JPH0414890Y2 - - Google Patents

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JPH0414890Y2
JPH0414890Y2 JP12564386U JP12564386U JPH0414890Y2 JP H0414890 Y2 JPH0414890 Y2 JP H0414890Y2 JP 12564386 U JP12564386 U JP 12564386U JP 12564386 U JP12564386 U JP 12564386U JP H0414890 Y2 JPH0414890 Y2 JP H0414890Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
この考案は直流操作電磁接触器に主として使用
される直流電磁石に関する。
【従来技術とその問題点】
こ種の直流電磁石には主としてE字状またはU
字状の固定鉄心が用いられ、固定鉄心の可動鉄心
との吸着面としてはたとえば第9図および第10
図に示すものが知られている。図において一部し
か図示されていないがE字状の固定鉄心1の可動
鉄心と吸着する脚片1aの吸着面1bには励磁コ
イル消磁後の残留磁気により可動鉄心がそのまま
固着しているのを防止するため、吸着面1bに黄
銅板などの非磁性材による挟み板2が固着されて
いる。挟み板2の吸着面1bへの固着にはろう付
けや溶接などが採用されている。ところがろう付
けによる固着の場合には固定鉄心1全体が高温に
さらされるために挟み板2の酸化や固定鉄心1の
軟化があり、また固定鉄心1が積層鉄心の場合に
はろうが積層間に侵入してろう付けの安定性が欠
けるなどの問題があつた。一方溶接の場合には、
その手段としてスポツト溶接やレーザ溶接がある
が、いずれも吸着面1bと接合部が部分的で隙間
Gができるため、接合部に可動鉄心吸着時の衝撃
力が集中して必要な強度が得られない欠点があつ
た。そうしてろう付け、溶接ともこれを行うため
には治具類が必要となり、元来交磁電磁石に比較
して需要の少ない直流電磁石においては、これら
に対しての投資がコストを高くする一つの要因に
なつていた。
【考案の目的】
この考案の目的は上述した従来の欠点を除去
し、特別な設備投資を必要とすることなく強度が
一定し安定した無電圧釈放性能を備えた安価な直
流電磁石を提供することにある。
【考案の要点】 この考案の要点は上述の目的を達成するため
に、E字状またはU字状に形成されケーシングの
対向する内壁と脚片の端部外側とが隙間をおき案
内される固定鉄心の可動鉄心との吸着面に残留磁
気による固着防止用の非磁性金属板による挟み金
を備えた直流電磁石において、前記挟み金をL字
状に形成するとともに一側脚片に前記隙間に嵌入
して前記ケーシングの対向内壁または固定鉄心の
外側に設けられた凹所に係合可能な係止爪を形成
固定し、治具類を不要とするとともにろう付けや
溶接作業を排除したことである。
【考案の実施例】
第1図ないし第5図はこの考案による直流電磁
石の一実施例を示す図で、第1図は直流操作形電
磁接触器に装着された縦断面図、第2図ないし第
4図は要部斜視、第5図は要部縦断面図である。
図において前述した第9図の従来形と同一部には
同一符号を付すことで対応させ相違点について説
明する。この実施例の従来形との相違する点は直
流電磁石10を構成するE字状の固定鉄心1の両
外側脚片1a,1aの外側と、直流操作形電磁接
触器30を構成する下部ケース21の対向内壁2
1a,21aとの間の隙間Sを利用して挟み金3
を固定するようにし、そのために、挟み金3は隙
間Sに嵌入可能な非磁性板材でL字状に折曲げ一
側脚3aに内側に突出する追歯状の係止爪3bを
切り越し、固定鉄心1の両側脚片1a,1aの外
側に係止爪3bが係合する凹所1cを設けたこと
である。直流操作形電磁接触器30は下部ケース
21内に嵌込み収納され上部ケース22で覆われ
た直流電磁石10と、上部ケース上に設置され直
流電磁石10により開閉操作される接触子装置2
0とで構成されている。直流電磁石10は前述し
たE字状の固定鉄心1およびL字状の挟み金3
と、固定鉄心1の中央脚片1dに嵌挿され巻枠4
に巻回された励磁コイル5と、巻枠4の中空部に
軸方向摺動自在に案内され固定鉄心1の吸着面1
b,1bに挟み金3,3を介して吸着可能となる
E字状に形成された可動鉄心6と、可動鉄心6と
巻枠4の一側鍔との間に介挿された復帰ばね7と
を主構成要素として備えている。接触子装置は上
部ケース22上に間隔をよき対向配置され上側脚
片に固定接点11a,11aが固着され下側脚片
に外線端子11b,11bが延長された固定接触
子11,11と、固定接触子11,11の対向間
を上、下方向(第1図において)移動自在に案内
され下端が可動鉄心6に連結された角窓12aを
有する可動接触子支え12と、可動接触支え12
の角窓12aに挿通案内され両端に固定接点11
a,11aと接離可能な可動接点13a,13a
が固着さた橋絡形の可動接触子13と、可動接触
子13の反接点側と角窓12aの内壁との間に弾
装され可動接触子13に接触圧力を付与する接触
ばね14とを主構成要素として備えている。 以上の構成において直流操作形電磁接触器30
の動作は励磁コイル5の励磁にともなう固定鉄心
1による可動鉄心6の復帰ばね7のばね力に抗し
ての吸引により可動接触子13の可動接点13
a,13aは固定接触子11,11の固定接点1
1a,11a間を橋絡すなわち閉成し、励磁コイ
