JPH021001Y2 - - Google Patents

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JPH021001Y2
JPH021001Y2 JP1982010977U JP1097782U JPH021001Y2 JP H021001 Y2 JPH021001 Y2 JP H021001Y2 JP 1982010977 U JP1982010977 U JP 1982010977U JP 1097782 U JP1097782 U JP 1097782U JP H021001 Y2 JPH021001 Y2 JP H021001Y2
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、しや断器の接点閉成用ばね力を蓄
圧可能な蓄勢ばねから放勢されるばね力を介して
接点を閉成させるように構成された気中しや断器
に関するもので、詳しくは、蓄勢ばねに対する蓄
圧のための操作機構に関するものである。
この種のしや断器として、従来、たとえば特公
昭54−39910号公報に開示されているように、モ
ータの回転力をラチエツト爪および爪車を介して
クランク軸に伝達し、このクランク軸の回転力を
クランク腕を介して蓄勢ばねの蓄圧力として作用
させるように構成するとともに、上記蓄勢ばねの
蓄圧完了時には上記ラチエツト爪と爪車との係合
を自動的に解除できるように構成した電動蓄圧式
のものが知られている。
上記構成のものは、電動蓄圧式であるため、蓄
勢ばねの蓄圧完了時に上記ラチエツト爪と爪車と
の係合をクラツチを用いて解除することが容易で
あり、これによつて、上記蓄勢ばね力の放勢によ
り所定の接点閉成動作をおこなうときにラチエツ
ト爪や爪車を損傷することを防止することができ
るばかりでなく、モータに加わる衝撃力も大幅に
低減することができる。
しかしながら、上記のようなクランク構造を使
用して手動のハンドル操作により蓄勢ばねを蓄圧
するように構成する手動蓄圧式のものに上記の電
動蓄圧式のもので採用されているようなクラツチ
を設けるとなると、蓄圧操作が複雑面倒になり、
またクラツチ操作の忘れなどによつて構成要素に
不測の衝撃力が加わつて変形や損傷を招きやすい
といつた問題がある。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、1本の手動ハンドルにより簡
単容易に蓄圧操作することができるものでありな
がら、蓄勢ばね力の放勢により所定の接点閉成動
作をおこなうときの構成要素の変形や損傷を防止
することができる気中しや断器を提供することを
目的とする。
以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図はこの考案に係る気中しや断器の一例を
示す側面断面図である。
同図において、1は筐体、2は蓄勢部ユニツト
ケース、3は通電部ユニツトケースである。蓄勢
部ユニツトケース2は筐体1の前部側(左側)に
位置して、また通電部ユニツトケース3は筐体1
の後部側(右側)に位置して、筐体1の一部を構
成する側板4にそれぞれ固定されている。5は複
数個の消弧板6を有し、上記通電部ユニツトケー
ス3に咬合された消弧室、7は引外しリレーなど
の電気制御部の格納ケースである。
つぎに、上記蓄勢部や通電部の構成を詳述す
る。
11は筐体1に前傾姿勢に配された操作用のハ
ンドルであり、その操作端部11aが上記蓄勢部
ユニツトケース2の前面1a上部から突出され、
基端部11bが筐体1の前面1a下部に近接する
位置に設けられた軸12をもつて上記蓄勢部ユニ
ツトケース2に回動可能に枢支されており、さら
に上記基端部11bと筐体1側との間には、第2
図に示すようにハンドル復帰用のばね13が掛設
されている。第1図の14は上記軸12と同軸上
に配されたラチエツト、15は上記ハンドル11
の基端部11bに枢着され、かつ押圧ばね16
(第2図)の押下ばね力を受けた可動パウルであ
り、上記ハンドル11の押下操作で上記ラチエツ
ト14を反時計方向へ間欠駆動するものである。
17は上記ラチエツト14と同軸上でこれに止め
ピン18などで一体化結合されたカムであり、こ
のカム17は図示しないモータでも駆動できるよ
うになつている。19は後述するチヤージレバー
の枢軸に枢着されて上記ラチエツト14の戻り回
転を阻止するロツキングパウルである。
20は上記カム17の後方からその上方へ延び
て該カム17の上方の軸21に回動可能に枢支さ
れたチヤージレバーで、ハンドル操作時のカム1
7に転接されるローラ22がその下端部20aに
取り付けられており、さらに蓄圧完了時にカム1
