JPS643159Y2 - - Google Patents
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- JPS643159Y2 JPS643159Y2 JP10809881U JP10809881U JPS643159Y2 JP S643159 Y2 JPS643159 Y2 JP S643159Y2 JP 10809881 U JP10809881 U JP 10809881U JP 10809881 U JP10809881 U JP 10809881U JP S643159 Y2 JPS643159 Y2 JP S643159Y2
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- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Breakers (AREA)
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は小型リレーに関し、特に電磁ブロツ
クと接点部を独立に基台に取付ける様にした小型
リレーに関するものである。
クと接点部を独立に基台に取付ける様にした小型
リレーに関するものである。
この種の小型リレーの接点部は、復帰バネ、第
1の可動接点板、固定接点板、第2の可動接点板
がこの順に配設され、このうち2個の可動接点板
は弾性材料で構成されていて固定接点板に対する
適当な接圧を形成する様、基台への取付段階で
各々固定接点板側へ弾性屈曲する様になつてい
る。この様な構成から成る従来の小型リレーは、
基台に対し各要素を全部上方から取付ける様にし
ているため、固定接点板を取付ける前に2個の可
動接点板を取付けると、2個の可動接点板の内側
の接点同士が接触した状態となつて、その後に固
定接点板を取付ける作業が非常に困難となる。そ
こで、先ず固定接点板を取付け、次いでその両側
に可動接点板を取付ける作業方法を採つている
が、この場合、後者の作業は固定接点板の接点に
可動接点板の接点が圧接したままの取付け作業と
なるため、可動接点板に大きな横方向の応力が生
じ易くなる。接点部の機能から、可動接点板は比
較的薄いものが用いられるが、こうした横方向の
大きな応力の生じやすい下で作業を行うと、可動
接点板の変形を生じがすくすることは明らかであ
る。即ち、従来の小型リレーでは、組立後に於い
て、可動接点板を変形させることがしばしばあ
り、そのため、動作特性を悪くしたり、或いは接
点板自身を不良にしたりする等、品質上の問題や
作業上の問題があつた。
1の可動接点板、固定接点板、第2の可動接点板
がこの順に配設され、このうち2個の可動接点板
は弾性材料で構成されていて固定接点板に対する
適当な接圧を形成する様、基台への取付段階で
各々固定接点板側へ弾性屈曲する様になつてい
る。この様な構成から成る従来の小型リレーは、
基台に対し各要素を全部上方から取付ける様にし
ているため、固定接点板を取付ける前に2個の可
動接点板を取付けると、2個の可動接点板の内側
の接点同士が接触した状態となつて、その後に固
定接点板を取付ける作業が非常に困難となる。そ
こで、先ず固定接点板を取付け、次いでその両側
に可動接点板を取付ける作業方法を採つている
が、この場合、後者の作業は固定接点板の接点に
可動接点板の接点が圧接したままの取付け作業と
なるため、可動接点板に大きな横方向の応力が生
じ易くなる。接点部の機能から、可動接点板は比
較的薄いものが用いられるが、こうした横方向の
大きな応力の生じやすい下で作業を行うと、可動
接点板の変形を生じがすくすることは明らかであ
る。即ち、従来の小型リレーでは、組立後に於い
て、可動接点板を変形させることがしばしばあ
り、そのため、動作特性を悪くしたり、或いは接
点板自身を不良にしたりする等、品質上の問題や
作業上の問題があつた。
そこでこれらの欠点を解消するため、本出願人
は同日に特許出願にて、固定接点板を基台の下面
側から上面に向けてスライド挿入できる構成にし
て、可動接点板の取付後に固定接点板を取付ける
様にすることで、可動接点板の変形が全く生じな
くなる小型リレーにつき提案した。
は同日に特許出願にて、固定接点板を基台の下面
側から上面に向けてスライド挿入できる構成にし
て、可動接点板の取付後に固定接点板を取付ける
様にすることで、可動接点板の変形が全く生じな
くなる小型リレーにつき提案した。
