JP2019046652A - 回路遮断器 - Google Patents

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    • H01H73/18Means for extinguishing or suppressing arc

Abstract

【課題】小型で消弧性能の高い回路遮断器を得ること。【解決手段】回路遮断器は、固定接点を有する固定接触子と、固定接点に対向する可動接点を有する可動接触子と、可動接触子を移動して固定接点と可動接点との接触および開離を行う開閉機構部と、固定接点と可動接点との間に生じるアークを消弧する消弧装置と、固定接点よりも開閉機構部側の位置で可動接触子の移動方向に沿って延伸し、開閉機構部側へのアークの移動を規制する絶縁壁部とを備える。可動接触子は、絶縁壁部よりも開閉機構部側に位置し、開閉機構部による作用力が絶縁壁部の延伸方向に働く基部と、可動接点を有する先端部と、基部と先端部との間であって絶縁壁部が挿通される開口部が形成された中途部とを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、固定接点と可動接点との間に生じるアークを消弧する消弧装置を備える回路遮断器に関する。
固定接点と可動接点との接触および開離によって電路を開閉する回路遮断器が知られている。かかる回路遮断器では、過電流による引き外し動作または操作ハンドルによる開操作があると、可動接点が固定接点から離れる開極動作を開始し、固定接点と可動接点との間にアークが発生する。
発生したアークは、開極動作によって可動接点が固定接点から遠ざかると伸長する。伸長したアークは、遮断される電流の磁気作用によって消弧装置へ移動し、消弧装置で冷却されることで消弧される。このように、接点間に発生したアークは、引き伸ばされたのち磁気作用により消弧室側へ移動するが、可動接点を有する可動接触子の挙動およびガス流の影響によってアークが開閉機構部側へ移動してしまう場合がある。
アークが開閉機構部側へ移動すると、電流の遮断に要する時間が長くなったり、電流の遮断ができなくなったりして、遮断性能が悪化する可能性がある。また、遮断が正常に行われたとしても、可動接触子が異常に消耗したり、機構部品の損傷による動作不良が発生したりする可能性がある。
そこで、特許文献1には、回路遮断器の底面に向かう絶縁体を可動接触子に取り付け、可動接触子の開極動作が行われる際に開閉機構部へ向かうアークガスを可動接触子から回路遮断器の底面に向かう絶縁体で塞き止めることで、消弧性能を向上させる技術が提案されている。
特開平4−71134号公報
しかしながら、特許文献1に記載の回路遮断器は、回路遮断器の底面に向けて絶縁体が可動接触子に配設されるため、可動接触子と回路遮断器の底面との間に絶縁体を配設するスペースが必要となり、回路遮断器の底面への可動接触子の移動量が規制される。そのため、特許文献1に記載の回路遮断器は、開極後の接点間距離が小さくなって消弧性能が低くなったり、回路遮断器の外形サイズが大きくなったりするという課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小型で消弧性能の高い回路遮断器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の回路遮断器は、固定接点を有する固定接触子と、固定接点に対向する可動接点を有する可動接触子と、可動接触子を移動して固定接点と可動接点との接触および開離を行う開閉機構部と、固定接点と可動接点との間に生じるアークを消弧する消弧装置と、固定接点よりも開閉機構部側の位置で可動接触子の移動方向に沿って延伸し、開閉機構部側へのアークの移動を規制する絶縁壁部とを備える。可動接触子は、絶縁壁部よりも開閉機構部側に位置し、開閉機構部による作用力が絶縁壁部の延伸方向に働く基部と、可動接点を有する先端部と、基部と先端部との間であって絶縁壁部が挿通される開口部が形成された中途部とを備える。
本発明によれば、小型で消弧性能の高い回路遮断器を得ることができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる回路遮断器の側断面図 実施の形態1にかかる回路遮断器の側断面図 実施の形態1にかかる回路遮断器の部分斜視図 実施の形態1にかかる回路遮断器の部分上面図 図3に示すベース部の外観斜視図 図3に示す可動接触子の外観斜視図 図3に示す可動接触子の上面図 図3に示す可動接触子の側面図 実施の形態1にかかる回路遮断器におけるトリップ動作時のアーク消弧の様子を示す図 実施の形態2にかかる回路遮断器の側断面図 実施の形態2にかかる回路遮断器の部分斜視図 実施の形態2にかかる絶縁ブロックの外観斜視図 実施の形態2にかかる絶縁ブロックを固定接触子に取り付けた状態を示す外観斜視図 実施の形態2にかかる回路遮断器におけるトリップ動作時のアーク消弧の様子を示す図 実施の形態3にかかる回路遮断器の側断面図 実施の形態3にかかる回路遮断器の部分斜視図 実施の形態3にかかる回路遮断器の部分上面図 実施の形態3にかかる可動接触子の外観斜視図 実施の形態3にかかる可動接触子の上面図 実施の形態4にかかる回路遮断器の側断面図 実施の形態4にかかる回路遮断器の部分斜視図 実施の形態4にかかる回路遮断器の部分上面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる回路遮断器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。以下においては、説明の便宜上、図面にXYZ軸の座標を付している。XYZ軸の座標において、Z軸正方向を上方向とし、Z軸負方向を下方向とし、X軸正方向を右方向とし、X軸負方向を左方向とし、Y軸正方向を前方向とし、Y軸負方向を後方向とする。
実施の形態1.
