JP2000322997A - 電磁リレーの組立方法 - Google Patents

電磁リレーの組立方法

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JP2000322997A
JP2000322997A JP11128551A JP12855199A JP2000322997A JP 2000322997 A JP2000322997 A JP 2000322997A JP 11128551 A JP11128551 A JP 11128551A JP 12855199 A JP12855199 A JP 12855199A JP 2000322997 A JP2000322997 A JP 2000322997A
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JP11128551A
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Inventor
Kazunari Matsuoka
和成 松岡
Kenji Furumi
謙二 古味
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が容易で組立工数が少なく、生産性の高
い電磁リレーの組立方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ベース10に回動可能に組み付けた可動
鉄片51に、接点調整用ゲージ70を介し、前記電磁石
ブロック60のヨーク65を当接させて位置調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁リレーの組立方
法、特に、電磁石ブロックをベースにスライド圧入する
ことにより、動作特性を調整しながら組み付けできる電
磁リレーの組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、動
作特性を調整しながら組み付ける電磁リレーの組立方法
としては、例えば、特開平4−272628号公報に記
載のものがある。すなわち、接極子7を鉄心4に吸引さ
せ、密着させた状態で両者を治具(図示せず)にて保持
し、電磁石アセンブリXを構成する。そして、そのまま
の状態で、ベースブロックアセンブリYを構成するベー
スブロック8の開口部に、カード12が装着された前記
電磁石アセンブリXを鉄心4の軸方向にスライドさせて
圧入する。この場合、ベースブロック8の内壁および底
部の突出部8aと、コイルボビン1の鍔部1cおよび継
鉄5に設けた4個の張出部5cと、を密接させながら圧
入する。
【0003】しかしながら、前述の組立方法では、電磁
石ブロックの挿入変位量を測定しながら圧入している。
このため、組立設備が複雑になり、組立工数も多い。ま
た、カード12が装着された電磁石アセンブリXをベー
スブロックアセンブリYに圧入しつつ、前記カード12
を可動接点ばね9の孔9b,9cに挿入する組立作業は
容易でなく、生産性が低いという問題点があった。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、組立が容易
で組立工数が少なく、生産性の高い電磁リレーの組立方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電磁リレ
ーの組立方法は、前記目的を達成するため、ベースに電
磁石ブロックを側方からスライド圧入して組み付ける電
磁リレーの組立方法において、前記ベースに回動可能に
組み付けた可動鉄片に、接点調整用ゲージを介し、前記
電磁石ブロックのヨークを当接させて位置調整する工程
としてある。
【0006】また、前記接点調整用ゲージを、前記ベー
スに設けた調整孔から出し入れ可能に挿入して位置決め
してもよい。さらに、前記調整孔を、ガス抜き孔に兼用
してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を4極の電磁リレーに適用
した場合について説明する。本実施形態に係る電磁リレ
ーは、図1に示すように、大略、ベース10と、可動接
触片21および固定接触片25からなる4組の接点機構
部20と、調整バネ30と、カード40と、可動ブロッ
ク50と、電磁石ブロック60と、で構成されている。
【0008】ベース10は、平面略Π字形の第1絶縁壁
11と、平面略T字形の第1,第2絶縁壁12,13
と、を一体成形した樹脂成形品である。第1絶縁壁11
と、第2絶縁壁12とは連続している。また、第2絶縁
壁12と第3絶縁壁13とは絶縁空間14を介して対向
している。
【0009】前記第1絶縁壁11は、その対向する側壁