この考案は、この様な小型リレーに於いて、固
定接点板が基台から外れることのない様に、ま
た、基台の下部に於いて端子として必要な部分以
外が露呈しない様に、工夫をした小型リレーを提
供するものである。
定接点板が基台から外れることのない様に、ま
た、基台の下部に於いて端子として必要な部分以
外が露呈しない様に、工夫をした小型リレーを提
供するものである。
以下この考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図はこの考案の実施例である小型リレーの
分解斜視図、第2図は同リレーの一部分解斜視
図、第3図イ,ロは同リレーの一部断面表示を省
略した概略側縦断面図と概略正縦断面図、第4図
は同リレーの底面図をそれぞれ示している。
分解斜視図、第2図は同リレーの一部分解斜視
図、第3図イ,ロは同リレーの一部断面表示を省
略した概略側縦断面図と概略正縦断面図、第4図
は同リレーの底面図をそれぞれ示している。
1は鉄心でその下端には鍔部1aが形成され、
コイル2の巻回したボビン3の中空孔に挿通され
ることによつて主磁気回路の走磁力発生部を構成
する。
コイル2の巻回したボビン3の中空孔に挿通され
ることによつて主磁気回路の走磁力発生部を構成
する。
継鉄片4は、前記鉄心1の上端に係着する水平
片4aと前記鉄心1の鍔部1a付近迄延出する垂
直片4bとから成り、水平片4aと鉄心1の上端
との係着は、水平片4aに穿たれた孔4cに鉄心
1の上端部を通した後、その上端部をかしめるこ
とによつて行う。
片4aと前記鉄心1の鍔部1a付近迄延出する垂
直片4bとから成り、水平片4aと鉄心1の上端
との係着は、水平片4aに穿たれた孔4cに鉄心
1の上端部を通した後、その上端部をかしめるこ
とによつて行う。
継鉄片の垂直片外側面には、板状で且つ非磁性
材のりん青銅から構成されるヒンジバネ5がAお
よびB部にてかしめ固定され、垂直片4bの先端
部迄延出しているそのヒンジバネ5の先端には、
後述する可動接極子の折曲部を支承するヒンジ部
5aが形成される。また、このヒンジバネ5の略
中央部には、折曲部を下側にした舌片状の弾性ス
トツパー片5aが折曲形成される。
材のりん青銅から構成されるヒンジバネ5がAお
よびB部にてかしめ固定され、垂直片4bの先端
部迄延出しているそのヒンジバネ5の先端には、
後述する可動接極子の折曲部を支承するヒンジ部
5aが形成される。また、このヒンジバネ5の略
中央部には、折曲部を下側にした舌片状の弾性ス
トツパー片5aが折曲形成される。
可動接極子6はその折曲部に切込部6aを有
し、この切込部6aに前記ヒンジ部5aが係合し
て支承されるとともに、水平片6bは前記鉄心1
の鍔部1aに対向し、垂直片6cは前記継鉄片4
の垂直片4bに対向する。また、この可動接極子
6の垂直片6cには前記弾性ストツパー片5bを
通す窓孔6dが設けられている。
し、この切込部6aに前記ヒンジ部5aが係合し
て支承されるとともに、水平片6bは前記鉄心1
の鍔部1aに対向し、垂直片6cは前記継鉄片4
の垂直片4bに対向する。また、この可動接極子
6の垂直片6cには前記弾性ストツパー片5bを
通す窓孔6dが設けられている。
電磁ブロツクAは、上記した鉄心1、ボビン
3、継鉄片4、ヒンジバネ5、可動接極子6の各
要素を組立てることによつて構成される。
3、継鉄片4、ヒンジバネ5、可動接極子6の各
要素を組立てることによつて構成される。
基台7はプラスチツク成形加工によつて図示す
る様な形状に成形され、中央部に電磁ブロツクA
と接点部Bを隔離するための隔壁7aを立設し、
第1図に於いてその隔壁7aの左側を電磁ブロツ
クAの取付部に、右側を接点部Bの取付部にして
いる。
る様な形状に成形され、中央部に電磁ブロツクA
と接点部Bを隔離するための隔壁7aを立設し、
第1図に於いてその隔壁7aの左側を電磁ブロツ
クAの取付部に、右側を接点部Bの取付部にして
いる。
上記基台7の電磁ブロツクAの取付部は、第2
図に示す様に、電磁ブロツクAにおける継鉄片4
の垂直片4b側縁部を案内する案内溝8a,8b
を形設した前板7b、後板7cと、同電磁ブロツ
クAにおけるヒンジバネ5の弾性ストツパー片5
bの先端に係合する係合溝9を形設した、前記隔
壁7aに一体形成される係合片7dを有してい
る。
図に示す様に、電磁ブロツクAにおける継鉄片4
の垂直片4b側縁部を案内する案内溝8a,8b
を形設した前板7b、後板7cと、同電磁ブロツ
クAにおけるヒンジバネ5の弾性ストツパー片5
