JPH09190757A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH09190757A
JPH09190757A JP314596A JP314596A JPH09190757A JP H09190757 A JPH09190757 A JP H09190757A JP 314596 A JP314596 A JP 314596A JP 314596 A JP314596 A JP 314596A JP H09190757 A JPH09190757 A JP H09190757A
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JP
Japan
Prior art keywords
card
iron piece
movable iron
electromagnetic relay
movable contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP314596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Matsuoka
和成 松岡
Takeshi Nishida
剛 西田
Taisuke Ueda
泰介 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業が容易で生産性の高い電磁継電器を
提供することにある。 【解決手段】 可動鉄片17の垂直部の側端面にカード
組み付け用切り欠き部17aを設けた。この切り欠き部
17aの下辺部17bは傾斜面であり、この下辺部17
bの可動接点端子23側の縁部には面取り部17cを設
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁継電器、特に、
カードの取り付けを容易にする内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁継電器としては、例えば、図
5に示すように、実公平1−41147号公報に記載の
ものがある。すなわち、ベース1に一体成形したコイル
ボビン2の中心孔2aを介して断面略U字形のコア3を
挿入し、係合片1aでベース1に抜け止めするととも
に、前記コア3の一端部3aにヒンジばね4を介して略
く字形状に屈曲したアマチュア5を回動可能にヒンジ支
持する一方、固定接点6a,可動接点7aをそれぞれ有
する固定接点端子6,可動接点端子7を前記ベース1に
それぞれ圧入,固定し、前記可動接点端子7と前記アマ
チュア5とをカード8で連結したものである。
【0003】そして、前記コイルボビン2に巻回したコ
イル9に電圧を印加して励磁すると、コア3の磁極部3
bがアマチュア5を吸引し、可動接点端子7のばね力に
抗して回動させるので、カード8が往復移動して可動接
点端子7が回動し、可動接点7aが可動接点6aに接離
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
電磁継電器によれば、カード8の抜け落ちを防止するた
め、カード8の全長がアマチュア5の垂直部と可動接点
端子7との間の距離よりも長い。このため、両者の間に
カード8を挿入しようとすると、可動接点端子7やアマ
チュア5にカード8が引っ掛かりやすく、組立作業に手
間がかかり、生産性が低いという問題点がある。
【0005】本発明は、前記問題点に鑑み、組立作業が
容易で生産性の高い電磁継電器を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電磁継電
器は、前記目的を達成するため、対向する略く字形可動
鉄片の垂直部と可動接点端子との間に位置するカードの
一端部を、前記可動鉄片の係合孔に係合する一方、前記
カードの他端部を前記可動接点端子の係合孔に係合し、
電磁石部の励磁,消磁に基づいて回動する可動鉄片で前
記カードを往復移動させて前記可動接点端子を回動し、
接点を開閉する電磁継電器において、前記可動鉄片の垂
直部の側端面にカード組み付け用切り欠き部を設けた構
成としてある。
【0007】また、前記可動鉄片のカード組み付け用切
り欠き部のうち、その下辺部を傾斜面としておいてもよ
く、あるいは、その下辺部のカード側の縁部に面取り部
を設けておいてもよい。さらに、前記可動鉄片の係合孔
に係合するカードの一端部の基部に、係止防止用円弧状
突起を設けておいてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる一実施形態
を図1ないし図4の添付図面に従って説明する。本実施
形態にかかる電磁継電器は、ベース10に一体成形した
スプール11にコイル12を巻回して電磁石部15を形
成し、この電磁石部15に組み付けた略く字形の可動鉄
片17を回動することにより、カード30を介して可動
接点端子23を回動し、接点を開閉するものである。
【0009】すなわち、前記ベース10は、その上面の
一方側に一体成形したスプール11にコイル12を巻回
した後、前記ベース10の貫通孔(図示せず)に略L字
形状に屈曲したヨーク13の垂直部を下方側から挿入す
る一方、前記スプール11に設けた中心孔に断面略T字
形状の鉄芯14を上方から挿入し、突出する上端部を磁
極部14aとし、突出する下端部を前記ヨーク13の水
平部にカシメ固定して電磁石部15を形成したものであ
る。なお、16,16はコイル端子である。
【0010】そして、前記ヨーク13の上端部に位置決
めした略く字形状の可動鉄片17をヒンジばね18を介
して回動可能にヒンジ支持する一方、前記ベース10の
他方側に、固定接点20,可動接点21をそれぞれ有す
る固定接点端子22および可動接点端子23を圧入して
立設することにより、この可動接点端子23が前記可動
鉄片17の垂直部に対向する。
【0011】前記可動鉄片17の垂直部の側端面にはカ
ード係合用切り欠き部17aを設けてあり、その下辺部
17bは外側に傾斜しているとともに、その下辺部17
bの可動接点端子23側の縁部には面取り部17cが形
成され、カード30が挿入しやすくなっている。
【0012】カード30は、図4(a)に示すように、
絶縁機能を有するカード本体31の表裏面に係合用突部
32,33を設けたものであり、係合用突部33の基部
には係止防止用円弧状突起34を設けてある。したがっ
