JP6203428B2 - 直流高速度遮断器 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば電鉄変電所用の保護遮断器などとして使用される直流高速度遮断器に関し、特に消弧室構造に関するものである。
電鉄変電所用の保護遮断器として、直流高速度遮断器がある。直流高速度遮断器は、電流遮断時においてアーク接触子間に発生したアークをアーク接触子上部に配置されたアークランナーへと転流させ、アークランナー上を走行させることで消弧室上部に配置されたグリッドとよばれる鉄板まで短時間で導き留め、アーク伸長によるアーク抵抗の増大とグリッドで分割させることによる電極降下によって電源電圧よりも高いアーク電圧を発生させ事故電流を限流することで強制的に電流0点を作り出し遮断する必要がある。
一方で、非常に高温なアークは周辺のアーク接触子やアークランナーを溶かし、導電性の高いアークガスを発生させる。アークは導電性の高い箇所で短絡し易い性質があるため、主接点間でアークガスが停留または流入すると、グリッドまで導かれたアークが主接点間で再び発弧する再点弧を引き起こしてしまう。再点弧すると電源電圧以上に高められたアーク電圧が100V付近まで急落してしまうため限流が中断されてしまい遮断性能が低下してしまう。また最悪の場合、接点間でアークが短絡し続け遮断失敗に至る怖れがある。そのため、アークをグリッドまで短時間で導き確実に遮断するためにはアークガスを接点からグリッドまでスムーズに移動させ消弧室上部の開口部から効率良く排気させグリッドでアークを留めておく必要がある。
また、直流高速度遮断器は小電流の電流を遮断できる性能を有している必要がある。しかし、小電流領域ではアークを駆動させ伸長させるための電磁力が低く、アークがアークホーン先端まで走行しないため電磁力を高める、もしくは限られた走行範囲でアーク電圧を上昇させなければ遮断できない。そのため、直流高速度遮断器は大電流から小電流まで広い電流領域を遮断できる性能を有している必要がある。
従来の直流高速度遮断器としては、例えば特許文献1(実開平6−60944号公報)に開示された構造がある。図22に示すように、アークガスを制御し遮断性能を向上させるため例えば消弧室ASの下部にアークホーンAHが入るように取り付けられる消弧室ASにおいて、側板13、13のアークホーンAHより低い位置に貫通溝17を設け、該貫通溝17を通してバリヤ用絶縁板18を着脱自在に設け、アークの下方への吹き出しを防げて消弧室AS下方の機器へのアークの地絡を防止すると共に、アークホーンAHと絶縁板18間の圧力を高めて遮断性能を向上させる。
実開平6−60944号公報
上述した従来の直流高速度遮断器は、事故電流を確実に遮断するためには、アークガスを接点からグリッドまでスムーズに移動させ、消弧室上部の開口部から効率良く排気する必要がある。アークガスを接点からグリッドまで効率的に消弧室上部方向へ流れやすくするためには、アークガスの通り道となる開口部の断面積を、消弧室上部に向かうにつれ拡大させる必要がある。
また、電流が大きくなるとアークガスの発生量も多くなるため、大電流領域ではグリッド部から接点部へのアークガスの流入を防ぐためにも開口部の断面積を大きくし、消弧室上部の開口部からの排気量を向上させる必要がある。
しかしながら、従来の消弧室は下部から上部まで厚さが一定であり、グリッドを配置すると開口部の断面積を減少させてしまうため、アークガスが消弧室上部へと流れにくくなってしまっていた。また、消弧室上部の開口面積も小さいため大電流領域ではアークガスがグリッド部から接点部へ逆入し再点弧してしまう問題点があった。
また、直流高速度遮断器において、高遮断性能を得るためにはグリッド部に到達した際のアーク電圧を遮断が完了するまで一定に維持しなければならない。アーク電圧を決める要素としてはグリッド枚数とアーク長があり、グリッドの枚数によりアーク電圧を調整することが可能である。
しかし、グリッドの枚数を減らすと隣接するグリッドの間隔が長くなってしまう。アーク放電のし易さは放電する対象物との距離が短いほど放電しやすく、長いほど放電しにくくなる。そのため、グリッド間隔が長くなるとグリッド間で放電しにくくなり、絶縁距離が短い接点部で再点弧してしまう。もしくは、消弧室上部には消弧室から排気した導電性の高いアークガス存在しているため、このアークガスを介してアークが消弧室上部で短絡してしまう橋絡現象を引き起こす可能性がある。橋絡現象が起こると、アーク電圧を一定に維持できないだけでなく、遮断に必要となるアーク電圧を確保できず遮断失敗してしまう場合がある。そのため、アークをグリッド配置部で留めておくためには、グリッド間が最もアーク放電しやすい状態とすることが重要である。
