JP2782634B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2782634B2
JP2782634B2 JP15895590A JP15895590A JP2782634B2 JP 2782634 B2 JP2782634 B2 JP 2782634B2 JP 15895590 A JP15895590 A JP 15895590A JP 15895590 A JP15895590 A JP 15895590A JP 2782634 B2 JP2782634 B2 JP 2782634B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電磁継電器、特に、可動鉄片を設けたヒンジ
ばねの支持構造に関する。
(従来技術と発明が解決しようとする課題) 従来、電磁継電器のヒンジばねの支持構造としては、
例えば、第13図に示すように、少なくとも一端部に鍔部
1を有するスプール2に図示しないコイルを巻回して電
磁石ブロック3とするとともに、屈曲したヒンジばね4
の一端部5に可動鉄片6を設け、このヒンジばね4の他
端部7を前記スプール2の鍔部1に固定した前記電磁石
ブロック3を、図示しない筒形ベースの開口部から挿
入,固定し、前記電磁石ブロック3の励磁,消磁に基づ
いて回動する前記可動鉄片6により、図示しない接点機
構部を駆動するものがある。
しかしながら、このものではヒンジばね4の一端部7
をスプール2の鍔部1に固定するため、ヒンジばね4の
一端部7に設けた係合孔7aを、鍔部1の段部1aに設けた
突部8に係合するとともに、ヒンジばね4の一端部7か
ら切り起こした舌片7b,7bを、鍔部1の外側面に設けた
突起1b,1bにカシメ固定していた。このため、組立工数
が多いとともに、カシメ不良による可動鉄片4のガタツ
キ,脱落を生じやすいという問題点があった。
本発明は、前記問題点に鑑み、組立工数が少なく、カ
シメ不良による可動鉄片のガタツキ,脱落を防止できる
電磁継電器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明にかかる電磁継電器は、前記目的を達成するた
め、少なくとも一端部に鍔部を有するスプールにコイル
を巻回して電磁石ブロックとするとともに、屈曲したヒ
ンジばねの一端部に可動鉄片を設け、このヒンジばねの
他端部を前記スプールの鍔部に係止した前記電磁石ブロ
ックを、筒形ベースの開口部から挿入,固定し、前記電
磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて回動する前記可動
鉄片により、接点を開閉する電磁継電器において、前記
筒形ベースの内周面と前記鍔部の端面とで、前記ヒンジ
ばねの他端部を挟持,固定した構成としたものである。
(作用と発明の効果) したがって、本発明によれば、筒形ベースに電磁石ブ
ロックを挿入することにより、ヒンジばねの他端部がベ
ースの内周面とスプールの鍔部の端面とで挟持,固定さ
れることになる。
このため、従来例のようなカシメ作業が不要となるの
で、組立工数が減少し、生産性が向上するとともに、カ
シメ不良による可動鉄片のガタツキ,脱落を防止できる
という効果がある。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を添付図面に従って説明す
る。
第1図ないし第6図は本発明に係る電磁継電器を示
し、このものはベース10と、一対の接点機構20と、電磁
石ブロック30と、可動鉄片40と、カード50と、ケース60
とからなっている。
ベース10は、長手方向の両端部(以下、第1図,第4
図において左側の端部を前端、右側の端部を後端とい
う。)が開口する矩形箱形に形成されている。このベー
ス10の上壁部11aの前端には、後述するカード50が嵌入
する矩形の切欠き12が設けられている。そして、この切
欠き12の縁部には、ベース10の下壁部11bに向かって垂
下する第1端壁部13が突設され、さらにこの第1端壁部
13からベース10の前端に向かって第2端壁部14が前記第
1端壁部13と平行に延設されるとともに、この第2端壁
部14に後述するスプール32の突片34aが嵌入するスリッ
ト15が形成されている。
また、ベース10の両側壁部11c,11dの後端には、後述
するスプール32の台座部35cの一部及びコイル端子36が
嵌入する切欠き16が形成されている。上壁部11aの後端
側の内面には、第4図に示すように、板ばね42の突部44
が嵌入する凹部17が形成されている。
さらに、ベース10の両側壁部11c,11dには、後述する
接点機構20の各端子21,23,25が圧入される端子穴18a,18
b,18cが、上下に貫通して形成されている。また、この
端子穴18a,18b,18cとベース10の両側壁部11c,11dの外面
との間に、スリット19a,19b,19cが当該各端子穴18a,18