図1および図2は、本発明の実施の形態1にかかる回路遮断器の側断面図である。図1に示す回路遮断器はオン状態であり、図2に示す回路遮断器はオフ状態である。なお、回路遮断器がオフ状態である場合、回路遮断器によって電路が閉状態になっており電路に電流が流れる。回路遮断器がオフ状態である場合、回路遮断器によって電路が開状態になっており電路の電流が遮断される。
図1および図2に示すように、実施の形態1にかかる回路遮断器100は、ベース部1aおよびカバー部1bを含む絶縁筐体1と、電路を開閉するための開閉機構部2と、過電流が発生した場合に回路遮断器100をトリップ状態にする引き外し装置3とを備えている。ベース部1aおよびカバー部1bは、合成樹脂といった絶縁材料で形成される。開閉機構部2および引き外し装置3は、絶縁筐体1の内部に収納されている。
開閉機構部2には、カバー部1bから上方へ突出する操作ハンドル21と上下方向に移動するクロスバー22とが設けられている。操作ハンドル21の閉操作によって回路遮断器100がオン状態になって電路が閉状態になる。また、操作ハンドル21の開操作によって回路遮断器100がオフ状態になって電路が開状態になる。開閉機構部2の構成は、公知であるため、具体的な説明を省略する。
引き外し装置3は、電路の過電流を検出した場合に、開閉機構部2における不図示のトリップバーに作用して開閉機構部2にトリップ動作を実行させ回路遮断器100をトリップ状態にする。引き外し装置3は、過電流または短絡事故が発生した場合に回路遮断器100をトリップ状態にすることができる構成であればよく、公知の構成を適用することができる。
回路遮断器100は、過電流または短絡事故を検出して電路を遮断する配線用遮断器であるが、漏電流を検出して電路を遮断する漏電遮断器またはその他の遮断器であってもよい。回路遮断器100が漏電遮断器の場合、引き外し装置3は、漏電流を検出した場合に、開閉機構部2に作用して回路遮断器100をトリップ状態にする。
回路遮断器100は、さらに、一端部に固定接点41が設けられ、他端部に不図示の電源側導体が接続される固定接触子4と、固定接点41に対向する可動接点51を有する可動接触子5と、可動接点51を固定接点41から離す方向に可動接触子5を付勢するコイルばね6と、固定接点41と可動接点51との間に生じるアークを消弧する消弧装置7と、不図示の負荷側導体に接続される負荷側端子8とを備える。
固定接触子4、可動接触子5、コイルばね6、消弧装置7および負荷側端子8は、絶縁筐体1のベース部1aの上方に配置される。また、固定接触子4、可動接触子5および負荷側端子8は、金属板を加工することによって形成される。消弧装置7は、上下方向に配列された複数の消弧板77を有し、絶縁筐体1の内部に収納される。
図1に示すように、回路遮断器100がオン状態である場合、開閉機構部2に設けられたクロスバー22が下方に移動しており、コイルばね6の付勢に抗して可動接触子5が押し下げられる。そのため、可動接触子5の可動接点51が固定接触子4の固定接点41に接触している。可動接触子5は、引き外し装置3を介して負荷側端子8に接続されている。そのため、固定接触子4に接続された不図示の電源側導体と負荷側端子8に接続された不図示の負荷側導体とが電気的に接続され、固定接触子4、可動接触子5、および負荷側端子8を含む電路に電流が流れる。
また、図2に示すように、回路遮断器100がオフ状態である場合、開閉機構部2に設けられたクロスバー22が上方に移動しており、コイルばね6の力によって可動接触子5が押し上げられている。そのため、可動接触子5の可動接点51が固定接触子4の固定接点41から離れており、電路が遮断された状態である。
回路遮断器100がトリップ状態である場合も、回路遮断器100がオフ状態である場合と同様に、コイルばね6の力によって可動接触子5が押し上げられて電路が遮断された状態である。なお、図2に示す状態では、可動接触子5の可動接点51は、固定接触子4の固定接点41から最も離れた位置にある。以下、図2に示す可動接触子5の位置を、可動接触子5が最大開極した位置と記載し、図2に示す可動接触子5の状態を最大開極と記載する場合がある。