7のピン23に当接する阻止片24が一体的に突
設されている。上記チヤージレバー20の下端部
20aの後方位置には、上端部26aが軸25に
回動可能に枢支されたクローズドアーム26が配
設されており、このクローズドアーム26は上記
チヤージレバー20の下端にリンク27を介して
連結されている。28,29は上記リンク27に
おける連結ピンである。30は上記筐体1の後部
(右側)下端側に配設された蓄勢ばねで、圧縮コ
イルばねが用いられている。このばね30の一端
30aおよび他端30b側は、それぞれ上記クロ
ーズドアーム26の下端部26b側および筐体1
側にピン31,32をもつて回動可能に枢着され
ている。33はばねホルダであり、上記ばね30
の圧縮変形をスムースに行なわせるためのもので
ある。
上記クローズドアーム26の枢軸25には、上
記ばね30のばね力付勢時に該クローズドアーム
26の上端側の押上片34に押上げられて円弧状
に変位するリンク35が回動自在に枢支されてい
る。36は上記リンク35の変位端側に設けられ
て上記押上片34に押上げられるピン、37は筐
体1側、たとえば上記ケース2に形成されて上記
ピン36を嵌合させた円弧状の案内孔、38は上
記クローズドアーム26の時計方向の回動阻止ピ
ンである。上記クローズドアーム26が蓄勢ばね
30の放勢にともなつて上記ピン36に当接する
まで回動した際、つまり押上片34の最大押上変
位位置においては、第3図に示すように上記案内
孔37の上端内壁37aに当接した上記ピン36
と上記押上片34との対向面間に間隙Gが存在す
るように設定されている。また上記案内孔37の
上端内壁37aは第4図に示すように、上記ピン
36と略同一の曲率をもつて円弧状に切欠形成さ
れている。
39,40はクローズドアーム26の上方側に
上下方向に配置され、かつピン41をもつて屈曲
可能に連結された1対のリンクであり、下方側の
リンク40の下端部は上記ピン36に連結されて
いる。42はこれらリンク39,40の上方部
位、つまり前記通電部ケース3の前方(左側)に
位置して固設された枢軸、43は該軸42に回動
可能に枢支された方向転換レバーであり、このレ
バー43の下端部43aには、連結ピン44を介
して上記1対のリンク39,40における上方側
のリンク39の上端部が連結され、またその上端
部43bには、後述する通電部側の接点開閉機構
の一部を構成する絶縁リンク45の一端が連結さ
れるピン46を有する。上記1対のリンク39,
40などにより蓄勢力伝達用のリンク機構47を
構成している。48は上記レバー43の反時計方
向の回動阻止軸、49は該レバー43の下端のピ
ン44に枢着されて、上記レバー43のはね返り
を防止するはね返り防止片、50はこの防止片4
9の復帰ばねである。
51,52は通電部の一部を構成する1対の導
体、53は一方の導体51に装備された変流器、
54はこの導体51の先端に固着されたメイン固
定接点である。55は上記固定接点54に接離さ
れるメイン可動接点、56はこの可動接点55を
固着した可動子であり、この可動子56の基端部
と上記他方の導体52との間は、可撓導体57で
接続されている。58は枢支ピン59を介して可
動子56を保持する可動子ホルダであり、このホ
ルダ58の下端部は枢軸60をもつてケース3に
回動自在に枢支されており、また上端部はピン6
1により上記絶縁リンク45の他端に連結されて
いる。62は上記可動子56とケース3側との間
に掛設されて、この可動子56に対して接点閉成
方向へのばね力を付勢する接圧ばね、63,64
はそれぞれ可動アークおよび固定アーク接点、6
5,66はそれぞれ各アーク接点63,64の保
持部材、67は上記可動子ホルダ58に対する回
動規制用のストツパである。上記可動子56やホ
ルダ58や前記絶縁リンク45などにより、接点
開閉機構69が構成されている(第8図および第
9図参照)。70,71は隔壁である。
前記チヤージレバー20の上方には、枢軸72
に回動可能に枢支されたつの字形の投入ラツチ7
3が配設されている。このラツチ73の下端部7
3aの先端には、上記レバー20の上端部20b
に固定された係止ロール74の時計方向の押圧力
を受ける切欠部75が形成されており、蓄圧完了
時には上記押圧力が復帰ばね76の時計方向のば
ね力に抗するように設定されている(第6図参
照)。77は上記投入ラツチ73の上端73bを
係脱可能に係止して反時計方向の回動を阻止する
横断面D形のラツチであり、ケース2に対して回
動可能に取り付けられており、上記投入ラツチ7
3などとともに、接点閉成待機維持機構78を構
成している。上記D形ラツチ77は上記閉成待機
状態を解除させるON操作体79(第5図)によ
