JP2000323001A - 端子構造 - Google Patents

端子構造

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JP2000323001A
JP2000323001A JP11128547A JP12854799A JP2000323001A JP 2000323001 A JP2000323001 A JP 2000323001A JP 11128547 A JP11128547 A JP 11128547A JP 12854799 A JP12854799 A JP 12854799A JP 2000323001 A JP2000323001 A JP 2000323001A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点溶着を防止でき、所定の遮断間隔を確保
できる端子構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 固定接触片25のうち、前記ストッパー
25cの作用点近傍から固定接点26までの間に位置す
る両側縁部を折り曲げて補強用リブ25bを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端子構造、特に、電
磁継電器に使用される固定接点端子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、電
磁継電器に使用される固定接点端子の構造としては、例
えば、特開平6−267388号公報に開示のものがあ
る。すなわち、固定端子67には、導電性板材の上部一
端側を前部に延設して突起部68が形成されているとと
もに、その上部に固定接点69を備えている。そして、
ベース10の固定端子固定部16に固定端子67を圧入
して嵌合することにより、前記突起部68がベース10
の固定端子規制部18に当接し、固定端子67が固定さ
れる。さらに、固定接点69が可動端子64の可動接点
65に接離可能に対向している。したがって、固定端子
67の突起部68はベース10の固定端子規制部18に
当接して位置規制されている。このため、前記可動接点
65が固定接点69に溶着しても、可動端子64が復帰
すると、これに固定接点69が追従しないので、接点溶
着を防止できる。
【0003】しかしながら、前述の端子構造では、突起
部68が固定端子規制部18に圧接状態である。このた
め、固定端子67が可動端子64側に撓みが生じやす
く、可動接点65と固定接点69との間に所定の遮断間
隔を得にくい。特に、小型リレーのうち、高い安全性を
要求される、いわゆるセーフティリレーの強制ガイド接
点機構では、安全規格として0.5mm以上の遮断間隔
が要求されている。しかし、前述の撓みによって所定の
遮断間隔を確保することは容易でないという問題点があ
った。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、接点溶着を
防止し、所定の遮断間隔を確保できる端子構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる端子構造
は、前記目的を達成するため、ベースに立設した固定接
点端子の固定接点を、前記ベースに立設した可動接点端
子の可動接点に接離可能に対向させるとともに、前記固
定接点端子に突設したストッパーを、前記ベースに突設
した位置規制壁に当接させて前記固定接点端子を位置規
制する端子構造において、前記固定接点端子のうち、前
記ストッパーの作用点近傍から固定接点までの間に位置
する両側縁部を折り曲げて補強用リブを形成した構成と
してある。なお、前記補強用リブと、前記固定接点端子
の一部を切り起こして形成する前記ストッパーとは、折
り曲げ線を間にして略同一平面上に配置しておいてもよ
い。
【0006】また、ベースに立設した固定接点端子の固
定接点を、前記ベースに立設した可動接点端子の可動接
点に接離可能に対向させるとともに、前記固定接点端子
に突設したストッパーを、前記ベースに突設した位置規
制壁に当接させて前記固定接点端子を位置規制する端子
