JP3551593B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電磁継電器、特に、衝撃荷重による動作特性の劣化を阻止できる内部機構を備えた電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電磁継電器としては、例えば、図9に示すように、コイル1を巻回したスプール2の中心孔に鉄芯3を挿入し、突出する一端部を磁極部3aとする一方、突出する他端部を略門型のヨーク4の天井面にカシメ固定して形成した電磁石ブロック5からなるものがある。
この電磁石ブロック5は、水平部に可動鉄片6をカシメ固定した略く字形状のヒンジばね7の上端部を、前記ヨーク4の外側面にカシメ固定することにより、前記可動鉄片6を回動可能に支持する一方、ヒンジばね7の水平部から延在した可動接触片8の先端に可動接点8aが設けられている。
そして、前記ヨーク4の両端部をベース9に載置して電磁石ブロック5を位置決めすることにより、前記可動接点8aが、所定間隔で対向する固定接点8b,8cに交互に接離可能に対向する。
【0003】
したがって、前記電磁石ブロック5に電圧が印加されていない場合には、ヒンジばね7のばね力で可動鉄片6が下方側に付勢され、可動接点8aが固定接点8bに接触している。
そして、電磁石ブロック5のコイル1に電圧を印加すると、鉄芯3の磁極部3aに可動鉄片6が吸引され、ヒンジばね7のばね力に抗して可動鉄片6が回動し、これと一体化な可動接触片8の可動接点8aが固定接点8bから固定接点8cに切り替わる。
ついで、前述の励磁を解くと、ヒンジばね7のばね力で可動鉄片6が反転して元の状態に復帰し、可動接点8aが固定接点8cから固定接点8bに切り替わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の電磁継電器によれば、可動鉄片6がヒンジばね7だけで回動可能に支持されているので、例えば、ヒンジばね7の弾性限界を越える矢印A方向の衝撃荷重が可動鉄片6に負荷された場合、ヒンジばね7に塑性変形が生じ、可動鉄片6がヨーク4から離れて磁気回路が切れてしまい、動作電圧,復帰電圧が規格外となる。
【0005】
また、ヒンジばね7の先端から延在した可動接触片8の弾性限界を越える矢印A方向の衝撃荷重が可動鉄片8に負荷された場合、可動接触片8に塑性変形が生じ、この可動接触片8に取り付けた可動鉄片6と鉄芯3の磁極部3aとの距離が増大して吸引力が低下するので、動作電圧,復帰電圧が規格外となるという問題点がある。
【0006】
本発明は、前記問題点に鑑み、ヒンジばね等の弾性限界を越える衝撃荷重が可動鉄片に負荷されても、ヒンジばね等の塑性変形を阻止し、動作特性の劣化を防止できる電磁継電器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる電磁継電器は、前記目的を達成するため、ベースの上面に立設した電磁石ブロックのヨークの垂直部外面に、可動接点端子の略門型接続部の上端部を固定する一方、この可動接点端子の略門型接続部の開口から、略く字形状に屈曲したヒンジばねの水平部およびこれに一体化した可動鉄片を挿通するとともに、前記ヒンジばねの上端部を前記ヨークの垂直部外面に固定することにより、前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて前記可動鉄片を板厚方向に回動するとともに、この可動鉄片と一体に回動するヒンジばねの水平部先端から延在した可動接触片を駆動して接点を開閉する電磁継電器において、前記可動接点端子の略門型接続部の対向する側方の内側縁部に、可動鉄片の一端部に係止可能な位置規制用切り欠き部を形成した構成としたものである。
【0008】
また、前記ベースの上面に、前記可動鉄片の下面に当接可能な位置規制用壁を突設してもよい。
さらに、前記ベースの上面に、前記可動鉄片の先端肩部に当接可能な一対の位置規制用突部を突設してもよく、あるいは、前記突部の対向面をテーパ面とする一方、前記可動鉄片の先端肩部を前記突部のテーパ面に面接触可能なテーパ面としてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる一実施形態を図1ないし図8の添付図面に従って説明する。
