JP2894975B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2894975B2
JP2894975B2 JP29409695A JP29409695A JP2894975B2 JP 2894975 B2 JP2894975 B2 JP 2894975B2 JP 29409695 A JP29409695 A JP 29409695A JP 29409695 A JP29409695 A JP 29409695A JP 2894975 B2 JP2894975 B2 JP 2894975B2
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佳文 千田
隆幸 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁継電器に関し、
特に電磁石ブロックの中央部に永久磁石を有するシーソ
ーバランス構造の電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の電磁継電器の一例の基本構
造を示す分解斜視図、図5は図4における電磁継電器の
電磁石ブロックの詳細構造を示す平面断面図である。
【0003】図4および図5を参照すると、従来の可動
接極子がシーソー状に回動して接点を開閉するようにし
た電磁継電器は、電磁石ブロック25と、可動接極子ブ
ロック27と、ベースブロック29と、ケース30とか
ら構成されている。
【0004】電磁石ブロック25は両端部にフランジ部
34を有し、且つ中央部に永久磁石24を挿入するため
の穴部35を形成したスプール36と、このスプール3
6内を貫通するコ字状の鉄心23と、スプール36に巻
回されたコイル22とを有している。
【0005】また、この電磁石ブロック25の上面に搭
載される可動接極子ブロック27は下面中央部に回動支
点となる蒲鉾形の凸部37が設けられた可動接極子33
と、可動接点ばね26と、ヒンジばね38と、これらを
一体に支持する絶縁体39とを有している。
【0006】さらに、ベースブロック29は上部が開口
し平面断面が略長方形をしたベース40と、このベース
40に植設されたコイル端子41,接点端子42および
共通端子43とを有している。
【0007】上記ベースブロック29に電磁石ブロック
25および可動接極子ブロック27が搭載されたのち、
ケース30を上から被せ、封止剤によって密閉すること
により図4に示す電磁継電器が構成される。
【0008】この電磁継電器は、電磁石ブロック25の
励磁および消磁により、可動接極子ブロック27が永久
磁石24との近接部31において可動接極子33の蒲鉾
形の凸部37を支点としてシーソー状に回動し、それと
同時に可動接点ばね26が動作して、ベースブロック2
9に設けた固定接点28との開閉を行う。
【0009】このような可動接極子ブロックがシーソー
状に回動して接点を開閉する構造の電磁継電器としては
多くの例を挙げることができる。
【0010】例えば、特開平2−288127号公報や
特開平5−274984号公報に所載の「電磁継電器」
では、いずれも電磁石ブロック内の鉄心の形状は略コ字
状である。
【0011】また、別の例として、特開昭59−143
235号公報に所載の「有極電磁継電器」では、鉄心の
形状は略コ字状,略L字状および略一字状である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のシーソー
バランス構造の電磁継電器は、電磁石ブロックの鉄心が
略コ字状(略L字状,略一字状)をしているので、例え
ば図5において、鉄心23の中央に配置される永久磁石
24は必然的にコイルの巻き高さ32より高くなければ
ならない。また、このとき永久磁石の磁力は体積よりは
鉄心と永久磁石との接触面積に依存する。そのため、必
要とされる磁力を出すための永久磁石の高さより高くな
ってしまい、永久磁石の体積が必要以上に大きくなる。
【0013】したがって、従来の電磁継電器では体積に
依存している永久磁石の資材費が非常に高くなるという
問題点があった。
【0014】本発明の目的は、電磁石ブロックの略コ字
状鉄心の中央部を突出させて略E字状鉄心にすることに
より、現状の永久磁石の高さを凸部の高さ分低くして、
永久磁石の体積を減らして資材費を下げた電磁継電器を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コイル