図3は、実施の形態1にかかる回路遮断器の部分斜視図であり、図4は、実施の形態1にかかる回路遮断器の部分上面図であり、図5は、図3に示すベース部の外観斜視図である。図6は、図3に示す可動接触子の外観斜視図であり、図7は、図3に示す可動接触子の上面図であり、図8は、図3に示す可動接触子の側面図である。
図3および図5に示すように、ベース部1aから絶縁壁部11,12が上方に突出して形成されている。絶縁筐体1のベース部1aは、図1および図2に示すように、絶縁筐体1の底部を構成している。絶縁壁部11,12は、合成樹脂といった絶縁材料によって形成されており、ベース部1aと一体的に形成される。絶縁壁部11は、図4に示すように、固定接点41よりも開閉機構部2側の位置で可動接触子5の移動方向に沿って延伸し、開閉機構部2へのアークの移動を規制する。これにより、消弧性能を高めることができる。絶縁壁部11は、ベース部1aから上方へ突出する下壁部11aと、下壁部11aの上端中央から上方へ突出する上壁部11bとを含む。
図示していないが回路遮断器100には、固定接触子4が極ごとに配置される。絶縁壁部12は、左右方向に隣接する固定接触子4と固定接触子4との間に設けられ、固定接触子4と固定接触子4との間のアークの移動を規制する。回路遮断器100は、3極の回路遮断器であるが、極数は3極に限定されない。また、絶縁壁部12は、固定接触子4の左右両側に配置されるが、説明の便宜上一部の絶縁壁部12を図示していない。
また、絶縁壁部11も、極ごとに設けられているが、一つの極における絶縁壁部11と固定接触子4および可動接触子5との関係は、他の極における絶縁壁部11と固定接触子4および可動接触子5との関係と同様である。以下においては、一つの極における絶縁壁部11と固定接触子4および可動接触子5との関係について主として説明する。
絶縁壁部11は、板状に形成されており、可動接触子5の延伸方向が板厚方向になるように配置される。絶縁壁部11は、可動接触子5における可動接点51側の面に上下方向に延伸する凸部13が形成されている。
図3、図4、および図6に示すように、可動接触子5は、コイルばね6が取り付けられ、絶縁壁部11よりも開閉機構部2側に位置し、かつクロスバー22による作用力が絶縁壁部11の延伸方向に働く基部53と、可動接点51を有する先端部54と、基部53と先端部54との間であって絶縁壁部11が挿通される空間である開口部56が形成された中途部55とを備える。可動接触子5は、例えば、一枚の金属板に対して打ち抜き加工および曲げ加工を行うことによって形成される。
図6から図8に示すように、可動接触子5の中途部55は、1対のブリッジ部57,58を有する。1対のブリッジ部57,58は、開閉機構部2による可動接触子5の移動方向である上下方向から見て開口部56を挟んで対向し、各々基部53と先端部54との間に掛け渡される。各ブリッジ部57,58は、U字状に形成されており、曲げ加工によって上方への向きに基部53および先端部54から屈曲して形成される。
可動接触子5は、電路を形成する部材であり、可動接触子5の延伸方向に沿って電流が流れる。可動接触子5で形成される電流経路上で断面積が小さい部分がある場合、通電に必要な電流を流せない場合がある。可動接触子5の中途部55には、開口部56が形成されているため、開口部56の部分を電流経路として用いることができない。
そこで、ブリッジ部57,58の板面幅L1を板厚L2よりも大きくしている。これにより、通電に必要な断面積を確保している。ブリッジ部57,58の板面幅L1の合計値に板厚L2を乗算した値が中途部55の断面積である。例えば、ブリッジ部57,58の板面幅L1の合計値は、基部53の板面幅L3以上にすることで、中途部55において基部53と同様の断面積を確保することができる。
また、ブリッジ部57,58は、図8に示すように、側面視において中央部が上方に突出するように曲げ加工によって形成される。そのため、図3に示すように、ブリッジ部57,58の下方が開放された凹部59が形成され、かかる凹部59に絶縁壁部11の下壁部11aが挿入される。そのため、ブリッジ部57,58が曲げ加工によって形成されない場合またはブリッジ部57,58が下方に突出するように曲げ加工によって形成される場合に比べ、下壁部11aの上端部を上方に位置させることができる。