構造において、前記固定接点端子のうち、前記ストッパ
ーの作用点近傍から固定接点までの間に位置する領域
に、突き出し加工を施して長さ方向に延在する突条を形
成した構成としてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を4極の電磁リレーに適用
した場合について説明する。本実施形態に係る電磁リレ
ーは、図1に示すように、大略、ベース10と、可動接
触片(可動接点端子)21および固定接触片(固定接点
端子)25からなる4組の接点機構部20と、調整バネ
30と、カード40と、可動ブロック50と、電磁石ブ
ロック60と、で構成されている。
【0008】ベース10は、平面略Π字形の第1絶縁壁
11と、平面略T字形の第1,第2絶縁壁12,13
と、を一体成形した樹脂成形品である。第1絶縁壁11
と、第2絶縁壁12とは連続している。また、第2絶縁
壁12と第3絶縁壁13とは絶縁空間14を介して対向
している。
【0009】前記第1絶縁壁11は、その対向する側壁
縁部に、可動ブロック50を回動可能に支持する一対の
軸孔11a,11aと、電磁石ブロック60を位置決め
固定するための一対の位置決め孔11b,11bと、を
形成してある。さらに、前記第1絶縁壁11の基部近傍
には、後述する接点調整用ゲージ70を挿入するための
調整孔10aを設けてある。
【0010】前記第2,第3絶縁壁12,13間に形成
されている絶縁空間14は強化絶縁を図るためのもので
ある。さらに、この絶縁空間14は後述する調整バネ3
0を配置するためのものである。そして、第2,第3絶
縁壁12,13は、補強用ガイド連結部14aによって
連結されている。さらに、第2,第3絶縁壁12,13
の両側には、位置規制壁15をそれぞれ立設してある。
そして、この位置規制壁15の表裏面の基部には、可動
接触片21および固定接触片25を側方から圧入するた
めの圧入溝16,17がそれぞれ形成されている。前記
圧入溝16の中間部には、図示しないシール材の侵入を
防止する略C字形のシール溜め溝16aを形成してある
(図7(a)および図8(b))。このため、可動接触
片21の圧入部23を圧入した圧入溝16にシール材を
注入しても、シール溜め溝16aでシール材が固化し、
シール材が内部深くに侵入できないという利点がある。
【0011】接点機構部20を構成する可動接触片21
は、図4に示すように、その上端に可動接点22をカシ
メ固定したものである。また、可動接触片21は、その
上端縁部21aをカード40に係止可能としてある。一
方、可動接触片21は、その下端に、一体成形した圧入
部23および端子部24をカシメ固定してある。この圧
入部23および端子部24は、肉厚の板状導電材を打ち
抜いて屈曲したものである。なお、23aは抜け止め突
起である。
【0012】接点機構部20を構成する固定接触片25
は、図5および図6に示すように、その上端に設けたカ
シメ孔25a(図5(a))に固定接点26(図6
(a))をカシメ固定したものである。さらに、固定接
触片25は、その下端に圧入部27および端子部28を
一体に形成してある。
【0013】また、前記固定接触片25は、前記固定接
点26の両側に位置する縁部を曲げ起こして補強用リブ
25b,25bを形成してある。さらに、片方の前記リ
ブ25bには、位置規制用ストッパー25cを突設して
ある。このストッパー25cは、前記リブ25bを曲げ
起こすと同時に曲げ起こされるものである。このため、
1回の曲げ加工で補強用リブ25bとストッパー25c
とを形成できるという利点がある。そして、前記ストッ
パー25cの下方側にはスリット25dを上下方向に形
成してある。
【0014】前記位置規制用ストッパー25cは、図6
(b)に示すように、可動接点22と固定接点26とが
溶着した場合に、ベース10の位置規制壁15に当接す
ることにより、接点溶着を解消するものである。さら
に、補強用リブ25b,25bを設けて固定接触片25
の剛性を部分的に高めている。このため、固定接点26
からストッパー25cまでの領域において撓みが生じに
くくなる。この結果、可動接点22と固定接点26との
間に所定の遮断間隔を確保でき、安全性が高くなるとと
