JPH09129105A - 電磁リレー、および該電磁リレーを製造する方法 - Google Patents

電磁リレー、および該電磁リレーを製造する方法

Info

Publication number
JPH09129105A
JPH09129105A JP8267506A JP26750696A JPH09129105A JP H09129105 A JPH09129105 A JP H09129105A JP 8267506 A JP8267506 A JP 8267506A JP 26750696 A JP26750696 A JP 26750696A JP H09129105 A JPH09129105 A JP H09129105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
core
flange
coil frame
electromagnetic relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8267506A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3844817B2 (ja
Inventor
Horst Hendel
ヘンデル ホルスト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JPH09129105A publication Critical patent/JPH09129105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3844817B2 publication Critical patent/JP3844817B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/16Magnetic circuit arrangements
    • H01H50/36Stationary parts of magnetic circuit, e.g. yoke
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H2011/0087Welding switch parts by use of a laser beam
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/02Bases; Casings; Covers
    • H01H50/04Mounting complete relay or separate parts of relay on a base or inside a case
    • H01H2050/049Assembling or mounting multiple relays in one common housing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electromagnets (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料厚が小さい場合でも、ヨークに対して外
部の機械的な力が作用しても破壊されることがないばか
りか影響を受けることもない、コアとヨークとの良好な
機械的かつ磁気的な結合部を簡単に得る。 【解決手段】 第1のヨーク脚部34がコイル枠体の第
1のフランジ21内で、保持エレメント27によって軸
線方向運動ならびに旋回運動を防止されており、コア3
1の第1の端部が第1のヨーク脚部34の側方表面に突
き合わされていて、コア31がその端面だけを介して、
第1のヨーク脚部34に素材結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、(イ)コイル枠体
が第1のフランジと少なくとも1つの第2のフランジと
を有しており、該第1のフランジと第2のフランジとの
間にそれぞれ1つの巻線が配置されており、(ロ)コイ
ル枠体内には、各巻線に対して軸線方向にそれぞれ1つ
のロッド状のコアが配置されており、(ハ)折り曲げら
れたヨークの各第1のヨーク脚部が、コイル枠体の第1
のフランジの領域で、コアの第1の端部に結合されてい
るのに対し、第2のヨーク脚部がコアに対して平行に巻
線に並んで延びており、(ニ)運動可能な可動子が、作
業空隙形成下で、それぞれ第2のヨーク脚部を、コアの
第2の端部に結合するようになっており、(ホ)可動子
が、少なくとも1つの接点ばねを操作するようになって
おり、該接点ばねが、少なくとも1つの固定接点と協働