また、図2に示すように、可動接触子5が最大開極した位置にある場合においても、絶縁壁部11の上壁部11bが開口部56の内側に存在している状態であり、可動接触子5の移動範囲全体に亘って上壁部11bが開口部56に存在している状態が維持される。したがって、可動接触子5が上壁部11bの上端部に乗りあげることがない。そのため、回路遮断器100を閉状態にする投入操作を行う際に可動接触子5と絶縁壁部11が干渉して回路遮断器100を閉状態にできないといった状況が回避され、繰り返し開閉を精度よく行うことができる。
以下、回路遮断器100の動作を具体的に説明する。図9は、実施の形態1にかかる回路遮断器におけるトリップ動作時のアーク消弧の様子を示す図である。なお、図9では、消弧装置7へ移動したアーク60をアーク60’として表している。まず、平常通電時、すなわち、回路遮断器100がオン状態である場合について説明する。
回路遮断器100がオン状態である場合、図1および図3に示すように、可動接点51と固定接点41とは接触状態にある。この状態では、絶縁壁部11の上壁部11bは可動接触子5の開口部56に挿通されているが、上下方向において可動接触子5とベース部1aおよび下壁部11aとの間には隙間がある。そのため、可動接点51と固定接点41との接触はベース部1aによって阻害されない。
また、回路遮断器100の幅方向である左右方向においても図4に示すように可動接触子5と絶縁壁部11,12との間にギャップを持たせている。仮に可動接触子5が傾くなどして絶縁壁部11に接触したとしても、絶縁壁部11への接触は、可動接触子5の移動方向と直交する方向での接触のため、実質的に開閉動作に影響を与えない。
回路遮断器100が閉状態である場合に、過電流または短絡事故が発生すると、引き外し装置3の動作によって図9に示す破線の位置にある可動接触子5が瞬時に上方へ移動し、可動接触子5が図9に示す実線の位置へ移動する。可動接触子5の破線の位置から実線の位置への移動の過程で、固定接点41と可動接点51との間にアーク60が発生し伸長する。
アーク60の発生から伸長までの過程において、アーク60からみて消弧装置7と反対側、すなわちアーク60と開閉機構部2との間には絶縁壁部11が存在するため、アーク60が開閉機構部2へと向かう動きが抑制される。
さらに、絶縁壁部11は、アーク60の光と熱に暴露されることによって絶縁壁部11を構成する材料が分解して絶縁性のガスを発生し、アーク60に対し絶縁性のガスを吹き付ける。そのため、アーク60の消弧装置7への移動は加速され、アーク60は速やかに図9に示すアーク60’の位置へ到達する。また、絶縁性のガスは、アーク60そのものに対しても大きな限流効果を発揮するため、移動後のアーク60’は、消弧板77へ容易に誘引され、消弧板77によって冷却および消弧される。なお、以下において、絶縁壁部11の絶縁性のガスによる上述した効果を圧力効果と記載する場合がある。
このように、絶縁壁部11は、アーク60の開閉機構部2へと向かう動きが絶縁壁部11により抑制され、かつ圧力によるアーク限流効果が得られるため、開閉機構部2のダメージを抑えつつ、消弧性能を高めることができる。
また、可動接触子5の最大開極時においても絶縁壁部11の上壁部11bが開口部56の内側に存在している。そのため、可動接触子5の最大開極時のアーク60は、可動接点51が固定接点41に接触している状態から最大開極の状態に至るまで全ての範囲において、絶縁壁部11がアーク60から見て消弧装置7の反対側に存在している。したがって、絶縁壁部11の圧力効果を高めることができる。
また、上述したように、ブリッジ部57,58に上方向に向けて凹部59が形成されており、下壁部11aの上端部が下方にある場合に比べ、下壁部11aの上端部を上方に位置させることができる。したがって、下壁部11aの上端部が下方にある場合に比べ、絶縁壁部11の圧力効果を高めることができる。
絶縁壁部11を可動接点51に近づけるほど、絶縁壁部11の圧力効果をより高めることができる。図9に示すように、絶縁壁部11と可動接点51との間隔D1は、可動接点51の幅W1よりも小さく、可動接点51の幅W1の2分の1以下であり、絶縁壁部11が可動接点51の近くに配置される。そのため、絶縁壁部11の圧力効果を高めることができる。なお、絶縁壁部11と可動接点51との間隔D1は、上述した例に限定されない。