り反時計方向へ回動されるようになつている。
80は上記投入ラツチ73の枢軸72に回動可
能に枢支されるとともに、上記復帰ばね76(第
6図)の反時計方向のばね力を受けた引外しラツ
チ、81はこの引外しラツチ80の下方に軸82
をもつて回動可能に枢支されるとともに、第7図
に示す復帰ばね83の反時計方向のばね力が付勢
されたカム板であり、上記引外しラツチ80の下
端突出部の係止ロール84に係脱可能に係合する
凹入部85を有し、引外しラツチ80に対してそ
の復帰ばね力に抗して時計方向の押圧力を付勢す
るようになつている。第1図の86は上記カム板
81のピン87と前述の1対のリンク39,40
における連結ピン41との間に連結された突張り
用のリンクである。88は上記引外しラツチ80
の時計方向への回動を阻止する横断面D形のラツ
チであり、ケース2に対して回動可能に取り付け
られており、上記引外しラツチ80やカム板81
などとともに、前記接圧ばね62のばね力に抗し
て前記リンク機構47を伸張させる接点開放待機
維持機構89を構成している。上記D形ラツチ8
8は第5図に示すOFF操作体90により時計方
向へ回動されるようになつている。第5図中、9
1は上記D形ラツチ77,88の自動復帰用のば
ね、92,93はそれぞれD形ラツチ77および
88に設けられた被操作片、94,95はストツ
パ、96,97は押込棒である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
() 蓄勢ばねの蓄勢時: まず、第1図のハンドル11をその復帰ばね力
に抗して押下げ操作すると、可動パウル15がラ
チエツト14の反時計方向へ回動させ、これによ
りカム17も同方向へ回動されるから、カム面1
7aに転接されるローラ22を介してチヤージレ
バー20がその軸21を中心にして反時計方向へ
回動される(第10図A参照)。このチヤージレ
バー20の反時計方向の回動変位によりクローズ
ドアーム26がリンク27を介して軸25廻りに
反時計方向へ回動変位するため、蓄勢ばね30の
圧縮が開始される。上記蓄勢ばね30は上記ハン
ドル操作の繰り返しでさらに圧縮変形が進行す
る。
上記ハンドル11の押下げ操作を所定回数、た
とえば数回行なうことにより、カム17が上記チ
ヤージレバー20を最大変位させた位置(第10
図B参照)から僅かに反時計方向に回動されると
同時に、ピン23が上記チヤージレバー20にお
ける阻止片24に当たり(第10図C参照)、カ
ム17の回動が阻止されて蓄勢ばね30の蓄圧操
作が完了したことになる(第1図参照)。
上記蓄圧操作完了時には、蓄勢ばね30の伸張
ばね力がクローズドアーム26および27を介し
て上記チヤージレバー20を軸21廻りに時計方
向へ回動させようとしている。このため、チヤー
ジレバー20の上端の係止ロール74が投入ラツ
チ73の下端切欠部75を押圧して、該投入ラツ
チ73をその復帰ばね力に抗して反時計方向へ回
動させようとする。ところが、上記反時計方向の
回動力のために、上記投入ラツチ73の上端73
bがD形ラツチ77に係止されるため、該投入ラ
ツチ73の反時計方向への回動、換言すればチヤ
ージレバー20の時計方向への回動が阻止される
(第6図および第10図C参照)。したがつて、リ
ンク機構47におけるピン36に対するクローズ
ドアーム26の押上力も阻止され、上記リンク機
構47を介して接点54,55が閉成されるのが
待機状態に設定される。
() ON操作時: まず、第5図に示すON操作体79を復帰ばね
力に抗して操作してD形ラツチ77を反時計方向
へ回転させれば、第10図Cの状態から投入ラツ
チ73が反時計方向へ回動するため、第8図に示
すように投入ラツチ73の切欠部75からチヤー
ジレバー20の上端部20bの係止ロール74が
はずれ、上記チヤージレバー20が蓄勢ばね力を
受けて時計方向へ回動する。このため、リンク2
7を介してクローズドアーム26もその軸25廻
りに時計方向へ回動される。上記蓄勢ばね力を受
けて上記クローズドアーム26が回動することに
より、このクローズドアーム26の押上片34が
ピン36を案内孔37に沿つて上方へ押上移動さ
せるから、1対のリンク39,40も伸張状態の
まま上方へ変位駆動される。
上記リンク39,40の上方変位により、方向
転換レバー43が時計方向へ回動する。このレバ
ー43の回動力が絶縁リンク45を介して接点開
閉機構69に伝達される。すなわち、可動子56
のホルダ58がその軸60を中心として時計方向
へ回動されるため、可動接点55は接圧ばね62
のばね力に抗して固定接点54と接触し、接点閉
成状態となる。この状態で蓄勢ばね30は放勢さ
れ、接圧ばね62が圧縮されて蓄勢される。
