JPH09171757A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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- JPH09171757A JPH09171757A JP267097A JP267097A JPH09171757A JP H09171757 A JPH09171757 A JP H09171757A JP 267097 A JP267097 A JP 267097A JP 267097 A JP267097 A JP 267097A JP H09171757 A JPH09171757 A JP H09171757A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】第２の可動接点台の支持手段、フレーム、付勢
手段をアークガスから保護して信頼性の高い回路遮断器
を得るを提供する。 【構成】開閉機構により開極動作が行われる第１の可動
接点台と、この第１の可動接点台に対向して設けられ事
故電流発生に応動して開極動作する第２の可動接点台
と、第１の可動接点台および第２の可動接点台の開極時
に生じるアークを抑制する消弧装置とを有する回路遮断
器において、第２の可動接点台を支持手段で回転自在に
支持し、可撓性絶縁板に第２の可動接点台が挿通される
挿通部を形成し、第２の可動接点台をこの挿通部に挿通
させて可撓性絶縁板を支持手段と第２の可動接点との間
に介在するよう配設するとともに、可撓性絶縁板を第２
の可動接点台の回転動作に伴って移動自在に配設した。 【効果】第２の可動接点台の支持手段、フレーム、付勢
手段をアークガスから保護して信頼性の高い回路遮断器
を得るを得られる。
手段をアークガスから保護して信頼性の高い回路遮断器
を得るを提供する。 【構成】開閉機構により開極動作が行われる第１の可動
接点台と、この第１の可動接点台に対向して設けられ事
故電流発生に応動して開極動作する第２の可動接点台
と、第１の可動接点台および第２の可動接点台の開極時
に生じるアークを抑制する消弧装置とを有する回路遮断
器において、第２の可動接点台を支持手段で回転自在に
支持し、可撓性絶縁板に第２の可動接点台が挿通される
挿通部を形成し、第２の可動接点台をこの挿通部に挿通
させて可撓性絶縁板を支持手段と第２の可動接点との間
に介在するよう配設するとともに、可撓性絶縁板を第２
の可動接点台の回転動作に伴って移動自在に配設した。 【効果】第２の可動接点台の支持手段、フレーム、付勢
手段をアークガスから保護して信頼性の高い回路遮断器
を得るを得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は回路遮断器の可動接点台
の遮断時における絶縁劣化を防止するのに好適な構造に
関する。
の遮断時における絶縁劣化を防止するのに好適な構造に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の装置は、例えば、実開昭５９−１
７８８４５号に記載のように、可動接点台を支持するフ
レームの先端部に突起を設ける構造となっていた。この
構造では、可動接点台と可動接点台を支持するピンのギ
ャップによる横ずれを防止について配慮がされていな
い。又、横ずれを防止するためには、接点近傍に突起を
設ける必要があり、開閉及び遮断時の絶縁劣化について
配慮されていない。また、事故電流発生に応動して開極
動作する可動接点台の支持手段、フレーム、付勢手段の
遮断時のアークからの保護については配慮されていな
い。
７８８４５号に記載のように、可動接点台を支持するフ
レームの先端部に突起を設ける構造となっていた。この
構造では、可動接点台と可動接点台を支持するピンのギ
ャップによる横ずれを防止について配慮がされていな
い。又、横ずれを防止するためには、接点近傍に突起を
設ける必要があり、開閉及び遮断時の絶縁劣化について
配慮されていない。また、事故電流発生に応動して開極
動作する可動接点台の支持手段、フレーム、付勢手段の
遮断時のアークからの保護については配慮されていな
い。
【０００３】又、他の従来の装置においては、上記問題
点に加え、部品点数が多く、組立性およびコストｕｐと
なる。この種の例としては実開昭５４−４０４７１等を
挙げることができる。
点に加え、部品点数が多く、組立性およびコストｕｐと
なる。この種の例としては実開昭５４−４０４７１等を
挙げることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、事故
