JP2533199B2 - 電磁継電器の製造方法 - Google Patents

電磁継電器の製造方法

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JP2533199B2
JP2533199B2 JP1243164A JP24316489A JP2533199B2 JP 2533199 B2 JP2533199 B2 JP 2533199B2 JP 1243164 A JP1243164 A JP 1243164A JP 24316489 A JP24316489 A JP 24316489A JP 2533199 B2 JP2533199 B2 JP 2533199B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電磁継電器に関し、特に同一構造によりシン
グルタイプの電磁継電器(通電時のみ動作する電磁継電
器)とラッチングタイプの電磁継電器(動作後に通電を
断っても動作を保持する電磁継電器)とを作り分けるこ
とのできる小型電磁継電器の製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のこの種の電磁継電器は、固定接点端子、コイル
端子、および共通端子を有する箱形ベースと、コの字形
鉄心の起立部の片方を長さ方向に更に曲げ、左・右の磁
極面積を異らせた鉄心にスプールを介してコイルを巻回
した電磁石ブロックと、接極子、可動接触片を有する接
極子ブロックと、カバーとで構成する電磁リレーが特開
昭63−231832号に知られている。
また、この種の小形電磁継電器は、シングルタイプ又
はラッチングタイプに係わらずマグネット(永久磁石)
を使用し、かつ電磁石の両端の磁極部の吸引面積を異な
らせることによって両端の磁極部の吸引力をアンバラン
スにして常時(電磁石に通電していないとき)は上記マ
グネットの磁力によって接極子をその一端が一方の磁極
部(吸引面積の大きい方の磁極部)に吸着された状態に
おき、電磁石への通電によって上記他方の磁極部(吸引
面積の小さい方の磁極部)の吸引力を増大せしめて(吸
引面積の大きい方の磁極部の吸引力は同時に減少す
る。)上記接極子の他端が当該他方の磁極部に吸引さ
れ、もって上記接極子が転動するような機構になってお
り、シングルタイプの電磁継電器では電磁石への通電を
断ったのち接極子が再び上記一方の磁極部に吸引されて
元の状態に復帰するように上記マグネットの磁気特性を
設定し、また、ラッチングタイプの電磁継電器では、電
磁石への通電を断っても接極子は上記他方の磁極部に吸
引されたままであるように上記マグネットの磁気特性を
設定するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の技術によると、コの字形鉄心の起立部を長
さ方向にさらに曲げてあること、および箱形ベースに固
定接点が取付けられていて電磁石ブロックを箱形ベース
に組み入れるとき、当該箱形ベースの上方開放面方向か
ら当該電磁石ブロックを挿入する構造となっているの
で、電磁石ブロックを上記箱形ベースの固定接点取付部
の内側に配置しなければならず、電磁石ブロックの長手
方向寸法が上記固定接点取付部の寸法分短かくなる(箱
形ベースの長手方向一杯に電磁石ブロックの収納空間を
取ることができない)ため、コイルの巻線部長さを長く
設定することができず、電磁継電器の小形化および高感
度化がむずかしいという問題がある。
また、上記のように電磁石のコイル巻線部長さを長く
することができないので、シングルタイプとラッチング
タイプの作り分けに必要とする大きさの磁気回路の特性
の相違巾を電磁石のみによって得ることはできず、これ
を得るために鉄心両端に形成される両磁極部の吸引面積
の差をシングルタイプとラッチングタイプとで異なるよ
うにする必要があり(シングルタイプでは当該吸引面積
の差を大きくし、ラッチングタイプでは小さくす
る。)、従って、電磁石ブロックはシングルタイプとラ
ッチングタイプとで異った寸法の鉄心により構成しなけ
ればならず(多くの場合、マグネットも異った寸法のも
のを使用する必要がある。)、電磁石ブロックの共用標
準化ができないという問題点がある。
本発明は以上の問題点を解決するために提案するもの
で、シングルタイプとラッチングタイプとで電磁石ブロ
ックが共用化できる小形電磁継電器の製造方法を提供す
ることを課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題のため、本発明は、固定接点を配列固着した
固定ブロックをベースとは別体に設けて当該固定ブロッ
クの固定接点配置箇所下側に電磁石ブロックのスプール
鍔部嵌込み空間が形成されるようにして電磁石ブロック
のコイル巻線部有効長が長くなるように構成し、固定ブ
ロックの固定接点固着部下側方向から電磁石ブロックを
組み入れることによって当該固定ブロックと電磁石ブロ
ックとを結合し、また、接極子ブロックとして、各部の
寸法が互に同じであり、接極子の一方の端部にレシジュ
