JP2604346Y2 - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
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- JP2604346Y2 JP2604346Y2 JP1993073980U JP7398093U JP2604346Y2 JP 2604346 Y2 JP2604346 Y2 JP 2604346Y2 JP 1993073980 U JP1993073980 U JP 1993073980U JP 7398093 U JP7398093 U JP 7398093U JP 2604346 Y2 JP2604346 Y2 JP 2604346Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁継電器に関し、例
えば、車両用モータの駆動制御装置等に利用して有効な
電磁継電器に関する。
えば、車両用モータの駆動制御装置等に利用して有効な
電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁継電器としては、ベ
ースにコイルボビンが固定されているとともに、ベース
の各長孔内に複数本のターミナル部材がそれぞれ挿入さ
れてベース上に固定されており、コイルボビンに巻回さ
れた電磁コイルの一対の端末が一対のターミナル部材に
電気的にそれぞれ接続されているもの、が知られてい
る。そして、コイルの端末をターミナル部材に電気的に
接続する方法としては、ターミナル部材に薄板形状のラ
グが一体的に突設され、このラグが折り曲げられてコイ
ル端末が挟み込まれた状態でヒュージングまたははんだ
付けされる接続方法が、採用されている。
ースにコイルボビンが固定されているとともに、ベース
の各長孔内に複数本のターミナル部材がそれぞれ挿入さ
れてベース上に固定されており、コイルボビンに巻回さ
れた電磁コイルの一対の端末が一対のターミナル部材に
電気的にそれぞれ接続されているもの、が知られてい
る。そして、コイルの端末をターミナル部材に電気的に
接続する方法としては、ターミナル部材に薄板形状のラ
グが一体的に突設され、このラグが折り曲げられてコイ
ル端末が挟み込まれた状態でヒュージングまたははんだ
付けされる接続方法が、採用されている。
【0003】一方、このような電磁継電器においては、
電磁コイルの通電のオフ時に発生するサージ電圧を吸収
するために、このコイルの両端末間にサージ吸収素子と
してのレジスターが並列に接続されている。一般に、レ
ジスターをコイル端末に電気的に接続するに際しては、
レジスターのリード線とコイル端末とがはんだ付け法や
かしめ法によって直接的に接続される方法、または、レ
ジスターのリード線がターミナル部材の切欠部内に圧入
されて間接的に接続される方法、が採用されている。
電磁コイルの通電のオフ時に発生するサージ電圧を吸収
するために、このコイルの両端末間にサージ吸収素子と
してのレジスターが並列に接続されている。一般に、レ
ジスターをコイル端末に電気的に接続するに際しては、
レジスターのリード線とコイル端末とがはんだ付け法や
かしめ法によって直接的に接続される方法、または、レ
ジスターのリード線がターミナル部材の切欠部内に圧入
されて間接的に接続される方法、が採用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、レジス
ターのリード線がターミナル部材の切欠部内に圧入され
る方法においては、レジスターのリード線がターミナル
部材の切欠部内に圧入される際に、レジスターのリード
線が変形することがある。他方、レジスターのリード線
とコイル端末とを直接的にはんだ付け接続する方法にお
いては、両者とも、動き易いため、作業性が低い。
ターのリード線がターミナル部材の切欠部内に圧入され
る方法においては、レジスターのリード線がターミナル
部材の切欠部内に圧入される際に、レジスターのリード
線が変形することがある。他方、レジスターのリード線
とコイル端末とを直接的にはんだ付け接続する方法にお
いては、両者とも、動き易いため、作業性が低い。
【0005】一方、コイル端末をターミナル部材にラグ
を介してはんだ付けまたはヒュージングする方法におい
ては、ターミナル部材にラグを一体的に突設しなければ
ならないため、材料の歩留りが悪く、生産コストが高く
なる。また、ラグに細いコイル端末を折り曲げて接続し
なければならないため、コイル端末が断線し易くなり、
信頼性が低下する危惧がある。
を介してはんだ付けまたはヒュージングする方法におい
ては、ターミナル部材にラグを一体的に突設しなければ