電流発生に応動して開極動作する第２の可動接点台の支
持手段、フレーム、付勢手段の遮断時のアークからの保
護については配慮されておらず、遮断時にアークガスが
支持手段、フレーム、付勢手段に流れ、磁鉄板溶解物が
付着して絶縁劣化や動作不良を起こすという問題があっ
た。
電流発生に応動して開極動作する第２の可動接点台の支
持手段、フレーム、付勢手段の遮断時のアークからの保
護については配慮されておらず、遮断時にアークガスが
支持手段、フレーム、付勢手段に流れ、磁鉄板溶解物が
付着して絶縁劣化や動作不良を起こすという問題があっ
た。
【０００５】本発明の目的は、第２の可動接点台の支持
手段、フレーム、付勢手段をアークガスから保護して信
頼性の高い回路遮断器を提供することにある。
手段、フレーム、付勢手段をアークガスから保護して信
頼性の高い回路遮断器を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は第１の可動接点を有し開閉機構により開極
動作が行われる第１の可動接点台と、この第１の可動接
点台に対向して設けられ第２の可動接点を有して事故電
流発生に応動して開極動作する第２の可動接点台と、第
１の可動接点台および第２の可動接点台の開極時に生じ
るアークを抑制する消弧装置と、開閉機構と第１の可動
接点台と第２の可動接点台および消弧装置を収納するケ
ーシングとを有する回路遮断器において、第２の可動接
点台が支持手段により回転自在に支持されたフレーム
と、第２の可動接点台を第１の可動接点台に向かう方向
に付勢する付勢手段と、第２の可動接点台が挿通される
挿通部が形成された可撓性絶縁板とを備え、第２の可動
接点台を可撓性絶縁板の挿通部にさせて可撓性絶縁板を
支持手段と第２の可動接点との間に介在するよう配設す
るとともに、可撓性絶縁板を第２の可動接点台の回転動
作に伴って移動自在に配設したことを特徴とするもので
ある。
に、本発明は第１の可動接点を有し開閉機構により開極
動作が行われる第１の可動接点台と、この第１の可動接
点台に対向して設けられ第２の可動接点を有して事故電
流発生に応動して開極動作する第２の可動接点台と、第
１の可動接点台および第２の可動接点台の開極時に生じ
るアークを抑制する消弧装置と、開閉機構と第１の可動
接点台と第２の可動接点台および消弧装置を収納するケ
ーシングとを有する回路遮断器において、第２の可動接
点台が支持手段により回転自在に支持されたフレーム
と、第２の可動接点台を第１の可動接点台に向かう方向
に付勢する付勢手段と、第２の可動接点台が挿通される
挿通部が形成された可撓性絶縁板とを備え、第２の可動
接点台を可撓性絶縁板の挿通部にさせて可撓性絶縁板を
支持手段と第２の可動接点との間に介在するよう配設す
るとともに、可撓性絶縁板を第２の可動接点台の回転動
作に伴って移動自在に配設したことを特徴とするもので
ある。
【０００７】
【作用】開閉機構は操作ハンドルの“ＯＮ”−“ＯＦ
Ｆ”開閉により第１可動接点台の開極動作を行う。第１
の可動接点台は第１の可動接点を有する。第２の可動接
点台はこの第１の可動接点台に対向して設けられ第２の
可動接点を有して事故電流発生に応動して開極動作す
る。消弧装置は第１の可動接点台および第２の可動接点
台の開極時に生じるアークを抑制する。ケーシングは開
閉機構と第１の可動接点台と第２の可動接点台および消
弧装置を収納する。第２の可動接点台は支持手段により
フレームに回転自在に支持され、付勢手段により第１の
可動接点台に向かう方向に付勢される。可撓性絶縁板は
第２の可動接点台が挿通される挿通部が形成され、第２
の可動接点台がこの挿通部に挿通されて、可撓性絶縁板
が支持手段と第２の可動接点との間に介在するよう配設
される。可撓性絶縁板は第２の可動接点台の回転動作に
伴って移動自在に配設される。
Ｆ”開閉により第１可動接点台の開極動作を行う。第１
の可動接点台は第１の可動接点を有する。第２の可動接
点台はこの第１の可動接点台に対向して設けられ第２の
可動接点を有して事故電流発生に応動して開極動作す
る。消弧装置は第１の可動接点台および第２の可動接点
台の開極時に生じるアークを抑制する。ケーシングは開
閉機構と第１の可動接点台と第２の可動接点台および消
弧装置を収納する。第２の可動接点台は支持手段により
フレームに回転自在に支持され、付勢手段により第１の
可動接点台に向かう方向に付勢される。可撓性絶縁板は
第２の可動接点台が挿通される挿通部が形成され、第２
の可動接点台がこの挿通部に挿通されて、可撓性絶縁板
が支持手段と第２の可動接点との間に介在するよう配設
