JPH0149354B2 - - Google Patents

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JPH0149354B2
JPH0149354B2 JP59133881A JP13388184A JPH0149354B2 JP H0149354 B2 JPH0149354 B2 JP H0149354B2 JP 59133881 A JP59133881 A JP 59133881A JP 13388184 A JP13388184 A JP 13388184A JP H0149354 B2 JPH0149354 B2 JP H0149354B2
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JP59133881A
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Tomoya Ogawa
Mamoru Sugimoto
Yoshasu Shidori
Masayoshi Ito
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Mekuto KK
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Mekuto KK
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Publication date
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Priority to ES544630A priority patent/ES8609354A1/es
Priority to EP85107982A priority patent/EP0166442A3/en
Priority to US06/749,545 priority patent/US4968786A/en
Priority to HU852521A priority patent/HU196818B/hu
Priority to ZA854848A priority patent/ZA854848B/xx
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はシアル酸誘導体に関し、更に詳細には
ガングリオシドおよびガングリオシドを合成する
ための中間体に関する。 〔発明の背景〕 哺乳動物細胞の糖脂質(グリコリピド)は、ス
フインゴシンという長鎖アミノアルコールに脂肪
酸がアミド結合したセラミドという脂質構造に、
グルコース、ガラクトース、N―アセチルグルコ
サミン、N―アセチルガラクトサミン、フコー
ス、シアル酸などの糖が種々の組み合せでグリコ
シド結合したもので、いわゆるスフインゴ糖脂質
といわれる範疇に属する。このうちシアル酸を有
するものを特にガングリオシドと称する。 これらの化合物は一般にその大部分が細胞膜2
分子層の外側分子層に局在し、最近の研究によれ
ば細胞における識別や情報の受容と応答、レセプ
ター機能、分化、細胞の増殖・悪性変化・行動な
どにおいて重要な役割を果たしているものと考え
られている。ガングリオシドの生理機能等につい
ては、ザ・ジヤーナル・オブ・バイオロジカル・
ケミストリー(The Journal of Biological
Chemistry)Vol.259、No.11、6818〜6825頁、
(1984年)、およびバイオケミカル・アンド・バイ
オフイジカル・リサーチ・コミユニケーシヨン
(Biochemical and Biophysical Research
Communications)Vol.132、No.1、223〜231頁、
(1985年)を参照されたい。しかしながら、シア
ル酸を含むオリゴ糖鎖を生物体から単離精製する
ことは極めて困難である。したがつてこのような
シアル酸含有オリゴ糖鎖の精密合成は、これら糖
鎖の正確な生物情報と分子構造との相関を解明す
るうえで必要不可欠なことである。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、ガングリオシドおよびその合
成中間体となる新規なシアル酸誘導体を提供する
ことである。 〔発明の構成〕 本発明の新規なシアル酸誘導体は、次の一般式
で表される。 式中、R1は水素原子またはアセチル基を示し、
R2およびR3の一方は―COOR4(R4は水素原子、
ナトリウム原子またはメチル基を示す。)を示し、
他方は、 または {式中、R5は水素原子、アセチル基またはベン
ジル基を示し、R6は水素原子またはアセチル基
を示し、R7は水素原子、アセチル基、ベンジル
基、または 〔式中R8は水素原子、アセチル基またはベンジ
ル基を示し、R9は水素原子、ベンジル基、アリ
ル基、モノクロルアセチル基、―C(CCl3)=NH
または (式中、R10は水素原子またはベンゾイル基を示
す。)を示す。〕} を示すか、あるいは、R2とR3が共同して (式中、Bnはベンジル基を示す。) を示す。 以下本発明を詳細に説明する。 a セラミド化合物の合成 ガングリオシドのセラミド部分は、スキーム
1bに示す方法により合成することができる。
化合物()はスキーム1aに示すような方法
により合成することができる(特開昭60−
190745号公報)。 化合物は、1―ブロモテトラデカンのよう
なアルキルハライドと、トリフエニルホスフイ
ンをキシレン等の溶媒中で一夜還流することに
より得られる。 1,2―O―イソプロピリデン―α―D―キ
シロ―ペントジアルド―1,4―フラノース
と化合物を、THF、ヘキサン等の溶媒中、
BuLi存在下に反応させると4―アルキルビニ
ル体が得られる。反応温度は−15℃〜25℃、
時間は0.5〜24時間が適当である。 化合物を、乾燥ピリジン中、メタンスルホ
ニルクロライドで処理して3―メタンスルホニ
ル体とする。この反応温度は0℃〜25℃、時
間は2〜24時間が適当である。 次に化合物を酢酸/水中で処理して、イソ
プロピリデン基を脱離し、ジオール体を得
る。この反応温度は70〜90℃、時間は0.5〜5
時間が適当である。 化合物を、エタノール等の溶媒中、メタ過
ヨウ素酸ナトリウム等の酸化剤で処理してジオ
ール部分を開裂し、次いで水素化ホウ素ナトリ
ウムのような還元剤で処理してジオール体を
得る。この酸化反応の温度は0℃〜25℃、時間
は0.5〜24時間、また還元反応の温度は0℃〜
10℃、時間は0.5〜2時間が適当である。 次に化合物を、ジクロロメタン等の溶媒
中、ピリジニウムp―トルエンスルホネートの
ような触媒の存在下に、エチルビニルエーテル
のようなアルキルビニルエーテルと反応させ、
ジ―アルキルビニルエーテル体を得る。この
反応の温度は0℃〜30℃、時間は0.5〜24時間
が適当である。 さらに化合物を、DMF等の溶媒中、アジ
化ナトリウムのようなアジ化物で処理してアジ
ドを得る。この反応の温度は70℃〜120℃、
時間は1夜〜6日間が適当である。 アジドを、エタノール、イソプロパノール
のような溶媒中、水素化ホウ素ナトリウム、リ
ンドラー溶媒/H2のような還元剤で還元して
アミンとする。水素化ホウ素ナトリウムを使
用するばあいの反応温度は還流温度、時間は1
日〜6日間が適当であり、リンドラー溶媒/
H2を使用するばあいの反応温度は0℃〜30℃、
時間は2〜24時間、また水素の圧力は1〜4気
圧が適当である。 こうして得られたアミンを、ピリジン、ジ
メチルアミノピリジン等の存在下に、アシルハ
ライドと反応させてアミドまたはを得る。
この反応の温度は0℃〜30℃、時間は0.5〜24
時間が適当である。また、アミンをジクロロ
メタン等に溶解し、2―クロロ―1―メチルピ
リジニウムアイオダイド、トリ―n―ブチルア