する形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の一般的な構造を備えた
リレーは、様々なものが公知である。このようなリレー
はシングルリレーまたはダブルリレーとして構成するこ
とができる(例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4
233807号明細書およびドイツ連邦共和国特許第3
843359号明細書)。コアと第1のヨーク脚部との
結合は、通常の場合、ヨーク脚部に設けられた孔にコア
を差し込み、次いでかしめ締結や溶接や他の形式により
固定することにより行われる。しかしながら、このよう
な汎用の結合技術においては、結合個所が大きな保持装
置および工具の干渉のために、アクセス可能でなければ
ならない。このようなアクセス可能性はシングルリレー
の場合には当てはまるものの、ダブルリレーの場合、こ
のために従来の構造においては、コイルとコアとヨーク
とを備えた2つの単一の磁石系が製造され、あとから初
めてダブルリレーの形成のために互いに結合された。従
ってこのような場合、例えば、2つの磁石系のための共
通のコイル枠体に1作業過程時に2つの巻線を施し、次
いでこのようなダブルコイル枠体に、ヨークとコアとを
備えた強磁性回路(Eisenkreis)を組み付けることはでき
なかった。
【0003】冒頭に述べた形式のリレーの別の問題は、
コアとヨークとの結合個所が強磁性回路の磁気抵抗を形
成することである。この磁気抵抗は、系全体の小型化が
進むに伴い、ヨークおよびコアのための材料厚が減じら
れると、ますます重大になる。従って一方では、コアと
ヨークとの材料結合部ができる限り良好に形成され、ひ
いてはリレーの全使用時間にわたって維持され続けるこ
と、つまり、この材料結合部が、ヨークに外方から作用
する力によってルーズにされないことが重要である。他
方では、コア端部とヨーク脚部の環状の切欠きとの結合
面はヨークの材料厚が薄くなるにつれて小さくなる。ヨ
ークの板厚が1mm未満である場合、ヨーク孔に形成さ
れたこのような結合面は、両部分が良好に結合していて
も、極めて大きな磁気抵抗を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、冒頭で述べた形式の電磁リレーを改良して、材料厚
が小さい場合でも、ヨークに対して外部の機械的な力が
作用しても破壊されることがないばかりか影響を受ける
こともない、良好な機械的かつ磁気的な、コアとヨーク
との結合部を簡単に得ることができるような電磁リレー
を提供することである。
【0005】さらに本発明の課題は、コアとヨークとを
有利に結合するような、電磁リレーを製造する方法を提
供することである。コアとヨークとのこのような結合部
は、結合個所が比較的大きな工具の干渉のために外方か
らアクセス不能である場合にも、シングルリレーにおい
てもダブルリレーにおいても特別な困難なしに形成でき
ることが望ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、第1のヨーク脚部がコイル枠体の
第1のフランジ内で、保持エレメントによって軸線方向
運動ならびに旋回運動を防止されており、コアの第1の
端部が第1のヨーク脚部の側方表面に突き合わされてい
て、コアがその端面だけを介して、第1のヨーク脚部に
素材結合されているようにした。
【0007】
【発明の効果】本発明の構成では、コア端部を収容する
ための、第1のヨーク脚部の孔は設けられていない。そ
れどころか、このコアはその端面でヨークの側面に突き
合わせ溶接(stumpf aufschweissen)されるかまたは突
き合わせろう接されている。このような端面を介して、
従来汎用のヨーク孔を介した場合に比べて、コアとヨー
クとのより大きな結合面が得られる。それというのは、
孔に形成される環状の結合面は、ヨークの材料厚が極め
て薄い場合には、極めて小さくなるからである。コイル
枠体のフランジの保持エレメントによってヨークが付加
的に固定されるので、溶接またはろう接による結合部は
製造時に既に良好な品質を確実に得ることができ、この
ような結合部の品質は、リレーの全使用時間にわたって
保証される。それというのは、ヨークに作用する外力
は、このヨークをコイル枠体のフランジに固定すること
により吸収されるからである。つまり、結合個所に外力
が作用することはない訳である。
【0008】コイル枠体のフランジにおける第1のヨー
ク脚部の保持は、第1のヨーク脚部の互いに平行な側縁
部がコイル枠体の第1のフランジに設けられた溝に、コ
イル軸線に対して直角に、引き出し状に差し込まれるこ
とによって実現される。このヨーク脚部は、第1のフラ