アルプレートを貼付したものと貼付しないものとの2種
類を用意して、シングルタイプの電磁継電器を作るとき
にはレシジュアルプレート付きの接極子ブロックを、ラ
ッチングタイプの電磁継電器を作るときにはレシジュア
ルプレート無しの接極子ブロックを、それぞれ上記固定
ブロック上面に可動的に結合することによりシングルタ
イプとラッチングタイプの電磁継電器の作り分けを行な
うようにしたものであり、また、上記電磁継電器に於い
て、マグネットの磁気特性を異ならせることにより種々
の感度のシングルタイプ又はラッチングタイプの電磁継
電器を製造するようにしたものである。
[作用] 本発明では、以上の構成によって電磁石ブロックの鉄
心の長さをケースの長手方向内法寸法の長さまで延ばす
ことができて、コイルの巻線部有効長を長くすることが
できるため、シングルタイプとラッチングタイプの作り
分けに必要な磁気回路の特性の相違巾は電磁石の特性及
び接極子のレシジュアルプレートの有無によって得るこ
とができるため、シングルタイプとラッチングタイプと
の相違に係わらず同一形状、同一寸法の電磁石ブロック
を用いることができ、部品の共用標準化が可能となる。
また、電磁継電器として機能させるための電磁石の特性
巾が広いことにより、マグネットの磁気特性の調整によ
って種々の感度の電磁継電器の製造が可能となる。
[実 施 例] 第1図および第2図は本発明の実施例を説明するもの
で、第1図は各ブロックをその組立て順に並べて示した
分解斜視図、第2図は見る方向を変えて示した第1図と
同様の分解斜視図であり、また、第3図〜第5図は、本
発明の実施例の動作を説明するもので、第3図(a)は
実施例における基本原理図、第3図(b)は上記基本原
理図における等価回路、第4図(a)〜(c)は基本状
態図、第5図および第6図はそれぞれラッチングタイプ
とシングルタイプの吸引力とばね負荷との関係を示す特
性図である。
第1図および第2図に示すように本発明にかかる電磁
継電器は、接極子ブロック1、固定ブロック2、電磁石
ブロック3、ベース4、カバーとで構成されている。
尚、ベース4は第1図にのみ図示し、カバーは図示して
いない。また、各部を示す記号は、同一部分が複数ある
場合には、原則としてその1箇所に示すこととする(各
ブロックは概略対称形状であるので、複数ある同一部分
については1箇所の記号表示で充分理解できる。)。
接極子ブロック1は、接極子11と、レシジュアルプレ
ート12と、可動ばね13と、可動接点14と、支持体15とで
構成されている。ただし、ラッチングタイプの場合は、
レシジュアルプレート15は貼付されていない。
接極子11は、略矩形の平板状に形成された磁性材より
なり、接極子11の長手方向の一端部下面(第1図におけ
る下面、以下、方向(上、下、左、右、等)をいうとき
は第1図に基く。)に形成した段差部111が形成されて
おり、この段差部111には平薄板状の非磁性材よりなる
レシジュアルプレート12が溶接等により貼付されてい
る。尚、ラッチングタイプの場合にはレシジュアルプレ
ート12を必要としないことにより接極子11には段差部11
1が設けられていない。
また、レシジュアルプレート12を貼付した状態で接極
子11の下面が全体にわたり略平坦になるように上記段差
部111を形成してある(すなわち、段差部111の高さがレ
シジュアルプレート12の厚さと略同一寸法となるように
設定されている。)。
可動ばね13は、導電性の溝板ばね材よりなり、両端に
双子構造のばね部131が形成されていて、その各先端に
可動接点14が溶接固着してある。
また、可動ばね13の長手方向中間部より幅方向外側に
導出部132が延設されており、更に導出部132の先端部に
は可動ばね13の長手方向に向けて両側に接続部133が延
設されており、双方で略T字形状となっている。
支持体15は絶縁性の合成樹脂よりなり、当該支持体15
は接極子11と、該接極子11の幅方向両側(長辺両側)に
配置した可動ばね13が略同一平面を形成するように夫々
の長手方向中間部で支持して一体化している。
また、支持体15の両端には切込形状の凹部151が設け
てあり、その底部中間より可動ばね13の導出部132が突
きでている。
また、第2図に示すように当該支持体15の下面両側で
上記凹部151の底部縁中央には断面略半円形の支点部152
が配設されており、更に当該支持体15の下面中央部には
略矩形の窓部153が設けられていて、この窓部153から接
極子11の中央部下面が露出している。
固定ブロック2は、いずれも導電材料でなるコイル端
子20、固定端子21、共通端子22を絶縁性合成樹脂でなる
略矩形形状の枠体24に埋設されて構成される。
コイル端子20は外部端子201と接続部202とが一体に形
成されてなり、外部端子201は枠体24への埋設箇所から
幅方向に突出したところで下方に曲げて形成されてお
り、また、接続部202は、枠体24の短辺側四隅、上下方
向略中央部に配設されている。また、枠体24の上記接続
部202が配設された上側と下側には枠体24を切欠いた形
