JP2006351284A - 電磁リレーの電磁石ブロックおよび電磁リレー - Google Patents

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康之 田中
Hiroyuki Kita
宏幸 喜多
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Abstract

【課題】コイルボビンを必要最小限なサイズにして、コイルを巻装するスペースが十分に採れ、かつコイルボビンの強度の向上が図れる電磁リレーの電磁石ブロックを提供する。
【解決手段】鉄芯10の一部を樹脂モールドしてコイルボビン20を形成し、そのコイルボビン20にコイル31を巻装して構成した電磁リレーの電磁石ブロック1であって、コイルボビン20は、一対の鍔部22の間に、鉄芯10の四隅を周枠部21a、21bで覆い、かつ、その周枠部21a、21bに橋絡部23を形成して鉄芯10を露出させた開口窓24を両側面に形成した構造体として構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁リレーを薄型化することが可能な電磁石ブロックおよび電磁リレーに関するものである。
近年、電磁リレーの小型化、薄型化が進んでおり、そのために電磁石ブロックを薄型化する技術が種々提案されている。例えば特許文献1には、薄型化のために、鉄芯の全体を覆わずに一部を露出させるようにしたコイルボビンを形成した電磁石ブロックが提案されている。
図7は、上記文献の電磁石ブロックの要部縦断面図である。図示するように、コイルボビン120は、鉄芯110の両側面を除き、外周面のみを覆うように形成されている。つまり、コイルボビン120は、鉄芯110の胴部111の両側面111a、111bが露出されるように形成されている。なお、この図では鉄芯110の脚部およびコイルボビン120の鍔部は省略している。
特開2001−155610号公報
しかしながら、このような電磁石ブロックでは、コイルボビン120のコイル巻装部121、121は鉄芯110の外周面に分断して形成されるため、それらは外力によって容易に切断されやすく、強度の点で改善すべき問題があった。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、コイルボビンを必要最小限なサイズにして、コイルを巻装するスペースが十分に採れ、かつコイルボビンの強度の向上が図れる電磁リレーの電磁石ブロックを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電磁リレーの電磁石ブロックは、鉄芯の一部を樹脂モールドしてコイルボビンを形成し、そのコイルボビンにコイルを巻装して構成した電磁リレーの電磁石ブロックであって、コイルボビンは、一対の鍔部の間に、鉄芯の四隅を周枠部で覆い、かつ、その周枠部に橋絡部を形成して鉄芯を露出させた開口窓を両側面に形成した構造体として構成されていることを特徴とする。
請求項2では、鉄芯はコイルボビンの橋絡部に相当する部分に凹溝を形成していることを特徴とする。
請求項3では、開口窓に形成された橋絡部は、コイルボビンの両側面において、相互に位置を異ならせて形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の電磁リレーは、請求項1〜3のいずれかの電磁石ブロックと、該電磁石ブロックのコイルが励磁されたときに、その電磁石ブロックより露出した鉄芯部分に吸引される接極子ブロックと、コイルが励磁され、接極子ブロックが鉄芯部分に吸引されたときに押圧されて閉じる一方、電磁石ブロックのコイルの励磁が解除されたときには、自らの弾性力によって開く制御接点を内装し、カバーケースと協働して、電磁石ブロック、接極子ブロックを収容するベースブロックとを備えて構成されている。
請求項1〜4に記載の本発明によれば、樹脂モールドで形成したコイルボビンには、鉄芯の四隅を周枠部で覆っているので、巻装するコイルを切断させることがない。また、コイルボビンの両側面には開口窓を形成しているので、その開口窓によってコイルを巻き付けるスペースを増加させることができ、そのため、そのような開口窓を設けない同じ大きさのコイルボビンに比べると、コイルの巻数を多くでき、電磁リレーの薄型化が実現できる。
また、コイルボビンの両側面で鉄芯を露出させる開口窓には、橋絡部を設けているので、周枠部を薄肉化しても切断されにくく、コイルボビンの強度が向上する。