ンジの溝に3つの側から受け止められて、差し込み方向
において、突き当たるまでしか運動できないようになっ
ていると有利である。
【0009】本発明により得られるコアとヨークとの結
合は、基本的にはシングルリレーにおいても、特に薄い
例えば1mm未満の厚さのヨーク板を使用した場合に有
利である。しかしながら、両コイル軸線が互いに整合合
致し、かつ両第1のヨーク脚部が所定の絶縁間隔を維持
しながら互いに平行に隣接するように、それぞれ1つの
巻線とコアとヨークと可動子とを有する2つのコイル枠
体が鏡像的に構成されて互いに結合されていると、特に
有利である。このような構成の場合、両コイル枠体を一
体的なダブルコイル枠体によって形成することができる
ので特に有利である。この場合、共通の第1のフランジ
は中央フランジとして両第1のヨーク脚部を支持してお
り、両第2のフランジは端部フランジとして、リレーの
互いに反対に向いた側に設けられている。対応するコア
端部を備えたこのようなダブルリレーの両第1のヨーク
脚部は、他の接合法にとってはアクセス不能なので、こ
のような構成の場合、本発明による結合形式によって初
めて、両巻線を既に予め共通のコイル枠体に取り付ける
ことができ、かつ両コアをあとから互いに反対に向いた
2つの側からダブルコイル枠体に差し込むようなリレー
の構造が可能になる。より大きな磁極プレートを備えた
コアを使用することもできる。それというのは、コアが
可動子側からそれぞれのコイル枠体に差し込まれるから
である。
【0010】本発明による電磁リレーを製造する方法で
は、(イ)ヨークの各第1のヨーク脚部を、コイル軸線
に対して直角に、第1のコイルフランジの溝に差し込
み、(ロ)各コアの第1の端部の端面が第1のヨーク脚
部の側方の表面に当接するまで、コアをコイル軸線方向
にコイル枠体内に差し込み、(ハ)ヨークとコアとの間
に電圧を印加することにより、該ヨークとコアとをその
突き合わせ個所で抵抗加熱によって素材結合するように
した。
【0011】このような方法は前述のダブルリレーにも
同様に用いることができる。このような場合、両第1の
ヨーク脚部が互いに平行に、中央フランジの対応する溝
内に差し込まれ、有利にはこれらの両第1のヨーク脚部
が、間挿された接触接続板によって、一緒に第1の溶接
電位に接続されるのに対し、両コアは並列に第2の溶接
電位に接続される。こうしてコアとヨークとの両結合部
を同時に形成することができる。溶接電流は、各コアと
各ヨークとの間に一種の硬ろう接が生じるように設定さ
れると有利である。この場合、胴、銀またはそのほかの
硬ろう材料を備えた両部分の表面被覆体が結合部を形成
する。付加的な手間は殆ど生じない。それというのは、
強磁性部分は通常の場合いずれにしても、腐食防止手段
として銅等で被覆されるからである。この場合、鉄と合
金され、かつ鉄よりも低い、つまり例えば約1000°
C以下の融点を有する全ての金属を使用することができ
る。コアもしくはヨークの表面における硬ろう材料の層
厚は通常4〜6μmである。前記接触接続板は、両ヨー
ク脚部とは溶接されない。それというのは、この接触接
続板は、溶接もしくは硬ろう接のあと再び中央フランジ
から簡単に引き出すことができるからである。
【0012】念のために述べておくが、互いに整合合致
した両コアと、密に隣接して配置された両第1のヨーク
脚部とを備えた、本発明のようなコア・ヨーク結合形式
によって可能になるような両切換系の配置関係によっ
て、両切換系の密な磁気的な結合も行われる。このよう
な磁気的な結合はダブルリレーの運転時にも活用するこ
とができる。例えば磁束が両コアによって直列に形成さ
れるように両励磁コイルが巻き付けられ励磁させられる
と、一方の磁石系の励磁は他方の磁石系の応答をも助成
するので、全体的に見てダブルリレーの応答確実性が改
善される。またある場合には、相互の影響を、対応する
互いに逆向きの励磁によって活用することもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1および図2に示されたリレー
は、ソケット1を有している。このソケットには2つの
切換系A,Bが、図1において座標軸x,zによって規
定された対称平面に対して鏡面対称的に配置されてい
る。両切換系A,Bにおいては、全ての構成部分が鏡面
対称的に配置されているか、または鏡面対称的に形成さ
れていて、同一の機能を有しているので、両切換系に対
して同一の符号を使用している。
【0014】ソケット1は、主として偏平なプレートと
して形成されている。このプレートは底部面11を規定
している。この底部面には、鉛直方向に上方に向かって
付設部12が一体成形されている。この付設部はラビリ