ミンなどの存在下に脂肪酸と反応させてもアミ
ドまたはを得ることができる。この反応
は、アルゴンなどの不活性気流中、温度は還流
温度、時間0.5〜13時間程度で十分に進行する。 次いでアミドまたはを、メタノール、ジ
クロロメタン等の溶媒中、ピリジニウムp―ト
ルエンスルホネート、アンバーリストA―15な
どで処理して、保護基を脱離すると、目的のセ
ラミド化合物または()が得られる。 【表】
〓 R =C13H27

R′=NHCOC23H47
【表】 〓 R=C15H
31

()R=C23H
47

このようにして得られた化合物()をピリ
ジン中、トリチルクロライドで処理してトリチ
ル体()としたのち、塩化ベンゾイル、ジメ
チルアミノピリジンで処理してトリチル―ベン
ゾイル体()を得、これをパラトルエンスル
ホン酸で処理してトリチル基を脱離し、セラミ
ドのベンゾイル体()を得る。化合物()、
()を単離することなく反応を行うこともで
きる。 b ラクトース誘導体およびガラクトース誘導体
の合成 本発明のガングリオシドの合成に使用される
ラクトース誘導体およびガラクトース誘導体
は、スキーム2aおよび2bに示す方法により合
成することができる。 まず、D―ラクトースオクタアセテート(1)
を、塩化エチレン等の溶媒中、四塩化スズのよ
うな触媒の存在下に、トリ(n―ブチル)スズ
アリルオキシドで処理してアリル体(2)を得る。
これを常法により、たとえばNaOMe/MeOH
で処理して脱アセチル体(3)としたのち、アセト
ン/DMF中、パラトルエンスルホン酸、2,
2―ジメトキシプロパンによりイソプロピリデ
ン化する。3′,4′―O―イソプロピリデン体(4)
と、4′,6′―O―イソプロピリデン体(5)が得ら
れる。これを単離し、あるいは単離することな
く、DMF中、NaH存在下、ベンジルブロマイ
ドで処理してペンタ―O―ベンジル体(6)、(7)を
得る。これを90%酢酸で処理して、イソプロピ
リデン基を脱離し、化合物(8)および(9)を得る。 また、化合物(4)を無水酢酸/ピリジンでアセ
チル体(10)とし、これを90%CF3COOHで処理し
てイソプロピリデン基を脱離すると、化合物(11)
が得られる。 また、ベンジル3′,4′―O―イソプロピリデ
ンラクトース(F)をDMF中、NaH存在下に、ベ
ンジルブロマイドで処理してベンジル体(G)を
得、これを酢酸水溶液で処理してイソプロピリ
デン基を脱離し、ヘキサ―O―ベンジル体(H)を
得ることができる。 一方、本発明のシアル酸誘導体の合成に使用
されるガラクトース誘導体は、ベンジルガラク
トシド(A)を、アセトンに懸濁し、パラトルエン
スルホン酸存在下、2,2―ジメトキシプロパ
ンと反応させ、3,4―O―イソプロピリデン
体(B)を得る。これを、DMF中、NaH存在下、
ベンジルブロマイドと反応させ、トリベンジル
体(C)としたのち、酢酸水溶液で処理してイソプ
ロピリデン基を脱離し、化合物(D)を得る。 【表】 【表】 c シアル酸誘導体の合成 このようにして得られる化合物(8),(9),(11),
(D)または(H)と、クリーン(Kahn)の方法によ
り合成したN―アセチルノイラミン酸アセテー
トメチルエステル(化合物(E))を反応させ、必
要により保護基を脱離し、さらに前記セラミド
化合物を反応させ、必要により保護基を脱離す
ることにより、本発明の目的化合物であるシア
ル酸誘導体を得ることができる。 化合物(8),(9),(11),(D)または(H)と、化合物(E)
との反応は、ジクロロメタン、1,2―ジクロ
ロエタン、テトラヒドロフラン等の溶媒中、
Hg(CN)2、HgBr2、モレキユラーシーブス
(以下「MS」という)、Ag2CO3、AgClO4
AgOSO2CF3、(CH33COSO2CF3等のグリコシ
デーシヨン触媒存在下に、あるいはこれにルイ
ス酸、たとえば、SnCl2、BF3・Et2Oなどの触
媒量を添加して、−20℃〜150℃で1〜120時間
程度行えばよい。かくして得られる3糖(12)、
(13)、(14)、(45)、(46)、(47)または2糖
(31)、(32)、(33)の保護基を必要により脱離
することにより、それぞれ所望の化合物を得る
ことができる。スキーム3〜スキーム9にこれ
らの工程の一例を示す。 【表】 【表】 【表】 また上記化合物(47)を、無水酢酸/ピリジン
によりアセチル化して化合物(52)を得る。 化合物(52)を、たとえば、メタノール中、10
%Pd―Cを加えて接触還元して脱ベンジル体
(53)を得る。化合物(53)を無水酢酸/ピリジ
ンによりアセチル化してパーアセテート(54)と
したのち、DMF等の溶媒中、ヒドラジニウムア
セテートを加え、30℃〜80℃で5分〜30分程度処
理して1―位のアセチル基を脱離して化合物
(19)を得る。この化合物(19)を塩化メチレン
等の溶媒中、氷冷下、NaH存在下、トリクロロ
アセトニトリルと反応させて化合物(20)を得
る。これにセラミド化合物()を、アルゴン等
の不活性ガス雰囲気下、グリコシル化触媒、たと
えばBF3・Et2O/モレキユラーシーブ4Å存在
下に反応させて、化合物(21)を得る。化合物
(21)を常法により、たとえばMeONa/MeOH
によりアセチル基およびベンゾイル基を脱離し、
次いでアンバーリスト15で中和し、目的のガン
グリオシドGM3(22)を得る。本発明方法の一具
体例を次のスキーム10に示す。 【表】 本発明の上記工程において合成される化合物
(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11),(12),(
13),
(14),(15),(16),(17),(18),(19),(
20),
(21),(23),(24),(25),(26),(27),(
28),
(B),(C),(D),(G),(H),(31),(32),(33),
(34),
(35),(36),(37),(38),(39),(40),(
41),
(42),(43),(44),(45),(46),(47),(
48),
(49),(50),(51)はいずれも新規化合物である。 〔有用性〕 本発明の上記新規化合物は、腫瘍マーカー、分
化誘導能をもつ、細胞の分化マーカーとして、あ
るいはこれらの合成中間体として有用である。 特にガングリオシドCM3(化合物(22))やそ
のエピマー(化合物(28))の合成中間体として
有用である。ガングリオシドは細胞膜表面に存在
し、細胞表面の陰性荷電に寄与している。その生
理機能としては、神経機能や細胞の相互識別、分
化、増殖、がん化、老化などに関与する分子とし
て細胞社会学的視点から問題にされている。本発
明の化合物は、このようなガングリオシドおよび
ガングリオシドを合成するための中間体として極
めて有用である。 〔実施例〕 以下実施例により本発明を詳細に説明する。 参考例、実施例の概略は次のとおりである。 参考例 1 ()→() トリチル化 2 ()→() ベンゾイル化 3 ()→() 脱トリチル化 4 ()→() ベンゾイル化 5 (1)→(2) アリル化 6 (2)→(3) 脱アセチル化 7 (3)→(4)+(5) イソプロピリデン化 8 (4)+(5)→(6)+(7) ベンジル化 9 (6)→(8) 脱イソプロピリデン化 10 (7)→(9) 脱イソプロピリデン化 11 (4)→(10) アセチル化 12 (10)→(11) 脱イソプロピリデン化 実施例 1(E)+(8)→(12)+(13)+(14)
グリコシド化 2 (13)→(15) アセチル化 3 (15)→(16) 脱アセチル化 4 (16)→(17)
モノクロルアセチル化 5 (17)→(18)
脱ベンジル化→アセチル化 6 (18)→(19)
脱モノクロルアセチル化 7 (19)→(20)
―C(NH)―CCl3化 8 ()+(20)→(21) セラミド化 9 (21)→(22)