一方で、グリッド間を短くするとグリッドの枚数が多くなりアーク電圧が規格値よりも高くなるため任意のアーク電圧かつ安定維持という2つの条件を達成することが困難となる問題点があった。
このようにアークをアークホーン上を走行させグリッドにアーク分割させてアーク電圧を高め限流遮断する方式の場合、大電流領域ではアークを走行させるローレンツ力が大きいため、アークをアークホーンの先端まで走行させ配置した全てのグリッドで分割させることができる。しかし、小電流の場合、アークを走行させるための電磁力が小さいため、アークがアークホーン先端まで走行できず全てのグリッドで分割させることができない問題があった。
また、小電流ではアークに働く電磁力が小さいため、アークがアークホーン先端まで走行することができず、アークを広げ伸長させ電源電圧までアーク電圧を上昇させることが困難であるため遮断失敗することがある。そのため、電磁力を向上させるため、消弧室側面に磁極板を配置し小電流遮断の性能を向上させる必要がある。
しかし、消弧室の側面に磁極板を配置すると大電流遮断時に、一部のアークガスが消弧室外の方向に吹き出し、アークガスを介してアークが磁極板で短絡してしまい遮断失敗する場合があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、接点間での再点弧や消弧室上部での橋絡を防止することでアーク電圧を一定に維持し、大電流から小電流においても高い遮断性能を得ることができる直流高速度遮断器を提供するものである。
この発明に係わる直流高速度遮断器は、消弧空間が形成される消弧室と、前記消弧室の下方側に配置された固定側主接点と、前記消弧室の下方側に配置され前記固定側主接点と接離される可動側主接点とを備えた直流高速度遮断器であって、前記消弧室は、前記固定側主接点、前記可動側主接点を両側から挟むように配置され、前記固定側主接点および前記可動側主接点で発生するアークガスを前記消弧室外に導く第1アークガス流通路を形成する第1絶縁側板と、前記固定側主接点および前記可動側主接点の上方側に配置され、前記第1絶縁側板間の間隔より大きい幅に構成され、前記第1アークガス流通路と連通し前記第1アークガス流通路の断面積より大きい断面積の第2アークガス流通路を形成する複数のグリッドと、前記グリッドを両側から挟むように配置され、前記グリッドの上方側に前記第2アークガス流通路と連通し前記第2アークガス流通路の断面積より大きい断面積の第3アークガス流通路を形成する第2絶縁側板とにより構成されたものである。
この発明に係わる直流高速度遮断器によれば、消弧室を、固定側主接点および可動側主接点で発生するアークガスを消弧室外に導く第1アークガス流通路を形成する第1絶縁側板および第1磁極板と、固定側主接点および可動側主接点の上方側に配置され、第1絶縁側板間の間隔より大きい幅に構成され、第1アークガス流通路と連通し第1アークガス流通路の断面積より大きい断面積の第2アークガス流通路を形成する複数のグリッドと、グリッドの上方側に第2アークガス流通路と連通し第2アークガス流通路の断面積より大きい断面積の第3アークガス流通路を形成する第2絶縁側板および第2磁極板とにより構成したことにより、アークガスが消弧室の上部へと流れやすくし、アークガスの排気性能を向上させ接点間での再点弧を抑制することができ、高い遮断性能を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における接点閉合状態を示す側断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における接点が開離動作中の状態を示す側断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における平板グリッドとU字グリッドを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における絶縁板を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における絶縁板と平板グリッドおよびU字グリッドを示す(a)正面図および(b)側面図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室上部を示す斜視分解図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室下部を示す斜視分解図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室下部を示す(a)正面分解図および(b)側面分解図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室のアークガスの流れおよび開口部の関係を示す(a)消弧室正面断面図および(b)A−A線における断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室のアークガスの流れやすさである開口部の開口断面積と消弧室位置の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態2に係わる直流高速度遮断器における消弧室のグリッド配置部におけるアーク放電とアーク電圧の関係を示す要部正面図である。 