JP3844817B2 - 電磁リレー、および該電磁リレーを製造する方法 - Google Patents

電磁リレー、および該電磁リレーを製造する方法 Download PDF

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    • H01H2050/049Assembling or mounting multiple relays in one common housing

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、
(イ)コイル枠体が第1のフランジと少なくとも1つの第2のフランジとを有しており、該第1のフランジと第2のフランジとの間にそれぞれ1つの巻線が配置されており、
(ロ)コイル枠体内には、各巻線に対して軸線方向にそれぞれ1つのロッド状のコアが配置されており、
(ハ)折り曲げられたヨークの第1のヨーク脚部が、コイル枠体の第1のフランジの領域で、コアの第1の端部に結合されているのに対し、第2のヨーク脚部がコアに対して平行に巻線に並んで延びており、
(ニ)運動可能な可動子が、作業空隙形成下で第2のヨーク脚部を、コアの第2の端部に結合するようになっており、
(ホ)可動子が、少なくとも1つの接点ばねを操作するようになっており、該接点ばねが、少なくとも1つの固定接点と協働する形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような形式の一般的な構造を備えたリレーは、様々なものが公知である。このようなリレーはシングルリレーまたはダブルリレーとして構成することができる(例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4233807号明細書およびドイツ連邦共和国特許第3843359号明細書)。コアと第1のヨーク脚部との結合は、通常の場合、ヨーク脚部に設けられた孔にコアを差し込み、次いでかしめ締結や溶接や他の形式により固定することにより行われる。しかしながら、このような汎用の結合技術においては、結合個所が大きな保持装置および工具の干渉のために、アクセス可能でなければならない。このようなアクセス可能性はシングルリレーの場合には当てはまるものの、ダブルリレーの場合、このために従来の構造においては、コイルとコアとヨークとを備えた2つの単一の磁石系が製造され、あとから初めてダブルリレーの形成のために互いに結合された。従ってこのような場合、例えば、2つの磁石系のための共通のコイル枠体に1作業過程時に2つの巻線を施し、次いでこのようなダブルコイル枠体に、ヨークとコアとを備えた強磁性回路(Eisenkreis)を組み付けることはできなかった。
【0003】
冒頭に述べた形式のリレーの別の問題は、コアとヨークとの結合個所が強磁性回路の磁気抵抗を形成することである。この磁気抵抗は、系全体の小型化が進むに伴い、ヨークおよびコアのための材料厚が減じられると、ますます重大になる。従って一方では、コアとヨークとの材料結合部ができる限り良好に形成され、ひいてはリレーの全使用時間にわたって維持され続けること、つまり、この材料結合部が、ヨークに外方から作用する力によってルーズにされないことが重要である。他方では、コア端部とヨーク脚部の環状の切欠きとの結合面はヨークの材料厚が薄くなるにつれて小さくなる。ヨークの板厚が1mm未満である場合、ヨーク孔に形成されたこのような結合面は、両部分が良好に結合していても、極めて大きな磁気抵抗を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の課題は、冒頭で述べた形式の電磁リレーを改良して、材料厚が小さい場合でも、ヨークに対して外部の機械的な力が作用しても破壊されることがないばかりか影響を受けることもない、良好な機械的かつ磁気的な、コアとヨークとの結合部を簡単に得ることができるような電磁リレーを提供することである。
【0005】
さらに本発明の課題は、コアとヨークとを有利に結合するような、電磁リレーを製造する方法を提供することである。コアとヨークとのこのような結合部は、結合個所が比較的大きな工具の干渉のために外方からアクセス不能である場合にも、シングルリレーにおいてもダブルリレーにおいても特別な困難なしに形成できることが望ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、第1のヨーク脚部がコイル枠体の第1のフランジ内で、保持エレメントによって軸線方向運動ならびに旋回運動を防止されており、コアの第1の端部が第1のヨーク脚部の側方表面に突き合わされていて、コアがその端面だけを介して、第1のヨーク脚部に素材結合されており、コイル軸線が互いに整合合致し、かつ両第1のヨーク脚部が所定の絶縁間隔を維持しながら互いに平行に隣接するように、それぞれ1つの巻線とコアとヨークと可動子とを有する2つのコイル枠体が鏡像的に構成されて互いに結合されており、両コイル枠体が、一体的なダブルコイル枠体によって形成されていて、共通の第1のフランジが中央フランジとして、両第1のヨーク脚部を支持しており、両第2のフランジが端部フランジとして、リレーの互いに反対に向いた側に設けられているようにした。