される。可撓性絶縁板は第２の可動接点台の回転動作に
伴って移動自在に配設される。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を図１〜図１４により説明す
る。本発明の第１実施例を図１〜図４および図１０、図
１１により説明する。“ＯＮ”，“ＯＦＦ”の操作はモ
ールドカバー２より突出した操作ハンドル３により行
う。ハンドル３を電流側に移動することにより、トグル
リンク機構を有する開閉機構部４の２節リングが働き、
開閉機構部の一端に位置し、第１可動接点台９を回転す
る連動軸７が回転する。この連動軸７の反時計方向の回
転により第１可動接点台９はピン１６を回転中心として
全体が移動し、これにより第１可動接点台の一端に位置
する第１可動接点１０が、これと当接する第２可動接点
１１位置まで移動する。第２可動接点１１を一端に持つ
第２可動接点台１２は回転中心を支持手段としてのピン
１７によって支持され、このピン１７には第２可動接点
台１２を第１可動接点台９に向かう方向（図１中では時
計方向）に付勢する付勢手段としての戻しバネ１３を備
える。この戻しバネ１３はその一端をフレーム２２に係
合し、他端を先の第２可動接点台１２の第２可動接点１
１を配置した側の、回転中心となるピン１７に対し、そ
の反対側に伸びた第２可動接点台１２に係合する。ピン
１７はフレーム２２により保持され、ピン１７の両側に
それぞれ２２ａ、２２ｂの突起により規制されている。
この第２可動接点台１２の一端には可撓銅撚線１４が接
続され、他端には端子台１５より伸びた部分の一端に接
続されている。端子台１５の一端には、端子１８が位置
する。第１可動接点１０と第２可動接点１１との接点圧
力は第１可動接点台９の回転中心となるピン１６を同軸
とする接点バネ８によって給される。又過電流の検出
は、オイルダッシュポットリレー部５を有し、プランジ
ャーの上昇により吸引された可動鉄片１９が機構部分を
トリップ動作させるようにする。開閉，遮断時に発生し
たアークは、アークシュート６により冷却、引き延ばさ
れ消滅する。特に第１，２可動接点１０，１１部分の磁
鉄板は２枚重ねとしてある。
る。本発明の第１実施例を図１〜図４および図１０、図
１１により説明する。“ＯＮ”，“ＯＦＦ”の操作はモ
ールドカバー２より突出した操作ハンドル３により行
う。ハンドル３を電流側に移動することにより、トグル
リンク機構を有する開閉機構部４の２節リングが働き、
開閉機構部の一端に位置し、第１可動接点台９を回転す
る連動軸７が回転する。この連動軸７の反時計方向の回
転により第１可動接点台９はピン１６を回転中心として
全体が移動し、これにより第１可動接点台の一端に位置
する第１可動接点１０が、これと当接する第２可動接点
１１位置まで移動する。第２可動接点１１を一端に持つ
第２可動接点台１２は回転中心を支持手段としてのピン
１７によって支持され、このピン１７には第２可動接点
台１２を第１可動接点台９に向かう方向（図１中では時
計方向）に付勢する付勢手段としての戻しバネ１３を備
える。この戻しバネ１３はその一端をフレーム２２に係
合し、他端を先の第２可動接点台１２の第２可動接点１
１を配置した側の、回転中心となるピン１７に対し、そ
の反対側に伸びた第２可動接点台１２に係合する。ピン
１７はフレーム２２により保持され、ピン１７の両側に
それぞれ２２ａ、２２ｂの突起により規制されている。
この第２可動接点台１２の一端には可撓銅撚線１４が接
続され、他端には端子台１５より伸びた部分の一端に接
続されている。端子台１５の一端には、端子１８が位置
する。第１可動接点１０と第２可動接点１１との接点圧
力は第１可動接点台９の回転中心となるピン１６を同軸
とする接点バネ８によって給される。又過電流の検出
は、オイルダッシュポットリレー部５を有し、プランジ
ャーの上昇により吸引された可動鉄片１９が機構部分を
トリップ動作させるようにする。開閉，遮断時に発生し
たアークは、アークシュート６により冷却、引き延ばさ
れ消滅する。特に第１，２可動接点１０，１１部分の磁
鉄板は２枚重ねとしてある。
【０００９】第２可動接点台１２の電源側部分の下側に
は、遮磁板２０，負荷側上部にも遮磁板２１を配置して
おり、第２可動接点台１２の突起１２ａと係合するよう
に、可撓性の絶縁板２３を備えている。図１０，図１１
により絶縁板２３の構造、効果について説明する。図１
０に図示する斜視図に示すように絶縁板２３は挿通部と
しての穴部２３ａとスリット部２３ｂがある。第２可動
接点台１２は可撓性絶縁板２３の穴部２３ａに挿通さ
れ、可撓性絶縁板２３は第２可動接点台１２の１２ａ部
