JPH0418184Y2 - - Google Patents

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JPH0418184Y2
JPH0418184Y2 JP1982012870U JP1287082U JPH0418184Y2 JP H0418184 Y2 JPH0418184 Y2 JP H0418184Y2 JP 1982012870 U JP1982012870 U JP 1982012870U JP 1287082 U JP1287082 U JP 1287082U JP H0418184 Y2 JPH0418184 Y2 JP H0418184Y2
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は気中しや断器、詳しくは通電部の接
点間の開成時に発生するアークのしや断時間を短
縮した気中しや断器に関するものである。
従来、この種しや断器においては、通電部の接
点間の開成時、この接点間に発生するアークを消
弧板で冷却しているが、アークを消弧板に迅速に
転流して延引することができず、アーク電圧が充
分上昇しないため、接点の消耗が早いという欠点
があつた。
この考案は上記欠点を解消するためになされた
もので、消弧板に対する簡単な構成の改良をもつ
て、通電部の接点間の開成時に発生するアークを
消弧板に確実に、かつ迅速に転流し延引して、ア
ーク電圧の上昇速度を早めて接点の消耗を極減す
ることができる気中しや断器を提供することを目
的としている。
以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図はこの考案に係る気中しや断器の一例を
示す側面断面図である。
同図において、1は筐体、2は蓄勢部ユニツト
ケース、3は通電部ユニツトケースである。蓄勢
部ユニツトケース2は筐体1の前部側(左側)に
位置して、また通電部ユニツトケース3は筐体1
の後部側(右側)に位置して、筐体1の一部を構
成する側板4およびアングルにそれぞれ固定され
ている。5は複数個の消弧板501を有し、上記
通電部ユニツトケース3に咬合された消弧装置、
7は引外しリレーなどの電気制御部の格納ケース
である。
つぎに、上記蓄勢部や通電部の構成を詳述す
る。
11は筐体1に前傾姿勢に配された操作用のハ
ンドルであり、その操作端部11aが上記筐体1
の前面1a上部から突出され、基端部11bが蓄
勢部ユニツトケース2の前面1a下部に近接する
位置に設けられた軸12をもつて上記蓄勢部ユニ
ツトケース2に回動可能に枢支されており、さら
に上記基端部11bと蓄勢部ユニツトケース2側
との間には、第2図に示すようにハンドル復帰用
のばね13が掛設されている。第1図の14は上
記軸12と同軸上に配されたラチエツト、15は
上記ハンドル11の基端部11bに枢着され、か
つ押圧ばね16(第2図)の押圧ばね力を受けた
可動パウルであり、上記ハンドル11の押下操作
で上記ラチエツト14を反時計方向へ間欠駆動す
るものである。17は上記ラチエツト14と同軸
上でこれに止めピン18などで一体化結合された
カムであり、このカム17は図示しないモータで
も駆動できるようになつている。19は後述する
チヤージレバーの枢軸に枢着されて上記ラチエツ
ト14戻り回転を阻止するロツキングパウルであ
る。
20は上記カム17の後方からその上方へ延び
て該カム17の上方の軸21に回動可能に枢支さ
れたチヤージレバーで、ハンドル操作時のカム1
7に転接されるローラ22がその下端部20aに
取り付けられており、さらに蓄圧完了時にカム1
7のピン23に当接する阻止片24が一体的に突
設されている。上記チヤージレバー20の下端部
20aの後方位置には、上端部26aが軸25に
回動可能に枢支されたクローズドアーム26が配
設されており、このクローズドアーム26は上記
チヤージレバー20の下端にリンク27を介して
連結されている。28,29は上記リンク27に
おける連結ピンである。30は上記筐体1の後部
(右側)下端側に配設された蓄勢ばねで、圧縮コ
イルばねが用いられている。このばね30の一端
80aおよび他端80b側は、それぞれ上記クロ
ーズドアーム26の下端部26b側および筐体1
側にピン31,32をもつて回動可能に枢着され
ている。33はばねホルダであり、上記ばね30
の圧縮変形をスムースに行なわせるためのもので
ある。
上記クローズドアーム26の枢軸25には、上
記ばね30のばね力放勢時に該クローズドアーム
