JP5256667B2 - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5256667B2 JP5256667B2 JP2007219167A JP2007219167A JP5256667B2 JP 5256667 B2 JP5256667 B2 JP 5256667B2 JP 2007219167 A JP2007219167 A JP 2007219167A JP 2007219167 A JP2007219167 A JP 2007219167A JP 5256667 B2 JP5256667 B2 JP 5256667B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- fixed
- contact
- circuit breaker
- contacts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 claims description 12
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
- 229920000620 organic polymer Polymers 0.000 claims description 4
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 claims description 4
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 230000000670 limiting effect Effects 0.000 description 7
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 4
- 238000002679 ablation Methods 0.000 description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 229920006122 polyamide resin Polymers 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/10—Operating or release mechanisms
- H01H71/12—Automatic release mechanisms with or without manual release
- H01H71/24—Electromagnetic mechanisms
- H01H71/2409—Electromagnetic mechanisms combined with an electromagnetic current limiting mechanism
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H73/00—Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism
- H01H73/02—Details
- H01H73/04—Contacts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/30—Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
- H01H9/34—Stationary parts for restricting or subdividing the arc, e.g. barrier plate
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/10—Operating or release mechanisms
- H01H71/12—Automatic release mechanisms with or without manual release
- H01H71/24—Electromagnetic mechanisms
- H01H2071/249—Electromagnetic mechanisms with part of the magnetic circuit being in the normal current path in the circuit breaker, e.g. yoke, fixed contact and arc-runner are made out of one single conductive element
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Breakers (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Description
この2点切り回路遮断器の電流遮断部は、左右に並べてその先端に固定接点を固着した第1および第2固定接触子と、U字状アームの先端に前記固定接点に接離する可動接点を固着した回動式の橋絡形可動接触子と、第1,第2の固定接触子と個々に対応して可動接触子の開極移動経路の前方に配した消弧装置から構成されている。次に、前記2点切り回路遮断器を図7に、その電流遮断部の従来構造を図8に示す。
まず、図7において、10は回路遮断器の本体ケース、11は操作ハンドル、12は開閉機構部、13は電流遮断部、14は過電流引外し装置である。ここで、電流遮断部13は、後記のように電源側,および負荷側端子に連なる左右一対の固定接触子と、固定接触子に対向して開閉機構部(開閉ばねで蓄勢されたトグルリンク機構)12に連繋した橋絡形の可動接触子と、消弧装置とから構成されている。
