JP4007039B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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    • H01H9/342Venting arrangements for arc chutes

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電路の過電流等を検出したとき電路を遮断する回路遮断器に関するものである
【0002】
【従来の技術】
従来例1
この種の回路遮断器は、例えば実開昭56−134663号公報に示されている。図6は従来の回路遮断器の側断面図、図7は図6の回路遮断器のモールドベースを示す斜視図、図8は図6の回路遮断器のモールドカバーを示す斜視図であり、遮蔽板41が取り付けられた状態のものを示している。
【0003】
本体1は成形絶縁物からなるモールドベース2とモールドカバー3とにより絶縁箱として形成されており、端子部6A、18Aを除く回路遮断器の充電部を覆い、且つモールドベース2とモールドカバー3に設けられた絶縁隔離壁2a、2b、3a、3b(図7、図8)にモールドベース2とモールドカバー3を組み合わせることによって仕切られた各極室が設けられ、中央極室には主要構成部品ならびに開閉操作機構が収納されている。
【0004】
モールドベース2に設けられた電源側端子導体6はその端が極室内に延び固定接触子7が固着されている。なお、この回路遮断器は、図7、図8に示すように、中央極室の左右に極室が形成された3極のタイプである。可動コンタクト8の固定接触子7と対応する位置には可動接触子9が設けられており、クロスバー11に支持され可動コンタクト装置を構成している。時限引外し用の過電流に応動する引外し要素であるバイメタル15は下端が負荷側端子導体18の一端に連結されている。電磁石の固定鉄心19は電磁石支持板20に支承され、電磁石の可動鉄片21は軸22により電磁石支持板20に回動自在に支承されるよう構成されている。
【0005】
各極共通の可動コンタクト装置の開閉操作機構ならびに引外し機構は中央極に設けられ、モールドカバー3に設けられた開口孔3c(図8)より絶縁物からなる操作つまみ23aが突出し、操作位置に拘らず開口孔3cを覆うように極室内で移動する断面円弧状の開口部覆い部23bをもつ操作ハンドル23と、この操作ハンドル23に固着されたコの字形の開閉レバー24とを有し、この開閉レバー24は回動自在に連結されている。一対のトグルリンク26,27は連結軸28により各々の一端が回動自在に連結されており、トグルリンク27の他端は各極連動のクロスバー11ならびに可動コンタクト8と一体に可動コンタクト軸10で連結されている。操作スプリング29が一対のトグルリンク26,27の連結軸28と開閉レバー24の上端との間に架設されていてトグルリンク機構を形成している。
【0006】
開閉操作機構と引外し機構を釈放自在に接続するトリップレバー30はトリップレバー軸31に回動自在に軸支され、引外し機構のトリップラッチ34の一端フック部34aと係合し、トリップラッチ34は軸35により回動自在に支承されている。トリップバー36はヒネリばね37によってばね力を受け、過電流に応動する各極の引外し要素のバイメタル15に設けられた調整ねじ16と、過大電流に応動する瞬時引外し用電磁石の可動鉄片21に応動するよう設けられている。可動コンタクト装置に対応して設けられる消弧装置39は複数の消弧グリッド40を有しており、更に可動コンタクト装置8の可動接触子9ならびに消弧装置39の上部付近に設けられた金属或は絶縁物からなるアークガスの遮蔽板41はモールドカバー3の内面壁に嵌合されている。
【0007】
次に従来例1の回路遮断器の動作について説明する。
過負荷電流の比較的小さな過電流が流れた場合には、バイメタル15が自己のジュール発熱によって湾曲し、その先端に設けられた調整ねじ16がトリップバー36を押圧することでトリップラッチ34と共に軸35を軸に回動し、トリップレバー30よりトリップラッチ34の一端フック部34aが外れ、トリップレバー30はトリップレバー軸31を軸に回動し、引外し機構のクロスバー11に支持された可動コンタクト装置の可動コンタクト8の可動接触子7と電源側端子導体6の固定接触子7がトグルリンク機構により操作スプリング29のばね力により開路状態と同様になる。
【0008】
一方、過大電流等の大きな過電流が流れた場合には、可動鉄片21が励磁され、軸22を軸支し固定鉄心19に吸引され、先端の可動アーム21aがトリップバー36を押圧する。その後は過負荷電流による動作と同様である。
【0009】
従来例2.
