JPH0140165Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0140165Y2 JPH0140165Y2 JP3763983U JP3763983U JPH0140165Y2 JP H0140165 Y2 JPH0140165 Y2 JP H0140165Y2 JP 3763983 U JP3763983 U JP 3763983U JP 3763983 U JP3763983 U JP 3763983U JP H0140165 Y2 JPH0140165 Y2 JP H0140165Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- bobbin
- return spring
- attached
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 13
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、アーマチユアを支持する復帰ばねの
取付構造を簡易化した電磁石装置に関する。
取付構造を簡易化した電磁石装置に関する。
電磁継電器などに用いるクラツパ形の電磁石装
置は、第1図に示すようにつば1aを有し、コイ
ル2を巻いたボビン1に鉄心3が挿入されてい
る。この鉄心3は、L字状鉄心4の水平部をボビ
ン1に挿入し、その垂直部を一方の継鉄4aと
し、水平部の端部に取に付けた板状継鉄5と組合
わせて、ほぼU字状とすることによりボビン1に
挿入し易くされている。また鉄心3の磁極面3a
を広くするためにL字状鉄心4の継鉄4aを構成
する部分はT字状として頭部が大きくされてい
る。L字状に折り曲げられた板状復帰ばね6は、
その一面が鉄心3の一方の継鉄4aの外側にねじ
7によつて取り付けられ、他面がボス8aにより
カシメて板状のアーマチユア8を取り付け、これ
を支持している。9はコイル2の端末処理端子、
10は外部回路との接続端子で、いずれもボビン
1の一方のつば1aの一部をコイル2の軸心と平
行方向に外方に突出させた突出部1bに埋め込み
または取り付けられている。
置は、第1図に示すようにつば1aを有し、コイ
ル2を巻いたボビン1に鉄心3が挿入されてい
る。この鉄心3は、L字状鉄心4の水平部をボビ
ン1に挿入し、その垂直部を一方の継鉄4aと
し、水平部の端部に取に付けた板状継鉄5と組合
わせて、ほぼU字状とすることによりボビン1に
挿入し易くされている。また鉄心3の磁極面3a
を広くするためにL字状鉄心4の継鉄4aを構成
する部分はT字状として頭部が大きくされてい
る。L字状に折り曲げられた板状復帰ばね6は、
その一面が鉄心3の一方の継鉄4aの外側にねじ
7によつて取り付けられ、他面がボス8aにより
カシメて板状のアーマチユア8を取り付け、これ
を支持している。9はコイル2の端末処理端子、
10は外部回路との接続端子で、いずれもボビン
1の一方のつば1aの一部をコイル2の軸心と平
行方向に外方に突出させた突出部1bに埋め込み
または取り付けられている。
コイル2に通電すると、アーマチユア8は鉄心
3に吸引され、その磁極面3aを橋絡し、通電を
断つと復帰ばね6により釈放される。
3に吸引され、その磁極面3aを橋絡し、通電を
断つと復帰ばね6により釈放される。
普通この復帰ばねのように板状のばねを継鉄な
どに固定する場合は、継鉄にボスを設け、このボ
スを復帰ばねに設けた穴に挿入してカシメるとね
じが節約され、比較的簡単に取り付けることがで
きるが第1図に示す構造では、ねじ7の部分にカ
シメ用のボスを設けても、コイル2があるため、
このボスの背面に受け治具を当ててカシメること
ができないので、復帰ばね6はねじ7により取り
付けられるから、継鉄4aにねじ穴を設ける必要
があり、このねじ7とこれを締付ける作業が増加
するという欠点がある。
どに固定する場合は、継鉄にボスを設け、このボ
スを復帰ばねに設けた穴に挿入してカシメるとね
じが節約され、比較的簡単に取り付けることがで
きるが第1図に示す構造では、ねじ7の部分にカ