の突起に係合し係止されている。可撓性絶縁板２３は図
１、図１０に示されるように第２可動接点１１とピン１
７、戻しバネ１３およびフレーム２２との間に介在する
よう配設される。フレーム２２の絶縁劣化防止をさらに
完全にし、アークによる磁鉄板溶解物がピン１７、戻し
バネ１３およびフレーム２２に付着するのを防止して可
動部分を保護できるという効果がある。
は、遮磁板２０，負荷側上部にも遮磁板２１を配置して
おり、第２可動接点台１２の突起１２ａと係合するよう
に、可撓性の絶縁板２３を備えている。図１０，図１１
により絶縁板２３の構造、効果について説明する。図１
０に図示する斜視図に示すように絶縁板２３は挿通部と
しての穴部２３ａとスリット部２３ｂがある。第２可動
接点台１２は可撓性絶縁板２３の穴部２３ａに挿通さ
れ、可撓性絶縁板２３は第２可動接点台１２の１２ａ部
の突起に係合し係止されている。可撓性絶縁板２３は図
１、図１０に示されるように第２可動接点１１とピン１
７、戻しバネ１３およびフレーム２２との間に介在する
よう配設される。フレーム２２の絶縁劣化防止をさらに
完全にし、アークによる磁鉄板溶解物がピン１７、戻し
バネ１３およびフレーム２２に付着するのを防止して可
動部分を保護できるという効果がある。
【００１０】図２は、第２可動接点台１２の下側より見
た図である。第２可動接点台１２の回転支点であるピン
１７の両側にフレーム２２よりの突起２２ａ，２２ｂを
設けてある。この状態より第２可動接点台１２が横にず
れた状態が図３である。ピン１７を中心に反時計方向に
横ずれをした場合であるが、第２可動接点台１２’にて
突起２２ａ、２２ｂと当接し、これ以上横ずれを生じな
い。この状態におけるピン１７部分の拡大図が図４であ
る。第２可動接点台１２の中心位置では、ピンとのギャ
ップＡ，１２’の位置ではギャップＢとなっている。す
なわち、突起が両側にあるため、ギャップＢがあって
も、第２可動接点８は、横ずれを規制されている。図４
のギャップはＡ＞Ｂの関係になっているが、突起２２
ａ，２２ｂのそれぞれの幅寸法を第２可動接点台１２の
板厚寸法に取ればＡ＝Ｂまで規制することができる。
又、ピンからの突起２２ａ，２２ｂまでの距離を任意に
取れるため、突起２２ｂか接点近傍に位置しなくとも横
ずれの規制ができ、アークによる絶縁劣化を防止でき
る。フレーム２２は絶縁部材であれば、さらに絶縁劣化
の防止が向上する。又、絶縁劣化防止のみであればピン
１７の負荷に突起２２ａのみ設けることにより効果があ
る。以上は、第２可動接点台の実施例をあげたが、第１
可動接点台についても同様に実施可能であり、第２可動
接点台が固定されている片反発形の回路遮断器，非限流
形回路遮断器の可動接点台のみの実施でも同様の効果が
ある。
た図である。第２可動接点台１２の回転支点であるピン
１７の両側にフレーム２２よりの突起２２ａ，２２ｂを
設けてある。この状態より第２可動接点台１２が横にず
れた状態が図３である。ピン１７を中心に反時計方向に
横ずれをした場合であるが、第２可動接点台１２’にて
突起２２ａ、２２ｂと当接し、これ以上横ずれを生じな
い。この状態におけるピン１７部分の拡大図が図４であ
る。第２可動接点台１２の中心位置では、ピンとのギャ
ップＡ，１２’の位置ではギャップＢとなっている。す
なわち、突起が両側にあるため、ギャップＢがあって
も、第２可動接点８は、横ずれを規制されている。図４
のギャップはＡ＞Ｂの関係になっているが、突起２２
ａ，２２ｂのそれぞれの幅寸法を第２可動接点台１２の
板厚寸法に取ればＡ＝Ｂまで規制することができる。
又、ピンからの突起２２ａ，２２ｂまでの距離を任意に
取れるため、突起２２ｂか接点近傍に位置しなくとも横
ずれの規制ができ、アークによる絶縁劣化を防止でき
る。フレーム２２は絶縁部材であれば、さらに絶縁劣化
の防止が向上する。又、絶縁劣化防止のみであればピン
１７の負荷に突起２２ａのみ設けることにより効果があ
る。以上は、第２可動接点台の実施例をあげたが、第１
可動接点台についても同様に実施可能であり、第２可動
接点台が固定されている片反発形の回路遮断器，非限流
形回路遮断器の可動接点台のみの実施でも同様の効果が
ある。
【００１１】本発明の第２実施例を図５により説明す
る。本実施例は第２可動接点台の左端部分に左右のぶれ
止めを行うガイドピン３０を第２可動接点台にカシメ継
合したものである。サイドピンのモールドとの当接部分
は摺動による摩擦係数を軽減する策を施したものであ
る。
る。本実施例は第２可動接点台の左端部分に左右のぶれ
止めを行うガイドピン３０を第２可動接点台にカシメ継