もに、より効果的に接点溶着を防止できるという利点が
ある。なお、固定接触片25の剛性を高めるためには、
図6(c)に示すように、突き出し加工で突条25eを
形成してもよい。
【0015】一方、圧入部27は、図5(b)に示すよ
うに、支持強度を高めるため、折り重ね部27aを部分
的に設けて剛性を高めている。同様に、端子部28も、
支持強度を高めるため、折り重ね部28aを設けて剛性
を高めている(図5(c))。
【0016】ついで、ベース10に形成した圧入溝1
6,17に可動接触片21,固定接触片25をそれぞれ
側方から圧入することにより、可動接点22および固定
接点26が接離可能に対向し、接点機構部20を形成す
る。さらに、固定接触片25のストッパー25cが位置
規制壁15に当接可能に対向する。
【0017】調整バネ30は、図9に示すように、2分
割した板バネ部31,31の下端に調整部32を一体に
形成したものである。さらに、調整部32の下端には圧
入部33が一体に形成されている。前記調整部32およ
び圧入部33は一枚板を打ち抜き、折り重ねて補強した
ものである。ただし、調整を容易にすため、調整部32
と圧入部33との間に切り欠き34,34を形成するこ
とにより、巾寸法を小さくしてある。さらに、調整部3
2の片側には調整用腕部35が形成されている。なお、
36は抜け止め突起である。
【0018】本実施形態では、調整部32が板バネ部3
1の2倍の厚さを有する。このため、調整部32を曲げ
て調整しても、その影響が板バネ部31に及ばない。ま
た、圧入部33も実質的に肉厚となっているので、ベー
ス10に圧入しやすいという利点がある。
【0019】調整バネ30は、前述の形状のものに限ら
ず、例えば、図10に示すように、板バネ部31を連結
したものでもよい。また、調整部32に貫通孔37,3
7を設けて調整容易にしてもよい。さらに、調整用腕部
35は左右に一対設けてもよい。このように一対の調整
用腕部35,35を形成することにより、両側から調整
バネ30を調整でき、便利である。また、調整バネ30
は、例えば、図11に示すように、折り重ねない1枚の
弾性板材で形成してもよい。この場合には、調整部32
および圧入部33の剛性を高めるため、両者に突条38
を突き出し加工で適宜形成することが好ましい。さら
に、折り重ねて補強する場合であっても、調整部32お
よび圧入部33は、別々に切り出した切り出し片をそれ
ぞれ折り重ねて補強してもよい。この方法によれば、調
整部32および圧入部33の間に薄肉部が生じる。この
ため、この薄肉部を中心として調整部32を正確に折り
曲げできるという利点がある。
【0020】そして、絶縁空間14の底面に形成された
圧入溝14b(図2)に調整バネ30の圧入部33を圧
入することにより、調整バネ30が絶縁空間14内に立
設される。
【0021】カード40は、図12に示すように、前記
ベース10の第1,第2,第3絶縁壁11,12,13
の上端部にスライド可能に嵌合する枠体形状を有してい
る。そして、一端側縁部に可動ブロック50に係止する
一対の係止爪41,41を側方に延在している。さら
に、前記カード40は、前記可動接触片21の上端縁部
21aに係止する係止孔42a,42b,42c,42
dを形成してある。また、カード40は、その下面に一
対の調整突部43を突設してある(図20)。この調整
突部43は、前記調整バネ30の板バネ部31,31の
上端に係止する。
【0022】前記係止孔42aないし42dの対向する
内側面には、可動接触片21の上端縁部21aを挟持す
るための一対の突部44a,44bがそれぞれ設けられ
ている(図13(b))。前記突部44a,44bは相
互に対向しておらず、可動接触片21の片側半分にそれ
ぞれ当接する。このため、間隙巾S(図14(b))を
大きくできる。この結果、成形金型、特に、中子ピンを
厚くできるので、成形金型の寿命が長くなるという利点
がある。
【0023】そして、前記カード40を第1,第2,第
3絶縁壁11,12,13に嵌合し、係止孔42aない
し42dに可動接触片21の上端縁部21aをそれぞれ
係止することにより、カード40がスライド可能に支持
される。そして、カード40の調整突部43が調整バネ