ンス状に形成されている。これにより、2対の固定接点
支持体14,15のための差込通路13ならびに2つの
ばね支持体17のための差込通路16が形成される。固
定接点支持体とばね支持体とはそれぞれ接続ピンによっ
てソケット1の下面に進出する。固定接点支持体14は
それぞれ1つのブレーク接点14aを有しているのに対
して、固定接点支持体15はメーク接点15aを備えて
いる。両ばね支持体17のそれぞれは、側方に折り曲げ
られたろう接ラグ17aを有している。
【0015】ソケットにはダブルコイル枠体2が配置さ
れている。このダブルコイル枠体は、両切換系の間の対
称平面内に位置する中央フランジ21と2つの端部フラ
ンジ22とを有している。中央フランジと各端部フラン
ジとの間には、それぞれ1つの巻線23が配置されてい
る。各端部フランジ22は、両固定接点支持体14,1
5とは離反した側に、フランジ付設部24を有してい
る。このフランジ付設部24には、2つのコイル枠体接
続ピン25が固定されている。各巻線23の内部には、
ダブルコイル枠体内に外方から、磁極プレート32を備
えたコア31が押し込まれているので、この磁極プレー
ト32は部分的に端部フランジ22の凹部に位置してい
る。フランジ付設部24に向かって、磁極プレートはそ
れぞれ片側で切断されている。さらに、各切換系は、折
り曲げられたヨーク33を有している。このヨークは、
第1のヨーク脚部34と、第2のヨーク脚部35とを備
えている。これらの両ヨーク脚部の平面は互いに直角に
位置していて、底部面11に対して垂直に位置してい
る。両第1のヨーク脚部34は互いに平行に、中央フラ
ンジ21の側方の開口26に差し込まれている(図6も
参照)。このような開口26は、環状の中央ウェブ27
を有している。これにより、各ヨーク脚部34のため
に、3つの側で環状の縁部溝28が形成されている。こ
の縁部溝には、それぞれのヨーク脚部34が引き出し状
に押し込まれる。これと共に、中央ウェブ27の厚さに
より、両ヨーク脚部34相互間の絶縁間隔が確保され
る。
【0016】ほぼプレート状の可動子4の主平面は、底
部面11に対して垂直に位置している。この実施例で
は、この可動子はダブルコイル枠体の形状に適合させる
だけで簡単に曲げられている。この可動子4は第2のヨ
ーク脚部35の自由な閉鎖縁部35aに、このヨークに
支承ばねなどを介して結合されることなしに支承されて
いる。それどころか可動子の支承および保持は、接点ば
ね41を介して行われる。この接点ばねは、端区分41
aによって可動子に側方で支持されており、1つまたは
2つのリベット42を介して可動子に結合されている。
この端区分41aを起点にして、接点ばね41は自由な
可動子端部に向かってフォーク状にギャップを有してお
り、可動な中央接点43aを備えた接点脚部43と接続
脚部44とを形成している。折り曲げられた接点ばね4
1の全ての区分は底部面11に対して垂直に形成され
て、接点脚部43は接続脚部44のほぼ上方に位置して
いる。接続脚部44には、ほぼ直角に固定区分45が折
り曲げられている。この固定区分の自由端部は、フック
状に内方に曲げられたばねラグ46を支持している。こ
の固定区分45は、ソケットの付設部12の鉛直な絶縁
壁18と、ばね支持体17のろう接ラグ17aとの間に
差し込まれていて、ソケット1の付設部12にばねラグ
46でクランプ固定されている。さらに、ろう接ラグ1
7aはそれぞれ固定区分45に、有利にはろう接または
溶接によって導電接続されている。
【0017】ダブルリレーの両切換系の機能は簡単に見
て取ることができる。各巻線23が励磁されると、所属
の可動子4が所属の磁極プレート32に引き付けられ
る。この可動子は、接点脚部43を介して可動の中央接
点43aをブレーク接点14aからメーク接点15aに
切り換える。両切換系は個別または共通に操作すること
ができる。勿論、両切換系を転極リレーとして一緒に使
用することも可能である。この場合、図2に示したよう
に、両ばね支持体17は結合されたままで、ブレーク接
点のための固定接点支持体14ならびにメーク接点のた
めの固定接点支持体15がそれぞれ互いに外側で結合さ
れてよい。
【0018】前記リレーの製造時には、先ずソケット1
に接点支持体が設けられる。両切換系のための固定接点
支持体14,15は、同時に帯材から対の状態で裁断
し、最終的な形状に曲げることができる。両固定接点支
持体対14,15は同時にソケットに差し込まれ、次い
で初めて分断されると有利である。両切換系のための2
つのばね支持体17も、まとめてソケット1に差し込ま
れ、そのあとで初めて分断個所143で互いに分断され
る。
【0019】両コアの組み付け時には、図3に示したよ