26の上端側の押上片34に押上げられて円弧状
に変位するリンク35が回動自在に枢支されてい
る。36は上記リンク35の変位端側に設けられ
て上記押上片34に押上げられるピン、37は上
記ケース2に形成されて上記ピン36を嵌合させ
た円弧状の案内孔、38は上記クローズドアーム
26の時計方向の回動阻止ピンである。39,4
0はクローズドアーム26の上方側に上下方向に
配置され、かつピン41をもつて屈曲可能に連結
された1対のリンクであり、下方側のリンク40
の下端部は上記ピン36に連結されている。42
はこれらリンク39,40の上方部位、つまり前
記通電部ケース3の前方(左側)に位置して回動
可能に枢支された枢軸、43は該軸42に固設さ
れた方向転換レバーであり、このレバー43の下
端部43aには、連結ピン44を介して上記1対
のリンク39,40における上方側のリンク39
の上端部が連結され、またその上端部48aに
は、後述する通電部側の接点開閉機構の一部を構
成する絶縁リンク45の一端が連結されるピン4
6を有する。上記1対のリンク39,40などに
より蓄勢力伝達用のリンク機構47を構成してい
る。48は上記レバー43の反時計方向の回動阻
止軸、49は該レバー43の下端のピン44に枢
着されて、上記レバー43のはね返りを防止する
はね返り防止片、50は、この防止片49の復帰
ばねである。
51は通電部の一部を構成する固定接触子、5
3はこの接触子51に装備された変流器、54は
この接触子51の先端に固着されたメイン固定接
点である。55は上記固定接点54に接離される
メイン可動接点、56はこの可動接点55を固着
した可動接触子であり、この可動接触子56の基
端部は固定導体52に対して可撓導体57で接続
されている。58は枢支ピン59を介して可動接
触子56を保持した可動子ホルダであり、このホ
ルダ58の下端部は枢軸60をもつてケース3に
回動自在に枢支されており、また上端部はピン6
1により上記絶縁リンク45の他端に連結されて
いる。62は上記可動接触子56とケース3側と
の間に掛設されて、この可動接触子56に対して
接点閉成方向へのばね力を付勢する接圧ばねであ
る。65,66はそれぞれ可動アーク接点63、
固定アーク接点64を有して上記可動接触子5
6、固定接触子51の先端に設けられたアークホ
ーンである。67は上記可動子ホルダ58に対す
る回動規制用のストツパである。上記可動接触子
56やホルダ58や前記絶縁リンク45などによ
り、接点開閉機構69が構成されている(第6図
および第7図参照)。70,71は隔壁である。
前記チヤージレバー20の上方には、枢軸72
に回動可能に枢支されたつの字形の投入ラツチ7
3が配設されている。このラツチ73の下端部7
8aの先端には、上記レバー20り上端部20a
に固定された係止ロール74の時計方向の押圧力
を受ける切欠部75が形成されており、蓄圧完了
時には上記押圧力が復帰ばね76の時計方向のば
ね力を抗するように設定されている(第4図参
照)、77は上記投入ラツチ73の上端78bを
係脱可能に係止して反時計方向の回動を阻止する
横断面D形のラツチであり、ケース2に対して回
動可能に取り付けられており、上記投入ラツチ7
3などともに、接点閉成待機維持機構78を構成
している。上記D形ラツチ77は第8図に示すよ
うに上記閉成待機状態を解除させる0N操作体7
9により反時計方向へ回動されるようになつてい
る。
80は上記投入ラツチ73の枢軸72に回動可
能に枢支されるとともに、上記復帰ばね76(第
4図)の反時計方向のばね力を受けた引外しラツ
チ、81はこの引外しラツチ80の下方に軸82
をもつて回動可能に枢支されるとともに、第5図
に示す復帰ばね83の反時計方向のばね力が付勢
されたカム板であり、上記引外しラツチ80の下
端突出部の係止ロール84に係脱可能に係合する
凹入部85を有し、引外しラツチ80に対してそ
の復帰ばね力に抗して時計方向の押圧力を付勢す
るようになつている。第1図の86は上記カム板
81のピン87と前述の1対のリンク39,40
における連結ピン41との間に連結された突張り
用のリンクである。88は上記引外しラツチ80
の時計方向への回動を阻止する横断面D形のラツ
チであり、ケース2に対して回動可能に取り付け
られており、上記引外しラツチ80はカム板81
などとともに、前記接圧ばね62のばね力に抗し
て前記リンク機構47を伸張させる接点開放待機
維持機構89を構成している。上記D形ラツチ8
8は第8図に示すOFF操作体90により時計方
向へ回動されるようになつている。なお第8図