縁部に、可動ブロック50を回動可能に支持する一対の
軸孔11a,11aと、電磁石ブロック60を位置決め
固定するための一対の位置決め孔11b,11bと、を
形成してある。さらに、前記第1絶縁壁11の基部近傍
には、後述する接点調整用ゲージ70を挿入するための
調整孔10aを設けてある。
【0010】前記第2,第3絶縁壁12,13間に形成
されている絶縁空間14は強化絶縁を図るためのもので
ある。さらに、この絶縁空間14は後述する調整バネ3
0を配置するためのものである。そして、第2,第3絶
縁壁12,13は、補強用ガイド連結部14aによって
連結されている。さらに、第2,第3絶縁壁12,13
の両側には、位置規制壁15をそれぞれ立設してある。
そして、この位置規制壁15の表裏面の基部には、可動
接触片21および固定接触片25を側方から圧入するた
めの圧入溝16,17がそれぞれ形成されている。前記
圧入溝16の中間部には、図示しないシール材の侵入を
防止する略C字形のシール溜め溝16aを形成してある
(図7(a)および図8(b))。このため、可動接触
片21の圧入部23を圧入した圧入溝16にシール材を
注入しても、シール溜め溝16aでシール材が固化し、
シール材が内部深くに侵入できないという利点がある。
【0011】接点機構部20を構成する可動接触片21
は、図4に示すように、その上端に可動接点22をカシ
メ固定したものである。また、可動接触片21は、その
上端縁部21aをカード40に係止可能としてある。一
方、可動接触片21は、その下端に、一体成形した圧入
部23および端子部24をカシメ固定してある。この圧
入部23および端子部24は、肉厚の板状導電材を打ち
抜いて屈曲したものである。なお、23aは抜け止め突
起である。
【0012】接点機構部20を構成する固定接触片25
は、図5および図6に示すように、その上端に設けたカ
シメ孔25a(図5(a))に固定接点26(図6
(a))をカシメ固定したものである。さらに、固定接
触片25は、その下端に圧入部27および端子部28を
一体に形成してある。
【0013】また、前記固定接触片25は、前記固定接
点26の両側に位置する縁部を曲げ起こしてリブ25
b,25bを形成してある。さらに、片方の前記リブ2
5bには、位置規制用ストッパー25cを突設してあ
る。このストッパー25cは、前記リブ25bを曲げ起
こすと同時に曲げ起こされるものである。このため、1
回の曲げ加工でリブ25bとストッパー25cとを形成
できるという利点がある。そして、前記ストッパー25
cの下方側にはスリット25dを上下方向に形成してあ
る。
【0014】前記位置規制用ストッパー25cは、図6
(b)に示すように、可動接点22と固定接点26とが
溶着した場合に、ベース10の位置規制壁15に当接す
ることにより、接点溶着を解消するものである。さら
に、リブ25b,25bが固定接触片25の剛性を高め
ているので、より効果的に接点溶着を防止できるという
利点がある。なお、固定接触片25の剛性を高めるため
には、図6(c)に示すように、突き出し加工で突条2
5eを形成してもよい。
【0015】一方、圧入部27は、図5(b)に示すよ
うに、支持強度を高めるため、折り重ね部27aを部分
的に設けて剛性を高めている。同様に、端子部28も、
支持強度を高めるため、折り重ね部28aを設けて剛性
を高めている(図5(c))。
【0016】ついで、ベース10に形成した圧入溝1
6,17に可動接触片21,固定接触片25をそれぞれ
側方から圧入することにより、可動接点22および固定
接点26が接離可能に対向し、接点機構部20を形成す
る。さらに、固定接触片25のストッパー25cが位置
規制壁15に当接可能に対向する。
【0017】調整バネ30は、図9に示すように、2分
割した板バネ部31,31の下端に調整部32を一体に
形成したものである。さらに、調整部32の下端には圧
入部33が一体に形成されている。前記調整部32およ
び圧入部33は一枚板を打ち抜き、折り重ねて補強した
ものである。ただし、調整を容易にすため、調整部32
と圧入部33との間に切り欠き34,34を形成するこ
とにより、巾寸法を小さくしてある。さらに、調整部3
2の片側には調整用腕部35が形成されている。なお、
36は抜け止め突起である。
【0018】本実施形態では、調整部32が板バネ部3
1の2倍の厚さを有する。このため、調整部32を曲げ
て調整しても、その影響が板バネ部31に及ばない。ま
た、圧入部33も実質的に肉厚となっているので、ベー
ス10に圧入しやすいという利点がある。
【0019】調整バネ30は、前述の形状のものに限ら
ず、例えば、図10に示すように、板バネ部31を連結
したものでもよい。また、調整部32に貫通孔37,3
7を設けて調整容易にしてもよい。さらに、調整用腕部
