JP3219416B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP3219416B2
JP3219416B2 JP03862991A JP3862991A JP3219416B2 JP 3219416 B2 JP3219416 B2 JP 3219416B2 JP 03862991 A JP03862991 A JP 03862991A JP 3862991 A JP3862991 A JP 3862991A JP 3219416 B2 JP3219416 B2 JP 3219416B2
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登 友野
幸夫 磯田
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株式会社高見澤電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント基板用の電磁継
電器に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板用の電磁継電器は、その実
装面積を有効に活用するため背が高く底面積の小さいス
リム形を望む傾向があり、かつ薄形の要望がある(参
照:特開平1−302631号公報、実開平1−164643号公
報、実開平1−168941号公報)。上述の要望を満足する
従来の電磁継電器の一例を図4に示す。図4において、
1は、磁極部1aや継鉄部1b及びその中間の胴部よりなる
コ字形鉄心である。鉄心1の胴部は巻枠(コイルボビ
ン)2の溝に嵌合係着され、巻枠2にはコイル3が巻回
されている。鉄心1の磁極部1a、継鉄部1bに対接する接
極子4には連動する可動接点5aを有する可動接点ばね5
が押圧され、この可動接点5aは固定接点6に対向してい
る。7はベースブロックであって、鉄心1の磁極部1a、
継鉄部1b及びコイル端子8が接着等により固着されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来形においては、鉄心1に巻枠2を嵌合係着し、コイ
ルを巻回し、接極子4等を取付けた後に、鉄心1の磁極
部1a, 継鉄部1b及びコイル端子8を接着等ベースブロッ
クに固着するという組立工数の増大を招き、この結果、
製造コストが高くなるという課題がある。
【0004】また、組立てられた後にあっては、コイル
3と接点ばね部5,5a,6との間の電気的絶縁が不十分
であり、この結果、短絡が発生して電磁継電器が損傷す
るという課題がある。従って、本発明の目的は、組立工
数を低減して製造コストを低減した電磁継電器を提供す
ることにある。
【0005】また、本発明の他の目的は、コイルと接点
ばね部との間の電気的絶縁を完全にして電磁継電器の損
傷を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの第1の手段は、胴部、該胴部の両端に位置する磁極
部、及び継鉄部よりなるコ字形鉄心と、 コ字形鉄心の胴
部を含み、片端に形成された固設部分にコイル端子を具
備する巻枠と、 巻枠に巻回されたコイルと、 磁極部に遊
端部が、継鉄部に支持部が対向するように、コ字形鉄心
に沿って位置する接極子と、 接極子の遊端部と支持部の
間の胴部にインサートモールド成形により固設されたバ
リアと、 その両側の各々に対向突起を突出させて形成さ
れ、且つ各々の該対向突起間にコ字形鉄心と接極子の磁
極部および遊端部、継鉄部および支持部が挿入する突出
案内溝と、一方の突出案内溝の一方の対向突起を上下方
向に貫通する貫通孔を有するベースブロックと、 コ字形
鉄心の磁極部と継鉄部の間に位置するように該ベースブ
ロック上に取り付けられ、接極子の回動と共に移動する
バリアによって接点動作する可動接点ばね及び固定接点
と、を具備し、 コ字形鉄心は、コイル端子が貫通孔に、
継鉄部が一方の突出案内溝に、磁極部が他方の突出案内
溝に各々挿入されて、ベースブロック上に取り付けられ
ており、 接極子は、支持部が一方の突出案内溝に、遊端
部が他方の突出案内溝に挿入され、且つ支持部が支点と
なるように継鉄部に支持されて、遊端部が磁極部に対し
て接離するように、ベースブロック上に回動可能に取り
付けられており、且つバリアが可動接点ばね及び固定接
点とコイルとの間に位置している電磁継電器にある。
た、第2の手段は第1の手段に加えて、巻枠、コ字形鉄
心の胴部及びコイル端子を一体にインサートモールド成
形して形成されている。
【0007】また、第3の手段は、第1又は第2の手段
に加えて、ケースに筒状の障壁を設け、これによりコイ
ルと接点ばね部との間の空間に位置せしめるようにす
る。
【0008】