うに、これらの両コアがダブルコイル枠体2に押し込ま
れるので、各コアの内端面31aはヨーク脚部34の平
らな面に当接する。次いで、各ヨーク33と各コア31
とを介して、溶接電流が案内される。この溶接電流は接
触個所において、抵抗加熱によって両部分の溶接または
硬ろう接を生ぜしめる。このような硬ろう接法において
は、コアおよび/またはヨークの表面処理部分として形
成された銅被覆体が硬ろうとして役立つ。こうして、コ
アとヨークとの殆どギャップのない結合部が得られる。
これにより、磁気抵抗が最小化される。ここで行われる
ヨーク脚部34へのコアの突き合わせ溶接は、ヨークが
薄いスペース節約的な、つまり例えば1mm未満の厚さ
を有する板から成っていると有利に行われる。この場
合、薄い板のための有効磁気飽和値も磁気回路に対して
やはり有利に作用する。
【0020】このようなコアの突き合わせ溶接または突
き合わせろう接は、第1のヨーク脚部34が中央フラン
ジ21の縁部溝28内に案内され、安定した状態で保持
されるので、本発明によるリレーにおいて行うことがで
きる。コア31自体はやはりダブルコイル枠体に保持さ
れているので、結合個所36(図5および図6参照)は
梃力によって負荷されないため、突き合わせろう接部が
危険に晒されることはない。さらに、両コア・ヨーク結
合部は同時に形成することができる。このために、両第
1のヨーク脚部34の間の絶縁ギャップには、接触接続
板37が導入される。この接触接続板は、溶接電流源の
一方の磁極に接続されている。両コアが電極38を介し
て、溶接電流源の他方の磁極に並列に接続されると、両
結合個所36は同時に溶接または硬ろう接することがで
きる。次いで接触接続板37は再びコイル枠体から引き
出される。コアとヨークとを備えたダブルコイル枠体2
がソケットに位置決めされる。中央フランジ21とフラ
ンジ付設部24とに設けられた保持突起29が、対応し
てアンダカットされた、ソケットの切欠き19に係止す
る。
【0021】鏡像的に曲げられた接点ばね41を備えた
両可動子4が、ダブルコイル枠体のあとにソケットに差
し込まれる。この場合各接点ばねの固定区分45は絶縁
壁18とろう接ラグ17aとの間に差し込まれて、ばね
ラグ46によってソケットの付設部12にクランプ固定
される。ろう接ラグ17aが、固定区分45に向いた面
に錫被覆体17bを備えて、このろう接ラグを熱源によ
って、接点ばね41の固定区分45にろう接することが
できると有利である。このことは例えばTIGアークに
よって行われる。しかしながら、レーザまたはほかの熱
源によるろう接または溶接も可能である。
【0022】それぞれブレーク接点14aおよびメーク
接点15aを備えた固定接点支持体14,15の自由端
部は接点ばねの接続脚部44もしくは固定区分45を超
えて突出しているので、これらの自由端部は、場合によ
っては必要な曲げ調整作業のために容易にアクセス可能
である。
【0023】冒頭で既に述べたように、本発明による電
磁リレーの構造は、ダブルリレーとしてだけではなく、
シングルリレーとしても構成することができる。このた
めには、図1に示したように、上に述べたダブルリレー
の構造を鏡平面に沿って半割すればよい。このような切
断面は図4に示されている。こうして得られたシングル
リレーを完全にするために必要なのは、半割されたソケ
ットと半割されたコイル枠体とを切断面で適合させるこ
とだけであるので、やはり半分の大きさを有するケーシ
ングキャップによって、閉じられたシングルリレーが得
られる。残りの部分は、変えられないままでシングルリ
レーのために使用することができるので、この点に関す
る説明は省く。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき形成されたダブルリレーをキャ
ップなしで示す斜視図である。
【図2】図1のリレーの構成部材を分解した状態で示す
図である。
【図3】図1または図2のダブルリレーのコアおよびヨ
ークを、溶接の配置関係を概略的に付した状態で示す縦
断面図である。
【図4】図1のリレーを鏡平面に沿って示す断面図であ
る。
【図5】図1のリレーを鉛直方向に断面して示す図であ
る。
【図6】図1のリレーを水平方向に断面して示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ソケット、 2 ダブルコイル枠体、 4 可動
子、 11 底部面、12 付設部、 13 差込通
路、 14,15 固定接点支持体、 14aブレーク
接点、 15a メーク接点、 16 差込通路、 1
7 ばね支持体、 17a ろう接ラグ、 17b 錫
被覆体、 18 絶縁壁、 19 切欠き、 21 中