シメ用のボスを設けても、コイル2があるため、
このボスの背面に受け治具を当ててカシメること
ができないので、復帰ばね6はねじ7により取り
付けられるから、継鉄4aにねじ穴を設ける必要
があり、このねじ7とこれを締付ける作業が増加
するという欠点がある。
本考案は、上述の欠点を除去し、復帰ばねの取
り付けを簡易化して部品数と工数を減らし、コス
トを低減した電磁石装置を提供することを目的と
する。
り付けを簡易化して部品数と工数を減らし、コス
トを低減した電磁石装置を提供することを目的と
する。
この目的は、つばを有しコイルを巻いたボビン
と、該ボビンに挿入され両端に継鉄が設けられた
U字状鉄心と、該U字状鉄心の磁極面に吸引され
るアーマチユアと、ほぼL字状に形成され、一面
が前記一方の継鉄に取り付けられ、他面が前記ア
ーマチユアを前記継鉄に吸引釈放されるように支
持された板状復帰ばねとを備えた電磁石装置にお
いて、前記一方の継鉄がT字状に成形され、前記
つばの一部がその脚部を間隙をあけて挾むように
脚部の両側に突出するとともに、該突出部にその
開口が前記継鉄の頭部と平行で前記突出部の上部
前面から前記継鉄脚部方向に斜に深くし、さらに
その底に近い部分を前記ボビンの軸心と直角方向
に曲げた溝を設け、一面の中央部をほぼ直角に相
対して切起こされた前記復帰ばねが、その外端が
前記溝に挿入され、前記切起こし部が前記間隙に
挿入されるとともに、前記継鉄部に係止されて該
継鉄外側に取り付けられることにより達成され
る。すなわち本考案によれば電磁石装置を形成す
るボビンおよび復帰ばねは、その成形時に、これ
を挿入し、または挿入されるだけで組立てられる
ような形状に成形されるから、成形の手数を余り
要さずに成形でき、しかもねじなどの組立て部品
を要せず、かつ組立工作も簡単になる。またこの
部分の分解も容易で電磁石装置の補修などに都合
よい。
と、該ボビンに挿入され両端に継鉄が設けられた
U字状鉄心と、該U字状鉄心の磁極面に吸引され
るアーマチユアと、ほぼL字状に形成され、一面
が前記一方の継鉄に取り付けられ、他面が前記ア
ーマチユアを前記継鉄に吸引釈放されるように支
持された板状復帰ばねとを備えた電磁石装置にお
いて、前記一方の継鉄がT字状に成形され、前記
つばの一部がその脚部を間隙をあけて挾むように
脚部の両側に突出するとともに、該突出部にその
開口が前記継鉄の頭部と平行で前記突出部の上部
前面から前記継鉄脚部方向に斜に深くし、さらに
その底に近い部分を前記ボビンの軸心と直角方向
に曲げた溝を設け、一面の中央部をほぼ直角に相
対して切起こされた前記復帰ばねが、その外端が
前記溝に挿入され、前記切起こし部が前記間隙に
挿入されるとともに、前記継鉄部に係止されて該
継鉄外側に取り付けられることにより達成され
る。すなわち本考案によれば電磁石装置を形成す
るボビンおよび復帰ばねは、その成形時に、これ
を挿入し、または挿入されるだけで組立てられる
ような形状に成形されるから、成形の手数を余り
要さずに成形でき、しかもねじなどの組立て部品
を要せず、かつ組立工作も簡単になる。またこの
部分の分解も容易で電磁石装置の補修などに都合
よい。
以下本考案の施例を図面に基づいいて詳細に説
明する。第2図および第4図において、鉄心3
は、従来のものと同様にL字状鉄心4の水平部を
コイル2を巻いたボビン1に挿入し、垂直部を一
方の継鉄4aとし、水平部の端部に取り付けた板
状継鉄5と組合わせてU字状鉄心3とされてい
る。また鉄心3の磁極面3aを広くするためにL
字状鉄心4の継鉄4aを構成する部分はT字状と
されているが、このT字状継鉄4aの頭部は、後
に述べるように復帰ばね6の切起こし部を係止す
る役目もする。ボビン1は、一方の継鉄4a側の
つばの一部を厚くし、T字状継鉄4aの脚部を間
隙11をあけて挾むように突出部1bが設けられ
ている。この突出部1bには従来のようにコイル
2の端末処理端子9と外部接続端子10が設けら
ているが、このほかに復帰ばね6を取り付けるた
めに、その開口がT字状継鉄4aの頭部と平行で
突起1bの上部前面から継鉄4aの脚部方向に斜
