JP3108441B2 - 電磁継電器の端子部構造 - Google Patents
電磁継電器の端子部構造Info
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Description
造に関するものである。
のがある。この電磁継電器は、一側部を電磁石ブロック
2が収められる収納室20とすると共に、他側部を端子
部21’としたボディ1aと、このボディ1aに被着さ
れる下面が開口する箱状のカバー1bとでケース1が構
成されている。
形成された継鉄3と、この継鉄3の底板3a上に載置さ
れコイル5をコイルボビン6に巻装して形成されたコイ
ルブロック4と、コイルボビン6の貫通穴6aを通して
継鉄3の底板3aの取付穴3bに固定される鉄心7と、
上記継鉄3の上端両側から突設された挟持片3cにより
揺動自在に支承され、コイル5の通電時に鉄心7の上端
に形成された平板状の吸着片7aに接触する磁極片8a
を備える接極子8と、この接極子8と継鉄3との間に介
装されコイル5の非通電時に接極子8の磁極片8aを鉄
心7から引き離すように付勢する復帰ばね9とからな
る。なお、コイル5はボディ1aに植設されるコイル端
子16に接続される。
切換が行われる接点ブロック10は、2個の可動接点1
1が固着された可動接点板13と、この可動接点板13
を接極子8の絶縁部8bの中央下端から垂設された固定
片8cに連結する可動ばね14と、ボディ1aの端子部
21’に取り付けられ固定接点12が固着された固定接
点板15’とで構成してある。
態では復帰ばね9のばね片9aが接極子8の絶縁部8b
の上面を押圧することにより、接極子8を反時計方向に
回動させ、接極子8の磁極片aを鉄心7の吸着片7aか
ら開離させている。このときには、この電磁継電器の場
合には可動接点11が固定接点12に接触している。コ
イル5への通電を行うと、継鉄3、鉄心7及び接極子8
を通して接極子8の磁極片8aを鉄心7の吸着片7aに
吸引する磁力が発生し、接極子8の磁極片8aは復帰ば
ね9のばね力に抗して鉄心7の吸着片7aに吸引され
る。このとき、接極子8と共に可動接点板13が回動し
て、可動接点11が固定接点12から開離する。
電器の固定接点板15’としては、図6に示す構造のも
のを用いていた。この固定接点板15’は、底板15
a’に端子ねじ(図示せず)を螺着するねじ孔15d’
を形成し、この底板15a’から垂直に立ち上げられた
立上片15b’の一側部から立上片15b’に垂直に固
定接点12が固着された固着片15c’を折り曲げ形成
してある。そして、ボディ1aの端子部21’の各固定
接点板15’を装着する部分は空洞とし、固定接点板1
5’の端子部21’への装着は図7に示す図示状態で固
定接点板15’を端子部21’に挿入して行う。端子部
21’には、図7あるいは図9に示すように、少なくと
も外側壁の上下方向における中央部に横方向に走る突条
26を形成し、固定接点板15’を下方から空洞内に収
めた際に底板15a’の側部が突条26の下面24に係
止されることにより上方への抜けが防止され、突条26
の上面25に形成された凹部25aに立上片15b’の
上端から突設された突片15e’を挿入するように折り
曲げることにより端子部21’に固定接点板15’を取
り付けていた。なお、図8及び図9の斜線部は夫々の部
材が接触箇所を示す。
板15’及び端子部21’の構造であると、ねじ孔15
d’と固定接点12との間には何等の部材も存在しない
ため、端子ねじをねじ締めする際に生じる切り粉が接点
11,12に付着し、接触不良を起こすという問題があ
った。本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、
その目的とするところは、端子ねじの締め時に生じる切
り粉により接触不良を生じることがない電磁継電器の端
子部構造を提供することにある。
達成するために、端子ねじをねじ止めするねじ孔が穿孔
された底板と、底板から垂直に立ち上げられ上端から上
部が溝で分離された突片が突設された立上片と、立上片
の突片の側縁部から底板側に突設された側片と、側片の
突片と反対の側縁から上方に立設され上部に固定接点が
固着された固着片とからなる固定接点板を備え、固定接
点板が装着される端子部に上記固定接点板を下方から収
める凹部を形成し、この凹部に連通させて固着片及び突
片を貫通させる圧入孔及び透孔を形成し、固着片を圧入
孔に貫装した際に圧入孔を閉塞する形状に側片を形成
し、透孔を通して端子部の上面から突出する突片の溝を
開拡して端子部に固定接点板をかしめ固定してある。
接点板を端子部に固定する構造の場合、請求項2に示す
ように上記突片と側片との間の切離しをシェア切りによ
り行うことが好ましい。
ねじをねじ止めする部分と固定接点とを端子部及び側片
により隔絶することができるようにして、端子ねじをね
じ止めする際に生じる切り粉により接触不良を生じるこ
とがないようにしたものである。
切りにより行うと、抜きにより突片と側片とを分離する
場合のように無駄なスペースが生じず、突片の幅を広く
することができ、かしめを行うに必要な十分な幅に突片
を形成することができる。
施例の固定接点板15は、図1に示すように、底板15
aから立ち上げた立上片15bの上端の中央部から突片
15eを突設し、この突片15eの先端にV字状の溝1
5fを形成し、突片15eの側部を底板15a側に折り
曲げて側片15gを形成し、この側片15gの突片15
eとは反対側の側端縁から上方に固定接点12を固着し
た固着片15cを立設した構造にしてある。ここで、固
着片15cは上部両側にスライド片15hを形成して略
矢印状に形成してあり、上部に固定接点12を固着して
ある。
る端子部21の下面には、固定接点板15を収める凹部
30を形成し、この凹部30から上面まで貫通させて固
着片15cを通す圧入孔31を形成すると共に、突片1
5eを通す透孔32を形成してある。固着片15cを通
す圧入孔31の一側部からは固着片15cを上方に導く
ガイド溝33aが形成されたガイド部33を突設してあ
る。なお、凹部30の端子ねじを螺着する部分には端子
ねじの先端を避ける空間36を形成してある。
の取付は、下方から圧入孔31に固着片15cを圧入す
ると共に、突片15eを透孔32に挿入するようにし
て、固定接点板15を押し込む。この際に固着片15c
の両側から突設されたスライド15hがガイド部33の
ガイド溝32aの両側の凹部に嵌まり込んだ状態で上方
に移動する。そして、完全に固着片15c及び突片15
eが圧入孔31及び透孔32に挿入され、底板15aが
凹部30の内底面に当接した状態で挿入が完了する。こ
