JPH0520992A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH0520992A
JPH0520992A JP24095491A JP24095491A JPH0520992A JP H0520992 A JPH0520992 A JP H0520992A JP 24095491 A JP24095491 A JP 24095491A JP 24095491 A JP24095491 A JP 24095491A JP H0520992 A JPH0520992 A JP H0520992A
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JP
Japan
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card
piece
contact
movable
movable contact
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JP24095491A
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English (en)
Inventor
Masato Kosaki
正人 幸崎
Kazunari Matsuoka
和成 松岡
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH0520992A publication Critical patent/JPH0520992A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、安定した動作特性を有し、絶縁不
良やカードの溶融が生じない電磁継電器を提供すること
を目的とする。 【構成】 電磁石部20の磁極部25a側に回動可能に
組み付けられた可動鉄片30と、前記電磁石部20の他
端側に設けられた接点機構部50と、前記可動鉄片30
の自由端部と前記接点機構部50の可動接触片53とに
両端部を連結され、スライド移動可能に支持されたカー
ド60とからなり、前記電磁石部20の励磁,消磁に基
づいて回動する前記可動鉄片30で前記カード60をス
ライド移動させて前記接点機構部50を駆動する電磁継
電器において、少なくとも前記カード60の可動接触片
53を連結する一端部に係止金具63をインサート成形
し、この係止金具63を介して前記可動接触片53に前
記カード60を連結することにより、カード60にイン
サート成形した係止金具63でカード60の変形による
動作特性の変化を防止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁継電器、特に、スラ
イド移動するカードの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁継電器としては、例えば、英
国特許第2167902号明細書に記載のように、背が
低く長い絶縁距離を確保できるものがある。すなわち、
図30および図31に示すように、ヨーク3aにカシメ
固定したヒンジばね4を介して略L字形状の可動鉄片5
を回動可能に組み付けた電磁石部3を箱形ケース1内に
収納,固定する一方、ケース1の底面から突出する仕切
り壁1aを間にして電磁石部3の一端側に可動接触片
7,固定接触片8を組み付けるとともに、前記可動鉄片
5と前記可動接触片7とに両端部を連結されたカード6
をスライド移動できるように支持したものである。そし
て、前記電磁石部3と、可動接触片7および固定接触片
8との絶縁を図るため、電磁石部3の前記仕切り壁1a
側に絶縁部材9を取り付けた後、ケース1にベース2を
嵌合することにより、組み立てが完了する。
【0003】したがって、前記電磁石部3の励磁,消磁
に基づいて可動鉄片5が回動すると、可動鉄片5の上端
部が前記カード6の一端面を押圧し、押圧されたカード
6がスライド移動して前記可動接触片7の上端部を押圧
して回動させ、可動接点7aが固定接点8aに接触す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
にかかる電磁継電器では、接触片7,8と可動鉄片5と
