JPH0729547Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH0729547Y2
JPH0729547Y2 JP3496389U JP3496389U JPH0729547Y2 JP H0729547 Y2 JPH0729547 Y2 JP H0729547Y2 JP 3496389 U JP3496389 U JP 3496389U JP 3496389 U JP3496389 U JP 3496389U JP H0729547 Y2 JPH0729547 Y2 JP H0729547Y2
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JP
Japan
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yoke
box
electromagnetic relay
iron piece
movable iron
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JP3496389U
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孝司 田中
豊 野崎
美清 今井
祐司 安岡
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電磁継電器、特に小型の電磁継電器に関する。
(従来技術) 従来、小型の電磁継電器としては、例えば、第6図に示
すように、断面略C字形状を有し、一方側の側面に側方
開口部1aを設け、かつ、対向する内側面に上方開口部1b
の両側縁部に平行なリブ1c(手前側のリブは図示せず)
を突設して前記側方開口部1aに連通するガイド溝1dを形
成した箱形ベース1と、この箱形ベース1の対向する側
壁に設けた上下に貫通する端子圧入孔1e,1f,1gに、固定
接点端子2a,可動接点端子2b,固定接点端子2cを順次圧入
することにより、前記箱形ベース1の上方に形成された
接点機構部2,2と、コイル3aを巻回した鉄芯3bの一端部
を、断面略L字形状に屈曲したヨーク3cの垂直部に固定
して形成され、前記ベース1の側方開口部1aから前記鉄
芯3bの軸心方向に挿入し、前記ヨーク3cの両側縁部を前
記ベース1のガイド溝1d(手前側のガイド溝は図示せ
ず)にスライド圧入して固定することにより、前記ベー
ス1の側方開口部1aからヨーク3cの水平先端部を露出す
る電磁石部3と、断面略く字形状を有し、内側面角部を
前記ヨーク3cの水平先端部に位置決めした可動鉄片4
と、両側部を対向するように曲げ起こして形成した一対
の弾性腕部5a,5aを有するとともに、前記一対の弾性腕
部5a,5aの間に切り起こして形成した弾性爪部5b,5bを有
し、前記弾性腕部5a,5aに設けた係合孔5c,5cを前記ベー
ス1の外側面に設けた突起1h(奥側の突起は図示せず)
にそれぞれ係合することにより、前記可動鉄片4を回動
自在にヒンジ支持するヒンジばね5と、前記ベース1に
被せて嵌合できる箱形状を有し、前記ベース1に嵌合し
た後、前記ベース1の底面にシール剤(図示せず)を注
入,固化することにより、前述の内部構成部品を密封す
るケース6とからなるものが提案されている。
そして、ベース1の外側面下辺部には巾t1の段差を設け
てあるので、ベース1の底面に注入したシール剤が、ベ
ース1の外側面下辺部とケース6の内側面との隙間から
毛細管現象で侵入しても、巾t1の段差のために前記シー
ル剤が内部深く侵入できず、接点機構部2,2等に付着す
ることがない。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来例にかかる電磁継電器では、ベース
1の突起1hに係止したヒンジばね5を介して可動鉄片4
の脱落を防止しているが、前記ヒンジばね5は電磁継電
器の補助部品にすぎず、部品点数,組み立て工数の増大
をもたらし、コストアップを招くという問題点があっ
た。
本考案は、前記問題点に鑑み、ヒンジばねを不要とする
ことにより、部品点数,組み立て工数が少なく、安価な
電磁継電器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案にかかる電磁継電器は、前記目的を達成するた
め、上方に向けて開口する上方開口部を有する箱形ベー
ス内に、コイルを巻回した鉄芯の一端部を磁極部とし、
他端部を断面略L字形状に屈曲したヨークの垂直部に固
定してなる電磁石部を収納,固定し、この電磁石部の励
磁,消磁に基づき、前記ヨークの水平先端部を支点とし
て回動する断面略く字形状の可動鉄片で、前記箱形ベー
スの側壁に端子を上下方向に圧入して形成した接点機構
部を駆動する電磁継電器において、前記箱形ベースの少
なくとも対向する内側面に設けた突部に、前記電磁石部
のヨークの両側縁部を下方側からそれぞれ係合,固定す
