JP5287629B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

この発明は、消弧室を備えた配線用遮断および漏電遮断器などの回路遮断器に関する。
従来の配線用遮断器では、ケースに放電ガスの排出口を設け、アークが発生する接点と上記排出口との間に、隔壁によりケース内側に区画形成された排気通路を形成し、上記排気通路の途中に消弧室を設置し、上記消弧室の出口には放電ガスを上記排出口に案内するための上記隔壁の一部である傾斜部が設けられている。さらに、放電ガスが上記傾斜部に当たりその一部が上記消弧室内に逆流することを防ぐために、放電ガスの排出効率を高めるリブが、上記消弧室の出口に、上記傾斜部に沿うように斜めに設けられている。このような構成により放電ガスの排出効率を高めて、良好な消弧作用を得ている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−352692号公報
従来の回路遮断器では、消弧室の出口に傾斜部とリブを設けて放電ガスの排出効率を高めているが、回路遮断器の外形寸法の小形化に伴い消弧室の出口付近に十分な空間を設けることが困難な場合、放電ガスを排気口へ案内するのに十分な傾斜をもった傾斜部およびリブを設置できず、消弧室の直近で放電ガスが排出される出口部位において、排気口から遠い側の出口部位の排気効率が、近い側に比べて著しく低下するという問題があった。また、この排気効率の低下により消弧室を構成する複数の消弧板の一部しかアーク電圧の発生に利用できず、これに伴い消弧板の枚数から期待される限流性能が得られないという問題があった。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、小形で限流性能に優れた回路遮断器を得ることを目的とする。
この発明に係る回路遮断器においては、固定接触子と接触子対を構成する可動接触子と、
上記可動接触子の開極により発生するアークを、間隙をもって積層された複数の消弧板にて分断して消弧する消弧室と、上記アークを上記接触子対から上記消弧室まで誘導する一対の第1および第2アークランナと、上記消弧室の上記接触子対と反対側に設けられて、上記アークによる放電ガスを、排気路を通じて上記筐体外部に排気する排気口とを備えている。上記第1および第2アークランナは、それぞれの端部が上記板面方向から上記消弧室を挟み込むように延伸されており、上記排気路は、上記第1および第2アークランナの端部のいずれか一方の端部の近傍から上記排気口へとのびる第1排気路と、他方の端部の近傍から上記消弧室の上記排気口の側の面に沿ってのびて上記第1排気路へと通じる上記第1排気路の排気路断面より小さい排気路断面をもつ第2排気路とを有しており、上記いずれか一方の端部とこれと対向する上記消弧板との間の上記第1排気路の側の開口部は、絶縁部材にて塞がれ、上記他方の端部とこれと対向する上記消弧板との間の上記第2排気路の側の開口部は塞がれていない
この発明は、消弧室を構成する複数の消弧板を高いアーク電圧の発生に有効に利用でき、小形で限流性能に優れた回路遮断器を得ることができる。
この発明の実施の形態1による回路遮断器を示す部分断面図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器の要部を示す斜視図である。 回路遮断器内の熱流体解析の計算対象の構成を説明するための図である。 回路遮断器内の熱流体解析にて入力した電流および電圧波形を説明するための図である。 回路遮断器内の熱流体解析の計算結果の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2による回路遮断器の要部を示す部分断面図である。 この発明の実施の形態2による消弧室と排気流路間の絶縁性隔壁板を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3による回路遮断機の要部を示す部分断面図である。 この発明の実施の形態4による回路遮断機の要部を示す部分断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による回路遮断を示す部分断面図である。