中、91は上記D形ラツチ77,88の自動復帰
用のばね、92,93はそれぞれD形ラツチ77
および88に設けられた被操作片、94,95は
ストツパ、96,97は押込棒である。
第8図は第1図に示された消弧装置5の分解斜
視図である。第8図において、502,503,
504,505は各側壁であり、これら側壁50
2,503,504,505により消弧室506
(第1図)が形成され、この消弧室506の上端
はしや断時に発生するガスを外部に排出するガス
排出口507に形成されている。また第8図のよ
うに上記ガス排出口507における1対の側壁5
02,503の内面には、相対向状に1対の一文
字状の係止溝508,509が設けられている。
510はヘ字形に折曲されるとともに、多数のガ
ス流出孔511をもつて上記ガス排出口507を
被う金属性のカバーであり、このカバー510の
押曲部512は上記1対の係止溝508,509
に直交し、かつその両端部513,514は上記
1対の係止溝508,509に圧入係止されてい
る。すなわち、第9図のようにカバー510はそ
の押曲部512で係止溝508,509の上面
に、両端部517,518で係止溝508,50
9の下面にそれぞれ圧接することにより一定のば
ね力を備え、このばね力により両側壁502,5
03間に強固に架設されている。
第8図において、501は導電材料からなる各
消弧板であり、第1図のように消弧室506に設
けられたカバー510とアークホーン65,66
との間において、可動接点55の固定接点54に
対する開閉方向に順次所定の間〓を保つて並列配
置されている。各消弧板501の両端部519,
520(第8図)は上記1対の側壁502,50
3の内面に設けられたそれぞれの縦溝521,5
22に嵌入して位置決めされている。また、各消
弧板501,501の間には、第9図のように多
数の透孔528を有し、かつ鉄板など導電性(熱
伝導性)のよい材料からなるプレート524が介
装されている。各プレート524の両端部52
5,526は第8図に示すように、上記1対の側
壁502,503の内面に形成したそれぞれの縦
溝527,528に嵌入保持されている。
また、第1図のように、可動接触子56側の最
外端(左側)の消弧板501aからは可動接触子
56の閉成側(右側)に斜め下方向に延びる延出
片529が一体形成されかつこの延出片529の
両側部には、第10図に示すようにこの延出片5
29と逆方向に、それも枢軸60(第1図)で回
動するアークホーン65の先端回動軌跡に沿うよ
うに延出するコ字形の突片580が一体形成され
ている。第11図は上記消弧板501aの展開図
である。これより解るように、延出片529、突
片580の基部は点線531で、また突片530
は点線532でそれぞれ第10図で述べたように
押曲形成されている。また、第1図のように、右
端の消弧板501bの下端に固定側のアークホー
ン66の近傍まで延びる延出片533を形成し
て、上記延出片529(第10図)とでアークの
転流を容易にしている。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
() 蓄勢ばねの蓄勢時: まず、第1図のハンドル11をその復帰用ばね
力に抗して押下げ操作すると、可動パウル15が
ラチエツト14を反時計方向へ回動させ、これに
よりカム17も同方向へ回動されるから、カム面
17aに転接されるローラ22を介してチヤージ
レバー20がその軸21を中心にして反時計方向
へ回動される(第12図(A)参照)。このチヤージ
レバー20の反時計方向の回動変位によりクロー
ズドアーム26がリンク27を介して軸25廻り
に反時計方向へ回動変位するため、蓄勢ばね30
の圧縮が開始される。上記蓄勢ばね30は上記ハ
ンドル操作の繰り返しでさらに圧縮変形が進行す
る。
上記ハンドル11の押下げ操作部を所定回数、
たとえば数回行なうことにより、カム17が上記
チヤージレバー20を最大変位させた位置(第1
2図(B))参照)から僅かに反時計方向に回動され
ると同時に、ピン23が上記チヤージレバー20
における阻止片24に当たり(第12図C参照)、
カム17の回動が阻止されて蓄勢ばね30の蓄圧
操作が完了したことになる(第1図参照)。
上記蓄圧操作完了時には、蓄勢ばね30の伸張
ばね力がクローズドアーム26およびリンク27
を介して上記チヤージレバー20を軸21廻りに
時計方向へ回動させようとしている。このため、
チヤージレバー20の上端の係止ロール74が投
入ラツチ73の下端切欠部75を押圧して、該投