脱アセチル化、脱ベンジル化 10 (E)+(11)→(23) グリコシド化 11 (23)→(24) アセチル化 12 (24)→(25) 脱アリル化 13 (25)→(26)
―C(NH)―CCl3化 14 (26)→(27) セラミド化 15 (27)→(28)
脱アセチル化、脱ベンジル化 参考例 13 (A)→(B) イソプロピリデン化 14 (B)→(C) ベンジル化 15 (C)→(D) 脱イソプロピリデン化 16 (F)→(G) ベンジル化 17 (G)→(H) 脱イソプロピリデン化 実施例 16(E)+(D)→(31)+(32)+(33)
グリコシド化 17 (31)→(34) 脱アセチル化 18 (31)→(35) ラクトン環開化 19 (35)→(36) 脱ベンジル化 20 (32)→(37) 脱アセチル化 21 (37)→(38) 脱ベンジル化 22 (33)→(39)→ 脱アセチル化 23 (39)→(40) 脱ベンジル化 24 (32)→(41) アセチル化 25 (41)→(42)
脱ベンジル化→アセチル化 26 (33)→(43) アセチル化 27 (43)→(44)
脱ベンジル化→アセチル化 28 (E)+(H)→(45)+(46)+(47)
グリコシド化 29 (46)→(48) 脱アセチル化 30 (48)→(49) 脱ベンジル化 31 (47)→(50) 脱アセチル化 32 (50)→(51) 脱ベンジル化 33 (47)→(52) アセチル化 34 (52)→(53)→(54)
脱ベンジル化→アセチル化 35 (54)→(19) 脱アセチル化 36 (19)→(20)
―C(NH)―CCl3化 37 ()+(20)→(21) セラミド化 38 (21)→(22)
脱アセチル化、ケン化 参考例 1 化合物()325mg(0.5mmol)を無水ピリジ
ン5mlに溶かし、TrCl278mg(1.0mmol)を加
え、室温で一昼夜撹拌する。さらに55℃で4時間
加熱撹拌したのち減圧で溶媒留去する。残査をク
ロロホルムに溶かし、水洗したのちMgSO4で乾
燥する。減圧濃縮し、残査をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC―300 50g)で精製する。ヘキサ
ン−酢酸エチル(4:1)により化合物()を
得る。297mg 66.6% 〔α〕22 D−0.94゜(C=0.96、CHCl3) 元素分析 計算値 C,82.09 H,10.96 N,1.57 (C61H97NO3) 測定値 C,82.00 H,11.17 N,1.49 Rf 0.34(ヘキサン−酢酸エチル 4:1) 参考例 2 化合物()224mg(0.25mmol)をピリジン2
mlに溶かし、塩化ベンゾイル70mg(0.5mmol)、
ジメチルアミノピリジン30mgを加え室温で一昼夜
撹拌し、55℃て1時間撹拌したのち減圧濃縮し、
残査をクロロホルムに溶かし、水洗する。
MgSO4で乾燥したのち減圧濃縮し、残査をシリ
カゲルカラム(ローバーカラムLi Chroprep
Si60Gro βe Aで精製する。ヘキサン−酢酸エチ
ル4:1により化合物()183mgを得る。(出発
原料38mg回収)収率88.2% 〔α〕19 D5.93゜(CHCl3,C=0.86) 元素分析 計算値 C,81.96 H,10.22 N,1.41 (C68H101NO4) 測定値 C,82.01 H,10.17 N,1.36 Rf 0.34(ヘキサン:酢酸エチル 4:1) 参考例 3 化合物()163mg(0.164mmol)をCH2Cl25
ml、MeOH2.5mlに溶かし、パラトルエンスルホ
ン酸・1水和物16mgを加え、室温で一昼夜撹拌、
減圧濃縮し、残査をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC―300 10g)で精製、3%メタノール含有
CHCl3で化合物()を得る。(104mg84.3%) 〔α〕23 D+16.5゜(CHCl3 C=1.10) 元素分析 計算値 C,78.03 H,11.63 N,1.86 (C49H87NO4) 測定値 C,77.85 H,11.54 N,1.84 参考例 4 化合物()975mg(1.5mmol)をピリジン15
mlに溶かし、トリチルクロライド625mg
(2.25mmol)を加え55℃で4時間撹拌し、室温で
一昼夜撹拌する。反応液にベンゾイルクロライド
315mg(2.25mmol)、ジメチルアミノピリジン183
mg(1.5mmol)を加え、室温で5時間撹拌する。
減圧濃縮して残査を酢酸エチルに溶かし、水洗す
る。MgSO4で乾燥したのち減圧濃縮する。残査
にCH2Cl210mlを加えて溶かし、パラトルエンス
ルホン酸100mgを加え室温で一昼夜撹拌する。減
圧濃縮し残査に酢酸エチルを加えて溶かし、希塩
酸溶液飽和重そう水、飽和食塩水溶液で洗浄した
のち、MgSO4で乾燥、減圧濃縮し、残査をシリ
カゲルカラム(ワコーゲルC―300 10g)で精製
する。2%メタノール含有クロロホルムにより化
合物()801.6mgを得る。70.9% 参考例 5 nBU3Sn―O【式】80.7g(0.23mol)を塩 化エチレン500mlに溶かし、氷冷下四塩化スズ
31.0mlを加える。この溶液にD―ラクトースオク
タアセテート(1)(142g、0.21mol)の塩化エチ
レン溶液250mlを加え、室温で2時間30分撹拌す
る。反応液を飽和KF溶液中に注加し、撹拌して
析出する不溶物をろ去し、ろ液をさらに飽和食塩
水で洗浄する。MgSO4で乾燥したのち、減圧濃
縮する。残査をシリカゲル2Kgを用いて精製す
る。トルエン−酢酸エチル1:1にて化合物(2)
85.8gを得る。57.8% NMR90MHz CHCl3 δppm(TMS) 1.96,2.04,2.12,2.06(OCOCH3〜×7) 5.64〜6.00 1Hm ―CH2―CH〜=CH2 参考例 6 化合物(2)85.8g(0.127mol)をメタノール600
mlに溶かし、N―NaOCH3溶液10mlを加え室温
で2時間撹拌する。析出する結晶をろ過して集め
る。化合物(3)(41.8g 86.2%)を得る。 元素分析 計算値 C,47.12 H,6.85 (C15H26O11として) 測定値 C,46.92 H,7.01 参考例 7 化合物(3)44.4g(0.116mol)をアセトン550ml、
DMF550mlにけんだくし、パラトルエンスルホン
酸2.32g及び2,2―ジメトキシプロパン25.4g
を加え室温で2日間撹拌する。トリエチルアミン
10mlを加え減圧濃縮し、残査に酢酸エチルを加え
析出する粉末を集める。化合物(4),(5)の混合物を
得る。(41.4g 91.1%)。 Rf 0.56(CHCl3:MeOH 5:1) 化合物(4)CMR D2O(ジオキサン) 25.952,27.740,―CH3,101.695 102.727 アノメリツクカーボン 118.981=CH2 134.096―CH= 化合物(5) CMR D2O(ジオキサン) 18.421、28.770、―CH3、101.695 103.321 アノメリツクカーボン 119.090=CH2 134.043―CH= 参考例 8 化合物(4),(5)の混合物2.2g(5.2m mol)を
DMF50mlに溶かし、NaH(50%油性)1.87gを
加え、室温で30分撹拌する。氷冷下ベンジルブロ
マイド6.67g(39.0mol)を加え室温で一昼夜撹
拌する。氷冷下少量のメタノールを加え30分撹拌
したのち減圧濃縮し、残査を酢酸エチルに溶か
し、水洗する。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧濃縮する。残査をシリカゲル
(ワコーゲルC―300 120g)を用いて精製する。
化合物(6)2.47g(56.9%)、化合物(7)1.66g(38.2
