JP3251970B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP3251970B2
JP3251970B2 JP01257492A JP1257492A JP3251970B2 JP 3251970 B2 JP3251970 B2 JP 3251970B2 JP 01257492 A JP01257492 A JP 01257492A JP 1257492 A JP1257492 A JP 1257492A JP 3251970 B2 JP3251970 B2 JP 3251970B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベースに対して固定さ
れた保持板に対して可動体が揺動自在に結合され、この
可動体の揺動によって接点が開閉される電磁継電器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7および図8に示すよう
に、合成樹脂のベース10に設けた挿入孔11に挿入さ
れることによってベース10の定位置に固定される保持
板21を備えるとともに、保持板21に対して保持ばね
22を介して結合された可動体20を備えた電磁継電器
が提供されている。保持ばね22は、ベース10の表面
に沿う方向に可撓となるように結合された一対のばね片
22aを有し、可動体20をベース10の表面に沿う方
向で揺動自在となるように保持している。ベース10に
は、鉄芯13を挿通したコイル枠14に巻線15を巻装
した電磁石12が固定され、さらに、鉄芯13に略平行
になるように一対の継鉄16が固定される。継鉄16の
両端部は鉄芯13の両端部の各側面に対向するように配
設される。可動体20は、図9に示すように、鉄芯13
の両端部における両側面にそれぞれ対向する各一対の磁
極片23を備え、各一対の磁極片23の間には永久磁石
24が介装されている。
【0003】したがって、電磁石11に通電して鉄芯1
3を励磁すれば、励磁の向きに応じて磁極片23が鉄芯
13や継鉄16に吸引されることによって、可動体20
が揺動するのである。可動体20には側部に可動接触子
25が保持されており、可動体20が揺動すれば、ベー
ス10の下部に挿入されているピン状の固定接触子(図
示せず)に対して可動接触子25が離接して接点が開閉
されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
電磁継電器では、保持板21を挿入孔10aに挿入して
いるものであって、挿入孔11と保持板21との位置関
係によって可動体20の位置精度が決定されるから、保
持板21は挿入孔11に圧入するか熱着することによっ
てベース10に固定されるのである。しかしながら、比
較的高温であるような環境で使用すると、保持板21の
ベース10への固定部にクリープによる永久変形が生じ
て、可動体20の位置がずれることになる。すなわち、
時間の経過とともに動作特性が変化するという問題があ
る。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、比較的高温な環境で使用してもクリープの発
生による可動体の位置ずれが生じないようにし、安定し
た動作特性が得られる電磁継電器を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、可動接触子を保持する可動体
と保持板とを可動体が保持板に対して揺動自在になるよ
うに一対の保持片を有した保持ばねを介して連結すると
ともに可動体に磁極片を設け、鉄芯が挿通されコイルが
巻装されたコイル枠を合成樹脂のベースの定位置に固定
し、鉄芯に沿うようにベースに固定した継鉄と鉄芯とに
より磁極片に磁力を作用させ可動体を揺動させて接点を
開閉させる電磁継電器において、鉄芯と継鉄との一方に
保持板を固着しているのである。
【0007】請求項2の発明では、鉄芯または継鉄と、
保持板との一方に設けた凹部を他方に設けた凸部に嵌合
させている。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、ベースの定位置に固
定された鉄芯と継鉄との一方に保持板を固着しているの
で、保持板を合成樹脂のベースにのみ固定している場合
に比較すれば、比較的高温な環境下であっても寸法の変
化が無視できる程度にしか生じないものであって、可動
体の位置ずれがなく、比較的広範囲な温度環境で安定し
た動作特性が得られるのである。
【0009】請求項2の構成は、鉄芯または継鉄と保持
板とを凹凸嵌合させているので、保持板を磁路の一部に
対して高い精度で位置決めすることができるのである。
その結果、磁気的安定性が向上するのである。
【0010】
【実施例】
(実施例1)本実施例は、図1に示すように、基本的な
構成は図7および図8に示した従来構成と同様であるか
ら、相違点についてのみ説明する。すなわち、本実施例
では、継鉄16の端部に凸片16aを突設し、また、保
持板21には凸片16aに嵌合する一対の凹部21aを
設けた点が従来構成とは相違する。凸片16aと凹部2
1aとは圧入されるような寸法関係に設定されている。
【0011】この構成によれば、保持板21は磁路の一
部を形成する継鉄16に固着されることになるのであっ
て、磁路を形成する部材の位置関係が安定して磁気的性
能が安定することになる。また、継鉄16は金属により
形成されているから、従来のように合成樹脂のベース1
0(図8参照)のみに保持板21を固定する場合に比較
すれば、比較的高温な環境下であっても寸法の変化が少
ないのであって、広範囲に温度が変化しても可動体20
