向にそつて互い
に並行状を呈するガイド孔305,306と、こ
の1対のガイド孔305,306の端部で孔幅よ
り大きい円形状の大孔部307,308とが形成
されている。上記第1ばねホルダ301、第2ば
ねホルダ302は第7図のように互いの一側面で
並行状にスライド自在に接触して、連結ピン30
9により相互に連結されている。詳しくは、連結
ピン309は上記ガイド孔305,306に挿通
する軸部310とその両端のつば部311,31
2とからなり、このつば部311,312の直径
は上記ガイド孔305,306の幅より大きく、
かつ大孔部307,308より小径である。これ
により解るように、連結ピン309はまずつば部
311,312を両ばねホルダ301,302の
大孔部307,308で両ばねホルダ301,3
02の外側部313,314に突出させたのち、
軸部310をガイド孔305,306に嵌入させ
ることにより、両つば部311,312を両ばね
ホルダ301,302の外側部313,314に
係合させ、第2ばねホルダ302を第1ばねホル
ダ301に蓄勢ばね31の軸方向つまり伸縮方向
にスライド自在に連結させている。
また第6図において、315は第2ばねホルダ
302の先端にその板厚方向に貫通して設けられ
たピンであり、このピン315により第2ばねホ
ルダ302が第1図に示されたクローズドアーム
26に連結される一方、第2ばねホルダ302の
先端の板幅方向両側に形成された1対の突片31
6,317と上記ピン315の両端部315a,
315bとで上記蓄勢ばね31の一端31aが第
8図のように4点支持されている。第6図におい
て、318は支持ピンであり、直径方向に貫通す
る2つの透孔321,325を備えている。この
支持ピン318は第6図、第9図のようにばね支
持部材319に設けられたピン孔320に挿入さ
れるとともに、支持ピン318の一方の透孔32
1に挿入係止された割ピンなどのストツパ部材3
22により座金323を介して上記ばね支持部材
319の一端324に係止され、かつ支持ピン3
18の他方の透孔325に挿入されたヒンジピン
326によりばね支持部材319の他端327に
係止されている。
第6図、第10図のように、上記支持ピン31
8の端部には凹所328が形成されている。第1
ばねホルダ301の基部329は上記凹所328
に嵌合して左右方向に位置決めされるとともに、
この凹所328を横断した上記ヒンジピン326
に回動自在に支持されている。なお、ヒンジピン
326は透孔325にたとえば圧入により固定さ
れている。第6図において、330は上記基部3
29に設けられ、上記ヒンジピン326が回転自
在に嵌合する軸孔である。また第10図のよう
に、前記蓄勢ばね31の他端31bは支持ピン3
18にまたがつて上記ヒンジピン326の両端部
326a,326bに支持され、かつ上記ばね支
持部材319は筐体1に固定されている。
第4図に示されたクローズドアーム26の枢軸
25には、上記ばね31のばね力放勢時に該クロ
ーズドアーム26の上端側の押上片24に押上げ
られて円弧状に変位するリンク35が回動自在に
枢支されている。36は上記リンク35の変位端
側に設けられて上記押上片34に押上げられるピ
ン、37は上記ケース2に形成されて上記ピン3
6を嵌合させた円弧状の案内孔、38は上記クロ
ーズドアーム26の時計方向の回動阻止ピンであ
る。39,40はクローズドアーム26の上方側
に上下方向に配置され、かつピン41をもつて屈
曲可能に連結された1対のリンクであり、下方側
のリンク40の下端部は上記ピン36に連結され
ている。42はこれらリンク39,40の上方部
位、つまり前記通電部ケース3の前方(左側)に
位置して固設された枢軸、43は該軸42に回動
可能に枢支された方向転換レバーであり、このレ
バー43の下端部43aには、連結ピン44を介
して上記1対のリンク39,40における上方側
のリンク39の上端部が連結され、またその上端
部43bには、後述する通電部側の接点開閉機構
の一部を構成する絶縁リンク45の一端が連結さ
れるピン46を有する。上記1対のリンク39,
40などにより蓄勢力伝達用のリンク機構47を
構成している。48は上記レバー43の反時計方
向の回動阻止軸、49は該レバー43の下端のピ
ン44に枢着されて、上記レバー43のはね返り
を防止するはね返り防止片、50はこの防止片4
9の復帰ばねである。
51,52は通電部の一部を構成する1対の導
体、53は一方の導体51に装備された変流器、