また、絶縁壁部11の幅方向の中央部には、上述したように上下方向に沿って凸部13が形成されている。これにより、絶縁壁部11の幅方向の中央部で絶縁壁部11と可動接点51との間隔を小さくすることができる。したがって、凸部13を設けない場合に比べ、絶縁壁部11の圧力効果を高めることができる。
また、絶縁壁部11よりも消弧性の高い材料により形成される絶縁カバーを絶縁壁部11に被せたり、絶縁壁部11よりも消弧性の高い材料により形成される絶縁コーティングを絶縁壁部11に施したりすることもできる。これにより、絶縁壁部11の圧力効果をより高めることができる。
なお、上述した例では、クロスバー22の上下方向の平行な移動に伴って、クロスバー22と接する可動接触子5が移動して開閉が行われる構成を説明したが、クロスバー22の移動方向は、上下方向の平行な移動に限定されない。例えば、可動接触子5がクロスバー22に回動自在に軸支され、クロスバー22の回転運動により電路の開閉を行う構成であってもよい。
また、上述した例では、固定接触子4および可動接触子5の組である接触子対を一極につき一つ設けているが、接触子対を一極につき二つ設けてもよい。この場合も、可動接触子5ごとに絶縁壁部11を形成することで、消弧性能を高めることができる。
以上のように、実施の形態1にかかる回路遮断器100は、固定接点41を有する固定接触子4と、固定接点41に対向する可動接点51を有する可動接触子5と、可動接触子5を移動して固定接点41と可動接点51との接触および開離を行う開閉機構部2と、固定接点41と可動接点51との間に生じるアーク60を消弧する消弧装置7と、固定接点41よりも開閉機構部2側の位置で可動接触子5の移動方向に沿って延伸し、開閉機構部2側へのアーク60の移動を規制する絶縁壁部11とを備える。可動接触子5は、絶縁壁部11よりも開閉機構部2側に位置し、開閉機構部2による作用力が絶縁壁部11の延伸方向に働く基部53と、可動接点51を有する先端部54と、基部53と先端部54との間であって絶縁壁部11が挿通される空間である開口部56が形成された中途部55とを備える。
したがって、回路遮断器100では、アーク60の開閉機構部2へ向かう動きが絶縁壁部11により抑制され、かつ圧力効果による限流効果が得られるため、例えば、開閉機構部2へのダメージを抑えつつ、消弧性能を高めることができる。また、可動接触子にベース部に向けて絶縁体が配設される構成に比べ、上下方向での可動接触子5とベース部1aとの間隔を小さくすることができる。そのため、回路遮断器100の外形サイズが大きくなることを抑制でき、回路遮断器100の外形寸法の維持または回路遮断器100の小型化に貢献することができる。また、最大開極時の可動接触子5と可動接点51との距離が小さくなることを抑制でき、消弧性能が低下することを防止することができる。なお、開口部56が絶縁壁部11に対し挿通可能であるという関係が保たれていればよく、開口部56の形状については上述した例に限定されない。
また、絶縁壁部11は、開閉機構部2による可動接触子5の移動範囲全体に亘って開口部56の内側に存在する長さに形成される。これにより、絶縁壁部11の圧力効果をより高めることができ、また、繰り返し開閉を精度よく行うことができる。なお、可動接触子5の移動範囲の一部の範囲で絶縁壁部11が開口部56の内側に存在する構成であってもよい。この場合でも、絶縁壁部11がない場合に比べて、消弧性能を高めることができる。
また、可動接触子5の中途部55は、開閉機構部2による可動接触子5の移動方向である上下方向に沿って見て可動接触子5の基部53から先端部54へ向かう方向と直交する方向で開口部56を挟んで対向し、各々基部53と先端部54との間に掛け渡された1対のブリッジ部57,58を有する。
これにより、可動接触子5の延伸方向にかけて通電に必要な断面積を確保することを容易に行うことができ、また、二つのブリッジ部57,58が基部53と先端部54との間に掛け渡されるため、可動接触子5の全体的な剛性を高めることができる。
また、ブリッジ部57,58は、U字状に形成され、可動接点51が固定接点41から離れる方向に向けて屈曲している。これにより、可動接触子5の左右方向の長さを抑えつつも中途部55において通電に必要な断面積を確保することができる。また、ブリッジ部57,58を固定接点41から遠ざけているため、アーク60の誘引を抑制し可動接触子5の損傷をさらに減少させることができる。
