JP2864604B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2864604B2 JP600690A JP600690A JP2864604B2 JP 2864604 B2 JP2864604 B2 JP 2864604B2 JP 600690 A JP600690 A JP 600690A JP 600690 A JP600690 A JP 600690A JP 2864604 B2 JP2864604 B2 JP 2864604B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電磁継電器、特に高耐電圧特性を有する電磁
継電器に関する。
(従来技術と発明が解決しようとする課題) 従来、電磁継電器としては、例えば、特開平1−1979
32号公報に記載のものがある(第7図)。
すなわち、箱形ベース1の四隅部に固定接点2,2(手
前側の固定接点は図示せず。)を配したもので、この箱
形ベース1内に電磁石ブロック3が収納され、この電磁
石ブロック3を励磁,消磁することにより、電磁石ブロ
ック3の中央部に位置する永久磁石3aの上端面を支点と
して可動鉄片4が回動し、この可動鉄片4の両側に絶縁
台4aを介して一体化した可動接触片5の可動接点6,6が
前記固定接点2,2に交互に接離する。なお、7はケース
である。
しかしながら、前述の従来例においては、電磁石ブロ
ック3の近傍に固定接点2を配しているので、絶縁距離
が短かく、高耐電圧特性を得ることが困難であった。こ
のため、電磁石ブロック3と、固定接点2,可動接点6お
よび可動接触片5との間に絶縁体を設けて仕切ることも
考えられるが、可動鉄片4と可動接触片5とが略同一平
面上に位置するので、絶縁体を設けることは容易でな
く、高耐電圧特性を確保することが困難であるという問
題点があった。
本発明は、前述問題点に鑑み、高耐電圧特性を有する
電磁継電器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記目的を達成するため、上面縁部近傍から
固定接点を上方に露出するベースと、このベースの略中
央部に位置決めされ、略中央部に磁極部を形成した電磁
石ブロックと、この電磁石ブロックの磁極部に下面略中
央部を回動可能に支持された可動鉄片と、この可動鉄片
の上面中央部に、可動接触片をインサート成形した絶縁
台を一体化した可動接触片ブロックとからなり、前記電
磁石ブロックの励磁、消磁に基づいて回動する前記可動
鉄片とともに前記可動接触片ブロックを回動して接点を
開閉する電磁継電器において、 前記固定接点を、前記電磁石ブロックのスプール鍔部
の外方に所定空隙をもって前記ベースに突設した支柱部
の上端に形成するとともに、前記可動鉄片と可動接触片
ブロックとの間に、可動鉄片の先端部を覆って下方に向
かって前記空隙に入り込む仕切部を備え、前記可動接触
片および前記固定接点を、前記電磁石ブロックおよび前
記可動鉄片から仕切る絶縁枠体を、一体に設けた構成と
したものである。
(作用と発明の効果) したがって、本発明によれば、絶縁枠体の仕切部が、
上端に固定接点を有する支柱部と電磁石のスプール端部
との間の空隙に深く介在させることができる。
このため、可動接触片および固定接点と電磁石ブロッ
クおよび可動鉄片との絶縁距離が長くなり、耐電圧特性
が向上し、高耐電圧特性を有する電磁継電器が得られる
という効果がある。
(実施例) 以下、本発明にかかる一実施例を第1図ないし第6図
の添付図面に従って説明する。
本実施例にかかる電磁継電器は、大略、ベース10、電
磁石ブロック20、可動鉄片30、絶縁枠体40、可動接触片
ブロック50およびケース60からなるものである。
ベース10は平面略長方形を有し、かつ、固定接点端子
11,12および共通接点端子13(第1図、奥側の接点端子
は図示せず。)を、対称に一組ずつインサート成形した
もので、短辺側の縁部近傍に支柱部14a,14b,14b,14aお
よび15a,15b,15b,15aを、また、支柱部14a,15aの中間位
置に位置決め用支柱部16,16をそれぞれ突設してある。
そして、前記固定接点端子11の上端部は支柱部14aの
上端面に設けた固定接点11aに図示しないリードフレー
ムを介して電気接続され、前記固定接点端子12の上端部
は支柱部15aの上端面に設けた固定接点12aに図示しない
リードフレームを介して電気接続されている。さらに、
共通接点端子13は上端部が2つに分け、一方は図示しな
いリードフレームを介して支柱部14bの上端面に設けた
固定接点13aに電気接続され、他方は支柱部15bの上端面
に設けた固定接点13bに電気接続されている。また、支