bの先端に係合する係合溝9を形設した、前記隔
壁7aに一体形成される係合片7dを有してい
る。
基台7への電磁ブロツクAの取付けは、第2図
に示す様に、電磁ブロツクAを基台7の上方から
行う。電磁ブロツクAを矢印P方向に降ろすとと
もに、継鉄片4の垂直片側縁部を案内溝8a,8
bに係合させ、そのまま下方に押圧する。係合当
初の段階では、ヒンジバネ5の弾性ストツパー片
5bは係合片7dに接触しないが、押圧を更に進
めると上記ストツパー片5bの先端部分が係合片
7dに押圧される。そして、上記継鉄片4の垂直
片側縁部先端が案内溝8a,8bの最下端で係止
される瞬間に上記ストツパー片5bの先端が、そ
の復帰弾性力によつて係合溝9に係合する。
に示す様に、電磁ブロツクAを基台7の上方から
行う。電磁ブロツクAを矢印P方向に降ろすとと
もに、継鉄片4の垂直片側縁部を案内溝8a,8
bに係合させ、そのまま下方に押圧する。係合当
初の段階では、ヒンジバネ5の弾性ストツパー片
5bは係合片7dに接触しないが、押圧を更に進
めると上記ストツパー片5bの先端部分が係合片
7dに押圧される。そして、上記継鉄片4の垂直
片側縁部先端が案内溝8a,8bの最下端で係止
される瞬間に上記ストツパー片5bの先端が、そ
の復帰弾性力によつて係合溝9に係合する。
つまり、電磁ブロツクAの、前記垂直片4b側
縁部の先端と前記ストツパー片5bの先端との長
さが、本体7の、前記案内溝8a,8bの最下端
と前記係合溝9との長さに一致する様、各要素の
位置、長さが設定されているため、電磁ブロツク
Aを基台7の上方から下方に一杯に押圧するだけ
で、基台7への電磁ブロツクAの取付けが完了す
る。この様に基台7と電磁ブロツクAの係合が弾
性ストツパー片5bと係合溝9によつて行われる
ため、ネジや板バネ等の取付要素を全く不要と
し、しかも係合はストツパー片5bの先端部弾性
力によつて行われるため位置決めが確実なものと
なる。
縁部の先端と前記ストツパー片5bの先端との長
さが、本体7の、前記案内溝8a,8bの最下端
と前記係合溝9との長さに一致する様、各要素の
位置、長さが設定されているため、電磁ブロツク
Aを基台7の上方から下方に一杯に押圧するだけ
で、基台7への電磁ブロツクAの取付けが完了す
る。この様に基台7と電磁ブロツクAの係合が弾
性ストツパー片5bと係合溝9によつて行われる
ため、ネジや板バネ等の取付要素を全く不要と
し、しかも係合はストツパー片5bの先端部弾性
力によつて行われるため位置決めが確実なものと
なる。
次に基台7の右側部(第1図に於いて)に取付
けられる接点部Bについて説明する。
けられる接点部Bについて説明する。
接点部Bは、固定接点板11、その両側部に配
置される第1の可動接点板12、第2の可動接点
板13、可動接点板12の右側部(第1図に於い
て)に配置される復帰バネ14、および電磁ブロ
ツクAの可動接極子6の動きを可動接点板12,
13、復帰バネ14に伝達するプラスチツク製の
カード片15とから構成され、前記可動接点板1
2,13は、更に可動接点板本体12a,13a
とこの可動接点板本体にかしめ固着する端子片1
2b,13bとから構成され、また可動接点板本
体12a,13aおよび復帰バネ14の下部には
基台7との係合用のストツパー片12c,13
c,14aが一体形成されている。
置される第1の可動接点板12、第2の可動接点
板13、可動接点板12の右側部(第1図に於い
て)に配置される復帰バネ14、および電磁ブロ
ツクAの可動接極子6の動きを可動接点板12,
13、復帰バネ14に伝達するプラスチツク製の
カード片15とから構成され、前記可動接点板1
2,13は、更に可動接点板本体12a,13a
とこの可動接点板本体にかしめ固着する端子片1
2b,13bとから構成され、また可動接点板本
体12a,13aおよび復帰バネ14の下部には
基台7との係合用のストツパー片12c,13
c,14aが一体形成されている。
基台7の右側部(第1図に於いて)には、上記
固定接点板11の先端部(上端部)を基台の下面
から上面に向けて挿入可能な固定接点板保持孔
(図示せず)と、その両側縁部を案内する固定接
点板案内溝16a,16bを形設した固定接点板
保持片7e,7fと、上記可動接点板12,13
の下端部を基台の上面から下面に向けて挿入可能
な可動接点板保持孔17,18と、および上記復
帰バネ14の下端部を同じく基台の上面から下面
に向けて挿入可能な復帰バネ保持孔19とが設け