また、回路遮断器100は、ベース部1aとカバー部1bとを備え、ベース部1aとカバー部1bとで形成される空間に開閉機構部2および消弧装置7を収納する絶縁筐体1を備える。絶縁壁部11は、絶縁筐体1のベース部1aから突出して形成される。このように、絶縁壁部11はベース部1aから突出して形成されることから、絶縁壁部11をベース部1aと一体的に形成することで、回路遮断器100の部品点数を抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる回路遮断器は、可動接触子5の開口部56に挿通される絶縁壁部がベース部とは別体の絶縁ブロックに形成される点で、実施の形態1にかかる回路遮断器100と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1にかかる回路遮断器100と異なる点を中心に説明する。
図10は、実施の形態2にかかる回路遮断器の側断面図であり、図11は、実施の形態2にかかる回路遮断器の部分斜視図であり、図12は、実施の形態2にかかる絶縁ブロックの外観斜視図であり、図13は、実施の形態2にかかる絶縁ブロックを固定接触子に取り付けた状態を示す外観斜視図である。
図10に示すように、実施の形態2にかかる回路遮断器100Aは、実施の形態1にかかる絶縁壁部11に代えて、絶縁ブロック70を備える。絶縁ブロック70は、例えば、合成樹脂で形成され、消弧性の高い材料から構成される。
絶縁ブロック70は、図11および図12に示すように、固定接触子4のうち固定接点41の周囲を覆うカバー部71と、カバー部71の端部から上方に延伸する絶縁壁部72とを備える。
カバー部71は、側面視でL字状に形成されており、固定接触子4の屈曲形状に沿った形状を有する。かかるカバー部71は、固定接点41の周囲を覆い、一端部が絶縁壁部72に連続する基部71aと、固定接触子4の突出部42の左右を覆う突出部71b,71cと、基部71aの他端部に連続して上方に突出し、絶縁壁部72と対向する固定接触子4の領域を覆う突出部71dとを備える。
絶縁壁部72は、実施の形態1にかかる絶縁壁部11と同形状である。絶縁壁部72は、カバー部71の端部に連続し上方へ突出する下壁部72aと、下壁部72aの上端中央から上方へ突出する上壁部72bとを含む。下壁部72aは、下壁部11aと同形状であり、上壁部72bは、上壁部11bと同形状である。
図14は、実施の形態2にかかる回路遮断器におけるトリップ動作時のアーク消弧の様子を示す図である。回路遮断器100Aが閉状態である場合に、過電流または短絡事故が発生すると、引き外し装置3の動作によって図14に示す破線の位置にある可動接触子5が瞬時に上方へ移動し、可動接触子5が図14に示す実線の位置へ移動する。
可動接触子5の破線の位置から実線の位置への移動の過程で、固定接点41と可動接点51との間にアーク60が発生し伸長する。アーク60の発生から伸長までの過程において、アーク60から見て消弧装置7と反対側には絶縁壁部72が存在するため、アーク60が開閉機構部2へと向かう動きが抑制される。また、絶縁壁部11と同様に、絶縁壁部72の圧力効果による限流効果を得ることができる。
さらに、絶縁壁部72が消弧性の高い材料からなる絶縁ブロック70に含まれるため、限流効果およびアーク60の移動促進効果がさらに高まり、より一層の消弧性能の向上を図ることができる。絶縁壁部72は、実施の形態1にかかる絶縁壁部11のようにベース部1aと一体に形成されておらず、ベース部1aとは別体の絶縁ブロック70の一部として構成される。そのため、ベース部1aの材料を変更することなく、絶縁ブロック70の材料を変更することで、コストの増加を抑えつつ、消弧性能の向上を図ることができる。
以上のように、実施の形態2にかかる回路遮断器100Aは、固定接触子4のうち固定接点41の周囲を覆うカバー部71と絶縁壁部72とが一体化して形成された絶縁ブロック70を備える。絶縁ブロック70とベース部1aとは別体であることから、ベース部1aの材料を変更することなく、絶縁ブロック70の材料を変更することで、コストの増加を抑えつつ、消弧性能の向上を図ることができる。なお、絶縁ブロック70は、ベース部1aと同一材料で形成してもよい。
実施の形態3.