【0007】
【発明の効果】
本発明の構成では、コア端部を収容するための、第1のヨーク脚部の孔は設けられていない。それどころか、このコアはその端面でヨークの側面に突き合わせ溶接(stumpf aufschweissen)されるかまたは突き合わせろう接されている。このような端面を介して、従来汎用のヨーク孔を介した場合に比べて、コアとヨークとのより大きな結合面が得られる。それというのは、孔に形成される環状の結合面は、ヨークの材料厚が極めて薄い場合には、極めて小さくなるからである。コイル枠体のフランジの保持エレメントによってヨークが付加的に固定されるので、溶接またはろう接による結合部は製造時に既に良好な品質を確実に得ることができ、このような結合部の品質は、リレーの全使用時間にわたって保証される。それというのは、ヨークに作用する外力は、このヨークをコイル枠体のフランジに固定することにより吸収されるからである。つまり、結合個所に外力が作用することはない訳である。
【0008】
コイル枠体のフランジにおける第1のヨーク脚部の保持は、第1のヨーク脚部の互いに平行な側縁部がコイル枠体の第1のフランジに設けられた溝に、コイル軸線に対して直角に、引き出し状に差し込まれることによって実現される。このヨーク脚部は、第1のフランジの溝に3つの側から受け止められて、差し込み方向において、突き当たるまでしか運動できないようになっていると有利である。
【0009】
本発明により得られるコアとヨークとの結合は、基本的にはシングルリレーにおいても、特に薄い例えば1mm未満の厚さのヨーク板を使用した場合に有利である。しかしながら、両コイル軸線が互いに整合合致し、かつ両第1のヨーク脚部が所定の絶縁間隔を維持しながら互いに平行に隣接するように、それぞれ1つの巻線とコアとヨークと可動子とを有する2つのコイル枠体が鏡像的に構成されて互いに結合されていると、特に有利である。このような構成の場合、両コイル枠体を一体的なダブルコイル枠体によって形成することができるので特に有利である。この場合、共通の第1のフランジは中央フランジとして両第1のヨーク脚部を支持しており、両第2のフランジは端部フランジとして、リレーの互いに反対に向いた側に設けられている。対応するコア端部を備えたこのようなダブルリレーの両第1のヨーク脚部は、他の接合法にとってはアクセス不能なので、このような構成の場合、本発明による結合形式によって初めて、両巻線を既に予め共通のコイル枠体に取り付けることができ、かつ両コアをあとから互いに反対に向いた2つの側からダブルコイル枠体に差し込むようなリレーの構造が可能になる。より大きな磁極プレートを備えたコアを使用することもできる。それというのは、コアが可動子側からそれぞれのコイル枠体に差し込まれるからである。
【0010】
本発明による電磁リレーを製造する方法では、
(イ)ヨークの各第1のヨーク脚部を、コイル軸線に対して直角に、第1のコイルフランジの溝に差し込み、
(ロ)各コアの第1の端部の端面が第1のヨーク脚部の側方の表面に当接するまで、コアをコイル軸線方向にコイル枠体内に差し込み、
(ハ)ヨークとコアとの間に電圧を印加することにより、該ヨークとコアとをその突き合わせ個所で抵抗加熱によって素材結合するようにした。
【0011】
このような方法は前述のダブルリレーにも同様に用いることができる。このような場合、両第1のヨーク脚部が互いに平行に、中央フランジの対応する溝内に差し込まれ、有利にはこれらの両第1のヨーク脚部が、間挿された接触接続板によって、一緒に第1の溶接電位に接続されるのに対し、両コアは並列に第2の溶接電位に接続される。こうしてコアとヨークとの両結合部を同時に形成することができる。溶接電流は、各コアと各ヨークとの間に一種の硬ろう接が生じるように設定されると有利である。この場合、胴、銀またはそのほかの硬ろう材料を備えた両部分の表面被覆体が結合部を形成する。付加的な手間は殆ど生じない。それというのは、強磁性部分は通常の場合いずれにしても、腐食防止手段として銅等で被覆されるからである。この場合、鉄と合金され、かつ鉄よりも低い、つまり例えば約1000°C以下の融点を有する全ての金属を使用することができる。コアもしくはヨークの表面における硬ろう材料の層厚は通常4〜6μmである。前記接触接続板は、両ヨーク脚部とは溶接されない。それというのは、この接触接続板は、溶接もしくは硬ろう接のあと再び中央フランジから簡単に引き出すことができるからである。