ることにより、前記箱形ベースの一辺部と前記ヨークの
水平先端部とで、前記可動鉄片を抜け止めした構成とし
たものである。
(作用と考案の効果) したがって、本考案によれば、可動鉄片が上ベース部の
一辺部とヨークの水平先端部とで抜け止めされるので、
従来例のようなヒンジばねが不要となる。
このため、部品点数のみならず、組み立て工数が減少す
るので、生産性が向上し、コストが低減するという効果
がある。
(実施例) 以下、本考案にかかる電磁継電器の一実施例について説
明する。
本実施例にかかる電磁継電器は、第1図ないし第5図に
示すように、大略、ベース10、接点機構部20,20、電磁
石部30、可動鉄片40およびケース50から構成されてい
る。
ベース10は上ベース部11と下ベース部15とからなり、上
ベース部11は平面略ロ字形状を有し、対向する側壁に上
下に貫通する端子圧入孔11a,11b,11cをそれぞれ有する
もので、上方開口部12を形成する両側縁部に切り欠き部
12aを有するとともに、この切り欠き部12aの直下に位置
する対向する内側面に、突部13を突設してある。さら
に、上ベース部11の巾寸法l1は、後述する下ベース部15
の巾寸法l2と同等ないしは後述するケース50の内側面の
抜きテーパだけ小さい。ケース50の抜きテーパは極めて
小さいので、端子圧入孔11a,11b,11c近傍部分の肉厚t2
が厚い。このため、端子を圧入しても破損しにくく、端
子の支持強度が高いという利点がある。
下ベース部15は前記上ベース部11と略同一平面形状を有
し、対向する両側縁部に、前記上ベース部11の端子圧入
孔11a,11b,11cに対応する端子圧入孔15a,15b,15cをそれ
ぞれ設けるとともに、上面中央部に後述する電磁石部30
を載置固定する凹所16を設けてある。
接点機構部20,20は前記上ベース部11の端子圧入孔11a,1
1b,11cに常閉固定接点端子21,可動接点端子22および常
開固定接点端子23をそれぞれ順次圧入することにより、
前記上ベース部11の上面両側縁部にそれぞれ並設されて
いる。
特に、可動接点端子22はその上端部に可動接触片24の一
端部を溶着したものであり、前記可動接触片24は、その
自由端部の表裏面に、常閉固定接点端子21の常閉固定接
点21aおよび常開接点端子23の常開固定接点23aに交互に
接離する可動接点22aをそれぞれ設けてある。
電磁石部30は、両端部に鍔部を有するスプール31にコイ
ル32を巻回するとともに、スプール31の中心孔に断面略
T字形状の鉄芯33を圧入し、突出する一端部を磁極部33
aとする一方、突出する他端部を、断面略L字形状に屈
曲してなるヨーク34の垂直部にカシメ固定したものであ
る。前記スプール31は一方の鍔部の両側縁部に、コイル
端子35,35をインサート成形した台座部36,36を設けてい
る。さらに、前記ヨーク34は水平先端部に位置決め用凹
部37を設けているとともに、その両側部に位置決め用突
部38,38を設けている。前記位置決め用凹部37は後述す
る可動鉄片40の肉厚よりも若干深い。
可動鉄片40は打ち抜いた金属板を断面略く字形状に屈曲
したもので、その水平先端部にカード41を有し、このカ
ード41はその上面に前記可動接触片24,24に当接する突
部42を突設している。さらに、可動鉄片40は垂直部の両
側部に、前記ヨーク34の位置決め用突部38,38に係合可
能な切り欠き部43,43を設けてある。
したがって、可動鉄片40の切り欠き部43,43をヨーク34
の突部38 ,38にそれぞれ係合し、可動鉄片40の内側面
角部をヨーク34の凹部37に位置決めして回動自在に支持
した後、接点機構20,20を設けた上ベース部11に前記電
磁石部30を下方側から圧入し、上ベース部11に設けた突
部13にヨーク34の両側縁部を係止することにより(スナ
ップフイット)、ヨーク34の突部38,38が上ベース部11
の一辺部14に当接し、上ベース部11と電磁石部30とが一
体化する。このため、可動鉄片40が上ベース部11の一辺
部14とヨーク34の凹部37とで抜け止めされるとともに、
回動自在に支持される(第5図)。
なお、組み付け作業を容易にするため、前記上ベース部
11の一辺部14に切り欠き部を設けておいてもよい。
ついで、下ベース部15の端子圧入孔15a,15b,15cに、上
ベース部11に組み込んだ常閉固定接点端子21,可動接点
端子22および常開固定接点端子23をそれぞれ圧入して突
出させることにより、電磁石部30が上ベース部11と下ベ
ース部15とで挟持一体化される。ただし、上ベース部11
と下ベース部15との間には、第3図に示すように寸法l3
の間隙が形成されている。
本実施例によれば、上ベース部11に電磁石部30を組み付
けた後、下ベース部15を組み付けるので、従来例のよう
に箱形ベースに電磁石部を一度に組み付けることがな
い。このため、コイル32が上ベース部11,下ベース部15
にひっかかることが少なく、断線しにくい。
しかも、上ベース部11に電磁石部30を組み付けるだけ