この発明の実施の形態3に係わる直流高速度遮断器における消弧室のアークの留め易さを示す正面図である。 この発明の実施の形態4に係わる直流高速度遮断器における消弧室の小電流時のアークと平板グリッドとU字グリッドの配置を示す正面図である。 この発明の実施の形態4に係わる直流高速度遮断器における消弧室のアークが通電導体であるアークホーンから受ける電磁力を示す特性図である。 この発明の実施の形態4に係わる直流高速度遮断器における消弧室のアークに働く電磁力を示す特性図である。 この発明の実施の形態5に係わる直流高速度遮断器における磁極板の効果を示す(a)正面図および(b)側面図である。 この発明の実施の形態6に係わる直流高速度遮断器におけるU字グリッドを示す(a)正面図および(b)側面図である。 この発明の実施の形態7に係わる直流高速度遮断器における磁極板を示す(a)正面図および(b)側面図である。 従来の直流高速度遮断器を示す斜視図である。 従来の直流高速度遮断器を示す(a)正面図および(b)B−B線における断面図である。 従来の他の直流高速度遮断器を示す(a)正面図および(b)断面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1から図11に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における接点閉合状態を示す側断面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における接点が開離動作中の状態を示す側断面図である。
まず、図1により直流高速度遮断器の構成について説明する。直流高速度遮断器101は、電流通電時において、消弧空間が形成された消弧室102の下部に配置された上部導体103とその下側に配置された下部導体104を上部導体103に接続された固定側主接点105と、下部導体104に接続した可動子106に接続された可動側主接点107とが接触し、可動子106が上部導体103と下部導体104を介して電流を通電させている。
電流遮断時では、事故電流が流れると、下部導体104に配置された過電流検出器108が過電流を検出および動作し、電流通電時において、可動子106を保持していたラッチ109を解除することで、回転軸110を中心に可動子106が時計方向に回転し開極動作を行う。固定側主接点105および可動側主接点107は消弧室102内部に収納されており、固定側主接点105および可動側主接点107の上部には遮断時にアークKが発生するアーク接触子が配置されており、固定側アーク接触子111と可動側アーク接触子112によって構成されている。
これら固定側アーク接触子111と可動側アーク接触子112は、開極動作において、固定側主接点105および可動側主接点107の開離の後に遅れて開離することで、アークKが固定側主接点105および可動側主接点107で発生し溶損することを防止し、固定側主接点105および可動側主接点107を保護している。
固定側アーク接触子111と可動側アーク接触子112の上部には発生したアークKを転流させ消弧室102上部へと導くためのアークホーンが配置されており、アークホーンは固定側アークホーン113と可動側アークホーン114によって構成されている。
消弧室102の上側には、電極降下電圧およびアーク長さの延長によって、アーク電圧を高め限流遮断するための磁性を持つ薄板状の磁性体からなるグリッド115aが複数配置されており、グリッド115aのグリッド集合体115の上部側にはアークガスを消弧室102外部へと排気するための排気口116が設けられている。