35は左右に一対設けてもよい。このように一対の調整
用腕部35,35を形成することにより、両側から調整
バネ30を調整でき、便利である。また、調整バネ30
は、例えば、図11に示すように、折り重ねない1枚の
弾性板材で形成してもよい。この場合には、調整部32
および圧入部33の剛性を高めるため、両者に突条38
を突き出し加工で適宜形成することが好ましい。さら
に、折り重ねて補強する場合であっても、調整部32お
よび圧入部33は、別々に切り出した切り出し片をそれ
ぞれ折り重ねて補強してもよい。この方法によれば、調
整部32および圧入部33の間に薄肉部が生じる。この
ため、この薄肉部を中心として調整部32を正確に折り
曲げできるという利点がある。
【0020】そして、絶縁空間14の底面に形成された
圧入溝14b(図2)に調整バネ30の圧入部33を圧
入することにより、調整バネ30が絶縁空間14内に立
設される。
【0021】カード40は、図12に示すように、前記
ベース10の第1,第2,第3絶縁壁11,12,13
の上端部にスライド可能に嵌合する枠体形状を有してい
る。そして、一端側縁部に可動ブロック50に係止する
一対の係止爪41,41を側方に延在している。さら
に、前記カード40は、前記可動接触片21の上端縁部
21aに係止する係止孔42a,42b,42c,42
dを形成してある。また、カード40は、その下面に一
対の調整突部43を突設してある(図20)。この調整
突部43は、前記調整バネ30の板バネ部31,31の
上端に係止する。
【0022】前記係止孔42aないし42dの対向する
内側面には、可動接触片21の上端縁部21aを挟持す
るための一対の突部44a,44bがそれぞれ設けられ
ている(図13(b))。前記突部44a,44bは相
互に対向しておらず、可動接触片21の片側半分にそれ
ぞれ当接する。このため、間隙巾S(図14(b))を
大きくできる。この結果、成形金型、特に、中子ピンを
厚くできるので、成形金型の寿命が長くなるという利点
がある。
【0023】そして、前記カード40を第1,第2,第
3絶縁壁11,12,13に嵌合し、係止孔42aない
し42dに可動接触片21の上端縁部21aをそれぞれ
係止することにより、カード40がスライド可能に支持
される。そして、カード40の調整突部43が調整バネ
30の上端部に圧接する。
【0024】なお、可動接触片21の上端部を挟持する
カード40の突部は2個に限らず、3個以上であっても
よい。また、突部は係止孔の対向する内側面だけでな
く、スリットの対向する内側面に設けてもよい。さら
に、カード40は、可動接触片21の上端縁部21aに
係止する場合に限らず、その中間部に係止してもよい。
そして、前記突部は、可動接触片21に線接触するだけ
でなく、点接触してもよい。一方、カード40に突部を
必ずしも設ける必要はない。例えば、可動接触21の異
なる位置から複数の突部を逆方向にそれぞれ突き出し、
これをカード40に設けた係止孔あるいはスリットの内
側面に当接させてもよい。この変形例によっても、カー
ドの係止孔あるいはスリットの巾寸法を大きくでき、カ
ードの成形が容易になるという利点がある。
【0025】可動ブロック50は、図20に示すよう
に、可動鉄片51の片面に当接させた永久磁石52を樹
脂材で一体成形したものである。また、可動ブロック5
0は、その上端縁部に係止突部53を突設してある。さ
らに、可動ブロック50は、その両側端面から一対の軸
部54を同一軸心上に突出している(図1)。
【0026】そして、前記可動ブロック50の軸部54
を前記ベース10の軸孔11aに嵌合することにより、
可動ブロック50が回動可能に支持される。さらに、係
止突部53にカード40の係止爪41,41を係止する
ことにより、両者が連結される。このため、可動ブロッ
ク50の回転動作がカード40の往復動作に変換され
る。
【0027】電磁石ブロック60は、コイル61を巻回
したスプール62の中心孔に鉄心63を挿入し、突出す
る両端部に略L字形に屈曲したヨーク64,65をそれ
ぞれカシメ固定したものである。前記スプール62は、
両端に鍔部62a,62bをそれぞれ有する。そして、
前記鍔部62bには、一対のコイル端子66,66が圧
入されている。このコイル端子66,66には、前記コ
イル61の両端部がそれぞれからげてハンダ付けされて
いる。一方,前記ヨーク64には,一対の位置決め用突
起64aが側方に突出している。
【0028】したがって、電磁石ブロック60をベース
10の第1絶縁壁11内に側方から挿入することによ
り、ヨーク64の位置決め用突起64aがベース10の
位置決め孔11b内に圧入され、位置決めされる。この
結果、ヨーク64,65の自由端部に可動鉄片51の上