状の溶接電極挿入用空間(以下、溶接空間という。)24
1と242とが形成されており、上記接続部202の上面と下
面は当該溶接空間241,242に露出している。
以上のように構成されたコイル端子20は枠体24の四隅
に合計4本設けられており、それぞれが接続部202の周
縁および外部端子201と接続部202との連結部分で枠体24
に埋設支持されている。
固定端子21は外部端子211と接点溶接部212とが一体に
形成されてなり、外部端子211は枠体24への埋設箇所か
ら幅方向に突出したところで下方に曲げて形成されてお
り、また、接点溶接部212は夫々の上面が同一平面を形
成するように枠体24の四隅に上面を露出して配設されて
いる。
以上のように構成された固定端子21は枠体24の長辺
側、前記コイル端子20と後述の共通端子22との間に合計
4本設けられており、それぞれが接点溶接部212の下面
および外部端子211と接点溶接部212との連結部分で枠体
24に埋設支持されており、接点溶接部212の上面には固
定接点23が溶接により固着されている。
共通端子22は外部端子221と可動ばね溶接部222とが一
体に形成されてなり、外部端子221は枠体24への埋設箇
所から幅方向に突出したところで下方に曲げて形成され
ており、また、可動ばね溶接部222は枠体24の長辺上側
で外部端子221の両側にまたがって配設されていて、可
動ばね溶接部222の上面が露出し、またその下面の一部
分が枠体24に切欠状に設けられた溶接電極挿入空間(以
下、溶接空間という。)243に露出している。
以上のように構成された共通端子22は枠体24の長辺中
央に合計2本設けられており、それぞれが可動ばね溶接
部222の下面周縁及び外部端子221と可動ばね溶接部222
との連結部分(2ケ所)で枠体24に埋設支持されてい
る。また、上記4ケ所の可動ばね溶接部222の上面は相
互に同一平面を形成し、かつ前記固定端子21の4ケ所の
接点溶接部212が作る平面と、平行になるようにしてあ
る。
また、共通端子22には枠体24の内側で上面に露出した
部分223があるが、この部分223は共通端子22を枠体24に
埋設するときの型おさえとなる部分で電磁継電器の機能
とは直接関係しない。
また、以上に説明した共通端子22の外部端子221、固
定端子21の外部端子211およびコイル端子20の外部端子2
01とは、相互に等間隔となるように配設してある。
枠体24には、既に説明した溶接空間241,242,243の他
に記号244〜252で示す各部が形成されている。以下、こ
れら各部を説明する。
244は枠体24の上面板であり、この上面板244は、固定
端子21の接点溶接部212の上面と略同一平面を形成して
枠体24の幅方向に橋渡しされており、枠体24の変形を防
いでいる。
245,246は枠体24の長手方向の前面および後面の内側
にそれぞれ形成した磁極部挿通孔であり、枠体24の短辺
内側と上記上面板244の端面との間に、略矩形の貫通穴
を形成して構成されている。この2つの磁極部挿通孔24
5と246はあとで説明する電磁石ブロック3を挿入して組
入れるときの幅方向の位置決めと、固定ブロック2に対
する電磁石ブロック3の実装方向を一定にすることが出
来るように電磁石ブロック3の双方の磁極部311,312の
外径寸法(後述のように双方の寸法は異っている。)に
合せて、夫々の幅(内法寸法)を変えてある。
247は枠体24の長辺の両側に設けた突き当て部であ
り、枠体24の最高部となっていて、カバー(図示せず)
を被せたとき、その内側に当接してカバーの固定位置が
決まるようになっている。
248は接極子ブロック1の接続部133の溶接点と導出部
132との間を水平に保って支持するための支持部で共通
端子22の1本に付き2箇所づつ設けてあり、共通端子22
の可動ばね溶接部222の上面と同一平面となるように形
成してある。
249は後述する電磁石ブロック3の鍔部321を嵌め込む
鍔部嵌入空間であり、枠体24の下面の四隅に形成されて
いる。
この4箇所の鍔部嵌入空間249の夫々の基底部は、固
定端子21の接点溶接部212の下側に互に同一平面にある
ように形成され、かつ当該接点溶接部212の上面が形成
する平面と平行になるように形成されていて、電磁石ブ
ロック3との結合時の上下方向の位置決めが出来るよう
になっている。
250は枠体24の長辺下面の略中央部に内側に開放して
形成した凹部であり、この凹部250と固定接点23との長
手方向の位置関係は正確に規定されていて、電磁石ブロ
ック3と固定ブロック2との間の長手方向の位置決め手
段となっている。
251は枠体24の中央部に設けた貫通部であり、電磁石
ブロック3を組み入れたとき、後述するマグネット33が
当該貫通部251を通して接極子ブロック1側に現われる
ようになっている。
252は、枠体24の長辺中間部両内側に設けた支持台で
あり、接極子ブロック1と固定ブロック2とを結合して
接極子11がマグネット33に吸引された状態において、当
該接極子11とマグネット33との間の離間間隔を、接極子