図8は前記した電流遮断部13の構成図で、1は電源側端子と一体になる第1の固定接触子、2は過電流引外し装置14(図7参照)の作動素子を経由して負荷側端子に通じる第2の固定接触子、1a,2aは固定接触子1,2の先端に固着した固定接点、3はU字状アームの先端に前記固定接点1a,2aと接離する可動接点3a,3bを固着した橋絡形の可動接触子、4は固定接点1a,2aと個々に対応させて可動接触子3の開極移動経路の前方に配した消弧装置、4aは消弧装置4の左右側壁間に跨がって上下段に配列した消弧グリッド板(deion plate)、5は可動接触子3の接触子ホルダー、5aはその支軸であり、接触子ホルダー5は図7の開閉機構部12にリンク結合されている。なお、固定接触子1,2および消弧装置4は、図示してないユニット組立フレーム(モールド樹脂製)に搭載してユニットを構成し、このユニットを回路遮断器の本体ケース1(図6参照)の内部に装着するようにしている。一方、可動接触子3は支軸5aを介して回路遮断器の本体ケースに組み付けられている。
また、この開極動作過程では、図9で示すように第1,第2固定接触子1,2の固定接点1a,2aと可動接触子3の可動接点3a,3bとの間に発弧した2本のアークarcが図中のIからIIに伸長し、電磁駆動力を受けて消弧装置4に押し込まれる。これにより、アークは消弧装置4のグリッド板4aにより分断されてアーク電圧が高まるとともに、冷却効果も加わってアークが消滅し、過電流が限流遮断されることは周知の通りである。しかも、この直列2点切り方式は通常の1点切り方式と比べて発生アークのアーク電圧が高く(2倍)なるので、高い限流遮断性能が得られる。
一方、前記した2点切り方式の回路遮断器とは別に、過電流の通電時に可動接触子に作用する電磁反発力を高める磁気駆動手段として、固定接触子の接点部周域を囲んで可動接触子3の開極方向に起立延在するU字形の磁気ヨーク(magnetic yoke)を設けた構成の回路遮断器が知られている(例えば、特許文献2参照)。
そこで、発明者等は前記電流遮断部の第1,第2固定接触子に磁気ヨークを付設して遮断性能を検証したところ、固定接触子の接点部を左右から囲んで磁気ヨークを追加装備すると絶縁性確保の面で次記のような課題が生じることが判った。すなわち、図8に示した従来の電流遮断部(磁気ヨーク無し)では、回路遮断器を小形コンパクトに構成するために、各極ごとに左右に並べて配置した第1の固定接触子1と第2の固定接触子2との間を絶縁確保に必要な最小間隔に設定している。
この場合に、第1の固定接触子1と第2の固定接触子2との間の絶縁距離(空間距離,沿面距離)が十分に確保されてないと、可動接触子3の開極移動の途中で第1と第2の固定接触子の間が絶縁距離の短い経路を通じてフラッシュオーバーし、開極動作の開始直後に固定接触子1,2の接点と橋絡形可動接触子3の接点間に発弧して伸長した2本のアークが固定接触子の間に転流し、可動接触子3を経由せずに第1の固定接触子1と第2の固定接触子2の接点間がアークで直接繋がってしまうようになる。このような状態になると、アークを消弧装置4に駆動して分断,冷却させることもできず、さらに直列2点切り機能も働かなくなって所定の遮断性能が発揮できなくなる。
また、磁気ヨーク(磁性材)は、電磁反発力の増強機能を発揮させるために、固定/可動接点間に発弧したアークの発弧点が磁気ヨークに転流しないように固定接点から絶縁隔離させる必要がある。この点について、先記の特許文献2では遮断器の本体ケースに絶縁壁で囲まれた凹状陥没部を形成してここに磁気ヨークを収容配置して固定接触子との間を絶縁隔離するようにしているが、この組立構造では本体ケースの形状が複雑となるほか、回路遮断器の組立工数も増えるために従来構造に代わる改善策が望まれる。
さらに、図8の2点切り回路遮断器では、可動接触子3の開離に伴い固定接点1a,2aと橋絡形可動接触子3の可動接点3a,3bとの間に伸長したアーク(2本)のアーク電圧が、固定接触子1の固定接点1aと固定接触子2の固定接点2aとの間に直列に印加されることになる。このアーク電圧はアークの伸長とともに高まり、可動接触子3の全開離位置付近でアーク長が最長となる。このために、固定/可動接点間に伸長するアークのアーク電圧が左右に並ぶ固定接触子1と2の間の絶縁強度以上になると、固定接点の間が絶縁破壊して第1の固定接触子1と第2の固定接触子2の接点間がアークで直接繋がってしまい、その結果として2点切り回路遮断器の遮断性能が発揮できなくなる問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、小形コンパクトな構成で高い限流遮断性能が得られるように電流遮断部のユニット構造を改良した回路遮断器を提供することを目的とする。
前記第1および第2の固定接触子の先端部に、固定接点を左右から包囲して可動接触子の開極移動方向に側辺部が起立延在するU字形の磁気ヨークを配置し、前記第1および第2の固定接触子を前記ユニット組立フレームに左右からそれぞれ搭載する。さらに、ユニット組立フレームには、第1の固定接触子と第2の固定接触子との間に分け入って可動接触子の開極移動経路全域に延在して第1の固定接触子と第2の固定接触子の間を隔離する絶縁バリアと、該絶縁バリアの左右両側に配置して第1および第2の固定接触子の先端部に設けた前記磁気ヨークの左右側辺部を内側から覆う絶縁材のヨークカバーを設けるとともに、前記消弧装置のグリッド板の最上段に、第1、第2の固定接触子と個々に対応する左右の消弧室に跨がるアーク転流板を設ける(請求項1)。
また、前記のユニット構造において、ヨークカバー,消弧装置は具体的に次記のような態様で構成する。