柱部16,16の上端面には圧入孔16aを設けてあり、この支
柱部16と支柱部14a,15aとの間には絶縁壁17が設けられ
ている。なお、18aはコイル端子孔、18bはガス抜き孔で
ある。
電磁石ブロック20は断面略コ字形の鉄芯21に永久磁石
22を配して断面略E字形とし、これをスプール23にイン
サート成形したもので、前記永久磁石22の磁極部22aが
前記スプール23の中央鍔部23aの上面から露出する一
方、鉄芯21の左側磁極部21aが前記スプール23の鍔部23b
の上面から露出しているとともに、鉄芯21の右側磁極部
21bが前記スプール23の鍔部23cの上面から露出してい
る。また、前記鍔部23b,23cの外側面には枠部24a,24bが
それぞれ一体成形され、この枠部24a,24bには、コイル
端子25,25がそれぞれインサート成形されている。そし
て、前記スプール23に巻回されたコイル26の引き出し線
が、第1図中、左側の前記コイル端子25のからげ部25a
にそれぞれからげられ、半田付けされている。
なお、前記鉄芯21の板厚は一定であるが、左側磁極部
21aは右側磁極部21bよりも巾広となっており、吸着面積
が広いので、左右の磁力のバランスがくずれている。ま
た、第1図中、右側のコイル端子25は左側のコイル端子
25よりも短くなっており、コイル端子孔18aに挿入して
もベース10の裏面から突出しない長さである。
そして、前記ベース10の上方に電磁石ブロック20を位
置決めし、コイル端子25をコイル端子孔18aに圧入して
仮止めすると、枠部24aおよび24bから支柱部14b,14bお
よび15b,15bがそれぞれ突出する。
可動鉄片30は平面略長方形のもので、下面中央部に突
き出し加工で回動支点となる突部31を設け、両端部32a,
32bの下面をテーパ面としてある。さらに、前記可動鉄
片30は前記突部31を間にして対向するように2個ずつ、
計4個のカシメ孔33を有している。
絶縁枠体40は前記可動鉄片30を覆うことができる箱状
のもので、両端部に、前記ベース10の支柱部14b,15bに
遊嵌可能な筒状遊嵌孔41,42をそれぞれ形成し、その内
壁が仕切部41a,42aとなっている。一方、前記可動鉄片3
0のカシメ孔33と対応する位置にカシメ孔43を有してい
る。また、絶縁枠体40は両側中央部に切り欠き段部44,4
4を設けている。
可動接触片ブロック50は絶縁台51の前後に平面略U字
形状の可動接触片52,53をそれぞれ2個ずつ、計4個イ
ンサート成形して一体化したもので(第2図)、前記絶
縁台51の下面中央部には前記絶縁枠体40のカシメ孔43お
よび前記可動鉄片30のカシメ孔33に挿通できるカシメ用
突起(図示せず)を突設しているとともに、下面両側縁
部から舌片51a(奥側の舌片は図示せず)を下方側に突
設している。そして、この舌片51aの外側面からは平面
略L字形のヒンジばね54、54が側方に突出している。こ
のヒンジばね54の自由端部は垂直に下方側に折り曲げら
れている。
前記可動接触片52はその両端部を巾方向に2分割し、
一方の端部下面に可動接点52aを、他方の端部下面に可
動接点52bを設けたものである。また、可動接触片53も
前記可動接触片52と同様に可動接点53a,53bを端部下面
にそれぞれ設けてある。
そして、絶縁台51の舌片51aを絶縁枠体40の切り欠き
段部44に嵌合するとともに、絶縁台51に設けた図示しな
いカシメ用突部を絶縁枠体40のカシメ孔43および可動鉄
片30のカシメ孔33に挿通し、突出する先端部を熱カシメ
することにより、可動鉄片30、絶縁枠体40および可動接
触片ブロック50が一体となる。
次に、これを前記ベース10の上方で位置決めし、折り
曲げたヒンジばね54の先端部を支柱部16の圧入孔16aに
それぞれ圧入して固定すると、永久磁石22の磁極部22a
に可動鉄片30の突部31が当接し、可動鉄片30は回動可能
に支持され、かつ、可動接点52a,52bおよび53a,53bが固
定接点11a,13aおよび12a,13bにそれぞれ接離可能に対向
する。この状態において、第3図に示すように絶縁枠体
40の仕切部41a,42aは、ベース10から突設するとともに
先端に固定接点12a,13aを有する支柱部14b,15bとスプー
ル23の鍔部23b,23cとの間に形成される空隙a内に深く
介在し、可動接触片52b,53bおよび固定接点12a,13aと電
磁石ブロック20および可動鉄片30とを仕切り、つまり絶
縁距離を長くする。
このように組み付けが完了した状態(第3図)では、
永久磁石22の磁極面、可動鉄片30の突部31およびヒンジ
ばね54がほぼ同一平面上に位置することになり、余分な
曲げモーメントがかからず、円滑な動作等が得られる。
また、本実施例によれば、可動鉄片30の端部32aおよ