ブロック1の支持体11裏面に設けた支点部152と協同し
て規定値範囲内に維持する。
電磁石ブロック3は、鉄心31と、スプール32と、マグ
ネット33と、中継端子34と、コイル35とで構成されてい
る。
鉄心31は、磁性材からなる略長方形の板材の両端部を
同一方向に屈曲して磁極部311,312を構成したコ字形状
に形成され、各磁極部311,312の端面311a,312aは相互に
同一平面を形成するように形成してある。また上記端面
311aと312aは接極子11と対向して各磁極部311,312の接
極子吸引面となる部分であるが、磁気吸引力をアンバラ
ンスにするため幅をかえて吸引面積が相互に異なるよう
にしてある。実施例においては、端面311aの幅が端面31
2aの幅より小さくなるように設定されている。またこの
端面311aの幅と端面312aの幅の違いは電磁石ブロック3
と固定ブロック2との結合部の結合方向の決定手段とし
ても利用する。尚、実施例では上記両磁極部311,312の
幅を相互に異なるようにしたが、例えば厚さを変えるこ
とにより各端面311a,312aの面積を相互に異ならしめて
もよい。
マグネット33は、上下方向にそれぞれ磁極が形成され
た例えば希土類磁石で構成され、直方体形状をしてい
て、鉄心31の上面長手方向の略中央部に設けられた後述
する保持部322に配設固着されている。
実施例によっては、当該マグネット33の磁化は組立後
に行う場合があり、この場合には組立前は非磁性の状態
にある。
スプール32は、絶縁性の合成樹脂でなり、鉄心31のコ
イル巻回部(コ字形状の中間ヨーク部分、コイル35にか
くれて表面からは見えない。)を被覆するように、鉄心
31に一体的に形成されていて、長手方向両端部には鍔部
321が、長手方向中央部には鍔部を兼用した保持部322が
それぞれ一体に形成されている。尚、鉄心31のコイル巻
回部を絶縁コーティングし、両鍔部321と保持部322とが
互に独立して形成される場合があるが、このような構成
も実施例のスプール32と機能的には等価である。
保持部322はマグネット33をその上部を露出した状態
で保持しており、この保持部322の幅方向両側には略四
角形の突起323が設けてあって、この突起323は鉄心31の
長手方向中央でコイル35の巻回表面より突出した両側に
位置している。
鉄心31の長手方向に対するマグネット33の位置と、突
起323の位置関係は正確に設定されている。即ち、この
突起323は固定ブロック2との結合時に当該固定ブロッ
ク2の凹部250と協同して長手方向相互の位置決め手段
となる。尚、上記突起323と凹部250の凹凸関係は逆であ
ってもよい(電磁石ブロック3側に凹部を、固定ブロッ
ク2側に突起をそれぞれ設けてもよい。)。
また、鍔部321の磁極部311,312両側には、端面311a,3
12aと位置関係が正確に規定された合計4ケ所の基準部3
24が設けられており、固定ブロック2との結合時の上下
方向の位置決め手段として当該基準部324が使用され
る。
中継端子34は、ばね性を有する導電材料よりなり、コ
イル35のリード線末端を巻付接続するコイル接続部341
と、前記固定ブロック2のコイル端子20への溶接部342
と、当該コイル接続部341と溶接部342とを連結する連結
部343とが一体に形成されていて、コイル接続部341と連
結部343との境界部分で鍔部321の両側部に埋設されてお
り、このようにされた中継端子34が合計4個設けられて
いる。
当該中継端子34に於いて、コイル接続部341は、鍔部3
21の幅方向端面に突設されており、コイル35のリード線
の末端が巻付接続されて、コイル35と中継端子34とが電
気的に結合される。
連結部343は、上記コイル接続部341から連続して鍔部
321の内側(厚さ方向でコイル35側)に突出し、該鍔部3
21の内側面を上方向に這わせるように設定され、その先
端方向が鍔をおおうように鍔部321の外方に曲げられ、
その先端に溶接部342が形成してある。
溶接部342は連結部343より幅広に形成されて鍔部321
より所定寸法外側に突きでており、その上面は、鍔部32
1に設けた基準部324と平行になるよう設定されている。
尚、溶接部342の鍔部321からの突出長(厳密にいえば、
連結部343と溶接部342との境界屈曲部から溶接部342の
溶接点(溶接部342の略中央)までの距離)は可能な限
り大きく設定してある。
コイル35は、双方の鍔部321と保持部322との間の2ケ
所に夫々巻回されており、双方は保持部322の下面に設
けた溝324にコイル線材を這わせることによって連続し
て巻回されており、リード線末端は中継端子34のコイル
接続部341に終端されている。
また、コイル35が2巻線構成のときは4個の中継端子
34全てが、1巻線構成のときは2個の中継端子34が電気
的に必要である。但し、1巻線構成のときであっても、
中継端子34自体は4個設けられている。
ベース4は、絶縁性の合成樹脂よりなり、長手方向両
側には前記固定ブロック2の各外部端子201,211,221を