のとき、凹部30の内側部から上方に向けて形成された
溝34に立上片15bが嵌まり込む。この状態を図2に
示す。なお、このように固定接点板15が端子部21に
差し込まれた状態では、圧入孔31の下部を側片15g
が閉塞するように側片15gを形成してある。従って、
端子ねじをねじ止めする部分と固定接点12とを端子部
21及び側片15gにより隔絶することができ、端子ね
じをねじ止めする際に生じる切り粉が接点11,12に
付着することがなく、接触不良を防止できる。そして、
最後に図3に示すように突片15eのV溝15fを開く
ようにしてかしめると、固定接点板15の端子部21へ
の取付が完了する。なお、このようにかしめを行うため
に、立上片15bの下部に凹部15iを形成してある。
はシェア切りにより分断して形成してあり、従って抜き
により形成した場合のように無駄なスペースが生じず、
突片15eの幅をすることができる。よって、かしめを
行うに必要な十分な幅に突片15eを形成することがで
きる。なお、上記図1の場合には1つの固定接点板15
に対応する端子部21の部分構造を示したものであった
が、実際には図4に示すように上記1つの固定接点板1
5に対応する端子部21は固定接点板15の個数に応じ
て横方向に並べて形成される。
くなると、可動接点11と固定接点12との接触開離の
繰り返しにより、接点11,12の消耗粉が生じ、この
消耗粉が固定接点12のガイド33部分に付着し、絶縁
状態が悪くなる恐れがあり、最悪の場合には焼損に至る
ことがあった。そこで、これを防止するために、互いに
隣合う固定接点12の間のガイド部33の間に略T字状
の凹溝35を形成することが好ましい。つまり、このよ
うな凹溝35の形状とすると、横溝部分に消耗粉が入り
込みにくくなり、かつ固定接点12間の延面距離を長く
できるため、絶縁状態を良好とすることができるのであ
る。
止めするねじ孔が穿孔された底板と、底板から垂直に立
ち上げられ上端から上部が溝で分離された突片が突設さ
れた立上片と、立上片の突片の側縁部から底板側に突設
された側片と、側片の突片と反対の側縁から上方に立設
され上部に固定接点が固着された固着片とからなる固定
接点板を備え、固定接点板が装着される端子部に上記固
定接点板を下方から収める凹部を形成し、この凹部に連
通させて固着片及び突片を貫通させる圧入孔及び透孔を
形成し、固着片を圧入孔に貫装した際に圧入孔を閉塞す
る形状に側片を形成し、透孔を通して端子部の上面から
突出する突片の溝を開拡して端子部に固定接点板をかし
め固定してあるので、端子ねじをねじ止めする部分と固
定接点とを端子部及び側片により隔絶することができ、
端子ねじをねじ止めする際に生じる切り粉により接触不
良を生じることがない利点がある。
切りにより行うと、抜きにより突片と側片とを分離する
場合のように無駄なスペースが生じず、突片の幅をする
ことができ、かしめを行うに必要な十分な幅に突片を形
成することができる。
とを示す分解斜視図である。
る。
ある。
る。
を破断した斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 端子ねじをねじ止めするねじ孔が穿孔さ
れた底板と、底板から垂直に立ち上げられ上端から上部
が溝で分離された突片が突設された立上片と、立上片の
突片の側縁部から底板側に突設された側片と、側片の突
片と反対の側縁から上方に立設され上部に固定接点が固
着された固着片とからなる固定接点板を備え、固定接点
板が装着される端子部に上記固定接点板を下方から収め
る凹部を形成し、この凹部に連通させて固着片及び突片
を貫通させる圧入孔及び透孔を形成し、固着片を圧入孔
に貫装した際に圧入孔を閉塞する形状に側片を形成し、
透孔を通して端子部の上面から突出する突片の溝を開拡
して端子部に固定接点板をかしめ固定して成ることを特
徴とする電磁継電器の端子部構造。 - 【請求項2】 上記突片と側片との間の切離しをシェア
切りにより行って成ることを特徴とする請求項1記載の
電磁継電器の端子部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02409265A JP3108441B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 電磁継電器の端子部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02409265A JP3108441B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 電磁継電器の端子部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04233115A JPH04233115A (ja) | 1992-08-21 |
JP3108441B2 true JP3108441B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=18518612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02409265A Expired - Lifetime JP3108441B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 電磁継電器の端子部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108441B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5104825B2 (ja) | 2009-08-20 | 2012-12-19 | 富士電機機器制御株式会社 | 電磁接触器 |
JP5104826B2 (ja) | 2009-08-20 | 2012-12-19 | 富士電機機器制御株式会社 | 電磁接触器 |
JP2020013654A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 富士通コンポーネント株式会社 | 組立部材及び電磁継電器 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP02409265A patent/JP3108441B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04233115A (ja) | 1992-08-21 |
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