の間に長い絶縁距離を確保するためにカード6が細長い
形状となっている。このため、変形しやすく、反りや熱
膨張によって電磁継電器の動作特性が変化しやすい。し
かも、カード6と可動接触片7との摺接によってカード
6の一端部から摩耗粉が生じ、この摩耗粉が接触不良を
生じさせるおそれがある。さらに、可動接触片7に大電
流が流れる場合には、可動接触片7の発熱によってカー
ド6が溶融しやすく、危険であるという問題点がある。
【0005】本発明は、前記問題点に鑑み、安定した動
作特性を有し、接触不良やカードの溶融が生じない電磁
継電器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電磁継電
器は、前記目的を達成するため、電磁石部の磁極部側に
回動可能に組み付けられた可動鉄片と、前記電磁石部の
他端側に設けられた接点機構部と、前記可動鉄片の自由
端部と前記接点機構部の可動接触片とに両端部を連結さ
れ、スライド移動可能に支持されたカードとからなり、
前記電磁石部の励磁,消磁に基づいて回動する前記可動
鉄片で前記カードをスライド移動させて前記接点機構部
を駆動する電磁継電器において、少なくとも前記カード
の可動接触片を連結する一端部に係止金具をインサート
成形し、この係止金具を介して前記可動接触片に前記カ
ードを連結した構成としたものである。
【0007】
【作用と発明の効果】したがって、本発明によれば、少
なくとも一端部にインサート成形した係止金具を介して
カードが可動接触片を駆動することになる。このため、
係止金具のインサート成形によってカード自身が変形し
にくくなり、カードの反りや熱膨張による動作特性の変
化を防止できる。しかも、係止金具が可動接触片を直接
駆動するので、従来例のようにカードから摩耗粉が生ぜ
ず、接触不良が生じない。さらに、可動接触片に大電流
を流す場合であっても、係止金具の融点が高いので、従
来例のように可動接触片の発熱によってカードが溶融す
るということがなく、安全であり、信頼性が向上すると
いう効果がある。
【0008】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例を図1ないし図
29の添付図面に従って説明する。
【0009】第1実施例にかかる電磁継電器は、図1な
いし図23に示すように、大略、ベース10と、ヒンジ
ばね40を介して可動鉄片30を組み付けた電磁石部2
0と、接点機構部50と、スライド式カード60と、ケ
ース70とからなるものである。
【0010】ベース10は、上面中央部に断面略コ字形
の枠体11を一体成形して空洞部12を形成したもの
で、この空洞部12の奥側開口部は図3に示すように枠
体11の絶縁壁13で密閉されている。さらに、ベース
10は、図3および図4に示すように、前記絶縁壁13
の外方側に位置する部分に後述する可動接触片53等を
側方から組み付けて接点機構部50を構成できる圧入溝
14,15,16を千鳥状に交互に設けてある。
【0011】電磁石部20は、両端部に鍔部21,22
を有するスプール23の胴部(図示せず)にコイル24
を巻回し、前記胴部に設けた貫通孔(図示せず)に断面
略T字形状の鉄芯25を挿通し、鍔部21の正面から露
出する一端部を磁極部25aとし、鍔部22から突出す
る他端部を略L字形に屈曲したヨーク26の垂直部にか
しめ固定したものである。
【0012】前記ヨーク26は、図5および図6に示す
ように、その水平部先端面26aの上方隅部から位置決
め突部26b,26bをそれぞれ突出し、この位置決め
突部26b,26bを鍔部21の正面から突出してい
る。さらに、ヨーク26は、図10および図11に示す
ように、その先端面26aを断面略く字形状とすること
により、下方側縁部を後述する可動鉄片30の第1ヒン
ジポイント26cとし、中央尖端部を第2ヒンジポイン
ト26dとしてある。
【0013】前記スプール23の鍔部21は、その正面
両側縁部に後述するヒンジばね40を係止するスリット
21a,21aを有しているとともに、その上端面から
逆L字形を有する一対のガイド突起21b,21bを突
出している。さらに、前記スプール23の鍔部21は、
その対向する外側面にコイル端子27,27を側方から
それぞれ圧入,固定してあり、前記コイル端子27の上
