JPH0747779Y2 - 有極リレー - Google Patents

有極リレー

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JPH0747779Y2
JPH0747779Y2 JP1988166930U JP16693088U JPH0747779Y2 JP H0747779 Y2 JPH0747779 Y2 JP H0747779Y2 JP 1988166930 U JP1988166930 U JP 1988166930U JP 16693088 U JP16693088 U JP 16693088U JP H0747779 Y2 JPH0747779 Y2 JP H0747779Y2
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JP
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armature
movable contact
coil
piece
spring piece
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JP1988166930U
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JPH0287356U (ja
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和昌 塚
和弘 信時
李价 松村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シーソーアマチュア方式の有極リレーに関す
るものである。
[従来の技術] この種の有極リレーは以下のような構成となっている。
まず、有極リレー全体の構成を第10図乃至第12図により
説明する。
第10図に示すようにケーシング1は上方に開放された箱
状のベース11と、下方に開放された箱状であってベース
11の上方からベース11の側壁の外側を覆う形で被嵌され
るカバー12とから構成されている。
ベース11は略直方体に形成された合成樹脂のような絶縁
性材料の成型品であり、巾方向の両側壁にはその長手方
向の中央部において上方および内側面が開放された凹所
13がそれぞれ形成してある。各凹所13の底面にはそれぞ
れ共通端子21が臨み、共通端子21はベース11の巾方向の
側壁の外側に露出して下方に突出する共通端子片22と一
体に導電板で形成されている。ベース11の内側の四隅に
は上下に走り上端がベース11の上面よりも下方に位置す
るリブ14がそれぞれ形成されている。リブ14の上面には
上面に固定接点23を有した固定接点板24が重複し、固定
接点板24はベース11の巾方向の側壁の外側に露出して下
方に突出する固定端子片25と一体に導電板で形成されて
いる。ベース11の長手方向の両側壁にはそれぞれ巾方向
の中央部において上方および側壁の表裏に開放された切
欠部15が形成されており、各切欠部15の底面からはそれ
ぞれ一対のコイル端子結合片26が上方に向かって突設し
てある。
コイル端子結合片26はベース11の巾方向の両側壁の外側
に露出して下方に突出するコイル端子片27と一体に導電
板で形成されている。このように、共通端子21と共通端
子片22、固定接点板24と固定端子片25、およびコイル端
子結合片26とコイル端子片27は、それぞれ導電板で一体
に形成され、ベース11と各導電板とはインサート成形に
よって一体化されている。導電板はベース11の側壁内で
引き回され、ベース11の側壁内の略全長に亘って導電板
が内装されるようにしている。したがって、ベース11の
側壁は導電板によって補強されることになり、ベース11
が箱形であることと相まって強度が大きくなっている。
カバー12はベース11と同様に略直方体に形成された合成
樹脂のような絶縁性材料の成形品であって、上壁の内周
面から下方に向かって4枚の仕切片16が突設されてい
る。仕切片16はカバー12の長手方向に沿って形成されて
いる。
ベース11とカバー12とにより形成されたケーシング1内
にはコイルブロック3と、磁石ブロック4と、接極子ブ
ロック5とが配設されている。
コイルブロック3は第11図に示すように、上方に開放さ
れた略コ字形の鉄心31の横片にコイル32が巻装されると
ともに、鉄心31の脚片がそれぞれ絶縁性材料で形成され
た鍔33に覆われ鍔33の周面の一所から脚片の先端部が露
出した形状に形成されている。コイル32に接続されたコ
イル端子34は各鍔33に対応してそれぞれ一対設けられ、
鍔33の上端よりも上方に突出するとともに上記コイル端
子結合片26に当接するように折曲されている。コイルブ
ロック3がベース11内に収納された状態でコイル端子34
とコイル端子結合片26とは溶接結合、あるいは半田結合
などの方法で電気的および機械的に結合される。鉄心31
の脚片の露出部分の間には上記磁石ブロック4が磁極を
当接させる形で介装されている。
コイル32の上方に位置する永久磁石4は板状であって、
上面中央部にベース11の巾方向に走る断面略半円形の凹
溝41が形成されている。永久磁石4の上面はベース11の
長手方向における中央部でもっとも厚みが大きく端部に
向かって次第に厚みが小さくなるように傾斜した傾斜面
42となっている。永久磁石4の凹溝41により接極子ブロ
ック5の支点部54を揺動自在に枢支するようにしてい
る。また、ベース11の長手方向における永久磁石4の両
