JPH0815026B2 - 遮断器 - Google Patents
遮断器Info
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- JPH0815026B2 JPH0815026B2 JP5562090A JP5562090A JPH0815026B2 JP H0815026 B2 JPH0815026 B2 JP H0815026B2 JP 5562090 A JP5562090 A JP 5562090A JP 5562090 A JP5562090 A JP 5562090A JP H0815026 B2 JPH0815026 B2 JP H0815026B2
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- spring
- closing spring
- closing
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は遮断器、例えば遮断器筐体の前面よりハン
ドル操作して投入バネをチャージしたのち、指令を与え
ることにより通電部を上記蓄勢力で閉成させ、さらに開
放させる気中遮断器に関するものである。
ドル操作して投入バネをチャージしたのち、指令を与え
ることにより通電部を上記蓄勢力で閉成させ、さらに開
放させる気中遮断器に関するものである。
第13図〜第22図は、例えば特開昭58−129720号公報に
示された従来の気中遮断器を示す図であり、第13図は側
面断面図、第14図はハンドル軸部の説明図、第15図はON
およびOFF操作部の概略構成図、第16図は接点閉成待機
維持機構の説明図、第17図は接点開放維持機構の説明
図、第18図はON操作時の動作状態図、第19図はOFF操作
時の動作状態図、第20図(A)〜(C)はチャージレバ
ーの動作説明図、第21図は投入バネの支持構造を示す分
解斜視図、第22図は投入バネの振れを説明する図であ
る。
示された従来の気中遮断器を示す図であり、第13図は側
面断面図、第14図はハンドル軸部の説明図、第15図はON
およびOFF操作部の概略構成図、第16図は接点閉成待機
維持機構の説明図、第17図は接点開放維持機構の説明
図、第18図はON操作時の動作状態図、第19図はOFF操作
時の動作状態図、第20図(A)〜(C)はチャージレバ
ーの動作説明図、第21図は投入バネの支持構造を示す分
解斜視図、第22図は投入バネの振れを説明する図であ
る。
図において、(1)は筐体、(2)は蓄勢部ユニット
ケース、(3)は通電部ユニットケースである。蓄勢部
ユニットケース(2)は筐体(1)の前部側(左側)に
位置して、また通電部ユニットケース(3)は筐体
(1)の後部側(右側)に位置して、筐体(1)の一部
を構成する側板(4)にそれぞれ固定されている。
(5)は複数個の消弧板(6)を有し、上記通電部ユニ
ットケース(3)に咬合された消弧室、(7)は引外し
リレーなどの電気制御部の格納ケースである。
ケース、(3)は通電部ユニットケースである。蓄勢部
ユニットケース(2)は筐体(1)の前部側(左側)に
位置して、また通電部ユニットケース(3)は筐体
(1)の後部側(右側)に位置して、筐体(1)の一部
を構成する側板(4)にそれぞれ固定されている。
(5)は複数個の消弧板(6)を有し、上記通電部ユニ
ットケース(3)に咬合された消弧室、(7)は引外し
リレーなどの電気制御部の格納ケースである。
つぎに、上記蓄勢部や通電部の構成を詳述する。(1
1)は筐体(1)に前傾姿勢に配された操作用のハンド
ルであり、その操作端部(11a)が上記筐体(1)の前
面(1a)上部から突出され、基端部(11b)が筐体
(1)の前面(1a)下部に近接する位置に設けられた軸
(12)をもって上記蓄勢部ユニットケース(2)に回動
可能に枢支されており、さらに上記基端部(11b)と蓄
勢力部ユニットケース(2)側との間には、第14図に示
すようにハンドル復帰用ばね(13)が掛設されている。
第13図の(14)は上記軸(12)と同軸上に配されたラチ
ェット、(15)は上記ハンドル(11)の基端部(11b)
に枢着され、かつ押圧ばね(16)(第14図)の押圧ばね
力を受けた可動パウルであり、上記ハンドル(11)の押
下操作で上記ラチェット(14)を反時計方向へ間欠駆動
するものである。(17)は上記ラチェット(14)と同軸
上でこれに止めピン(18)などで一体化結合されたカム
であり、このカム(17)は図示しないモータでも駆動で
きるようになっている。(19)は後述するチャージレバ
ーの枢軸に枢着されて上記ラチェット(14)の戻り回転
を阻止するロッキングパウルである。
1)は筐体(1)に前傾姿勢に配された操作用のハンド
ルであり、その操作端部(11a)が上記筐体(1)の前
面(1a)上部から突出され、基端部(11b)が筐体
(1)の前面(1a)下部に近接する位置に設けられた軸
(12)をもって上記蓄勢部ユニットケース(2)に回動
可能に枢支されており、さらに上記基端部(11b)と蓄
勢力部ユニットケース(2)側との間には、第14図に示
すようにハンドル復帰用ばね(13)が掛設されている。
第13図の(14)は上記軸(12)と同軸上に配されたラチ
ェット、(15)は上記ハンドル(11)の基端部(11b)
に枢着され、かつ押圧ばね(16)(第14図)の押圧ばね
力を受けた可動パウルであり、上記ハンドル(11)の押
下操作で上記ラチェット(14)を反時計方向へ間欠駆動
するものである。(17)は上記ラチェット(14)と同軸
上でこれに止めピン(18)などで一体化結合されたカム
であり、このカム(17)は図示しないモータでも駆動で
きるようになっている。(19)は後述するチャージレバ
ーの枢軸に枢着されて上記ラチェット(14)の戻り回転
を阻止するロッキングパウルである。
(20)は上記カム(17)の後方からその上方へ延びて
該カム(17)の上方の軸(21)に回動可能に枢支された
チャージレバーで、ハンドル操作時のカム(17)に転接
されるローラー(22)がその下端部(20a)に取り付け
られており、さらに蓄圧完了時にカム(17)のピン(2
3)に当接する阻止片(24)が一体的に突設されてい
る。上記チャージレバー(20)の下端部(20a)の後方
位置には、上端部(26a)が軸(25)に回動可能に枢支
されたクローズドアーム(26)が配設されており、この
クローズドアーム(26)は上記チャージレバー(20)の
下端にリンク(27)を介して連結されている。(28),
(29)は上記リンク(27)における連結ピンである。
(30)は上記筐体(1)の後部(右側)下端側に配設さ
れた投入バネで、圧縮コイルばねが用いられている。こ
の投入バネ(30)の一端(30a)および他端(30b)側
は、それぞれ上記クローズドアーム(26)の下端部(26