央フランジ、 22 端部フランジ、 23 巻線、
24 フランジ付設部、 25 コイル枠体接続ピン、
26 開口、 27 中央ウェブ、 28 縁部溝、
29 保持突起、 31 コア、 31a 端縁部、
32 磁極プレート、 33 ヨーク、 34,35
ヨーク脚部、 35a閉鎖縁部、 36 結合個所、
37 接触接続板、 38 電極、 41 接点ばね、
41a 端区分、 42 リベット、 43 接点脚
部、 43a中央接点、 44 接続脚部、 45 固
定区分、 46 ばねラグ、 143分離個所

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁リレーであって、 (イ)コイル枠体(2)が第1のフランジ(21)と少
    なくとも1つの第2のフランジ(22)とを有してお
    り、該第1のフランジと第2のフランジとの間にそれぞ
    れ1つの巻線(23)が配置されており、 (ロ)コイル枠体(2)内には、各巻線(23)に対し
    て軸線方向にそれぞれ1つのロッド状のコア(31)が
    配置されており、 (ハ)折り曲げられたヨーク(33)の各第1のヨーク
    脚部(34)が、コイル枠体の第1のフランジの領域
    で、コアの第1の端部(31a)に結合されているのに
    対し、第2のヨーク脚部(35)がコアに対して平行に
    巻線(23)に並んで延びており、 (ニ)運動可能な可動子(4)が、作業空隙形成下で、
    それぞれ第2のヨーク脚部(35)を、コア(31)の
    第2の端部(32)に結合するようになっており、 (ホ)可動子(4)が、少なくとも1つの接点ばね(4
    1)を操作するようになっており、該接点ばねが、少な
    くとも1つの固定接点(14a,15a)と協働する形
    式のものにおいて、 第1のヨーク脚部(34)がコイル枠体の第1のフラン
    ジ(21)内で、保持エレメント(27)によって軸線
    方向運動ならびに旋回運動を防止されており、コア(3
    1)の第1の端部(31a)が第1のヨーク脚部(3
    4)の側方表面に突き合わされていて、コア(31)が
    その端面(31a)だけを介して、第1のヨーク脚部
    (34)に素材結合されていることを特徴とする、電磁
    リレー。
  2. 【請求項2】 第1のヨーク脚部(34)の互いに平行
    な側縁部が、コイル枠体の第1のフランジ(21)に設
    けられた溝(28)に、コイル軸線に対して直角に引き
    出し状に差し込まれている、請求項1記載の電磁リレ
    ー。
  3. 【請求項3】 コア(31)が第1のヨーク脚部(3
    4)と硬ろう接されている、請求項1または2記載の電
    磁リレー。
  4. 【請求項4】 コア(31)が、第1のヨーク脚部(3
    4)と溶接されている、請求項1または2記載の電磁リ
    レー。
  5. 【請求項5】 コイル軸線が互いに整合合致し、かつ両
    第1のヨーク脚部(34)が所定の絶縁間隔を維持しな
    がら互いに平行に隣接するように、それぞれ1つの巻線
    (23)とコア(31)とヨーク(33)と可動子
    (4)とを有する2つのコイル枠体が鏡像的に構成され
    て互いに結合されている、請求項1から4までのいずれ
    か1項記載の電磁リレー。
  6. 【請求項6】 両コイル枠体が、一体的なダブルコイル
    枠体(2)によって形成されていて、共通の第1のフラ
    ンジ(21)が中央フランジとして、両第1のヨーク脚
    部(34)を支持しており、両第2のフランジ(22)
    が端部フランジとして、リレーの互いに反対に向いた側
    に設けられている、請求項5記載の電磁リレー。
  7. 【請求項7】 両第1のヨーク脚部(34)が、中央フ
    ランジ(21)に設けられた、環状のウェブによって互
    いに分離された互いに平行な溝(28)に差し込み可能
    に固定されている、請求項5または6記載の電磁リレ
    ー。
  8. 【請求項8】 それぞれのコイル枠体(2)がソケット
    (1)に固定されており、該ソケットに、少なくとも1
    つの固定接点支持体(14,15)と各接点ばね(4
    1)のための少なくとも1つのばね支持体(17)とが
    固定されている、請求項1から7までのいずれか1項記
    載の電磁リレー。
  9. 【請求項9】 請求項1から8までのいずれか1項記載
    の電磁リレーを製造する方法において、 (イ)ヨーク(33)の各第1のヨーク脚部(34)
    を、コイル軸線に対して直角に、コイル枠体の第1のフ