b,18cに沿って形成されている。これにより、端子穴18
a,18b,18cとスリット19a,19b,19cとが形成する穴の断面
形状はT形となっている。
接点機構20は、ベース10の上壁部11aの両側に一対設
けられ、各々は、可動接点端子21の上端水平屈局部に一
端を固着された可動接触片22と、常開固定接点端子23の
上端水平屈曲部下面に設けた常開固定接点24と、常閉固
定接点端子25の上端水平屈曲部上面に設けた常閉固定接
点26と、からなっている。
各可動接触片22は、互いに平行な常開側ばね部22aと
常閉側ばね部22bとに分岐され、常開側ばね部22aがベー
ス10の上壁部11aの中央寄りに配置されている。各常開
側ばね部22aの上面の略中央には、前記常開固定接点24
と接離可能な常開可動接点27が形成され、各常閉側ばね
部22bの下面の略中央には、前記常閉固定接点26と接離
可能な常閉可動接点28が形成され、これらの各接点27,2
8はいずれもシングル構成となっている。また、各可動
接触片22の常開側ばね部22aの先端には、後述するカー
ド50の突部51と係合する係合部29が形成されている。
そして、この可動接触片22の常開側ばね部22a及び常
閉側ばね部22bは、いずれも下方に付勢され、無励磁時
に常開側ばね部22aの常開可動接点27が常開固定接点24
から離隔し、常閉側ばね部22bの常閉可動接点28が常閉
固定接点26に圧接することにより、常開側ばね部22aと
常閉側ばね部22bの各先端間に互いに段差が形成される
ようになっている。
電磁石ブロック30は、一端がL字形に屈曲した鉄心31
にスプール32を介してコイル33を巻回したものである。
鉄心31の屈曲部側に位置する鍔部(以下、前端鍔部とい
う。)34には、鉄心31と平行に突片34aが突設され、こ
の突片34aは前記ベース10の第2端壁部14に設けたスリ
ット15に嵌合するようになっている。
また、鉄心31の屈曲部と反対側の端部に位置する鍔部
(以下、後端鍔部という。)35には、第2図に示すよう
に、当該後端鍔部35の上端より低い位置に形成した段部
35aに、当該鍔部35と平行な突部35bが突設されるととも
に、両側に台座部35c,35cが延設されている。この台座
部35c,35cには、コイル端子36,36が圧入固定されてい
る。また、台座部35c,35cの下端は下枠35dで相互に連結
され、この下枠35dと後端鍔部35の下端との間に可動鉄
片挿入穴37が形成されている。
可動鉄片40は、第1図において右側の端部(以下、後
端という。)に起立片41を有するL字形に形成されてい
る。この後端起立片41の背面には、先端が水平に折曲さ
れて状に形成された板ばね42が固着され、この板ばね
42の先端にはスリット43と該スリット43の両側に突部4
4,44が形成されている。また、この可動鉄片40の前端の
両角部には爪部45が突設され、この爪部45から一定間隔
離れた側端面には突起46が突設されている。
カード50は、第1図に示すように、門形で、その頂部
中央の突部51が突設され、両脚部下端にL字形の係合部
52が形成され、この係合部52は前記可動鉄片40の前端の
爪部45と突起46との間に係合するようになっている。
ケース60は、箱形でベース10の上方から被せるように
なっている。
以上の構成からなる電磁継電器の組立てについて説明
する。
まず、ベース10の両側の端子穴18a,18b,18cにそれぞ
れ常開固定接点端子23、常閉固定接点端子25、可動接点
端子21を圧入固定して接点機構20を構成する。
次に、電磁石ブロック30のスプール32の可動鉄片挿入
穴37に、可動鉄片40の前端を挿入してゆき、その後端に
設けた板ばね42のスリット43とスプール32の突部35bと
を係合させる。
そして、この電磁石ブロック30を可動鉄片40とともに
その前端鍔部34側からベース10の後端開口部に挿入し
て、前端鍔部34の突片34aをベース10のスリット15に嵌
合させ、前端鍔部34及び鉄心31がそれぞれ第1端壁部1
3、第2端壁部14に当接するまで押し込む。
これにより、電磁石ブロック30は、第4図に示すよう
に、突片34aの弾性により上方に付勢されてその前端鍔
部34の上端がベース10の上壁部11aの内面に圧接し、後
端鍔部35の下枠35dの一部がベース10の下壁部11bの内面
に乗り上げて後端鍔部35の上端がベース10の上壁部11a
の内面に圧接して固定される。
これと同時に、板ばね42の突部44がベース10の上壁部
11aの内面の凹部17に嵌合することにより、板ばね42の
一端部は、ベース10の内周面とスプール32の段部35aと
の間に確実に挟持,固定される。これにより、可動鉄片
40は、板ばね42に付勢されてその後端起立片41が鉄心31
に圧接することにより、その圧接点Aを中心に揺動自在
に支持される。また、可動鉄片40の前端は鉄心31の磁極
面31aと接離可能に対向する。
続いて、カード50の頂部をベース10の切欠き12に嵌入
して、その突部51を可動接触片22の係合部29,29に係合