30の上端部に圧接する。
【0024】なお、可動接触片21の上端部を挟持する
カード40の突部は2個に限らず、3個以上であっても
よい。また、突部は係止孔の対向する内側面だけでな
く、スリットの対向する内側面に設けてもよい。さら
に、カード40は、可動接触片21の上端縁部21aに
係止する場合に限らず、その中間部に係止してもよい。
そして、前記突部は、可動接触片21に線接触するだけ
でなく、点接触してもよい。一方、カード40に突部を
必ずしも設ける必要はない。例えば、可動接触21の異
なる位置から複数の突部を逆方向にそれぞれ突き出し、
これをカード40に設けた係止孔あるいはスリットの内
側面に当接させてもよい。この変形例によっても、カー
ドの係止孔あるいはスリットの巾寸法を大きくでき、カ
ードの成形が容易になるという利点がある。
【0025】可動ブロック50は、図20に示すよう
に、可動鉄片51の片面に当接させた永久磁石52を樹
脂材で一体成形したものである。また、可動ブロック5
0は、その上端縁部に係止突部53を突設してある。さ
らに、可動ブロック50は、その両側端面から一対の軸
部54を同一軸心上に突出している(図1)。
【0026】そして、前記可動ブロック50の軸部54
を前記ベース10の軸孔11aに嵌合することにより、
可動ブロック50が回動可能に支持される。さらに、係
止突部53にカード40の係止爪41,41を係止する
ことにより、両者が連結される。このため、可動ブロッ
ク50の回転動作がカード40の往復動作に変換され
る。
【0027】電磁石ブロック60は、コイル61を巻回
したスプール62の中心孔に鉄心63を挿入し、突出す
る両端部に略L字形に屈曲したヨーク64,65をそれ
ぞれカシメ固定したものである。前記スプール62は、
両端に鍔部62a,62bをそれぞれ有する。そして、
前記鍔部62bには、一対のコイル端子66,66が圧
入されている。このコイル端子66,66には、前記コ
イル61の両端部がそれぞれからげてハンダ付けされて
いる。一方,前記ヨーク64には,一対の位置決め用突
起64aが側方に突出している。
【0028】したがって、電磁石ブロック60をベース
10の第1絶縁壁11内に側方から挿入することによ
り、ヨーク64の位置決め用突起64aがベース10の
位置決め孔11b内に圧入され、位置決めされる。この
結果、ヨーク64,65の自由端部に可動鉄片51の上
下端部が交互に接離可能に対向する。
【0029】次に、本実施形態にかかる電磁リレーの組
立,調整方法について説明する。まず、ベース10の圧
入溝16,17に可動接触片21および固定接触片25
を側方から圧入し、接点機構部20を形成する。さら
に、ベース10の圧入溝14bに調整バネ30を側方か
ら圧入し、絶縁空間14内に立設する。ついで、ベース
10の第1,第2,第3絶縁壁11,12,13の上端
部に、カード40をスライド可能に嵌合する。これと同
時に、係止孔42a,42b,42c,42dに各可動
接触片21の上端縁部21aをそれぞれ挿入することに
より、各可動接触片21が回動可能に支持される(図1
5)。
【0030】そして、ベース10の軸孔11aに可動ブ
ロック50の軸部54を側方から圧入して回動可能に支
持する。さらに、可動ブロック50の係止突部53をカ
ード40の係止爪41,41に係止し、連結する(図1
6)。
【0031】さらに、ベース10の底面に設けた調整孔
10aに接点調整用ゲージ70を下方側から挿入し(図
17)、その上端部をベース10の底面から突出させる
(図18)。このとき、図20に示すように、ゲージ7
0の上端部が可動鉄片51の下端部に当接する。
【0032】最後に、ベース10の第1絶縁壁11内に
電磁石ブロック60を側方から挿入し、第1絶縁壁11
の位置決め孔11bにヨーク64の位置決め用突起64
aをスライドさせながら圧入する。このとき、コイル6
1に電圧を印加して励磁状態のままで圧入する。そし
て、ヨーク65の自由端部が前記ゲージ70の上端部を
介して可動鉄片51の下端部に当接するまで圧入する。
さらに、接点対の導通状態をモニターしながら圧入作業
を続け、常開接点対が開離したときに、圧入作業を中止