合したものである。サイドピンのモールドとの当接部分
は摺動による摩擦係数を軽減する策を施したものであ
る。
【００１２】本発明の第３実施例を図６〜図９により説
明する。図７に本実施例の遮磁板２０，２１について説
明する。大電流が流れた場合、第２可動接点台１２と第
１可動接点台９に流れる電流方向は逆方向となるため電
磁反発力が発生し、第２可動接点台１２はピン１７を中
心として反時計方向に回転する。しかし、ピン１７より
右側の端子台１５部分と第２可動接点台１２にても電磁
反発力が働き、前反発距離前に第２可動接点台は１２’
の状態で反発力がつり合い止まる。そこで、遮磁板２０
により端子台１５側の電磁反発力を低下させることによ
り、第２可動接点台がすみやかに全反発距離まで到達さ
せることが可能となる。これにより、開極距離がふえア
ークを引きのばすことによるアーク抵抗を増大させるこ
とにより限流性能の向上を図れる。遮磁板２１について
も同様である。尚、遮磁板は片方のみでも良い。図６は
主要部の断面図、図８は、第２可動反発力１２が反発し
た状態の断面図、図９は遮磁板部分の斜視図である。遮
磁板２４は、第２可動接点台１２反発時にすみやかにア
ークを２４ａ部分に移行させ、アークを伸長する。これ
により遮断性能の向上が図れる。
明する。図７に本実施例の遮磁板２０，２１について説
明する。大電流が流れた場合、第２可動接点台１２と第
１可動接点台９に流れる電流方向は逆方向となるため電
磁反発力が発生し、第２可動接点台１２はピン１７を中
心として反時計方向に回転する。しかし、ピン１７より
右側の端子台１５部分と第２可動接点台１２にても電磁
反発力が働き、前反発距離前に第２可動接点台は１２’
の状態で反発力がつり合い止まる。そこで、遮磁板２０
により端子台１５側の電磁反発力を低下させることによ
り、第２可動接点台がすみやかに全反発距離まで到達さ
せることが可能となる。これにより、開極距離がふえア
ークを引きのばすことによるアーク抵抗を増大させるこ
とにより限流性能の向上を図れる。遮磁板２１について
も同様である。尚、遮磁板は片方のみでも良い。図６は
主要部の断面図、図８は、第２可動反発力１２が反発し
た状態の断面図、図９は遮磁板部分の斜視図である。遮
磁板２４は、第２可動接点台１２反発時にすみやかにア
ークを２４ａ部分に移行させ、アークを伸長する。これ
により遮断性能の向上が図れる。
【００１３】次に図１に戻り、アークシュート６の磁鉄
板２枚重ねについて説明する。発生したアークは初期に
冷却し、伸長する及び、遮断中間においてはアークを分
割することが、遮断性能を向上する。すなわち、初期ア
ークが発生する接点近傍に磁鉄板ボリュームを多くする
ことにより可能である。本発明によれば、磁鉄板を２枚
重ねにしたことにより前記性能をうることができるとと
もに、磁鉄板の種類が増えない（点数が多くならない）
ため安価であるという効果がある。従って本発明では磁
鉄板の２枚重ねを接点近傍に配置した。
板２枚重ねについて説明する。発生したアークは初期に
冷却し、伸長する及び、遮断中間においてはアークを分
割することが、遮断性能を向上する。すなわち、初期ア
ークが発生する接点近傍に磁鉄板ボリュームを多くする
ことにより可能である。本発明によれば、磁鉄板を２枚
重ねにしたことにより前記性能をうることができるとと
もに、磁鉄板の種類が増えない（点数が多くならない）
ため安価であるという効果がある。従って本発明では磁
鉄板の２枚重ねを接点近傍に配置した。
【００１４】本発明の第４実施例を図１２〜図１４によ
り説明する。端子台１５の一端と第３可動接点台２６の
一端は可撓銅撚線２５にて接続されており、ピン２７を
回転中心とし、バネ２８により第３可動接点台２６は反
時計方向に付勢されている。第３可動接点台２６の他端
には第３可動接点を配置し、これと当接する位置に固定
接点３１がある。第２端子台の一端に固定接点３１があ
り、他端は可撓銅撚線３３により第２可動接点８と接続
されている。アーク遮へい板２９はピン３４を中心とし
て回転自在に支持され、２９ａ部分は第３可動接点台２
６と第２端子台３２の中間に配置され、２９ｂ部は第３
可動接点台の上部に配置されている。図１３は斜視図で
ある。今、大電流が流れた場合、第３可動接点台２６と
第２端子台３２及び、端子台１５と第３可動接点台２６
の間に流れる互いに電流逆向きにより電磁反発力が働
き、ピン２７を中心にし時計方向に第３可動接点台は回
転する。これにより、アーク遮へい板２９の２９ａ部が
当接し第３可動接点台の回転と連動し、ピン３４を中心
として、時計方向に回転をする。反発完了状態が図１３