【0012】
念のために述べておくが、互いに整合合致した両コアと、密に隣接して配置された両第1のヨーク脚部とを備えた、本発明のようなコア・ヨーク結合形式によって可能になるような両切換系の配置関係によって、両切換系の密な磁気的な結合も行われる。このような磁気的な結合はダブルリレーの運転時にも活用することができる。例えば磁束が両コアによって直列に形成されるように両励磁コイルが巻き付けられ励磁させられると、一方の磁石系の励磁は他方の磁石系の応答をも助成するので、全体的に見てダブルリレーの応答確実性が改善される。またある場合には、相互の影響を、対応する互いに逆向きの励磁によって活用することもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1および図2に示されたリレーは、ソケット1を有している。このソケットには2つの切換系A,Bが、図1において座標軸x,zによって規定された対称平面に対して鏡面対称的に配置されている。両切換系A,Bにおいては、全ての構成部分が鏡面対称的に配置されているか、または鏡面対称的に形成されていて、同一の機能を有しているので、両切換系に対して同一の符号を使用している。
【0014】
ソケット1は、主として偏平なプレートとして形成されている。このプレートは底部面11を規定している。この底部面には、鉛直方向に上方に向かって付設部12が一体成形されている。この付設部はラビリンス状に形成されている。これにより、2対の固定接点支持体14,15のための差込通路13ならびに2つのばね支持体17のための差込通路16が形成される。固定接点支持体とばね支持体とはそれぞれ接続ピンによってソケット1の下面に進出する。固定接点支持体14はそれぞれ1つのブレーク接点14aを有しているのに対して、固定接点支持体15はメーク接点15aを備えている。両ばね支持体17のそれぞれは、側方に折り曲げられたろう接ラグ17aを有している。
【0015】
ソケットにはダブルコイル枠体2が配置されている。このダブルコイル枠体は、両切換系の間の対称平面内に位置する中央フランジ21と2つの端部フランジ22とを有している。中央フランジと各端部フランジとの間には、それぞれ1つの巻線23が配置されている。各端部フランジ22は、両固定接点支持体14,15とは離反した側に、フランジ付設部24を有している。このフランジ付設部24には、2つのコイル枠体接続ピン25が固定されている。各巻線23の内部には、ダブルコイル枠体内に外方から、磁極プレート32を備えたコア31が押し込まれているので、この磁極プレート32は部分的に端部フランジ22の凹部に位置している。フランジ付設部24に向かって、磁極プレートはそれぞれ片側で切断されている。さらに、各切換系は、折り曲げられたヨーク33を有している。このヨークは、第1のヨーク脚部34と、第2のヨーク脚部35とを備えている。これらの両ヨーク脚部の平面は互いに直角に位置していて、底部面11に対して垂直に位置している。両第1のヨーク脚部34は互いに平行に、中央フランジ21の側方の開口26に差し込まれている(図6も参照)。このような開口26は、環状の中央ウェブ27を有している。これにより、各ヨーク脚部34のために、3つの側で環状の縁部溝28が形成されている。この縁部溝には、それぞれのヨーク脚部34が引き出し状に押し込まれる。これと共に、中央ウェブ27の厚さにより、両ヨーク脚部34相互間の絶縁間隔が確保される。
【0016】
ほぼプレート状の可動子4の主平面は、底部面11に対して垂直に位置している。この実施例では、この可動子はダブルコイル枠体の形状に適合させるだけで簡単に曲げられている。この可動子4は第2のヨーク脚部35の自由な閉鎖縁部35aに、このヨークに支承ばねなどを介して結合されることなしに支承されている。それどころか可動子の支承および保持は、接点ばね41を介して行われる。この接点ばねは、端区分41aによって可動子に側方で支持されており、1つまたは2つのリベット42を介して可動子に結合されている。この端区分41aを起点にして、接点ばね41は自由な可動子端部に向かってフォーク状にギャップを有しており、可動な中央接点43aを備えた接点脚部43と接続脚部44とを形成している。折り曲げられた接点ばね41の全ての区分は底部面11に対して垂直に形成されて、接点脚部43は接続脚部44のほぼ上方に位置している。接続脚部44には、ほぼ直角に固定区分45が折り曲げられている。この固定区分の自由端部は、フック状に内方に曲げられたばねラグ46を支持している。この固定区分45は、ソケットの付設部12の鉛直な絶縁壁18と、ばね支持体17のろう接ラグ17aとの間に差し込まれていて、ソケット1の付設部12にばねラグ46でクランプ固定されている。さらに、ろう接ラグ17aはそれぞれ固定区分45に、有利にはろう接または溶接によって導電接続されている。