する。これにより、常開接点対において所定の接点フォ
ローを確保でき、電磁石ブロック60の組立が完了す
る。そして、前記ベース10に図示しないケースを嵌合
し、ベース10とケースとの間、および、端子部の基部
に接着シール剤を注入,硬化させる。このとき、前記調
整孔10aは内部空気の逃げ孔として利用できる。さら
に、前記シール剤が硬化した後、前記調整孔10aを熱
カシメあるいは接着剤で密封する。なお、動作特性が許
容範囲から逸脱している場合には、図2に示すように、
側方から露出する調整バネ30の調整用腕部35を介
し、その調整部32を曲げることにより、カード40に
対するバネ力を調整できる。
【0033】本実施形態にかかる電磁リレーでは、可動
接触片21の本体に曲げ加工を施しておらず、真直であ
る。このため、従来例よりも高い部品精度,組立精度が
得られる。この結果、組立完了後、各可動接点の接点フ
ォローを調整するため、各可動接触片21の本体を板厚
方向に塑性変形させる調整作業が激減する。特に、多数
の可動接点を有する多極の電磁リレーでは、調整作業の
軽減により、生産性が著しく向上するという利点があ
る。
【0034】次に、前述の組立が完了した電磁リレーの
動作について説明する。電磁石ブロック60のコイル6
1に電圧が印加されていない場合、永久磁石52の磁力
に基づき、可動鉄片51の上端が電磁石ブロック60の
ヨーク64に吸着している。このため、各接点機構部2
0の可動接点22および固定接点26がそれぞれ接離し
ている。
【0035】永久磁石52の磁束を打ち消す磁束が生じ
るように、前記コイル61に電圧を印加して励磁する。
これにより、永久磁石52の磁力に抗し、可動ブロック
50が回転し、可動鉄片51の下端部がヨーク65に吸
着する。このため、調整バネ30のバネ力に抗してカー
ド40が水平方向にスライドする。この結果、各可動接
触片21が回転し、可動接点22が固定接点26に接離
する。このとき、カード40の突部44a,44bが可
動接触片21にそれぞれ片当たりし、可動接触片21に
捩れを生じさせる。このため、可動接点22が固定接点
26にワイピングしながら当接するので、接点溶着が生
じにくいという利点がある。
【0036】そして、前述の励磁を解くと、可動接触片
21,調整バネ30のバネ力および永久磁石52の磁力
に基づき、可動鉄片51が逆回転して復帰する。このた
め、カード40が元の状態に戻り、各接点機構部20の
可動接触片21が復帰する。この結果、可動接点22と
固定接点26とが接離し、元の状態に復帰する。
【0037】
【発明の効果】請求項1によれば、固定接点端子のう
ち、前記ストッパーの作用点近傍から固定接点までの間
に位置する両側縁部を折り曲げて補強用リブを形成して
ある。このため、ストッパーと固定接点との間に位置す
る領域の剛性が部分的に大きくなり、撓みが生じにくく
なる。この結果、小型リレーであっても、可動接点と固
定接点との間に所定の遮断間隔を確保でき、安全性の高
い接点機構が得られる。
【0038】請求項2によれば、ストッパーと補強用リ
ブとが折り曲げ線を間にして同一平面上に形成されてい
る。このため、補強用リブを折り曲げて形成すると同時
に、ストッパーを形成できる。この結果、少ない生産工
数で形成できるので、生産性の高い端子構造が得られ
る。
【0039】請求項3によれば、固定接点端子のうち、
ストッパーの作用点近傍から固定接点までの間に位置す
る領域に、突き出し加工を施して長さ方向に延在する突
条を形成している。このため、請求項1と同様、剛性が
部分的に大きくなるので、撓みが生じにくくなり、接点
溶着を防止できるとともに、所定の遮断間隔を確保でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる電磁リレーの分解
斜視図である。
【図2】 図1に示した電磁リレーの斜視図である。
【図3】 図1に示した電磁リレーの平面図である。
【図4】 図1に示した可動接触片の斜視図である。
【図5】 図1の固定接触片を示し、図(a)は全体斜
視図、図(b)は圧入部の部分拡大斜視図、図(c)は
端子部の拡大斜視図である。
【図6】 図1の固定接触片を示し、図(a)は異なる