本実施形態にかかる電磁継電器は、ベース10と、このベース10に固定された固定接点端子20,21およびコイル端子22,22と、共通端子26を一体化した電磁石ブロック30と、ヒンジばね40に一体化された可動鉄片44と、ケース50とからなるものである。
【0010】
ベース10は、図3に示すように、その上面中央部に突設した一対の対向する位置規制用突部11,11間に位置規制兼用絶縁壁12を突設したものであり、前記位置規制用突部11,11の対向面に、後述する可動鉄方44の先端肩部に当接してC1,C2方向の位置規制を行うテーパ面11a,11aが形成されているとともに、B方向の位置規制を行う係止面11bが形成されている一方、前記位置規制用突部11の基部から絶縁壁13がそれぞれ延在している。
この絶縁壁13,13の中間には、平面略L字形状の固定接点端子用端子孔14が設けられているとともに、前記絶縁壁13の基部には、コイル端子用端子孔15(図3中、奥側の端子孔は図示せず。)がそれぞれ設けられている。さらに、前記位置規制兼用絶縁壁12の基部に設けられた固定接点端子用端子孔16から所定の距離だけ離れた位置に共通端子用端子孔17が平行に設けられている。
【0011】
固定接点端子20は、プレス加工で屈曲した形状を有するものであり、その水平先端部に固定接点20aを有する一方、固定接点端子21は側面略Γ字形状を有するもので、水平先端部に固定接点21aを有するとともに、屈曲した角部に切り欠き部21bが形成されている。
【0012】
コイル端子22は、ベース10に圧入するための肉厚の端子部23と、この端子部23の上端から延在する薄肉の接続部24とからなるものであり、この接続部24の片側略半分を切り取って形成した肩部24aの下方に貫通孔24bと突き出し突起24cとが上下に形成されている一方、残る片側半分の上端部に電気接続用スリット24dが形成されている。
【0013】
そして、前記ベース10の端子孔14に固定接点端子20を圧入してカシメ固定する一方、端子孔16に固定接点端子21を圧入し、位置規制用突部11,11の上端面に当接させて位置決めした後、カシメ固定することにより、固定接点20a,21aが所定間隔で対向する。
さらに、前記ベース10の絶縁壁13の基部に設けた端子孔15にコイル端子22を上方からそれぞれ圧入してカシメ固定した後、そのスリット24dに抵抗,ダイオード等の電気素子25を圧入して電気接続する。この電気素子25はコイル34から発生するサージ電圧によるユーザ側回路への影響を低減するためのものである。
【0014】
共通端子26は、図6に示すように、その上端部に略門型接続部27が一体に形成され、この接続部27の対向する側方の内側縁部に位置規制用切り欠き部27aがそれぞれ形成されている一方、その上辺の内側縁部から下方に延在した舌片28に、2個の貫通孔28aと2個の嵌合用突き出し突起28bとが上下に形成されている。
【0015】
電磁石ブロック30は、両端に鍔部31,32を有するスプール33の胴部(図示せず)にコイル34を巻回し、その引き出し線を、鍔部31に設けた中継端子35のからげ部35aにからげてハンダ付けするとともに、ヨーク36を鉄芯38で固定したものである。
【0016】
前記中継端子35は、貫通孔35b,35cを有し、その下端縁部35dが外方に曲げ起こされているもので、前記鍔部31に設けたスリット(図示せず)に圧入,固定されている。
【0017】
前記ヨーク36は、略直角に屈曲され、かつ、その垂直部の背面にスペーサとなる突き出し段部37が形成されている。そして、この突き出し段部37の表面には突起37a,37bが2個ずつ、上下に突き出し加工で形成されている。
【0018】
そして、前記ヨーク36の突き出し段部37に設けた突起37aに共通端子26の貫通孔28aを嵌合するとともに、ヨーク36の突起37bに共通端子26の突き出し突起28bの背面凹部を嵌合して位置決めした後、前記突起37aをカシメて固定する。