54はこの導体51の先端に固着されたメイン固
定接点である。55は上記固定接点54に接離さ
れるメイン可動接点、56はこの可動接点55を
固着した可動子であり、この可動子56の基端部
と上記他方の導体52との間は、可焼導体57で
接続されている。58は枢支ピン59を介して可
動子56を保持する可動子ホルダであり、このホ
ルダ58の下端部は枢軸60をもつてケース3に
回動自在に枢支されており、また上端部はピン6
1により上記絶縁リンク45の他端に連結されて
いる。62は上記可動子56とケース3側との間
に掛設されて、この可動子56に対して接点閉成
方向へのばね力を付勢する接圧ばね、63,64
はそれぞれ可動アークおよび固定アーク接点、6
5,66はそれぞれ各アーク接点63,64の保
持部材、67は上記可動子ホルダ58に対する回
動規制用のストツパである。上記可動子56やホ
ルダ58や前記絶縁リンク45などにより、接点
開閉機構69が構成されている(第14図および
第15図参照)。70,71は隔壁である。
前記チヤージレバー20の上方には、枢軸72
に回動可能に枢支されたつの字形の投入ラツチ7
3が配設されている。このラツチ73の下端部7
3aの先端には、上記レバー20の上端部20b
に固定された係止ロール74の時計方向の押圧力
を受ける切欠部75が形成されており、蓄圧完了
時には上記押圧力が復帰ばね76の時計方向のば
ね力に抗するように設定されている(第12図参
照)。77は上記投入ラツチ73の上端73bを
係脱可能に係止して反時計方向の回動を阻止する
横断面D径のラツチであり、ケース2に対して回
動可能に取り付けられており、上記投入ラツチ7
3などともに接点閉成待機維持機構78を構成し
ている。上記D形ラツチ77は第11図に示すよ
うに上記閉成待機状態を解除させるON操作体7
9により反時計方向へ回動されるようになつてい
る。
80は上記投入ラツチ73の枢軸72に回動可
能に枢支されるとともに、上記復帰ばね76(第
12図)の反時計方向のばね力を受けた引外しラ
ツチ、81はこの引外しラツチ80の下方に軸8
2をもつて回動可能に枢支されるとともに、第1
3図に示す復帰ばね83の反時計方向のばね力が
付勢されたカム板であり、上記引外しラツチ80
の下端突出部の係止ロール84に係脱可能に係合
する凹入部85を有し、引外しラツチ80に対し
てその復帰ばね力に抗して時計方向の押圧力を付
勢するようになつている。第4図の86は上記カ
ム板81のピン87と前述の1対のリンク39,
40における連結ピン41との間に連結された突
張り用のリンクである。88は上記引外しラツチ
80の時計方向への回動を阻止する横断面D形の
ラツチであり、ケース2に対して回動可能に取り
付けられており、上記引外しラツチ80やカム板
(81)などとともに、前記接圧ばね62のばね
力に抗して前記リンク機構47を伸張させる接点
開放待機維持機構89を構成している。上記D形
ラツチ88は第11図に示すOFF操作体90に
より時計方向へ回動されるようになつている。な
お、第11図中、91は上記D形ラツチ77,8
8の自動復帰用のばね、92,93はそれぞれD
形ラツチ7および88に設けられた被操作片、9
4,95はストツパ、96,97は押込棒であ
る。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
() 蓄勢ばねの蓄勢時: まず、第4図のハンドル11をその復帰用ばね
力に抗して押下げ操作すると、可動パウル15が
ラチエツト14を反時計方向へ回動させ、これに
よりカム17も同方向へ回動されるから、カム面
17aに転接されるローラ22を介してチヤージ
レバー20がその軸21を中心にして反時計方向
へ回動される(第16図A参照)。このチヤージ
レバー20の反時計方向の回動変位によりクロー
ズドアーム26がリンク27を介して軸25廻り
に反時計方向へ回動変位して、第6図の第2ばね
ホルダ302の加圧が開始される。これにより第
2ばねホルダ302が第1ばねホルダ301に対
してガイド孔305,306にそつて押し戻さ
れ、第2ばねホルダ302の突片316,31
7、ピン315とヒンジピン326との間で蓄勢
ばね31が圧縮されるとともに、両ばねホルダ3
01,302がその上下両端部303,304
(第7図)で蓄勢ばね31を直線状に支持した状
態で、ヒンジピン326を中心に時計方向に回動
し、第4図のクローズドアーム26の回動に対応
