JP6198450B2 - 開閉器 - Google Patents
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図1、図2はそれぞれ本発明の実施の形態1に係る開閉器の開極状態における機構部及びリレー部と消弧室部分の要部構成を概略的に示す側面図と組立斜視図である。なお、各図を通じて同一部材、または相当部分には同一符号を付している。図において、開閉器を構成する筐体1は、絶縁物によって成形されたケース11及びカバー12からなり、筐体1の両端部には、外部の電力回路と接続される端子部21、31が配設され、中央部には後述する消弧室Aや駆動機構部7などの収容部13が設けられている。
まず、反発電路内を流れる電流から発生する磁束は、実線の矢印Bで示すように、磁気ヨーク型アークホーンにより前記磁束の一部が前記固定接点上にあるアーク発生空間を通過せずに、アークホーン部を通過するため、アークを駆動するための電磁力が低下してしまう。特にアークの消弧が困難な数100A以上の過負荷電流領域においては、前記磁気ヨーク部による電磁力の改善効果を十分に利用できないと遮断時間が延長する恐れがあるという問題があった。なお、図3(a)の矢印Bの内、破線で示す部分は図の紙面の下側部分を示す。
図4は本発明の実施の形態2に係る開閉器における磁気ヨーク型消弧板及びアーク保護カバー付近の要部構成を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は図4(a)のIVb-IVb線における断面図である。図5は図4に示された磁気ヨーク型消弧板を示す斜視図である。図において、磁気ヨーク型消弧板9はアークへの電磁力を高めるための間隔をあけて対向された一対の磁気ヨーク部91と、この一対の磁気ヨーク部91相互を繋ぐように設けられたアークを消弧するための消弧部92と、磁気ヨーク部91と消弧部92の間を繋ぐ部分に介在され、それら磁気ヨーク部91と消弧部92を通るように形成される磁路の断面積を小さくした断面積縮小部93が設けられ、左右対称に一体的に形成されている。
図6は本発明の実施の形態3に係る開閉器における磁気ヨーク型アークホーン及びアーク保護カバー付近の要部構成を示す消弧室部の短手方向の中央で切断した断面図である。図において、磁気ヨーク型アークホーン5は図2に示す実施の形態1と同様に形成されている。そして、前記磁気ヨーク型アークホーン5を保護するアーク保護カバー8Bは磁気ヨーク部51とアークホーン部52の間の一部をアークに露出させるように窓穴81が形成され、この例では断面積縮小部53の一部からアークホーン部52に至る付近にアーク露出部Eが設けられている。なお、反発電路はハッチングで示すように吸引電路よりも若干可動接点側に位置するように形成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
図7は本発明の実施の形態4に係る開閉器における磁気ヨーク型アークホーン及びアーク保護カバー付近の要部構成を示す側面図である。図において、磁気ヨーク型アークホーン5Aは、磁気ヨーク部51Aが固定接点24に対向された部分から、可動接触子3の先端部及び可動接点32の開極軌道に凡そ沿うように可動接点32の開極位置の近くまで図の上方向に伸びて形成されている。そして、その上方向に伸びた磁気ヨーク部51Aは、アーク保護カバー8Cで覆われており、電流遮断時に形成されるアークに対して隔離されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
図8は本発明の実施の形態5に係る開閉器における磁気ヨーク型アークホーン及び固定接触子の要部構成を示す斜視図である。この実施の形態5は、実施の形態1における磁気ヨーク型アークホーンを更に変形したものである。図において、磁気ヨーク型アークホーン5Bにおけるアークホーン部52Bは、吸引電路23を通流する電流の方向に直交する方向の両端部が図8の紙面下方向に折曲形成されて、吸引電路23と反発電路22の間の隙間に入り込んでいる。そして、磁気ヨーク部51Bの図における下端部と、前記アークホーン部52Bと磁気ヨーク部51Bを接続する断面積縮小部53Bも吸引電路23と反発電路22の間の隙間に入り込むように形成され、設置されている。なお、反発電路22と吸引電路23は略同一平面に設けられている。その他は実施の形態1と同様である。
図9は本発明の実施の形態6に係る開閉器における磁気ヨーク型アークホーン及び固定接触子の要部構成を示す斜視図である。この実施の形態6では、磁気ヨーク型アークホーン5Cのアークホーン部52Cの体積を拡大したことと、前記アークホーン部52Cと磁気ヨーク部51Cの間に位置する磁気回路の断面積縮小部53Cの磁気抵抗をさらに高めたこと、を特徴としており、実施の形態5の変形例に相当する。図9において、アークホーン部52Cは、吸引電路23を流れる電流の方向に直交する方向の端部52C1が吸引電路23の上面部に達するまで延伸されている。そして、断面積縮小部53Cは、前記端部52C1における磁気ヨーク部51C側を該磁気ヨーク部51C側に狭い磁路で延伸し、さらに中央部の反発電路22方向に吸引電路23と反発電路22の間まで延伸し、そこから吸引電路23と反発電路22の間の隙間に入り込むように図の下方向に折曲し、磁気ヨーク部51Cの図の下端部から延伸された片に接続されるように、屈曲して形成されている。その他の構成は実施の形態5と同様である。