この種の回路遮断器は、例えば実開平6−41043号公報に示されている。図9は従来の回路遮断器の要部を示す側断面図、図10は図9の回路遮断器の消弧装置、遮蔽板及び冷却体を説明する図である。
図において、38は消弧側板であり、消弧グリッド40の端部が嵌挿され消弧装置39を構成する。44は遮蔽板であり、44aはつば44eが消弧側板38の溝38aに嵌り込み位置決め固定される折り曲げ蓋、44bはコンタクト8が挿通される挿通溝を形成する一対の脚、44cは折り曲げ蓋44aと脚44bの折り曲げ部、44dは消弧側板38の押さえ段部38bに押し付けられる肩部である。45は冷却装置である。その他の構成は従来例1と同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1の回路遮断器は、操作ハンドル23の絶縁成形物の開口部覆い部23bに近接して遮蔽板41を固着してアークガスによる絶縁劣化を防止していたが、遮蔽板41が消弧装置39から離れていることでアークガスによる煤ならびに金属粒が拡散するという問題点があった。
【0011】
従来例2の回路遮断器は、折り曲げ蓋44aと、一対の脚44bによりアークを操作ハンドル23の絶縁物の開口部覆い部23bに対して区画して、アークガスによる絶縁劣化を防止していたが、アーク遮断時においてコンタクト8と一対の脚44bが形成する溝部のうち図10における上方に隙間ができ、この隙間からアークガスがアークガスによる煤ならびに金属粒が拡散するという問題点があった。ここで、回路遮断器は遮断電流が大きいとき、開閉機構からの引き外しの他に、接触子7、9間に作用する電磁反発力により、コンタクト8がOFF位置を越えて上方に跳ね上がった後、最終的にコンタクト8はOFF位置に停止する。このOFF位置からの跳ね上がり分が隙間として必要となる。
【0012】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、アークガスによる煤ならびに金属粒の拡散を抑え、操作ハンドル部に炭化物を付着させないことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る回路遮断器は、モールドカバーと、前記モールドカバーが被せられこのモールドカバーとにより充電部を収納するモールドベースと、前記モールドカバー及びモールドベースの内部に設けられた絶縁隔壁によって仕切られた極室と、前記極室内に収納された可動コンタクトと、前記極室内に収納され複数の消弧グリッドを消弧側板により固定し、前記可動接触子と固定接触子の間に発生したアークを消弧する消弧装置と、アーク遮断時に前記可動コンタクトの必要以上の回動を停止させるストッパと、前記可動コンタクトを開閉する開閉機構と、絶縁成形物により形成され、前記モールドカバーの開口孔に操作つまみが突出して設けられ前記開閉機構を開閉操作するとともに、操作位置に拘らず前記開口孔を覆うように極室内で移動する開口部覆い部を有する操作ハンドルとを備えた回路遮断器において、前記最上段の消弧グリッドを上方から覆う蓋部、前記可動コンタクトが回動可能に挿通された脚部、及び前記蓋部と反対側に折り曲げられた突出部を有する折り曲げファイバーと、前記折り曲げファイバーの突出部を位置決めするピンと、前記モールドカバーから突出して設けられ前記折り曲げファイバーの蓋部に当接するリブとを備え、前記モールドカバー及びモールドケースの絶縁隔壁と、前記折り曲げファイバーと、前記ピンと、前記リブにより消弧室を形成するものである。
また、折り曲げファイバーの蓋部は、ストッパによりモールドベース側から支持されるとともに、前記ストッパより折り曲げファイバーの突出部から離れた位置でモールドカバー側からリブにより押圧して支持されたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、実施の形態1について説明する。
図1はこの発明の一実施の形態を示す開路状態を示す断面図、図2は図1の折り曲げファイバーを示す斜視図、図3は図1の消弧装置及び折り曲げファイバー部分を上面図である。図において、1〜40は従来例1、2で説明したものと同様であるのでその説明を省略する。なお、ベース2は図7と同様、カバー3は図8から遮蔽板41を取り去り、リブ3fを設けたものとほぼ同様の構成である。
【0015】
43は可動コンタクト8に並設されるファイバー片43a(リブ)、可動コンタクト8が回動可能に挿通されるファイバー片43b(脚部)、最上段の消弧グリッド40を上方(図1における上方)から覆うファイバー片43c(蓋部)と、開閉機構(開閉レバー24、トグルリンク26、27、操作スプリング29等から成り可動コンタクト8を開閉させる機構)側に突出して形成されたファイバー片43d(突出部)からなり、消弧装置39と開閉機構との間に装着される折り曲げファイバーであり、絶縁性を有する紙を主成分とする材料により形成されている。この折り曲げファイバー43は、所定の形状に切断加工されたシート状のファイバー板を折り曲げ部43e(43e1、43e2、43e3、43e4)で折り曲げ、特に折り曲げ部43c(蓋部)と43d(突出部)を互い違いの方向に折り曲げて形成する。