b)側および筐体(1)側にピン(31),(32)をもっ
て回動可能に枢着されている。(33)はばねホルダであ
り、上記投入バネ(30)の圧縮変形をスムースに行わせ
るためのものである。このばねホルダ(33)は、ピン
(31)に連結されかつ長孔(33a)を有するガイド板(3
3A)とピン(32)に連結されかつ長孔(33b)を有する
ガイド板(33B)と、両長孔(33a),(33b)に挿入さ
れて両ガイド板(33A),(33B)を摺動可能に連結する
連結ピン(33C)とで構成されている。
該カム(17)の上方の軸(21)に回動可能に枢支された
チャージレバーで、ハンドル操作時のカム(17)に転接
されるローラー(22)がその下端部(20a)に取り付け
られており、さらに蓄圧完了時にカム(17)のピン(2
3)に当接する阻止片(24)が一体的に突設されてい
る。上記チャージレバー(20)の下端部(20a)の後方
位置には、上端部(26a)が軸(25)に回動可能に枢支
されたクローズドアーム(26)が配設されており、この
クローズドアーム(26)は上記チャージレバー(20)の
下端にリンク(27)を介して連結されている。(28),
(29)は上記リンク(27)における連結ピンである。
(30)は上記筐体(1)の後部(右側)下端側に配設さ
れた投入バネで、圧縮コイルばねが用いられている。こ
の投入バネ(30)の一端(30a)および他端(30b)側
は、それぞれ上記クローズドアーム(26)の下端部(26
b)側および筐体(1)側にピン(31),(32)をもっ
て回動可能に枢着されている。(33)はばねホルダであ
り、上記投入バネ(30)の圧縮変形をスムースに行わせ
るためのものである。このばねホルダ(33)は、ピン
(31)に連結されかつ長孔(33a)を有するガイド板(3
3A)とピン(32)に連結されかつ長孔(33b)を有する
ガイド板(33B)と、両長孔(33a),(33b)に挿入さ
れて両ガイド板(33A),(33B)を摺動可能に連結する
連結ピン(33C)とで構成されている。
上記クローズドアーム(26)の枢軸(25)には、投入
バネ(30)のばね力放勢時に該クローズドアーム(26)
の上端側の押上片(34)に押上げられて円弧状に変位す
るリンク(35)が回動自在に枢支されている。(36)は
上記リンク(35)の変位端側に設けられて上記押上片
(34)に押上げられるピン、(37)は上記ケース(2)
に形成されて上記ピン(36)を嵌合させた円弧状の案内
孔、(38)は上記クローズドアーム(26)の時計方向の
回動阻止ピンである。(39),(40)はクローズドアー
ム(26)の上方側に上下方向に配置され、かつピン(4
1)をもって屈曲可能に連結された1対のリンクであ
り、下方側のリンク(40)の下端部は上記ピン(36)に
連結されている。(42)はこれらニク(39),(40)の
上方部位、つまり前記通電部ケース(3)の前方(左
側)に位置して回動可能に枢支された枢軸、(43)は該
軸(42)に固設された方向転換レバーであり、このレバ
ー(43)の下端部(43a)には、連結ピン(44)を介し
て上記一対のリンク(39),(40)における上方側のリ
ンク(39)の上端部が連結され、またその上端部(43
b)には、後述する通電部側の接点開閉機構の一部を構
成する絶縁リンク(45)の一端が連結されるピン(46)
を有する。上記1対のリンク(39),(40)などにより
蓄勢力伝達用のリンク機構(47)を構成している。(4
8)は上記レバー(43)の反時計方向の回動阻止軸、(4
9)は該レバー(43)の下端のピン(44)に枢着され
て、上記レバー(43)のはね返りを防止するはね返り防
止片、(50)はこの防止片(49)の復帰ばねである。
バネ(30)のばね力放勢時に該クローズドアーム(26)
の上端側の押上片(34)に押上げられて円弧状に変位す
るリンク(35)が回動自在に枢支されている。(36)は
上記リンク(35)の変位端側に設けられて上記押上片
(34)に押上げられるピン、(37)は上記ケース(2)
に形成されて上記ピン(36)を嵌合させた円弧状の案内
孔、(38)は上記クローズドアーム(26)の時計方向の
回動阻止ピンである。(39),(40)はクローズドアー
ム(26)の上方側に上下方向に配置され、かつピン(4
1)をもって屈曲可能に連結された1対のリンクであ
り、下方側のリンク(40)の下端部は上記ピン(36)に
連結されている。(42)はこれらニク(39),(40)の
上方部位、つまり前記通電部ケース(3)の前方(左
側)に位置して回動可能に枢支された枢軸、(43)は該
軸(42)に固設された方向転換レバーであり、このレバ
ー(43)の下端部(43a)には、連結ピン(44)を介し
て上記一対のリンク(39),(40)における上方側のリ
ンク(39)の上端部が連結され、またその上端部(43
b)には、後述する通電部側の接点開閉機構の一部を構
成する絶縁リンク(45)の一端が連結されるピン(46)
を有する。上記1対のリンク(39),(40)などにより
蓄勢力伝達用のリンク機構(47)を構成している。(4
8)は上記レバー(43)の反時計方向の回動阻止軸、(4
9)は該レバー(43)の下端のピン(44)に枢着され
て、上記レバー(43)のはね返りを防止するはね返り防
止片、(50)はこの防止片(49)の復帰ばねである。
(51),(52)は通電部の一部を構成する1対の導
体、(53)は一方の導体(51)に装備された変流器、
(54)はこの導体(51)の先端に固着されたメイン固定
接点である。(55)は上記固定接点(54)に接離される
メイン可動接点、(56)はこの可動接点(55)を固着し
た可動子であり、この可動子(56)の基端部と上記他方
の導体(52)との間は、可撓導体(57)で接続されてい
る。(58)は枢支ピン(59)を介して可動子(56)を保
持する可動子ホルダであり、このホルダ(58)の下端部
は枢軸(60)をもってケース(3)に回動自在に枢支さ
れており、また上端部はピン(61)により上記絶縁リン
ク(45)の他端に連結されている。(62)は上記可動子
(56)とケース(3)側との間に掛設されて、この可動
子(56)に対して接点閉成方向へのばね力を付勢する接
圧ばね、(63),(64)はそれぞれ可動アークおよび固
定アーク接点、(65),(66)はそれぞれ各アーク接点
(63),(64)の保持部材、(67)は上記可動子ホルダ
(58)に対する回動規制用のストッパである。上記可動
子(56)やホルダ(58)や前記絶縁リンク(45)などに
より、接点開閉機構(69)が構成されている(第18図お
よび第19図参照)。(70),(71)は隔壁である。
体、(53)は一方の導体(51)に装備された変流器、
(54)はこの導体(51)の先端に固着されたメイン固定
接点である。(55)は上記固定接点(54)に接離される