である。この状態ではアーク遮へい板２９の２９ａ部が
完全に接点間に入っている。この実施例によると、第３
可動接点台は反発開始から反発完了状態までは、約１ｍ
ｓであり、これに対しアークが接点間に停滞する時間
（約１．５ｍｓ）をまたずに、強制的に絞り込むという
効果があり、限流性能の向上が図れる。
り説明する。端子台１５の一端と第３可動接点台２６の
一端は可撓銅撚線２５にて接続されており、ピン２７を
回転中心とし、バネ２８により第３可動接点台２６は反
時計方向に付勢されている。第３可動接点台２６の他端
には第３可動接点を配置し、これと当接する位置に固定
接点３１がある。第２端子台の一端に固定接点３１があ
り、他端は可撓銅撚線３３により第２可動接点８と接続
されている。アーク遮へい板２９はピン３４を中心とし
て回転自在に支持され、２９ａ部分は第３可動接点台２
６と第２端子台３２の中間に配置され、２９ｂ部は第３
可動接点台の上部に配置されている。図１３は斜視図で
ある。今、大電流が流れた場合、第３可動接点台２６と
第２端子台３２及び、端子台１５と第３可動接点台２６
の間に流れる互いに電流逆向きにより電磁反発力が働
き、ピン２７を中心にし時計方向に第３可動接点台は回
転する。これにより、アーク遮へい板２９の２９ａ部が
当接し第３可動接点台の回転と連動し、ピン３４を中心
として、時計方向に回転をする。反発完了状態が図１３
である。この状態ではアーク遮へい板２９の２９ａ部が
完全に接点間に入っている。この実施例によると、第３
可動接点台は反発開始から反発完了状態までは、約１ｍ
ｓであり、これに対しアークが接点間に停滞する時間
（約１．５ｍｓ）をまたずに、強制的に絞り込むという
効果があり、限流性能の向上が図れる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、第２の可動接点台の支
持手段、フレーム、付勢手段をアークガスから保護して
信頼性の高い回路遮断器を得ることができる。
持手段、フレーム、付勢手段をアークガスから保護して
信頼性の高い回路遮断器を得ることができる。
【図１】本発明の第１実施例における回路遮断器内部の
要部を示す斜視図である。
要部を示す斜視図である。
【図２】本発明の第１実施例における回路遮断器の要部
底面図である。
底面図である。
【図３】本発明の第１実施例における回路遮断器の要部
底面図である。
底面図である。
【図４】本発明の第１実施例におけるピン部分の拡大正
面図である。
面図である。
【図５】本発明の第２実施例における回路遮断器の要部
底面図である。
底面図である。
【図６】本発明の第３実施例における回路遮断器の要部
の正面断面図である。
の正面断面図である。
【図７】本発明の第３実施例における回路遮断器の要部
の要部正面図である。
の要部正面図である。
【図８】本発明の第３実施例における回路遮断器の反発
状態の要部正面図である。
状態の要部正面図である。
【図９】本発明の第３実施例における回路遮断器の要部
斜視図である。
斜視図である。
【図１０】本発明の第１実施例における回路遮断器の要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図１１】本発明の第１実施例における回路遮断器の絶
縁板の斜視図である。
縁板の斜視図である。
【図１２】本発明の第４実施例における回路遮断器のＯ
Ｎ状態における切断正面図である。
Ｎ状態における切断正面図である。
【図１３】本発明の第４実施例における回路遮断器の要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図１４】本発明の第４実施例における回路遮断器の動
作状態を示す要部正面図である。
作状態を示す要部正面図である。
１２：可動接点台、１７：ピン、２２：フレーム、２２
ａ，３０：規制部材、２３：遮磁板。
ａ，３０：規制部材、２３：遮磁板。
Claims (4)
- 【請求項１】第１の可動接点を有し開閉機構により開極
動作が行われる第１の可動接点台と、この第１の可動接
点台に対向して設けられ第２の可動接点を有して事故電
流発生に応動して開極動作する第２の可動接点台と、前
記第１の可動接点台および前記第２の可動接点台の開極
時に生じるアークを抑制する消弧装置と、前記開閉機構
と前記第１の可動接点台と前記第２の可動接点台および
前記消弧装置を収納するケーシングとを有する回路遮断
器において、前記第２の可動接点台が支持手段により回
転自在に支持されたフレームと、前記第２の可動接点台
を前記第１の可動接点台に向かう方向に付勢する付勢手