図1において、固定接触子1には固定接点2が固着されており、可動接点3が一端部に固着された可動接触子4と接触子対を形成している。固定接触子1は、一端部がU字状に延伸され、他端部が第1アークランナ5と電気的に接続されている。また、固定接触子1の他端部は、瞬時引き外し部6、例えばプランジャを介して、異常電流検出部7、例えば過負荷電流を検出するバイメタルに電気的に接続されている。この異常電流検出部7は、第1端子部8に接続されている。一方、可動接触子4の他端部には、可動接触子4を回動可能に保持する回転軸(図示せず)および上記接触子対を開閉させる機構部(図示せず)が設けられている。また、可動接触子4の他端部には可とう導体もしくは摺動接触子が設けられ、第2端子部9と電気的に接続されている。第2端子部9には、第2アークランナ10が電気的に接続されている。この回路遮断器電力線に接続した場合、回路遮断器内の主回路の電流は、第2端子部9、可動接触子4、固定接触子1、瞬時引き外し部6、異常電流検出部7、第1端子部8の経路で流れる。
第1アークランナ5は、固定接触子1が接続される一端部から、湾曲部を経て、アークを分断してアーク電圧を上昇させる消弧板11側へと延伸されている。一方、第2アークランナ10は、第2端子部9が接続されている一端部から、一旦、固定接触子1側へと湾曲し、再び筐体底面側(図1において下方側)へ向かって斜めにのびて、他端部が消弧板11の下部へ配置されている。つまり、複数の消弧板11は、第1アークランナ5と第2アークランナ10との消弧板11の側の端部により上下方向から囲まれるように配置されている。この複数の消弧板11は、適切な間隙を持って消弧側板12により紙面に垂直な方向から挟み込むように保持されており、第2アークランナ10と対向する最下部の消弧板11aと、第1アークランナ5と対向する最上部の消弧板11bを有しており、複数の消弧板11の枚数は、所定の限流性能を得るのに必要な枚数が確保されている。消弧側板12は、第1アークランナ5と第2アークランナ10とに上下方向から挟み込まれて保持されており、消弧側板12に保持された複数の消弧板11全体が、振動などにより上下方向に位置ずれすることを防止している。消弧室13は、複数の消弧板11および消弧側板12で構成されており、第1アークランナ5と第2アークランナ10とにより上下方向が、消弧板11を前後から挟み込む消弧側板12によって前後方向が、消弧板11の第1端子部8側端面と第2端子部9側端面との両端面によって左右方向が、それぞれ規定された空間となる。
消弧室13の第1端子部8側には、放電ガスを外部に排気する排気口14へ連通する排気路15が設けられている。この排気路15は、排気口14に直接つながり、比較的流路断面が大きな水平方向の第1排気路15aと、消弧室13の排気口14側の面に近接し、比較的流路断面が小さく消弧室13の排気口14側の面に沿って垂直方向に伸びる第2排気路15bとによって構成されている。また、第1排気路15aは、第2アークランナ10の排気口14側端部の近傍から排気口14へと伸びている。
また、消弧室13の上記接触子対の側には、可動接触子4の開極動作に伴い固定接点2と可動接点3間にて発生したアークを消弧室13に走行させるアーク走行空間16が設けられている。このアーク走行空間16は、可動接触子4と第2端子部9との間に設けられた隔壁17と、第2アークランナ10と、消弧室13と、固定接触子1のU字状端部と、可動接触子4の可動接点3が固着された端部と、これらを挟み込むように配置されている筐体壁とで囲まれる空間にて規定される。
これらの回路遮断器の構成部品は、筐体を構成するベース18とカバー19にて収納されている。また、上記機構部を手動操作するためのハンドル20がカバー19より突出して設けられている。
図2は、図1に示す破線で囲まれた部位を切り出して斜視図で示した図である。第2アークランナ10の排気口14の側の端部と、第2アークランナ10と対向する最下部の消弧板11aとの間の排気口14の側の開口部を、ベース18に固着された絶縁部材であるリブ21、例えば樹脂製部品にて塞いでいる。このリブ21は、最下部の消弧板11aの排気口14の側の端面に接触しており、この接触により消弧板11aを含む複数の消弧板11の位置決めの役割を担っている。また、消弧側板12は、ベース18に設けた窪み部18aに係合しており、上記リブ21と共に、振動により消弧側板12で保持された複数の消弧板11全体が左右方向に位置がずれることを防止している。なお、図2では、手前側の消弧側板12とそれに係合する窪み部18aを省略している。