メイン可動接点、(56)はこの可動接点(55)を固着し
た可動子であり、この可動子(56)の基端部と上記他方
の導体(52)との間は、可撓導体(57)で接続されてい
る。(58)は枢支ピン(59)を介して可動子(56)を保
持する可動子ホルダであり、このホルダ(58)の下端部
は枢軸(60)をもってケース(3)に回動自在に枢支さ
れており、また上端部はピン(61)により上記絶縁リン
ク(45)の他端に連結されている。(62)は上記可動子
(56)とケース(3)側との間に掛設されて、この可動
子(56)に対して接点閉成方向へのばね力を付勢する接
圧ばね、(63),(64)はそれぞれ可動アークおよび固
定アーク接点、(65),(66)はそれぞれ各アーク接点
(63),(64)の保持部材、(67)は上記可動子ホルダ
(58)に対する回動規制用のストッパである。上記可動
子(56)やホルダ(58)や前記絶縁リンク(45)などに
より、接点開閉機構(69)が構成されている(第18図お
よび第19図参照)。(70),(71)は隔壁である。
前記チャージレバー(20)の上方には、枢軸(72)に
回動可能に枢支されたつの字形の投入ラッチ(73)が配
設されている。このラッチ(73)の下端部(73a)の先
端には、上記レバー(20)の上端部(20b)に固定され
た係止ロール(74)の時計方向の押圧力を受ける切欠部
(75)が形成されており、蓄圧完了時には上記押圧力が
復帰ばね(76)の時計方向のばね力に抗するように設定
されている(第16図参照)。(77)は上記投入ラッチ
(73)の上端(73b)を係脱可能に係止して反時計方向
の回動を阻止する横断面D形のラッチであり、ケース
(2)に対して回動可能に取り付けられており、上記投
入ラッチ(73)などともに、接点閉成待機維持機構(7
8)を構成している。上記D形ラッチ(77)は第12図に
示すように上記閉成待機状態を解除させるON操作体(7
9)により反時計方向へ回動されるようになっている。
回動可能に枢支されたつの字形の投入ラッチ(73)が配
設されている。このラッチ(73)の下端部(73a)の先
端には、上記レバー(20)の上端部(20b)に固定され
た係止ロール(74)の時計方向の押圧力を受ける切欠部
(75)が形成されており、蓄圧完了時には上記押圧力が
復帰ばね(76)の時計方向のばね力に抗するように設定
されている(第16図参照)。(77)は上記投入ラッチ
(73)の上端(73b)を係脱可能に係止して反時計方向
の回動を阻止する横断面D形のラッチであり、ケース
(2)に対して回動可能に取り付けられており、上記投
入ラッチ(73)などともに、接点閉成待機維持機構(7
8)を構成している。上記D形ラッチ(77)は第12図に
示すように上記閉成待機状態を解除させるON操作体(7
9)により反時計方向へ回動されるようになっている。
(80)は上記投入ラッチ(73)の枢軸(72)に回動可
能に枢支されるとともに、上記復帰ばね(76)(第16
図)の反時計方向のばね力を受けた引外しラッチ、(8
1)はこの引外しラッチ(80)の下方に軸(82)をもっ
て回動可能に枢支されるとともに、第17図に示す復帰ば
ね(83)の反時計方向のばね力が付勢されたカム板であ
り、上記引外しラッチ(80)の下端突出部の係止ロール
(84)に係脱可能に係合する凹入部(85)を有し、引外
しラッチ(80)に対してその復帰ばね力に抗して時計方
向の押圧力を付勢するようになっている。第13図の(8
6)は上記カム板(81)のピン(87)と前述の1対のリ
ンク(39),(40)における連結ピン(41)との間に連
結された突張り用のリンクである。(88)は上記引外し
ラッチ(80)の時計方向への回動を阻止する横断面D形
のラッチであり、ケース(2)に対して回動可能に取り
付けられており、上記引外しラッチ(80)やカム板(8
1)などとともに、前記接圧ばね(62)のばね力に抗し
て前記リンク機構(47)を伸長させる接点開放待機維持
機構(89)を構成している。上記D形ラッチ(88)は第
15図に示すOFF操作本体(90)により時計方向へ回動さ
れるようになっている。なお第15図中、(91)は上記D
形ラッチ(77),(88)の自動復帰用のばね、(92),
(93)はそれぞれD形ラッチ(77)および(88)に設け
られた被操作片、(94),(95)はストッパ、(96),
(97)は押込棒である。
能に枢支されるとともに、上記復帰ばね(76)(第16
図)の反時計方向のばね力を受けた引外しラッチ、(8
1)はこの引外しラッチ(80)の下方に軸(82)をもっ
て回動可能に枢支されるとともに、第17図に示す復帰ば
ね(83)の反時計方向のばね力が付勢されたカム板であ
り、上記引外しラッチ(80)の下端突出部の係止ロール
(84)に係脱可能に係合する凹入部(85)を有し、引外
しラッチ(80)に対してその復帰ばね力に抗して時計方
向の押圧力を付勢するようになっている。第13図の(8
6)は上記カム板(81)のピン(87)と前述の1対のリ
ンク(39),(40)における連結ピン(41)との間に連
結された突張り用のリンクである。(88)は上記引外し
ラッチ(80)の時計方向への回動を阻止する横断面D形
のラッチであり、ケース(2)に対して回動可能に取り
付けられており、上記引外しラッチ(80)やカム板(8
1)などとともに、前記接圧ばね(62)のばね力に抗し
て前記リンク機構(47)を伸長させる接点開放待機維持
機構(89)を構成している。上記D形ラッチ(88)は第
15図に示すOFF操作本体(90)により時計方向へ回動さ
れるようになっている。なお第15図中、(91)は上記D
形ラッチ(77),(88)の自動復帰用のばね、(92),
(93)はそれぞれD形ラッチ(77)および(88)に設け
られた被操作片、(94),(95)はストッパ、(96),
(97)は押込棒である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
(I).投入バネ(30)の蓄勢時: まず、第13図のハンドル(11)をその復帰用ばね力に
抗して押下げ操作すると、可動パウル(15)がラチェッ
ト(14)を反時計方向へ回動させ、これによりカム(1
7)も同方向へ回動されるから、カム面(17a)に転接さ
れるローラ(22)を介してチャージレバー(20)がその
軸(21)を中心にして反時計方向へ回動される(第20図
(A)参照)。このチャージレバー(20)の反時計方向
の回動変位によりクローズドアーム(26)がリンク(2
7)を介して軸(25)廻りに反時計方向へ回動変位する
ため、投入バネ(30)の圧縮が開始される。上記投入バ
ネ(30)は上記ハンドル操作の繰り返しでさらに圧縮変
形が進行する。
抗して押下げ操作すると、可動パウル(15)がラチェッ
ト(14)を反時計方向へ回動させ、これによりカム(1