ならないため、材料の歩留りが悪く、生産コストが高く
なる。また、ラグに細いコイル端末を折り曲げて接続し
なければならないため、コイル端末が断線し易くなり、
信頼性が低下する危惧がある。
【0006】本考案の目的は、サージ吸収素子の各リー
ド線を電磁コイルの各端末と共にターミナル部材に接続
することができる電磁継電器を提供することにある。
ド線を電磁コイルの各端末と共にターミナル部材に接続
することができる電磁継電器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る電磁継電器
は、電磁コイルが巻回されたコイルボビンがベースに固
定的に組み付けられており、ベースの複数の孔に複数本
のターミナル部材がそれぞれ挿入されてベース上にそれ
ぞれ固定されており、コイルボビンに巻回された電磁コ
イルの一対の端末が一対のターミナル部材にそれぞれ電
気的に接続されており、さらに、ベース上に配されたサ
ージ吸収素子の一対のリード線が前記両ターミナル部材
に電気的に接続されている電磁継電器において、前記一
対のターミナル部材に突起がそれぞれ突設され、また、
前記サージ吸収素子の一対のリード線に溶着代部が平板
形状に形成されており、両ターミナル部材にサージ吸収
素子のリード線が、溶着代部が前記各突起にそれぞれ係
合され、かつ、溶着代部とターミナル部材との間に前記
電磁コイルの各端末が挿入された状態で、溶着されてい
ることを特徴とする。
は、電磁コイルが巻回されたコイルボビンがベースに固
定的に組み付けられており、ベースの複数の孔に複数本
のターミナル部材がそれぞれ挿入されてベース上にそれ
ぞれ固定されており、コイルボビンに巻回された電磁コ
イルの一対の端末が一対のターミナル部材にそれぞれ電
気的に接続されており、さらに、ベース上に配されたサ
ージ吸収素子の一対のリード線が前記両ターミナル部材
に電気的に接続されている電磁継電器において、前記一
対のターミナル部材に突起がそれぞれ突設され、また、
前記サージ吸収素子の一対のリード線に溶着代部が平板
形状に形成されており、両ターミナル部材にサージ吸収
素子のリード線が、溶着代部が前記各突起にそれぞれ係
合され、かつ、溶着代部とターミナル部材との間に前記
電磁コイルの各端末が挿入された状態で、溶着されてい
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】前記した手段によれば、ターミナル部材の突起
にコイル端末が係合された状態で、サージ吸収素子のリ
ード線に形成された溶着代部がターミナル部材の突起上
に配され、リード線の溶着代部がターミナル部材に溶着
されると、電磁コイルの端末が一緒にターミナル部材に
溶着される。このため、ターミナル部材にラグを一体成
形しなくて済み、また、サージ吸収素子のリード線をタ
ーミナル部材の切欠部に圧入しなくて済む。したがっ
て、ターミナル部材の歩留りの向上およびサージ吸収素
子の信頼性の向上に寄与することができる。しかも、サ
ージ吸収素子、コイル端末およびターミナル部材が一括
的に電気接続されるので、作業性が大幅に向上する。
にコイル端末が係合された状態で、サージ吸収素子のリ
ード線に形成された溶着代部がターミナル部材の突起上
に配され、リード線の溶着代部がターミナル部材に溶着
されると、電磁コイルの端末が一緒にターミナル部材に
溶着される。このため、ターミナル部材にラグを一体成
形しなくて済み、また、サージ吸収素子のリード線をタ
ーミナル部材の切欠部に圧入しなくて済む。したがっ
て、ターミナル部材の歩留りの向上およびサージ吸収素
子の信頼性の向上に寄与することができる。しかも、サ
ージ吸収素子、コイル端末およびターミナル部材が一括
的に電気接続されるので、作業性が大幅に向上する。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例である電磁継電器を
示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のb−
b線に沿う平面断面図である。図2(a)はコイル用タ
ーミナル部材を示す正面図、(b)は(a)のb−b線
に沿う断面図、図2(c)はレジスターを示す正面図、
(d)はその平面図である。図3(a)〜(d)はレジ
スターとターミナル部材とコイル端末との溶着作業を説
明するための各工程図である。
示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のb−
b線に沿う平面断面図である。図2(a)はコイル用タ
ーミナル部材を示す正面図、(b)は(a)のb−b線
に沿う断面図、図2(c)はレジスターを示す正面図、
(d)はその平面図である。図3(a)〜(d)はレジ