次に、この実施の形態の回路遮断器の動作について説明する。回路遮断器が接続された電力線に過電流が発生すると、異常電流検出部7が過電流を検出し、異常電流検出部7の指令にて上記機構部が開極動作を開始する。異常電流が短絡電流などの大電流の場合、上記異常電流検出部7の過電流検出を待たずに、瞬時引き外し部6が動作して高速で可動接触子4を開極させる。この開極に伴い固定接点2と可動接点3の間にアークが発生する。アークは電磁力とアーク前後の圧力勾配により、消弧室13方向へと駆動される。可動接触子4側のアークスポットは、可動接触子4の先端部から第2アークランナ10の対向する位置へと転流し、消弧室13側へと移動する。これに合わせて、固定接触子1側のアークスポットは、U字状に延伸された一端部側へと移動し、第1アークランナ5へと転流し、消弧室13側へと移動する。消弧室13へと移動したアークは、消弧室13内で消弧板11により分断、冷却されて高いアーク電圧が発生する。このアーク電圧により過電流が限流され消弧に至る。
配電系統の回路毎に設けられる回路遮断器は、配電盤などに一括収納されることから小形化されることが好ましい。この小形化に伴い、回路遮断器内に設けることができる排気路の断面が制限されることがある。図1では、第2アークランナ10の排気口14の側の端部の近傍から水平方向へと伸びる第1排気路15aの排気路断面に比べ、第1アークランナ5の排気口14の側の端部の近傍から下方向へと伸びる第2排気路15bの排気路断面が小さくなっている。
この実施の形態は、上述の様な排気路構成の場合においても、リブ21を設けることで、消弧室13内へと移動したアークを消弧室13内で維持して高いアーク電圧を発生させるものであるが、その効果を説明するため、まずリブ21を設けない場合のアークの挙動について説明する。
接点間で発生したアークが消弧室13内へと移動することは上述と同じなので省略する。リブ21を設けない場合の上記排気路構成では、第1アークランナ5に近い方の放電ガスの排気効率が悪く、排気が十分になされないので、第1アークランナ5近傍のアーク部位の排気口14側空間の圧力が上昇する。これにより排気口14側から固定接点2側へと流れる逆方向の放電ガスの流れが発生し、第1アークランナ5近傍のアーク部位が、消弧室13からアーク走行空間16へと逆駆動される。このとき、複数の消弧板11の内、第2アークランナ10側に位置する消弧板ではアークの分断、冷却状態が維持されるが、第1アークランナ5側に位置する消弧板ではアークの分断、冷却状態を維持できない。従って、設置された消弧板11の枚数から期待される高いアーク電圧を発生、維持できず、十分に過電流を限流できなくなる。この限流性能の不足は、消弧室13、固定接触子1、および可動接触4などの損耗を増大させると共に、遮断動作時の筐体内圧の上昇を招くので筐体の破損が生じ易くなる。そのため、回路遮断器の最大遮断容量は、筐体が破損しない容量で制限され、繰り返し遮断の回数は損耗量により制限される。
図3は、熱流体解析の対象とした回路遮断器の構成、および計算入力として与えたアークの位置を示している。消弧板11の枚数は11枚とした。また、図4は、計算入力として与えたアークの電流、電圧波形を示している。同図中、電圧波形とアークの位置関係を一点線にて示している。
図3および4において、発熱源であるアークが、位置A、位置B、位置Cへと移動していく条件にて熱伝導方程式を解いた結果の一例を図5に示す。同図は、アークが位置Cにあるときに、両アークランナ5、10および各消弧板11のそれぞれの間で且つアークより排気口14側の位置の流量を示している。横軸は位置を示しており、11枚の消弧板に第2アークランナ10側から1〜11の番号を与え、例えば、表記「第2アークランナ-消弧板番号1」は、第2アークランナ10と最下部の消弧板11aとの間を表している。白塗り丸でリブ21を設けない場合、黒塗り四角でリブ21を設けた場合をそれぞれプロットしている。