(1)ヨークカバーは、可動接触子の開極移動経路に沿ってその領域を左右から覆う逆U字形の絶縁壁で構成し、その左右側壁の先端部を磁気ヨークの左右側辺部の内側に嵌合した上で、前端を消弧装置に入口側に連ねてユニット組立フレームに装着する(請求項2)。
(2)消弧装置のグリッド板の最上段に設けたアーク転流板には開極終端位置に移動して来た可動接触子のアーム先端に向けて突き出す左右一対のアークランナーを形成し、固定/可動接点間に発生したアークが可動接触子の全開離位置近傍でアーク転流板に転流させるようにする(請求項4)。
(1)ユニット組立フレームに設けた絶縁バリアを挟んで、その左右に並ぶ第1,第2の固定接触子および各固定接触子に付設した磁気ヨークの間、および各固定接触子に対応する橋絡形可動接触子の開極移動経路を絶縁隔離することにより、過電流の遮断動作時に固定/可動接点間に発弧したアークが可動接触子の開極移動の途中で固定接点側に転流し、第1の固定接触子と第2の固定接触子の間が直接アークで繋がるのを阻止して信頼性の高い絶縁強度を確保できる。また、絶縁バリアを設けることで、その両側に配置する固定接触子の相互間隔を小さく設定できる。
(2)また、ヨークカバーを、可動接触子の開極移動経路に沿って上方に延在する逆U字形の絶縁壁で構成し、その側壁の下端側先端部を磁気ヨークの内側に嵌入するようにしたことで、ヨークカバーを電流遮断部のユニット組立フレームへ簡単に組み付けて磁気ヨークを接点から絶縁隔離することができる。
そして、このヨークカバーを、アーク熱を受けてアブレーションガスを溶発する有機高分子材で構成することで、電流遮断時にヨークカバーが細隙消弧壁として機能して限流遮断性能をより一層高めることができる。
(3)さらに、第1および第2の固定接触子に対応する消弧装置について、その開極端側に左右の消弧室に跨がるアーク転流板を設けて固定/可動接点間に生じたアークを可動接触子から消弧装置のアーク転流板側に転流させることにより、このアーク転流板を中継点として第1,第2の固定接触子との間に伸長するアークをグリッド板で分断して
限流消弧させることができる。
以上のように、本発明の構成によりトータル的に小形コンパクトな構成で遮断性能の高い回路遮断器を提供することができる。
まず、図1において、8はモールド樹脂製のユニット組立フレームであり、このユニット組立フレーム8に第1,第2の固定接触子1,2、消弧装置4,固定接触子1,2の接点部に付設する磁気ヨーク6,およびヨークカバー9の各部品を搭載し、図2で表すような電流遮断部のユニット7を組立構成している。
ここで、磁気ヨーク6は磁性板をU字形に曲げ加工したもので、その左右に起立する側辺部を上に向けて固定接点1a,2aを左右から囲むように固定接触子1,2の底面側に重ね合わせる。そして、図3で示すように固定接触子1,2をユニット組立フレーム8に装着した状態で、固定接触子1,2とユニット組立フレーム8との間に挟持して所定位置に保持している。なお、図中で1b,2bは固定接触子1,2の先端に形成したアークランナー、1cは電源側端子である。
一方、消弧装置4は、第1の固定接触子1,第2の固定接触子2と個々に対応する左右の消弧室に仕切られており、その側壁の間には上下段にグリッド板4aを配列し、さらに最上段には左右の消弧室の間に跨がるアーク転流板4bを備えている。また、このアーク転流板4bには後記する可動接触子3の開極移動経路に向けて突き出す左右一対のアークランナー4b−1が形成されている。
この消弧装置4は、ユニット組立フレーム8の絶縁バリア8aを上方から跨ぐようにして組み付け、その左右の消弧室をそれぞれ固定接触子1,2の先端に形成したアークランナー1b,2bの上方に対向位置させている。
次に、ヨークカバー9の構造,および組み付け手順について述べる。このヨークカバー9は、図示のように左右側壁が上下方向に延在する断面逆U形のモールド樹脂成形品で構成され、その左右側壁の先端部(下端側)の外表面には磁気ヨーク6の側辺部に対応した形状の凹部9aが形成されている。また、ヨークカバー9の高さ寸法は可動接触子3の全開離位置に対応し、奥行き寸法はヨークカバーの側壁により可動接触子の開極移動経路を左右から覆うように定めている。
この組立状態(図4(a)〜(d)参照)では、ヨークカバー9の左右側壁が磁気ヨーク6の側辺部を内側から覆い、ここに配置される固定接触子1,2および可動接触子3の接点との間を絶縁隔離している。また、ヨークカバー9の前端は消弧装置4の入口側に突き合わせ、左右の消弧室とヨークカバー9の内空間とが前後に連なるよう配置している。
上記の構成になる電流遮断部の組立ユニット7は、図7に示した従来の回路遮断器と同様に本体ケース1の底部側に装着し、開閉機構部12に連繋して本体ケースに組み込んだ可動接触子3を固定接触子1,2の上方に対向配置させる。図5はこの組立状態での固定接触子1,2と可動接触子3との配置を表している。
上記構成による電流遮断動作は、図8,図9で述べた従来構造と基本的に同様であり、配電路に過電流(短絡電流など)が流れると、固定接触子1,2と可動接触子3との間に電磁反発力が働いて可動接触子3が開極し始め、可動接点3a,3bが固定接点1a,2aから開離する。同時に開閉機構部12がトリップ動作して可動接触子3を開極終端位置に向けて駆動する。