上記蓄勢ばね30が放勢され、かつ接点54,
55が閉成された状態では、接圧ばね62の伸張
しようとするばね力が、可動子56、ホルダ5
8、絶縁リンク45を介して方向転換レバー43
を軸42廻りに反時計方向へ回動させようとする
力が働いている。
ところで、上記方向転換レバー43が反時計方
向への回動力を受けているため、このレバー43
に連結された1対のリンク39,40が右方向へ
押圧力を受けており、この押圧力により、第7図
に示すリンク86を介してカム板81が軸82の
廻りに時計方向へ回動力を受ける。そのため、カ
ム板81はその復帰ばね83のばね力に抗して引
外しラツチ80を押し上げ、この引外しラツチ8
0に時計方向への回動力を付加するが、この回動
力はD形ラツチ88に阻止されている。このため
上記凹入部85と係止ロール84との係合状態は
維持されたままであり、上記ラツチ86による突
張り力が上述のリンク39,40に作用し、した
がつてリンク39,40は接圧ばね62の伸張力
に抗して伸張状態に保たれている。このことは換
言すれば接点開放待機維持状態に設定されている
ことになる。
() OFF操作時: まず、第5図に示すOFF操作体90を復帰ば
ね力に抗して操作してD形ラツチ88を時計方向
へ回転させれば、第7図の状態から引外しラツチ
80が復帰ばね力に抗して僅かに時計方向へ回動
変位するため、このラツチ80の係止ロール84
とカム板81の凹入部85との係合が解除され
る。このため、上記カム板81は復帰ばね力に抗
して第9図に示すように時計方向へ回動される。
このため前記リンク86の突張り作用が減失さ
れ、1対のリンク39,40は前記接圧ばね62
による伸張力によつて腰崩け状態に屈曲する。こ
れによつて上記接点54,55が開放されること
になる。
上記接点54,55の開放状態、つまり第9図
の状態において、再び前述のハンドル操作を行な
つて蓄勢ばね30を蓄圧させれば、これにともな
つて上記リンク39,40が下方へ変位しながら
伸張し、カム板81がその復帰ばね力により反時
計方向へ回動変位するから、このカム板81の凹
入部85が引外しラツチ80の係止ロール84と
係合して第1図の状態となる。
ところで、上記ON操作によつて蓄勢ばね30
の放勢力を受けたクローズドアーム26が時計方
向へ回動し、押上片34がピン36を上方へ押上
げた際に、上記ピン36が押上片34に当接され
たままで案内孔37の上端内壁37aに当ると、
上記蓄勢ばね30の放勢力と上記内壁37aから
の反力とが上記ピン36に作用してピン36や内
壁37aの損傷を招くおそれがある。
これに対し、上記構成においては、第3図に示
すように最大押上変位位置の押上片34と上記内
壁37aに当接したピン36との間に間隙Gを存
在させてあるから、上記ピン36の内壁37aへ
の撃突が阻止される。つまり、上記押上片34の
最大押上変位位置までは上記押上片34と一体に
変位したピン36は、上記最大押上変位位置にお
いては、第3図Aに示すように上記内壁37aと
の間に上記間隙G分を存していることになり、こ
の位置からは、右側へ突出するように折れ曲つた
リンク機構47自身の移動力で第3図Bのように
上記内壁37a当接位置まで至り、ピン36と内
壁37aと衝突が緩和される。したがつて上記ピ
ン36や内壁37aの損傷が防止され、しや断器
の閉成動作が安定かつ確実に行なわれる。
また、この実施例では、上記案内孔37の上端
内壁37aが第4図のようにピン36の曲率と略
同じ曲率をもつた円弧面で形成されているから、
ピン36は上記内壁37aと広い面で当たり、単
位面積当りの衝突圧が小さくなり、上記内壁37
aなどの損傷が確実に防止される。
第11図A,Bはこの考案の別の実施例におけ
る上記案内孔37の詳細を示し、案内孔37の上
端部分370を筐体外面側、この実施例ではケー
ス2の外面側へ向けてプレス手段などにより膨出
させたものである(第12図参照)。この場合、
上記ピン36が案内孔37の上端内壁37aに強
く当つてこの内壁37aに変形が生じ、これが他
の構成部品、たとえばリンク機構47等に接触し
ようとしても、上記膨出部370の膨出量分でも
つてその接触を回避することができ、リンク機構
などの動作を妨げるおそれを解消することができ
る。
以上のように、この考案によれば、ON操作体
のON操作時の蓄勢ばね力の放勢にともなつて押
上片がその最大押上位置に変位し、クローズドア
ームが回動阻止ピンに当接した状態において、リ
ンク機構のピンとこのピンの変位を案内する円弧
状の案内孔の上端内壁との間に間隙を存在させる
ことが可能であるから、リンク機構のピンが蓄勢
ばね力に相当する強大な力で案内孔の上端内壁に