【作用】上述の第1の手段によれば、コ字形鉄心の磁極
部及び継鉄部並びに接極子をベースブロックの突出案内
溝に挿入するだけでコ字形鉄心とバリアがインサート
モールドされた接極子はベースブロックに実装される。
またベースブロックに可動及び固定接点ばね端子アセン
ブリをインサートモールドしておけば、コイルアセンブ
リ(鉄心、巻枠、コイル、コイル端子)とバリア付接極
子及びベースブロックを個別に製造し、最後に両者を圧
入することにより組立が完了する。この結果、実質的に
組立工数は低減する。更に、回動範囲の小さい接極子の
支点側(支持部)をコイル端子が位置する突出案内溝側
にしてある為、電磁継電器の厚さ方向の寸法を小さくで
き、小型化することができる。更に接極子の支点側は回
動動作における衝撃が接極子の遊端部側に比べ小さいの
で、コイル端子に接続するコイル口出し線の断線の危険
性も低減でき、信頼性の向上が図れる。また上述の第2
の手段によれば、巻枠にはコ字形鉄心及びコイル端子が
インサートモールドされるので、コ字形鉄心と巻枠を組
み立てる工数が更に低減する。
【0009】さらに、上述の第3の手段によれば、電磁
継電器を大型化させることなく、コイルと接点ばね部と
の間の電機的絶縁がより完全となる。
【0010】
【実施例】図1は本発明に係る電磁継電器の一実施例を
示す分解斜視図、図2は図1のコイルが巻回される前の
コ字形鉄心部を示す斜視図、図3は図1のベースブロッ
ク部分の詳細を示す図である。図1〜3において、胴部
1c、磁極部1a及び継鉄部1bよりなるコ字形鉄心1にあっ
ては、その胴部1cにはインサートモールド成形により巻
枠(コイルボビン)2が形成され、この巻枠2にはコイ
ル3が巻回される。また、巻枠2をインサートモールド
成形する際には、コイル3に接続させるためのコイル端
子8を固定するためにインサートモールド部2aを形成す
る。
【0011】磁極部1aおよび継鉄部1bと対接する部分を
幅広く形成した接極子4にあっては、その胴部にバリア
9及びスタッド10がインサートモールド成形により固設
されている。なお、スタッド10は可動接点ばね5を押し
当てるためのものである。可動接点ばね5には予め溶接
によって可動接点5aが固着されている。ベースブロック
7には、その両側に突出させて形成した突出案内溝7a,7
b を一体成形してあり、突出案内溝7aの近傍に可動接点
ばね5を固着するための可動接点ばね端子5bがインサー
トモールド成形により固着され、また突出案内溝7a,7b
の中間部には固定接点6を溶接した固定接点ばね端子6a
がインサートモールド成形により固着されている。さら
に、突出案内溝7bの側壁にはコイル端子8を貫通させる
ための貫通孔7eが設けられている。
【0012】11はケースであって、その内部には筒状の
障壁11a が設けられている。次に、上述の電磁継電器の
組立について説明する。コイル端子8と共に巻枠2にイ
ンサートモールドされたコ字形鉄心1の磁極部1a及び継
鉄部1bに接極子4を橋渡しするようにあてがった状態で
一体的にする。ベースブロック7に設けた突出案内溝7a
内にはコ字形鉄心1の磁極部1a及び接極子4の遊端部4a
を挿入し、また同時に、突出案内溝7bにコ字形鉄心1の
継鉄部1b及び接極子4の支持部4bを挿入し、これら突出
案内溝7a,7b の下方に行くに従って狭くなるテーパ状の
壁に食い込んで圧入固着される。このとき、もちろんコ
イル端子8はベースブロック7の側壁に設けた貫通孔7e
を貫通する。次にケース11を上方から押入し、電磁継電
器の組立が完了する。なお、ベースブロック7の貫通孔
7eを貫通したコイル端子8は可動接点ばね端子5bおよび
固定接点ばね端子6aと一直線上に配列され、いわゆるシ
ングルインラインの端子配列としている。
【0013】上述の組立られた電磁継電器においては、
ケース11の筒状の障壁11a がコイル3の磁極部1a側の空
間を占有することになり、この結果、コイル3と接点ば
ね部特に可動接点ばね5との間の電気的絶縁がより完全
となる。また、バリア9がコイル3の接点側の空間を占
有することになり、この結果、やはり、コイル3と接点
ばね部、つまり可動接点ばね5及び固定接点6との間の
電気的絶縁がより完全となる。
【0014】次に、上述の組立られた電磁継電器の動作
を説明する。平常状態では、可動接点ばね5はスタッド
10と接して接極子4を押圧するようにしており、コ字形
鉄心1の磁極部1aと離れた状態に接極子4の遊端部4aが
位置されている。次に、コイル端子8に電流を流してコ
イル3を励磁すると、接極子4の遊端部4aはコ字形鉄心
1の磁極部1aに吸引され、接極子4の支持部4bは支点と
して回動する。この結果、接極子4に設けられたスタッ
ド10により可動接点ばね5を押し当てて、その可動接点