また、可動接触子3の開離に伴い固定接触子1,2の固定接点1a,2aと橋絡形可動接触子3の可動接点3aとの間にはアークが発弧し、可動接触子3の開極移動に連れてアークが伸長してアーク電圧も増加する。この場合に、図示実施例の構成では、左右に並ぶ第1の固定接触子1と第2の固定接触子2との間、および可動接触子3の開極移動経路がユニット組立フレーム8に形成した絶縁バリア8aにより絶縁隔離されている。さらに、可動接触子3の開極移動経路も絶縁材のヨークカバー9で左右から覆われ、固定接触子1と2の間には可動接触子3の移動経路を含めた領域で十分な絶縁強度が確保されている。したがって、固定/可動接点間に伸長したアークが可動接触子3の開極移動の途中で固定接点側に転流し、固定接触子1と2とが直接アークで繋がれるような状態になるのを確実に防止できる。
そして、可動接触子3が全開離位置の近くまで開極移動すると、固定/可動接点間に伸長したアークは、図6で表すように可動接触子3のアーム先端から消弧装置4に設けたアーク転流板4bに転流する。この場合にアーク転流板4bには可動接触子3の開極移動経路に向けてアークランナー4b−1が突き出しているので、アークarcが可動接触子3からアーク転流板4bにスムーズに転流する。また、固定接触子側では、アークarcの発弧点が固定接点1aから先端のアークランナー1bに移動する。
このように、可動接触子3の開極動作で固定/可動接点間に発弧,伸長したアークを可動接触子3の開極終端位置近傍で可動接点3aから消弧装置4のアーク転流板4bに転流させることにより、このアーク転流板4bを中継点として第1,第2の固定接触子1,2との間に2本のアークが左右の消弧室内で伸長し、消弧装置のグリッド板4aにより分断されて限流作用を受ける。また、アーク長はアーク転流板4bと固定接触子1,2との間の距離範囲に収まるので、そのアーク電圧の上昇も自ず限流遮断能力に見合った値となる。したがって、アーク電圧の過大な上昇で固定接触子の間が絶縁破壊されるおそれはない。さらに、このアーク転流により可動接触子3にはアーク電流が流れなくなるので、可動接点3aの損耗量を低減して接点の寿命が向上する。
また、本発明の応用実施例として、前記ヨークカバー9をポリアミド系樹脂などの有機高分子材で構成すれば、電流遮断時に固定/可動接点間に発弧,伸長したアーク熱を受けてヨークカバー9の壁面から消弧性のアブレーションガスが発生する。これにより、ヨークカバー9が細隙消弧壁として機能することになって回路遮断器の限流遮断性能をより一層高めることができる。
1a 固定接点
2 第2の固定接触子
2a 固定接点
3 橋絡形可動接触子
3a 可動接点
4 消弧装置
4 消弧グリッド板
4b アーク転流板
4b−1 アークランナー
6 磁気ヨーク
7 電流遮断部の組立ユニット
8 ユニット組立フレーム
8a 絶縁バリア
9 ヨークカバー
9a 凹部
Claims (4)
- 電流遮断部が左右平行に並べてその先端部に固定接点を固着した第1および第2の固定接触子と、U字形アームの先端に可動接点を固着して前記固定接点に対向させた回動式の橋絡形可動接触子と、第1および第2の各固定接触子に対応して前記可動接触子の開極移動経路の前方に配置し、かつ複数のグリッド板を側壁の間に隙間を介して上下段に配列した消弧装置からなり、前記固定接触子,消弧装置をモールド樹脂製のユニット組立フレームに搭載した2点切り方式の回路遮断器において、
前記第1および第2の固定接触子の先端部に、固定接点を左右から包囲して可動接触子の開極移動方向に側辺部が起立延在するU字形の磁気ヨークを配置すると共に、前記第1および第2の固定接触子を前記ユニット組立フレームに左右からそれぞれ搭載し、前記ユニット組立フレームには、第1の固定接触子と第2の固定接触子との間に分け入って可動接触子の開極移動経路全域に延在する絶縁バリア、および該絶縁バリアの左右両側に配置して第1および第2の固定接触子の先端部に配した前記磁気ヨークの左右側辺部を内側から覆う絶縁材のヨークカバーを設けるとともに、前記消弧装置のグリット板の最上段に、第1、第2の固定接触子と個々に対応する左右の消弧室に跨がるアーク転流板を設けたことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項1に記載の回路遮断器において、ヨークカバーは、可動接触子の開極移動経路を左右から覆う逆U字形の絶縁壁であり、その側壁の先端部を磁気ヨークの左右側辺部の内側に差し込み、かつ前端を消弧装置の入口側に連ねてユニット組立フレームに装着したことを特徴とする回路遮断器。
- 請求項1または2に記載の回路遮断器において、ヨークカバーを有機高分子材で構成したことを特徴とする回路遮断器。
- 請求項1に記載の回路遮断器において、アーク転流板には、開極終端位置に移動して来た可動接触子のアーム先端に向けて突き出す左右一対のアークランナーを形成したことを特徴とする回路遮断器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007219167A JP5256667B2 (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 回路遮断器 |
KR1020080018144A KR100963738B1 (ko) | 2007-08-27 | 2008-02-28 | 회로 차단기 |
CN2008100916987A CN101377989B (zh) | 2007-08-27 | 2008-04-14 | 电路断路器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007219167A JP5256667B2 (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 回路遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009054389A JP2009054389A (ja) | 2009-03-12 |