    ランジ(21)の溝(28)に差し込み、 (ロ)各コア(31)の第1の端部(31a)の端面が
    第1のヨーク脚部(34)の側方の表面に当接するま
    で、コア(31)をコイル軸線方向にコイル枠体(2)
    内に差し込み、 (ハ)ヨーク(33)とコア(31)との間に電圧を印
    加することにより、該ヨークとコアとをその突き合わせ
    個所(36)で抵抗加熱によって素材結合することを特
    徴とする、電磁リレーを製造する方法。
  10. 【請求項10】 ダブルコイル枠体(2)に2つのヨー
    ク(33)と2つのコア(31)とを鏡像的に配置する
    時に、両第1のヨーク脚部(34)を互いに平行に、所
    定の間隔を置いて、中央フランジ(21)の対応する溝
    (28)に差し込み、両コア(31)を、互いに反対の
    側からコイル枠体(2)内に差し込み、次いで両第1の
    ヨーク脚部(34)を、間挿された接触接続板(37)
    を介して第1の電位に接続し、両コア(31)を電極
    (38)を介して並列に第2の電位に接続する、請求項
    9記載の方法。
  11. 【請求項11】 電流を適宜に規定することにより、コ
    アとヨークとの突き合わせ個所(36)にわたってそれ
    ぞれ硬ろう接部を形成し、コア(31)および/または
    ヨーク(33)の適宜に低い溶融温度の材料を有する表
    面被覆体を、硬ろうとして使用する、請求項9または1
    0記載の方法。
JP26750696A 1995-10-09 1996-10-08 電磁リレー、および該電磁リレーを製造する方法 Expired - Lifetime JP3844817B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19537613 1995-10-09
DE19537613.7 1995-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09129105A true JPH09129105A (ja) 1997-05-16
JP3844817B2 JP3844817B2 (ja) 2006-11-15

Family

ID=7774421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26750696A Expired - Lifetime JP3844817B2 (ja) 1995-10-09 1996-10-08 電磁リレー、および該電磁リレーを製造する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5889454A (ja)
EP (1) EP0768694B1 (ja)
JP (1) JP3844817B2 (ja)
AT (1) ATE217441T1 (ja)
DE (1) DE59609182D1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3870049B2 (ja) * 2001-08-17 2007-01-17 Necトーキン株式会社 電磁継電装置
JP4289301B2 (ja) * 2005-01-13 2009-07-01 オムロン株式会社 電磁継電器
US8193881B2 (en) * 2007-09-14 2012-06-05 Fujitsu Component Limited Relay
CN101923994A (zh) * 2009-06-16 2010-12-22 三信国际电器上海有限公司 一种电磁式漏电脱扣器的接线系统
JP5741338B2 (ja) * 2011-09-15 2015-07-01 オムロン株式会社 端子部材のシール構造、及び、電磁継電器
JP2014165152A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Fujitsu Component Ltd 電磁継電器
JP6631068B2 (ja) * 2015-07-27 2020-01-15 オムロン株式会社 接点機構およびこれを用いた電磁継電器
US9754747B1 (en) * 2016-04-25 2017-09-05 Song Chuan Precision Co., Ltd. Relay device

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1659843U (de) * 1951-12-04 1953-07-23 Philips Nv Winkelankerrelais.