入ラツチ73をその復帰ばね力に抗して反時計方
向へ回動させようとする。ところが、上記反時計
方向の回動力のために、上記投入ラツチ73の上
端73bがD形ラツチ77に係止されるため、該
投入ラツチ73の反時計方向への回動、換言すれ
ばチヤージレバー20の時計方向への回動が阻止
される(第4図および第12図C参照)。したが
つて、リンク機構47におけるピン36に対する
クローズドアーム26の押上力も阻止され、上記
リンク機構47を介して接点54,55が閉成さ
れるのが待機状態に設定される。
() 0N操作時: まず、第8図に示す0N操作体79を復帰ばね
力に抗して操作してD形ラツチ77を反時計方向
へ回転させれば、第12図Cの状態から投入ラツ
チ73が反時計方向へ回動するため、第6図に示
すように、投入ラツチ73の切欠部75からチヤ
ージレバー20の上端部20bの係止ロール74
がはずれ、上記チヤージレバー20が蓄勢ばね力
を受けて時計方向へ回動する。このため、リンク
27を介してクローズドアーム26もその軸25
廻りに時計方向へ回動される。上記蓄勢ばね力を
受けて上記クローズドアーム26が回動すること
により、このクローズドアーム26の押上片34
がピン36を案内孔37に沿つて上方へ押上移動
させるから、1対のリンク39,40も伸張状態
のまま上方へ変位駆動される。
上記リンク39,40の上方変位により、方向
転換レバー43が時計方向へ回動する。このレバ
ー43の回動力が絶縁リンク45を介して接点開
閉機構69に伝達される。すなわち、可動接触子
56のホルダ58がその軸60を中心として時計
方向へ回動されるため、可動接点55は接圧ばね
62のばね力に抗して固定接点54と接触し、接
点閉成状態となる。この状態で蓄勢ばね30は放
勢され、接圧ばね62が圧縮されて蓄勢される。
上記蓄勢ばね30が放勢され、かつ接点54,
55が閉成された状態では、接圧ばね62の伸張
しようとするばね力が、可動接触子56、ホルダ
58、絶縁リンク45を介して方向転換ればー4
3を軸42廻りに反時計方向へ回動させようとし
ている。
ところで、上記方向転換レバー43が反時計方
向への回動力を受けているため、このレバー43
に連結された1対のリンク39,40が右方向へ
押圧力を受けており、この押圧力により、第5図
に示すリンク86を介してカム板81が軸82の
廻りに時計方向へ回動力を受ける。そのため、カ
ム板81はその復帰ばね83のばね力に抗して引
外しラツチ80を押し上げ、この引外しラツチ8
0に時計方向への回動力を付加するが、この回動
力はD形ラツチ88に阻止されている。このため
上記凹入部85と係止ロール84との係合状態は
維持されたままであり、上記リンク86による突
張り力が上述のリンク39,40に作用し、した
がつてリンク39,40は接圧ばね62の伸張力
に抗して伸張状態に保たれている。このことは換
言すれば接点開放待機維持状態に設定されている
ことになる。
() OFF操作時: まず、第8図に示すOFF操作体90を復帰ば
ね力に抗して操作してD形ラツチ88を時計方向
へ回転させれば、第5図の状態から引外しラツチ
80が復帰ばね力に抗して僅かに時計方向へ回動
変位するため、このラツチ80の係止ロール84
とカム板81の凹入部85との係合が解除され
る。このため、上記カム板81は復帰ばね力に抗
して第7図に示すように時計方向へ回動される。
このため前記リンク86の突張り作用が減失さ
れ、1対のリンク39,40は前記接圧ばね62
による伸張力によつて腰崩け状態に屈曲する。こ
れによつて上記接点54,55が開放されること
になる。
上記接点54,55の開放状態、つまり第7図
の状態において、再び前述のハンドル操作を行な
つて蓄勢ばね30を蓄圧させれば、これにともな
つて上記リンク39,40が下方へ変位しながら
伸張し、カム板81がその復帰ばね力により反時
計方向へ回動変位するから、このカム板81の凹
入部85が引外しラツチ80の係止ロール84と
係止して第1図の状態となる。
一方、第7図のように両接点63,64が開成
するとき、つまり、可動接触子56が固定接触子
51から離れるとき、アークは左端の消弧板50
1a(第1図)の下端から固定接触子51側に延
出した延出片529に導びかれることにより、左
端の消弧板501aと右端の消弧板501bとの
間に迅速に転流延引され、その結果としてアーク
電圧が上昇し、アークのしや断時間が短縮され
る。また、上記延出片529と逆方向に延出した
突片530(第1図、第10図)は、可動接触子
56に設けられたアークホーン65の先端回動軌