下端部が交互に接離可能に対向する。
【0029】次に、本実施形態にかかる電磁リレーの組
立,調整方法について説明する。まず、ベース10の圧
入溝16,17に可動接触片21および固定接触片25
を側方から圧入し、接点機構部20を形成する。さら
に、ベース10の圧入溝14bに調整バネ30を側方か
ら圧入し、絶縁空間14内に立設する。ついで、ベース
10の第1,第2,第3絶縁壁11,12,13の上端
部に、カード40をスライド可能に嵌合する。これと同
時に、係止孔42a,42b,42c,42dに各可動
接触片21の上端縁部21aをそれぞれ挿入することに
より、各可動接触片21が回動可能に支持される(図1
5)。
【0030】そして、ベース10の軸孔11aに可動ブ
ロック50の軸部54を側方から圧入して回動可能に支
持する。さらに、可動ブロック50の係止突部53をカ
ード40の係止爪41,41に係止し、連結する(図1
6)。
【0031】さらに、ベース10の底面に設けた調整孔
10aに接点調整用ゲージ70を下方側から挿入し(図
17)、その上端部をベース10の底面から突出させる
(図18)。このとき、図20に示すように、ゲージ7
0の上端部が可動鉄片51の下端部に当接する。
【0032】最後に、ベース10の第1絶縁壁11内に
電磁石ブロック60を側方から挿入し、第1絶縁壁11
の位置決め孔11bにヨーク64の位置決め用突起64
aをスライドさせながら圧入する。このとき、コイル6
1に電圧を印加して励磁状態のままで圧入する。そし
て、ヨーク65の自由端部が前記ゲージ70の上端部を
介して可動鉄片51の下端部に当接するまで圧入する。
さらに、接点対の導通状態をモニターしながら圧入作業
を続け、常開接点対が開離したときに、圧入作業を中止
する。これにより、常開接点対において所定の接点フォ
ローを確保でき、電磁石ブロック60の組立が完了す
る。そして、前記ベース10に図示しないケースを嵌合
し、ベース10とケースとの間、および、端子部の基部
に接着シール剤を注入,硬化させる。このとき、前記調
整孔10aは内部空気の逃げ孔として利用できる。さら
に、前記シール剤が硬化した後、前記調整孔10aを熱
カシメあるいは接着剤で密封する。なお、動作特性が許
容範囲から逸脱している場合には、図2に示すように、
側方から露出する調整バネ30の調整用腕部35を介
し、その調整部32を曲げることにより、カード40に
対するバネ力を調整できる。
【0033】本実施形態にかかる電磁リレーでは、可動
接触片21の本体に曲げ加工を施しておらず、真直であ
る。このため、従来例よりも高い部品精度,組立精度が
得られる。この結果、組立完了後、各可動接点の接点フ
ォローを調整するため、各可動接触片21の本体を板厚
方向に塑性変形させる調整作業が激減する。特に、多数
の可動接点を有する多極の電磁リレーでは、調整作業の
軽減により、生産性が著しく向上するという利点があ
る。
【0034】次に、前述の組立が完了した電磁リレーの
動作について説明する。電磁石ブロック60のコイル6
1に電圧が印加されていない場合、永久磁石52の磁力
に基づき、可動鉄片51の上端が電磁石ブロック60の
ヨーク64に吸着している。このため、各接点機構部2
0の可動接点22および固定接点26がそれぞれ接離し
ている。
【0035】永久磁石52の磁束を打ち消す磁束が生じ
るように、前記コイル61に電圧を印加して励磁する。
これにより、永久磁石52の磁力に抗し、可動ブロック
50が回転し、可動鉄片51の下端部がヨーク65に吸
着する。このため、調整バネ30のバネ力に抗してカー
ド40が水平方向にスライドする。この結果、各可動接
触片21が回転し、可動接点22が固定接点26に接離
する。このとき、カード40の突部44a,44bが可
動接触片21にそれぞれ片当たりし、可動接触片21に
捩れを生じさせる。このため、可動接点22が固定接点
26にワイピングしながら当接するので、接点溶着が生
じにくいという利点がある。
【0036】そして、前述の励磁を解くと、可動接触片
21,調整バネ30のバネ力および永久磁石52の磁力
に基づき、可動鉄片51が逆回転して復帰する。このた
め、カード40が元の状態に戻り、各接点機構部20の
可動接触片21が復帰する。この結果、可動接点22と
固定接点26とが接離し、元の状態に復帰する。
【0037】
【発明の効果】請求項1によれば、電磁石ブロックの圧
入作業の際に、そのヨークを接点調整用ゲージを介して
可動鉄片に当接させながら調整し、位置決めできる。こ
のため、従来例のような複雑な組立設備を必要とせず、
少ない工数で簡単に組み立てることができるので、自動
組立を容易に実現できる。また、ベースに可動鉄片を予
め組み付けておけるので、従来例よりも組立作業がより
一層容易となり、生産性の高い電磁リレーの組立方法が