次に、図3から図9に基づいて、この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室の構成について説明する。図3はこの発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室を示す斜視図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における平板グリッドとU字グリッドを示す斜視図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における絶縁板を示す斜視図である。図6はこの発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における絶縁板と平板グリッドおよびU字グリッドを示す(a)正面図および(b)側面図である。図7はこの発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室上部を示す斜視分解図である。図8はこの発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室下部を示す斜視分解図である。図9はこの発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室下部を示す(a)正面分解図および(b)側面分解図である。
消弧室102は、3つの構成要素から成っている。1つ目は、図3、図8、図9に示すように、固定側主接点105、可動側主接点107、固定側アーク接触子111、可動側アーク接触子112を両側から挟むように配置され、固定側主接点105および可動側主接点107で発生するアークガスを消弧室102外に導く第1アークガス流通路R1を形成する一対の第1絶縁側板123である。2つ目は、図4、図7、図9、図10に示すように、固定側主接点105および可動側主接点107、固定側アーク接触子111および可動側アーク接触子112の上方側に配置され、第1絶縁側板123間の間隔より大きい幅に構成され、第1アークガス流通路R1と連通し第1アークガス流通路R1の断面積より大きい断面積の第2アークガス流通路R2を形成する複数のグリッドである平板グリッド118およびU字グリッド119である。3つ目は、図7、図10に示すように、グリッドを構成する平板グリッド118およびU字グリッド119を両側から挟むように配置され、グリッドを構成する平板グリッド118およびU字グリッド119の上方側に第2アークガス流通路R2と連通し第2アークガス流通路R2の断面積より大きい断面積の第3アークガス流通路R3を形成するとともに第1絶縁側板123間の幅より大きい幅に配置された一対の第2絶縁側板124であり、これら3つの構成要素により消弧室102が構成されている。
なお、第2絶縁側板124間の幅は第1絶縁側板123間の幅よりも大きな幅に構成され、例えば図10に示すように約3倍の幅とされた場合を示している。
図4から図7に示すように、消弧室102の内部には固定側アーク接触子111と可動側アーク接触子112側に向けてV字形状のノッチ117がそれぞれ設けられた平板グリッド118およびU字グリッド119が配置されている。これら平板グリッド118およびU字グリッド119によりグリッドが構成されている。
また、図5、図6に示すように、平板グリッド118の板厚方向の側面にはアークKが平板グリッド118から飛び出すことを防ぐために絶縁板120が配置され、U字グリッド119の側面にはアークKがU字グリッド119から飛び出すことを防ぐために絶縁板120と絶縁板121が配置されている。
さらに、図5から図7に示すように、平板グリッド118およびU字グリッド119からなるグリッドを複数の群毎に配置した間隔絶縁板122を平板グリッド118およびU字グリッド119の上方側に伸長した状態で配置している。
そして、図3、図7、図8、図9に示すように、平板グリッド118、U字グリッド119および絶縁板120、絶縁板121、間隔絶縁板122を両側から挟むように第2絶縁側板124が配置され、第2絶縁側板124の内側に配置された絶縁板125に細長い溝125aを設け、それらの溝125aに平板グリッド118、U字グリッド119および絶縁板120、絶縁板121、間隔絶縁板122をはめ込んで固定している。
また、図8、図9に示すように、第1絶縁側板123の内側には、遮断時において、アークKを冷却することで消弧性能を向上させる消弧材料126が配置されており、その外側の第1絶縁側板123の内部にはアークKに働く電磁力向上のために配置された第1磁極板127が配置され、アークKが短絡することを防ぐ絶縁板128,129によって覆われるように配置されている。また、第2絶縁側板124の内部にはアークKに働く電磁力向上のために配置された第2磁極板130が配置され、アークKが短絡することを防ぐ絶縁板131によって覆われるように配置されている。
次に、図10に基づき、この発明の実施の形態1に係わる直流高速度遮断器における消弧室のアークガスの流れおよび開口部の関係について説明する。第1絶縁側板123間には固定側主接点105および可動側主接点107で発生するアークガスを消弧室102外に導く第1アークガス流通路R1が形成されており、矢印K1に示すようにアークガスが第1アークガス流通路R1を流通する。