7)も同方向へ回動されるから、カム面(17a)に転接さ
れるローラ(22)を介してチャージレバー(20)がその
軸(21)を中心にして反時計方向へ回動される(第20図
(A)参照)。このチャージレバー(20)の反時計方向
の回動変位によりクローズドアーム(26)がリンク(2
7)を介して軸(25)廻りに反時計方向へ回動変位する
ため、投入バネ(30)の圧縮が開始される。上記投入バ
ネ(30)は上記ハンドル操作の繰り返しでさらに圧縮変
形が進行する。
上記ハンドル(1)の押下げ操作を所定回数、たとえ
ば数回行うことにより、カム(17)が上記チャージレバ
ー(20)を最大変位させた位置(第20図(B)参照)か
ら僅かに反時計方向に回動されると同時に、ピン(23)
が上記チャージレバー(20)における阻止片(24)に当
たり(第20図(C)参照)、カム(17)の回動が阻止さ
れて投入バネ(30)の蓄圧操作が完了したことになる
(第13図参照)。
ば数回行うことにより、カム(17)が上記チャージレバ
ー(20)を最大変位させた位置(第20図(B)参照)か
ら僅かに反時計方向に回動されると同時に、ピン(23)
が上記チャージレバー(20)における阻止片(24)に当
たり(第20図(C)参照)、カム(17)の回動が阻止さ
れて投入バネ(30)の蓄圧操作が完了したことになる
(第13図参照)。
上記蓄圧操作完了時には、投入バネ(30)の伸長ばね
力がクローズドアーム(26)およびリンク(27)を介し
て上記チャージレバー(20)を軸(21)廻りに時計方向
へ回動させようとしている。このため、チャージレバー
(20)の上端の係止ロール(74)が投入ラッチ(73)の
下端切欠部(75)を押圧して、該投入ラッチ(73)をそ
の復帰ばね力に抗して反時計方向へ回動させようとす
る。ところが、上記反時計方向の回動力のために、上記
投入ラッチ(73)の上端(73b)がD形ラッチ(77)に
係止されるため、該投入ラッチ(73)の反時計方向への
回動、換言すればチャージレバー(20)の時計方向への
回動が阻止される(第16図および第20図(C)参照)。
したがって、リンク機構(47)におけるピン(36)に対
するクローズドアーム(26)の押上力も阻止され、上記
リンク機構(47)を介して接点(54),(55)が閉成さ
れるのが待機状態に設定される。
力がクローズドアーム(26)およびリンク(27)を介し
て上記チャージレバー(20)を軸(21)廻りに時計方向
へ回動させようとしている。このため、チャージレバー
(20)の上端の係止ロール(74)が投入ラッチ(73)の
下端切欠部(75)を押圧して、該投入ラッチ(73)をそ
の復帰ばね力に抗して反時計方向へ回動させようとす
る。ところが、上記反時計方向の回動力のために、上記
投入ラッチ(73)の上端(73b)がD形ラッチ(77)に
係止されるため、該投入ラッチ(73)の反時計方向への
回動、換言すればチャージレバー(20)の時計方向への
回動が阻止される(第16図および第20図(C)参照)。
したがって、リンク機構(47)におけるピン(36)に対
するクローズドアーム(26)の押上力も阻止され、上記
リンク機構(47)を介して接点(54),(55)が閉成さ
れるのが待機状態に設定される。
(II).ON操作時: まず、第15図に示すON操作体(79)を復帰ばね力に抗
して操作してD形ラッチ(77)を反時計方向へ回転させ
れば、第20図(C)の状態から投入ラッッチ(73)が反
時計方向へ回動するため、第18図に示すように投入ラッ
チ(73)の切欠部(75)からチャージレバー(20)の上
端部(20b)の係止ロール(74)がはずれ、上記チャー
ジレバー(20)が蓄勢バネ力を受けて時計方向へ回動す
る。このため、リンク(27)を介してクローズドアーム
(26)もその軸(25)廻りに時計方向へ回動される。上
記蓄勢ばね力を受けて上記クローズドアーム(26)が回
動することにより、このクローズドアーム(26)の押上
片(34)がピン(36)を案内孔(37)に沿って上方へ押
上移動させるから、1対のリンク(39),(40)も伸張
状態のまま上方へ変位駆動される。
して操作してD形ラッチ(77)を反時計方向へ回転させ
れば、第20図(C)の状態から投入ラッッチ(73)が反
時計方向へ回動するため、第18図に示すように投入ラッ
チ(73)の切欠部(75)からチャージレバー(20)の上
端部(20b)の係止ロール(74)がはずれ、上記チャー
ジレバー(20)が蓄勢バネ力を受けて時計方向へ回動す
る。このため、リンク(27)を介してクローズドアーム
(26)もその軸(25)廻りに時計方向へ回動される。上
記蓄勢ばね力を受けて上記クローズドアーム(26)が回
動することにより、このクローズドアーム(26)の押上
片(34)がピン(36)を案内孔(37)に沿って上方へ押
上移動させるから、1対のリンク(39),(40)も伸張
状態のまま上方へ変位駆動される。
上記リンク(39),(40)の上方変位により、方向転
換レバー(43)が時計方向へ回動する。このレバー(4
3)の回動力が絶縁リンク(45)を介して接点開閉機構
(69)に伝達される。すなわち、可動子(56)のホルダ
(58)がその軸(60)を中心として時計方向へ回動され
るため、可動接点(55)は圧接ばね(62)のばね力に抗
して固定接点(54)と接触し、接点閉成状態となる。こ
の状態で投入バネ(30)は放勢され、接圧ばね(62)が
圧縮されて蓄勢される。
換レバー(43)が時計方向へ回動する。このレバー(4
3)の回動力が絶縁リンク(45)を介して接点開閉機構
(69)に伝達される。すなわち、可動子(56)のホルダ
(58)がその軸(60)を中心として時計方向へ回動され
るため、可動接点(55)は圧接ばね(62)のばね力に抗
して固定接点(54)と接触し、接点閉成状態となる。こ
の状態で投入バネ(30)は放勢され、接圧ばね(62)が
圧縮されて蓄勢される。
上記投入バネ(30)が放勢され、かつ接点(54),
(55)が閉成された状態では、接圧ばね(62)の伸張し
ようとするばね力が、可動子(56)、ホルダ(58)、絶
縁リンク(45)を介して方向転換レバー(43)を軸(4
2)廻りに反時計方向へ回動させようとしている。
(55)が閉成された状態では、接圧ばね(62)の伸張し
ようとするばね力が、可動子(56)、ホルダ(58)、絶
縁リンク(45)を介して方向転換レバー(43)を軸(4
2)廻りに反時計方向へ回動させようとしている。
ところで、上記方向転換レバー(43)が反時計方向へ
の回動力を受けているため、このレバー(43)に連結さ
れた1対のリンク(39),(40)が右方向へ押圧力を受
けており、この押圧力により第17図に示すリンク(86)
を介してカム板(81)が軸(82)の廻りに時計方向へ回
動力を受ける。そのため、カム板(81)はその復帰ばね