スターとターミナル部材とコイル端末との溶着作業を説
明するための各工程図である。
【0010】本実施例において、本考案に係る電磁継電
器は、ベース10、一対のコイル用ターミナル本体1
1、コイルボビン12、電磁コイル(以下、リレーコイ
ルという。)13、継鉄14を備えている。ベース10
は樹脂等の絶縁材料が用いられて略長方形の板形状に形
成されており、ベース10には5本の長孔15a〜15
eが、3本が長辺に平行に、2本が短辺に平行に配され
て厚さ方向に貫通するように開設されている。長辺に平
行な長孔15aおよび15bにはターミナル本体11に
一体形成されたコイル用ターミナル部材16が、短辺に
平行な長孔15dおよび15eには接点用ターミナル部
材がそれぞれ挿通されている。そして、ターミナル部材
16が長孔15a、15bにそれぞれ挿通されることに
より、ターミナル本体11はベース10上に固装された
状態になっている。
器は、ベース10、一対のコイル用ターミナル本体1
1、コイルボビン12、電磁コイル(以下、リレーコイ
ルという。)13、継鉄14を備えている。ベース10
は樹脂等の絶縁材料が用いられて略長方形の板形状に形
成されており、ベース10には5本の長孔15a〜15
eが、3本が長辺に平行に、2本が短辺に平行に配され
て厚さ方向に貫通するように開設されている。長辺に平
行な長孔15aおよび15bにはターミナル本体11に
一体形成されたコイル用ターミナル部材16が、短辺に
平行な長孔15dおよび15eには接点用ターミナル部
材がそれぞれ挿通されている。そして、ターミナル部材
16が長孔15a、15bにそれぞれ挿通されることに
より、ターミナル本体11はベース10上に固装された
状態になっている。
【0011】本実施例において、コイル用ターミナル部
材16のベース10の上面よりも上側の上端部には突起
20が、左右方向の略中央部に配されて一主面側から打
ち出され反対側の主面に突設されており、この突起20
は上下方向に細長い略長円形状に形成されている。
材16のベース10の上面よりも上側の上端部には突起
20が、左右方向の略中央部に配されて一主面側から打
ち出され反対側の主面に突設されており、この突起20
は上下方向に細長い略長円形状に形成されている。
【0012】また、ベース10の上面には細長いコ字形
状のガイド41が一対、長孔15bと15eとの間にお
いてそれらと平行に延在するように、かつ、互いに腹合
わせに配されて上向きに膨出形成されている。両ガイド
41、41の凹部間によってレジスター保持部42が、
長孔15dと15eと平行に延在するように上向きに開
口されて形成されている。両ガイド41、41の両端部
の間にはリード線挟持部43、43が所定の間隔を持つ
狭い谷形状に形成されている。
状のガイド41が一対、長孔15bと15eとの間にお
いてそれらと平行に延在するように、かつ、互いに腹合
わせに配されて上向きに膨出形成されている。両ガイド
41、41の凹部間によってレジスター保持部42が、
長孔15dと15eと平行に延在するように上向きに開
口されて形成されている。両ガイド41、41の両端部
の間にはリード線挟持部43、43が所定の間隔を持つ
狭い谷形状に形成されている。
【0013】そして、保持部42内にはサージ吸収素子
としてのレジスター44の本体45が挿入されていると
ともに、レジスター44の一対のリード線46、46が
両脇のリード線挟持部43、43内にそれぞれ圧入さ
れ、両リード線46、46の端末部がそれぞれコイル用
ターミナル部材16に後述するヒュージング方法により
溶着されている。両リード線46の端末部には溶着代部
47が図2(c)、(d)に示されているように平板形
状にプレス加工により形成されている。そして、リード
線46はその溶着代部47の片側が突起20の片脇にお
いてターミナル部材16に直接溶着され、反対側がリレ
ーコイル13の端末35と共にターミナル部材16に溶
着されている。
としてのレジスター44の本体45が挿入されていると
ともに、レジスター44の一対のリード線46、46が
両脇のリード線挟持部43、43内にそれぞれ圧入さ
れ、両リード線46、46の端末部がそれぞれコイル用
ターミナル部材16に後述するヒュージング方法により
溶着されている。両リード線46の端末部には溶着代部
47が図2(c)、(d)に示されているように平板形
状にプレス加工により形成されている。そして、リード
線46はその溶着代部47の片側が突起20の片脇にお
いてターミナル部材16に直接溶着され、反対側がリレ
ーコイル13の端末35と共にターミナル部材16に溶
着されている。
【0014】コイルボビン12の筒部26にはリレーコ