端部に位置するからげ部27aにはコイル24の引き出
し線をからげてハンダ付けしてある。
【0014】可動鉄片30は、図7および図8に示すよ
うに、前記鍔部21の正面中央部に組み付け可能な平面
形状を有し、下端部近傍の両側縁部に前記ヨーク26の
位置決め突部26b,26bに係合可能な位置決め用切
り欠き部31,31を設けてあるとともに、上端面に半
円形の切り欠き部32を設けてある。
【0015】そして、図9に示すように、前記切り欠き
部31,31をヨーク26の位置決め突部26b,26
bにそれぞれ係合すると、前記鉄芯25の磁極部25a
に可動鉄片30が接離可能に対向する。
【0016】前記ヒンジばね40は正面略E字形を有す
る薄板状ばね材からなり、両側の腕部41,42を前記
スプール23のスリット21a,21aに圧入固定する
と、中央部から延在する長舌部43が前記可動鉄片30
の背面下端部を押圧し、前記ヨーク26の水平先端面2
6aを支点として可動鉄片30が回動可能にヒンジ支持
される。
【0017】そして、図14に示すように、前記ヒンジ
ばね40を介して可動鉄片30を組み付けた電磁石部2
0を、前記ベース10の空洞部12に側方から挿入する
ことにより、一体に組み付けられる。本実施例によれ
ば、可動鉄片30の背面下方側にヒンジばね40を配す
ることにより、可動鉄片30の背面側に生じる断面略三
角形のデッドスペースを有効に利用でき、装置の小型化
を図れるという利点がある。
【0018】接点機構部50は、一対の固定接触片5
1,52と可動接触片53とからなるもので、前記固定
接触片51,52の固定接点51a,52aおよび前記
可動接触片53の可動接点53aは、各接触片の巾方向
の中心線から所定の距離だけ偏心した位置に設けられて
いる(図15および図16)。このため、接点51a,
52a,53aには曲げモーメントだけでなく、捩りモ
ーメントも作用するので、接点溶着を防止できる。しか
も、端子部に接触片を固定した部分の中心線から偏心し
た位置に接点が設けられているので、中心線上に接点が
設けられた場合よりも各接触片の実質的な有効ばね長さ
が長くなり、その分だけ背の低い電磁継電器を得ること
ができるという利点がある。さらに、前記可動接触片5
3は可動接点53aの上方側に貫通孔からなるガイド部
53cを有している。なお、固定接触片51,52、可
動接触片53は真直なものに限らず図17,図18およ
び図19に示すように、材料取りを考えて折れ曲がった
形状を有するものであってもよい。
【0019】そして、固定接触片51,52の端子部5
1b,52bおよび可動接触片53の端子部53bを、
前記ベース10に設けた圧入溝14,15,16に千鳥
状に側方からそれぞれ圧入することにより、可動接点5
3aを間にして固定接点51a,52aが対向する。本
実施例によれば、固定接触片51,52、可動接触片5
3をベース10の圧入溝14,15,16に側方からそ
れぞれ圧入,固定して千鳥状に配してあるので、端子部
間の絶縁距離を長くできるとともに、可動接触片53の
巾寸法を大きくでき、大電流を流しても温度上昇が少な
いという利点がある。
【0020】スライド式カード60は、図20および図
21に示すように、平面略長方形の合成樹脂製板材から
なり、その中央部に方形の嵌合孔61を有し、両側端部
に係止金具62,63をそれぞれインサート成形したも
のである。そして、スライド式カード60は、一方の端
面から一対の駆動用突部64,64を突設し、その間か
ら前記係止金具62の位置規制用爪部62aを突出する
一方、他方の端面から前記係止金具63の押圧爪部63
a,63aと、その間に位置する長舌部63bとを突出
している。本実施例では、係止金具63の先端部が押圧
爪部63a,63aと長舌部63bとに分かれているの
で、押圧爪部63a,長舌部63bの突出寸法や相互の
間隔等を調整しやすい。しかも、押圧爪部63aの先端
部が屈曲しているので、押圧爪部63aの鋭いエッジ部
が可動接触片53の表面を傷つけることがなく、摩耗粉
が生じにくいという利点がある。なお、本実施例ではカ
ード60に係止金具62,63をインサート成形する場
合について説明したが、係止金具63をインサート成形
するだけでもよい。
【0021】そして、図23に示すように、スライド式
