JPH0320999Y2 - - Google Patents

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JPH0320999Y2
JPH0320999Y2 JP1987129803U JP12980387U JPH0320999Y2 JP H0320999 Y2 JPH0320999 Y2 JP H0320999Y2 JP 1987129803 U JP1987129803 U JP 1987129803U JP 12980387 U JP12980387 U JP 12980387U JP H0320999 Y2 JPH0320999 Y2 JP H0320999Y2
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JP
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yoke
base
coil
recess
block
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JP1987129803U
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JPS6434741U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、永久磁石、ヨークおよびボビンの
ベースへの取付作業を簡略化する有極電磁継電器
に関する。
(b) 従来の技術 一般に有極電磁継電器は、永久磁石、この永久
磁石とともに磁界を形成するヨーク、外側にコイ
ルを巻回されるボビンなどを備え、これらをベー
スに位置決めして固定している。これらのうち永
久磁石およびヨークを固定するに際し従来の有極
電磁継電器では第5図および第6図に示すよう
に、ベース53の凹部55にヨーク51および永
久磁石52を挿入した後接着剤54を塗布して固
着している。また、ボビンを介してヨークを固定
するものでは第7図および第8図に示すように、
熱可塑性素材により形成したボビン61の下部に
突起63を形成するとともに、ベース64に突起
63が貫通する貫通孔65を穿設する。このベー
ス64上にヨーク62を設置した後ボビン61を
載置し、貫通孔65を経由してベース64の下方
に露出した突起63の一部を熱カシメしてベース
64の下面に固着していた。このようにしてヨー
ク62をボビン61とともにベース64に固定し
ていた。
(C) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の有極電磁継電器で
は、永久磁石、ヨークおよびボビンの固定に際し
接着剤の塗布や熱カシメなどの作業が必要になり
製造工程が煩雑化する欠点があつた。また、ボビ
ンの外側に巻回されるコイルは、永久磁石および
ヨークを含む他の導電性の部品と非接触にしなけ
ればならないことから従来の有極電磁継電器では
コイルの外側に絶縁テープを巻付けており、製造
工程が一層煩雑化する欠点があつた。
この考案の目的は絶縁体のヨークブロツクを介
して永久磁石、ヨークおよびボビンを位置決めし
て保持することにより、接着剤の塗布や熱カシメ
などの作業が排除するとともに、コイルに絶縁テ
ープを巻き付ける必要を無くし、製造工程を簡略
化できる有極電磁継電器を提供することにある。
(d) 問題点を解決するための手段 この考案の有極電磁継電器は、絶縁体を素材と
し、コイルの両側面の全面に対向する側壁と、永
久磁石およびヨークをコイルに対して非接触にし
て保持する凹部と、側壁および凹部によつて構成
され、コイルが位置する中空部と、組立時にベー
スに穿たれた貫通孔からベース下面のベース凹部
に露出する突起と、を備えたヨークグロツクを、 設けたことを特徴とする。
(e)作用 この考案においては、ボビンに巻回されたコイ
ルの両側面には全面に渡つてヨークブロツクの側
壁が対向する。ヨークブロツクは絶縁体を素材と
しており、中空部に位置するコイルの両側面にお
いて絶縁性が維持される。永久磁石およびヨーク
はヨークブロツクの凹部において保持される。こ
の時、永久磁石およびヨークがコイルに対して非
接触にされており、コイルは永久磁石およびヨー
クに対しても絶縁性が保たれる。ヨークブロツク
をベースに嵌入すると突起がベース下面のベース
凹部に露出する。ベース凹部にはシール剤が充填
されるから突起は凹部においてシール剤により固
定される。したがつて、ヨークブロツクはシール
剤によりベースに固定される。
(f) 実施例 第1図は、この考案の実施例である有極電磁継
電器の組立図である。
有極電磁継電器1は、ベース12上にヨークブ
ロツク4およびコイルブロツク19を設置し、こ
れらをケース20により被覆して構成されてい
る。ヨークブロツク4は絶縁性素材により形成さ
れており、側壁7および凹部5により囲まれた中
空部16を備えている。凹部5には一対のヨーク
2およびこの一対のヨーク2に挟持される永久磁
石3が嵌入される。また、中空部16にはコイル
ブロツク19が圧入される。
コイルブロツク19は絶縁性素材により成形さ
れたボビン11の中空部11aにアーマチユア1
0を動作バネ18とともに嵌入した後、このアー
マチユア10の両端部にカード9を装着して構成
されている。また、ボビン11の外周部には図外
のコイルが巻回される。
ベース12は接点板13,13a,13b,1
7を4対備えており、接点板17に固定された接
点バネ14の端部が接点板13aと接点板13b
との間に位置している。このベース12には4箇
所に貫通孔15が穿設されている。この貫通孔1
5はヨークブロツク4の下面の4カ所に形成され
た突起8に対向する。
以上の構成により、この有極電磁継電器1で
は、コイルへの電流方向に応じたアーマチユア1
0の動作をカード9を介して接点バネ14に伝達
し、接点板17と接点板13aまたは13bとの
接続により回路を開閉する。
第2図および第3図は、上記有極電磁継電器の
それぞれ横断面図および要部の縦断面図である。
ヨークブロツク4の凹部5を含む横断面におい
ては第2図に示すように、ヨークブロツク4の側
面に形成された係止片6がヨークブロツク4の両
側面において接点板13bの下面に係合する。ま
た、ベース12の貫通孔15を含む縦断面図であ