(83)のばね力に抗して引外しラッチ(80)を押し上
げ、この引外しラッチ(80)に時計方向への回動力を付
加するが、この回動力はD形ラッチ(88)に阻止されて
いる。このため上記凹入部(85)と係止ロール(84)と
の係合状態は維持されたままであり、上記ラッチ(86)
による突張り力が上述のリンク(39),(40)に作用
し、したがってリンク(39),(40)は接圧ばね(62)
の伸張力に抗して伸張状態に保たれている。、このこと
は換言すれば接点開放待機維持状態に設定されているこ
とになる。
の回動力を受けているため、このレバー(43)に連結さ
れた1対のリンク(39),(40)が右方向へ押圧力を受
けており、この押圧力により第17図に示すリンク(86)
を介してカム板(81)が軸(82)の廻りに時計方向へ回
動力を受ける。そのため、カム板(81)はその復帰ばね
(83)のばね力に抗して引外しラッチ(80)を押し上
げ、この引外しラッチ(80)に時計方向への回動力を付
加するが、この回動力はD形ラッチ(88)に阻止されて
いる。このため上記凹入部(85)と係止ロール(84)と
の係合状態は維持されたままであり、上記ラッチ(86)
による突張り力が上述のリンク(39),(40)に作用
し、したがってリンク(39),(40)は接圧ばね(62)
の伸張力に抗して伸張状態に保たれている。、このこと
は換言すれば接点開放待機維持状態に設定されているこ
とになる。
(III).OFF操作時: まず、第15図に添すOFF操作体(90)を復帰ばね力に
抗して操作してD形ラッチ(88)を時計方向へ回転させ
れば、第17図の状態から引外しラッチ(80)が復帰ばね
力に抗して僅かに時計方向へ回動変位するため、このラ
ッチ(80)の係止ロール(84)とカム板(81)の凹入部
(85)との係合が解除される。このため、上記カム板
(81)は復帰ばね力に抗して第19図に示すように時計方
向へ回動される。このため前記リンク(86)の突張り作
用が減失され、1対のリンク(39),(40)は前記接圧
ばね(62)による伸張力によって腰崩け状態に屈曲す
る。これによって上記接点(54),(55)が開放される
ことになる。
抗して操作してD形ラッチ(88)を時計方向へ回転させ
れば、第17図の状態から引外しラッチ(80)が復帰ばね
力に抗して僅かに時計方向へ回動変位するため、このラ
ッチ(80)の係止ロール(84)とカム板(81)の凹入部
(85)との係合が解除される。このため、上記カム板
(81)は復帰ばね力に抗して第19図に示すように時計方
向へ回動される。このため前記リンク(86)の突張り作
用が減失され、1対のリンク(39),(40)は前記接圧
ばね(62)による伸張力によって腰崩け状態に屈曲す
る。これによって上記接点(54),(55)が開放される
ことになる。
上記接点(54),(55)の開放状態、つまり第19図の
状態において、再び前述のハンドル操作を行って投入バ
ネ(30)を蓄圧させれば、これにともなって上記リンク
(39),(40)が下方へ変位しながら伸張し、カム板
(81)がその復帰ばね力により反時計方向へ回動変位す
るから、このカム板(81)の凹入部(85)が引外しラッ
チ(80)の係止ロール(84)と係合して第13図の状態と
なる。
状態において、再び前述のハンドル操作を行って投入バ
ネ(30)を蓄圧させれば、これにともなって上記リンク
(39),(40)が下方へ変位しながら伸張し、カム板
(81)がその復帰ばね力により反時計方向へ回動変位す
るから、このカム板(81)の凹入部(85)が引外しラッ
チ(80)の係止ロール(84)と係合して第13図の状態と
なる。
第22図において、投入バネ(30)の内側寸法とバネホ
ルダ(33)とのギャップ(δ1)により、正規の投入バ
ネ(実線)から左右共に移動可能な寸法(δ2)が発生
し、図中一点鎖線で示す位置に投入バネ(30)が移動す
る。(δ1)のギャップは部品製作を安価に行うために
やむなく生じるものである。
ルダ(33)とのギャップ(δ1)により、正規の投入バ
ネ(実線)から左右共に移動可能な寸法(δ2)が発生
し、図中一点鎖線で示す位置に投入バネ(30)が移動す
る。(δ1)のギャップは部品製作を安価に行うために
やむなく生じるものである。
上記のような従来の遮断器では、2枚のガイド板(33
A),(33B)と連結ピン(33C)とにより投入バネ(3
0)を保持しているので、部品点数が多くなってコスト
アップになると共に、2枚のガイド板(33A),(33B)
と投入バネ(30)とのギャップ(δ1)によって投入バ
ネ(30)の移動が発生し、ひいては投入バネ(30)の内
径とガイド板(33A),(33B)とのマサツ力が発生し、
投入バネ(30)がスムーズに圧縮されないという問題点
があった。
A),(33B)と連結ピン(33C)とにより投入バネ(3
0)を保持しているので、部品点数が多くなってコスト
アップになると共に、2枚のガイド板(33A),(33B)
と投入バネ(30)とのギャップ(δ1)によって投入バ
ネ(30)の移動が発生し、ひいては投入バネ(30)の内
径とガイド板(33A),(33B)とのマサツ力が発生し、
投入バネ(30)がスムーズに圧縮されないという問題点
があった。
この発明はかかる問題点を解消するためになされたも
ので、ガイド板を一枚構造とすることにより部品点数の
削減に伴うコストダウンと、ガイド板の倒れによる投入
バネとのマサツを無くして、投入バネの圧縮のスムーズ
化とが図れる遮断器を得ることを目的とする。
ので、ガイド板を一枚構造とすることにより部品点数の
削減に伴うコストダウンと、ガイド板の倒れによる投入
バネとのマサツを無くして、投入バネの圧縮のスムーズ
化とが図れる遮断器を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る遮断器
は、回転駆動されるチャージ用カムと、このチャージ用
カムと係合して回動変位するチャージアームと、このチ
ャージアームの回動によってチャージされるコイル状投
入バネと、この投入バネ内に貫挿されかつその長手方向
に沿う長孔を有すると共に先部が前記チャージアームの
方向に傾動するように筐体に基部を取り付けられたガイ
ド板とを備え、前記チャージアームに固着したバネカケ
ピンを前記ガイド板の長孔に挿入してこのバネカケピン
を前記長孔に沿って移動させることにより前記投入バネ
を筐体との間で蓄圧するようにし、さらに前記バネカケ
ピンに貫挿されて前記ガイド板の両側に位置決め保持さ
れかつその一部が前記投入バネ内に嵌まって振れを防止
する投入バネ振れ止め部材を備えたものである。
は、回転駆動されるチャージ用カムと、このチャージ用
カムと係合して回動変位するチャージアームと、このチ
ャージアームの回動によってチャージされるコイル状投
入バネと、この投入バネ内に貫挿されかつその長手方向