請求項2では、鉄芯はコイルボビンの橋絡部に相当する部分に凹溝を形成しているため、樹脂成形される橋絡部は更に凹溝分だけ厚く形成することができ、それにより、成形カスレの発生を防止でき、コイルボビンの強度を一層向上させることができる。また、このような凹溝によって、コイルを巻装したときに周枠部の位置ズレも防止できる。
請求項3では、橋絡部はコイルボビンの両側面において相互に異なる位置に形成されているため、鉄芯を橋絡部の位置で薄くなりすぎて鉄芯の断面積が小さくなることによる磁気特性現象を解消することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施例の電磁石ブロックの構造を示し、(a)はコイル巻装前の正面図、(b)は(a)のA−A線の要部縦断面図、(c)は(a)のB−B線の要部縦断面図である。また、図2は電磁石ブロックの斜視図である。
電磁石ブロック1は、2本の脚部12、12と胴部11とからなるアーチ状に形成された鉄芯10と、コイルボビン20と、電磁コイル31(図3参照)に通電させるためのコイル端子32とを備え、コイルボビン20に電磁コイル31を巻装して構成される。
コイルボビン20は、鉄芯10の胴部11を樹脂モールドして成形されており、両端に形成された一対の鍔部22、22の間にコイル巻装部21を形成している。
ここに、コイル巻装部21は、鉄芯10の胴部11の上、下面11a、11bの四隅を、長手方向に沿って覆うようにして形成された周枠部21a、21bを備え、これらの周枠部21a、21bは、鉄芯10の胴部11の両側面11c、11dのみを露出させる開口窓24を有し、かつ、その周枠部21a、21bは、鉄芯10の胴部11の短手方向に沿って成形された橋絡部23で架橋されて、複数部分に区分された構造体となっている。
コイルボビン20は、このような構造であり、図1(a)、(b)に示すように、胴部11の長手方向に沿う角立った四隅は、周枠部21a、21bで覆われているので、コイル31を巻装しても傷つけられ、切断されることがない。また、図例では、周枠部21a、21bの隅角に丸み21kを付けているが、コイル31の断線防止効果をよりいっそう高めるために望ましく採用される。
また、このような構造によれば、開口窓24は、図1(c)で示すように、両側面に凹部のスペースを有するので、コイル巻装部21への電磁コイル31を巻き付ける容積を増やすことができ、したがって、開口窓24のない同じ大きさのコイルボビンに比べるとコイルの巻数を多くすることができ、また、コイルの巻数を同じにする場合には、電磁リレーの薄型化できる。また、開口窓24には橋絡部23を形成しているので、コイルボビン20の強度を向上させることができる。
なお、コイルボビン20を樹脂成形するにあたっては、橋絡部23にイジェクションピン(不図示)が位置するように金型を形成すれば、成形時のガス抜きを容易に行える。
図3は、本発明の電磁石ブロックを利用した電磁リレーの各構成部分を示した分解斜視図で、1は電磁石ブロック、2は接極子ブロック、3は板バネで構成した制御接点3aを有し、電磁ブロック1の脚部12、12を収容する収容部3b、3cを形成し、下部より電路端子3d、3dを突出させたベースブロック、4はカバーケースを示しており、制御接点3aに、接極子ブロック2を被せるようにして、ベースブロック3に接極子ブロック2と、電磁石ブロック1とを収容させ、その上方からカバーケース4を被せて、電磁リレーAが構成される。
この場合、接極子ブロック2は、電磁ブロック1の一方の脚部12とともに、ベースブロック3の収容部3cに収容させ、電磁ブロック1の他方の脚部12をベースブロック3の収容部3bに収容させるように組み付けると、電磁ブロック1のコイル31が励磁されたときには、接極子ブロック2は、その一端2aが枢軸となって、他端2bが鉄芯10の他方の脚部12側に吸引されるために制御接点3aを閉じる一方、コイル31の励磁が解除されたときには、制御接点3aの板バネの弾性力によって、接極子ブロック2の他端2bが脚部12から遠ざかり、制御接点3aは開く。
このような電磁リレーAでは、従来の薄型化電磁リレーに比べて、電磁石ブロック1によって、前述したような利点を有する。
図4〜図6は、本発明の電磁石ブロックの他の実施態様を示している。
図4、図5において、図4(a)は鉄芯の正面図、図4(b)はその底面図を示しており、図5(a)は、図4に示す鉄芯にコイルボビンを樹脂モールド形成して電磁石ブロックを構成した例、図5の(b)は、図5(a)のC−C線に沿った断面構造図である。