を巻回した鉄心の中央に接触するように配置された永久
磁石を有する電磁石ブロックと、この電磁石ブロックの
励磁および消磁により前記永久磁石との近接部を中心と
してシーソー状に回動する可動接極子と、この可動接極
子と一体化された可動接点ばねと、この可動接点ばねが
駆動されたとき可動接点と接触する固定接点を有するベ
ースブロックとを備える電磁継電器において、前記電磁
石ブロックの前記鉄心は1つの略コ字状の部品の前記永
久磁石との接触部を凸状にした略E字状鉄心であること
を特徴とする電磁継電器が得られる。
【0016】また、前記電磁石ブロックの前記鉄心は2
つの略コ字状の部品の接合により形成された前記略E字
状鉄心であることを特徴とする電磁継電器が得られる。
【0017】さらに、前記略E字状鉄心の両端部を曲げ
加工したことを特徴とする電磁継電器が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0019】図1は本発明の電磁継電器の一実施形態の
基本構造を示す分解斜視図、図2(a),(b)は図1
における電磁石ブロックの第1,第2の実施形態の詳細
構造を示す平面断面図、図3は図1における電磁石ブロ
ックの第3の実施形態の詳細構造を示す平面断面図であ
る。
【0020】図1,図2および図3を参照すると、本実
施形態の電磁継電器はベースブロック1と、可動接極子
ブロック2と、電磁石ブロック3と、ケース4とから構
成されている。
【0021】この構成要素の中、ベースブロック1,可
動接極子ブロック2およびケース4は図4に示した従来
のベースブロック29,可動接極子ブロック27および
ケース30とそれぞれ同様の構成を有している。
【0022】すなわち、電磁石ブロック3の上面に搭載
される可動接極子ブロック2は、下面中央部に回動支点
となる蒲鉾形の凸部が設けられた可動接極子46と、可
動接点ばね9と、ヒンジばねと、これらの部品を一体に
支持する絶縁体45とを有している。
【0023】また、ベースブロック1は、上部が開口し
平面断面が略長方形をしたベースと、このベースに植設
されたコイル端子,接点端子および共通端子とを有して
いる。
【0024】次に、第1,第2および第3の実施形態の
電磁石ブロックを有する電磁継電器の動作について図2
および図3を併用して説明する。
【0025】まず、図2(a)を併せ参照すると、第1
の実施形態の電磁石ブロック3は、コイル5を巻回した
略E字状の鉄心6の中央の鉄心凸部7に接触するように
配置された永久磁石8を有している。
【0026】そして、この電磁石ブロック3の励磁およ
び消磁により、一対の可動接点ばね9と可動接極子46
とが絶縁体45によって一体支持された可動接極子ブロ
ック2がシーソー状に永久磁石8との近接部10で可動
接極子46の蒲鉾形の凸部44を支点として回動し、可
動接点ばね9とベースブロック1に設けられた固定接点
11との開閉を行う。
【0027】この電磁石ブロック3では、略コ字状の鉄
心6の中央部にプレス突き出し加工により鉄心凸部7を
形成して略E字状にしているので、鉄心上面12と永久
磁石上面13との相対位置関係を従来の相対位置関係か
ら変えることなく、鉄心凸部7の高さ分だけ従来の永久
磁石24(図5に図示)の高さを小さくすることができ
る。
【0028】次に、図2(b)を併せ参照すると、第2
の実施形態の電磁石ブロック48では、略E字状の鉄心
47がプレス打ち抜きにより加工形成される。これによ
り、第1の実施形態における上記プレス突き出し加工に
よる鉄心凸部7の金属組織断裂が無くなるので、磁束損
失を減少させることができる。
【0029】次に、図3を併せ参照すると、第3の実施
形態の電磁石ブロック14では、略E字状の鉄心15は
2つの略コ字状の鉄心16を接合して形成されている点
が図2(a)に示した第1の実施形態の鉄心6と異なっ
ており、鉄心以外の部分の構造は第1の実施形態と同じ
である。
【0030】本実施形態の2つの略コ字状の鉄心16の
板厚は永久磁石17の板厚の半分でよいため、その加工
性が向上する。
【0031】また、本実施形態の略E字状の鉄心15は
従来と同等の吸着面積を確保するためにC部19を曲げ
ている。このときブレーク側20とメーク側21の曲げ
長さに差を持たせることにより、簡単に吸着面積を変え
ることができるのでレシジュアル効果を得ることもでき
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コイルを
巻回した鉄心の中央に接触するように配置された永久磁