本実施形態によれば、ヨーク36の突起37a,37aに共通端子26の貫通孔28a,28aが嵌合するだけでなく、ヨーク36の突起37b,37bに共通端子26の突起28b,28bの背面凹部が嵌合し、共通端子26がヨーク36に4点で位置決めされるので、共通端子26にガタツキが生ぜず、組立精度が高いという利点がある。
【0019】
ついで、前記電磁石ブロック30のスプール33の胴部に設けた中心孔(図示せず)に、共通端子26を一体化した前記ヨーク36の取り付け孔(図示せず)を同一軸心上に位置決めし、断面略T字形状の鉄芯38を挿通し、突出する一端部を磁極部38aとする一方、突出する他端部38bをカシメることにより、共通端子26を備えた電磁石ブロック30が得られる。
【0020】
本実施形態によれば、突き出し段部37を介してヨーク36に共通端子26を固定してあるので、両者間に間隙が生じ、放熱しやすくなる。
また、ヨーク36の垂直面の略中央部に共通端子26の上端部をカシメ固定してあるので、ヨーク36から共通端子26の下端部までの距離が長く、伝わる熱を低減できるという利点がある。
【0021】
なお、前述の実施形態は、一つの突き出し段部37に計4個の突起37a,37bを形成する場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、例えば、1つの突き出し段部に1個の突起を形成してもよく、1つの突き出し段部に2個の突起を形成してもよい。
また、前記共通端子26はヨーク36にカシメ固定する場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、溶接あるいはネジによる固定であってもよい。
さらに、前述の実施形態では、ヨーク36に設けた突き出し段部37で所定の間隙を形成する場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、別体のスペーサをヨーク36に組み付けてもよく、または、共通端子26に突き出し加工、あるいは、曲げ加工を施して間隙を形成してもよい。
【0022】
次に、固定接点端子20,21およびコイル端子22,22を組み付けたベース10に、共通端子26を組み付けた電磁石ブロック30を上方から位置決めし、ベース10の端子孔17に共通端子26を圧入する一方、スプール33の鍔部31を固定接点端子21を介して位置規制用突部11,11の上端面に位置決めするとともに、この鍔部31に設けた中継端子35をコイル端子22の肩部24aに係止して位置決めする(図4)。なお、説明の便宜上、図4において固定接点端子20,21は図示しない。
そして、電磁石ブロック30を押し下げると、図5に示すように、外方に曲げ起こした中継端子35の下端縁部35dがコイル端子22の外向面に沿って下降し、突起24cを乗り越えた後、その貫通孔35cがコイル端子22の突起24cに嵌合するとともに、中継端子35の貫通孔35bがコイル端子22の貫通孔24bに連通する。そして、前記貫通孔24b,35bに治具ピン18を挿入して位置決めするとともに、前記突起24cをカシメることにより、電磁石ブロック30の組み付け作業が完了する。
【0023】
本実施形態によれば、貫通孔24b,35bに治具ピン18を挿入するだけで位置決めできるので、位置決め作業が容易になる。
また、コイル端子22の突起24cはつぶし加工による押し出し成形であるので、その裏面がフラットである。このため、突き出し形状に合わせたカシメ受けピンが不要となり、カシメ作業が容易になるという利点がある。
【0024】
ヒンジばね40は、図6に示すように、略L字形状に屈曲した導電性の薄板ばね材からなるものであり、その水平部から延在する可動接触片41の先端部に固定接点42が設けられているとともに、前記水平部の基部上面に可動鉄片44がカシメ固定されている一方、その垂直部の上方にカシメ固定用貫通孔43,43が設けられている。さらに、前記可動鉄片44は、その先端肩部を切り落とすことにより、テーパ面45aおよび係止縁部45bが形成されている。
【0025】
そして、ベース10に組み付けた共通端子26の略門型接続部27の開口部および固定接点端子21の切り欠き部21b(図3)から可動接触片41の先端部を挿入し、ヒンジばね40の貫通孔43を共通端子26の突起28b,28bに嵌合してカシメ固定することにより(図7(a))、可動鉄片44の一端部がヨーク36の下端面を支点に回動可能に支持されるとともに(図7(b))、その他端部が鉄芯38の磁極部38aに接離可能に対向する(図1)一方、可動接触片41の可動動接点42が固定接点20a,21aに交互に接離可能に対向する。