JP5256667B2 true JP5256667B2 (ja) | 2013-08-07 |
Family
ID=40421472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007219167A Active JP5256667B2 (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 回路遮断器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5256667B2 (ja) |
KR (1) | KR100963738B1 (ja) |
CN (1) | CN101377989B (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011014246A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 回路遮断器 |
KR101031975B1 (ko) | 2009-10-28 | 2011-05-09 | 엘에스산전 주식회사 | 직류 개폐기의 아크 소호 장치 |
JP5510163B2 (ja) * | 2010-08-02 | 2014-06-04 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路遮断器 |
JP5488353B2 (ja) * | 2010-09-03 | 2014-05-14 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路遮断器 |
JP5917853B2 (ja) * | 2011-08-11 | 2016-05-18 | 富士通コンポーネント株式会社 | スイッチ及びコネクタ |
JP5923932B2 (ja) * | 2011-11-04 | 2016-05-25 | オムロン株式会社 | 接点開閉機構及び電磁継電器 |
JP5971584B2 (ja) * | 2012-04-09 | 2016-08-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 回路遮断器の外部引外し装置 |
CN103871794B (zh) * | 2012-12-18 | 2016-09-07 | 三菱电机株式会社 | 开关 |
JP6078378B2 (ja) * | 2013-03-01 | 2017-02-08 | 株式会社日立産機システム | 回路遮断器 |
CN103617927B (zh) * | 2013-11-26 | 2015-07-15 | 浙江天正智能电器有限公司 | 一种可快速分断的大开距触头结构 |
JP6263744B2 (ja) * | 2014-01-07 | 2018-01-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 回路遮断器 |
CN104124117B (zh) * | 2014-08-13 | 2016-07-13 | 浙江天正电气股份有限公司 | 一种具有新型灭弧室的断路器 |
JP6474976B2 (ja) * | 2014-08-14 | 2019-02-27 | 富士電機株式会社 | 回路遮断器 |
CN104835698B (zh) * | 2015-04-24 | 2017-08-04 | 浙江奔一电气有限公司 | 一种小型多断点断路器 |
CN104900458A (zh) * | 2015-06-03 | 2015-09-09 | 华通机电股份有限公司 | 一种塑壳断路器 |
JP6832814B2 (ja) * | 2017-09-01 | 2021-02-24 | 三菱電機株式会社 | 回路遮断器 |
CN111370242A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-07-03 | 乐清东海电器有限公司 | 一种双电源开关触头结构 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2530688Y2 (ja) * | 1986-02-24 | 1997-03-26 | 富士電機株式会社 | 配線用遮断器の転流装置 |
ZA896375B (en) * | 1988-09-12 | 1990-05-30 | Westinghouse Electric Corp | Circuit breaker with arc gun |
JP2809652B2 (ja) * | 1988-11-12 | 1998-10-15 | 株式会社東芝 | 回路遮断器 |
JPH06283090A (ja) * | 1993-03-30 | 1994-10-07 | Toshiba Corp | 回路遮断器 |
FR2703824B1 (fr) * | 1993-04-07 | 1995-05-12 | Merlin Gerin | Disjoncteur limiteur multipolaire à répulsion électrodynamique. |
FR2703821B1 (fr) * | 1993-04-07 | 1995-05-12 | Merlin Gerin | Disjoncteur électrique à répulsion électrodynamique des contacts et à chambres de coupure double. |
JP3216776B2 (ja) * | 1994-06-14 | 2001-10-09 | 富士電機株式会社 | 回路遮断器 |
