JP2724371B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2724371B2 JP8237489A JP8237489A JP2724371B2 JP 2724371 B2 JP2724371 B2 JP 2724371B2 JP 8237489 A JP8237489 A JP 8237489A JP 8237489 A JP8237489 A JP 8237489A JP 2724371 B2 JP2724371 B2 JP 2724371B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電磁継電器、特に、その接点端子の取付構造
に関する。
(従来技術と発明が解決しようとする課題) 従来、電磁継電器にかかる接点端子の取付構造として
は、例えば、ベースに設けた複数の端子孔に固定接点端
子を個々に圧入することにより、接点機構を構成するも
のがあるが、部品点数,組立工数が多いうえに、組立精
度が低く、動作特性にバラツキが生じやすかった。この
ため、複数の接点端子をインサート成形して接点ブロッ
クを形成し、この接点ブロックをベースの上面に固定す
るものがある。前記接点ブロックをベースに固定する方
法としては、接点ブロック本体をベースに熱カシメ又は
接着剤で接着して一体化することが行なわれているが、
いずれの方法も組み立てに手間がかかり、生産性が低い
うえに、高い組立精度が得られないという問題点があっ
た。
本発明は、前記問題点に鑑み、組み立てが容易で生産
性が高く、高い組立精度を確保できる電磁継電器を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明にかかる電磁継電器は、前記目的を達成するた
め、複数の接点端子をインサート成形して形成した接点
ブロックを、ベースに設けた端子孔に前記接点ブロック
から突出する接点端子の端子部を挿入することにより、
前記ベースに固定する電磁継電器において、前記接点ブ
ロックの側端面を、前記ベースの上面に突設した側壁に
圧接させて固定する構成としたものである。
(作用と発明の効果) したがって、本発明によれば、ベースの端子孔に接点
ブロックから突出する接点端子の端子部を挿入し、接点
ブロックの側端面をベースの側壁に圧接させると、接点
端子の端部が前記端子孔の内側面に圧接し、ガタツキな
く圧入,固定されることになる。
このため、熱カシメ又は接着剤の塗布作業が不要とな
り、ベースに接点ブロックをワンタッチで組み付けられ
るので、組み立てに手間がかからず、生産性が向上す
る。
しかも、接点ブロックがベースの側壁に圧接するの
で、ガタツキが生ぜず、組立精度が向上するとともに、
動作特性が安定し、調整作業が簡単になるという効果が
ある。
(実施例) 以下、本発明にかかる電磁継電器の一実施例を、第1
図および第2図の添付図面に従って説明する。
本実施例にかかる電磁継電器は、大略、ベース10と、
固定接点ブロック20と、電磁石部30と、可動鉄片40およ
びケース50とからなるものである。
ベース10は一端部に側壁11を突設した断面略L形状を
有するもので、前記側壁11の隅部にはインサート成形し
た複数の常閉固定接点子12の固定接点12aが同一直線上
に露出している一方、前記側壁11に対向する他端部に
は、インサート成形した複数の可動接点端子13の端部が
上方に露出し、それぞれに可動接触片14が電気的に接続
されている。この可動接触片14は自由端部の下面に前記
接点12aに接離可能な可動接点14aを有するとともに、自
由端部近傍の上面に可動接点14bを有するもので、上方
に傾いた状態で同一面上に並設されている。なお、前記
側壁11は後述する可動鉄片40のストッパとして機能する
ものである。
固定接点ブロック20は4本の常開固定接点端子21をイ
ンサート成形し、下面から前記常開固定接点端子21の固
定接点21aを同一直線上に露出させたもので、両側端面
から突出する端子部21bをそれぞれ下方側に屈曲してい
る。
そして、固定接点ブロック20の端子部21bをベース10
の両側縁部に設けた端子圧入孔10aに挿入すると、端子
部21bの係止用爪部21cが端子圧入孔10に圧入されるとと
もに、固定接点ブロック20本体の側端面が前記側壁11の
内側面に圧接し、側方に付勢される。
このため、固定接点ブロック20がベース10にガタツキ
なく強固に固定され、固定接点21aが可動接点14bにそれ
ぞれ接触する。
本実施例にかかる固定接点ブロック20は、4本の固定
接点端子21をインサート成形で組み込んであるので、各
固定接点端子21間の位置決め精度が高いとともに、組み
立て工程における部品点数が少なく、組み立て工数が減
少する。
また、本実施例によれば、常開固定接点端子21のみを
インサート成形でブロック化しているので、突出する端
子部21bの本数があまり多くなく、挿入作業の際におけ
る位置決めが比較的容易であるという利点がある。
なお、側壁11の内側面をテーパ面としておいてもよ
く、固定接点端子21の爪部21cは必ずしも必要でない。
電磁石部30は両端部に鍔部31,32を有するスプール33
に断面略L字形状に屈曲した鉄芯34をインサート成形
し、かつ、前記スプール33の胴部にコイル35を巻回した
もので、前記鉄芯34は水平先端部を突出させて磁極部34
aとし、垂直下端部34bを下方側に露出している。
鍔部31は両側縁部にコイル端子36,36をインサート成