【0016】
43a1は折り曲げ部43e2による曲げの逃がし代となる溝、43b1は電源側端子導体6の一端部6aとベース2のリブ2fとの間に遊嵌される脚部43の挿入端である。50は可動コンタクト8を停止させるためのストッパであり、鉄により形成されカバー3により位置決め固定される棒状体であり、ファイバー片43c(蓋部)も支持する。なお、ファイバー片43c(蓋部)は、ストッパ50の反対側からカバー3のリブ3fにより押圧され、位置決めされている。即ち、リブ3fはモールドカバー3から突出して設けられ折り曲げファイバー43のファイバー片43c(蓋部)に当接する。なお、リブ3fはモールドカバー3と一体に成形されているので部品点数が少なく好ましいが、モールドカバー3と別体であってもよい。51は、トグルリンク機構や開閉レバー24等を支持固定する図示しない2枚の機構プレート(鉄製)間に設けられ、これら機構プレート間の位置決め及び固定をするためのピンであり、鉄製の金属棒51Aの周囲に絶縁性皮膜51Bが施されている。
【0017】
折り曲げファイバー43の組み込みについて説明する。ベース2に電源側端子導体6、負荷側端子導体18、開閉機構、消弧装置39等を組み込む。その後、予め上述したようにして折り曲げ形成したファイバー43を、そのファイバー片43b(脚部)の挿入端43b1が一端部6aとリブ2fの間に入るように消弧装置39の上方(図1における上方)から挿入する。次いで、カバー3を上方(図1における)からベース2に被せることにより、カバー3のリブ3fがファイバー片43c(蓋部)を下方に押し込んだ後、カバー3をベースに固定する。この状態では、ファイバー片43c(蓋部)のリブ3fが当接する面とは反対側の面がストッパ50に当接し、ファイバー片43dはピン51に当接する。
【0018】
短絡電流のような大きな過電流が流れると、従来例1と同様の動作により、可動コンタクト8を開閉機構によりOFF位置(図1の状態)に移動させる。なお、過電流の大きさが非常に大きい場合、接触子7、9間に作用する電磁反発力により、可動コンタクト8はストッパ50に一端当接し、その運動エネルギが吸収された後、OFF位置に移動し停止する。接触子7、9間に発生したアークは消弧装置39や接触子7、9の離間により消弧される。
【0019】
このとき、アークの発生に伴って、アークガスによる煤(主にベース2やカバー3から発生)ならびに金属粒(主に消弧グリッド40、接触子7、9から発生)が発生する。また、アークは一種の爆発現象とも言え、アーク近傍に曝圧が生じ、煤や金属粒は急速に、排気孔46から排気される。図1の場合には、消弧装置39の上面のほぼ全面をファイバー片43c(蓋部)で覆い、かつ、可動コンタクト8の上方(図1における上方)は、ファイバー片43a(リブ)の一部、43b(脚部)の一部、43cと反対側に突設したファイバー片43d(突設部)で覆っており、ハンドル23の開口部覆い部23bへの煤や金属粒を抑制できる。また、ピン51がファイバー片43d(突出部)の図1における下方で接して、可動コンタクト8の上方(図1における)で若干の隙間を持って配置されているので、さらに、ハンドル23の開口部覆い部23bへの煤や金属粒を抑制できる。
【0020】
また、従来に比較し、排気孔46以外において、消弧装置39をベース2、隔壁2a、2b、カバー3、隔壁3a、3b、リブ3f、折り曲げファイバー43、ピン51で区画する消弧室がより密になっており、消弧室内の圧力を上昇させることができ、アークを効率的に消弧することができる。
また、消弧装置39の上面のほぼ全面をファイバー片43c(蓋部)で覆うので、アークガス流を上方(図1における上方)に回り込むことを抑制でき、リブ3fの側方(図1における紙面前方及び後方)を通るアークガス流をより少なくできる。
【0021】
また、折り曲げファイバー43は、1枚の板状のファイバーから折り曲げることにより得られるので、製造が容易である。
また、ストッパ50よりもリブ3fを電源側(図1の左側)に設けたので、ファイバー片43c(蓋部)の先端部(図1の左側部分)が最上段の消弧グリッド40の方向に撓み、この先端部と最上段のグリッド40間の隙間が小さくなり、消弧グリッド40間から電源側に放出されるアークガス流がモールドカバー3及びモールドベース2から反射しこの隙間に流入する量を減少でき、ハンドル23の開口部覆い部23bへの煤や金属粒を抑制することができる。
【0022】
実施の形態2.