第1アークガス流通路R1を矢印K1に示すように流通したアークガスは、平板グリッド118およびU字グリッド119間の第1アークガス流通路R1の断面積より大きい断面積の第2アークガス流通路R2に矢印K2に示すように流通し、さらに、第2アークガス流通路R2を流通したアークガスは、平板グリッド118およびU字グリッド119の上方側の第2アークガス流通路R2の断面積より大きい断面積の第3アークガス流通路R3に矢印K3に示すように流通する。そして、第3アークガス流通路R3を流通したアークガスは、第1絶縁側板123間の開口部である排気口116から消弧室102外に矢印K4に示すように導出される。
このように、この実施の形態1においては、消弧室102における位置ア、位置イ、位置ウにおいて、位置ア>位置イ>位置ウの関係に構成されたものに対し、従来の直流高速度遮断器においては図20及び図21に示すように、側面外側に磁極板33を設けた絶縁板32の幅は、固定側主接点および可動側主接点からグリッド先端部まで同じ幅となっており、位置ア=位置イ=位置ウの関係となっており、両者の関係による特性は図11に示すように、この実施の形態1においては位置ア>位置イ>位置ウのように消弧室102の下部から消弧室102の上部に向けてアークガス流通路の断面積を大きくしたことにより、従来のものと比較して、アークガスを流れやすくすることができ、アークガスの排気性能を向上させ接点間での再点弧を抑制し、高い遮断性能を得ることができる。
また、第1絶縁側板123の内部にアークKに働く電磁力向上のために第1磁極板127を配置し、第2絶縁側板124の内部にアークKに働く電磁力向上のために第2磁極板130を配置したことにより、大電流においてアークが第1磁極板127、第2磁極板130を介して短絡し遮断失敗することを防止することが可能であり、小電流から大電流に至るまで確実に遮断することができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図12に基づいて説明する。図12はこの発明の実施の形態2に係わる直流高速度遮断器における消弧室のグリッド配置部におけるアーク放電とアーク電圧の関係を示す要部正面図である。
U字グリッド119は1枚の磁性板をUの字型に折り曲げているため、中間部は空間132となる。U字グリッド119底部の中央位置にはV字状のノッチ117が設けられており、中間部の空間132と貫通しアークガスが吹き抜けられる構造となる。
平板グリッド118とU字グリッド119を配置した際のアーク放電の違いを説明する。平板グリッド118のみ配置した場合では、隣接する平板グリッド118間でアーク放電Hが発生する。U字グリッド119を配置した場合ではU字グリッド119底部の両端はつながっているため、中間部の空間132にはアーク放電は発生せず、U字グリッド119間でアーク放電Hが発生する。
そのため、平板グリッド118の枚数、あるいはU字グリッド119底部の長さ(幅)や枚数を変えることでアーク放電する平板グリッド118およびU字グリッド119のそれぞれの間隔、つまりアーク長133と電極降下する平板グリッド118およびU字グリッド119の枚数を調整することができるので、任意のアーク電圧を発生させることが可能である。
この実施の形態2によれば、グリッドとして、平板グリッド118およびU字グリッド119を組み合わせて用いることにより、任意のアーク電圧を発生させることが可能である。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図13に基づいて説明する。図13はこの発明の実施の形態3に係わる直流高速度遮断器における消弧室のアークの留め易さを示す正面図である。
図13にて示す通り、消弧室102において、アークが留まりやすい領域は、固定側主接点105および可動側主接点107および固定側アーク接触子111と可動側アーク接触子112などの接点部付近136と、平板グリッド118およびU字グリッド119などのグリッド配置部137と、平板グリッド118およびU字グリッド119の上方側の消弧室上部138に分けることができる。このうち、接点部付近136が最もアークが留まりやすい場合は再点弧となり、消弧室上部138が最もアークが留まりやすい場合はアークが消弧室上部に飛び出してしまう橋絡となり、この両者は遮断性能を低下させるもしくは遮断失敗の原因となる。
そのため、遮断完了まで、遮断に必要となる安定したアーク電圧を維持するためにはグリッド配置部137を最もアークが放電しやすく留まりやすい状態とする必要がある。放電のしやすさの因子の1つであるアークガスはU字グリッド119もV字形状のノッチ117を介して中間部の空間132を通り、消弧室102の上部の排気口116から排気されるため、排気性能は平板グリッド118を配置した場合と同じである。