て、図4(b)に示すように、カード30を傾けて斜め
上方から挿入し、係合用突部32の先端を可動接点端子
23の係合孔24に挿入して係合し、可動接点端子23
を外方に押し広げるとともに、カード30の円弧状突起
34を可動鉄片17の面取り部17cに接触させながら
押し下げ、カード30の係合用突部33を可動鉄片17
の係合孔17dに挿入して係合する。ついで、前記ベー
ス10にケース35を嵌合してシールした後、そのガス
抜き孔36から内部ガスを抜いて熱カシメすることによ
り、組立作業が完了する。
【0013】したがって、前記コイル12に電圧を印加
しない場合には、可動接点端子23のばね力でカード3
0が電磁石部15側に付勢され、可動接点21が固定接
点20から開離している。そして、前記コイル12に電
圧を印加して励磁すると、鉄芯14の磁極部14aに可
動鉄片17の水平部が吸引され、可動接点端子23のば
ね力に抗して可動鉄片17がヨーク13の上端部を支点
に回動するので、可動鉄片17の垂直部がカード30を
押圧する。このため、カード30が水平方向に移動して
可動接点端子23が回動し、可動接点21が固定接点2
0に接触した後、可動鉄片17の水平部が鉄芯14の磁
極部14aに吸着する。ついで、前記コイル12の励磁
を解くと、可動接点端子23のばね力によってカード3
0が押し戻されるので、可動鉄片17が前述と逆方向に
回動し、可動接点21が固定接点20から開離して元の
状態に復帰する。
【0014】なお、前述の実施形態では、カード30の
係合用突部32だけに係止防止用円弧状突起34を設け
る場合について説明したが、いずれの係合用突部32,
33にも円弧状突起34を設けておけば、カード30の
方向性がなくなり、組立作業がより一層容易になるとい
う利点がある。また、電磁石部15は、ベース10に一
体成形したスプール11から形成する必要はなく、ベー
ス10と別体のスプールから形成してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる請求項1に記載の電磁継電器によれば、可動鉄
片の側端面に設けた切り欠き部を介し、対向する可動鉄
片の垂直部の係合孔と可動接点端子の係合孔とにカード
の両端部をそれぞれ挿入して係合できるので、位置決
め,組立作業が容易になり、生産性が向上する。請求項
2によれば、切り欠き部の下辺部に傾斜面を設けてある
ので、斜め上方からカードを組み付けやすくなり、組立
作業、特に、人手による組立作業が容易になり、生産性
が向上する。請求項3によれば、切り欠き部の下辺部の
うち、可動接点端子側の縁部に面取り部を設けてあるの
で、可動鉄片の切り欠き部にカードを引っ掛けることな
く組み付けでき、生産性がより一層向上する。請求項4
によれば、可動鉄片の係合用突部の基部に係止防止用円
弧状突起を設けてあるので、可動鉄片の切り欠き部にカ
ードを引っ掛けることなく組み付けでき、生産性がより
一層向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の一実施形態を示す電磁継電器の斜
視図である。
【図2】 図1に示した電磁継電器の部分分解斜視図で
ある。
【図3】 図1に示した電磁継電器の全体分解斜視図で
ある。
【図4】 図1に示した電磁継電器を示し、図(a)は
カードの斜視図、図(b)は組立方法を説明するための
正面図である。
【図5】 従来例にかかる電磁継電器の正面断面図であ
る。
【符号の説明】
10…ベース、11…スプール、12…コイル、13…
ヨーク、14…鉄芯、15…電磁石部、17…可動鉄
片、17a…切り欠き部、17b…下辺部、17c…縁
部、17d…係合孔、18…ヒンジばね、20…固定接
点、21…可動接点、22…固定接点端子、23…可動
接点端子、24…係合孔、30…カード、31…カード
本体、32,33…係合用突部、34…係止防止用円弧
状突起。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する略く字形可動鉄片の垂直部と可
    動接点端子との間に位置するカードの一端部を、前記可
    動鉄片の係合孔に係合する一方、前記カードの他端部を
    前記可動接点端子の係合孔に係合し、電磁石部の励磁,
    消磁に基づいて回動する可動鉄片で前記カードを往復移
    動させて前記可動接点端子を回動し、接点を開閉する電
    磁継電器において、 前記可動鉄片の垂直部の側端面にカード組み付け用切り
    欠き部を設けたことを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 前記可動鉄片のカード組み付け用切り欠
    き部のうち、その下辺部を傾斜面としたことを特徴とす
    る請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】 前記可動鉄片のカード組み付け用切り欠
    き部のうち、その下辺部のカード側の縁部に面取り部を
    設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の電磁
    継電器。
  4. 【請求項4】 前記可動鉄片の係合孔に係合するカード
    の一端部の基部に、係止防止用円弧状突起を設けたこと
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    電磁継電器。
JP314596A 1996-01-11 1996-01-11 電磁継電器 Pending JPH09190757A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1420428A1 (en) * 2002-11-12 2004-05-19 Omron Corporation Electromagnetic relay
CN102074420A (zh) * 2010-11-30 2011-05-25 厦门宏美电子有限公司 一种可降低塑料屑产生的继电器簧片结构及其制作方法
CN108305818A (zh) * 2017-01-11 2018-07-20 厦门宏发电声股份有限公司 一种太阳能光伏逆变器用大功率高绝缘性能继电器

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