カード60の長舌部63bを可動接触片53のガイド部
53cに挿入し、押圧爪部63a,63aで可動接触片
53を押圧する一方、位置規制用爪部62aを可動鉄片
30の切り欠き部32に位置決めし、スライド式カード
60の突部64,64をスプール23のガイド突起21
b,21bの間に押し込むと、図22に示すように、前
記ガイド突起21b,21bが前記突部64,64の段
部64a,64aにワンタッチで簡単に係止し、可動鉄
片30の自由端部が突部64の先端面と係止金具62の
爪部62aとに挾持され、前記カード60がスライド移
動可能に支持される。
【0022】本実施例によれば、カード60の両端部に
係止金具62,63をインサート成形してあるので、カ
ード60に熱変形や反りが生じにくい。しかも、カード
60がスライド移動しても、係止金具63を介してカー
ド60が可動接触片53に連結されているので、従来例
のように樹脂部分から摩耗粉が生ぜず、摩耗粉による接
触不良が生じない。さらに、係止金具63の融点が高い
ので、可動接触片53が発熱しても、カード60が熱溶
融しにくいとともに、前述した組立方法から明らかなよ
うに従来例よりも組み立てが容易であるので、生産性が
向上するという利点がある。
【0023】ケース70は、前記ベース10に嵌合可能
な箱形状を有し、その天井面中央部から円環状突部71
が内方に向けて突出している。さらに、ケース70は、
上面隅部にガス抜き孔72を有するとともに、折り取る
ことにより、使用中に生じた硝酸ガスを抜くためのガス
抜き孔を形成できる突起73を有する。
【0024】そして、電磁石部20等の内部構成部品を
組み付けたベース10に前記ケース70を嵌合すると、
突部71の下端部がカード60の嵌合孔61を介してベ
ース10の枠体11の上面に当接する(図2)。そし
て、ベース10の底面にシール剤(図示せず)を注入,
固化してシールし、ガス抜き孔72から内部のガスを抜
いた後、前記ガス抜き孔72を熱溶融させて密封するこ
とにより、組み立て作業が完了する。
【0025】本実施例によれば、突部71を介してケー
ス70の天井面が位置規制されるので、ケース70の上
面に外力が加わっても、ケース70の天井面が撓まない
ので、カード60の動作が妨げられない。また、前記突
部71の軸心上に成形金型のゲートを配するようにすれ
ば、成形樹脂の流れが良くなり、成形性が向上するとい
う利点がある。
【0026】なお、ケース70に設けた突部71をベー
ス10に設けた枠体11の上面に当接させるものに限ら
ず、例えば、突部71を電磁石部20のスプール23に
当接するようにしてもよく、あるいは、枠体11の上面
に突部を設けてケース70の天井面に当接させてもよ
い。さらに、カード60には嵌合孔でなく切り欠き部を
設けておいてもよい。
【0027】次に、前述の構成からなる電磁継電器の動
作について説明する。電磁石部20が無励磁の場合、可
動接触片53は自己のばね力で図2において左方向に付
勢され、可動接点53aが固定接点51aに接触してい
る。
【0028】コイル24に電圧を印加して電磁石部20
を励磁すると、鉄芯25の磁極部25aが可動鉄片30
を吸引するため、可動鉄片30が第1ヒンジポイント2
6cを支点として回動し始め(図10)、途中から第2
ヒンジポイント26dを支点として回動することにより
(図11)、可動鉄片30の上端部がカード60に設け
た突部64,64の先端面を押圧する。このため、スラ
イド式カード60が図2において右方向にスライドし、
カード60の押圧爪部63a,63aが可動接触片53
の上端部を押圧する。この結果、可動接触片53が回動
し、可動接点53aが固定接点51aから固定接点52
aに切り替る。
【0029】そして、前記電磁石部20の励磁を解く
と、可動接触片53は自己のばね力で復帰し、スライド
式カード60が押し戻されて可動鉄片30が前述とは逆
方向に回動し、可動接点53aが切り替り、元の状態に
復帰する。
【0030】本実施例によれば、可動鉄片30の自由端
部をカード60の突部64と係止金具62の爪部62a
とで挾持しているので、両者の間にガタツキがない。こ
のため、可動鉄片30の吸着時においてカード60にガ
タツキが生じないので、接点バウンスが生じない。