また、U字グリッド119底部の幅や枚数比を調整することで、アークが放電しやすいグリッドの間隔とすることが可能である。そのため、U字グリッド119を用いることで、接点部付近136でのアークガスの排気しやすさは同じのまま、グリッド配置部137でのアークの留まりやすさは向上できる。
よって、グリッド配置部137が最もアークが放電しやすく留まりやすい状態とすることで、アークはグリッド配置部137で安定的に維持され、遮断に必要となる電源電圧よりも高く安定した一定のアーク電圧を維持することが可能である。
このように、グリッド間隔、アーク長を短くし、グリッド配置部137でアークが最も留まりやすい状態とし、遮断完了まで安定したアーク電圧を維持することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図14から図16に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図14はこの発明の実施の形態4に係わる直流高速度遮断器における消弧室の小電流時のアークと平板グリッドとU字グリッドの配置を示す正面図である。図15はこの発明の実施の形態4に係わる直流高速度遮断器における消弧室のアークが通電導体であるアークホーンから受ける電磁力を示す特性図である。図16はこの発明の実施の形態4に係わる直流高速度遮断器における消弧室のアークに働く電磁力を示す特性図である。
この発明の実施の形態4における消弧室102の平板グリッド118とU字グリッド119は、図14に示すように、平板グリッド118を中央側139に配置し、U字グリッド119を両側140に配置して構成している。
アークが受ける電磁力には図15に示すように電流Iが流れる通電導体であるアークホーンである固定側アークホーン113と可動側アークホーン114から磁束Gを受け、フレミング左手の法則に従って発生する電磁力142と、図16に示すように磁性体によりアーク中心方向に働くピンチ力143のバランスが崩れ、磁束が弱い領域G1と磁束が強い領域G2を有する磁束145となることによって発生する電磁力144がある。小電流ではアークは通電導体から受ける電磁力142が小さいためアークホーンである固定側アークホーン113と可動側アークホーン114の先端部141a,141bまで走行できない。そのため、限られた範囲、つまり中央側のグリッドしか利用できない。しかし、直流電流を遮断するためには電源電圧よりも高いアーク電圧を発生させる必要がある。
そこで、図14に示すように、中央側139に平板グリッド118を配置することで小電流時の場合でも、中央側139の限られた範囲で多くの平板グリッド118をアークが貫通し、電極降下電圧によるアーク電圧上昇効果を有効的に得ることができ、小電流遮断の場合でも高い遮断性能を得ることが可能である。
以上よりこの実施の形態4によれば、中央側139に平板グリッド118を配置し、両側140にU字グリッド119を配置することで、小電流の限られたアークの走行範囲内でも多くの電極降下によってアーク電圧上昇でき、高い小電流遮断性能を得ることが可能である。
このように、アークを走行させ伸長させるための電磁力が低い小電流遮断時においても、限られた範囲で多くのグリッドによる電極降下によるアーク電圧上昇を効果的に利用でき、小電流遮断においても高い遮断性能を得ることができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5を図17に基づいて説明する。図17はこの発明の実施の形態5に係わる直流高速度遮断器における磁極板の効果を示す(a)正面図および(b)側面図である。
図17で示すように、例えば第1磁極板127を消弧室102の第1絶縁側板123に配置すると、アークが発生する磁束145は第1磁極板127中を通過する。一方で第1磁極板127を配置していない場合は、磁束145は空気中を通過することになる。磁束145が第1磁極板127中を通過する場合、第1磁極板127の磁性体の磁気抵抗は空気より小さい為、磁束145の損失が少なくなり電磁力144が大きくなる。そのため、第1磁極板127はアーク自身が生み出す電磁力144を向上させる効果があり、電磁力142が小さい小電流遮断では特に効果的である。
しかし、図20および図21に示すように、従来の消弧室31では磁極板33が消弧室31の絶縁板32の外側にむき出しのまま配置されているため、絶縁板32で磁極板33を覆うことができず、磁極板33を介してアークが短絡し遮断失敗する場合があった。
そこで、この実施の形態5においては、図8に示すように、第1磁極板127を消弧室102の第1絶縁側板123の内部に配置し、第2磁極板130を消弧室102の第2絶縁側板124の内部に配置して絶縁物で覆い固定することで直接アークが触れることがなく電気的に接続できない構成となっている。