実施の形態3にかかる回路遮断器は、可動接触子のブリッジ部が一つである点で、可動接触子5が二つのブリッジ部57,58を有する実施の形態1にかかる回路遮断器100と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1にかかる回路遮断器100と異なる点を中心に説明する。
図15は、実施の形態3にかかる回路遮断器の側断面図であり、図16は、実施の形態3にかかる回路遮断器の部分斜視図であり、図17は、実施の形態3にかかる回路遮断器の部分上面図である。図18は、実施の形態3にかかる可動接触子の外観斜視図であり、図19は、実施の形態3にかかる可動接触子の上面図である。
図15に示すように、実施の形態3にかかる回路遮断器100Bは、絶縁壁部11に代えて絶縁壁部81を備える。また、回路遮断器100Bは、可動接触子5に代えて、可動接触子5Bを備える。
図16および図17に示すように、絶縁壁部81は、絶縁壁部11と同様に合成樹脂などの絶縁材料によって形成されており、ベース部1aから上方に突出して形成されている。絶縁壁部81は、ベース部1aから上方へ突出する下壁部81aと、下壁部81aの上端中央から上方へ突出する上壁部81bとを含む。上壁部81bには、可動接触子5Bにおける可動接点51側の面に上下方向に延伸する凸部83が形成されている。
絶縁壁部81は、上壁部81bの一側部が絶縁壁部12に連続している点で、上壁部11bの一側部が絶縁壁部12に連続しない実施の形態1にかかる絶縁壁部11と異なる。
図16から図19に示すように、可動接触子5Bは、開閉機構部2の作用力が働く基部53と、可動接点51を有する先端部54と、基部53と先端部54との間であって絶縁壁部81が挿通される空間である開口部56Bが形成された中途部55Bとを備える。開口部56Bは、図19に示すようにスリット状に形成され、左方向側が開放されている。可動接触子5Bは、可動接触子5と同様に、例えば、一枚の金属板に対して打ち抜き加工および曲げ加工を行うことによって形成される。
中途部55Bは、開閉機構部2による可動接触子5Bの移動方向である上下方向から見て開口部56Bに対向し、基部53と先端部54との間に掛け渡された一つのブリッジ部57Bを有する。ブリッジ部57Bは、ブリッジ部57と同様に、U字状に形成されており、曲げ加工によって上方への向きに基部53および先端部54から屈曲して形成される。
ブリッジ部57Bの板面幅L4を可動接触子5Bの板厚L5よりも大きくしており、これにより、通電に必要な断面積を確保している。ブリッジ部57Bの板面幅L4に板厚L5を乗算した値が中途部55Bの断面積である。例えば、ブリッジ部57Bの板面幅L4の合計値は、基部53の板面幅L6以上にすることで、中途部55Bにおいて基部53と同様の断面積を確保することができる。
また、ブリッジ部57Bは、ブリッジ部57と同様に、側面視において中央部が上方に突出するように曲げ加工によって形成されており、図18および図19に示すように、下側が開放された凹部59Bがブリッジ部57Bに形成される。そのため、ブリッジ部57Bが曲げ加工によって形成されない場合またはブリッジ部57Bが下方に突出するように曲げ加工によって形成される場合に比べ、絶縁壁部81の上端部を上方に位置させることができる。
以上のように、実施の形態3にかかる回路遮断器100Bは、可動接触子5Bを備えており、可動接触子5Bの中途部55Bは、開閉機構部2による可動接触子5Bの移動方向である上下方向から見て基部53から先端部54へ向かう方向と直交する方向である左右方向で開口部56Bと対向し、基部53と先端部54との間に掛け渡されたブリッジ部57Bを有する。そして、開口部56Bは、スリット状に形成されており、左右方向においてブリッジ部57B側とは反対側が開放されている。
したがって、上述したように、絶縁壁部81における上壁部81bの一側部を絶縁壁部12にまで延長させることができる。そのため、アーク60の開閉機構部2へと向かう動きが絶縁壁部81によりさらに抑制され、かつ、圧力効果によるアーク60の限流効果が得られるため、開閉機構部2へのダメージを抑えつつ、消弧性能を高めることができる。
実施の形態4.