跡に沿うように形成されているが、これは上記延
出片529を固定接触子51側に斜め下方向に設
定して、アークの消弧板501への転流を容易に
したことに起因している。すなわち、上記のよう
な延出片529では可動側のアークホーン65の
先端は接点63が接点64から離れるにつれて延
出片529から離れるが、上記突片530はそれ
を補つて、アークホーン65の先端との間〓を一
定に保つことにより、アークを左端の消弧板50
1aに固定し、上記アークの転流延引効果を保持
することができる。
また、上記のように両接点63,64が開成し
たとき、その間でアークおよびイオンホツトガス
が発生する。このアークは第1図、第8図の各消
弧板501で冷却されるとともに、各消弧板50
1,501間のプレート524に誘引されて引き
延ばされ、その結果としてアーク電圧が上がる。
また第9図のプレート524の各孔523によ
り、第8図の消弧板501の間を通つて上方へ走
り去ろうとするアークが十分撹拌され、導電性の
プレート524によつて熱吸収されて冷却され
る。つまり、プレート524がない場合には、ア
ークは消弧板501にふれないところ、したがつ
て特に各消弧板501,501間の中央部ではあ
まり冷却されないが、上記のようなプレート52
4を設けると、上記のようにアーク電圧が上昇
し、かつアークの冷却効果が助長されることによ
り、アークのしや断時間が短縮され、接点54,
55の消耗が大幅におさえられる。
また、上記イオンホツトガスはカバー510の
ガス流出口511からしや断器外部へ流出する。
なお、この考案は第1図に示すように、可動接
触子56と固定接触子51との組合せについて説
明したが、この固定接触子51を可動として、可
動接触子同士の組合せにも適用できることは明白
である。
以上説明したように、この考案の気中しや断器
によれば、アークを消弧板に迅速に転流して延引
して、アーク電圧を充分上昇させ、接点の消耗を
極減できる。しかも、可動接点が固定接点から離
間するにつれて可動接触子の先端が上記延出片か
ら離れるが、この延出片とともに設けたコ字形の
突片がそれを補う。すなわち、上記可動接触子の
可動接点が固定接点から離間するにつれて上記ア
ークの転流延引効果が極端に低下するけれども、
このとき、上記コ字形の突片が上記可動接触子の
先端との間の間隔をほぼ一定に保つから、アーク
の転流延引効果を確実に保持することができる。
したがつて、可動接触子側の最外端の消弧板に、
上記延出片およびコ字形の突片を一体に形成する
といつた簡単な構成改良を施すことのみで、通電
部の接点間の開成時に発生するアークの消弧板へ
の転流延引を確実かつ迅速なものにでき、接点の
消耗を顕著に低減することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる気中しや断器の一例
を示す側面断面図、第2図はハンドル軸部の説明
図、第3図は0NおよびOFF操作部の概略構成図、
第4図は接点閉成待機維持機構の説明図、第5図
は接点開放維持機構の説明図、第6図は0N操作
時の動作状態図、第7図はOFF操作時の動作状
態図、第8図は消弧装置の分解斜視図、第9図は
プレートの斜視図、第10図は消弧板の斜視図、
第11図は消弧板の展開図、第12図A〜Cはチ
ヤージレバーの動作説明図である。 51,56……接触子、501,501a,5
01b……消弧板、529,533……延出片、
530……コ字形の突片。なお、図中、同一符号
は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに接離する1対の接触子と、この1対の接
    触子に対応してその接離方向に並設される複数の
    消弧板とを有する気中しや断器において、可動接
    触子側の最外端の消弧板から、この可動接触子の
    閉成側に向つて斜めに延びる延出片と、この延出
    片の両側部においてこれと一体の状態でコ字形に
    折曲され上記可動接触子の先端回動軌跡にほぼ沿
    わせて可動接触子の開放側に延びる突片とを設け
    るとともに、固定接触子側の最外端の消弧板か
    ら、この固定接触子の先端近傍にまで延びる延出
    片を設けたことを特徴とする気中しや断器。
JP1982012870U 1982-01-29 1982-01-29 気中しや断器 Granted JPS58115042U (ja)

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