5aを固定接点6に当接させる。コイル3の励磁を解け
ば、可動接点ばね5の復帰力により元の状態に復旧す
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鉄
心及びバリアがインサートモールドされた接極子を単に
ベースブロック上に形成された突出案内溝に挿入するこ
とにより、鉄心はベースブロックに対して位置決め・固
定されるので、組立工数を実質的に低減でき、従って、
製造コストを低減できる。更に、接極子の支点側をコイ
ル端子配置側としている為、小型で信頼性の高い電磁継
電器が得られる。また、コイルと接点ばね部との間の電
機的絶縁がより完全となり、従って、短絡による電磁継
電器の損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁継電器の分解斜視図である。
【図2】図1のコイル巻回前のコ字形鉄心部の斜視図で
ある。
【図3】図1のベースブロックの部分切断図であって、
(A)は正面図、(B)は左側面図である。
【図4】従来の電磁継電器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…コ字形鉄心 2…巻枠 3…コイル 4…接極子 5…可動接点ばね 6…固定接点 7…ベースブロック 8…コイル端子 9…バリア 11…ケース 11a …筒状の障壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−302631(JP,A) 特開 昭61−259427(JP,A) 実開 平1−168941(JP,U) 実開 平1−164643(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 50/36 H01H 50/02 H01H 50/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部(1c)、該胴部の両端に位置する
    磁極部(1a)、及び継鉄部(1b)よりなるコ字形鉄
    心(1)と、コ字形鉄心(1)の胴部(1c)を含み、片端に形成さ
    れた固設部分(2a)にコイル端子(8)を具備する巻
    枠(2)と、 巻枠(2)に巻回されたコイル(3)と、 磁極部(1a)に遊端部(4a)が、継鉄部(1b)に
    支持部(4b)が対向するように、コ字形鉄心(1)に
    沿って位置する接極子(4)と、 接極子(4)の遊端部(4a)と支持部(4b)の間の
    胴部にインサートモールド成形により固設されたバリア
    (9)と、 その両側の各々に対向突起を突出させて形成され、且つ
    各々の該対向突起間にコ字形鉄心(1)と接極子の
    (4)の磁極部(1a)および遊端部(4b)、継鉄部
    (1b)および支持部(4b)が挿入する突出案内溝
    (7a,7b)と、一方の突出案内溝(7b)の一方の
    対向突起を上下方向に貫通する貫通孔(7e)を有する
    ベースブロック(7)と、 コ字形鉄心(1)の磁極部(1a)と継鉄部(1b)の
    間に位置するように該ベースブロック(7)上に取り付
    けられ、接極子(4)の回動と共に移動するバリア
    (9)によって接点動作する可動接点ばね(5)及び固
    定接点(6)と、を具備し、 コ字形鉄心(1)は、コイル端子(8)が貫通孔(7
    e)に、継鉄部(1b)が一方の突出案内溝(7b)
    に、磁極部(1a)が他方の突出案内溝(7a)に各々
    挿入されて、ベースブロック(7)上に取り付けられて
    おり、 接極子(4)は、支持部(4b)が一方の突出案内溝
    (7b)に、遊端部(4a)が他方の突出案内溝(7
    a)に挿入され、且つ支持部(4b)が支点となるよう
    に継鉄部(1b)支持されて、遊端部(4a)が磁極部
    (1a)に対して接離するように、ベースブロック
    (7)上に回動可能に取り付けられており、且つバリア
    (9)が可動接点ばね(5)及び固定接点(6)とコイ
    ル(3)との間に位置している、 ことを特徴とする電磁
    継電器。
  2. 【請求項2】 該巻枠(2)が、該コ字形鉄心(1)及
    び該コイル端子(8)を一体にインサートモールド成形
    して形成されている請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】 該可動接点ばね(5)と該コイル(3)
    との間の空間に位置する筒状の障壁(11a)を有する
    ケース(11)を具備する請求項1又は2に記載の電磁
    継電器。
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