端部はそれぞれ同極に着磁され、中央部が異なる磁極に
着磁されている。すなわち、両端部がN極であれば、中
央部はS極となるように着磁されているのである。そし
て、その両端部の磁極がコイルブロック3の鉄心31の各
脚片の内側面に当接した形で両脚片間に介装されるので
ある。
接極子ブロック5は略矩形の平板状に形成された磁性体
製の接極子51と、接極子51の巾方向の両側において接極
子51と略同一平面に配設された可動接触ばね片52と、接
極子51および可動接触ばね片52とともに一体に成形され
た合成樹脂のような絶縁性材料の成形品であるばね支持
体53とから構成されている。接極子51の下面には第12図
に示すように、接極子51の巾方向に突条に形成された断
面略半円形の支点部54が形成されている。可動接触ばね
片52は細長い導電性の板ばねであって、長手方向の中央
部には巾方向に向かって先端部が略T字形に形成された
ヒンジバネとなる支持片55が一体に突設されている。ま
た、長手方向の両端部にはそれぞれ先端開口するスリッ
ト56が形成され、可動接触ばね片52の先端部を二股状に
形成し、夫々先端片52a,52bとしている。
ばね支持体53には接極子51の巾方向における両端縁に開
口する切欠57が形成されている。この切欠57の奥端から
支持片55が突設され、支持片55の先端部が接極子51の巾
方向においてばね支持体53よりも外方に突出している。
すなわち、可動接触ばね片52は長手方向の中央部におい
てばね支持体53によって固定され、また支持片55がばね
支持体53から突設されているものであるから、可動接触
ばね片52の長手方向の両端部および支持片55はそれぞれ
独立してばね力を作用させることになる。この接極子ブ
ロック5は接極子51の下面に設けた支点部54を永久磁石
4の凹溝41に収めるとともに、支持片55をベース11の側
壁に設けた凹所13に嵌合させることによってベース11内
の定位置に配設されるものであって、接極子ブロック5
は支持片55を軸として揺動自在となるのである。
以上のようにして、ベース11内にコイルブロック3と永
久磁石4と接極子ブロック5とが収納された状態でベー
ス11にはカバー12が被嵌される。カバー12の内周面に突
設された4枚の仕切片16は、ベース11にカバー12を被嵌
した状態でそれぞれ接極子51と可動接触ばね片52との間
の隙間に挿入され、接極子51と可動接触ばね片52との間
に絶縁性の仕切片16が介在することにより両者間の絶縁
距離が大きく取れるようにしている。
以上の構成により、コイル32に通電すれば、磁化の向き
に応じて接極子51の長手方向の一端部が鉄心31の一方の
脚片に吸引されて接極子ブロック5が揺動し、鉄心31→
接極子51→永久磁石4→鉄心31の閉磁路が形成され、可
動接触ばね片52の長手方向の一方の端部が対応する固定
接点23に接触するのである。この状態でコイル32への通
電を停止すると、永久磁石4の磁力により上記閉磁路が
そのまま維持され、接極子51が鉄心31の一方に接触した
状態が保たれるのである。また、コイル32への通電方向
を逆向きにすれば、接極子51は鉄心31の他方の脚片に吸
引され、可動接触ばね片52の長手方向の他方の端部が対
応する固定接点23に接触する。この状態においても通電
を停止した後、そのままの状態が維持されるものであ
り、いわゆる双安定動作を行なうことができるのであ
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記の有極リレーは所謂BBM(Break Before
Make)接点構成であるが、この有極リレーをMBB(Make
Before Break)接点構成を形成する場合には、可動接触
ばね片52のOT(Over Travel)量を増せば良い。第13図
は従来のBBM接点構成の吸引力とストロークの特性図を
示している。図中(ハ)は可動接触ばね片52及び支持片
55との合成ばね負荷特性を夫々示している。かかる構成
において、単に可動接触ばね片52のOT量を増やすだけで
は、第14図に示す吸引力カーブとばね負荷との整合が不
可能となってしまう(第14図中のX,Y)。
ここで、第16図はリレーの断面図を示し、鉄心31の端部
の磁極面と接極子51の端部の下面との間をストロークA
として、このストロークAを短くして吸引力カーブを立
てることにより、第15図に示すように吸引力カーブとば
ね負荷との整合を可能にして上記の問題点を解決するこ
とができる。たとえば、第1図及び第2図に示すよう
に、接極子51の両端部を夫々段部58を介して鉄心31側に
曲げ加工し、また、可動接触ばね片52も鉄心31側に傾斜
させる。このように接極子51に曲げ加工を施すことによ
り、第1図に示すように、接極子51の端部の下面と鉄心
31の磁極面との間のストロークA′を短くして、第15図
に示すように、吸引力カーブとばね負荷とを整合させる
ことができる。つまり、接極子51を曲げ加工の施された
ものに変更すれば、BBM接点構成からMBB接点構成までの
接点構成に容易に対応できる。
また、第3図及び第4図に示すように、接極子51の両側
よりやや中央寄りの部位から鉄心31側に傾斜するように
曲げ加工を施すことも考えられる。この場合においても
上記ストロークA′を短くして、吸引力カーブとばね負
荷とを整合させることができる。ただし、このような技
術を採用すると、接極子51に接点構成に応じた曲げ加工
が必要になり、しかもストロークAが小さくなる。