【0031】また、図10および図11に示すように、
可動鉄片30の回動支点が第1ヒンジポイント26cか
ら第2ヒンジポイント26dに変化することにより、吸
引力特性が変化するので(図12)、動作電圧が定格電
圧の50%となる。これは、ヨーク26の先端面26a
を平滑面とし、回動支点が移動しない場合(図13)と
比較すると、当社比で動作電圧が定格電圧の60%から
50%に低下することを意味する。このため、第1ヒン
ジポイント26cを支点とする場合には、低い電圧で大
きな初期駆動力が得られるので、消費電力を節約できる
という利点がある。
【0032】第2実施例にかかる電磁継電器は、図24
ないし図29に示すように、前述の第1実施例とほぼ同
様であり、異なる主な点はヒンジばね40およびカード
60の取付構造であるので、同一部分に同一番号を付し
て説明する。
【0033】すなわち、ヒンジばね40は、図24に示
すように、その腕部41,42の先端から係止用爪部4
1a,42aを対向するようにそれぞれ延在したもので
ある。
【0034】一方、スプール23に設けた鍔部21の対
向する内側面にはテーパ面を有する突部21c,21c
(図24において手前側の突部は図示せず)をそれぞれ
突設してある。
【0035】したがって、本実施例によれば、前記鍔部
21の突部21c,21cにヒンジばね40の爪部41
a,42aを側方からそれぞれスライド係合することに
より、前記鍔部21にヒンジばね40をワンタッチで一
体化でき、可動鉄片30を回動自在にヒンジ支持できる
ことになる。このため、ヒンジばね40の組み付け作業
が容易となり、組立性が向上するという利点がある。
【0036】カード60は、平面略長方形の合成樹脂製
板材からなり、その中央部に長方形の嵌合孔61を有
し、両側端部に係止金具62,63をそれぞれ成形した
ものである。そして、カード60は、一方の端面中央部
から駆動用突部64を突設し、この両側面から前記係止
金具62の位置規制用爪部62a,62aを突出する一
方、他方の端面中央部から前記係止金具63の押圧爪部
63aと、その両側に長舌部63b,63bとを突出し
ている。
【0037】そして、図26および図27に示すよう
に、カード60の長舌部63b,63bを可動接触片5
3の切り欠きからなるガイド部53c,53cにそれぞ
れ係合して位置決めし、押圧爪部63aで可動接触片5
3を押圧可能とする一方、図28に示すように、位置規
制用爪部62a,62aの間に可動鉄片30を押し込む
と、図29に示すように、前記位置規制用爪部62a,
62aが可動鉄片30の切り欠き部32,32にそれぞ
れワンタッチで係止し、可動鉄片30が前記爪部62
a,62aに挾持され、突部64が可動鉄片30を押圧
可能となるとともに、ベース10の枠体11に設けたガ
イド用突部11aが前記嵌合孔61に嵌合する。
【0038】本実施例によれば、前述の第1実施例と異
なり、カード60の押圧爪部63aが可動接触片53を
一点で押圧するので、カード60にガタツキが生じて
も、片当りが生ぜず、動作特性が安定している。また、
本実施例によれば、カード60の爪部62a,62aが
可動鉄片30を挾持するので、カード60にガタツキが
生じにくくなり、万一、カード60にガタツキが生じて
も、カード60の突部64が可動鉄片30を一点で押圧
するので、片当りが生ぜず、動作特性が安定している。
このため、本実施例によれば、前述の利点と相まって第
1実施例よりも安定した動作特性を有する電磁継電器が
得られる。他は前述の第1実施例とほぼ同様であるの
で、説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例にかかる電磁継電器の分解斜視図
である。
【図2】 第1実施例にかかる電磁継電器の断面図であ
る。
【図3】 第1実施例にかかるベースの平面図である。
【図4】 第1実施例にかかるベースの要部断面図であ
る。
【図5】 第1実施例にかかるヨークの平面図である。
【図6】 第1実施例にかかるヨークの側面図である。
【図7】 第1実施例にかかる可動鉄片の正面図であ
る。
【図8】 第1実施例にかかる可動鉄片の側面図であ
る。
【図9】 第1実施例にかかる可動鉄片の組み付け状態
を示す斜視図である。
【図10】 第1実施例にかかる可動鉄片の動作説明図