得られる。
【0038】請求項2によれば、ベースに設けた調整孔
から接点調整用ゲージを出し入れ可能に挿入できる。こ
のため、前記接点調整用ゲージの位置決めが容易とな
り、生産性が向上する。
【0039】請求項3によれば、調整孔をガス抜き孔に
兼用できる。このため、無駄な封止作業を省くことがで
き、生産工数が少なくなり、生産性がより一層向上する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる電磁リレーの分解
斜視図である。
【図2】 図1に示した電磁リレーの斜視図である。
【図3】 図1に示した電磁リレーの平面図である。
【図4】 図1に示した可動接触片の斜視図である。
【図5】 図1の固定接触片を示し、図(a)は全体斜
視図、図(b)は圧入部の部分拡大斜視図、図(c)は
端子部の拡大斜視図である。
【図6】 図1の固定接触片を示し、図(a)は異なる
角度から見た全体斜視図、図(b)は使用状態を示す概
略断面図、図(c)は固定接触片の変形例である。
【図7】 図1に示すベースを示し、図(a)は可動接
触片を圧入する前の拡大斜視図であり、図(b)は可動
接触片を圧入した後の拡大斜視図である。
【図8】 図1のベースを示し、図(a)はベースの側
面図、図(b)は図(a)の横断面図である。
【図9】 図1に示した調整バネの拡大斜視図である。
【図10】 図9に示した調整バネの変形例である。
【図11】 図9に示した調整バネの別の変形例であ
る。
【図12】 図1に示したカードの平面図である。
【図13】 図1のカードの取付状態を示し、図(a)
は部分斜視図、図(b)は図(a)の部分拡大斜視図で
ある。
【図14】 図1のカードと可動接触片との取付状態を
示し、図(a)は拡大断面図、図(b)は係止孔の部分
拡大平面図である。
【図15】 図1で示した電磁リレーの組立工程を説明
するための分解斜視図である。
【図16】 ベースに可動ブロックを組み付けた状態を
示す斜視図である。
【図17】 ベースに接点調整用ゲージを挿入する前の
斜視図である。
【図18】 ベースに接点調整用ゲージを挿入した後の
斜視図である。
【図19】 ベースに電磁石ブロックを組み付けた状態
を示す斜視図である。
【図20】 図1に示した電磁リレーの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10…ベース、10a…調整孔、11,12,13…第
1,第2,第3絶縁壁、14…絶縁空間、14a…ガイ
ド連結部、15…位置規制壁、16,17…圧入溝。2
0…接点機構部、21…可動接触片、22…可動接点、
21a…上端縁部、23…圧入部、24…端子部、25
…固定接触片、25b…リブ、25c…ストッパー、2
6…固定接点、27…圧入部、28…端子部、27a,
28a…折り重ね部。30…調整バネ、31…板バネ
部、32…調整部、33…圧入部、34…切り欠き、3
5…調整用腕部、37…貫通孔、38…突条。40…カ
ード、41…係止爪、42a,42b,42c,42d
…係止孔、43…調整突部、44a,44b…突部。5
0…可動ブロック、51…可動鉄片、52…永久磁石、
53…係止突部、54…軸部。60…電磁石ブロック、
61…コイル、62…スプール、63…鉄芯、64,6
5…ヨーク、64a…位置決め用突起、66…コイル端
子。70…接点調整用ゲージ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに電磁石ブロックを側方からスラ
    イド圧入して組み付ける電磁リレーの組立方法におい
    て、 前記ベースに回動可能に組み付けた可動鉄片に、接点調
    整用ゲージを介し、前記電磁石ブロックのヨークを当接
    させて位置調整することを特徴とする電磁リレーの組立
    方法。
  2. 【請求項2】 前記接点調整用ゲージを、前記ベースに
    設けた調整孔から出し入れ可能に挿入して位置決めする
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁リレーの組立方
    法。
  3. 【請求項3】 前記調整孔を、ガス抜き孔に兼用するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の電磁リレーの
    組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105551889A (zh) * 2015-12-03 2016-05-04 厦门宏发电力电器有限公司 一种磁保持继电器及其装配方法

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