に深くし、さらにその底に近い部分でボビン2の
軸心と直角方向に曲げた溝12が設けられてい
る。復帰ばね6は従来のものと同様に平板状の弾
性体がほぼL字状に折り曲げられているが、継鉄
4aへの取り付け面には、その中央部に内側に向
けてほぼ直角に切起こし、相対した切起こし部6
aが設けられている。このようなボビン1の突出
部1b、溝12、復帰ばね6の切起こし部6aな
どはこれらを成形するときに同時に行なわれる。
復帰ばね6の他面には従来と同様にアーマチユア
8がボス8aによりカシメて取り付けられてい
る。このアーマチユア8と復帰ばね6を一体にし
たものを鉄心3に取り付けるには、第3図に示す
ように、復帰ばね6の外端を斜めのP矢印方向に
押し込んで溝12に挿入し、さらにこの外端を軸
にして全体をQ矢印方向に回動させて切起こし部
6aを継鉄4aの脚部とつば1aの突出部1bと
の間隙11に圧入する。すると切起こし部6a
は、継鉄4aの頭部下側4bに係止され、復帰ば
ね6の外端は溝12の底に近い部分に当接して第
4図に示すように組立てられる。なお、この磁石
装置を継電器などの基板に取り付けるときに復帰
ばね6の背部に当接するような押え部13を基板
に設けておくと復帰ばね6とアーマチユア8とを
継鉄4aに確実に抑え付けることができる。
明する。第2図および第4図において、鉄心3
は、従来のものと同様にL字状鉄心4の水平部を
コイル2を巻いたボビン1に挿入し、垂直部を一
方の継鉄4aとし、水平部の端部に取り付けた板
状継鉄5と組合わせてU字状鉄心3とされてい
る。また鉄心3の磁極面3aを広くするためにL
字状鉄心4の継鉄4aを構成する部分はT字状と
されているが、このT字状継鉄4aの頭部は、後
に述べるように復帰ばね6の切起こし部を係止す
る役目もする。ボビン1は、一方の継鉄4a側の
つばの一部を厚くし、T字状継鉄4aの脚部を間
隙11をあけて挾むように突出部1bが設けられ
ている。この突出部1bには従来のようにコイル
2の端末処理端子9と外部接続端子10が設けら
ているが、このほかに復帰ばね6を取り付けるた
めに、その開口がT字状継鉄4aの頭部と平行で
突起1bの上部前面から継鉄4aの脚部方向に斜
に深くし、さらにその底に近い部分でボビン2の
軸心と直角方向に曲げた溝12が設けられてい
る。復帰ばね6は従来のものと同様に平板状の弾
性体がほぼL字状に折り曲げられているが、継鉄
4aへの取り付け面には、その中央部に内側に向
けてほぼ直角に切起こし、相対した切起こし部6
aが設けられている。このようなボビン1の突出
部1b、溝12、復帰ばね6の切起こし部6aな
どはこれらを成形するときに同時に行なわれる。
復帰ばね6の他面には従来と同様にアーマチユア
8がボス8aによりカシメて取り付けられてい
る。このアーマチユア8と復帰ばね6を一体にし
たものを鉄心3に取り付けるには、第3図に示す
ように、復帰ばね6の外端を斜めのP矢印方向に
押し込んで溝12に挿入し、さらにこの外端を軸
にして全体をQ矢印方向に回動させて切起こし部
6aを継鉄4aの脚部とつば1aの突出部1bと
の間隙11に圧入する。すると切起こし部6a
は、継鉄4aの頭部下側4bに係止され、復帰ば
ね6の外端は溝12の底に近い部分に当接して第
4図に示すように組立てられる。なお、この磁石
装置を継電器などの基板に取り付けるときに復帰
ばね6の背部に当接するような押え部13を基板
に設けておくと復帰ばね6とアーマチユア8とを
継鉄4aに確実に抑え付けることができる。
以上述べたように本考案による電磁石装置は、
コイルを巻いたボビンに挿入した鉄心と、アーマ
チユアを取り付けた復帰ばねとの結合を、ボビン
のつばに設けた突出部と継鉄との間隙およびこの
突出部に設けた溝に復帰ばねを挿入するだけで行
なつたもので、何ら部品を要せずに簡単に結合す
ることができる。またボビンの突出部や溝または
復帰ばねの切起こし部は、それらの成形時に僅か
の工数を要するだけで成形される。しかも分解も
簡単な優れた装置である。
コイルを巻いたボビンに挿入した鉄心と、アーマ
チユアを取り付けた復帰ばねとの結合を、ボビン