挿通するための上下方向に貫通した貫通穴41が合計8個
設けてあり、この貫通穴41の内壁面は傾斜して形成さ
れ、各外部端子201,211,221の挿通案内面を形成してい
る。また、当該ベース4には長手方向縁部内側4ケ所に
電磁石ブロック3の鍔部321に取付けた中継端子34の収
納空間42が設けられている。
以上に述べた各ブロック相互の組立て方法について、
以下に説明する。
(i)固定ブロック2と電磁石ブロック3の結合 電磁石ブロック3の上方向から、固定ブロック2を装
着する。固定ブロック2に設けた磁極部挿通孔245,246
に電磁石ブロック3の鉄心31の磁極部311,312を、その
端面311a,312a側から夫々勘合する。前記したように、
磁極部311,312の幅は互に異っており、かつ磁極部挿通
孔245,246は各磁極部311,312の幅に合わせてその内法寸
法が設定されているので、電磁石ブロック3と固定ブロ
ック2の幅方向の相互位置および組立て方向が正確に設
定される。
また、固定ブロック2の下面に設けた凹部250と、電
磁石ブロック3に設けた突起323が相互に嵌合し、これ
により、固定ブロック2と電磁石ブロック3の長手方向
の相互位置が正確に設定され、更に固定ブロック2の下
面に設けた鍔部嵌入空間249に電磁石ブロック3の鍔部3
21が嵌入係合し、上記鍔部嵌入空間249の基底部と、上
記鍔部321に設けた基準部324とが互に当接することによ
り、固定ブロック2と電磁石ブロック3の上下方向の相
互位置が正確に設定される。
この状態において、固定ブロック2に一体化されてい
るコイル端子20の接続部202の下面と、電磁石ブロック
3に一体化されている中継端子34の溶接部342の上面と
が相対向してかつ所定間隔離間するように関係寸法が設
定されている。
以上のようにした固定ブロック2と電磁石ブロック3
とを相互に組立てたのち、溶接機の一方の電極(図示し
てない)を固定ブロック2に設けた上側の溶接空間241
に上方より差し込んでコイル端子20の接続部202上面に
当接し、溶接機の他方の電極を固定ブロック2に設けた
下側の溶接空間242に下方より差し込んで中継端子34の
溶接部342の下面に当接させ、さらにおし込んだ状態
で、(このとき、中継端子34の溶接部342はその弾性力
に抗して屈曲し、コイル端子20の接続部202に接触す
る。)コイル端子20の接続部202と中継端子34の溶接部3
42とを溶接して相互に固着一体化する。溶接固着後は中
継端子34の弾性復元力により、電磁石ブロック3は固定
ブロック2に押し付けられた状態で固定される。このと
き、中継端子34は鍔部321の内側(コイル巻線側)から
外側に向けて鍔部321をおおうように曲げてあり、かつ
鍔部321からの突出長を可能な限り長く設定してあるの
で、中継端子34のばね有効長を長くでき、固定ブロック
2と電磁石ブロック3相互間の結合は適度の押し付け力
によってなされる。
固定ブロック2と電磁石ブロック3が一体化された状
態にあっては、鉄心31の磁極部311,312の端面311a,312a
はそれぞれ固定ブロック2の磁極部挿通孔245,246を通
して上方向に突出しており、マグネット33の上面は固定
ブロック2の中央部の貫通部251の略中央に位置し露出
している。
以上の結合構造から明らかなように、電磁石ブロック
3の鍔部321は固定ブロック2の固定接点23配置部の下
側に位置し、鉄心31の長さは固定ブロック2の枠体24の
長手方向内法寸法一杯に設定できるので、コイル35の有
効巻回長さを長くすることができる。
(ii)固定ブロック2と電磁石ブロック3との組立て体
への接極子ブロック1の結合 接極子ブロック1の支持体15の下面に設けた支点部15
2が固定ブロック2に取付けられている固定接点23の長
手方向2つの中心位置にくるように上方向から当該接極
子ブロック1を固定ブロック2に装着する。
以上の装着によって、固定ブロック2に一体化されて
いる共通端子22の可動ばね溶接部222の上面と、接極子
ブロック1に一体化されている可動ばね13の溶接部133
とが夫々相対向した状態となり、両者を溶接固着して一
体化する。
以上のようにして接極子ブロック1を固定ブロック2
に一体化した状態では、可動接点14と固定接点23とは4
組がそれぞれ相対向しており、マグネット33は接極子ブ
ロック1の下面に設けられている支持体15の窓部153の
略中央に位置して接極子11の下面と対向する。このと
き、マグネット33の上面と、接極子11の下面は所定間隔
離間するように関係寸法が設定されている。
また、固定ブロック2に設けた支持台252と接極子ブ
ロック1に設けた支点部152とが相対向し、両者間に微
少間隔があくように関係寸法が設定されており、この微
少間隔はマグネット33が磁化された後、磁石吸引力によ
り接極子11がマグネット33の方向に吸引されたとき、支
点部152が支持台252に接触して0となる。尚、このとき
接極子11は、その下面とマグネット33の上面との間には
微少間隙が保たれて当該マグネット33とは接触しない。