する。上記蓄勢ばね31は上記ハンドル操作の繰
り返しでさらに圧縮変形が進行する。
上記ハンドル11の押下げ操作を所定回数、た
とえば数回行なうことにより、カム17が上記チ
ヤージレバー20を最大変位させた位置(第16
図B参照)から僅かに反時計方向に回動されると
同時に、ピン23が上記チヤージレバー20にお
ける阻止片24に当たり(第16図C参照)、カ
ム17の回動が阻止されて蓄勢ばね30の蓄圧操
作が完了したことになる(第4図の状態)。
上記蓄圧操作完了時には、蓄勢ばね30の伸張
ばね力がクローズドアーム26およびリンク27
を介して上記チヤージレバー20を軸21廻りに
時計方向へ回動させようとしている。このため、
チヤージレバー20の上端の係止ロール74が投
入ラツチ73の下端切欠部75を押圧して、該投
入ラツチ73をその復帰ばね力に抗して反時計方
向へ回動させようとする。ところが、上記反時計
方向の回動力のために、上記投入ラツチ73の上
端73bがD形ラツチ77に係止されるため、該
投入ラツチ73の反時計方向への回動、換言すれ
ばチヤージレバー20の時計方向への回動が阻止
される(第12図および第16図C参照)。した
がつて、リンク機構47におけるピン36に対す
るクローズドアーム26の押上力も阻止され、上
記リンク機構47を介して接点54,55が閉成
されるのが待機状態に設定される。
() ON操作時: まず、第11図に示すON操作体79を復帰ば
ね力に抗して操作してD形ラツチ77を反時計方
向へ回転させれば、第16図Cの状態から投入ラ
ツチ73が反時計方向へ回動するため、第14図
に示すように、投入ラツチ73の切欠部75から
チヤージレバー20の上端部20bの係止ロール
74がはずれ、上記チヤージレバー20が蓄勢ば
ね力を受けて時計方向へ回動する。このため、リ
ンク27を介してクローズドアーム26もその軸
25廻りに時計方向へ回動する。これにより第2
ばねホルダ302に対する加圧が解除され、両ば
ねホルダ301,302は逆転して第14図のよ
うに元の状態に復帰する。上記蓄勢ばね力を受け
て上記クローズドアーム26が回動することによ
り、このクローズドアーム26押上片34がピン
36を案内孔37に沿つて上方へ押上移動させる
から、1対のリンク39,40も伸張状態のまま
上方へ変位駆動される。
上記リンク39,40の上方変位により、方向
転換レバー43が時計方向へ回動する。このレバ
ー43の回動力が絶縁リンク45を介して接点開
閉機構69に伝達される。すなわち、可動子56
のホルダ58がその軸60を中心として時計方向
へ回動されるため、可動接点55は接圧ばね62
のばね力に抗して固定接点54と接触し、接点閉
成状態となる。この状態で蓄勢ばね31は放勢さ
れ、接圧ばね62が圧縮されて蓄勢される。
上記蓄勢ばね31が放勢され、かつ接点54,
55が閉成された状態では、接圧ばね62の伸張
しようとするばね力が、可動子56、ホルダ5
8、絶縁リンク45を介して方向転換レバー43
を軸42廻りに反時計方向へ回動させようとして
いる。
ところで、上記方向転換レバー43が反時計方
向への回動力を受けているため、このレバー43
に連結された1対のリンク39,40が右方向へ
押圧力を受けており、この押圧力により、第13
図に示すリンク86を介してカム板81が軸82
の廻りに時計方向へ回動力を受ける。そのため、
カム板81はその復帰ばね83のばね力に抗して
引外しラツチ80を押し上げ、この引外しラツチ
80に時計方向への回動力を付加するが、この回
動力はD形ラツチ88に阻止されている。このた
め上記凹入部85と係止ロール84との係合状態
は維持されたままであり、上記ラツチ86による
突張り力が上述のリンク39,40に作用し、し
たがつてリンク39,40は接圧ばね62の伸張
力に抗して伸張状態に保たれている。このことは
換言すれば接点開放待機維持状態に設定されてい
ることになる。
() OFF操作時: まず、第11図に示すOFF操作体90を復帰
ばね力に抗して操作してD形ラツチ88を時計方
向へ回転させれば、第13図の状態から引外しラ
ツチ80が復帰ばね力に抗して僅かに時計方向へ
回動変位するため、このラツチ80の係止ロール
84とカム板81の凹入部85との係合が解除さ
れる。このため、上記カム板81は復帰ばね力に
抗して第15図に示すように時計方向へ回動され
る。このため前記リンク86の突張り作用が減失
され、1対のリンク39,40は前記接圧ばね6