この熱流体解析の結果より、リブ21を設けない場合は、第1アークランナ5に比較的近い「消弧板番号9―10」、「消弧板番号8―9」および「消弧板番号7―8」で負の流量となっており、これらの位置では排気口14側から固定接点2側へと逆方向の放電ガスの流れが発生しており、これらの消弧板で分断されているアーク部位が固定接点2側へと押し戻されることが分かる。
また、「第2アークランナ-消弧板番号1」では、他の位置に比べて非常に大きな正の流量となっており、これが第2アークランナ10側のアークスポットが第2アークランナ10の排気口14側の先端部に集中する原因となる。このアークスポットの集中は、第2アークランナ10の上記先端部と最下部の消弧板11aの排気口側14の側の端部とを消耗させる。この消耗により繰り返しの過電流遮断性能を確保できないことがある。また、上記アークスポットの集中は、消弧板11の排気口14の側の端部でアークの短絡発生要因となり、この短絡発生によりアーク電圧が低下するので限流性能が悪化することもある。そのため、高い限流性能を実現するには、第2アークランナ10側のアークスポットの位置を適切な位置に制御することが必要となる。
続いて、リブ21を設けた場合について説明する。図5より、リブ21を設けることにより、「消弧板番号8―9」、「消弧板番号7―8」の流量が負から正に改善していることが分かる。つまり、リブ21を設けることにより、第1アークランナ5近傍のアーク部位が消弧室13からアーク走行空間16へと逆駆動されることを防止し、複数の消弧板11を有効に利用して高いアーク電圧を発生できる。
また、「第2アークランナ-消弧板番号1」では、リブ21を設けることにより、上記他の空間に比べて非常に大きな正の流量が比較的小さな負の流量となる。この排気口14側から可動接点3側への流れにより第2アークランナ10のアークスポット近傍のアーク部位は、可動接点3側へと押し戻す力を受けるので、アークスポットが第2アークランナ10の排気口14側の先端部に集中することを防止できる。また第2アークランナ10のアークスポットの位置は、上記押し戻す力と、主に第2アークランナ10を流れる電流によりアークスポット近傍のアーク部位を排気口14側へ駆動する電磁力との釣合いによって決定される。上記アークスポットがリブ21側に移動すると上記押し戻す力は増大し、可動接点3側に移動するとリブ21と上記アーク部位の距離が遠くなるため上記押し戻す力は減少する。従って、リブ21の形状および材質、アークの周りの放電ガスが流れる空間の配置などにより上記押し戻す力を調整し、第2アークランナ10形状などにより電磁力を調整することで、消弧室13内の適切な位置に第2アークランナ10側のアークスポットを維持することができる。
また、図において最大流量と最小流量の差に注目すると、リブ21を設けた場合の最大流量と最小流量の差はリブが無い場合の44%に低下している。つまりリブ21を設けることでアーク柱の各部位の放電ガス流れに起因する力が均一化されるので、アークの形態が消弧室13内で安定する。
以上、リブ21を設けることで、アークランナ5、10と消弧板11間、および対向する各消弧板11間の流量およびその方向を制御することができ、高い限流性能が得られることを示した。このように流れの制御を確実に行うには、流路を適切な寸法で設けることが重要となる。しかし、小形の回路遮断器、例えば定格電流が50A程度の製品の場合、消弧室13を構成する消弧板11の板厚は1mm程度であり、消弧板間の間隔も1mm程度となるので、わずかな消弧板11の位置ずれにより流路状態は大幅に変化する。仮に、振動などで複数の消弧板11の全体が上方向に0.5mm程度ずれた場合、第2アークランナ10と最下部の消弧板11aとの距離は50%増加し、リブ21にて塞がれていた第2アークランナ10と最下部の消弧板11aとの間の排気口14の側の開口部が開くことがある。また、振動などで複数の消弧板11全体が接点対2、3側にずれた場合も、リブ21にて塞がれていた第2アークランナ10と最下部の消弧板11aとの間の排気口側開口部が開くことがある。