られ、基台7の隔壁7aに対し、上記可動接点板
保持孔18、上記固定接点板保持孔および固定接
点板案内溝16a,16b、上記可動接点板保持
孔17、上記復帰バネ保持孔19がこの順に配設
される。
固定接点板11の先端部(上端部)を基台の下面
から上面に向けて挿入可能な固定接点板保持孔
(図示せず)と、その両側縁部を案内する固定接
点板案内溝16a,16bを形設した固定接点板
保持片7e,7fと、上記可動接点板12,13
の下端部を基台の上面から下面に向けて挿入可能
な可動接点板保持孔17,18と、および上記復
帰バネ14の下端部を同じく基台の上面から下面
に向けて挿入可能な復帰バネ保持孔19とが設け
られ、基台7の隔壁7aに対し、上記可動接点板
保持孔18、上記固定接点板保持孔および固定接
点板案内溝16a,16b、上記可動接点板保持
孔17、上記復帰バネ保持孔19がこの順に配設
される。
以上の構成から成る接点部Bの基台7への取付
けは、先ず端子片12b,13bがかしめ固着し
た可動接点板12,13の取付けから始まる。前
述した様に可動接点板12,13はその下端部か
ら、即ち端子片12b,13bから保持孔17,
18にスライド挿入して保持される。この可動接
点板の保持は、ストツパー片12c,13cが保
持孔17,18内に形設されている係合溝(図示
せず)に係合することによつて行われ、その係合
部の構成は前述した電磁ブロツクAの係合部の構
成と同一である。従つて、可動接点板12,13
の下端部から保持孔17,18に挿入していき、
ストツパー片12c,13cが上記係合溝に係合
した時に可動接点板の取付けが完了する。
けは、先ず端子片12b,13bがかしめ固着し
た可動接点板12,13の取付けから始まる。前
述した様に可動接点板12,13はその下端部か
ら、即ち端子片12b,13bから保持孔17,
18にスライド挿入して保持される。この可動接
点板の保持は、ストツパー片12c,13cが保
持孔17,18内に形設されている係合溝(図示
せず)に係合することによつて行われ、その係合
部の構成は前述した電磁ブロツクAの係合部の構
成と同一である。従つて、可動接点板12,13
の下端部から保持孔17,18に挿入していき、
ストツパー片12c,13cが上記係合溝に係合
した時に可動接点板の取付けが完了する。
可動接点板12,13の取付けを終えると次い
で復帰バネ14の取付けを行うが、この復帰バネ
の取付けも可動接点板12,13と全く同様であ
つて、その下端部から保持孔19に挿入してい
き、ストツパ片14aが保持孔19内に形設され
る係合溝(図示せず)に係合した時、同復帰バネ
の取付けが終了する。
で復帰バネ14の取付けを行うが、この復帰バネ
の取付けも可動接点板12,13と全く同様であ
つて、その下端部から保持孔19に挿入してい
き、ストツパ片14aが保持孔19内に形設され
る係合溝(図示せず)に係合した時、同復帰バネ
の取付けが終了する。
復帰バネ14の取付けを終了すると固定接点板
11の取付けを行う。
11の取付けを行う。
前述の様に、この固定接点板11の取付けは、
基台7へ先端部から挿通する様にして、つまり基
台7の下方から上方にスライド挿入する様にして
行う。第4図はこの様にして固定接点板を、本体
に形成される保持孔16c、および案内溝16
a,16b(第1図参照)にスライド挿入する途
中段階の状態を示している。
基台7へ先端部から挿通する様にして、つまり基
台7の下方から上方にスライド挿入する様にして
行う。第4図はこの様にして固定接点板を、本体
に形成される保持孔16c、および案内溝16
a,16b(第1図参照)にスライド挿入する途
中段階の状態を示している。
同図から明らかな様に、この段階では、可動接
点板12,13同士はその接点を当接させている
が、固定接点板11は可動接点板に接触すること
が無い。結局、固定接点板と可動接点板が接触す
るのは、つまり両者の接点が接触するのは、固定
接点板11のスライド挿入を完了した時点であ
る。それ故、可動接点板に全く過剰な横方向応力
が生ずることが無く、従つて変形等のトラブルを
招来させることが無い。この様に、固定接点板1
1を基台7の下方からスライド挿入して所定の位
置に配置することによつて、若干内側へ屈曲して
いる可動接点板12,13間にスムーズにその接
点板11aを配置させることが出来、可動接点板
12,13を変形させる心配が全く無くなるとい
う利点を有している。
点板12,13同士はその接点を当接させている