衝突することを回避することができ、したがつ
て、クラツチなどを備えておらず、1本のハンド
ル操作により簡単に蓄圧操作することができる手
動蓄圧式のものでありながら、ピンやこれに連結
されたリンク機構、さらには案内孔の内壁などが
変形したり、損傷することを防止でき、蓄勢ばね
力を利用したしや断器の閉成動作を長期間の使用
後においても適確におこなわせることができると
いつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る気中しや断器の一例を
示す側面断面図、第2図はハンドル軸部の説明
図、第3図A,Bはこの考案の要部の動作を説明
するための要部の拡大側面図、第4図は案内孔の
説明図、第5図はONおよびOFF操作部の概略構
成図、第6図は接点閉成待機維持機構の説明図、
第7図は接点開放維持機構の説明図、第8図は
ON操作時の動作状態図、第9図はOFF操作時の
動作状態図、第10図A〜Cはチヤージレバーの
動作説明図、第11図A,Bはそれぞれこの考案
の別の実施例における案内孔の詳細を示す側面図
および斜視図、第12図は第11図の案内孔の作
用説明図である。 1……筐体、1a……前面、11……ハンド
ル、12,25……枢軸、26……クローズドア
ーム、30……蓄勢ばね、34……押上片、36
……ピン、37……案内孔、37a……上端内
壁、47……リンク機構、54,55……接点、
69……接点開閉機構、78……接点閉成待機維
持機構、79……ON操作体、G……間隙。な
お、図中同一符号は同一もしくは相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. しや断器筐体に往復揺動可能に軸支されたハン
    ドルと、このハンドルの往復揺動のうち一方向へ
    の揺動操作により一方向に間欠的に回転駆動され
    るカムと、このカムのカム面に転接しカムの一方
    向の回転に連動して回動変位するチヤージレバー
    と、このチヤージレバーの回動変位により圧縮変
    形されて蓄圧される蓄勢ばねと、上記筐体内に配
    設された接点開閉機構側と上記蓄勢ばね側との間
    を連結するリンク機構と、このリンク機構と上記
    蓄勢ばねとの間に介在されたクローズドアーム
    と、上記蓄勢ばねの蓄圧完了時に上記リンク機構
    による上記接点開閉機構の閉成駆動を阻止する接
    点閉成待機維持機構と、この接点閉成待機維持機
    構による接点閉成待機維持状態を解除して接点を
    閉成させるON操作体と、このON操作体による
    ON操作時に上記蓄勢ばね力の放勢にともなう上
    記リンク機構による上記接点開閉機構に対する接
    点閉成動作にともなつて上記リンク機構のピンを
    クローズドアームの回動軸を中心に円弧状に押上
    げるようにクローズドアームに形成された押上片
    と、上記筐体側に形成された上記ピンの変位を案
    内する円弧状の案内孔と、上記ON操作時の上記
    蓄勢ばね力の放勢にともない上記押上片が最大押
    上位置に変位したとき上記クローズドアームに当
    接してその回動を阻止する回動阻止ピンとを備
    え、上記押上片が最大押上位置に変位してクロー
    ズドアームが上記回動阻止ピンに当接した状態に
    おいて、上記ピンと上記案内孔の上端内壁との間
    に間隙が形成されるように構成したことを特徴と
    する気中しや断器。
JP1982010977U 1982-01-28 1982-01-28 気中しや断器 Granted JPS58113946U (ja)

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JP1982010977U JPS58113946U (ja) 1982-01-28 1982-01-28 気中しや断器

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JPS58113946U JPS58113946U (ja) 1983-08-04
JPH021001Y2 true JPH021001Y2 (ja) 1990-01-11

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ID=30023599

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JPS58113946U (ja) 1983-08-04

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