また、消弧室102は第1絶縁側板123側の下部と第2絶縁側板124側の上部とでは幅寸法が違うため、磁極板としては第1磁極板127と第2磁極板130とに分割した配置とし、第1磁極板127を第1絶縁側板123の内部に配置し、第2磁極板130を第2絶縁側板124の内部に配置した構成とし、例えば第1磁極板127を絶縁板128で覆い、第2磁極板130を絶縁板131で覆っているので、直接アークが触れない構成としている。
この実施の形態5によれば、アークに働く電磁力を向上させる磁極板の効果を損なうことなく、アークもしくはアークガスが第1磁極板127、第2磁極板130に接触することもなくなり、アークが第1磁極板127、第2磁極板130を介し短絡し遮断失敗することを防止するこができ、小電流から大電流まで確実に遮断することが可能である。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6を図18に基づいて説明する。図18はこの発明の実施の形態6に係わる直流高速度遮断器におけるU字グリッドを示す(a)正面図および(b)側面図である。
図18に示すように、対向する2枚の平板グリッド118を電気的に接続し電流を通電することができれば、U字グリッド119の機能を満足することができる。そのため、ボルト146やナット147もしくはリベットを用いて接続したり、溶接148することでも可能である。
実施の形態7.
この発明の実施の形態7を図19に基づいて説明する。図19はこの発明の実施の形態6に係わる直流高速度遮断器における磁極板を示す(a)正面図および(b)側面図である。
図19に示すように、第1磁極板127、第2磁極板130は1枚の板ではなく、薄い磁極板149a,149bをそれぞれ密着して積層し集合体150a,150bとする事でも第1磁極板127、第2磁極板130の機能を満足することが可能である。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、アークガスを消弧室の上部へと流れやすくし、アークガスの排気性能を向上させ接点間での再点弧を抑制することができ、高い遮断性能を得ることができる直流高速度遮断器の実現に好適である。
101 直流高速度遮断器、102 消弧室、105 固定側主接点、107 可動側主接点、111 固定側アーク接触子、112 可動側アーク接触子、118 平板グリッド、119 U字グリッド、123 第1絶縁側板、124 第2絶縁側板、127 第1磁極板、130 第2磁極板、139 中央側、140 両側、R1 第1アークガス流通路、R2 第2アークガス流通路、R3 第3アークガス流通路。

Claims (6)

  1. 消弧空間が形成される消弧室と、前記消弧室の下方側に配置された固定側主接点と、前記消弧室の下方側に配置され前記固定側主接点と接離される可動側主接点とを備えた直流高速度遮断器であって、前記消弧室は、前記固定側主接点、前記可動側主接点を両側から挟むように配置され、前記固定側主接点および前記可動側主接点で発生するアークガスを前記消弧室外に導く第1アークガス流通路を形成する第1絶縁側板と、前記固定側主接点および前記可動側主接点の上方側に配置され、前記第1絶縁側板間の間隔より大きい幅に構成され、前記第1アークガス流通路と連通し前記第1アークガス流通路の断面積より大きい断面積の第2アークガス流通路を形成する複数のグリッドと、前記グリッドを両側から挟むように配置され、前記グリッドの上方側に前記第2アークガス流通路と連通し前記第2アークガス流通路の断面積より大きい断面積の第3アークガス流通路を形成する第2絶縁側板とにより構成されたことを特徴とする直流高速度遮断器。
  2. 前記グリッドは、平板グリッドとU字グリッドとを組み合わせて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の直流高速度遮断器。
  3. 前記平板グリッドの枚数比および前記U字グリッドの幅を調整して配置されたことを特徴とする請求項2に記載の直流高速度遮断器。
  4. 前記平板グリッドは中央側に配置され、前記U字グリッドは両側に配置されたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の直流高速度遮断器。
  5. 前記第1絶縁側板に第1磁極板が配置され、前記第2絶縁側板に第2磁極板が配置されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の直流高速度遮断器。
  6. 前記第1磁極板は第1絶縁側板で覆われ、前記第2磁極板は前記第2絶縁側板で覆われたことを特徴とする請求項5に記載の直流高速度遮断器。
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