以上の接極子ブロック1の組込みに於いて、電磁継電
器がシングルタイプのときにはレシジュアルプレート12
付きの接極子ブロック1を、ラッチングタイプの場合に
はレシジュアルプレート12無しの接極子ブロック1をそ
れぞれ使用する。
(iii)ベース4の装着 固定ブロック2に一体化されているコイル端子20、固
定端子21および共通端子22の夫々の外部端子201,211,22
1がベース4に設けられている貫通穴41に夫々挿入さ
れ、所定位置に装着される。
この状態でコイルブロック3に一体化されている中継
端子34のリード巻付部341はそれぞれベース4の端子収
納空間42に配置されている。
最後にカバー(図示せず)を上方向から装着する。
(iv)マグネットの磁化 マグネット33の磁化を組立て後に行なう製造方法で
は、次にマグネット33の上下方向(板面に直交する方
向)に磁極が出来るように適当な磁化力により磁化す
る。ただしマグネット33の磁化は本体(接極子ブロック
1、固定ブロック2、電磁石ブロック3を相互に組立て
た構成体をいう。)にベース4とカバーを装着する前に
行っても良い。
ラッチングタイプの場合は、シングルタイプより磁化
力を弱くすることにより、より高感度のリレーを提供で
きる。
(v)組立て完了 つぎにベース4とカバーとの嵌合部分の隙間、および
外部端子201,211,221の貫通穴41の周囲の隙間を封止し
て組立てを終了する。
以上のようにして構成された電磁継電器の動作につい
て第3図〜第6図を用いて説明する。
第3図(a)において、l1は鉄心31の動作側の磁極
幅、l2は鉄心31の復帰側の磁極幅、Rtはレシジュアルプ
レート12の厚さを夫々示す。レシジュアルプレート12の
ない状態をRt=0で示す。
第3図(b)において。φM1M2はマグネット33の
起磁力による動作側、復帰側の磁気回路を夫々流れる磁
束を表している。φはコイル35への通電による起磁力
により磁気回路を流れる磁束を表している。R1は動作側
磁極部311の磁気抵抗、R2は復帰側磁極部312の磁気抵
抗、R3は接極子11とマグネット33間の磁気抵抗、RMはマ
グネット33の磁気抵抗を夫々表している。Uはマグネッ
ト33起磁力を、eはコイル35への通電による起磁力をそ
れぞれ表している。
また、第4図(a)は接極子11の動作時の状態を、第
4図(c)は接極子11の非動作時(復旧時)の状態を、
第4図(b)は動作時から復旧時(又は非動作時から動
作時)への移行途中の接極子11の状態をそれぞれ示して
おり、第5図,第6図との関係に於いて、第4図(a)
は第5図,第6図のに、第4図(b)は第5図,第6
図のに、第4図(c)は第5図,第6図のに夫々対
応している。
第5図,第6図において、Pは実施例における可動ば
ね13の負荷特性を示しており、G点(第4図(b)に示
す状態にあるときの負荷点)に対して略点対称となるよ
うに設定されている。
(ラッチング動作の説明) 第5図にラッチング動作の吸引力とばね負荷の関係を
示す。
Q1は、l1=l2でRt=0の場合に得られる吸引力の変化
を示す特性で、G点に対し点対称となる。
Q2は、l1<l2でRt=0の場合に得られる吸引力の変化
を示す特性であり、実施例におけるラッチングタイプの
場合の非通電時の吸引力を示すカーブである。特性Q2
おいては、l1<l2とし磁気回路のバランスがくずされて
いることから、吸引力が0となる点(0クロス値と言
う)は、動作側にx1だけ移動している。の状態にあっ
てはR1≪RM、の状態にあってはR2≪RMであることか
ら、またはの状態にあるときの特性Q2による吸引力
は夫々特性Q1による場合と略同一の吸引力が得られる。
即ち0クロス値は動作側にx1移動しているが、特性Q2
との状態における吸引力は特性Q1のとの状態に
おける吸引力と略等しくなる。すなわち、特性Q2と特性
Pとは必ずクロスしている。
コイル35に第3図(b)の矢印の方向に磁束φが生
ずるように電流を流すと、第5図において特性Q2は上方
向に移動し(Q2a)、逆向きに電流を流した場合は下方
向に移動する(Q2b)。
コイル35に電流を流さないとき、特性Q2はばね負荷の
変化を示す特性Pとクロスと、またはの状態にあっ
てはそれぞれ特性Pによるばね負荷より特性Q2による吸
引力が十分大きいので、それぞれ第4図(a)または
(b)に示す状態を維持する。
次に第4図(c)(第5図)の状態にある場合に於
いてコイル35に第3図(b)の矢印の方向に磁束φ
生ずるように所定電流を通電すると、上記のように特性
Q2は特性Q2aに移行し、当該特性Q2aが示すカーブは→
→の全行程で特性Pが示すカーブより大きくなり
の状態に移行する。すなわち、からまではばね負荷
が吸引力に勝って、およびからまでは吸引力がばね
負荷に勝って接極子11は磁極部311側に転動する。この
状態でコイル35の電流をきると、吸引力特性は特性Q2
もどるが、の状態でも当該特性Q2による吸引力は特性
Pによるばね負荷より十分大きいので接極子11が磁極部
311側に倒れた状態を維持する。