させた後、両脚部を可動ブロック30の前端に向かって押
し込む。これにより、カード50の両脚部が開いてその係
合部52が可動鉄片40の爪部45と突起46の間に係合する結
果、カード50は可動鉄片40と可動接触片22の間に挾持さ
れるとともに、可動接触片22により下方に付勢される。
最後に、ケース60を上方からベース10に被せて、第4
図に示すように、シール剤70で適宜シールする。
次に、この電磁継電器の動作について説明する。
電磁石ブロック30の無励磁時においては、可動鉄片40
は、可動接触片22の常開ばね部22aによりカード50を介
して下方に付勢されているため、第4図に示すように、
その後端起立片41と鉄心31の後端面との圧接点Aを中心
に第4図において反時計回りに回動しており、その前端
が鉄心31の磁極面31aから離隔した状態となっている。
一方、可動接触片22の常開側ばね部22aの常開可動接点2
7は、第7図,第8図に示すように、常開固定接点24か
ら開離し、その常開側ばね部22aの先端はカード50に圧
接している。また、常閉側ばね部22bの常閉可動接点28
は常閉固定接点26と閉成してその先端はカード50から離
隔している。
この状態で、コイル端子36を介してコイル33に通電
し、電磁石ブロック30を励磁すると、鉄心31の前端の磁
極面31aから後端の圧接点Aを介して可動鉄片40の後端
起立片41を経て前端に至る磁気回路が形成される。これ
により、可動鉄片40は、鉄心31の磁極面31aに吸引さ
れ、圧接点Aを中心に第4図において時計回りに回動し
てカード50を押し上げつつ、当該磁極面31aに吸着す
る。
カード50が押し上げられると、第9図,第10図に示す
ように、当該カード50に圧接している可動接触片22の常
開側ばね部22aが先に押し上げられ、その常開可動接点2
7が常開固定接点24に閉成する。したがって、この瞬間
は常開接点24,27及び常閉接点26,28共に閉成状態とな
る。
そして、さらにカード50が押し上げられると、第11
図,第12図に示すように、可動接触片22の常開側ばね部
22aはさらに撓んで接点圧が付与される。また、常閉側
ばね部22bがカード50に押し上げられ、その常閉可動接
点28が常閉固定接点26から開離する。
この後、コイル33への通電を遮断して電磁石ブロック
30を消磁すると、鉄心31の吸引力が無くなる結果、カー
ド50は、第11図,第12図に示す状態からまず可動接触片
22の常開側ばね部22aと常閉側ばね部22bの付勢力により
押し下げられ、第9図,第10図に示すように、常閉側ば
ね部22bの常閉可動接点28が常閉固定接点26に閉成す
る。そして、カード50はさらに常開側ばね部22aのみの
付勢力により押し下げられ、常開可動接点27が常開固定
接点24から開離して第7図,第8図に示す無励磁状態に
復帰する。
このように、接点機構20は、電磁石ブロック30の励磁
により常閉接点26,28が開離する前に常開接点24,27が閉
成して動作し、また無励磁により常開接点24,27が開離
する前に常閉接点26,28が閉成して復帰するというMBB動
作を行う。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は本発明に係る電磁継電器の一実施
例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は電磁石ブロッ
クの後端側から見た斜視図、第3図ないし第6図は第1
図に示す電磁継電器のそれぞれ水平断面図,正面断面
図,右側面断面図,左側面断面図、第7図,第9図,第
11図はそれぞれ無励磁時,励磁動作途中,励磁動作完了
時の接点機構の正面図、第8図,第10図,第12図はそれ
ぞれ、第7図,第9図,第11図の左側面図、第13図は従
来例にかかる電磁継電器の要部分解斜視図である。 10……ベース、30……電磁石ブロック、32……スプー
ル、33……コイル、35……鍔部、35b……突部、40……
可動鉄片、42……板ばね(ヒンジばね)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一端部に鍔部を有するスプール
    にコイルを巻回して電磁石ブロックとするとともに、屈
    曲したヒンジばねの一端部に可動鉄片を設け、このヒン
    ジばねの他端部を前記スプールの鍔部に係止した前記電
    磁石ブロックを、筒形ベースの開口部から挿入,固定
    し、前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて回動す
    る前記可動鉄片により、接点を開閉する電磁継電器にお
    いて、 前記筒形ベースの内周面と前記鍔部の端面とで、前記ヒ
    ンジばねの他端部を挟持,固定したことを特徴とする電
    磁継電器。
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