形したもので、上端面に係止用爪部31aを突設し、外側
面に一対の突起31b,31bを突設するとともに、下端面に
位置決め用突起31c,31cを突設している。また、鍔部32
は外側面の両側縁部に、前記ベース10の側壁11に形成し
た一対の係合用凹部11a,11aに係合可能な突起32a(奥側
の突起は図示せず)を側方に突設している。
可動鉄片40は断面略L字形状を有するもので、垂直先
端部を外方に屈曲して水平な吸着部41を形成する一方、
水平部に下方側に突出す絶縁性押圧突部42をアウトサー
ト成形するとともに、水平部下面に断面略く字形状に屈
曲した板ばね43の一端部をカシメ固定してある。
前記板ばね43は垂直先端部を内方に屈曲して形成した
舌片44に係止孔44aを設けるとともに、垂直部の両側部
を切り起こして形成した腕部45,45に係合孔45a,45aを設
けたものである。
そして、前記電磁石部30の鍔部31に設けた爪部31aお
よび突起31b,31bに、板ばね43に設けた係止孔44aおよび
係止孔45a,45aをそれぞれ係合して組み付けた後、電磁
石部30のコイル端子36を前記ベース10の両側縁部に設け
たコイル端子圧入孔10b,10bにそれぞれ圧入し、突起31
c,31cをベース10の両側縁部に設けた凹部10c,10cにそれ
ぞれ嵌合して位置決めすると、鍔部32に設けた突起32a
が側壁11の凹部11aに弾性係合するので、電磁石部30が
ベース10に強固に組み付けられる。
したがって、本実施例によれば、ベース10に設けた側
壁11を介し、電磁石部30をベース10にワンタッチで取り
付けられるので、組み立て作業が容易となり、生産性が
向上する。
しかも、ベース10に係合,固定した電磁石ブロック30
を構成する鍔部32の下端面が、固定接点ブロック20の上
面に当接するので、可動接触片14のばね力による固定接
点ブロック20の浮き上りを防止し、正確な接点間距離を
維持できるという利点がある。
ケース50は前記ベース10に嵌合可能な箱形状を有する
もので、ベース10に嵌合してシール剤(図示せず)を注
入,固化してシールした後、ガス抜き孔51から内部のガ
スを抜き、これを熱溶融で密封することにより、組み立
て作業が完了する。
前述の構成からなる電磁継電器が無励磁の場合、板ば
ね43のばね力により、可動鉄片40は下方側に付勢されて
おり、吸着部41が側壁11の上端面に当接し、押圧突部42
が可動接触片14を押し下げ、可動接点14bが固定接点21a
から開離している一方、可動接点14aが固定接点12aに接
触している。
そして、電磁石部30のコイル35を励磁すると、鉄芯34
の磁極部34aが可動鉄片40の吸着部41を吸引するので、
可動鉄片40は板ばね43のばね力に抗して鉄芯34の垂直下
端部34bを支点として回動し、可動鉄片40の吸着部41が
鉄芯34の磁極部34aに吸着する。このため、押圧突部42
の押圧が解除された可動接触片14は自己のばね力で回動
し、可動接点14aが固定接点12aから開離した後、可動接
点14bが固定接点21aに接触する。
ついで、前記励磁を解くと、板ばね43のばね力で可動
鉄片40が元の状態に復帰するので、可動接点14bが固定
接点21aからか開離した後、可動接点14aが固定接点12a
に接触する。
本実施例によれば、可動鉄片40の下面に設けた押圧突
部42が4本の可動接触片14を同時に駆動して接点を開閉
するので、タイムラグがなく、優れた開閉特性を有する
電磁継電器が得られる。
しかも、本実施例では可動鉄片40に設けた押圧突部42
が可動接触片14を押圧して駆動するので、可動鉄片40の
押圧突部42がカードとして機能することになる。このた
め、別部材からなるカードが不要となり、部品点数が減
少し、組み立て工数が減少する。
さらに、押圧突部42は可動鉄片40にアウトサート成形
で一体化されているので、寸法精度が高く、押圧突部42
の押圧位置がずれにくい。このため、前記押圧突部42が
可動接触片14の所定の位置を正確に押圧するので、動作
特性が安定しているという利点がある。
なお、前述の実施例では可動鉄片に押圧突部をアウト
サート成形で一体に形成する場合を示したが、必ずしも
これに限らず、例えば、前記押圧突部は突き出し加工を
施した後、絶縁材で被覆して形成したものであってもよ
い。
また、接点端子のブロック化は固定接点端子に限ら
ず、可動接点端子であってもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明にかかる電磁継電器の一実
施例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は側面断面図
である。 10……ベース、10a……端子圧入孔、20……固定接点ブ
ロック、21……常開固定接点端子、21b……端子部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の接点端子をインサート成形して形成
    した接点ブロックを、ベースに設けた端子孔に前記接点
    ブロックから突出する接点端子の端子部を挿入すること
    により、前記ベースに固定する電磁継電器において、 前記接点ブロックの側端面を、前記ベースの上面に突設
    した側壁に圧接させて固定することを特徴とする電磁継
    電器。
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