DE924873C (de) * 1952-04-20 1955-03-10 Zahnradfabrik Friedrichshafen Schaltanlage fuer einen umsteuerbaren Elektromotor, insbesondere zur Verwendung in Kraftfahrzeugen
US2857494A (en) * 1955-06-10 1958-10-21 Nicholas M Esser Electromagnetic device
FR1543930A (fr) * 1966-10-13 1968-10-31 Soprotekel Mode de fixation des noyaux magnétiques dans les relais ou pièces polaires
DE6908276U (de) * 1969-03-01 1969-06-19 Rau Swf Autozubehoer Aufbauteil fuer ein in ein gehaeuse einsetzbares elektrisches geraet mit elektromagnet.
CH600544A5 (ja) * 1975-12-08 1978-06-15 Elesta Ag Elektronik
US4320369A (en) * 1980-01-21 1982-03-16 Littelfuse, Inc. Electrical relay device and method of making the same
US4816794A (en) * 1986-07-30 1989-03-28 Omron Tateisi Electronics Co. Electromagnetic relay
US4959627A (en) * 1987-12-23 1990-09-25 Nec Corporation Electromagnet relay
DE3834283A1 (de) * 1988-10-08 1990-04-12 Bosch Gmbh Robert Umschaltrelais fuer gleichstrommotore mit links- und rechtslaufsteuerung
US5239281A (en) * 1990-06-29 1993-08-24 Takamisawa Electric Co., Ltd. Small sized electromagnetic relay
DE4233807C2 (de) * 1991-10-08 1997-04-30 Original Electric Mfg Co Elektromagnetisches Relais
DE4244247A1 (de) * 1992-12-24 1994-07-07 Kuhnke Gmbh Kg H Elektromagnetische Anordnung

Also Published As

Publication number Publication date
JP3844817B2 (ja) 2006-11-15
EP0768694B1 (de) 2002-05-08
EP0768694A3 (de) 2000-04-12
ATE217441T1 (de) 2002-05-15
DE59609182D1 (de) 2002-06-13
EP0768694A2 (de) 1997-04-16
US5889454A (en) 1999-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3985628B2 (ja) 開閉装置
US6492887B1 (en) Miniaturized flat spool relay
US6781490B2 (en) Electromagnetic relay
EP0902452B1 (en) Electromagnetic relay, joining structure for hinge spring and yoke in the electromagnetic relay
JPH09147719A (ja) 電磁式のリレー及びリレーの製造方法
JP6287727B2 (ja) 電磁継電器
JP2002237241A (ja) 電磁継電器
JPH09129105A (ja) 電磁リレー、および該電磁リレーを製造する方法
JP2009199894A (ja) 電磁継電器
JPH079325Y2 (ja) 密封型リレー
JP5368937B2 (ja) コイル端子
EP0957538B1 (en) Welding station
JP7024350B2 (ja) 接点装置及びそれを備えた電磁接触器、並びに接点装置の製造方法
EP0070717A2 (en) Electromagnetic relay
JP4645659B2 (ja) 電磁継電器
US20210151271A1 (en) Contact device, and electromagnetic relay
JP2625975B2 (ja) 電磁継電器
JPH10125194A (ja) 電磁式のリレー及びリレーの製造方法
CN111863537A (zh) 触点装置和电磁继电器
JPH09320437A (ja) 封止接点装置
JP2710727B2 (ja) 電磁石装置の製造方法
JP5853274B2 (ja) ソレノイド
JP2000294102A (ja) 電磁継電器
JPH0414890Y2 (ja)
WO2019146482A1 (ja) 電磁石装置及び電磁継電器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050602

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050831

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130825

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term