最後に、前記ベース10にケース50を嵌合することにより、組立作業が完了する。
本実施形態によれば、図7(b)に示すように、共通端子26の突起28bの裏面に生じた凹部にヨーク36の突起37bが嵌合しているので、突起28は実質的に中実である。このため、前記突起28bをカシメ固定しても、陥没することがなく、安定したカシメ固定が可能になるという利点がある。
【0026】
本実施形態によれば、共通端子26にヒンジばね40をカシメ固定する場合について説明したが、溶接してもよく、ネジ固定でもよい。
【0027】
前述の構成からなる電磁継電器の動作について説明する。
まず、電磁石ブロック30のコイル34に電圧が印加されていない無励磁の場合、ヒンジばね40のばね力で可動鉄片44が下方側に付勢され、可動接点42が固定接点20aに接触している。
【0028】
そして、コイル34に電圧を印加して励磁すると、鉄芯38の磁極部38aが可動鉄片44を吸引し、ヒンジばね40のばね力に抗して可動鉄片44が回動するので、これにつれて可動接触片41が回動し、可動接点42が固定接点20aから開離し、固定接点21aに接触した後、可動鉄片44が鉄芯38の磁極部38aに吸着する(図1)。
【0029】
ついで、前述の励磁を解くと、ヒンジばね40のばね力で可動鉄片44が反転し、元の状態に復帰して可動接点42が固定接点20aに切り替わる。
【0030】
次に、前述の構成からなる電磁継電器に外部から衝撃荷重が加わった場合について説明する。
まず、図8に示すように、可動鉄片44に矢印A方向の小さな衝撃荷重が加わった場合には、可動鉄片44の一端部が共通端子26の一対の切り欠き部27aに係止し、ヒンジばね40の塑性変形を防止する。
さらに、より大きな衝撃荷重が矢印A方向に加わった場合には、可動接触片41を介して可動鉄片44が位置規制兼用絶縁壁12の上端面に当接し、可動鉄片44の回動角度が無制限に増大するのを阻止し、前述と同様、ヒンジばね40の塑性変形による動作特性の変化を防止する。
なお、可動鉄片44が、共通端子26の切り欠き部27aに係止すると同時に、可動接触片41を介して位置規制用絶縁壁12の上端面に当接するようにしてもよい。
【0031】
次に、可動鉄片44に矢印B方向の衝撃荷重が加わった場合には、位置規制用突部11に設けた係止面11bに、可動鉄片44の先端肩部に設けた係止縁部45bが係止することにより、B方向における可動鉄片44の移動量が規制され、ヒンジばね40の塑性変形による動作特性の変化を防止する。
【0032】
また、可動鉄片44に矢印C1,C2方向の衝撃荷重が加わった場合には、位置規制用突部11に設けたテーパ面11aに、可動鉄片44の先端肩部に設けたテーパ面45aが面接触することにより、矢印C1,C2方向における可動鉄片44の移動量が規制され、ヒンジばね40の塑性変形による動作特性の変化を防止する。
【0033】
本実施形態によれば、位置規制用突部11,11の対向面にテーパ面11aを設けてあるので、これらが可動鉄片44のガイド面になる。
また、位置規制用突部11,11と位置規制兼用絶縁壁とがベース10に個々に形成されず、一体に突設されているので、その形状,構造が簡単になるという利点がある。
【0034】
前述の実施形態によれば、ベース10の位置規制用突部11および可動鉄片44の先端肩部をテーパ面とする場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、位置規制用突部11の対向面に略直角の隅部を形成する一方、これに対応するように可動鉄片の先端肩部の形状を形成することにより、B方向およびC1,C2方向の位置規制を行うようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる請求項1の電磁継電器によれば、ヒンジばねの弾性曲げ荷重を越える板厚方向の衝撃荷重が可動鉄片に負荷されても、可動鉄片の一端部が可動接点端子に設けた一対の切り欠き部に係止して位置規制されるので、ヒンジばねに塑性変形が生じず、動作,復帰電圧の規格から外れることがない。