段と、前記第２の可動接点台が挿通される挿通部が形成
された可撓性絶縁板とを備え、前記第２の可動接点台を
前記可撓性絶縁板の前記挿通部に挿通させて前記可撓性
絶縁板を前記支持手段と前記第２の可動接点との間に介
在するよう配設するとともに、前記可撓性絶縁板を前記
第２の可動接点台の回転動作に伴って移動自在に配設し
たことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項２】前記可撓性絶縁板の前記挿通部は前記第２
の可動接点台が回転する方向と直交する方向の寸法が前
記第２の可動接点台の回転方向と直交する方向の寸法と
実質的に同寸法であることを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の回路遮断器。 - 【請求項３】前記可撓性絶縁板の前記挿通部は前記第２
の可動接点台が事故電流発生に応動して開極動作する方
向にスリット部が形成されてなることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の回路遮断器。 - 【請求項４】前記可撓性絶縁板の前記挿通部は実質的に
矩形の開口部であり、該開口部の前記第２の可動接点台
が事故電流発生に応動して開極動作する方向にスリット
部が形成されてなることを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の回路遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP267097A JPH09171757A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP267097A JPH09171757A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 回路遮断器 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1904090A Division JPH03226938A (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 回路遮断器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09171757A true JPH09171757A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=11535756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP267097A Pending JPH09171757A (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09171757A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100475069B1 (ko) * | 2002-09-17 | 2005-03-10 | 엘지산전 주식회사 | 회로차단기의 소호장치 |
| JP4265725B2 (ja) * | 1998-12-28 | 2009-05-20 | 三菱電機株式会社 | 限流装置および限流機能を有する回路遮断器 |
| JP2012160482A (ja) * | 2012-05-31 | 2012-08-23 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 回路遮断器 |
-
1997
- 1997-01-10 JP JP267097A patent/JPH09171757A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4265725B2 (ja) * | 1998-12-28 | 2009-05-20 | 三菱電機株式会社 | 限流装置および限流機能を有する回路遮断器 |
| KR100475069B1 (ko) * | 2002-09-17 | 2005-03-10 | 엘지산전 주식회사 | 회로차단기의 소호장치 |
| JP2012160482A (ja) * | 2012-05-31 | 2012-08-23 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 回路遮断器 |
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