%)を化合物(6) 元素分析 計算値 C,72.91 H,6.92 (C53H60O11として) 測定値 C,72.79 H,6.87 化合物(7) 元素分析 計算値 C,72.91 H,6.92 (C53H60O11として) 測定値 C,72.95 H,6.93 参考例 9 化合物(6)2.47g(2.8mmol)を90%酢酸60mlに
溶かし、60℃で3時間撹拌する。減圧濃縮し、残
査をエーテル―ヘキサンより再結晶する。化合物
(8)を得る。針晶1.24g、mp112−3℃、52.6% 〔α〕20 D+19.0゜(CHCl3 C=1.50) 元素分析 計算値 C,72.09 H,6.78 測定値 C,72.10 H,6.80 参考例 10 化合物(7)1.66g(1.9mmol)を90%酢酸30mlに
溶かし、60゜で3時間撹拌する減圧濃縮し、残査
をクロロホルム―ヘキサンより再結晶する。化合
物(9)を得る。1.01g、m.p.159−60℃、67.6% 〔α〕20 D+26.3゜(CHCl3 C=1.07) 元素分析 計算値 C,72.09 H,6.78 測定値 C,72.06 H,6.79 参考例 11 化合物(4)2.11g(5.0mmol)を無水酢酸15ml、
ピリジン15mlに溶かし、室温で一昼夜撹拌する。
減圧濃縮し、残査をシリカゲルカラム(ワコーゲ
ルC―300 250g)を用いて精製する。3.5%
MeOH含有クロロホルムにより化合物(10)2.31g
73.1%を得る。 〔α〕22 D+6.70(CHCl3 C=1.15) 元素分析(C28H40O161/2H20として) 計算値 C,52.41 H,6.44 測定値 C,52.31 H,6.24 参考例 12 化合物(10)15.5g(23.9mmol)を90%CF3COOH
溶液に溶かし、室温で20分撹拌する。減圧濃縮し
たのち残査を酢酸エチルに溶かし、重そう水、及
び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥、減圧濃縮する。残査をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC―300 300g)で精製する。4%
MeOH含有クロロホルムにて溶出する。化合物
(11)11.0gを得る。 〔α〕22−8.380 CHCl3 C=1.42 NMR CDCl3 δppm(TMS)2.04,2.12,OCO
CH3〜×5 5.64〜6.00 1Hm −CH=CH2〜 CMR 25MHz CDCl3 ppm20.664、CH3CO―、
99.373、 100.933、anomeric carbon、117.552、
=CH2、 113.343、−CH〜=CH2 169.603、170.626、 170.821、171.016、171.211、−CO〜CH3 実施例 1 活性化したMS.4A2.2gにHg(CN)2504mg、
HgBr2720mg、化合物(8)833mg(1.0mmol)及び塩
化エチレン3mlを加え、アルゴン雰囲気下1時間
撹拌する。この溶液にクーン(Kuhn)の方法に
より合成した化合物(E)506mg(1.0mmol)をジク
ロロエタン3mlに溶かした溶液を加え、室温で一
昼夜撹拌する。反応液をろ過し、不溶物を酢酸エ
チルで洗浄する。洗液、ろ液を合わせて水洗した
のち、MgSO4で乾燥する。減圧濃縮し、残査を
シリカゲルカラム(ワコーゲルC―300 80g)を
用いて精製する。トルエン―酢酸エチル1:2に
より化合物(12)99mg(7.6%)、化合物(13)91mg
(7.0%)、及び化合物(14)37mg(2.8%)を得
た。 化合物(14) NMR 400MHz CDCl3(TMS)ppm1.750 1HtJ
=12.94、 (H―3ax)1.991、2.063、2.075、 2.101 S OCOCH3 2.409 1H dd、 J=12.94、4.63(H―3eq)、3.685、 3H、S、OCH3 、7.183〜7.447 25H (アロツチツクプロトン) 化合物(13) NMR 400MHz CDCl3(TMS)ppm 1.871 1.882
1.984 2.014、2.090,S、OCOCH3 、2.500、 1H dd J=12.94、4.64(H−3eq)、 3.753 3HS OCH3 7.207〜7.413 25H(アロマチツクプロトン) 化合物(12) NMR 400MHz CHCl3TMS ppm 1.720 1.979.
1.988 2.084、2.122、S、OCOCH3、2.528、 1H dd J=13.67、4.39(H−3eq)、 3.663 3HS OCH3 7.223〜7.430 25H(アロマチツクプロトン) 実施例 2 化合物(13)605mg(0.57mmol)をピリジン10
ml、無水酢酸10mlを加えて溶かし、ジメチルアミ
ノピリジン70mgを加えて室温で一昼夜撹拌する。
反応液を減圧濃縮し、残査をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC―300 80g)を用いて精製する。
トルエン―酢酸エチル1:2により化合物(15)
452mg72.6%を得る。 NMR 90MHz CDCl3δppm 1.76、1.85、1.96、 2.00、2.01、2.08―OCOCH3 、3.83、 S、OCH3 7.06〜7.40 芳香族プロトン 実施例 3 化合物(15)410mg(0.34mmol)を90%
AcOH20mlに溶かし、酢酸ナトリウム500mg、塩
化パラジウム540mgを加えて超音波撹拌器中で2
時間撹拌する。減圧濃縮し、残査を酢酸エチルに
溶かして水洗する。MgSO4で乾燥したのち、減
圧濃縮、残査をシリカゲルカラムを用いて精製す
る。(ワコーゲルC−300 50g)10%メタノール
含有イソプロピルエーテルにより化合物(16)
353mgを得る。89% 元素分析 計算値 C,63.53 H,5.95,N,1.07 (C69H77NO24として) 測定値 C,63.12 H,5.99,N,0.98 実施例 4 化合物(16)312mg(0.24mmol)をピリジン7
mlに溶かし、無水モノクロル酢酸312mgを加え室
温で1時間撹拌する。酢酸エチルに溶かし、飽和
重そう水及び希塩酸、飽和食塩水で正常したのち
MgSO4で乾燥、減圧濃縮し、残査をカラムクロ
マト(SiO2ワコーゲルC―300 40g)で精製す
る。10%MeOH含有イソプロピルエーテルによ
り化合物(17)(257mg、77.6%)を得る。 NMR CDCl3 δppm TMS 1.80、1.86、1.97、 2.03、2.04、2.06、OCOCH3 、2.60、 1H m H―3eq 3.84、OCH3 7.10〜7.40(アロマチツクプロトン) 実施例 5 化合物(17)91mg(0.065mmol)をメタノール
3mlに溶かし、10%Pd/C50mgを加え室温で一昼
夜接触還元する。反応液をろ過しPd/Cを除き、
ろ液を減圧濃縮する。残査に無水酢酸1.0ml、ピ
リジン1.0mlを加え室温で2時間30分撹拌したの
ち減圧で濃縮し、残査をシリカゲルカラムで精製
する(ワコーゲルC―300 10g)。4%メタノー
ル含有クロロホルムにより化合物(18)61mgを得
る。81% NMR(90MHz、CDCl3、δppm) 1.88〜2.04 OCOCH3×11 3.86、s、3H、―OCH3 実施例 6 化合物(18)61mg(0.053mmol)をエタノール
に溶かし、チオ尿素20mg、酢酸ナトリウム4mgを
加え5時間加熱還流する。反応液を減圧濃縮し、
残査を4%MeOH含有クロロホルムに溶かし、
シリカゲルカラム(ワコーゲルC―300 10g)を
用いて制せする。21mg 回収(19)40mg Rf 0.42(5%MeOH含有CHCl3) NMR 90MHz 1.88、2.02、2.10、2.16、2.24、 S OCOCH3、3.85、S、OCH3 実施例 7 化合物(19)20mg0.0187mmolを塩化メチレン