に沿う長孔を有すると共に先部が前記チャージアームの
方向に傾動するように筐体に基部を取り付けられたガイ
ド板とを備え、前記チャージアームに固着したバネカケ
ピンを前記ガイド板の長孔に挿入してこのバネカケピン
を前記長孔に沿って移動させることにより前記投入バネ
を筐体との間で蓄圧するようにし、さらに前記バネカケ
ピンに貫挿されて前記ガイド板の両側に位置決め保持さ
れかつその一部が前記投入バネ内に嵌まって振れを防止
する投入バネ振れ止め部材を備えたものである。
この発明においては、投入バネを一枚のガイド板によ
り保持できるので、部品点数が削減されると共に、投入
バネに対してガイド板が倒れることはない。
り保持できるので、部品点数が削減されると共に、投入
バネに対してガイド板が倒れることはない。
この発明の一実施例を第1図〜第12図について説明す
る。第1図は投入バネが放勢したトリップ状態を示す側
面断面図、第2図はチャージが完了したオフ状態を示す
側面断面図、第3図はオン状態を示す側面断面図、第4
図は第1図の要部のを示す説明図、第5図は第2図の要
部のみを示す説明図、第6図は第3図の要部のみを示す
説明図、第7図はカムシャフトの側面図、第8図はメイ
ンシャフトの側面図、第9図は第1図の投入バネの部分
を右からみた図、第10図は第9図のバネカケピンと投入
バネとの部分の拡大斜視図、第11図は第10図の上面図、
第12図は振れ止め部材を示し(A)は側面図(B)は正
面図であり、前記従来のものと同一または相当部分には
同一符号を付して説明を省略する。
る。第1図は投入バネが放勢したトリップ状態を示す側
面断面図、第2図はチャージが完了したオフ状態を示す
側面断面図、第3図はオン状態を示す側面断面図、第4
図は第1図の要部のを示す説明図、第5図は第2図の要
部のみを示す説明図、第6図は第3図の要部のみを示す
説明図、第7図はカムシャフトの側面図、第8図はメイ
ンシャフトの側面図、第9図は第1図の投入バネの部分
を右からみた図、第10図は第9図のバネカケピンと投入
バネとの部分の拡大斜視図、第11図は第10図の上面図、
第12図は振れ止め部材を示し(A)は側面図(B)は正
面図であり、前記従来のものと同一または相当部分には
同一符号を付して説明を省略する。
図において、(1)は筐体で、モールドケース(1A)
とモールドカバー(1B)とで構成されている。(12A)
はカムシャフトで、筐体(1)に回転可能に支持されて
いる。(100)はカムシャフト(12A)に固定したラチェ
ットで、図示しないモータにより駆動される(101)は
カム(17)に設けたカム側ローラ、(102)はカム(1
7)の上方にあって固定軸(103)を支点としてするチャ
ージアーム、(104)はチャージアーム(102)の一端に
設けたアーム側ローラで、カム(17)を転接することに
よりカム(17)により回転駆動される。(105)はチャ
ージアーム(102)の中腹部上面に形成したカム面、(1
06)は投入バネ(30)のコイル内に貫挿されて投入バネ
(30)を保持するガイド板で、その長手方向に沿う長孔
(106a)を有している。ガイド板(106)の基部は、筐
体(1)に取り付けられた機構フレーム(1C)に傾動可
能に取り付けられている。(107)はチャージアーム(1
02)の他端に設けたバネカケピンで、ガイド板(106)
の長孔(106a)を貫通しかつこの長孔(106a)に沿って
移動することにより投入バネ(30)を機械フレーム(1
C)との間に圧縮して蓄圧する。(108)は固定軸(10
3)に回転可能に装着したクローズラッチで、中腹部に
ラッチ側ローラ(109)を有すると共に一端側はカム側
ローラ(101)に係合する。(110)は固定軸(111)を
中心に回転するクローズラッチで、下端はラッチ側ロー
ラ(109)に係合すると共に上端側はクローズバー(11
2)に係合している。クローズバー(112)は図示しない
が手動あるいはソレノイドなどによりオン操作される。
(113)はメインシャフトで、筐体(1)に回転可能に
支持されている。(114)はメインシャフト(113)に等
間隔で3個固定したアームで、3極分の絶縁リンク(4
5)がピン(46)によりそれぞれ連結されている。(11
5)はアーム(114)と同形のアームで、メインシャフト
(113)にアーム(114)と同角度で固定されている。
(116)は2本のリンクにより構成される投入トグルリ
ンク機構で、一端側はピン(117)によりアーム(115)
に連結される。(118)はリンク機構(116)の中心ピン
(119)により回転可能に支持されるリンク側ローラ
で、チャージアーム(102)のカム面(105)に当接する
位置関係にある。(120)は固定軸(121)に回転可能に
支持されるリンクレバーで、一端側にピン(122)によ
りリンク機構(116)の他端側が連結される。(123)は
リンクレバー(120)の中腹部に回転可能に設けたレバ
ー側ローラ、(124)は固定軸(111)に回転可能に支持
されるトリップラッチで、レバー側ローラ(123)に係
合すると共に上端側はトリップバー(125)に係合して
いる。トリップバー(125)は図示しないが手動あるい
はソレノイドなどによりトリップ操作される。なお、図
中(200)はバネカケピン(107)に孔(200a)により貫
挿されてガイド板(106)の左右両側に止めピン(201)
によりそれぞれ位置決め保持される投入バネ振れ止め部
材で、その一部が投入バネ(30)内に嵌まって投入バネ
(30)の振れを防止する。
とモールドカバー(1B)とで構成されている。(12A)
はカムシャフトで、筐体(1)に回転可能に支持されて
いる。(100)はカムシャフト(12A)に固定したラチェ
ットで、図示しないモータにより駆動される(101)は
カム(17)に設けたカム側ローラ、(102)はカム(1
7)の上方にあって固定軸(103)を支点としてするチャ
ージアーム、(104)はチャージアーム(102)の一端に
設けたアーム側ローラで、カム(17)を転接することに
よりカム(17)により回転駆動される。(105)はチャ
ージアーム(102)の中腹部上面に形成したカム面、(1
06)は投入バネ(30)のコイル内に貫挿されて投入バネ
(30)を保持するガイド板で、その長手方向に沿う長孔
(106a)を有している。ガイド板(106)の基部は、筐
体(1)に取り付けられた機構フレーム(1C)に傾動可
能に取り付けられている。(107)はチャージアーム(1
02)の他端に設けたバネカケピンで、ガイド板(106)
の長孔(106a)を貫通しかつこの長孔(106a)に沿って
移動することにより投入バネ(30)を機械フレーム(1
C)との間に圧縮して蓄圧する。(108)は固定軸(10
3)に回転可能に装着したクローズラッチで、中腹部に
ラッチ側ローラ(109)を有すると共に一端側はカム側