である。
【図11】 第1実施例にかかる可動鉄片の動作説明図
である。
【図12】 第1実施例にかかる電磁継電器の吸引力特
性図である。
【図13】 比較例にかかる電磁継電器の吸引力特性図
である。
【図14】 第1実施例にかかる電磁石部の組み立て説
明図である。
【図15】 第1実施例にかかる固定接触片の取り付け
状態を示す断面図である。
【図16】 第1実施例にかかる可動接触片の正面図で
ある。
【図17】 第1実施例にかかる他の固定接触片の取り
付け状態を示す断面図である。
【図18】 第1実施例にかかる他の固定接触片の取り
付け状態を示す断面図である。
【図19】 第1実施例にかかる他の可動接触片の取り
付け状態を示す断面図である。
【図20】 第1実施例にかかるカードの平面図であ
る。
【図21】 第1実施例にかかるカードの側面図であ
る。
【図22】 第1実施例にかかるカードと可動鉄片との
取り付け状態を示す斜視図である。
【図23】 第1実施例にかかるカードと可動接触片と
の取り付け方法を示す斜視図である。
【図24】 第2実施例にかかる電磁継電器の分解斜視
図である。
【図25】 第2実施例にかかる電磁継電器の断面図で
ある。
【図26】 第2実施例にかかるカードと可動接触片と
の取り付け方法を示す斜視図である。
【図27】 第2実施例にかかるカードと可動接触片と
の取付状態を示す斜視図である。
【図28】 第2実施例にかかるカードと可動鉄片との
取付方法を示す斜視図である。
【図29】 第2実施例にかかるカードと可動接触片と
の取付状態を示す斜視図である。
【図30】 従来例にかかる電磁継電器の断面図であ
る。
【図31】 従来例にかかる電磁継電器の可動接触片を
示す正面図である。
【符号の説明】
10…ベース、11…枠体、12…空洞部、13…絶縁
壁、20…電磁石部、23…スプール、24…コイル、
25…鉄芯、25a…磁極部、26…ヨーク、26a…
水平部先端面、26b…位置決め突部、26c…第1ヒ
ンジポイント、26d…第2ヒンジポイント、30…可
動鉄片、31,32…切り欠き部、50…接点機構部、
53…可動接触片、60…カード、62,63…係止金
具、62a…位置規制用爪部、63a…押圧爪部、63
b…長舌部、64…駆動用突部、70…ケース、71…
円環状突部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電磁石部の磁極部側に回動可能に組み付
    けられた可動鉄片と、前記電磁石部の他端側に設けられ
    た接点機構部と、前記可動鉄片の自由端部と前記接点機
    構部の可動接触片とに両端部を連結され、スライド移動
    可能に支持されたカードとからなり、前記電磁石部の励
    磁,消磁に基づいて回動する前記可動鉄片で前記カード
    をスライド移動させて前記接点機構部を駆動する電磁継
    電器において、 少なくとも前記カードの可動接触片を連結する一端部に
    係止金具をインサート成形し、この係止金具を介して前
    記可動接触片に前記カードを連結したことを特徴とする
    電磁継電器。
JP24095491A 1991-05-07 1991-09-20 電磁継電器 Pending JPH0520992A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010033718A (ja) * 2008-07-24 2010-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 電磁継電器
JP2010033717A (ja) * 2008-07-24 2010-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 電磁継電器

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JP2010033718A (ja) * 2008-07-24 2010-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 電磁継電器
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