0.5mlに溶かし、トリクロロアセトニトリル13.5
mgを加え、氷冷撹拌下NaH(60%油性)1.0mgを
加え2時間撹拌する。減圧乾固し残査をシリカゲ
ルカラム(ワコーゲルC―300 5g)を用いて精
製する。酢酸エチルを用いて溶離し化合物(20)
10.0mgを得る。 Rf 0.33(酢酸エチル) NMR 90MHz(δppm)8.60、N、6.50、dJ=
4.0アノメリツクプロトン、3.88、s、OCH3
2.60、1H、dd、J=4.0、J=13.0(CDCl3中) 実施例 8 活性化したMS.4A200gに化合物(20)10mg
(0.009mmol)、化合物()12mg(0.018mmol)、
CHCL30.2mlを加え、氷冷撹拌下BF3・Et2O2.0μ
を加え、5時間撹拌、室温で一昼夜撹拌したの
ち、不溶物をろ過し、CHCl3でよく洗浄する。洗
液、ろ液を合わせ、減圧濃縮し、残査をシリカゲ
ルカラム(SiO2 C―300 10g)4%MeOH含有
クロロホルムにより化合物(21)4mgを得る。 Rf 0.29 3%MeOH含有クロロホルム 元素分析 計算値 C,61.91,H,8.16,N,1.56 C93H146N2O32として 測定値 C,62.41,H,8.01,N,1.48 実施例 9 化合物(21)4.0mgをメタノール―THF(1:
1)混合溶媒0.5mlに溶かし、N−NaOMe0.1ml
を加え、室温で2時間撹拌する。減圧濃縮し、残
査にH2O0.1mlを加えメタノール―THF(1:1)
混合溶媒0.5mlを加え室温で2時間撹拌する。ア
ンバーリストA―15で中和したのちろ過し、メタ
ノールで樹脂を洗浄したのち減圧乾固する。残査
をエーテルで洗浄したのち乾燥する。化合物
(22)1.7mgを得た。 元素分析 計算値 C,60.64 H,9.32,N,2.18 C65H119N2O21Naとして 測定値 C,60.21 H,8.97,N,2.10 実施例 10 活性化したMS.4A20gにHg(CN)2 5.04g、
HgBr2 7.20、化合物g(11)5.93g(10mmol)、ジ
クロルエタン20mlを加え、アルゴン雰囲気下30分
撹拌する。クーンの方法により合成した化合物
E.5.06g(10mmol)をジクロルエタン10mlに溶
かし、5分の1づつ30分間隔で滴下する。滴下終
了後一昼夜撹拌する。反応液をろ過し、不溶物を
酢酸エチルで洗浄する。洗液ろ液を合わせて水洗
する。MgSO4で乾燥、減圧濃縮し、残査をシリ
カゲルカラム(ワコーゲルC―300 300g)で精
製する。4%MeOH含有クロロホルムにより化
合物(23)を含むフラクシヨンをさらにシリカゲ
ルカラム(ワコーゲルC―300 100g)で精製す
る。化合物(23)634mg(6%)を得る。 〔α〕24 D−8.94゜(CHCl3 C=0.94) NMR400MHz(CDCL3、δppm)1.867、1.982、
2.021、2.027、2.034、2.056、2.070、2.077、
2.136、2.140、OCOCH3 、2.637、1H,dd、J
=4.89、13.43HzH−3eq、3.832、3H、s、―
CH3 、5.777〜5.862 1H、m、―OCH2―C
H=CH2 実施例 11 化合物(23)266mg(0.25mmol)に無水酢酸
1.0ml、ピリジン1.0mlを加え、室温で一昼夜撹拌
する。減圧濃縮し、残査をカラムクロマトで精製
する。ローバーカラムサイズβを用い、4%
MeOH含有クロロホルムにより化合物(24)257
mgを得る(92.7%) 〔α〕22 D−6.94゜(CHCl3 C=0.72) NMR400MHz(CHCl3、δppm)1.795、1H、t、
J=12.21Hz 3Hax、2.429、1H、dd、J=
4.63、13.42Hz、3H、eq、3.84、3H、s、O
CH3、5.790〜5.872、m、1H、―CH2CH
CH2 実施例 12 化合物(24)216mg(0.195mmol)を90%
AcOH 3.0mlに溶かし、塩化パラジウム41mg、酢
酸ソーダ38mgを加え超音波撹拌器中5時間撹拌、
ろ過して不溶物を除き、減圧濃縮する。残査を酢
酸エチルに溶かし、飽和重そう水及び食塩水で洗
浄する。MgSO4で乾燥、濃縮し、残査をシリカ
ゲルカラム(ワコーゲルC―300 10g)で精製す
る。4%メタノール含有クロロホルムにより化合
物(25)を得る(117mg、56%)。 NMR 90MHz(CDCl3、δppm)1.92〜2.32、 OCOCH3×11、3.86―OCH3 実施例 13 化合物(25)125mg(0.117mmol)をジクロル
メタン1.0mlに溶かし、氷冷撹拌下トリクロロア
セトニトリル68mg、NaH(60%)5mgを加え2時
間撹拌する。反応液をセライトろ過し、ろ液を濃
縮し、残査をシリカゲルカラム(ワコーゲルC―
300 5g)を用いて精製する。酢酸エチルにより
化合物(26)99mgを得る。(69.7%) NMR90MHz(CDCl3、δppm)3.88、s、―O
CH3、6.46、1H、d、アノメリツクプロトン、
8.68、s、=N 実施例 14 活性化したMS.4A0.5gに化合物(26)43mg
(0.035mmol)、化合物()27mg(0.035mmol)、
CHCl30.5mlを加え、氷冷撹拌下BF3・OEt2
を加え3時間撹拌し、室温で一昼夜撹拌する。ろ
過後、不溶物をクロロホルムで洗浄し、洗液、母
液を合わせて減圧濃縮し、残査をシリカゲルカラ
ム(ワコーゲルC―300 12g)を用いて精製す
る。3%メタノール含有クロロホルムで化合物
(27)23mgを得る。 〔α〕25 D+4.15゜(C=0.65、CHCl3) NMR400MHz(CDCl3、δppm)0.87―CH2 CH3
1.25―(CH2o―、1.90、1.96、1.98、2.02、
2.03、2.04、2.05、2.05、2.07、2.08、2.29、
OCOCH3 、3.82、―OCH3 、7.30〜8.00アロマ
チツクプロトン 実施例 15 化合物(27)27mg(0.015mmol)をメタノール
0.5mlに溶かし、N―NaOCH30.036mlを加え室温
で4時間撹拌する。析出する結晶をTHF0.5mlを
加えて溶かし、さらに2時間撹拌する。減圧濃縮
し、残査に80%メタノール水溶液3.0ml、THF3.0
mlを加え、室温で5時間撹拌する。減圧乾固し、
残査にH2Oを加え不溶物を集める。 化合物(28) (12.7mg、65.8%)を得る。 〔α〕25 D゜−7.65゜(CHCl3 −MeOH 1:1 C
=0.55) NMR400MHz(d.6DMSO・D2O98/2)δppm、
0.85、―CH2 CH3 、1.23―(CH2―)o、1.85NHCO
CH34.17アノメリツクプロトン 参考例 13 ベンジルガラクトシド(化合物A)8.1g
30mmol)をアセトン150mlにけんだくし、パラ
トルアンスルホン酸600mg及び2,2―ジメトキ
シプロパン4.32gを添加し、室温で2時間撹拌す
る。反応液にトリエチルアミン2mlを加え、減圧
濃縮したのち残査をSiO2 C―300(300g)を用
いてクロマトにて精製する。トルエン−酢酸エチ
ル=1:2の混合溶媒により化合物B6.2gを得
る。収率66.7% Rf=0.58(EtOAc) 〔α〕24 D゜−2.38゜(CHCl3、C=1.08) 元素分析 C16H22O6として 計算値 C,61.92 H,7.15 測定値 C,61.63 H,7.13 参考例 14 NaH50%46mgをヘキサンで洗浄したのち化合
物B100mg(0.32mmol)をDMF3mlに溶かした溶
液を加え室温で30分撹拌する。反応液を氷冷し、
ベンジルブロマイド165mgを加え、室温にもどし