が、固定接点板11は可動接点板に接触すること
が無い。結局、固定接点板と可動接点板が接触す
るのは、つまり両者の接点が接触するのは、固定
接点板11のスライド挿入を完了した時点であ
る。それ故、可動接点板に全く過剰な横方向応力
が生ずることが無く、従つて変形等のトラブルを
招来させることが無い。この様に、固定接点板1
1を基台7の下方からスライド挿入して所定の位
置に配置することによつて、若干内側へ屈曲して
いる可動接点板12,13間にスムーズにその接
点板11aを配置させることが出来、可動接点板
12,13を変形させる心配が全く無くなるとい
う利点を有している。
また、端子片11bを折曲し、更にその水平片
部に窓孔11cを設けているのは、固定接点板端
子と可動接点板端子の配列を汎用リレーの端子配
列に合わせるためで、従つてこの窓孔11cを可
動接点板13と端子片13bが挿通することにな
るが、この様に固定接点板の端子片を簡単な形状
にするだけで、容易に上記端子配列を形成出来る
利点も有している。
部に窓孔11cを設けているのは、固定接点板端
子と可動接点板端子の配列を汎用リレーの端子配
列に合わせるためで、従つてこの窓孔11cを可
動接点板13と端子片13bが挿通することにな
るが、この様に固定接点板の端子片を簡単な形状
にするだけで、容易に上記端子配列を形成出来る
利点も有している。
なお、21,22はコイル2の端子片であつ
て、接点部B、電磁ブロツクAの取付け前後に独
立に基台7へ圧入固定される。
て、接点部B、電磁ブロツクAの取付け前後に独
立に基台7へ圧入固定される。
上述の様にして固定接点板11のスライド挿入
を終え、各接点板の配置関係が特定された後は、
固定接点板11の固定をするため、つまり同接点
板の取付けを完了するため底板20をその係合爪
20a〜20bによつて基台7に係着する。この
底板20には、上記各端子片の挿通孔、即ち、可
動接点板の端子片12b,13bの挿通孔20
e,20f、固定接点板の端子片11bの挿通孔
20g、およびコイル端子片21,22の挿通孔
20h,20iが穿設され、底辺20の係着時に
各端子片が対応の各挿通孔を挿通する。そして、
この底板20の係着によつて、固定接点板の端子
片11bの水平片部が基台7と底板20とで挟持
固定されることになるから、固定接点板11の本
体への取付けが最終的に完了する。
を終え、各接点板の配置関係が特定された後は、
固定接点板11の固定をするため、つまり同接点
板の取付けを完了するため底板20をその係合爪
20a〜20bによつて基台7に係着する。この
底板20には、上記各端子片の挿通孔、即ち、可
動接点板の端子片12b,13bの挿通孔20
e,20f、固定接点板の端子片11bの挿通孔
20g、およびコイル端子片21,22の挿通孔
20h,20iが穿設され、底辺20の係着時に
各端子片が対応の各挿通孔を挿通する。そして、
この底板20の係着によつて、固定接点板の端子
片11bの水平片部が基台7と底板20とで挟持
固定されることになるから、固定接点板11の本
体への取付けが最終的に完了する。
また、この底板20を基台7に係着することに
よつて、折曲した固定接点板端子片11bの水平
片部が外部に露呈しなくなり、端子片として必要
な部分だけ、つまり垂直片部のみが露呈する。そ
のため、水平片部が露出することによる絶縁性、
外観、安全性の悪化が防止される。
よつて、折曲した固定接点板端子片11bの水平
片部が外部に露呈しなくなり、端子片として必要
な部分だけ、つまり垂直片部のみが露呈する。そ
のため、水平片部が露出することによる絶縁性、
外観、安全性の悪化が防止される。
この底板20には、更にその前後側縁部に突起
20jと20kが形成され、ケース24の底部に
形成される凹部24a,24bに係合する様に成
されている。従つて、このケース24によつて底
板20が基台から外れるのを防止され、またケー
ス24も基台から容易に抜脱出来ない様にされ
る。即ち、以上の構成によつて、固定接点板11
の保持と、底板20、ケース24の基台に対する
係着保持が成されることになる。
20jと20kが形成され、ケース24の底部に
形成される凹部24a,24bに係合する様に成
されている。従つて、このケース24によつて底
板20が基台から外れるのを防止され、またケー
ス24も基台から容易に抜脱出来ない様にされ
る。即ち、以上の構成によつて、固定接点板11
の保持と、底板20、ケース24の基台に対する
係着保持が成されることになる。