【0017】
ダブルリレーの両切換系の機能は簡単に見て取ることができる。各巻線23が励磁されると、所属の可動子4が所属の磁極プレート32に引き付けられる。この可動子は、接点脚部43を介して可動の中央接点43aをブレーク接点14aからメーク接点15aに切り換える。両切換系は個別または共通に操作することができる。勿論、両切換系を転極リレーとして一緒に使用することも可能である。この場合、図2に示したように、両ばね支持体17は結合されたままで、ブレーク接点のための固定接点支持体14ならびにメーク接点のための固定接点支持体15がそれぞれ互いに外側で結合されてよい。
【0018】
前記リレーの製造時には、先ずソケット1に接点支持体が設けられる。両切換系のための固定接点支持体14,15は、同時に帯材から対の状態で裁断し、最終的な形状に曲げることができる。両固定接点支持体対14,15は同時にソケットに差し込まれ、次いで初めて分断されると有利である。両切換系のための2つのばね支持体17も、まとめてソケット1に差し込まれ、そのあとで初めて分断個所143で互いに分断される。
【0019】
両コアの組み付け時には、図3に示したように、これらの両コアがダブルコイル枠体2に押し込まれるので、各コアの内端面31aはヨーク脚部34の平らな面に当接する。次いで、各ヨーク33と各コア31とを介して、溶接電流が案内される。この溶接電流は接触個所において、抵抗加熱によって両部分の溶接または硬ろう接を生ぜしめる。このような硬ろう接法においては、コアおよび/またはヨークの表面処理部分として形成された銅被覆体が硬ろうとして役立つ。こうして、コアとヨークとの殆どギャップのない結合部が得られる。これにより、磁気抵抗が最小化される。ここで行われるヨーク脚部34へのコアの突き合わせ溶接は、ヨークが薄いスペース節約的な、つまり例えば1mm未満の厚さを有する板から成っていると有利に行われる。この場合、薄い板のための有効磁気飽和値も磁気回路に対してやはり有利に作用する。
【0020】
このようなコアの突き合わせ溶接または突き合わせろう接は、第1のヨーク脚部34が中央フランジ21の縁部溝28内に案内され、安定した状態で保持されるので、本発明によるリレーにおいて行うことができる。コア31自体はやはりダブルコイル枠体に保持されているので、結合個所36(図5および図6参照)は梃力によって負荷されないため、突き合わせろう接部が危険に晒されることはない。さらに、両コア・ヨーク結合部は同時に形成することができる。このために、両第1のヨーク脚部34の間の絶縁ギャップには、接触接続板37が導入される。この接触接続板は、溶接電流源の一方の磁極に接続されている。両コアが電極38を介して、溶接電流源の他方の磁極に並列に接続されると、両結合個所36は同時に溶接または硬ろう接することができる。次いで接触接続板37は再びコイル枠体から引き出される。コアとヨークとを備えたダブルコイル枠体2がソケットに位置決めされる。中央フランジ21とフランジ付設部24とに設けられた保持突起29が、対応してアンダカットされた、ソケットの切欠き19に係止する。
【0021】
鏡像的に曲げられた接点ばね41を備えた両可動子4が、ダブルコイル枠体のあとにソケットに差し込まれる。この場合各接点ばねの固定区分45は絶縁壁18とろう接ラグ17aとの間に差し込まれて、ばねラグ46によってソケットの付設部12にクランプ固定される。ろう接ラグ17aが、固定区分45に向いた面に錫被覆体17bを備えて、このろう接ラグを熱源によって、接点ばね41の固定区分45にろう接することができると有利である。このことは例えばTIGアークによって行われる。しかしながら、レーザまたはほかの熱源によるろう接または溶接も可能である。
【0022】
それぞれブレーク接点14aおよびメーク接点15aを備えた固定接点支持体14,15の自由端部は接点ばねの接続脚部44もしくは固定区分45を超えて突出しているので、これらの自由端部は、場合によっては必要な曲げ調整作業のために容易にアクセス可能である。
【0023】
冒頭で既に述べたように、本発明による電磁リレーの構造は、ダブルリレーとしてだけではなく、シングルリレーとしても構成することができる。このためには、図1に示したように、上に述べたダブルリレーの構造を鏡平面に沿って半割すればよい。このような切断面は図4に示されている。こうして得られたシングルリレーを完全にするために必要なのは、半割されたソケットと半割されたコイル枠体とを切断面で適合させることだけであるので、やはり半分の大きさを有するケーシングキャップによって、閉じられたシングルリレーが得られる。残りの部分は、変えられないままでシングルリレーのために使用することができるので、この点に関する説明は省く。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき形成されたダブルリレーをキャップなしで示す斜視図である。