て1時間撹拌する。反応液にMeOH1mlを加えた
のち、酢酸エチル、及び飽和食塩水を加えて振と
うし、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥、
減圧濃縮したのち、残査をSiO2C―300(10g)を
用いて精製、トルエン−酢酸エチル10:1にて溶
離する。化合物C111mg(70.2%)を得る。
Rf0.55、(トルエン−酢酸エチル1:1) 〔α〕25 D゜+7.25゜(CHCl3、C=1.02) 元素分析 C30H34O6として 計算値 C,73.45 H,6.99 測定値 C,73.38 H,6.98 参考例 15 化合物C12.3g(25mmol)を80%AcOH50ml
に溶かし、60℃で3時間加熱撹拌する。反応液を
減圧乾固したのち残査をエーテルですりつぶすこ
とにより化合物Dの針状結晶を得る。収量5.2g、
m.p.107―80℃(収率46%) Rf0.17(トルエン−酢酸エチル10:1) 〔α〕26 D゜−15.1゜(CHCl3、C=1.00) 元素分析 C27H30O6として 計算値 C,71.98 H,6.71 測定値 C,72.41 H,6.75 参考例 16 50%NaH1.07gをヘキサンで洗浄したのち、
DMF10mlにけんだくする。イソプロピリデン体
F1.41g(3.00mmol)をDMF20mlにとかし、0
℃で30分撹拌する。ベンジルブロマイド2.7mlを
加え室温にもどしたのち一晩撹拌する。反応液を
0℃に冷却し、メタノールを加えた後、減圧で
DMFを留去したのち残査を酢酸エチルにとかし、
水洗したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧濃縮したのちSiO2カラムクロマト(C―300
70g)で精製する。トルエン−酢酸エチル9:1
で溶離することにより化合物G1.725gを得る。
収率62.1% Rf0.64(トルエン−酢酸エチル4:1) 〔α〕22 D゜9.4゜(CHCl3、C=1.49) 参考例 17 化合物G5.11g(5.53mmol)をAcOH50mlに溶
かし、H2O10mlを加えて60゜で2時間撹拌する。
減圧で濃縮乾固したのちヘキサンに懸濁する。化
合物Hを4.82g(98.5%)得る。m.p.86〜8℃ 〔α〕22 D゜+19.5゜(CHCl3、C=1.20) Rf 0.35(トルエン−酢酸エチル 4:1) 元素分析 計算値 C,73.45 H,6.62 測定値 C,73.52 H,6.50 実施例 16 活性化したモレキユラーシーブス4A 15gにシ
アン化水銀3.03g、ブロム水銀1.44g及び化合物
D1.80g(4mmol)、ジクロロエタン6mlを加え
アルゴン雰囲気下、1時間撹拌する。この溶液に
N―アセチルノイラミン酸アセテートメチルエス
テル2.13g(4mmol)より合成した化合物Eをジ
クロロエタン6mlにとかし半分を滴下し、さらに
1時間後に残量を注入し、室温で一夜撹拌する。
反応液をろ過して、不溶物を酢酸エチルでよく洗
浄する。洗液、母液を合わせ、飽和食塩水で3回
洗浄する。MgSO4で乾燥したのち、減圧濃縮す
る、残査をSiO2 C―300 80gを用いて精製す
る。トルエン−酢酸エチル1:2混合溶媒により
化合物(31)82mg及び化合物(32)と(33)の混
合物(NANA Ac Meより収率15%)。化合物
(32)と(33)の混合物はローバーカラム(βサ
イズ)を用い10%メタノール含有トルエンにより
化合物(33)(α体)190mg、及び化合物(32)
(β―体)300mgに分離した。 化合物(31) m.p.147−152℃ 〔α〕23 D゜+11.3゜(C=1.80,CHCl3) 元素分析 (C46H53NO17・1/2H2O) 計算値 C,61.32 H,6.04,N,1.55 測定値 C,61.30 H,5.99,N,1.53 化合物(32) (β体)〔α〕29 D゜−25.4゜ (C=1.40、CHCl3) 元素分析 計算値 C,61.09 H,6.21,N,1.52 測定値 C,60.90 H,6.27,N,1.48 Rf 0.24(トルエン:メタノール10:1) 化合物(33) (α体) 〔α〕29 D゜−21.7゜ (C=1.15、CHCl3) 元素分析 計算値 C,61.09 H,6.21,N,1.52 測定値 C,60.92 H,6.25,N,1.54 Rf 0.20(トルエン:メタノール10:1) 実施例 16′ 活性化したモレキユラーシーブ1.5gにアルゴ
ンガス気流下化合物(D)1.4g(3mmol)、化合物(E)
250mg(0.5mmol)、乾燥THF4ml加え、−10℃で
1時間撹拌し、乾燥THF1mlに溶かした
AgOSO2CF31g(6mmol)、乾燥したTHF1mlに
溶かしたSnCl2378mg(2mmol)を加え、1時間
撹拌し、乾燥したTHF2mlに溶かした化合物(E)
250mg(0.5mmol)を加え、−10℃で4時間撹拌
し、室温で一夜撹拌した。反応液にEtOAcを加
え、セライト過し、有機溶媒層を飽和炭酸水素
ナトリウム、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマト(C―300、200g、酢
酸エチル/トルエン=2/1、更に、C―300、24
g、イソプロピルエーテル−10%メタノール)で
精製した。 化合物(32): 47.5mg(5.6%) Rf=0.56 (15%メタノール―イソプロピルエーテル) 化合物(33)α体: 187mg(22.1%) Rf=0.47 (15%メタノール―イソプロピルエーテル) 実施例 17 化合物(31)60mgをとりMeOH2.0mlに溶かし、
N・NaOCH30.3mlを加え室温で一昼夜撹拌する。
反応液をアンバーリスト15で中和したのち、ろ
過して、母液を減圧、乾固することにより化合物
(34)の結晶性粉末を得た。33mg、収率67.8% 元素分析 (C38H45NO13・H2Oとして) 計算値 C,61.53 H,6.39,N,1.89 測定値 C,61.52 H,6.29,N,1.82 Rf 0.88(BuOH:EtOH:H2O4:2:2) 実施例 18 化合物(31)200mgをとりメタノール12mlに溶
かす。N・NaOCH31.1mlを加え室温で一昼夜撹
拌する。反応液をアバンーライトCG―50で中和
し、セライトを用いてろ過する。残査をシラン化
シリカゲル10gを用いMeOH―H2O 1:2の溶
媒系を用い精製し化合物(35)を得た。109mg、
収率63.6% Rf 0.69(BuOH:EtOH:H2O 4:2:2) NMR 400MHz D2O δppm、(アセトン)
1.656、1H t(H−3ax)、2.664、1Hd(H―
3eq)2.019 3H S NHCOCH3、6.979〜7.314
15H芳香族プロトン 実施例 19 化合物(35)108mgをメタノール−水(9:1)
5mlに溶かし、室温で24時間、60℃で5時間接触
還元を行なう。減圧濃縮してのち残査をローバー
カラム(PR−8、サイズ−A)、メタノール:水
(80:1)を用いて精製し、化合物(36)を得た。
23.1mg、収率33.1% Rf 0.34(BuOH:EtOH:H2O4:2:2) NMR 400MHz D2O δppm、(アセトン)
2.054、NHCOCH3、1.618〜1.704、1Hm H―
3ex 2.494〜2.607、1H m H―3eq 実施例 20 化合物(32)106mg(0.11mmol)をMeOH3ml
に溶かし、N・NaOMe0.3mlを加え室温で一昼夜
撹拌する。反応液をアンバーリストA―15にて中
和してのち減圧濃縮する。残査をローバーカラム
RP―18(サイズβ)(メタノール:H2O3:1)で
精製する。化合物(37)60mg(70.5%)が得られ