可動接極子6の動きを接点部Bに伝達するため
のカード片15の取付けは、上記の各要素を基台
に取付けた後、組立ての最終段階に於いて行われ
る。
のカード片15の取付けは、上記の各要素を基台
に取付けた後、組立ての最終段階に於いて行われ
る。
カード片15は、可動接点板12,13の上端
部を支持する溝15a,15bと、復帰バネ14
の上端部に形成される長孔14bに係合する第1
の突起15cと、可動接極子6の垂直片上端部に
形成される長孔6eに係合する第2の突起15d
と、および基台の隔壁7a上部と若干の空隙23
(第3図参照)を介して重なり合う舌片15eか
ら成り、上記第1の突起15cと第2の突起15
dの係合力によつて保持される。そしてコイルに
通電されない通常時に於いて可動接点板12と固
定接点板11が接触する様、また通電時に於いて
可動接点板13と固定接点板11が接触する様、
上記溝15a,15bの各位置が適当に設定され
ている。
部を支持する溝15a,15bと、復帰バネ14
の上端部に形成される長孔14bに係合する第1
の突起15cと、可動接極子6の垂直片上端部に
形成される長孔6eに係合する第2の突起15d
と、および基台の隔壁7a上部と若干の空隙23
(第3図参照)を介して重なり合う舌片15eか
ら成り、上記第1の突起15cと第2の突起15
dの係合力によつて保持される。そしてコイルに
通電されない通常時に於いて可動接点板12と固
定接点板11が接触する様、また通電時に於いて
可動接点板13と固定接点板11が接触する様、
上記溝15a,15bの各位置が適当に設定され
ている。
即ち、このカード片15を取付けることによ
り、通常時に於いては復帰バネ14の作用によつ
て固定接点11と可動接点板12が接触状態を保
持する一方、通電時に於いては復帰バネ14の弾
性力に抗する可動接触子6の作用によつてカード
片15が右方向(第1図に於いて)へ作動し、固
定接点板11と可動接点板13が接触する状態を
形成する様になる。従つて、コイルへの通電をオ
ンオフすることによつて、固定接点板11への接
触可動接点板を切換えることが出来る。
り、通常時に於いては復帰バネ14の作用によつ
て固定接点11と可動接点板12が接触状態を保
持する一方、通電時に於いては復帰バネ14の弾
性力に抗する可動接触子6の作用によつてカード
片15が右方向(第1図に於いて)へ作動し、固
定接点板11と可動接点板13が接触する状態を
形成する様になる。従つて、コイルへの通電をオ
ンオフすることによつて、固定接点板11への接
触可動接点板を切換えることが出来る。
以上、この考案に係る小型リレーの実施例につ
いて詳述したが、上記説明から明らかな様にこの
考案によれば、復帰バネと第1、第2可動接点板
については基台上面側から取付け、固定接点板に
ついては基台下面側から取付けることができるた
め、接点部の各要素のうち可動接点板を先に取付
け、次いで固定接点板を取付ける様にすることに
よつて、作業がスムーズになるとともに可動接点
板の変形を未然に防止することが出来る。従つて
作業能率を高め、且つ接点部の動作特性に係る品
質が一定の小型リレーを提供することが出来る。
また、固定接点板の形状を複雑化することなく、
更に基台の形状も複雑化せずに、汎用の端子配列
を有する小型リレーを提供することが出来る。
いて詳述したが、上記説明から明らかな様にこの
考案によれば、復帰バネと第1、第2可動接点板
については基台上面側から取付け、固定接点板に
ついては基台下面側から取付けることができるた
め、接点部の各要素のうち可動接点板を先に取付
け、次いで固定接点板を取付ける様にすることに
よつて、作業がスムーズになるとともに可動接点
板の変形を未然に防止することが出来る。従つて
作業能率を高め、且つ接点部の動作特性に係る品
質が一定の小型リレーを提供することが出来る。
また、固定接点板の形状を複雑化することなく、
更に基台の形状も複雑化せずに、汎用の端子配列
を有する小型リレーを提供することが出来る。
さらに上記のように、固定接点板が基台の下面
側から上方に向けて基台に挿入される構成では、
外力を受けると固定接点板が基台から落下する
等、外力によつて外れる可能性があるが、この考
案では、基台に係合する底板を設けているため
に、外力で外れることがない。しかも端子以外の
不要な部分が外部に露呈しないため安全性、絶縁
性を高めることができ、美観を損ねることもな
い。
側から上方に向けて基台に挿入される構成では、