つぎにコイル35に第3図(b)矢印の方向と逆に磁束
φが生ずるように所定電流を通電すると、特性Q2は特
性Q2bに移行し、前記とは逆に→→に移行し、電
流を切った状態でもの状態すなわち、接極子11が磁極
部312側に倒れた状態を維持する(このことは、特性Q2
とQ2bおよび特性Pの相互関係は前記と同様であること
により容易に容易に理解できる。)。以上のようにして
いわゆるラッチング動作が行われる。
本実施例では、前記したように、コイル35への巻線の
巻回数を多くして通電によって発生する磁束φを充分
に大きくすることができるので、後に説明するシングル
動作との関係で鉄心31の双方の磁極部311,312の幅l1,l2
を異ならせても(ラッチング動作の場合は第5図Q1,Pで
示すように吸引力とばね負荷とがG点を中心に点対称特
性となるのが理想的であり、この理想的特性は磁極部31
1,312の吸引面積が等しいときに得られる。)、特性Q2
を特性Pとクロスしない所まで充分に移行させることが
でき、上記ラッチング動作が可能となる。
(シングル動作の説明) 第6図にシングル動作の吸引力とばね負荷の関係を示
す。
Q3は、l1<l2でRt>0の場合に得られる吸引力の変化
を示す特性で、実施例におけるシングルタイプの場合の
非通電時の吸引力を示すカーブである。特性Q3において
は、l1<l2としたことと、接極子11の動作側にレシジュ
アルプレート12を貼付したことにより0クロス値は動作
側x2(x2>x1)だけ移動している。又特性Q3は→→
の全ての行程で特性Pより下側になるように設定され
ている(特性Q3と特性Pとはクロスしない。)。従って
非通電時には接極子11はマグネット33の吸引力がばね負
荷に勝るの状態、すなわち、磁極部312に吸引された
第4図(c)に示す状態にある。
コイル35に第3図(b)の矢印の方向に磁束φが生
ずるように通電すると、特性Q3は第5図において上方向
に移動する(Q3a)。
コイル35に電流を流さないときは上記したように、特
性Pによるばね負荷より特性Q3による吸引力が十分大き
いので、の状態(第4図(c)の状態)を維持してい
る。
次にコイル35に第3図(b)の矢印方向に磁束φ
生ずるように所定電流通電すると、特性Q3から移行した
特性Q3aは→→の全ての行程で特性Pより大きく
なり、の状態に移行する。すなわち、この状態は前記
ラッチング動作の通電時と同じ関係となり、接極子11は
磁極部311側に吸引され転動して第4図(a)に示す状
態(動作状態)となる。この状態で電流を切ると吸引力
特性は特性Q3にもどり、→→全ての行程において
再び特性Q3が特性Pより下側となり、磁極部312の吸引
力が磁極部311の吸引力に勝り、の状態(第4図
(c)の状態)に戻る。すなわち復旧した状態となる。
このようにしていわゆるシングル動作が行われる。
Q4は、l1=l2とした場合に於いて、0クロス値が特性
Q3の場合と同じになるようにレシジュアルプレートの厚
さを設定したときの吸引力変化特性である。この場合
の状態での吸引力はQ3>Q4となり動作時により大きなコ
イル35の起磁力を必要とする。
以上のように鉄心31の磁極幅をl1<l2とすることと、
接極子11にレシジュアルプレート12を貼付することによ
り高感度なシングル動作を行う電磁継電器を提供できる
とともに、前記したラッチング動作の説明で明らかなよ
うに、シングル動作を行う電磁継電器とラッチング動作
を行う電磁継電器において、鉄心31を共用部品とするこ
とができる。
(ラッチング動作の高感度化) ラッチング動作を行う磁気回路においては、第5図に
示すようにおよびの状態における特性Q2によって得
られる吸引力は、特性Pによるばね負荷に対して十分大
きく余裕があるため、その余裕分に見合ってマグネット
33の磁気エネルギーを小さくすることにより、より高感
度なラッチングタイプの電磁継電器を得ることができ
る。
(電磁石ブロックの共用部品化) 前記鉄心31の共用化に加え、ラッチングタイプとシン
グルタイプに使用するマグネット33を同一寸法で磁気的
性質の異るマグネットとすることにより、電磁石ブロッ
ク3を同一の製造設備で製作できる。
さらに、マグネット33への着磁を組立て後に行なうよ
うにすればラッチングタイプとシングルタイプで使用す
る着磁前磁石部材を同一寸法で同一性質を有するものに
し、組立後の着磁時に磁化条件を変えてマグネット33の
磁気エネルギーを変えるようにすれば、コイルブロック
3を共用部品とすることが出来る。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明は、固定接点を固着し
た固定ブロックの外部端子先端側から略コ字形状の鉄心
の中間部にマグネットを配置した電磁石ブロックを挿入
して結合する構造とすることにより、固定接点取付部下
側の空間を電磁石ブロックのコイル巻回部の鍔部を収納
する空間として利用したものであり、本発明によれば、
鉄心の長さをケースの長手方向内法寸法まで長くするこ
とができるため、シングルタイプとラッチングタイプの