る第3図に現れているように、ヨークブロツク4
の下面に形成された突起8は貫通孔15からベー
ス12の下面のベース凹部12aに露出してい
る。第3図および第4図に示すようにこのベース
凹部12aには組立作業終了後シール剤21が充
填される。
以上の構成により、有極電磁継電器を組み立て
る際には、ヨークブロツク4、コイルブロツク1
9および12をそれぞれ別体に組み立てた後、ベ
ース12の中央部にコイルブロツク19を設置す
る。この時、カード9の切り込みに接点バネ14
を挿入する。この状態でヨークブロツク4をその
中空部16にコイルブロツク19が位置するよう
にベース12に設置する。この時、突起8を貫通
孔15に嵌入して位置決めを行う。ヨークブロツ
ク4をベース12の上方から押し込むと、模型形
状を呈した係止片6により接点板13bは外側に
広げられる。ヨークブロツク4の下面がベース1
2の上面に接触すると係止片6の上端部が接点板
13bの下端部より下方に位置し、接点板13b
は元の位置に復元する。これによつて接点板13
bの下端部は係止片6の上端部に対向し、ヨーク
ブロツク4の上方向への移動を規制する。この後
ベース12の上面にケース20が装着され、更に
外周面をシール剤21により被覆される。このシ
ール剤21による被覆は有極電磁継電器1を配線
基板上に取り付ける際の半田デイツピングおよび
洗浄に対処するために一般的に行われる。
以上のようにしてこの実施例によればコイルブ
ロツク19のボビン11は、ヨークブロツク4の
側壁7および凹部5により囲まれた中空部16に
位置し、ボビン11に巻回されるコイルの側面は
側壁7と対向して接点板13a,13b,17お
よび接点バネ14と接触することはない。加え
て、ヨーク2および永久磁石3は凹部5に挿入さ
れ、コイルとは接触することはない。したがつ
て、絶縁テープを貼付することなくコイルの絶縁
性を維持できる。また、ヨーク2、永久磁石3お
よびコイルブロツク19を位置決めするヨークブ
ロツク4は有極電磁継電器1の組立作業に不可欠
なシール剤21の塗布によりベース凹部12aに
おいてベース12に固定されるため、ベース12
に対するヨーク2および永久磁石3などの固定の
ために接着剤の塗布および熱カシメなどの作業を
行う必要がない。
(g) 考案の効果 この考案によれば、ヨークブロツクが有する側
壁によりコイルの両側面は全面に渡つて他の導電
体と接触することがなく、また凹部において保持
される永久磁石およびヨークとも非接触にされる
ことにより、コイルの外側に絶縁テープを巻きつ
ける必要がない。このように永久磁石、ヨークお
よびコイルはヨークブロツクによつて所定の位置
に位置決めされる。このヨークブロツクは組み立
て時にベースに穿たれた貫通孔からベース下面の
凹部に露出する突起を備えており、シール剤の塗
布時にこのシール剤がベース下面のベース凹部に
充填されることにより、ヨークブロツクは突起を
介してベースに固定される。したがつて、ヨーク
ブロツクをベースに固定するために何ら特別な固
定作業を必要とせず、しかもこのヨークブロツク
の固定により永久磁石、ヨークおよびコイルの位
置決めが確実にされる。すなわち、永久磁石およ
びヨークの固定に接着剤の塗布や熱カシメなどの
作業を必要とせず、組立工程を簡略化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である有極電磁継電
器の組立図、第2図および第3図は同有極電磁継
電器のそれぞれ要部の横断面図および縦断面図、
第4図は同有極電磁継電器の要部の底面図であ
る。また、第5図は従来の有極電磁継電器の組立
図、第6図はそのB−B′矢視断面図である。第
7図は別の従来例を示す組立図、第8図はそのC
−C′矢視断面である。 1……有極電磁継電器、2……ヨーク、3……
永久磁石、4……ヨークブロツク、5……凹部、
7……側壁、8……突起、15……貫通孔、12
……ベース、12a……ベース凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 絶縁体を素材とし、コイルの両側面の全面に対
    向する側壁と、永久磁石およびヨークをコイルに
    対して非接触にして保持する凹部と、側壁および
    凹部によつて構成され、コイルが位置する中空部
    と、組立時にベースに穿たれた貫通孔からベース
    下面のベース凹部に露出する突起と、を備えたヨ
    ークブロツクを、 設けたことを特徴とする有極電磁継電器。
JP1987129803U 1987-08-26 1987-08-26 Expired JPH0320999Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987129803U JPH0320999Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987129803U JPH0320999Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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Publication Number Publication Date
JPS6434741U JPS6434741U (ja) 1989-03-02
JPH0320999Y2 true JPH0320999Y2 (ja) 1991-05-08

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JP1987129803U Expired JPH0320999Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59166346U (ja) * 1983-04-23 1984-11-07 オムロン株式会社 電磁継電器

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Publication number Publication date
JPS6434741U (ja) 1989-03-02

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