イル13が巻回され、このリレーコイル13の巻始めお
よび巻終わり端末35がリード線46と共にターミナル
部材16に後述するヒュージング法によって溶着されて
いる。
イル13が巻回され、このリレーコイル13の巻始めお
よび巻終わり端末35がリード線46と共にターミナル
部材16に後述するヒュージング法によって溶着されて
いる。
【0015】継鉄14は鉄等の磁性材料が用いられて略
アングル形状に形成されており、コイルボビン12の外
側に配置されるようになっている。継鉄14にはコイル
ボビン12の筒部26に嵌入されたコア36が固定され
ているとともに、可動接点ばね37の一端が固定されて
いる。このばね37の中間部にはアーマチュア38が固
着されており、このアーマチュア38はコア36の一端
に吸着自在に対向されている。また、ばね37の自由端
部には可動接点39が固着されており、この可動接点3
9は固定接点40に接離自在に対向されている。そし
て、可動接点39が左側の第1接点用ターミナル部材1
7eに、固定接点40が右側の第2接点用ターミナル部
材17dにそれぞれ電気的に接続されるようになってい
る。
アングル形状に形成されており、コイルボビン12の外
側に配置されるようになっている。継鉄14にはコイル
ボビン12の筒部26に嵌入されたコア36が固定され
ているとともに、可動接点ばね37の一端が固定されて
いる。このばね37の中間部にはアーマチュア38が固
着されており、このアーマチュア38はコア36の一端
に吸着自在に対向されている。また、ばね37の自由端
部には可動接点39が固着されており、この可動接点3
9は固定接点40に接離自在に対向されている。そし
て、可動接点39が左側の第1接点用ターミナル部材1
7eに、固定接点40が右側の第2接点用ターミナル部
材17dにそれぞれ電気的に接続されるようになってい
る。
【0016】次に、組み立て作業および作用効果を説明
する。コイルボビン12の筒部26にリレーコイル13
が巻回され、リレーコイル13の巻始めおよび巻終り端
末35が引き出される。また、コイルボビン12の筒部
26にコア36が挿入され、可動接点ばね37等が組み
付けられた継鉄14がコア36によりコイルボビン12
にかしめ加工により固定される。
する。コイルボビン12の筒部26にリレーコイル13
が巻回され、リレーコイル13の巻始めおよび巻終り端
末35が引き出される。また、コイルボビン12の筒部
26にコア36が挿入され、可動接点ばね37等が組み
付けられた継鉄14がコア36によりコイルボビン12
にかしめ加工により固定される。
【0017】各ターミナル本体11は上端部に突設され
た係止片19がコイルボビン12の固定部24にそれぞ
れ係止されて固定される。すなわち、ターミナル本体1
1の係止片19がコイルボビン12に予め開設された係
止穴31に下側開口から挿入されると、係止片19の爪
形状部が係合穴31の内壁面の一部に食い付くため、係
止片19は固定部24に係止された状態になる。
た係止片19がコイルボビン12の固定部24にそれぞ
れ係止されて固定される。すなわち、ターミナル本体1
1の係止片19がコイルボビン12に予め開設された係
止穴31に下側開口から挿入されると、係止片19の爪
形状部が係合穴31の内壁面の一部に食い付くため、係
止片19は固定部24に係止された状態になる。
【0018】各ターミナル部材17c、17d、17e
が長孔15c、15d、15e内に挿入されるととも
に、各ターミナル部材16、16が長孔15a、15b
内にそれぞれ挿入され、各ターミナル本体11、11お
よびターミナル部材17c、17d、17eがベース1
0に固定され、これらターミナル部材を介してコイルボ
ビン12がベース10上に固装される。
が長孔15c、15d、15e内に挿入されるととも
に、各ターミナル部材16、16が長孔15a、15b
内にそれぞれ挿入され、各ターミナル本体11、11お
よびターミナル部材17c、17d、17eがベース1
0に固定され、これらターミナル部材を介してコイルボ
ビン12がベース10上に固装される。
【0019】ベース10に形成されたガイド41、41
間の保持部42内にレジスター44の本体45が挿入さ
れるとともに、レジスター44の一対のリード線46、
46が両脇のリード線挟持部43、43内にそれぞれ圧
入される。そして、レジスター44の両リード線46、
46がコイル用ターミナル部材16、16側にそれぞれ
直角に屈曲される。
間の保持部42内にレジスター44の本体45が挿入さ
れるとともに、レジスター44の一対のリード線46、
46が両脇のリード線挟持部43、43内にそれぞれ圧
入される。そして、レジスター44の両リード線46、