作り分けに必要な磁気回路の特性幅を鉄心へのコイル巻
線回数の設定によってのみ得られることにより、シング
ルタイプ用鉄心とラッチングタイプ用鉄心の共用化が可
能となり、シングルタイプとラッチングタイプの作り分
けが極めて容易となる。
また、電磁石ブロックにコイルを巻回する工程以前の
行程は、シングルタイプとラッチングタイプとで全く同
一とすることができるため、製造設備の単純化実現で
き、部品管理も容易となって安価な電磁継電器を提供で
きる。
更に、電磁石の磁気特性幅が広くとれることによりマ
グネットの磁気特性の調整幅が広いため、種々の感度の
電磁継電器が部品を共用化した同一機構で実現可能であ
り、特にラッチングタイプでは極めて高感度な電磁継電
器が得られる。また、特にマグネットへの着磁を組立て
後に行なう方法を採用すれば、機構的組立て工程は全て
同一部品による同一工程によって行なうことができるの
で量産性が極めて高く、安価な電磁継電器が提供でき
る。
以上のように、本発明による電磁継電器の製造方法
は、異った種類の電磁継電器の部品の共用化、製造設
備、製造工程の単純化、これらによる製造原価の低減化
等を図るうえで極めて顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実施例を示す分解斜視
図、 第3図(a)は実施例における基本原理図、 第3図(b)は上記基本原理図の等価回路、 第4図(a)〜(c)は実施例における基本状態図、 第5図および第6図は吸引力とばね負荷の関係を示す特
性図である。 主な記号 1……接極子ブロック、11……接極子 12……レシジュアルプレート 13……可動ばね、14……可動接点 15……支持体、2……固定ブロック 20……コイル端子、21……固定端子 245,246……磁極部挿通孔 22……共通端子、23……固定接点 24……枠体 249……鍔部挿入空間 3……電磁石ブロック 31……鉄心 311,312……磁極部 32……スプール、321……鍔部 33……マグネット、34……中継端子 35……コイル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動ばねと接極子を一体に構成した接極子
    ブロックと、略矩形形状の枠体の4隅に固定接点を配置
    した固定ブロックと、電磁石ブロックで主要部が構成さ
    れた電磁継電器であって、 電磁石ブロックは、両端面の面積が互に異なる両端を同
    一方向に折曲げて吸着面積の異なる2つの磁極部を構成
    した鉄心に、当該鉄心の両端磁極部近傍に位置する鍔部
    を、長手方向中央に位置するマグネット取付部をそれぞ
    れ形成するスプールを被せ、該スプールを介して上記鉄
    心にコイルを巻回し、かつ、上記マグネット取付部に磁
    極面が鉄心の磁極部の指向方向と同一方向となるように
    マグネットを固着して構成し、 固定ブロックは、枠体の対向2辺に上記電磁石ブロック
    の両磁極部の寸法を内法寸法とする磁極部挿通孔を設け
    て該磁極部挿通孔の鉄心軸方向に対する直交方向の両側
    に固定接点を配置固着し、かつ当該固定接点の配置箇所
    下側に上記電磁石ブロックの鍔部の嵌込み空間が形成さ
    れるようにして、上記電磁石ブロックのコイル巻線部有
    効長が長くなるように構成し、 接極子ブロックは、構造が同じで、上記電磁石ブロック
    の両磁極部のうち、吸着面積の狭い側の磁極部に対向す
    る接極子の面にレシジュアルプレートを貼付したものと
    貼付しないものとの2種類を用意し、 固定ブロックの固定接点固着部下側方向から電磁石ブロ
    ックを組み入れることにより当該双方のブロックを結合
    した構成体を作成し、 シングルタイプの電磁継電器を作るときには上記レシジ
    ュアルプレート付きの接極子ブロックを、ラッチングタ
    イプの電磁継電器を作るときには上記レシジュアルプレ
    ート無しの接極子ブロックを、それぞれ上記構成体の固
    定ブロック上面に可動的に結合するようにした電磁継電
    器の製造方法。
  2. 【請求項2】マグネットの磁気特性を変えることによっ
    て感度の異なる電磁継電器を得るようにした請求項1に
    記載の電磁継電器の製造方法。
  3. 【請求項3】同一寸法で磁気特性の互に異なる複数種類
    のマグネットを用意し、当該マグネットの選択によって
    感度の異なる電磁継電器を得るようにした請求項2に記
    載の電磁継電器の製造方法。
  4. 【請求項4】組立時には、電磁石ブロックのマグネット
    取付部に着磁前の磁石部材を固着しておき、組立後に当
    該磁石部材に着磁するとともに、着磁時に着磁条件を変
    えることにより感度の異なる電磁継電器を得るようにし
    た請求項1または2に記載の電磁継電器の製造方法。
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