る。 Rf 0.34(BuOH:EtOH:H2O 4:2:2) 元素分析(C38H47NO4として) 計算値 C,61.53 H,6.39,N,1.89 測定値 C,61.20 H,6.31,N,1.52 実施例 21 化合物(37)63mgをメタノール2.0mlに溶かし、
10%Pd―C 63mgを加え一昼夜接触還元する。
ろ過してPd―Cを除き減圧濃縮する。化合物
(38)が得られる。(ほぼ定量的) Rf 0.26(BuOH:EtOH:H2O 4:2:2) 〔α〕19 D゜+11.0゜(C=0.30、水) 実施例 22 化合物(33)260mg(0.28mmol)をメタノール
5mlに溶かし、N・NaOCH31.12mlを加え室温で
一昼夜撹拌する。反応液をアンバーリストA―15
で中和したのちろ過して減圧濃縮し、残査をロー
バーカラム(RP―18サイズβ)(メタノール:
H2O3:1)で精製し化合物(39)を得た。120
mg、収率57.5% Rf 0.64(BuOH:EtOH:H2O4:2:2) 〔α〕25 D−25.9゜(C=1.62、CH3OH) 元素分析(C38H47NO4として) 計算値 C,61.53 H,6.39,N,1.89 測定値 C,61.15 H,6.05,N,1.94 実施例 23 化合物(39)108mg(0.146mmol)をMeOH5
mlに溶かし、10%Pd―C200mgを加え一昼夜接触
還元する。ろ過してPd―Cを除き減圧濃縮する。
化合物(40)68mg(約100%)を得る。 Rf0.37(BuOH:EtOH:H2O4:2:2) 〔α〕19 D゜+23.1゜(C=1.18、水) 実施例 24 化合物(32)577mg(0.625mmol)を無水酢酸
10ml、ピリジン10mlに溶かし、室温で一昼夜撹拌
する。反応液を減圧乾固したのちシリカゲルカラ
ムクロマトにて精製する。(SiO2C―300 80g)、
トルエン―酢酸エチル(1:2)により化合物
(41)477mgを得る。(79.1%) Rf0.56(15%MeOH含有イソプロピルエーテル) 〔α〕23 D゜−23.9゜(CHCl3、C=1.03) 元素分析(C49H59NO19として) 計算値 C,60.92 H,6.16,N,1.45 測定値 C,60.69 H,6.18,N,1.41 実施例 25 化合物(41)379mg(0.39mmol)をメタノール
15mlにとかし、10%Pd―C200mgを加え室温で一
昼夜接触還元する。ろ過した後減圧濃縮し、残査
を無水酢酸5ml、ピリジン5mlの混合溶媒に溶か
し、室温で3時間撹拌する。減圧濃縮して溶媒を
留去したのち、残査を酢酸エチルに溶かし、水洗
する。 無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち減圧濃縮
し、残査をシリカゲルカラムC―300 20gを用い
て精製する。15%メタノール含有イソプロピルエ
ーテルにより化合物(42)181gを得る。(61.7
%) Rf0.20(3%メタノール含有クロロホルム) NMR 400MHz CDCl3 δppm、(TMS)、1.779、
1H t J=11.96、H―3ex 2.585 1H dd J
=13.19、4.64、H―3eq、3.748 3H S O
CH3 実施例 26 化合物(33)195mg(0.211mmol)を無水酢酸
10ml、ピリジン10mlに溶かし、室温で一昼夜撹拌
する。反応液を減圧乾固したのちシリカゲルカラ
ム ローバーカラム(βサイズ)で精製する。ト
ルエン―酢酸エチル(1:2)で化合物(43)
148mgを得る。(72.6%) 〔α〕23 D−30.7゜(CHCl3、C=1.25) 元素分析(C49H59NO19として) 計算値 C,60.92 H,6.16,N,1.45 測定値 C,61.65 H,6.28,N,1.33 実施例 27 化合物(43)99mg(0.10mmol)をメタノール
5mlにとかし、10%Pd―C100mgを加え室温で一
昼夜接触還元する。ろ過してPd―Cを除き減圧
濃縮する。残査を無水酢酸1.0ml、ピリジン1.0ml
に溶かし、室温で一昼夜撹拌する。反応液を減圧
濃縮したのち残査をローバーカラムサイズAにて
精製する。酢酸エチル:トルエン(2:1)の混
合溶媒で化合物(44)77mgを得る。 (定量的) Rf 0.25(3%メタノール含有クロロホルム) NMR 400MHz CDCl3 δppm、(TMS)、1.711、
1H t J=12.45、H―3ax 1.856〜2.229、27H、OCOCH3〜、2.583〜
2.642m 1H,H―3ax、3.863、S OCH3〜 実施例 28 化合物H3.85g(4.4mmol)、Hg(CN)21.36g、
HgBr2 648mgをモレキユラーシーブス4A 7.2g
中に添加し、アルゴン気流下ジクロロエタン5ml
を加え室温で1時間撹拌する。この溶液にN―ア
セチル―D―アセチルノイラミン酸クロライド
(化合物E)916mg(1.8m mol)をジクロロエタ
ン5mlに溶かして2.5mlを滴下し、残りの2.5mlを
さらに1時間後に滴下する。室温で2日間撹拌し
たのち、反応液をろ過し、不溶物を酢酸エチルで
よく洗浄する。洗液、母液を合わせて水洗した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮
し、残査をシリカゲルカラムC―300 180gを用
いて精製する。 トルエン―酢酸エチル(1:2)の混合溶媒に
より化合物(45)93mg(3.8%)化合物(46)と
(47)の混合物425mg(17.4%)を得る。混合物
425mgをローバーカラム(サイズβ)を用いて精
製する。10%メタノール含有トルエンを用いて化
合物(46)(β体)255mg及び化合物(47)(α体)
100mgを得た。 化合物(45) (Rf 0.49、15%MeOH含有イソプロピルエーテ
ル) 元素分析(C74H85NO23として) 計算値 C,65.52 H,6.32,N,1.03 測定値 C,65.27 H,6.07,N,1.00 化合物(46) 〔α〕23 D゜+3.10゜(C=1.065、CHCl3) (Rf 0.31、10%MeOH含有トルエン) 元素分析(C74H85NO23として) 計算値 C,65.52 H,6.32,N,1.03 測定値 C,65.64 H,6.33,N,1.05 化合物(47) 〔α〕23 D゜+5.84゜(C=0.925、CHCl3) (Rf 0.26(10%MeOH含有トルエン) 元素分析(C74H85NO23として) 計算値 C,65.52 H,6.32,N,1.03 測定値 C,65.40 H,6.25,N,1.10 実施例 29 化合物(46)136mg(0.1mmol)をメタノール
5mlに溶かし、N・NaOCH3 0.8mlを加え室温で
一昼夜撹拌、反応液をアンバーリストA―15にて
中和したのち、ろ過して樹脂を除き、母液を減圧
乾固する。残査を0.1N NaOH溶液1.0mlを加え室
温で一昼夜撹拌する。アンバーリストA―15で反
応液を中和したのちろ過し、母液を減圧乾固す
る。化合物(48)96mg(80.6%)を得る。 Rf 0.70 BuOH:EtOH:H2O(4:2:2) 〔α〕19 D゜+6.62゜(C=0.71、メタノール) 実施例 30 化合物(48)84mg(0.071mmol)をとり
MeOH5mlにとかし10%Pd―C100mgを加え室温
で2昼夜接触還元する。ろ過してPd―Cを除き
母液を減圧濃縮する。化合物(49)42mg(93.7
%)を得る。 Rf 0.19 BuOH:EtOH:H2O(4:2:2) 〔α〕19 D゜+11.6゜(C=1.08、水) 実施例 31 化合物(47)136mg(0.1mmol)をとりメタノ
ール5mlに溶かし、N・NaOCH3 0.6mlを加え室
温で一昼夜撹拌する。ろ過してPd―Cを除き母