び32bよりも、可動接点52a52bおよび53a53bが突出した
位置にあるので、可動接触片52,53の回転半径が長い。
このため、可動鉄片30の回動角度が小さくとも、接点を
開閉できる。この結果、高感度で消費電力が少ないとと
もに、接点ギャップの大きい電磁継電器が得られるとい
う利点がある。
ケース60は前記ベース10に嵌合可能な略箱形状を有
し、ベース10に嵌合して形成された凹所にシール剤70を
注入,固化した後、ベース10のガス抜き孔18bから内部
ガス抜き、前記ガス抜き孔18bを熱溶融して密封するこ
とにより、組み立て作業が完了する。
次に、前述の構成からなる電磁継電器の動作について
説明する。
無励磁の場合、永久磁石22の磁束(第4図中、点線で
示す)により、可動鉄片30の左側端部32aが鉄芯21の左
側磁極部21aに吸着して磁気回路を閉成している。この
ため、可動接触片52の可動接点52a,52bが固定接点11a,1
3aに接触している一方、可動接点53a,53bが固定接点12
a,13bから開離している。
次に、第5図に示すように前記磁束を打消す磁束(一
点鎖線で示す)が生じるようにコイル26に電圧を印加し
て励磁すると、可動鉄片30の右側端部32bが鉄芯21の右
側磁極部21bに吸引されるので、永久磁石22の磁力に抗
し、可動鉄片30が突部31を支点として回動し、可動鉄片
30の左側端部32aが鉄芯21の左側磁極部21aから開離した
後、可動鉄片30の右側端部32bが鉄芯21の右側磁極部21b
に吸着する(第6図)。このため、可動接触片52の可動
接点52a,52bが固定接点11a,13aから開離した後、可動接
点53a,53bが固定接点12a,13bに接触する。
そして、前記コイル26の励磁を解くと、可動接触片5
3,53のばね力とヒンジばね54のばね力とに基づく復帰力
および鉄芯21の左側磁極部2Iaの吸着面積が右側磁極部2
1bのそれよりも広いことにより、可動鉄片30が元の位置
に復帰し、可動接点52a,52bおよび53a,53bが切り替り、
元の状態に復帰する。
本実施例によれば、可動接触片52,53が平面略U字形
状を有し、いわゆるダブルブレーク方式としてあるの
で、いわゆるシングルブレーク方式と比べ、例えば、固
定接点52bと可動接点11aとの接点間距離が半分で良い。
このため、電磁継電器の高さ寸法を節約でき、装置を小
型化できるという利点がある。
なお、本実施例では自己復帰型とした場合について説
明したが、必ずしもこれに限らず、鉄芯21の形状、可動
接触片52,53のばね力等を調整することにより、自己保
持型としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図および第6図は本発明にかかる電磁継電器の一実
施例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は平面断面
図、第3図は正面断面図、第4図ないし第6図は可動鉄
片の動作を説明するための説明図、第7図は従来例にか
かる電磁継電器の一実施例を示す分解斜視図である。 10…ベース、11a,12a,13a,13b…固定接点、20…電磁石
ブロック、22a…磁極部、30…可動鉄片、40…絶縁枠
体、50…可動接触片ブロック、51…絶縁台、52,53…可
動接触片、52a,52b,53a,53b…可動接点。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面縁部近傍から固定接点を上方に露出す
    るベースと、このベースの略中央部に位置決めされ、略
    中央部に磁極部を形成した電磁石ブロックと、この電磁
    石ブロックの磁極部に下面略中央部を回動可能に支持さ
    れた可動鉄片と、この可動鉄片の上面中央部に、可動接
    触片をインサート成形した絶縁台を一体化した可動接触
    片ブロックとからなり、前記電磁石ブロックの励磁、消
    磁に基づいて回動する前記可動鉄片とともに前記可動接
    触片ブロックを回動して接点を開閉する電磁継電器にお
    いて、 前記固定接点を、前記電磁石ブロックのスプール鍔部の
    外方に所定空隙をもって前記ベースに突設した支柱部の
    上端に形成するとともに、前記可動鉄片と可動接触片ブ
    ロックとの間に、可動鉄片の先端部を覆って下方に向か
    って前記空隙に入り込む仕切部を備え、前記可動接触片
    および前記固定接点を、前記電磁石ブロックおよび前記
    可動鉄片から仕切る絶縁枠体を、一体に設けたことを特
    徴とする電磁継電器。
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