このように上記排気口14の側の開口部が振動などの影響で開くと、上述のリブ21を設けることによる比較的小さな負の流量を得ることができなくなる。これにともない、第2アークランナ10の排気口14側先端部にアークスポットが集中することによる不具合を防ぐことが出来なくなる。また、上述の第1アークランナ5側に比較的近いアーク部位を固定接点2側へ押し戻す力の低減効果が得られなくなることがある。
そこで、この実施の形態1の回路遮断器では、消弧側板12を第1アークランナ5と第2アークランナ10とによって上下方向から隙間なく挟み込むように保持することで、消弧側板12に保持された複数の消弧板11全体が上下方向に許容値以上に位置ずれすることを防止している。また、リブ21と最下部の消弧板11aの排気口14の側の面との接触と、消弧側板12のベース18に設けた窪み部18aへの係合にて、消弧側板12で保持された複数の消弧板11全体の左右方向に許容値以上に位置ずれることを防止している。
以上より、この実施の形態1の回路遮断器では、消弧板11aと第2アークランナ10との間の第1排気路15a側の開口部を絶縁部材であるリブ21にて塞いだので、消弧室を構成する複数の消弧板11を高いアーク電圧の発生に有効に利用でき、小形で限流性能に優れた回路遮断器を得ることができる。
また、リブ21に消弧板11aの排気口14側の端面が接するようにしたので、振動などの外力で左右方向に発生する位置ずれを低減でき、安定的な限流性能を有する回路遮断器を得ることができる。
また、消弧側板12を第1アークランナ5と第2アークランナ10とで上下方向から挟み込んで保持するようにしたので、振動などの外力で上下方向に位置ずれが発生せず、安定的な限流性能を有する回路遮断器を得ることができる。
なお、リブ21として樹脂製部品を用いた例を説明したが、リブ21を構成する絶縁部材としては、セラミックスおよび樹脂とセラミックッスの複合材料など絶縁性を有する部材であれば良い。
また、図1に示した回路遮断器では、リブ21をベース18に固着してもうけたが、リブ21をベース18に一体に成形しても良い。
実施の形態2.
図6に、この発明の実施の形態2の回路遮断器の要部を示す。この実施の形態では、消弧室13と排気路15との間に絶縁性隔壁板22を設け、この絶縁性隔壁板22とベース18にて第2アークランナ10の排気口14側の先端部を上方向より押さえ込むように構成している。この絶縁性隔壁板22には、図7に示すように、複数のスリット孔23が設けられている。同図中、破線で示す位置は第2アークランナ10と最下部の消弧板11aとの間の排気口14の側の開口部に面する部分であり、この部分にはスリット孔を設けておらず、上記排気口14の側の開口部を塞ぐように配置される。スリット孔23は、複数の消弧板11の対向する消弧板間の排気口14の側の開口と連通する位置に設けられている。また、上記破線と反対側の最上部に位置するスリット孔23aは、第1アークランナ5と最上部の消弧板11bとの間の排気口14の側の開口と連通する位置に設けられている。つまり、絶縁性隔壁板22の第2アークランナ10側の部位が、実施の形態1で示した絶縁部材であるリブ21の役割を担っている。以上の構成以外は、実施の形態1と同じ構成であるので説明を省略する。
また、過電流を検出して開極し、固定接点2および可動接点3の間で発生したアークを複数の消弧板11にて分断、冷却することで限流して遮断する動作も実施の形態1と同様であるので、以下に於いては異なる点について説明する。
この実施の形態2では、上記のようなスリット孔23を有する絶縁性隔壁板22を設けることで、複数の消弧板11の排気口14の側の端部で、複数の消弧板11にて分断されていたアークが短絡し、アーク電圧が低下することを防止できる。また、アークの熱により発生する導電性溶融物が、上記排気口14の側の端部の近傍に付着して起こる消弧板間の橋絡を防止できる。この橋絡防止により、複数回の過電流遮断を行う場合にも、限流性能の低下を防止できる。
また、絶縁性隔壁板22が第2アークランナ10の排気口14の側の先端部を上方から押さえ込むように配置したので、アーク損耗に起因して第2アークランナ10が変形し最下部の消弧板11aと接触することを防止できる。これにより、複数回の過電流遮断を行う場合にも、限流性能の低下を防止できる。