ル5の消磁により可動接点13a,13aと固定
接点11a,11aとは開離する。そして制御回
路電源すなわち励磁コイル5の電源電圧が異常に
低くなつたような場合には挟み金3による吸着力
減と復帰ばね7のばね力との兼ね合いで開放され
る。 一方これらの開閉動作に対して挟み金3は吸着
時の衝撃を直接に受けることのないL字状に折曲
げ延長された脚片3aに設けられた係止爪3bと
固定鉄心の両側脚片1a,1aの外側に設けた凹
所1cおよび下部ケース1の対向内壁21a,2
1aとの間の隙間Sにより保持されていることか
ら、いずれの方向からの力に対しても脱落するこ
とはなく、また取付けに際しては固定鉄心1を下
部ケース21内への組込み時に両側から嵌込むだ
けでよいことから組立時間の増加も無視できる範
囲ですみ、また挟み金3の形成にあたつての型類
も他に多く使用されている型の流用が可能となる
ので、たとえばろう付け溶接などに必要な設備な
らびに作業時間に比較すれば問題にならない。 次にこの考案による直流電磁石の他の実施例を
第6図および第7図により説明する。この実施例
の前述した第1図の実施例との相違する点はL字
状の挟み金8の一側脚片8aに切り越しにより形
成した係止爪8bを外側に向けて突出させ、下部
ケース21の対向内壁21aを貫通する孔21b
係止させるようにしたことである。したがつて原
理的には前述した第1図の実施例の変るものでは
ない。 なお以上二つの実施例は挟み金3および8の折
曲げ部分3d,8dからの折損が懸念されるが、
第8図に示すように可動鉄心6を固定鉄心1より
接極面積を小さくして折曲げ部分3d,8dに可
動鉄心6が直接に当たらないようにすることや、
可動鉄心6の外側角6aに丸みを付けることによ
り挟み金3,8に応力集中が起こらないように配
慮することで、充分所定の寿命が確保されること
は実験により確認されている。
【考案の効果】
この考案によれば固定鉄心の吸着面に固着され
る非磁性材による挟み金をL字状に形成するとと
もに、その一側脚片に収納ケーシングの内壁との
間に差し込み固定鉄心またはケーシング内壁との
いずれかとの間に係止される機能を持たせること
により、ろう付けや溶接ならびに治具類などの設
備を必要とすることなくかつ特性が安定して安価
な直流電磁石を提供するこができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案による直流電磁
石の一実施例を示す図で、第1図は直流操作形電
磁接触器に装着された縦断面図、第2図ないし第
4図は要部斜視図、第5図は要部縦断面図、第6
図および第7図はこの考案による直流電磁石の他
の実施例を示す図で、第6図は要部斜視図、第7
図は要部縦断面図、第8図はこの考案による直流
電磁石の実施例の要点説明図、第9図および第1
0図は従来の直流電磁石の一例を示す図で、第9
図は要部斜視図、第10図は要部縦断面図であ
る。 1……固定鉄心、1a……脚片、1b……吸着
面、1c……凹所、3,8……挟み金、3a,8
a……脚片、3b,8b……係止爪、6……可動
鉄心、10……直流電磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. E字状またはU字状に形成されケーシングの対
    向する内壁と脚片の端部外側とが隙間をおき案内
    される固定鉄心の可動鉄心との吸着面に残留磁気
    による固着防止用の非磁性金属板による挟み金を
    備えた直流電磁石において、前記挟み金をL字状
    に形成するとともに一側脚片に前記隙間に嵌入し
    て前記ケーシングの対向内壁または固定鉄心の外
    側に設けられた凹所に係合可能な係止爪を形成し
    たことを特徴とする直流電磁石。
JP12564386U 1986-08-18 1986-08-18 Expired JPH0414890Y2 (ja)

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JP12564386U JPH0414890Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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JP12564386U JPH0414890Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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JPS6331506U JPS6331506U (ja) 1988-03-01
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JP12564386U Expired JPH0414890Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020084829A1 (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 三菱電機株式会社 電磁石、電磁開閉器、および電磁石の製造方法

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JPS6331506U (ja) 1988-03-01

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