石を有する電磁石ブロックと、この電磁石ブロックの励
磁および消磁により永久磁石との近接部を中心としてシ
ーソー状に回動する可動接極子と、この可動接極子と一
体化された可動接点ばねと、この可動接点ばねが駆動さ
れたとき可動接点と接触する固定接点を有するベースブ
ロックとを備える電磁継電器において、電磁石ブロック
の鉄心は1つの略コ字状の部品の永久磁石との接触部を
凸状にした略E字状鉄心とすることにより、略E字状鉄
心の中央凸部の高さ分だけ永久磁石の高さを小さくして
体積を減らすことができるので、永久磁石の資材費を減
らすことができるという効果を有する。
【0033】また、上記電磁石ブロックの鉄心を2つの
略コ字状の部品の接合により形成された略E字状鉄心と
することにより、2つの略コ字状の部品の板厚は永久磁
石の板厚の半分でよいため、加工性を著しく向上させる
ことができるという効果を有する。
【0034】さらに、上記略E字状鉄心の両端部を曲げ
加工することにより、加工性が増し且つブレーク側とメ
ーク側の可動接極子と鉄心と接触面積に簡単に差を持た
せることができるため、レシジュアル効果を得ることが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁継電器の一実施形態の基本構造を
示す分解斜視図である。
【図2】(a),(b)は図1における電磁石ブロック
の第1,第2の実施形態の詳細構造を示す平面断面図で
ある。
【図3】図1における電磁石ブロックの第3の実施形態
の詳細構造を示す平面断面図である。
【図4】従来の電磁継電器の一例の基本構造を示す分解
斜視図である。
【図5】図4における電磁継電器の電磁石ブロックの詳
細構造を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1,29 ベースブロック 2,27 可動接極子ブロック 3,14,25,48 電磁石ブロック 4,30 ケース 5,22 コイル 6,15,23,47 鉄心 7 鉄心凸部 8,17,24 永久磁石 9,26 可動接点ばね 10,31 近接部 11,28 固定接点 12 鉄心上面 13 永久磁石上面 16 略コ字状鉄心 18,33,46 可動接極子 19 C部 20 ブレーク側 21 メーク側 32 巻き高さ 34 フランジ部 35 穴部 36 スプール 37,44 凸部 38 ヒンジばね 39,45 絶縁体 40 ベース 41 コイル端子 42 接点端子 43 共通端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 50/36 H01H 51/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回した鉄心の中央に接触する
    ように配置された永久磁石を有する電磁石ブロックと、
    この電磁石ブロックの励磁および消磁により前記永久磁
    石との近接部を中心としてシーソー状に回動する可動接
    極子と、この可動接極子と一体化された可動接点ばね
    と、この可動接点ばねが駆動されたとき可動接点と接触
    する固定接点を有するベースブロックとを備える電磁継
    電器において、前記電磁石ブロックの前記鉄心は1つの
    略コ字状の部品の前記永久磁石との接触部を凸状にした
    略E字状鉄心であることを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 前記電磁石ブロックの前記鉄心は2つの
    略コ字状の部品の接合により形成された前記略E字状鉄
    心であることを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】 前記略E字状鉄心の両端部を曲げ加工し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の電磁継電
    器。
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CN100361251C (zh) * 2005-05-19 2008-01-09 厦门宏发电声有限公司 一种电磁继电器的磁路系统及其应用
CN102054606B (zh) 2010-11-03 2012-10-03 江苏现代电力电容器有限公司 软碰撞的电磁驱动机构

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