ローラ(101)に係合する。(110)は固定軸(111)を
中心に回転するクローズラッチで、下端はラッチ側ロー
ラ(109)に係合すると共に上端側はクローズバー(11
2)に係合している。クローズバー(112)は図示しない
が手動あるいはソレノイドなどによりオン操作される。
(113)はメインシャフトで、筐体(1)に回転可能に
支持されている。(114)はメインシャフト(113)に等
間隔で3個固定したアームで、3極分の絶縁リンク(4
5)がピン(46)によりそれぞれ連結されている。(11
5)はアーム(114)と同形のアームで、メインシャフト
(113)にアーム(114)と同角度で固定されている。
(116)は2本のリンクにより構成される投入トグルリ
ンク機構で、一端側はピン(117)によりアーム(115)
に連結される。(118)はリンク機構(116)の中心ピン
(119)により回転可能に支持されるリンク側ローラ
で、チャージアーム(102)のカム面(105)に当接する
位置関係にある。(120)は固定軸(121)に回転可能に
支持されるリンクレバーで、一端側にピン(122)によ
りリンク機構(116)の他端側が連結される。(123)は
リンクレバー(120)の中腹部に回転可能に設けたレバ
ー側ローラ、(124)は固定軸(111)に回転可能に支持
されるトリップラッチで、レバー側ローラ(123)に係
合すると共に上端側はトリップバー(125)に係合して
いる。トリップバー(125)は図示しないが手動あるい
はソレノイドなどによりトリップ操作される。なお、図
中(200)はバネカケピン(107)に孔(200a)により貫
挿されてガイド板(106)の左右両側に止めピン(201)
によりそれぞれ位置決め保持される投入バネ振れ止め部
材で、その一部が投入バネ(30)内に嵌まって投入バネ
(30)の振れを防止する。
次に動作について説明する。
投入バネ(30)が放勢した第1図のトリップ状態にお
いて、ハンドル(11)の手動操作によりラチェット(1
4)を、あるいはモータを駆動してラチェット(100)を
反時計方向に回転させてカム(17)を反時計方向に回転
させると、チャージアーム(102)が時計方向に回動す
るので、投入バネ(30)が蓄圧される。こうして、第2
図に示すチャージ状態となる。
いて、ハンドル(11)の手動操作によりラチェット(1
4)を、あるいはモータを駆動してラチェット(100)を
反時計方向に回転させてカム(17)を反時計方向に回転
させると、チャージアーム(102)が時計方向に回動す
るので、投入バネ(30)が蓄圧される。こうして、第2
図に示すチャージ状態となる。
第2図に示すチャージ完了状態では、カム(17)は反
時計方向の回転力を有しているが、カム(17)のカム側
ローラ(101)によりクローズラッチ(108)の回動が阻
止され、クローズラッチ(108)のラッチ側ローラ(10
9)によりクローズラッチ(110)の回動が阻止され、こ
のクローズラッチ(110)はクローズバー(112)により
ロックされる。この第2図の状態において、クローズバ
ー(112)を時計方向に回動操作すると、クローズラッ
チ(110)が時計方向に回転し、これに伴なってクロー
ズラッチ(108)が反時計方向に回転するので、カム(1
7)のロックが解除されてカム(17)が反時計方向に回
転し、アーム側ローラ(104)がカム(17)の凹部に落
ち込むと、投入バネ(30)が放勢してチャージアーム
(102)が第3図に示すように反時計方向に回転、はね
上がる。このようにチャージアーム(102)が第3図の
ようにはね上がるとき、チャージアーム(102)のカム
面(105)にリンク側ローラ(118)が当接するので、リ
ンク機構(116)がチャージアーム(102)のはね上げ力
によって伸長し、第3図に示すように接点オンとなる。
時計方向の回転力を有しているが、カム(17)のカム側
ローラ(101)によりクローズラッチ(108)の回動が阻
止され、クローズラッチ(108)のラッチ側ローラ(10
9)によりクローズラッチ(110)の回動が阻止され、こ
のクローズラッチ(110)はクローズバー(112)により
ロックされる。この第2図の状態において、クローズバ
ー(112)を時計方向に回動操作すると、クローズラッ
チ(110)が時計方向に回転し、これに伴なってクロー
ズラッチ(108)が反時計方向に回転するので、カム(1
7)のロックが解除されてカム(17)が反時計方向に回
転し、アーム側ローラ(104)がカム(17)の凹部に落
ち込むと、投入バネ(30)が放勢してチャージアーム
(102)が第3図に示すように反時計方向に回転、はね
上がる。このようにチャージアーム(102)が第3図の
ようにはね上がるとき、チャージアーム(102)のカム
面(105)にリンク側ローラ(118)が当接するので、リ
ンク機構(116)がチャージアーム(102)のはね上げ力
によって伸長し、第3図に示すように接点オンとなる。
第3図のオン状態において、トリップバー(125)を
反時計方向に回動操作させると、トリップラッチ(12
4)が反時計方向に回動するので、トリップラッチ(12
4)の凹部からレバー側ローラ(123)が外れてリンクレ
バー(120)が時計方向に回動し、リンク機構(116)が
第1図に示すように屈曲してオフ状態となる。以下繰り
返しとなる。
反時計方向に回動操作させると、トリップラッチ(12
4)が反時計方向に回動するので、トリップラッチ(12
4)の凹部からレバー側ローラ(123)が外れてリンクレ
バー(120)が時計方向に回動し、リンク機構(116)が
第1図に示すように屈曲してオフ状態となる。以下繰り
返しとなる。
このようにガイド板(106)の基部を機構フレーム(1
C)に傾動可能に取り付け、機構フレーム(1C)の窓(1
c)を通してチャージアーム(102)に支持されるバネカ
ケピン(107)によりガイド板(106)の上部を保持する
と、バネカケピン(107)と機構フレーム(1C)との間
に投入バネ(30)を保持できるので、一枚のガイド板
(106)により投入バネ(30)を保持できる(チャージ
アーム(102))の左右にガイド板(106)が在るのは従
来も同じ)し、またガイド板(106)と投入バネ(30)
の内径との間に投入バネ揺れ止め部材(200)を挿入し
たので投入バネ(30)はガイド板(106)に対し振れな
い,言いかえればガイド板(106)は投入バネ(30)の
内径に対して倒れることがなく、ガイド板(106)と投
入バネ(30)との間にマサツ力が発生しない。
C)に傾動可能に取り付け、機構フレーム(1C)の窓(1
c)を通してチャージアーム(102)に支持されるバネカ
ケピン(107)によりガイド板(106)の上部を保持する
と、バネカケピン(107)と機構フレーム(1C)との間
に投入バネ(30)を保持できるので、一枚のガイド板