【図2】図1のリレーの構成部材を分解した状態で示す図である。
【図3】図1または図2のダブルリレーのコアおよびヨークを、溶接の配置関係を概略的に付した状態で示す縦断面図である。
【図4】図1のリレーを鏡平面に沿って示す断面図である。
【図5】図1のリレーを鉛直方向に断面して示す図である。
【図6】図1のリレーを水平方向に断面して示す図である。
【符号の説明】
1 ソケット、 2 ダブルコイル枠体、 4 可動子、 11 底部面、 12 付設部、 13 差込通路、 14,15 固定接点支持体、 14a ブレーク接点、 15a メーク接点、 16 差込通路、 17 ばね支持体、 17a ろう接ラグ、 17b 錫被覆体、 18 絶縁壁、 19 切欠き、 21 中央フランジ、 22 端部フランジ、 23 巻線、 24 フランジ付設部、 25 コイル枠体接続ピン、 26 開口、 27 中央ウェブ、 28 縁部溝、 29 保持突起、 31 コア、 31a 端縁部、 32 磁極プレート、 33 ヨーク、 34,35 ヨーク脚部、 35a 閉鎖縁部、 36 結合個所、 37 接触接続板、 38 電極、 41 接点ばね、 41a 端区分、 42 リベット、 43 接点脚部、 43a 中央接点、 44 接続脚部、 45 固定区分、 46 ばねラグ、 143分離個所

Claims (6)

  1. 電磁リレーであって、
    (イ)コイル枠体(2)が第1のフランジ(21)と少なくとも1つの第2のフランジ(22)とを有しており、該第1のフランジと第2のフランジとの間にそれぞれ1つの巻線(23)が配置されており、
    (ロ)コイル枠体(2)内には、各巻線(23)に対して軸線方向にそれぞれ1つのロッド状のコア(31)が配置されており、
    (ハ)折り曲げられたヨーク(33)の第1のヨーク脚部(34)が、コイル枠体の第1のフランジの領域で、コアの第1の端部(31a)に結合されているのに対し、第2のヨーク脚部(35)がコアに対して平行に巻線(23)に並んで延びており、
    (ニ)運動可能な可動子(4)が、作業空隙形成下で第2のヨーク脚部(35)を、コア(31)の第2の端部(32)に結合するようになっており、
    (ホ)可動子(4)が、少なくとも1つの接点ばね(41)を操作するようになっており、該接点ばねが、少なくとも1つの固定接点(14a,15a)と協働する形式のものにおいて、
    第1のヨーク脚部(34)がコイル枠体の第1のフランジ(21)内で、保持エレメント(27)によって軸線方向運動ならびに旋回運動を防止されており、コア(31)の第1の端部(31a)が第1のヨーク脚部(34)の側方表面に突き合わされていて、コア(31)がその端面(31a)だけを介して、第1のヨーク脚部(34)に素材結合されており、コイル軸線が互いに整合合致し、かつ両第1のヨーク脚部(34)が所定の絶縁間隔を維持しながら互いに平行に隣接するように、それぞれ1つの巻線(23)とコア(31)とヨーク(33)と可動子(4)とを有する2つのコイル枠体が鏡像的に構成されて互いに結合されており、両コイル枠体が、一体的なダブルコイル枠体(2)によって形成されていて、共通の第1のフランジ(21)が中央フランジとして、両第1のヨーク脚部(34)を支持しており、両第2のフランジ(22)が端部フランジとして、リレーの互いに反対に向いた側に設けられていることを特徴とする、電磁リレー。
  2. 第1のヨーク脚部(34)の互いに平行な側縁部が、コイル枠体の第1のフランジ(21)に設けられた溝(28)に、コイル軸線に対して直角に引き出し状に差し込まれている、請求項1記載の電磁リレー。
  3. コア(31)が第1のヨーク脚部(34)と硬ろう接されている、請求項1または2記載の電磁リレー。
  4. コア(31)が、第1のヨーク脚部(34)と溶接されている、請求項1または2記載の電磁リレー。
  5. 両第1のヨーク脚部(34)が、中央フランジ(21)に設けられた、環状のウェブによって互いに分離された互いに平行な溝(28)に差し込み可能に固定されている、請求項記載の電磁リレー。
  6. それぞれのコイル枠体(2)がソケット(1)に固定されており、該ソケットに、少なくとも1つの固定接点支持体(14,15)と各接点ばね(41)のための少なくとも1つのばね支持体(17)とが固定されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の電磁リレー。
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