図10は本発明の実施の形態2に係る開閉器における磁気ヨーク型消弧板の変形例を示す斜視図、図11は本発明の実施の形態6に係る開閉器における磁気ヨーク型アークホーン変形例を示す斜視図である。この実施の形態7では、一枚の板から折り曲げて形成された前記磁気ヨーク型消弧板と、前記磁気ヨーク型アークホーンのアークホーン部および消弧部を折り曲げにより2重に重ねて構成している。この実施の形態7によれば、アークの転流先にあたる消弧部およびアークホーン部の耐消耗性が改善し、遮断の信頼性を更に高めることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
Claims (11)
- 接離可能に設けられた一対の接点の内、一方の接点が設けられ前記一方の接点に至る電路に反発電路及び吸引電路が形成された第1の接触子と、
前記一対の接点の内、他方の接点が設けられた第2の接触子と、
前記一方の接点上に形成されるアーク発生空間の少なくとも一部に対向するように分離して離隔配置された2枚の板で構成された磁気ヨーク部とこの磁気ヨーク部の一端で前記磁気ヨーク部の2枚の板を互いに結び前記反発電路に電気的に接続されたアークホーン部とが磁性体によって一体に形成され、前記磁気ヨーク部と前記アークホーン部を結ぶ磁路に前記2枚の磁気ヨーク部間の磁気抵抗が高くなるようにした断面積縮小部のみが介在された磁気ヨーク型アークホーンと、
を備えることを特徴とする開閉器。 - 前記一方の接点上のアーク発生空間に対向する前記磁気ヨーク部のアーク露出面の少なくとも一部に、アークから前記第1の接触子と前記磁気ヨーク型アークホーンを隔離する絶縁物からなるアーク保護カバーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
- 前記磁気ヨーク部及び前記アークホーン部の間の少なくとも一部がアークに露出されるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉器。
- 前記アークホーン部は、前記吸引電路を通流する電流の方向に直交する方向の両端部が前記吸引電路と前記反発電路の間の隙間に入り込むように折曲形成され、前記断面積縮小部は前記隙間内に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の開閉器。
- 前記アークホーン部における前記両端部をさらに前記吸引電路を通流する電流の方向に直交する方向にさらに延伸することで前記アークホーン部の熱容量を増大させたことを特徴とする請求項4に記載の開閉器。
- 前記アークホーン部を折り曲げ2段以上で重なるように形成することで前記アークホーン部の熱容量を増大させたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の開閉器。
- 接離可能に設けられた一対の接点の内、一方の接点が設けられ前記一方の接点に至る電路に反発電路及び吸引電路が形成された第1の接触子と、
前記一対の接点の内、他方の接点が設けられた第2の接触子と、
開極時に前記一対の接点相互の間に生じるアークを消弧し得る位置に設けられた消弧グリッドと、
前記一方の接点上に形成されるアーク発生空間の少なくとも一部に対向するように設けられた磁気ヨーク部とアークを消弧するための消弧部が磁性体によって一体に形成され、前記磁気ヨーク部と前記消弧部を結ぶ磁路に磁気抵抗が高くなるようにした断面積縮小部のみが介在された磁気ヨーク型消弧板と、
前記磁気ヨーク部のアークに対する露出面の少なくとも一部に、アークから前記一方の接触子と前記磁気ヨーク部を隔離する絶縁物からなるアーク保護カバーと、
を備えたことを特徴とする開閉器。 - 前記磁気ヨーク部及び前記消弧部の間の少なくとも一部がアークに露出されるようにしたことを特徴とする請求項7に記載の開閉器。
- 前記消弧部を折り曲げ2段以上で重なるように形成することで前記消弧部の熱容量を増大させたことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の開閉器。
- 前記一方の接点上に位置するアーク発生空間に対向する前記吸引電路の少なくとも一部が前記反発電路よりも前記第2の接触子の開極方向側に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の開閉器。
- 前記磁気ヨーク部は、前記吸引電路の前記反発電路側の端面の少なくとも一部と、前記アーク発生空間と、の間に介在するように設置されていることを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の開閉器。
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