JP3859053B2 (ja) * | 2000-07-07 | 2006-12-20 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路遮断器 |
JP4395023B2 (ja) * | 2003-11-04 | 2010-01-06 | 三菱電機株式会社 | 回路遮断器 |
JP4466237B2 (ja) * | 2004-07-01 | 2010-05-26 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路遮断器 |
-
2007
- 2007-08-27 JP JP2007219167A patent/JP5256667B2/ja active Active
-
2008
- 2008-02-28 KR KR1020080018144A patent/KR100963738B1/ko active IP Right Grant
- 2008-04-14 CN CN2008100916987A patent/CN101377989B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20090023015A (ko) | 2009-03-04 |
CN101377989A (zh) | 2009-03-04 |
JP2009054389A (ja) | 2009-03-12 |
KR100963738B1 (ko) | 2010-06-14 |
CN101377989B (zh) | 2012-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5256667B2 (ja) | 回路遮断器 | |
EP2980821B1 (en) | Switchgear | |
JP2006120643A (ja) | モールドケース回路遮断器用消弧器アセンブリ | |
WO2012020526A1 (ja) | 回路遮断器 | |
JP5084982B1 (ja) | 直流回路用回路遮断器及び直流回路用回路遮断装置 | |
JP2007324038A (ja) | 回路遮断器 | |
KR101232453B1 (ko) | 회로차단기 | |
JP2014154492A (ja) | 回路遮断器 | |
EP1414057B1 (en) | Air circuit breaker | |
JP4637722B2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP4419642B2 (ja) | 回路遮断器の消弧装置 | |
KR200437071Y1 (ko) | 배선용 차단기 | |
JP3859053B2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP4506212B2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP3756973B2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP2004273235A (ja) | 回路遮断器 | |
JP5149667B2 (ja) | 接点装置 | |
JP5510163B2 (ja) | 回路遮断器 | |
EP0492456B1 (en) | Switch | |
KR20200116351A (ko) | 배선용 차단기 | |
JP5475566B2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP3959677B2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP7076635B2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP6198450B2 (ja) | 開閉器 | |
KR102056237B1 (ko) | 배선용차단기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081215 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20081215 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090219 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20100514 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120413 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120801 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121101 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20121108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130326 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130408 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5256667 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |