JP6966002B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

この発明は、電圧が高い電路を遮断するための回路遮断器に関し、特に内蔵されている消弧装置と固定接触子に関するものである。
直流電路の普及に伴い、電路を高電圧化して銅損を削減したいというニーズが高まっており、直流電路で使用される回路遮断器にも高電圧化の要求が増してきている。電圧が高い電路を遮断するためには、開閉接点の開離距離を大きくすることが有効であるが、開閉接点の開離距離を大きくするためには、回路遮断器のすべてを新しく設計しなければならない。
そのため、開閉接点の開離距離を変更することなく、高電圧の電路を遮断する方法として、可動接触子の回動中心が操作ハンドル側にあるタイプの回路遮断器では、負荷側端子の電位を導くアークランナーと、電源側端子の電位を導くアークランナーを消弧装置の上下に設け、アークを開離距離の広い場所まで走行させて遮断する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−140531号公報
ベース底面側に可動接触子の回動中心があるタイプの従来の回路遮断器では、消弧装置が電源側端子の側に設けられ、固定接点がベース底面側に設けられることが一般的なため、電源側端子から固定接点までの電路が消弧装置とベースの間を通ることとなる。そうすると、電源側端子の電位は消弧装置の下側となるので、負荷側端子の電位を消弧装置の上部まで導くことが必要となる。
しかし、開閉機構部が設けられる極では、開閉機構部があるため負荷側端子の電位を消弧装置の上部まで導くことが非常に難しいという問題があった。
この発明はかかる問題を解決するためになされたもので、従来のベース底面側に可動接触子の回動中心があるタイプの回路遮断器において、開閉接点間の距離を変更することなく、電路の高電圧化に対応することができる回路遮断器の提供を目的とするものである。
この発明の回路遮断器は、ベースと、ベース上に間隔をおいて配列され、それぞれ両端に設けられた第1外部端子および第2外部端子と、第1外部端子からベースの底面方向に延設された下降電路、下降電路から可動接触子の方向に伸びる第1電路、第1電路から第1外部端子の方向に延設され固定接点が設けられた第2電路、第2電路の端部から第1外部端子の方向かつベースの底面方向に延設されたアークランナー、を有する固定接触子と、回動の中心がベース上に設けられ、回動により固定接点と接触および開離する可動接点が設けられた可動接触子と、可動接触子の側にU字形の切り欠き部および切り欠き部の両側に側足部が形成され切り欠き部が両接点を囲む複数のグリッド板からなる消弧装置と、磁性体からなり、消弧装置の両側に消弧装置の側面を覆うように設けられた側板部と、下降電路とアークランナーの間に設けられ、下降電路を流れる電流による磁界を遮蔽するとともに消弧装置の両側に設けられた2枚の側板部を連結するシールド部と、を備えたものである。

この発明に係る回路遮断器によれば、開閉接点間の開離距離を拡大することなく、電路の高電圧化に対応することができる。
本発明の実施の形態1における回路遮断器の全体を示す側断面図である。 図1の回路遮断器における消弧装置、固定接触子を含む消弧ユニットを示す分解斜視図である。 図2の消弧ユニットが組み立てられた状態を示す斜視図である。 図3の消弧ユニットにおける可動子ストッパーを外した状態の消弧装置を示す分解斜視図である。 図3の消弧ユニットにおける固定接触子を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。 図3の消弧ユニットにおけるコアを示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。 図3の消弧ユニットにおける絶縁部材を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。 消弧ユニットの側面を示す図で、グリッド板の枚数の増加設置を説明するための説明図である。 固定接触子の第2電路に流れる電流の向きによるアークの駆動を説明するための説明図であり、(a)は固定接点から可動接点に電流が流れている場合、(b)は可動接点から固定接点に電流が流れている場合である。 消弧装置とコアによるアークの駆動を説明するための説明図である。 固定接触子の第2電路に流れる電流の向きによるアークの駆動を説明するための説明図であり、(a)は固定接点から可動接点に電流が流れている場合、(b)は可動接点から固定接点に電流が流れている場合である。 シールド部の作用を説明するための説明図である。 コアと消弧装置の間のギャップを説明するための説明図である。 シールド部が磁気飽和を起こした時のアーク駆動を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態2における回路遮断器の全体を示す側断面図である。 図15の回路遮断器における消弧装置、固定接触子を含む消弧ユニットを示す分解斜視図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における回路遮断器の全体を示す側断面図、図2は図1の回路遮断器における消弧装置、固定接触子側電路を含む消弧ユニットを示す分解斜視図、図3は図2の消弧ユニットが組み立てられた状態を示す斜視図、図4は図3の消弧ユニットにおける可動子ストッパーを外した状態の消弧装置を示す分解斜視図、図5は図3の消弧ユニットにおける固定接触子を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面図、図6は図3の消弧ユニットにおけるコアを示す図で、(a)は上面図、(b)は側面図、図7は図3の消弧ユニットにおける絶縁部材を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は斜視図、図8は消弧ユニットの側面を示す図で、グリッド板の枚数の増加設置を説明するための説明図である。
図1に示すように、回路遮断器100は、絶縁材料で形成されたベース11とカバー12とからなる筐体10を用いて構成される。ベース11上には、極数分の回路遮断ユニット20が互いに間隔をおいて配列され、回路遮断ユニット20の上部には、周知のトグルリンク機構を有する開閉機構部30が配置される。カバー12はベース11上の各極の回路遮断ユニット20と開閉機構部30を覆い、開閉機構部30の操作ハンドル31はカバー12のハンドル用窓孔12aから突出している。
各極の回路遮断ユニット20は互いに同じに構成され、クロスバー32は、各極の回路遮断ユニット20に共通して各極の回路遮断ユニット20に直交するように、ベース11上に配置される。このクロスバー32は、開閉機構部30により、その軸心を中心として回動され、各極の回路遮断ユニット20における各可動接触子23がそれぞれ取り付けられる。クロスバー32がその軸心を中心として回動したときに、各極の回路遮断ユニット20の各可動接触子23が同時に回動され、この可動接触子23の回動により、可動接点22が固定接点21に接触および開離する。開閉機構部30は、周知のトグルリンク機構からなり引き外し装置40により駆動される周知のトリップバー33を備えている。
また、各極の回路遮断ユニット20は、ベース11上に設けられた電源側端子24と、電源側端子24から延設され、固定接点21が設けられる固定接触子27と、この固定接点21と接触および開離する可動接点22と、この可動接点22が一端に設けられ、クロスバー32により回動自由に保持されている可動接触子23と、この可動接触子23に可動接触子ホルダー26を介して接続された引き外し装置40と、引き外し装置40より延設された負荷側端子25と、固定接触子27と組み合わさり遮断時のアークを消弧する消弧ユニット50と、を有する。
なお、請求の範囲で述べている「第1外部端子」は電源側端子24および負荷側端子25のいずれか一方であり、「第2外部端子」は、電源側端子24および負荷側端子25のいずれか他方である。
固定接点21と可動接点22とで、電路を開閉する開閉接点を構成する。可動接点22が固定接点21に接触すれば、両端子24、25の間の電気回路がオンとなり、また、可動接点22が固定接点21から開離すれば、両端子24、25間の電気回路がオフとなる。このとき可動接点22と固定接点21間に生ずるアークは消弧ユニット50により消弧される。
固定接触子27と組み合わされた消弧ユニット50について、図2、図3により説明する。
消弧ユニット50は、遮断時に両接点21、22間に発生したアークを消弧する消弧装置51と、消弧装置51の下部に設けられる固定接触子27と、消弧装置51の外側に設けられたコア52と、消弧装置51を囲むように設けられ、消弧装置51とコア52間を絶縁する絶縁部材53と、から構成されている。
消弧装置51は、図4に示すように、周知の四角状の板の一辺に略U字形の切り欠き51cを設けた形状で磁性鋼板からなる複数のグリッド板51aと、絶縁性の材料からなり所定の間隔を持って複数のグリッド板51aを支持する1組の支持板51bと、を有している。また、グリッド板51aには切り欠き51cの両側に側足部51a1が形成されており、U字形の切り欠き51cは固定接点21および可動接点22の方向に向くように設置され、このU字形の切り欠き51cにより形成される空間を可動接触子23が回動する。グリッド板51aは、支持板51bを貫通させた先端のカシメ部51a2を拡げるように塑性変形させることで支持板51bに保持されている。ここでは、可動子ストッパー51eは、支持板51bから取り外した状態で示されている。
固定接触子27は、図5に示すように、外部配線が接続される電源側端子24から延設され、ベース11の底面方向にベース11まで伸びる下降電路27aと、下降電路27aから2股に分かれ、可動接触子23方向に伸びる一方の第1電路27bおよび他方の第1電路27cと、両第1電路27b、27cが接続される接続部27dと、固定接点21が設けられ、接続部27dから電源側端子24方向に延設される第2電路27eと、第2電路27eの端部からベース11の底面方向にベース11まで延設された後、電源側端子24方向かつベース11の底面方向に延設されたアークランナー27fと、から構成されている。
ここで、第2電路27eおよびアークランナー27fは、下降電路27aから2股に分かれた一方の第1電路27bおよび他方の第1電路27cの間の空間部27gに設けられている。
両第1電路27b、27cは、下降電路27aからベース11上をベース11に平行に伸びる一方の第1電路平行部27b1および他方の第1電路平行部27c1と、両第1電路平行部27b1、27c1から固定接点21の方向に上昇する一方の第1電路上昇部27b2および他方の第1電路上昇部27c2と、両第1電路上昇部27b2、27c2から接続部27dまで伸びる一方の第1電路接続部27b3および他方の第1電路接続部27c3と、から構成される。
また、アークランナー27fは、両第1電路平行部27b1、27c1の上面よりカバー12側に設けられている。
コア52は、図6に示すように、消弧装置51の両側に支持板51bを覆うように設けられ、磁性体からなる1組の側板部52aと、下降電路27aの固定接点21側を覆うように下降電路27aとアークランナー27fの間に設けられ、下降電路27aを流れる電流によって、アークランナー27f周辺に発生する磁界を遮蔽するシールド部52bと、を有している。
また、1組の側板部52aは、それぞれ両第1電路平行部27b1、27c1の上部に配置されており、両第1電路平行部27b1、27c1に流れる電流によって発生する磁束を側板部52aに集中させ、アークランナー27f付近の磁界を低減する作用を有している。
絶縁部材53は、図7に示すように、消弧装置51における1組の支持板51bの外側に設けられ、グリッド板51aとコア52間の絶縁を行う側部53aと、側部53aのベース11側に設けられ、両第1電路27b、27cがグリッド板51a側に露出しないように覆う一方の第1電路カバー部53bおよび他方の第1電路カバー部53cと、コア52のシールド部52bがグリッド板51a側に露出しないように覆うシールド部カバー53dと、を有している。なお、側部53aは、支持板51bから突き出たグリッド板51aのカシメ部51a2も含め、消弧装置51の側面全体を覆うように設けられている。
以上説明した通り消弧ユニット50は、図8に示すように、両第1電路平行部27b1、27c1、およびアークランナー27fが、下降電路27aの上端、接続部27dおよび固定接点21よりもベース11側に設けられている。これにより、下降電路27aと、両第1電路平行部27b1、27c1およびアークランナー27fと、両第1電路上昇部27b2、27c2とで囲まれた空間Gを創出することで、消弧装置51の下端を下降電路27aの上端よりベース11側に配置可能となっている。
そして、このような構成により、消弧装置51は創出された空間Gにグリッド板51aを設置できるので、全体としてグリッド板51aの枚数を増設することが可能となっている。
また、アークランナー27fの終端部27f1は、固定接点21よりもベース11側に設けられており、アークランナー27fと可動接点22間の開離距離は、固定接点21と可動接点22間の開離距離よりも広く構成されている。
次に回路遮断器100の投入と遮断動作を説明する。
操作ハンドル31を投入すると周知のトグルリンクの開閉機構部30がデッドポイントを超えることで、クロスバー32が回転を始める。クロスバー32が回転することで可動接触子23が回動し、可動接触子23に設けられた可動接点22が固定接点21に接触し、回路遮断器100はON状態となる。
次に遮断動作について説明する。
図9は固定接触子の第2電路に流れる電流によるアークの駆動を説明するための説明図で、(a)は固定接点から可動接点に電流が流れている場合、(b)は可動接点から固定接点に電流が流れている場合、図10は消弧装置とコアによるアークの駆動を説明するための説明図、図11は固定接触子の第2電路に流れる電流の向きによるアークの駆動を説明するための説明図で、(a)は固定接点から可動接点に電流が流れている場合、(b)は可動接点から固定接点に電流が流れている場合、図12はシールド部の作用を説明するための説明図、図13はコアと消弧装置の間のギャップを説明するための説明図、図14はシールド部が磁気飽和を起こした時のアーク駆動を説明するための説明図である。
電路に過電流が流れると、引き外し装置40がトリップバー33を押すので、開閉機構部30が駆動され、クロスバー32が回動を開始する。クロスバー32の回動により可動接触子23も回動し、可動接触子23に設けられた可動接点22が固定接点21から開離する。
次に、遮断時に可動接触子23の回動が進み、可動接点22が固定接点21に対して最大の開離距離となった後、可動接点22と固定接点21間で維持されるアークをより開離距離の大きい消弧空間へ移動させる方法について説明する。
まず、第2電路27e、アークランナー27fの作用について説明する。
図9(a)に示すように、電流が、矢印A1で示す電源側端子24から固定接点21の方向、すなわち、固定接点21から可動接点22に流れている場合、第2電路27eを流れる電流は、可動接触子23の回動中心から電源側端子24の方向に流れている。よって、第2電路27eを流れる電流により発生する第2電路27eにおけるカバー12側の磁束は、図9(a)の紙面上で上向きの矢印B1の方向となる。この磁束によりアークは、電源側端子24方向である矢印Cの向きに電磁力を受けることとなる。
逆に、図9(b)に示すように、電流が、矢印A2で示す固定接点21から電源側端子24の方向、すなわち、可動接点22から固定接点21に流れている場合、第2電路27eを流れる電流は、電源側端子24から可動接触子23の回動中心の方向に流れている。よって、第2電路27eを流れる電流により発生する第2電路27eにおけるカバー12側の磁束は、図9(b)の紙面上で下向きの矢印B2の方向となる。この磁束によりアークは、電源側端子24方向である矢印Cの向きに電磁力を受けることとなる。
また、アークランナー27f上にアークが走行した場合にも同様に、アークは、電流の向きによらず電源側端子24方向である矢印Cの向きに電磁力を受け、アークランナー27fの終端部27f1まで駆動される。
次に、消弧装置51とコア52によるアークの駆動について説明する。
消弧装置51はディアイオン消弧装置と呼ばれるもので、U字形の切り欠き51cにあるアークによって発生する磁束は、図10に示すように、可動接触子23の回動中心側の磁束D1は、磁性体がないため密となり、電源側端子24側の磁束D2は、グリッド板51aおよびコア52の側板部52a、52aを磁束が通るため粗となる。この磁束の偏りにより、アークは、矢印Eで示す電源側端子24方向に駆動される。
この時、消弧装置51だけの場合に比して、コア52の1組の側板部52aを設けることで、磁路断面積が大きくなるため、磁束密度を大きくすることができ、アークを矢印Eの方向に駆動する力も大きくなる。
さらに、アークが、アークランナー27f上を電源側端子24方向に駆動され、下降電路27aに近づいた時、下降電路27aを流れる電流により発生する磁界が、アークに影響を与えるようになるので、まず、シールド部52bがない場合について説明する。
図11(a)に示すように、固定接点21から可動接点22の方向に電流が流れている場合、下降電路27aを流れる電流による磁束は、図11(a)の紙面上で時計回転の方向となり、電源側端子24方向に駆動されたアークを矢印Fで示す固定接点21方向に駆動する電磁力を発生させる。
同様に、可動接点22から固定接点21の方向に電流が流れている場合にも、図11(b)に示すように、下降電路27aを流れる電流にする磁束は、図11(b)の紙面上で反時計回転の方向となり、電源側端子24方向に駆動されたアークを矢印Fで示す固定接点21方向に駆動する電磁力を発生させる。
一方、本実施の形態の回路遮断器100では、下降電路27aを流れる電流による磁界によって、アークランナー27f上に発生する磁束をシールド部52bに集中させるように、下降電路27aの固定接点21側を覆うように、下降電路27aとアークランナー27fの間にシールド部52bを設けている。
このため、図12に示すように、下降電路27aを流れる電流による磁束のほとんどは、シールド部52bを通ることとなる。このため、アークランナー27f上を通る磁束はほとんど存在せず、アークは、アークランナー27fの終端部27f1まで駆動されることとなる。
次に、電路を流れる過電流が非常に大きい場合におけるコア52の作用について説明する。
回路遮断器100に流れる過電流が非常に大きい場合、下降電路27aを流れる過大電流によってコア52のシールド部52bが磁気飽和を起こしてしまう可能性が考えられる。そのため、消弧装置51とコア52とのギャップを以下に説明するように構成することでシールド部52bが磁気飽和を起こした場合にも、アークがアークランナー27fの終端部27f1まで駆動されるようにしている。
図13に示すように、消弧装置51とコア52の側板部52aとのギャップは、グリッド板51aのカシメ部51a2と側板部52aとの間隔L1と、グリッド板51aのシールド部52b側とコア52の側板部52aとの間隔L2の関係が、L1<L2となるように構成されている。すなわち、側板部52aとグリッド板51aとの間隔は、可動接触子23側の間隔L1が、下降電路27a側の間隔L2より小さく構成されている。この間隔L1<間隔L2の関係により、カシメ部51a2を経由する経路の磁気抵抗を下げるようにしている。
これにより、図14に示すように、シールド部52bが磁気飽和を起こした場合には、下降電路27aによる磁束はシールド部52bの近くに集中せず、グリッド板51aのカシメ部51a2側にも磁束を分散させることができる。下降電路27aによる磁束を分散させることで、アークを固定接点21の方向への駆動する電磁力も低減されるので、アークランナー27fを流れる電流によってアークを電源側端子24の方向へ駆動する電磁力が勝ることとなり、アークは終端部27f1まで駆動される。
また、アークが電源側端子24の方へ移動した後、カシメ部51a2側を通る磁束は、アークを電源側端子24の方向へ駆動する電磁力を発生させるので、アークの終端部27f1への駆動がより促進されることとなる。
本実施の形態によれば、電源側端子24からベース11の底面方向に下降する下降電路27a、下降電路27aから可動接触子23の方向に伸びる第1電路27b、27c、第1電路27b、27cから電源側端子24の方向に延設され固定接点21が設けられた第2電路27e、第2電路27eの端部から電源側端子24の方向かつベース11の底面方向に延設されたアークランナー27fを有する固定接触子27と、回動の中心がベース11上に設けられ、回動により固定接点21と接触および開離する可動接点22が設けられた可動接触子23と、下降電路27aとアークランナー27fの間に設けられ、下降電路27aを流れる電流による磁界を遮蔽するシールド部52bとを備えたので、グリッド板51aを多く配置でき、かつ開離距離が広いアークランナー27fまでアークを駆動し遮断が可能となり、両接点21、22間の距離に依存せず高電圧の電路を遮断することができる。
また、可動接触子23側にU字形の切り欠き部51cおよび切り欠き部51cの両側に側足部51a1が形成され切り欠き部51cが両接点21、22及び固定接触子27を囲む複数のグリッド板51aからなる消弧装置51と、磁性体からなり、消弧装置51の両側に消弧装置51の側面を覆うように設けられた側板部52aとを備え、シールド部52bは、消弧装置51の両側に設けられた2枚の側板部52aを連結しているので、組み立て性を向上することができる。
両第1電路平行部27b1、27c1、およびアークランナー27fは、下降電路27aの上端、接続部27dおよび固定接点21よりもベース11側に設けられているので、グリッド板51aを下降電路27aの上端よりベース11側に設置可能となり、グリッド板51aの枚数を増やすことができるので、遮断性能を向上することができる。
また、側板部52aとグリッド板51aとの間隔は、可動接触子23側の間隔L1が下降電路側の間隔L2より小さく構成されているので、シールド部52bが磁気飽和を起こした場合には、下降電路27aによる磁束を、シールド部52bの近くに集中せず、グリッド板51aのカシメ部51a2側にも分散させることができる。これにより、アークを固定接点21の方向への駆動する電磁力が低減されるので、アークランナー27fを流れる電流によってアークを電源側端子24の方向へ駆動する電磁力が勝ることとなり、終端部27f1の方向にアークを駆動することができる。
第1電路27b、27cと第2電路27eとを接続する接続部27dを備え、第1電路27b、27cは、下降電路27aから接続部27dまで中央に空間部27gを有して2分割されており、第2電路27eおよびアークランナー27fは、第1電路27b、27cの空間部27gに設けられているので、第2電路27eおよびアークランナー27fを流れる電流による磁界は、終端部27f1の方向にアークを駆動する力を発生させることができる。
第1電路27b、27cは、下降電路27aからベース11上をベース11に平行に伸びる第1電路平行部27b1、27c1と、第1電路平行部27b1、27c1から固定接点21の方向に上昇する第1電路上昇部27b2、27c2と、第1電路上昇部27b2、27c2から接続部27dまで伸びる第1電路接続部27b3、27c3とを備えたので、グリッド板51aを多く配置でき、かつ開離距離が広いアークランナー27fまでアークを駆動し遮断が可能となり、両接点21、22間の距離に依存せず高電圧の電路を遮断することができる。
また、アークランナー27fは両第1電路平行部27b1、27c1の上面よりカバー12側に設けられているので、第2電路27eからアークランナー27fに流れる電流による磁束は、アークを終端部27f1の方向に駆動する力を発生させることができる。
また、コア52の側板部52a、52aは、一方の第1電路平行部27b1、他方の第1電路平行部27c1の上部に配置されており、両第1電路平行部27b1、27c1に流れる電流による磁束を集中させ磁界を遮蔽する作用を有するので、両第1電路平行部27b1、27c1に流れる電流による磁束が、第2電路27eからアークランナー27fに流れる電流発生する磁束によるアークの駆動を阻害することを防止することができる。
また、シールド部52bは、下降電路27aのアークランナー27f側に設けられており、下降電路27aを流れる電流によって発生する磁束がシールド部52bに集中し磁界が遮蔽されるので、下降電路27aを流れる電流による磁束により遮断時のアークが固定接点21方向に反発駆動されることを防止し遮断性能を向上することができる。
また、アークが電源側端子24の方へ通過した後、カシメ部51a2側を通る磁束は、アークを電源側端子24の方向へ駆動する電磁力を発生させ、アークのアークランナー27fの終端部27f1の方向への駆動をより促進することができる。
実施の形態2.
図15は本発明の実施の形態2における回路遮断器の全体を示す側断面図、図16は本発明の実施の形態2における回路遮断器の消弧装置、固定接触子を含む消弧ユニットを示す分解斜視図である。
本実施の形態の回路遮断器101は、図15に示すように、実施の形態1において、設けていたコア52の側板部52aを廃止し、シールド部52cだけとしたものである。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1の回路遮断器100と異なる点を中心に説明する。
消弧ユニット50は、図16に示すように、下降電路27aとアークランナー27fの間に、下降電路27aを流れる電流による磁界を遮蔽するシールド部52cのみを設けることも可能である。
実施の形態1におけるコア52は、側板部52aもあり形状が複雑なため、板厚の薄い鉄板等の磁性材料で作ることが好適であるが、本実施の形態のシールド部52cは、形状も板状の直方体なので、飽和磁束密度が大きく、かつ断面積が大きくとれる純鉄の厚板や電磁鋼板等を使用すれば、過大電流時の磁気飽和を防止することができるので、側板部52aを設けない影響を軽減することができる。
本実施の形態によれば、電源側端子24からベース11の底面方向に下降する下降電路27a、下降電路27aから可動接触子23の方向に伸びる第1電路27b、27c、第1電路27b、27cから電源側端子24の方向に延設され固定接点21が設けられた第2電路27e、第2電路27eの端部から電源側端子24の方向かつベース11の底面方向に延設されたアークランナー27fを有する固定接触子27と、回動の中心がベース11上に設けられ、回動により固定接点21と接触および開離する可動接点22が設けられた可動接触子23と、下降電路27aとアークランナー27fの間に設けられ、下降電路27aを流れる電流による磁界を遮蔽するシールド部52cとを備えたので、グリッド板51aを多く配置でき、かつ開離距離が広いアークランナー27fまでアークを駆動し遮断が可能となり、両接点21、22間の距離に依存せず高電圧の電路を遮断することができる。
第1電路27b、27cと第2電路27eとを接続する接続部27dを備え、第1電路27b、27cは、下降電路27aから接続部27dまで中央に空間部27gを有して2分割されており、第2電路27eおよびアークランナー27fは、第1電路27b、27cの空間部27gに設けられているので、第2電路27eおよびアークランナー27fを流れる電流による磁界は、終端部27f1の方向にアークを駆動する力を発生させることができる。
第1電路27b、27cは、下降電路27aからベース11上をベース11に平行に伸びる第1電路平行部27b1、27c1と、第1電路平行部27b1、27c1から固定接点21の方向に上昇する第1電路上昇部27b2、27c2と、第1電路上昇部27b2、27c2から接続部27dまで伸びる第1電路接続部27b3、27c3とを備えたので、グリッド板51aを多く配置でき、かつ開離距離が広いアークランナー27fまでアークを駆動し遮断が可能となり、両接点21、22間の距離に依存せず高電圧の電路を遮断することができる。
また、両第1電路平行部27b1、27c1、およびアークランナー27fは、下降電路27aの上端、接続部27dおよび固定接点21よりもベース11側に設けられているので、グリッド板51aを下降電路27aの上端よりベース11側に設置可能となり、グリッド板51aの枚数を増やすことができるので、遮断性能を向上することができる。
また、アークランナー27fは、両第1電路平行部27b1、27c1の上面よりカバー12側に設けられているので、第2電路27eからアークランナー27fに流れる電流による磁束をアークの駆動に有効に働かせることができる。
また、シールド部52cは、下降電路27aのアークランナー27f側に設けられており、下降電路27aを流れる電流によって発生する磁束がシールド部52cに集中し磁界が遮蔽されるので、下降電路27aを流れる電流による磁束により遮断時のアークが固定接点21方向に反発駆動されることを防止し遮断性能を向上することができる。
10 筐体、11 ベース、12 カバー、
21 固定接点、22 可動接点、23 可動接触子、
24 電源側端子、25 負荷側端子、26 可動接触子ホルダー、
27 固定接触子、27a 下降電路、27b、27c 第1電路、
27d 接続部、27e 第2電路、27f アークランナー、
30 開閉機構部、31 操作ハンドル、32 クロスバー、
33 トリップバー、40 引き外し装置、
50 消弧ユニット、51 消弧装置、
52 コア、52a 側板部、52b シールド部、53 絶縁部材、
100 回路遮断器。

Claims (5)

  1. ベースと、前記ベース上に間隔をおいて配列され、それぞれ両端に設けられた第1外部端子および第2外部端子と、
    前記第1外部端子から前記ベースの底面方向に延設された下降電路、前記下降電路から可動接触子の方向に伸びる第1電路、前記第1電路から前記第1外部端子の方向に延設され固定接点が設けられた第2電路、前記第2電路の端部から前記第1外部端子の方向かつ前記ベースの底面方向に延設されたアークランナー、を有する固定接触子と、
    回動の中心が前記ベース上に設けられ、前記回動により前記固定接点と接触および開離する可動接点が設けられた可動接触子と、
    前記可動接触子の側にU字形の切り欠き部および前記切り欠き部の両側に側足部が形成され前記切り欠き部が前記両接点を囲む複数のグリッド板からなる消弧装置と、
    磁性体からなり、前記消弧装置の両側に前記消弧装置の側面を覆うように設けられた側板部と、
    前記下降電路と前記アークランナーの間に設けられ、前記下降電路を流れる電流による磁界を遮蔽するとともに前記消弧装置の両側に設けられた2枚の前記側板部を連結するシールド部と、
    を備えたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記側板部と前記グリッド板との間隔は、前記可動接触子の側の前記間隔が前記下降電路の側の前記間隔より小さいことを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
  3. 前記第1電路と前記第2電路とを接続する接続部を備え、
    前記第1電路は、前記下降電路から前記接続部まで中央に空間部を有して2分割されており、
    前記第2電路および前記アークランナーは、前記第1電路の前記空間部に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項に記載の回路遮断器。
  4. 前記第1電路は、前記下降電路から前記ベース上を前記ベースに平行に伸びる第1電路平行部と、前記第1電路平行部から固定接点の方向に上昇する第1電路上昇部と、前記第1電路上昇部から前記接続部まで伸びる第1電路接続部と、を備えたことを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
  5. 前記アークランナーの終端部は、前記固定接点より前記ベースの側に設けられていることを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
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