JP2710727B2 - 電磁石装置の製造方法 - Google Patents

電磁石装置の製造方法

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JP2710727B2
JP2710727B2 JP4068867A JP6886792A JP2710727B2 JP 2710727 B2 JP2710727 B2 JP 2710727B2 JP 4068867 A JP4068867 A JP 4068867A JP 6886792 A JP6886792 A JP 6886792A JP 2710727 B2 JP2710727 B2 JP 2710727B2
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iron core
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雅男 久保
紀公 梶
康弘 奈良
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H2011/0087Welding switch parts by use of a laser beam

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型リレーに用いる電
磁石装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小型リレーに用いるこの種の電磁
石装置(特願平3−93824号)は、図6に示すよう
に、磁性材料で形成される鉄心1と、励磁コイル2と、
ヨーク4とで構成され、L字型の鉄心1の一片1aは励
磁コイル2が巻装されたコイルボビン3に挿入されてい
る。板状の磁性材料からなるヨーク4は鉄心1の他片1
bと平行であって、一片1aとは垂直方向に配置される
ものであり、ヨーク4の上部には鉄心1の一片1aが挿
通される孔7が穿設されている。この孔7に鉄心1の一
片1aを挿通してかしめ接合され、鉄心1とヨークとが
磁気結合される。なお、鉄心1の一片1aを孔7に圧入
接合するものもあった。
【0003】ヨーク4の下部からは、鉄心1の一片1a
と平行であって他片1b側に突出するように磁極部8が
形成されている。また、磁性材料からなるL字型のアマ
チュア5は、一片5aを鉄心1の他片1b側に回動自在
に枢支される支点部9としており、他片5aを磁極部1
0としてヨーク4の磁極部8に吸引自在としている。上
記鉄心1、コイル2、ヨーク4およびアマチュア5など
で形成される電磁石本体は、コイル2の巻装幅内に鉄心
1、ヨーク4およびアマチュア5が配設されたスリムタ
イプとなっている。
【0004】図7は上述の電磁石装置を用いた小型リレ
ーの分解斜視図を示すもので、アマチュア5には筒状の
カード21が装着され、ベース22上に回転自在に配置
される。ベース22には略L字型の固定端子板23が設
けられ、端部の内側には固定接点24が固着してある。
また、ベース22には端子板25が設けられ、この端子
板25の上部に固定接点24と相対する可動接点27を
有する接点板26が設けられており、固定端子板23、
固定接点24、端子板25、接点板26、可動接点27
などで接点部が形成されている。図中、6はコイル端
子、28はL字型の絶縁板である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例において、鉄心1とヨーク4とがかしめ接合
あるいは圧入接合されており、鉄心1とヨーク4の接触
面積が小さく、しかも接触部分が不安定であるので、磁
気効率が悪くなって所定の吸引力が得られなくなる場合
があるという問題があった。また、かしめ接合する場合
において、かしめ変形により寸法管理が難しく組立性も
良くないという問題がある上、かしめ変形を抑えるため
に鉄心1のヨーク4へのはめ込み公差を大きくとれない
ため、自動組立が難しくなるという問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、磁気効率の安定化およ
び寸法精度の向上が図れ、自動組立も容易に行える電磁
石装置の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁石装置の製
造方法は、コイルを巻装したL字型の鉄心の一片の先端
をヨークの遊嵌孔に遊嵌する遊嵌工程と、遊嵌部の任意
の場所にレーザーにて部分溶接し鉄心とヨークとを仮保
持する仮止め工程と、レーザーにて遊嵌部全体を連続溶
接して鉄心とヨークとを接合する連続溶接工程とを具備
し、L字型の鉄心と折り曲げ形成してなる磁極面をもつ
ヨークとを、鉄心の一片とヨークの磁極面が平行となる
ように磁気結合させるようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明は、コイルを巻装したL字型の鉄心の一
片の先端をヨークの遊嵌孔に遊嵌し、遊嵌部の任意の場
所にレーザーにて部分溶接して鉄心とヨークとを仮保持
し、レーザーにて遊嵌部全体を連続溶接して鉄心とヨー
クとを接合するようにしており、遊嵌部全体にわたって
確実に磁気結合され磁気効率の安定化が図れるととも
に、仮止め工程を設けることにより、溶接歪による影響
を軽減することができ寸法精度の向上が図れる。また、
鉄心をヨークの遊嵌孔に遊嵌するようになっており、は
めこみ公差を大きくすることができるので、自動組立も
容易に行えることになる。
【0009】また、磁極面と平行な面が遊嵌部と交差す
る少なくとも2箇所を部分溶接し、鉄心とヨークとを仮
保持するようにすれば、部分溶接時における鉄心の歪、