で、可動鉄片40が上ベース部11の一辺部14とヨーク34の
凹部37とで抜け止めされるとともに、回動自在に支持さ
れるので、ヒンジばねが不要になるという利点がある。
ケース50はベース10に被せて嵌合できる箱体形状を有す
るもので、電磁石部30を挟持一体化したベース10に被せ
て嵌合した後、下ベース部15の裏面にシール剤(図示せ
ず)を注入,固化することにより、シール作業が完了す
る。
本実施例によれば、上ベース部11と下ベース部15との間
に巾l3の間隙を設けてあるので、注入したシール剤が毛
細管現象で内部深く侵入し、接点機構部20等に付着する
ことを防止できるという利点がある。
次に、本実施例にかかる電磁継電器の動作について説明
する。
無励磁の場合には、可動接触片24,24のばね力により、
カード41が押し下げられ、可動鉄片40の垂直部が鉄芯33
の磁極部33aから開離している一方、可動接点22aが常閉
固定接点21aに接触している(第3図)。
そして、コイル32を励磁すると、鉄芯33の磁極部33aに
可動鉄片40の垂直部が吸引され、可動接触片24,24のば
ね力に抗して可動鉄片40がヨーク34の凹部37を支点とし
て回動し、カード41の突部42が可動接触片24,24を押し
上げ、可動接点22aが常閉固定接点21aから開離した後、
常開固定接点23aに接触する。
ついで、コイル34の励磁を解くと、可動接触片24,24の
ばね力により、可動鉄片40が回動して元の状態に復帰す
る。
なお、前述の実施例では、電磁石部の上方に2組の接点
機構部を設ける場合について説明したが、必ずしもこれ
に限らず、1組の接点機構部を設ける場合でもよい。
また、前述の実施例においては、ヨークの水平先端部に
設けた凹部を介して可動鉄片を回動自在に支持している
が、必ずしもこれに限らず、例えば、上ベース部の一辺
部に凹部を設けて回動自在に支持してもよいことは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案にかかる電磁継電器の一実
施例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は平面断面
図、第3図は側面断面図、第4図は正面断面図、第5図
は要部拡大図、第6図は従来例にかかる電磁継電器の分
解斜視図である。 10……箱形ベース、11……上ベース部、12……上方開口
部、13……突部、14……一辺部、15……下ベース部、20
……接点機構部、21……常閉固定接点端子、22……可動
接点端子、23……常開固定接点端子、30……電磁石部、
32……コイル、33……鉄芯、33a……磁極部、34……ヨ
ーク、40……可動鉄片、50……ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に向けて開口する上方開口部を有する
    箱形ベース内に、コイルを巻回した鉄芯の一端部を磁極
    部とし、他端部を断面略L字形状に屈曲したヨークの垂
    直部に固定してなる電磁石部を収納,固定し、この電磁
    石部の励磁,消磁に基づき、前記ヨークの水平先端部を
    支点として回動する断面略く字形状の可動鉄片で、前記
    箱形ベースの側壁に端子を上下方向に圧入して形成した
    接点機構部を駆動する電磁継電器において、 前記箱形ベースの少なくとも対向する内側面に設けた突
    部に、前記電磁石部のヨークの両側縁部を下方側からそ
    れぞれ係合,固定することにより、前記箱形ベースの一
    辺部と前記ヨークの水平先端部とで、前記可動鉄片を抜
    け止めしたことを特徴とする電磁継電器。
JP3496389U 1988-10-21 1989-03-28 電磁継電器 Expired - Lifetime JPH0729547Y2 (ja)

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JP3496389U JPH0729547Y2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 電磁継電器
US07/424,166 US5041870A (en) 1988-10-21 1989-10-20 Electromagnetic relay

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JP3496389U JPH0729547Y2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 電磁継電器

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JPH02126345U JPH02126345U (ja) 1990-10-18
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