また、リブ21の機能を絶縁性隔壁板22の第2アークランナ10側の部位が担っているので、実施の形態1と同様な作用および効果が得られる。
なお、図7では、複数のスリット孔23の形状をすべて同じとしたが、排気口14側の大きな流量が期待できる部分のスリット孔の面積を小さくして、各スリット孔の排気流量を均一化してもよい。
実施の形態3.
図8に、この発明の実施の形態3の回路遮断器の要部を示す。この実施の形態では、実施の形態1と異なり、放電ガスを外部に排気する排気口14が第1アークランナ5側に設けられている。これに伴い、排気口14へ連通する排気路15の比較的流路断面が大きな第1排気路15aが、第1アークランナ5の排気口14の側の端部の近傍から排気口14へと水平方向へ伸びるように設けられ、第1排気路15aと連通する比較的流路断面が小さな第2排気路15bが、消弧室13の排気口14の側の面に沿って第2アークランナ10側へと垂直方向に伸びるように設けられている。また、絶縁部材であるリブ21は、第1アークランナ5と最上部の消弧板11bとの間の排気口14の側の開口部を塞ぐように配置されている。以上の構成以外は、実施の形態1と同じ構成であるので説明を省略する。
また、過電流を検出して開極し、固定接点2および可動接点3の間で発生したアークを複数の消弧板11にて分断、冷却することで限流して遮断する動作も実施の形態1と同様であるので、以下に於いては異なる点について説明する。
上記のように、排気口14およびそれに連通する排気路15の位置を、図1と上下方向を反転させた構成をとることで、各消弧板11間、およびアークランナ10、5とそれぞれ対応する消弧板11a、11bと間の流量は、定性的には図5の横軸のみを反転させた特性を示す。つまり、リブ21を設けない場合、第1アークランナ5と最上部の消弧板11b間の流量が、他の空間に比べて非常に大きな正の流量となり、これが第1アークランナ5側のアークスポットが第1アークランナ5の排気口14側の先端部に集中する原因となる。
そこで、他の位置に比べて非常に大きな正の流量となる第1アークランナ5と最上部の消弧板11b間の排気口14の側の端部を塞ぐようにリブ21を設けることで、上記流量を比較的小さな固定接点2へと向かう負の値とすることができる。この排気口14側から固定接点2側への流れにより第1アークランナ5のアークスポット近傍のアーク部位は、固定接点2側へと押し戻す力を受けるので、アークスポットが第1アークランナ5の排気口14側の先端部に集中することを防止できる。また第1アークランナ5のアークスポットの位置は、上記押し戻す力と、主に第1アークランナ5を流れる電流によりアークスポット近傍のアーク部位を排気口14の方へ駆動する電磁力との釣合いによって決定される。上記アークスポットがリブ21側に移動すると上記押し戻す力は増大し、固定接点2側に移動するとリブ21と上記アーク部位の距離が遠くなるため上記押し戻す力は減少する。従って、リブ21の形状および材質、アークの周りの放電ガスが流れる空間の配置などにより上記押し戻す力を調整し、第1アークランナ5形状などにより電磁力を調整することで、消弧室13内の適切な位置に第1アークランナ5側のアークスポットを維持することができる。
また、リブ21を設けない場合、第2アークランナ10に比較的近い消弧板間の流量が負の値となり、これらの位置では排気口14側から可動接点3側へと逆方向の放電ガスの流れが発生する。この逆方向の流れにより、第2アークランナ10側の消弧板で分断されているアーク部位が固定接点2側へと押し戻される。
そこで、第1アークランナ5と最上部の消弧板11b間の排気口14の側の端部を塞ぐようにリブ21を設けることにより、第2アークランナ10近傍のアーク部位が消弧室13からアーク走行空間16へと逆駆動されることを防止し、複数の消弧板11を有効に利用して高いアーク電圧を発生できるようにしている。
以上より、この実施の形態3の回路遮断器では、消弧板11bと第1アークランナ5との間の排気口14の側の開口部を絶縁部材であるリブ21にて塞いだので、消弧室を構成する複数の消弧板11を高いアーク電圧の発生に有効に利用でき、小形で限流性能に優れた回路遮断器を得ることができる。
実施の形態4.