角度から見た全体斜視図、図(b)は使用状態を示す概
略断面図、図(c)は固定接触片の変形例である。
【図7】 図1に示すベースを示し、図(a)は可動接
触片を圧入する前の拡大斜視図であり、図(b)は可動
接触片を圧入した後の拡大斜視図である。
【図8】 図1のベースを示し、図(a)はベースの側
面図、図(b)は図(a)の横断面図である。
【図9】 図1に示した調整バネの拡大斜視図である。
【図10】 図9に示した調整バネの変形例である。
【図11】 図9に示した調整バネの別の変形例であ
る。
【図12】 図1に示したカードの平面図である。
【図13】 図1のカードの取付状態を示し、図(a)
は部分斜視図、図(b)は図(a)の部分拡大斜視図で
ある。
【図14】 図1のカードと可動接触片との取付状態を
示し、図(a)は拡大断面図、図(b)は係止孔の部分
拡大平面図である。
【図15】 図1で示した電磁リレーの組立工程を説明
するための分解斜視図である。
【図16】 ベースに可動ブロックを組み付けた状態を
示す斜視図である。
【図17】 ベースに接点調整用ゲージを挿入する前の
斜視図である。
【図18】 ベースに接点調整用ゲージを挿入した後の
斜視図である。
【図19】 ベースに電磁石ブロックを組み付けた状態
を示す斜視図である。
【図20】 図1に示した電磁リレーの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10…ベース、10a…調整孔、11,12,13…第
1,第2,第3絶縁壁、14…絶縁空間、14a…ガイ
ド連結部、15…位置規制壁、16,17…圧入溝。2
0…接点機構部、21…可動接触片(可動接点端子)、
22…可動接点、21a…上端縁部、23…圧入部、2
4…端子部、25…固定接触片(固定接点端子)、25
b…補強用リブ、25c…ストッパー、25e…突条、
26…固定接点、27…圧入部、28…端子部、27
a,28a…折り重ね部。30…調整バネ、31…板バ
ネ部、32…調整部、33…圧入部、34…切り欠き、
35…調整用腕部、37…貫通孔、38…突条。40…
カード、41…係止爪、42a,42b,42c,42
d…係止孔、43…調整突部、44a,44b…突部。
50…可動ブロック、51…可動鉄片、52…永久磁
石、53…係止突部、54…軸部。60…電磁石ブロッ
ク、61…コイル、62…スプール、63…鉄芯、6
4,65…ヨーク、64a…位置決め用突起、66…コ
イル端子。70…接点調整用ゲージ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに立設した固定接点端子の固定接
    点を、前記ベースに立設した可動接点端子の可動接点に
    接離可能に対向させるとともに、前記固定接点端子に突
    設したストッパーを、前記ベースに突設した位置規制壁
    に当接させて前記固定接点端子を位置規制する端子構造
    において、 前記固定接点端子のうち、前記ストッパーの作用点近傍
    から固定接点までの間に位置する両側縁部を折り曲げて
    補強用リブを形成したことを特徴とする端子構造。
  2. 【請求項2】 前記補強用リブと、前記固定接点端子の
    一部を切り起こして形成する前記ストッパーとを折り曲
    げ線を間にして略同一平面上に配置したことを特徴とす
    る請求項1に記載の端子構造。
  3. 【請求項3】 ベースに立設した固定接点端子の固定接
    点を、前記ベースに立設した可動接点端子の可動接点に
    接離可能に対向させるとともに、前記固定接点端子に突
    設したストッパーを、前記ベースに突設した位置規制壁
    に当接させて前記固定接点端子を位置規制する端子構造
    において、 前記固定接点端子のうち、前記ストッパーの作用点近傍
    から固定接点までの間に位置する領域に、突き出し加工
    を施して長さ方向に延在する突条を形成したことを特徴
    とする端子構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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