の位置ずれがなく、安定した動作特性が得られるのであ
る。ここにおいて、突片16aと凹部21aとは圧入す
ることによって固着しているが、かしめることによって
固着してもよく、さらには溶接等によって固着してもよ
い。他の構成および動作は図7および図8に示した従来
構成と同様である。
【0012】(実施例2)本実施例は、図2に示すよう
に、鉄芯13の端部に凸片13aを突設し、凸片13a
に嵌合する凹部21bを保持板21に形成したものであ
る。凸片13aと凹部21bとは、実施例1と同様に、
圧入、かしめ、溶接等の方法によって固着される。本実
施例では、保持板21を固着する対象が、鉄芯13にな
っている点を除けば実施例1と同様であって、実施例1
と同様に磁路の一部を形成する部材に保持板21を固着
し、かつ、保持板21を固着した対象が金属製であるこ
とによって、安定した動作特性が得られるのである。
【0013】ところで、上述した電磁継電器は有極電磁
継電器であって、吸引力を改善するために、鉄芯13に
おける吸着面にレシジュアルプレートが固着されてい
る。すなわち、図5に示すように、鉄芯13の側面にレ
シジュアルプレート17を溶接等の方法で固着した後、
図6に示すように、鉄芯13の吸着面の厚み寸法tを所
望寸法に設定するために、プレスによってレシジュアル
プレート17を叩き込むことによってレシジュアルプレ
ート17を鉄芯13に取り付けているのが現状である。
しかしながら、このような方法でレシジュアルプレート
17を取り付けると、プレスの際に鉄芯13に加工歪が
生じて鉄芯13の磁気的特性が変化し、吸引力の低下に
つながるという問題がある。
【0014】そこで、図3に示すように、鉄芯13にお
いてレシジュアルプレート17を取り付ける部位に、レ
シジュアルプレート17の厚み寸法に相当する段差18
をあらかじめ形成しておき、鉄芯13を焼鈍し、メッキ
を施した後に、図4に示すように、段差18によって凹
んだ面の一部にレシジュアルプレート17を溶接等によ
って固着する方法を採用する。この方法によれば、鉄芯
13にプレスによる変形が生じないから、磁気的特性の
劣化や寸法歪が生じないのである。また、レシジュアル
プレート17は、鉄芯13における吸着面の全面に設け
る必要がないから、材料の節減にもつながるのである。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は、ベースの定位置に固
定された鉄芯と継鉄との一方に保持板を固着しているの
で、保持板を合成樹脂のベースにのみ固定している場合
に比較すれば、比較的高温な環境下であっても寸法の変
化が無視できる程度にしか生じないものであって、可動
体の位置ずれがなく、比較的広範囲な温度環境で安定し
た動作特性が得られるという効果を奏する。
【0016】請求項2の発明は、鉄芯または継鉄と保持
板とを凹凸嵌合させているので、保持板を磁路の一部に
対して高い精度で位置決めすることができるという利点
を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示し、(a)は要部分解斜視図、
(b)は要部斜視図である。
【図2】実施例2を示し、(a)は要部分解斜視図、
(b)は要部斜視図である。
【図3】実施例におけるレシジュアルプレートの取付前
の状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図4】実施例におけるレシジュアルプレートの取付状
態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図5】比較例におけるレシジュアルプレートを取り付
ける途中過程を示し、(a)は平面図、(b)は側面図
である。
【図6】比較例におけるレシジュアルプレートの取付状
態を示す平面図である。
【図7】本発明に係る電磁継電器を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る電磁継電器を示す分解斜視図であ
る。
【図9】本発明に係る電磁継電器を示す要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ベース 11 挿入孔 12 電磁石 13 鉄芯 13a 凸片 16 継鉄 16a 凸片 20 可動体 21 保持板 21a 凹部 21b 凹部 23 磁極片 25 可動接触子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 50/00 - 51/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動接触子を保持する可動体と保持板と
    を可動体が保持板に対して揺動自在になるように一対の
    保持片を有した保持ばねを介して連結するとともに可動
    体に磁極片を設け、鉄芯が挿通されコイルが巻装された
    コイル枠を合成樹脂のベースの定位置に固定し、鉄芯に
    沿うようにベースに固定した継鉄と鉄芯とにより磁極片
    に磁力を作用させ可動体を揺動させて接点を開閉させる
    電磁継電器において、鉄芯と継鉄との一方に保持板を固
    着したことを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 鉄芯または継鉄と、保持板との一方に設
    けた凹部を他方に設けた凸部に嵌合させることを特徴と
    する請求項1記載の電磁継電器。
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