図9に、この発明の実施の形態4の回路遮断器の要部を示す。この実施の形態では、消弧室13と排気路15との間に絶縁性隔壁板22を設け、この絶縁性隔壁板22を上下方向から第1アークランナ5および第2アークランナ10のそれぞれの排気口14の側の先端部にて挟み込むように構成している。この絶縁性隔壁板22には、図に示すように、複数のスリット孔23が設けられている。同図中、破線で示す位置は第1アークランナ5と最上部の消弧板11bとの間の排気口14の側の開口部に面する部分になるように設置される。この破線の部分にはスリット孔を設けておらず、上記排気口14の側の開口部を塞ぐように配置される。スリット孔23は、複数の消弧板11の対向する消弧板間の排気口14の側の開口と連通する位置に設けられている。また、上記破線と反対側の最下部に位置するスリット孔23aは、第2アークランナ10と最下部の消弧板11aとの間の排気口14の側の開口と連通する位置に設けられている。つまり、絶縁性隔壁板22の第1アークランナ5側の部位が、実施の形態3で示したリブ21の役割を担っている。以上の構成以外は、実施の形態3と同じ構成であるので説明を省略する。
また、過電流を検出して開極し、固定接点2および可動接点3の間で発生したアークを複数の消弧板11にて分断、冷却することで限流して遮断する動作も実施の形態3と同様であるので、以下に於いては異なる点について説明する。
この実施の形態4では、上記のようなスリット孔23を有する絶縁性隔壁板22を設けることで、複数の消弧板11の排気口14の側の端部で、複数の消弧板11にて分断されていたアークが短絡し、アーク電圧が低下することを防止できる。また、アークの熱により発生する導電性溶融物が、上記排気口14側の端部の近傍に付着して起こる消弧板間の橋絡を防止できる。この橋絡防止により、複数回の過電流遮断を行う場合にも、限流性能の低下を防止できる。
また、絶縁性隔壁板22が第2アークランナ10の排気口14側の先端部を上方から押さえ込むように配置したので、アーク損耗に起因して第2アークランナ10が変形し最下部の消弧板11aと接触することを防止できる。これにより、複数回の過電流遮断を行う場合にも、限流性能の低下を防止できる。
また、絶縁性隔壁板22が第1アークランナ5の排気口14側先端部を下方から押さえ込むように配置したので、アーク損耗に起因して第1アークランナが変形し最上部の消弧板11bと接触することを防止できる。これにより、複数回の過電流遮断を行う場合にも、限流性能の低下を防止できる。
また、リブ21の機能を絶縁性隔壁板22の第1アークランナ5側の部位が担っているので、実施の形態3と同様な作用および効果が得られる。
なお、この実施の形態においては、複数のスリット孔23の形状をすべて同じとしたが、排気口14側の大きな流量が期待できる部分のスリット孔23の面積を小さくして、各スリット孔の排気流量を均一化してもよい。
以上の実施の形態1乃至4では、消弧側板12を第1アークランナ5と第2アークランナ10とによって上下方向から挟み込むように保持したが、第1アークランナ5と、第2アークランナ10を保持しているベース18とによって上下方向から挟み込むように保持しても、振動などの外力で上下方向に位置ずれの発生を防止でき、安定的な限流性能を有する回路遮断器を得ることができる。
また、ベース18が、第2アークランナ10を保持する第1ベース(図示せず)と第1アークランナ5を保持する第2ベース(図示せず)にて構成されている場合、消弧側板12を、第2アークランナ10と、第2ベースとによって上下方向から隙間なく挟み込むように保持しても、振動などの外力で上下方向に位置ずれの発生を防止でき、安定的な限流性能を有する回路遮断器を得ることができる。