そこで、本考案では、第17図のaとbとの範囲に示すよ
うにばね負荷を段階的に変化させることができる構成を
採用することによって、吸引力カーブとばね負荷とを整
合させるようにしてある。
本考案は、上述の点に鑑みて提供したものであって、接
極子のストロークを小さくすることなくBBM接点構成か
らMBB接点構成に容易に造出することを目的とした有極
リレーを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、可動接触ばね片
の先端の二股に形成した両先端片に可動接触ばね片の回
動方向に段差を設けている。
[作用] しかして、本考案は、可動接触ばね片の先端の二股に形
成した両先端片に可動接触ばね片の回動方向に段差を設
け、吸引力カーブにばね負荷を整合させるようにしてい
る。
[実施例1] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
尚、本考案の要旨は接極子ブロック5の部分であり、他
は従来と同じであるのでその説明は省略し、要旨の部分
について詳述する。
すなわち、本実施例は第5図に示すように、可動接触ば
ね片52の先端部を二股状に形成した先端片52a,52bとの
間に上下方向に段差Bを設けたものである。この段差B
は可動接触ばね片52の回動方向に設けてある。このよう
に構成することで、第17図に示すような吸引力カーブに
ばね負荷を整合させることができ、MBB接点構成に容易
に形成できる。
ところで、ベース11に必要部品を固定するのに、接着剤
を用いて固着しているのが現状である。第6図はこの状
態を示しており、コイルブロック3の底部とベース11の
底部との間に接着剤7を介在させ、部材を固着するよう
にしている。この場合、ベース11に1次シール時の空気
抜きを目的とした2次封止穴17をベース11の底面に設け
てある。しかし、この時、第7図に示すように接着剤7
が2次封止穴17に流れて塞いでしまうことがあり、不良
率が上昇することになる。
そこで、本実施例では、第8図に示すように2次封止穴
17の周囲にリング状の溝18を形成したり、また、第9図
に示すように2次封止穴17の周囲にリング状の突起19を
形成して、接着剤7が2次封止穴17を塞ぐのを防止する
ようにしている。従って、2次封止穴17と接着剤7の塗
布位置までの距離が確保できない超小型のリレーでも、
接着剤7の2次封止穴17への流れ込みを防止することが
できる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、可動接触ばね片の先端の二股に
形成した両先端片に可動接触ばね片の回動方向に段差を
設けていることにより、この段差により吸引力カーブに
ばね負荷を整合させることができ、従来のシーソーバラ
ンスアマチュア機構を有するリレーにおいて、MBB接点
構成を有するリレーの造出が可能となる。
しかも、接極子に曲げ加工を施す必要がないから、MBB
接点構成であってもBBM接点構成と同程度のストローク
を得ることができ、さらには新規部品を必要としないか
ら、標準部品との共用化を図ることができるとともに組
立設備も共用できて、BBM接点構成の設備を用いて新規
の投資をすることなくMBB接点構成の造出が可能となる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は接極子に曲げ加工を施した参考例の断面図、第
2図は同上の接極子ブロックの斜視図、第3図は同上の
他の構成例の断面図、第4図は同上の接極子ブロックの
斜視図、第5図は本考案の実施例の接極子ブロックの斜
視図、第6図は本考案の実施例の断面図、第7図は同上
の要部拡大断面図、第8図は同上の溝を設けた場合の要
部拡大断面図、第9図は同上の突起を設けた場合の要部
拡大断面図、第10図は従来例のリレー全体の分解斜視
図、第11図は同上の断面図、第12図は同上の接極子ブロ
ックを背面から見た斜視図、第13図は同上の吸引力とス
トロークとの関係を示す特性図、第14図は同上の吸引力
カーブとばね負荷との不整合の場合を示す特性図、第15
図は整合可能な状態を示す特性図、第16図は従来例の断
面図、第17図は本考案の実施例に対応したばね負荷特性
を示す図である。 4は永久磁石、5は接極子ブロック、31は鉄心、32はコ
イル、51は接極子、52は可動接触ばね片、52a,52bは先
端片、54は支点部、Bは段差である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを巻回した鉄心の磁極間に介装され
    た永久磁石と、コイルの上方に位置する永久磁石の上面
    の略中央部の支点部により揺動自在に枢支される接極子
    及びこの接極子の側部中央より端部側に一体的に突設し
    先端を二股状に形成した可動接触ばね片からなる接極子
    ブロックとを有し、コイルの励磁時に接極子の端部が鉄
    心の磁極面に吸引されて接極子が揺動することにより、
    可動接触ばね片にて接点を開閉するようにした有極リレ
    ーにおいて、上記可動接触ばね片の先端の二股に形成し
    た両先端片に可動接触ばね片の回動方向に段差を設けた
    ことを特徴とする有極リレー。
JP1988166930U 1988-12-23 1988-12-23 有極リレー Expired - Lifetime JPH0747779Y2 (ja)

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