液を減圧濃縮する。残査に0.1N NaOH溶液1.0
ml、メタノール2.0mlを加え7時間、室温で撹拌
する。反応液をアンバーリストA―15で中和した
のち減圧乾固する。化合物(50)97mg(81.4%)
を得る。 Rf 0.65 BuOH:EtOH:H2O(4:2:2) 〔α〕20 D゜+6.44゜(C=0.87、メタノール) 実施例 32 化合物(50)80mg(0.067mmol)をMeOH 5
mlに溶かし、10%Pd―C 100mgを加え室温で一
昼夜撹拌する。ろ過してPd―Cを除き減圧濃縮
する。化合物(51)42mg(定量的)を得る。 Rf 0.34 BuOH:EtOH:H2O(4:2:2) 〔α〕19 D゜+19.2゜(C=1.53、水) 実施例 33 化合物(47)507mg(0.373mmol)を無水酢酸
5.0ml、ピリジン5.0mlに溶かし、室温で一昼夜撹
拌する。反応液を減圧乾固したのちシリカゲルカ
ラム(ワコーゲルC―300 50g)を用いて精製す
る。10%メタノール含有トルエンにより溶出し、
化合物乾固(52)484mg(93%)を得る。 〔化合物(52)の性質〕 〔α〕27 D−3.33 C=1.17 CHCl3 元素分析 計算値 C,65.27 H,6.27,N,1.00 測定値 C,65.25,H,6.47,N,1.03 PMR 400MHz CDCl3 ppm(TMS) 1.762、1.855,1.973、2.000、2.013、
2.073 s、CH3〜CO 2.598、q、J=12.69、4.64 H―3Caq、
3.834、OCH3〜 s 実施例 34 化合物(52)427mg(0.305mmol)をメタノー
ル15mlに溶かし、10%Pd―c200mgを加え、接触
還元を行なう。化合物(53)の生成を確認し、
(TLC、BuOH―EtOH―H2O(4:2:2)、
Rf0.55)反応終了後、ろ過してPd―cを除き、
減圧濃縮し、残渣を無水酢酸5ml、ピリジン5ml
に溶かし、室温で2時間撹拌する。減圧濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムC―300 10gを用いて精
製する。EtOAcにより溶出することにより化合
物(54)235mgを得た(収率69.3%)。 〔化合物(54)の性質〕 Rf 0.28(EtOAc) 元素分析 計算値 C,49.77,H,5.72,N,1.26 測定値 C,49.85,H,5.77,N,1.45 PMR 400MHz:CDCl3 ppm(TMS)、1.68、t、
J=12.45、H―3c、ax、1.86〜2.25、
CH3〜CO、36H、2.58、m、H―3c、eq、
3.84、3.85、s、OCH3 実施例 35 化合物(54)190mg(0.171mmol)をDMF1.0
mlに溶かし、50℃で加熱し、ヒドラジニウムアセ
テート19mgを加え5分間撹拌する。冷却したの
ち、EtOAc10mlを加え、30分撹拌する。EtOAc
で希釈し、飽和食塩水で洗浄する。有機層を
MgSO4で乾燥し、減圧乾固する。残渣をシリカ
ゲルカラム(ワコーゲルC―300、10g、1%メ
タノール含有酢酸エチル)で精製し、化合物
(19)を148mg(81.0%)得た。 〔化合物(19)の性質〕 Rf 0.29 1%メタノール含有酢酸エチル 元素分析 計算値 C,49.48,H,5.76,N,1.31 測定値 C,49.25,H,5.81,N,1.56 実施例 36 化合物(19)145mg(0.136mmol)を塩化メチ
レン1.0mlに溶かし氷冷下トリクロロアセトニト
リル54μ、NaH(60%油性)7.0mgを加え、2時
間撹拌する。反応液を減圧乾固し、シリカゲルカ
ラム(ワコーゲルC―300 10g酢酸エチル)を用
いて精製し、化合物(20)を110mg(66.8%)得
た。 〔化合物(20)の性質〕 PMR 400MHz、CDCl3、ppm′(TMS)、1.68、
t、J=12.45、H―3c、ax、1.86〜
2.10、CH3〜COO、33H、2.58、q、J=
12.69、4.63、H―3c、eq、3.848、s、
OCH3〜、6.49、d、J=3.67、H〜―1a、
8.66、s、=NH CMR 25MHz CDCl3 ppm 93.13、c―1a、
96.88、c―2c、101.15、c―1b、 161.13、―O―| C =NH 実施例 37 化合物(20)60mg(0.049mmol)、及びセラミ
ド化合物()37mg(0.049mmol)をクロロホル
ム0.5mlに溶かし、活性化したMS4A0.5gと共に
アルゴン雰囲気下、氷冷しつつ、この溶液に
BF3・Et2O7μを加え2時間撹拌する。さらに
室温で一昼夜撹拌したのち、反応液をクロロホル
ムで希釈し、セライトろ過し、不溶物をろ去す
る。母液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
(ワコーゲルC―300 12g 3%メタノール含有
クロロホルム)を用いて精製し、化合物(21)32
mg(36%)を得た。 〔化合物(21)の性質〕 〔α〕25 D゜+4.51゜(CHCl3、C=1―13) Rf 0.39(EtOAc) 元素分析 計算値 C,61.91,H,8.16,N,1.55 測定値 C,61.93,H,8.22,N,1.58 PMR 400MHz、CDCl3、ppm、TMS、0.88、
t、J=6.35、―CH3×2、1.25、―
CH2―×32、1.67、t、J=12.46、H―
3c、ax、1.86〜2.22、CH3〜COO×11、
2.57、q、J=12.69、4.67、H―3c、
eq、3.84、s、CH3―O―、7.44、m、
2H、7.60、m、1H、7.99、2H、芳香族
プロトン CMR 22.5MHz、CDCl3ppm、96.93、c―2c、
100.56、c―1a、101.05、c―1b. 実施例 38 化合物(21)25mg(0.014mmol)をメタノール
0.5mlに溶かし、N・CH3ONa56μを加え室温で
一昼夜撹拌する。反応液を減圧乾固し、残渣を
H2O0.1ml、テトラヒドロフラン0.5ml、メタノー
ル0.5mlの混合溶媒に溶かし、5時間撹拌する。
反応液をアンバーリスト15で中和したのち減圧
濃縮し、残渣をメタノールから再結晶し、目的の
ガングリオシドGM3(22)を11mg(61.7%)得た。 〔化合物(22)の性質〕 PMR 400MHz、Me2SO―d6―D2O(98:2V/
V)、TMS、ppm、1.23、s、64H―
CH2―、1.89、s、3H、NHCOCH3
1.92、bs、2H、H―6′、1.37、H―3C、
ax、2.75、H―3c、eq、4.16、d、J=
7.57、H1a、4.19、d、J=7.56、H―
1b

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式で表されるシアル酸誘導体。 式中、R1は水素原子またはアセチル基を示し、
    R2およびR3の一方は―COOR4(R4は水素原子、
    ナトリウム原子またはメチル基を示す。)を示し、
    他方は、 または {式中、R5は水素原子、アセチル基またはベン
    ジル基を示し、R6は水素原子またはアセチル基
    を示し、R7は水素原子、アセチル基、ベンジル
    基、または 〔式中R8は水素原子、アセチル基またはベンジ
    ル基を示し、R9は水素原子、ベンジル基、アリ
    ル基、モノクロルアセチル基、―C(CCl3)=NH
    または (式中、R10は水素原子またはベンゾイル基を示
    す。)を示す。〕} を示すか、あるいは、R2とR3が共同して (式中、Bnはベンジル基を示す。) を示す。
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