また、上記第1ベースと上記第2ベースとによって上下方向から挟み込むように保持しても、同様である。
1 固定接触子、2 固定接点、3 可動接点、4 可動接触子、5 第1アークランナ、6 瞬時引き外し部、7 異常電流検出部、8 第1端子部、9 第2端子部、10 第2アークランナ、11 消弧板、11a 最下部の消弧板、11b 最上部の消弧板、12 消弧側板、13 消弧室、14 排気口、15 排気路、15a 第1排気路、15b 第2排気路、16 アーク走行空間、17 隔壁、18 ベース、18a 窪み部、19 カバー、20 ハンドル、21 リブ、22 絶縁性隔壁板、23 スリット孔、23a 最上部のスリット孔

Claims (7)

  1. 固定接触子と接触子対を構成する可動接触子と、
    上記可動接触子の開極により発生するアークを、間隙をもって積層された複数の消弧板にて分断して消弧する消弧室と、
    上記消弧板の板面に垂直な方向から上記消弧室を挟み込むように、それぞれの端部が延伸されて、上記アークを上記接触子対から上記消弧室まで誘導する一対の第1および第2アークランナと、
    上記消弧室の上記接触子対と反対側に設けられて、上記アークによる放電ガスを、排気路を通じて上記筐体外部に排気する排気口とを備え、
    上記排気路は、上記第1および第2アークランナの端部のいずれか一方の端部の近傍から上記排気口へとのびる第1排気路と、他方の端部の近傍から上記消弧室の上記排気口の側の面に沿ってのびて上記第1排気路へと通じる上記第1排気路の排気路断面より小さい排気路断面をもつ第2排気路とを有し、
    上記一方の端部とこれと対向する上記消弧板との間の上記第1排気路の側の開口部は、絶縁部材にて塞がれ、上記他方の端部とこれと対向する上記消弧板との間の上記第2排気路の側の開口部は塞がれていないことを特徴とする回路遮断器。
  2. 第1あるいは第2アークランナの端部と対向する消弧板の排気口の側の端面は、第1排気路の側の開口部の絶縁部材に接していることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 第1排気路の側の開口部は、消弧室と排気路との間に設けられて放電ガスを通過させるスリット孔を有する絶縁性隔壁板にて塞がれることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  4. 第1あるいは第2アークランナの端部は、絶縁性隔壁板と筐体とによって挟み込まれて保持されることを特徴とする請求項3記載の回路遮断器。
  5. 間隙をもって複数の消弧板を保持する消弧側板は、第1および第2アークランナによって挟み込まれて保持されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回路遮断器。
  6. 間隙をもって複数の消弧板を保持する消弧側板は、第1、第2アークランナの内いずれか一方のアークランナと、他方のアークランナを保持する筐体部品とによって挟み込まれて保持されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回路遮断器。
  7. 間隙をもって複数の消弧板を保持する消弧側板は、第1および第2アークランナをそれぞれ保持する部材によって挟み込まれて保持されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回路遮断器。
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