のつばに設けた突出部と継鉄との間隙およびこの
突出部に設けた溝に復帰ばねを挿入するだけで行
なつたもので、何ら部品を要せずに簡単に結合す
ることができる。またボビンの突出部や溝または
復帰ばねの切起こし部は、それらの成形時に僅か
の工数を要するだけで成形される。しかも分解も
簡単な優れた装置である。
第1図は従来の電磁石装置の一例を示す断面
図、第2図は本考案による電磁石装置の実施例を
示す斜視図、第3図は第2図の重要部の組立動作
を示す拡大断面図、第4図は第2図に示示す電磁
石装置の断面図である。 1……ボビン、1a……ボビンのつば、1b…
…つばの突出部、2……コイル、3……U字状鉄
心、3a……鉄心の磁極面、4a,5……継鉄、
6……復帰ばね、6a……ばねの切起こし部、8
……アーマチユア、11……継鉄と突出部との間
隙、12……突出部の溝。
図、第2図は本考案による電磁石装置の実施例を
示す斜視図、第3図は第2図の重要部の組立動作
を示す拡大断面図、第4図は第2図に示示す電磁
石装置の断面図である。 1……ボビン、1a……ボビンのつば、1b…
…つばの突出部、2……コイル、3……U字状鉄
心、3a……鉄心の磁極面、4a,5……継鉄、
6……復帰ばね、6a……ばねの切起こし部、8
……アーマチユア、11……継鉄と突出部との間
隙、12……突出部の溝。
Claims (1)
- つばを有しコイルを巻いたボビンと、該ボビン
に挿入され両端に継鉄が設けられたU字状鉄心
と、該U字状鉄心の磁極面に吸引されるアーマチ
ユアと、ほぼL字状に成形され、一面が前記一方
の継鉄に取り付けられ、他面が前記アーマチユア
を前記継鉄に吸引釈放されるように支持した板状
復帰ばねとを備えた電磁石装置において、前記一
方の継鉄がT字状に成形され、前記つばの一部が
その脚部を間隙をあけて挾むように脚部の両側に
突出するとともに、該突出部にその開口が前記継
鉄の頭部と平行で前記突出部の上部前面から前記
継鉄脚部方向に斜に深くし、さらにその底に近い
部分を前記ボビンの軸心と直角方向に曲げた溝を
設け、一面の中央部をほぼ直角に相対して切起こ
された前記復帰ばねが、その外端が前記溝に挿入
され、前記切起こし部が前記間隙に挿入されると
ともに、前記継鉄頭部に係止されて、該継鉄外側
に取り付けられたことを特徴とする電磁石装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3763983U JPS59145006U (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3763983U JPS59145006U (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 電磁石装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59145006U JPS59145006U (ja) | 1984-09-28 |
JPH0140165Y2 true JPH0140165Y2 (ja) | 1989-12-01 |
Family
ID=30168326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3763983U Granted JPS59145006U (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 電磁石装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59145006U (ja) |
-
1983
- 1983-03-16 JP JP3763983U patent/JPS59145006U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59145006U (ja) | 1984-09-28 |
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