鉄芯10は、これらの図に見るように、胴部11の両側面に、胴部11の短手方向に沿う凹溝13a、13bを、前、後の側面について、異なる位置となるように千鳥状に形成している。
この凹溝13a、13bは、コイルボビン20の橋絡部23a、23bに相当する箇所に形成されているので、コイルボビン20を樹脂成形する際には、その凹溝13a内にも樹脂が入り込むことで、橋絡部23は、凹溝13がないものに比べて厚みが増す。すなわち、橋絡部23の厚みXは、凹溝13がない場合の厚みX2に、凹溝13の深さX1を加えた厚さとなる。
したがって、このような構造のものでは、コイルボビン20の橋絡部23を厚く成形できるので成形カスレの発生が防止でき、強度を向上させることができる。また、凹溝13が流路となって樹脂成形材料を回しやすくするので、樹脂成形も容易にできる。
なお、図例では、両側面の凹溝13a、13bは、前、後の側面について、千鳥状に形成しているが、前後の側面について整合させて形成してもよい。橋絡部を相互に千鳥状に配置すると、鉄芯10の胴部11は橋絡部24の位置で薄くなりすぎず、そのため、凹溝13を向かい合わせることで鉄芯10の断面積が小さくなることによる磁気特性現象を解消することができる。
図6は凹溝を有した鉄芯の別例を示しており、(a)は正面図、(b)は底面図である。この例では、胴部11の一方面に2つの凹溝13a、13cが形成され、反対面には1つの凹溝13bが形成されている。
したがって、図には示さないが、この鉄芯10を用いてコイルボビン20を樹脂成形した場合には、コイル巻装部21は、胴部11の一方面に3つの開口窓24が形成され、反対面には2つの開口窓24が形成される。
このように凹溝13を多く形成することにより、さらなるコイルボビン20の強度向上が図れる。
本発明の電磁石ブロックを示しており、(a)はコイル巻装前の正面図、(b)は(a)のA−A線の要部縦断面図、(c)は(a)のB−B線の要部縦断面図である。 電磁石ブロックの斜視図である。 本発明の電磁リレーの各構成部分を示した分解斜視図である。 電磁石ブロックで使用される鉄芯の別例を示した図で、(a)は正面図、(b)は底面図である。 図4の鉄芯を組み込んだ電磁石ブロックを示す図で、(a)はコイル巻装前正面図、(b)は(a)のC−C線の要部縦断面図である。 鉄芯の変形例を示した図で、(a)は正面図、(b)は底面図である。 従来の電磁石ブロックの要部縦断面図である。
符号の説明
1 電磁石ブロック
10 鉄芯
11 胴部
12 脚部
13a、13b 凹溝
20 コイルボビン
21 コイル巻装部
21a、21b 周枠部
22 鍔部
23 橋絡部
24 開口窓
31 コイル
32 コイル端子
2 接極子ブロック
3 ベースブロック
3a 制御接点
4 カバーケース

Claims (4)

  1. 鉄芯の一部を樹脂モールドしてコイルボビンを形成し、そのコイルボビンにコイルを巻装して構成した電磁リレーの電磁石ブロックであって、
    上記コイルボビンは、一対の鍔部の間に、上記鉄芯の四隅を周枠部で覆い、かつ、その周枠部に橋絡部を形成して上記鉄芯を露出させた開口窓を両側面に形成した構造体として構成されていることを特徴とする、電磁リレーの電磁石ブロック。
  2. 請求項1において、
    上記鉄芯は、上記コイルボビンの上記橋絡部に相当する部分に凹溝を形成している、電磁リレーの電磁石ブロック。
  3. 請求項1または2において、
    上記開口窓に形成された橋絡部は、上記コイルボビンの両側面において、相互に位置を異ならせて形成されている、電磁リレーの電磁石ブロック。
  4. 請求項1〜3のいずれかの電磁石ブロックと、該電磁石ブロックのコイルが励磁されたときに、その電磁石ブロックより露出した鉄芯部分に吸引される接極子ブロックと、上記コイルが励磁され、上記接極子ブロックが鉄芯部分に吸引されたときに押圧されて閉じる一方、上記電磁石ブロックのコイルの励磁が解除されたときには、自らの弾性力によって開く制御接点を内装し、カバーケースと協働して、上記電磁石ブロック、接極子ブロックを収容するベースブロックとを備えて構成された電磁リレー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04277429A (ja) * 1991-03-05 1992-10-02 Takamisawa Denki Seisakusho:Kk 電磁継電器
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