外力を受けると固定接点板が基台から落下する
等、外力によつて外れる可能性があるが、この考
案では、基台に係合する底板を設けているため
に、外力で外れることがない。しかも端子以外の
不要な部分が外部に露呈しないため安全性、絶縁
性を高めることができ、美観を損ねることもな
い。
第1図はこの考案の実施例である小型リレーの
分解斜視図、第2図は同リレーの一部分解斜視
図、第3図イ,ロは同リレーの一部断面表示を省
略した概略側縦断面図と概略正縦断面図、第4図
は同リレーの底面図、第5図は同リレー接点部の
組立途中段階の状態を示す図である。 7……基台、11……固定接点板、11b……
端子片、11c……窓孔、12……第1の可動接
点板、13……第2の可動接点板、14……復帰
バネ、20……底板、20a〜20d……係合
爪、24……ケース。
分解斜視図、第2図は同リレーの一部分解斜視
図、第3図イ,ロは同リレーの一部断面表示を省
略した概略側縦断面図と概略正縦断面図、第4図
は同リレーの底面図、第5図は同リレー接点部の
組立途中段階の状態を示す図である。 7……基台、11……固定接点板、11b……
端子片、11c……窓孔、12……第1の可動接
点板、13……第2の可動接点板、14……復帰
バネ、20……底板、20a〜20d……係合
爪、24……ケース。
Claims (1)
- 復帰バネ、第1の可動接点板、固定接点板、第
2の可動接点板が配設され、固定接点板は第1の
可動接点板と第2の可動接点板の間に配設される
基台を備え、上記復帰バネおよび上記各接点板の
接点板本体が基台の上面に位置し、上記各接点板
の端子片が基台の下面に位置する小型リレーにお
いて、前記基台は、前記復帰バネ、および第1、
第2の可動接点板の各々の下端部を基台の上面か
ら下面に向けて挿入可能な復帰バネ保持孔および
第1、第2の可動接点板保持孔と、前記固定接点
板の上端部を基台の下面から上面に向けて挿入可
能な固定接点板保持孔とを有し、前記固定接点板
は端子片を折曲するとともに、その折曲した端子
片の水平片部に前記第2の可動接点板の端子片を
通す窓孔を有し、且つ各接点板端子片を通すとと
もに基台に係合して前記固定接点板の水平片部を
本体との間で狭持固定する底板と、この底板に係
合するケースと、を有してなる小型リレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10809881U JPS5813653U (ja) | 1981-07-20 | 1981-07-20 | 小型リレ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10809881U JPS5813653U (ja) | 1981-07-20 | 1981-07-20 | 小型リレ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5813653U JPS5813653U (ja) | 1983-01-28 |
JPS643159Y2 true JPS643159Y2 (ja) | 1989-01-26 |
Family
ID=29902519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10809881U Granted JPS5813653U (ja) | 1981-07-20 | 1981-07-20 | 小型リレ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813653U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0126772Y2 (ja) * | 1984-09-05 | 1989-08-10 | ||
JP5700110B1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-04-15 | オムロン株式会社 | 接点端子の組付け構造およびこれを備えた電磁継電器 |
-
1981
- 1981-07-20 JP JP10809881U patent/JPS5813653U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5813653U (ja) | 1983-01-28 |
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