2による伸張力によつて腰崩け状態に屈曲する。
これによつて上記接点54,55が開放されるこ
とになる。
上記接点54,55の開放状態、つまり第15
図の状態において、再び前述のハンドル操作を行
なつて蓄勢ばね31を蓄圧させれば、これにとも
なつて上記リンク39,40が下方へ変位しなが
ら伸張し、カム板81がその復帰ばね力により反
時計方向へ回動変位するから、このカム板81の
凹入部85が引外しラツチ80の係止ロール84
と係合して第1図の状態となる。
ここで、上記構成では、蓄勢ばね31の圧縮
時、第2ばねホルダ302はガイド孔305,3
06と連結ピン309とにより、第1ばねホルダ
301に対して適正にスライドする。すなわち、
第2ばねホルダ302のばね内端部331(第6
図)は蓄勢ばね31に突き当つてぐらつくことが
なく、蓄勢ばね31は安定良く圧縮される。ま
た、第1ばねホルダ301と第2ばねホルダ30
2間の連結は連結ピン309の軸部310を両ば
ねホルダ301,302の大孔部307,308
からガイド孔305,306に挿入するだけの簡
易な操作により、ワンタツチ的に行うことができ
る。
以上説明したように、この考案にかかる気中し
や断器によれば、蓄勢ばねを圧縮させる第2ばね
ホルダを第1ばねホルダにスライド自在にピン連
結して、その圧縮を安定良く行わせるとともに、
上記ピン連結をワンタツチ的に行える効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の気中しや断器における蓄勢ばね
支持装置の斜視図、第2図は従来の他の蓄勢ばね
支持装置の分解斜視図、第3図は第2図の組立状
態におけるA−A線断面図、第4図はこの考案に
かかる気中しや断器の一例を示す側面断面図、第
5図はハンドル軸部の説明図、第6図は蓄勢ばね
支持装置の分解斜視図、第7図は第6図の組立状
態におけるB−B線断面図、第8図は蓄勢ばね圧
縮支持部の説明図、第9図は第6図の組立状態に
おける支持装置基部の側面図、第10図は第9図
のC−C線断面図、第11図はONおよびOFF操
作部の概略構成図、第12図は接点閉成待機維持
機構の説明図、第13図は接点開放維持機構の説
明図、第14図はON操作時の動作状態図、第1
5図はOFF操作時の動作状態図、第16図A〜
Cはチヤージレバーの動作説明図である。 31……蓄勢ばね、54,55……接点、30
1……第1ばねホルダ、302……第2ばねホル
ダ、305,306……ガイド孔、307,30
8……大孔部、309……連結ピン、310……
軸部、311,312……つば部、313,31
4……外側部。なお、図中、同一符号は同一また
は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮コイルばねからなる蓄勢ばねと、互いに並
    行状に接触し、かつ上記蓄勢ばねを外嵌支持して
    軸方向に圧縮する一対の第1、第2ばねホルダ
    と、上記蓄勢ばねの軸方向にそつて上記第1、第
    2ばねホルダに互いに並行状に設けられた1対の
    ガイド孔と、この1対のガイド孔の端部で孔幅よ
    り大きく形成された1対の大孔部と、この1対の
    大孔部から上記1対のガイド孔に挿通する軸部お
    よび上記第1、第2ばねホルダの外側部に係合す
    るつば部を有して上記第1、第2ばねホルダ間を
    スライド自在に連結する連結ピンとを備え、上記
    第2ばねホルダにより上記蓄勢ばねを上記第1ば
    ねホルダに加圧して圧縮したのち、その加圧を解
    除することにより上記蓄勢ばねを伸張させ、上記
    第2ばねホルダを介して1対の接点間を閉成する
    よう構成した気中しや断器。
JP1982012867U 1982-01-29 1982-01-29 気中しや断器 Granted JPS58115045U (ja)

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JPS58115045U JPS58115045U (ja) 1983-08-05
JPH0451401Y2 true JPH0451401Y2 (ja) 1992-12-03

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ID=30025413

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