実施の形態4にかかる回路遮断器は、実施の形態3にかかる絶縁壁部81に代えて、絶縁壁部81と同形状の絶縁壁部を有する絶縁ブロックを有する点で、実施の形態3にかかる回路遮断器100Bと異なる。以下においては、実施の形態3と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態3にかかる回路遮断器100Bと異なる点を中心に説明する。
図20は、実施の形態4にかかる回路遮断器の側断面図であり、図21は、実施の形態4にかかる回路遮断器の部分斜視図であり、図22は、実施の形態4にかかる回路遮断器の部分上面図である。
図20に示すように、実施の形態4にかかる回路遮断器100Cは、絶縁壁部11に代えて絶縁ブロック90を備える。絶縁ブロック90は、絶縁ブロック70と同様に、例えば、合成樹脂で形成され、消弧性の高い材料から構成される。
絶縁ブロック90は、図21および図22に示すように、固定接触子4のうち固定接点41の周囲を覆うカバー部91と、カバー部91の端部から上方に延伸する絶縁壁部92とを備える。カバー部91は、カバー部71と同形状である。絶縁壁部92は、絶縁壁部81と同形状であり、カバー部91の端部から上方へ突出する下壁部92aと、下壁部92aの上端中央から上方へ突出する上壁部92bとを含む。上壁部92bには、凸部93が形成される。絶縁壁部92における上壁部92bの一側部は絶縁壁部12に連続している。
可動接触子5Bの開口部56Bは、図21および図22に示すようにスリット状に形成され、X軸負方向側が開放されており、上述したように、絶縁壁部92の片側を絶縁壁部12まで延長している。そのため、アーク60の開閉機構部2へと向かう動きが絶縁壁部92によりさらに抑制され、かつ、圧力効果によるアーク60の限流効果が得られるため、開閉機構部2へのダメージを抑えつつ、消弧性能を高めることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 絶縁筐体、1a ベース部、1b,71,91 カバー部、2 開閉機構部、3 引き外し装置、4 固定接触子、5,5B 可動接触子、6 コイルばね、7 消弧装置、8 負荷側端子、11,12,72,81,92 絶縁壁部、11a,72a,81a,92a 下壁部、11b,72b,81b,92b 上壁部、13,83,93 凸部、21 操作ハンドル、22 クロスバー、41 固定接点、42,71b,71c,71d 突出部、51 可動接点、53 基部、54 先端部、55,55B 中途部、56,56B 開口部、57,57B,58 ブリッジ部、59,59B 凹部、60,60’ アーク、70,90 絶縁ブロック、77 消弧板、100,100A,100B,100C 回路遮断器。

Claims (7)

  1. 固定接点を有する固定接触子と、
    前記固定接点に対向する可動接点を有する可動接触子と、
    前記可動接触子を移動して前記固定接点と前記可動接点との接触および開離を行う開閉機構部と、
    前記固定接点と前記可動接点との間に生じるアークを消弧する消弧装置と、
    前記固定接点よりも前記開閉機構部側の位置で前記可動接触子の移動方向に沿って延伸し、前記開閉機構部側への前記アークの移動を規制する絶縁壁部と、を備え、
    前記可動接触子は、
    前記絶縁壁部よりも前記開閉機構部側に位置し、前記開閉機構部による作用力が前記絶縁壁部の延伸方向に働く基部と、
    前記可動接点を有する先端部と、
    前記基部と前記先端部との間であって前記絶縁壁部が挿通される開口部が形成された中途部と、を備える
    ことを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記絶縁壁部は、
    前記開閉機構部による前記可動接触子の移動範囲全体に亘って前記開口部の内側に存在する長さに形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記中途部は、
    前記開閉機構部による前記可動接触子の移動方向に沿って見て前記基部から前記先端部へ向かう方向と直交する方向で前記開口部を挟んで対向し、各々前記基部と前記先端部との間に掛け渡された1対のブリッジ部を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の回路遮断器。
  4. 前記中途部は、
    前記開閉機構部による前記可動接触子の移動方向から見て前記基部から前記先端部へ向かう方向と直交する方向で前記開口部と対向し、前記基部と前記先端部との間に掛け渡されたブリッジ部を有し、
    前記開口部は、
    スリット状に形成されており、前記直交する方向において前記ブリッジ部側とは反対側が開放されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の回路遮断器。
  5. 前記ブリッジ部は、
    U字状に形成され、前記可動接点が前記固定接点から離れる方向に向けて屈曲している
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の回路遮断器。
  6. ベース部とカバー部とを備え、前記ベース部と前記カバー部とで形成される空間に前記開閉機構部および前記消弧装置を収納する絶縁筐体を備え、
    前記絶縁壁部は、
    前記絶縁筐体の前記ベース部から突出して形成される
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の回路遮断器。
  7. 前記固定接触子のうち前記固定接点の周囲を覆うカバー部と前記絶縁壁部とが一体化して形成された絶縁ブロックを備える
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の回路遮断器。
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