以下この発明の実施の形態2について説明する。
図4はこの発明の実施の形態2に係る他の実施の形態を示す開路状態を示す断面図である。ファイバー片43d(突出部)がピン51の下方に設けられ、ファイバー片43d(突出部)が図1の場合にはベース2の底面に対しほぼ平行であるのに対し、図4の場合にはベース2の底面からこのファイバー片43d(突出部)を時計方向に見て鋭角に傾いている点が相違している。ファイバー片43d(突出部)は、折り曲げ部43e3を中心に時計方向に回転しないよう、図示しないピン51に平行して設けたピン等により固定しておくことが好ましい。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0023】
以上のように構成したので、接触子7、9間にアークが発生したとき、アークガス流は操作ハンドル23よりもベース2の底面方向に向かう成分が多くなるので、ハンドル23の開口部覆い部23bへの煤や金属粒を抑制することができる。
【0024】
実施の形態3.
以下この発明の実施の形態3について説明する。
図5はこの発明の実施の形態3に係る他の実施の形態を示す開路状態を示す断面図である。図5において、51Cは金属棒51Aを内部に挿通して設けられた肉厚の絶縁性ゴム(弾性体)である。このゴム51Cは、可動コンタクト8がアーク遮断時に電磁反発力により、そのOFF位置(図5に示す可動コンタクト8の位置)よりも上方(図5における上方)に移動するとき、可動コンタクト8は先ずゴム51Cに当接しゴム51Cが弾性変形した後、ストッパ50に当接しその移動を抑制され、最終的に図5に示すOFF位置に停止する。なお、電磁反発力の大きさによっては、ゴム51Cのみに当接し、ストッパ50に当接しないこともある。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0025】
以上のように、可動コンタクト8がストッパ50に当接する前に弾性体であるゴム51に当接するので、そのOFF位置において、可動コンタクト8とゴム51との間の距離が小さくなり、ハンドル23の開口部覆い部23bへの煤や金属粒を抑制することができる。
【0026】
【発明の効果】
この発明に係る回路遮断器は、モールドカバーと、前記モールドカバーが被せられこのモールドカバーとにより充電部を収納するモールドベースと、前記モールドカバー及びモールドベースの内部に設けられた絶縁隔壁によって仕切られた極室と、前記極室内に収納された可動コンタクトと、前記極室内に収納され複数の消弧グリッドを消弧側板により固定し、前記可動接触子と固定接触子の間に発生したアークを消弧する消弧装置と、アーク遮断時に前記可動コンタクトの必要以上の回動を停止させるストッパと、前記可動コンタクトを開閉する開閉機構と、絶縁成形物により形成され、前記モールドカバーの開口孔に操作つまみが突出して設けられ前記開閉機構を開閉操作するとともに、操作位置に拘らず前記開口孔を覆うように極室内で移動する開口部覆い部を有する操作ハンドルとを備えた回路遮断器において、前記最上段の消弧グリッドを上方から覆う蓋部、前記可動コンタクトが回動可能に挿通された脚部、及び前記蓋部と反対側に折り曲げられた突出部を有する折り曲げファイバーと、前記折り曲げファイバーの突出部を位置決めするピンと、前記モールドカバーから突出して設けられ前記折り曲げファイバーの蓋部に当接するリブとを備え、前記モールドカバー及びモールドケースの絶縁隔壁と、前記折り曲げファイバーと、前記ピンと、前記リブにより消弧室を形成するので、短絡遮断時のアーク及びアークガスによる煤や金属粒による操作ハンドルの絶縁劣化を防止できる。
【0027】