請求項2によれば、ヒンジばねあるいは可動接触片の弾性限界を越える衝撃荷重がヒンジばねの板厚方向に負荷されても、ベースに突設した位置規制用壁の上端面に可動鉄片が当接することにより、ヒンジばねおよび可動接触片の塑性変形を阻止できるので、動作,復帰電圧の規格から外れることがない。
請求項3によれば、一対の位置規制用突部をベースに突設するだけで、水平3方向の位置規制を行うことができるので、ヒンジばねに塑性変形が生じず、動作電圧,復帰電圧の規格から外れることがない。
請求項4によれば、水平3方向の衝撃荷重が加わっても、常に可動鉄片が位置規制用突部に面接触するので、衝撃力を効果的に吸収,緩和する。特に、位置規制用突部の対向面に設けたテーパ面が、可動鉄片の移動方向をガイドするガイド面となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる電磁継電器の一実施形態を示す正面断面図である。
【図2】本願発明にかかる電磁継電器の一実施形態を示す側面断面図である。
【図3】本発明にかかる電磁継電器のベースに対する固定接点端子およびコイル端子の組立方法を示す分解斜視図である。
【図4】本発明にかかる電磁継電器のベースに対する電磁石ブロックの組立方法を示す分解斜視図である。
【図5】図4に示した電磁石ブロックの組立方法を示す要部断面図である。
【図6】電磁石ブロックに対する共通端子,ヒンジばねの組立方法を示す分解斜視図である。
【図7】図6に示したヒンジばねの組立状態を示し、図(a)は要部斜視図であり、図(b)は要部断面図である。
【図8】本発明にかかる電磁継電器のベースに対するヒンジばねの位置関係を示す分解斜視図である。
【図9】従来例にかかる電磁継電器の断面図を示し、図(a)は正面断面図、図(b)は右側面断面図である。
【符号の説明】
10…ベース、11…位置規制用突部、11a…テーパ面、11b…係止面、12…位置規制兼用絶縁壁、20,21…固定接点端子、20a,21a…固定接点、22…コイル端子、24…接続部、24a…肩部、24b…貫通孔、24c…突起、26…共通端子、27…接続部、27a…切り欠き部、28…舌片、30…電磁石ブロック、31,32…鍔部、33…スプール、34…コイル、35…中継端子、35a…からげ部、35b,35c…貫通孔、35d…下端縁部、36…ヨーク、37…突き出し段部、37a,37b…突起、38…鉄芯、38a…磁極部、40…ヒンジばね、41…可動接触片、42…可動接点、44…可動鉄片、45a…テーパ面、45b…係止縁部。

Claims (4)

  1. ベースの上面に立設した電磁石ブロックのヨークの垂直部外面に、可動接点端子の略門型接続部の上端部を固定する一方、この可動接点端子の略門型接続部の開口から、略く字形状に屈曲したヒンジばねの水平部およびこれに一体化した可動鉄片を挿通するとともに、前記ヒンジばねの上端部を前記ヨークの垂直部外面に固定することにより、前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて前記可動鉄片を板厚方向に回動するとともに、この可動鉄片と一体に回動するヒンジばねの水平部先端から延在した可動接触片を駆動して接点を開閉する電磁継電器において、
    前記可動接点端子の略門型接続部の対向する側方の内側縁部に、可動鉄片の一端部に係止可能な位置規制用切り欠き部を形成したことを特徴とする電磁継電器。
  2. 前記ベースの上面に、前記可動鉄片の下面に当接可能な位置規制用壁を突設したことを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記ベースの上面に、前記可動鉄片の先端肩部に当接可能な一対の位置規制用突部を突設したことを特徴とする請求項2に記載の電磁継電器。
  4. 前記突部の対向面をテーパ面とする一方、前記可動鉄片の先端肩部を前記突部のテーパ面に面接触可能なテーパ面としたことを特徴とする請求項3に記載の電磁継電器。
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