(106)により投入バネ(30)を保持できる(チャージ
アーム(102))の左右にガイド板(106)が在るのは従
来も同じ)し、またガイド板(106)と投入バネ(30)
の内径との間に投入バネ揺れ止め部材(200)を挿入し
たので投入バネ(30)はガイド板(106)に対し振れな
い,言いかえればガイド板(106)は投入バネ(30)の
内径に対して倒れることがなく、ガイド板(106)と投
入バネ(30)との間にマサツ力が発生しない。
以上のように、この発明によればガイド板が一枚構造
となるので、部品点数の削減によるコストダウンと、ガ
イド板の倒れによる投入バネとのマサツを無くして投入
バネの圧縮のスムーズ化とが図れるという効果が得られ
る。
となるので、部品点数の削減によるコストダウンと、ガ
イド板の倒れによる投入バネとのマサツを無くして投入
バネの圧縮のスムーズ化とが図れるという効果が得られ
る。
第1図〜第12図はこの発明の一実施例を示すものであ
り、第1図は投入バネが放勢したトリップ状態を示す側
面断面図、第2図はチャージが完了したオフ状態を示す
側面断面図、第3図はオン状態を示す側面断面図、第4
図は第1図の要部のみを示す説明図、第5図は第2図の
要部のみを示す説明図、第6図は第3図の要部のみを示
す説明図、第7図はカムシャフトの側面図、第8図はメ
インシャフトの側面図で、第9図は第1図の投入バネの
部分を右からみた図、第10図は第9図のバネカケピンと
投入バネとの部分の拡大斜視図、第11図は第10図の上面
図、第12図は振れ止め部材を示し(A)は側面図(B)
は正面図である。 第13図〜第22図は従来の気中遮断器を示すものであり、
第13図は側面断面図、第14図はハンドル軸部の説明図、
第15図はONおよびOFF操作部の概略構成図、第16図は接
点閉成待機維持機構の説明図、第17図は接点開放維持機
構の説明図、第18図はON操作時の動作状態図、第19図は
OFF操作時の動作状態図、第20図(A)〜(C)はチャ
ージレバーの動作説明図、第21図は投入バネの支持構造
を示す分解斜視図、第22図は投入バネの振れを説明する
図である。 図において、(1)は筐体、(1C)は機構フレーム、
(12A)はカムシャフト、(17)はチャージ用カム、(3
0)は投入バネ、(100)はラチェット、(102)はチャ
ージアーム、(106)はガイド板、(106a)は長孔、(1
07)はバネカケピン、(116)は投入トグルリンク機
構、(200)は投入バネ振れ止め部材を示す。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
り、第1図は投入バネが放勢したトリップ状態を示す側
面断面図、第2図はチャージが完了したオフ状態を示す
側面断面図、第3図はオン状態を示す側面断面図、第4
図は第1図の要部のみを示す説明図、第5図は第2図の
要部のみを示す説明図、第6図は第3図の要部のみを示
す説明図、第7図はカムシャフトの側面図、第8図はメ
インシャフトの側面図で、第9図は第1図の投入バネの
部分を右からみた図、第10図は第9図のバネカケピンと
投入バネとの部分の拡大斜視図、第11図は第10図の上面
図、第12図は振れ止め部材を示し(A)は側面図(B)
は正面図である。 第13図〜第22図は従来の気中遮断器を示すものであり、
第13図は側面断面図、第14図はハンドル軸部の説明図、
第15図はONおよびOFF操作部の概略構成図、第16図は接
点閉成待機維持機構の説明図、第17図は接点開放維持機
構の説明図、第18図はON操作時の動作状態図、第19図は
OFF操作時の動作状態図、第20図(A)〜(C)はチャ
ージレバーの動作説明図、第21図は投入バネの支持構造
を示す分解斜視図、第22図は投入バネの振れを説明する
図である。 図において、(1)は筐体、(1C)は機構フレーム、
(12A)はカムシャフト、(17)はチャージ用カム、(3
0)は投入バネ、(100)はラチェット、(102)はチャ
ージアーム、(106)はガイド板、(106a)は長孔、(1
07)はバネカケピン、(116)は投入トグルリンク機
構、(200)は投入バネ振れ止め部材を示す。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】回転駆動されるチャージ用カムと、このチ
ャージ用カムと係合して回動変位するチャージアーム
と、このチャージアームの回動によってチャージされる
コイル状投入バネと、この投入バネ内に貫挿されかつそ
の長手方向に沿う長孔を有すると共に先部が前記チャー
ジアームの方向に傾動するように筐体に基部を取り付け
られたガイド板とを備え、 前記チャージアームに固着したバネカケピンを前記ガイ
ド板の長孔に挿入してこのバネカケピンを前記長孔に沿
って移動させることにより前記投入バネを筐体との間で
蓄圧するようにし、 さらに前記バネカケピンに貫挿されて前記ガイド板の両
側に位置決め保持されかつその一部が前記投入バネ内に
嵌まって振れを防止する投入バネ振れ止め部材を備えた
ことを特徴とする遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5562090A JPH0815026B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5562090A JPH0815026B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03257723A JPH03257723A (ja) | 1991-11-18 |
JPH0815026B2 true JPH0815026B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=13003824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5562090A Expired - Fee Related JPH0815026B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815026B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-06 JP JP5562090A patent/JPH0815026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03257723A (ja) | 1991-11-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080214 Year of fee payment: 12 |
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