また、折り曲げファイバーの蓋部は、ストッパによりモールドベース側から支持されるとともに、前記ストッパより折り曲げファイバーの突出部から離れた位置でモールドカバー側からリブにより押圧して支持されたので、折り曲げファイバーの蓋部と最上段の消弧グリッドの隙間が小さくなり、アーク消弧時にこの隙間を通るアーク及びアークガスによる煤や金属粒が少なくなり、操作ハンドルの絶縁劣化をより防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る他の実施の形態を示す開路状態を示す断面図である。
【図2】 図1の折り曲げファイバーを示す斜視図である。
【図3】 図1の消弧装置及び折り曲げファイバー部分を上面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る他の実施の形態を示す開路状態を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る他の実施の形態を示す開路状態を示す断面図である。
【図6】 従来の回路遮断器の側断面図である。
【図7】 図6の回路遮断器のモールドベースを示す斜視図である。
【図8】 図6の回路遮断器のモールドカバーを示す斜視図である。
【図9】 従来の回路遮断器の要部を示す側断面図である。
【図10】 図9の回路遮断器の消弧装置、遮蔽板及び冷却体を説明する図である。
【符号の説明】
2 モールドベース、 2a、2b 隔壁、 2f リブ、 3 モールドカバー、 3a、3b リブ、 3c 開口孔、 3f リブ、 6 電源側端子導体、 6A 端子部、 6a 一端部、 7 固定接触子、 8 可動コンタクト、 9 可動接触子、 11 クロスバー、 18 負荷側端子導体、 18A 端子部、 23 操作ハンドル、23a 操作つまみ、 23b 開口部覆い部、 24 開閉レバー、26、27 トグルリンク、 30 トリップレバー、 38 消弧側板、 39 消弧装置、 40 消弧グリッド、 43 折曲げファイバー、43a ファイバー片(リブ)、 43b ファイバー片(脚部)、 43c ファイバー片(蓋部)、 43d ファイバー片(突出部)、 43e 折り曲げ部、 50 ストッパ、 51 ピン

Claims (2)

  1. モールドカバーと、前記モールドカバーが被せられこのモールドカバーとにより充電部を収納するモールドベースと、前記モールドカバー及びモールドベースの内部に設けられた絶縁隔壁によって仕切られた極室と、前記極室内に収納された可動コンタクトと、前記極室内に収納され複数の消弧グリッドを消弧側板により固定し、前記可動接触子と固定接触子の間に発生したアークを消弧する消弧装置と、アーク遮断時に前記可動コンタクトの必要以上の回動を停止させるストッパと、前記可動コンタクトを開閉する開閉機構と、絶縁成形物により形成され、前記モールドカバーの開口孔に操作つまみが突出して設けられ前記開閉機構を開閉操作するとともに、操作位置に拘らず前記開口孔を覆うように極室内で移動する開口部覆い部を有する操作ハンドルとを備えた回路遮断器において、
    前記最上段の消弧グリッドを上方から覆う蓋部、前記可動コンタクトが回動可能に挿通された脚部、及び前記蓋部と反対側に折り曲げられた突出部を有する折り曲げファイバーと、
    前記折り曲げファイバーの突出部を位置決めするピンと、
    前記モールドカバーから突出して設けられ前記折り曲げファイバーの蓋部に当接するリブとを備え、
    前記モールドカバー及びモールドケースの絶縁隔壁と、前記折り曲げファイバーと、前記ピンと、前記リブにより消弧室を形成する
    ことを特徴とする回路遮断器。
  2. 折り曲げファイバーの蓋部は、ストッパによりモールドベース側から支持されるとともに、前記ストッパより折り曲げファイバーの突出部から離れた位置でモールドカバー側からリブにより押圧して支持されたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
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