46がコイル用ターミナル部材16、16側にそれぞれ
直角に屈曲される。
【0020】図3に示されているように、レジスター4
4の屈曲されたリード線46の溶着代部47がコイル用
ターミナル部材16の突起20上に配されて、溶着代部
47の基端側がターミナル部材16にヒュージング処理
により溶着される。
4の屈曲されたリード線46の溶着代部47がコイル用
ターミナル部材16の突起20上に配されて、溶着代部
47の基端側がターミナル部材16にヒュージング処理
により溶着される。
【0021】次いで、溶着代部47とターミナル部材1
6との間にリレーコイル13の端末35が突起20に係
合するように挿入され、溶着代部47の先端側がターミ
ナル部材16側に押圧される。続いて、リード線46の
溶着代部47がリレーコイル13の端末35と共にヒュ
ージング処理によってターミナル部材16に溶着され
る。すなわち、レジスター44のリード線46がコイル
用ターミナル部材16にリレーコイル13の端末35と
共に電気的に接続される。
6との間にリレーコイル13の端末35が突起20に係
合するように挿入され、溶着代部47の先端側がターミ
ナル部材16側に押圧される。続いて、リード線46の
溶着代部47がリレーコイル13の端末35と共にヒュ
ージング処理によってターミナル部材16に溶着され
る。すなわち、レジスター44のリード線46がコイル
用ターミナル部材16にリレーコイル13の端末35と
共に電気的に接続される。
【0022】本実施例によれば、レジスター44がベー
ス10に形成された保持部42に保持された状態で、一
対のリード線46、46が両脇のリード線保持部43、
43内にそれぞれ圧入されて、かつ、リード線46、4
6の端末47、47が一対のコイル用ターミナル部材1
6、16に溶着されているため、レジスター44のリー
ド線46、46をリード線挟持部43、43内に圧入す
るに際して、レジスター44の本体45が変形するのを
抑制することができる。
ス10に形成された保持部42に保持された状態で、一
対のリード線46、46が両脇のリード線保持部43、
43内にそれぞれ圧入されて、かつ、リード線46、4
6の端末47、47が一対のコイル用ターミナル部材1
6、16に溶着されているため、レジスター44のリー
ド線46、46をリード線挟持部43、43内に圧入す
るに際して、レジスター44の本体45が変形するのを
抑制することができる。
【0023】また、両コイル用ターミナル部材16、1
6にコイル端末35を接続するためのラグを突設する必
要がないため、ターミナル部材16、16の歩留りの向
上を図ることができる。コイル端末35を折り曲げる必
要がないため、コイル端末が断線するのを防止すること
ができ、信頼性を向上させることができる。
6にコイル端末35を接続するためのラグを突設する必
要がないため、ターミナル部材16、16の歩留りの向
上を図ることができる。コイル端末35を折り曲げる必
要がないため、コイル端末が断線するのを防止すること
ができ、信頼性を向上させることができる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
サージ吸収素子のリード線を電磁コイルの端末と共に各
ターミナル部材に直接溶着するように構成したため、電
気的接続作業の効率を高めることができるとともに、タ
ーミナル部材の歩留りを向上させることができ、かつ、
サージ吸収素子の信頼性を向上させることができる。
サージ吸収素子のリード線を電磁コイルの端末と共に各
ターミナル部材に直接溶着するように構成したため、電
気的接続作業の効率を高めることができるとともに、タ
ーミナル部材の歩留りを向上させることができ、かつ、
サージ吸収素子の信頼性を向上させることができる。
【図1】本考案の一実施例である電磁継電器を示す図で
あり、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線に沿
う平面断面図である。
あり、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線に沿
う平面断面図である。
【図2】(a)はコイル用ターミナル部材を示す正面
図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図、(c)は
レジスターを示す正面図、(d)はその平面図である。
図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図、(c)は
レジスターを示す正面図、(d)はその平面図である。
【図3】(a)〜(d)はレジスターとターミナル部材
とコイル端末との溶着作業を説明するための各工程図で
ある。