回転が防止でき、寸法精度をより向上させることができ
る。
【0010】
【実施例】図1ないし図3は本発明一実施例の工程を示
すもので、コイル2を巻装したL字型の鉄心1の一片1
aの先端をヨーク4の遊嵌孔7に遊嵌する遊嵌工程(図
1)と、遊嵌部の任意の場所にレーザーにて部分溶接し
鉄心1とヨーク4とを仮保持する仮止め工程(図2)
と、レーザーにて遊嵌部全体を連続溶接して鉄心1とヨ
ーク4とを接合する連続溶接工程(図3)とを具備し、
L字型の鉄心1と折り曲げ形成してなる磁極面をもつヨ
ーク4とを、鉄心1の一片1とヨーク4の磁極面が平
行となるように磁気結合させるようにしたものである。
なお、レーザー光PとしてはYAGレーザーを用いてい
る。
【0011】いま、L字型の鉄心1の一片1aの先端
は、図1に示すように、ヨーク4の遊嵌孔7に遊嵌さ
れ、図2に示すように、遊嵌部の任意の場所A,B,
C,Dにレーザーにて部分溶接して鉄心1とヨーク4と
が仮保持される。次に、図3に示すように、レーザーに
て遊嵌部全体を連続溶接して鉄心1とヨーク4とが接合
され、遊嵌部全体にわたって確実に磁気結合される。し
たがって、磁気効率の安定化が図れ、吸引力の安定化が
図れる。
【0012】また、仮止め工程を設けることにより、溶
接歪による影響を軽減することができ寸法精度の向上が
図れる。すなわち、磁気特性を安定化させるためには、
図4に示すように、アマチュア5の磁極面と、ヨーク4
の磁極面との間の隙間g,dを100ミクロン以下程度
に管理する必要があり、溶接歪を考慮すると、冶具固定
だけでは寸法管理は困難であるが、部分溶接によって仮
止めを行うことにより溶接歪によるg,dの寸法精度が
悪くなるのを防止できることになる。なお、溶接歪は、
シーム溶接の溶接順に起因する寸法ばらつき(回転方向
による傾向)であり、この溶接歪による影響を除去する
必要がある。
【0013】さらにまた、最初の組立工程において、鉄
心1をヨーク4の遊嵌孔7に遊嵌するようになってお
り、はめこみ公差を大きくすることができる(片側で最
大50ミクロン)ので、自動組立も容易に行える。図5
は他の実施例を示すもので、磁極面と平行な面が遊嵌部
と交差する少なくとも2箇所E,Fを部分溶接し、鉄心
1とヨーク4とを仮保持するようにしたものであり、2
箇所E,Fの部分溶接は、1箇所づつ、あるいは2箇所
同時に行われる。
【0014】ここに、本実施例のような2箇所E,Fの
部分溶接にて鉄心1とヨーク4の仮保持を行うことによ
り、仮止め工程の部分溶接時における鉄心1のX方向の
歪が抑制できるとともに、鉄心1のθ方向の回転も抑制
され、g,dの寸法精度をより向上できることになる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように、コイルを巻装し
たL字型の鉄心の一片の先端をヨークの遊嵌孔に遊嵌
し、遊嵌部の任意の場所にレーザーにて部分溶接して鉄
心とヨークとを仮保持し、レーザーにて遊嵌部全体を連
続溶接して鉄心とヨークとを接合するようにしており、
遊嵌部全体にわたって確実に磁気結合され磁気効率の安
定化が図れるとともに、仮止め工程を設けることによ
り、溶接歪による影響を軽減することができ寸法精度の
向上が図れる。また、鉄心をヨークの遊嵌孔に遊嵌する
ようになっており、はめこみ公差を大きくすることがで
きるので、自動組立も容易に行えるという効果がある。
【0016】また、磁極面と平行な面が遊嵌部と交差す
る少なくとも2箇所を部分溶接し、鉄心とヨークとを仮
保持するようにすれば、部分溶接時における鉄心の歪、
回転が防止でき、寸法精度をより向上させることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の遊嵌工程を示す図である。
【図2】同上の仮止め工程を示す図である。
【図3】同上の連続溶接工程を示す図である。
【図4】同上の寸法精度の説明図である。
【図5】他の実施例の仮止め工程を示す図である。
【図6】従来例の分解斜視図である。
【図7】小型リレーの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 鉄心 4 ヨーク 7 遊嵌孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを巻装したL字型の鉄心の一片の先
    端をヨークの遊嵌孔に遊嵌する遊嵌工程と、遊嵌部の任
    意の場所にレーザーにて部分溶接し鉄心とヨークとを仮
    保持する仮止め工程と、レーザーにて遊嵌部全体を連続
    溶接して鉄心とヨークとを接合する連続溶接工程とを具
    備し、L字型の鉄心と折り曲げ形成してなる磁極面をも
    つヨークとを、鉄心の一片とヨークの磁極面が平行とな
    るように磁気結合させるようにしたことを特徴とする電
    磁石装置の製造方法。
  2. 【請求項2】磁極面と平行な面が遊嵌部と交差する少な
    くとも2箇所を部分溶接し、鉄心とヨークとを仮保持す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の電磁石装
    置の製造方法。
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FR3098638B1 (fr) 2019-07-08 2021-12-03 G Cartier Tech Relais electromecanique a dispersion reduite de la surcourse, et procede pour sa realisation

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