とコイル端末との溶着作業を説明するための各工程図で
ある。
10…ベース、11…コイル用ターミナル本体、12…
コイルボビン、13…リレーコイル、14…継鉄、15
a〜15e…長孔、16…コイル用ターミナル部材、1
7a、17b、17c…ターミナル部材、19…係止
片、20…突起、24…ターミナル本体固定部、26…
筒部、31…係合穴、36…コア、37…可動接点ば
ね、38…アーマチュア、39…可動接点、40…固定
接点、41…ガイド、42…保持部、43…リード線挟
持部、44…レジスター(サージ吸収素子)、45…本
体、46…リード線、47…溶着代部。
コイルボビン、13…リレーコイル、14…継鉄、15
a〜15e…長孔、16…コイル用ターミナル部材、1
7a、17b、17c…ターミナル部材、19…係止
片、20…突起、24…ターミナル本体固定部、26…
筒部、31…係合穴、36…コア、37…可動接点ば
ね、38…アーマチュア、39…可動接点、40…固定
接点、41…ガイド、42…保持部、43…リード線挟
持部、44…レジスター(サージ吸収素子)、45…本
体、46…リード線、47…溶着代部。
フロントページの続き (72)考案者 中山 清文 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株 式会社三ツ葉電機製作所内 (56)参考文献 実開 平4−68333(JP,U) 実開 昭50−164645(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 45/04 H01H 50/04 H01H 50/14 H01H 50/44
Claims (1)
- 【請求項1】 電磁コイルが巻回されたコイルボビンが
ベースに固定的に組み付けられており、ベースの複数の
孔に複数本のターミナル部材がそれぞれ挿入されてベー
ス上にそれぞれ固定されており、コイルボビンに巻回さ
れた電磁コイルの一対の端末が一対のターミナル部材に
それぞれ電気的に接続されており、さらに、ベース上に
配されたサージ吸収素子の一対のリード線が前記両ター
ミナル部材に電気的に接続されている電磁継電器におい
て、 前記一対のターミナル部材に突起がそれぞれ突設され、
また、前記サージ吸収素子の一対のリード線に溶着代部
が平板形状に形成されており、両ターミナル部材にサー
ジ吸収素子のリード線が、溶着代部が前記各突起にそれ
ぞれ係合され、かつ、溶着代部とターミナル部材との間
に前記電磁コイルの各端末が挿入された状態で、溶着さ
れていることを特徴とする電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1993073980U JP2604346Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1993073980U JP2604346Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電磁継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2604346Y2 true JP2604346Y2 (ja) | 2000-05-08 |
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Family Applications (1)
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JP1993073980U Expired - Fee Related JP2604346Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電磁継電器 |
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JP (1) | JP2604346Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6698012B2 (ja) * | 2016-12-28 | 2020-05-27 | 株式会社ミツバ | 電磁継電器 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP1993073980U patent/JP2604346Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0741943U (ja) | 1995-07-21 |
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