JP3452413B2 - 電磁継電器の製造方法 - Google Patents

電磁継電器の製造方法

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JP3452413B2 JP33711894A JP33711894A JP3452413B2 JP 3452413 B2 JP3452413 B2 JP 3452413B2 JP 33711894 A JP33711894 A JP 33711894A JP 33711894 A JP33711894 A JP 33711894A JP 3452413 B2 JP3452413 B2 JP 3452413B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁継電器の製造方法
に関し、例えば、車載用電装品に利用して有効な電磁継
電器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁継電器としては、ベ
ースにコイルボビンが固定されているとともに、ベース
に開設された複数本の長孔にターミナル部材が1枚ずつ
それぞれ挿入されており、これらターミナル部材のうち
一対のターミナル部材には電磁コイルの一対の端末がそ
れぞれ電気的に接続されており、また、別の一対のター
ミナル部材には相対向してそれぞれ配置された可動接点
および固定接点がそれぞれ電気的に接続されているも
の、が知られている。
【0003】ところで、車載用の電装品に使用される電
磁継電器は、20アンペアが定格の電装品(以下、標準
用電装品という。)と、30アンペア等20アンペア超
の電流値が定格の電装品(以下、大電流用電装品とい
う。)とがそれぞれの用途により用意されることがあ
る。この場合、大電流用電装品に使用される電磁継電器
の接点用ターミナル部材(以下、大電流通電容量の接点
用ターミナル部材という。)の幅は、標準用電装品に使
用される電磁継電器の接点用ターミナル部材(以下、標
準通電容量の接点用ターミナル部材という。)の幅より
も30アンペア程度の電流を流すことができるように大
きく設定されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、標準通
電容量の接点用ターミナル部材と大電流通電容量の接点
用ターミナル部材とがそれぞれ用意される電磁継電器の
生産に際しては、各接点用ターミナル部材の幅の大小に
対応してそれらが挿入されるベース側の長孔の幅もそれ
ぞれ変更する必要があるため、ベースもそれぞれ別々に
用意することになって全体としての部品点数が増大する
ばかりでなく、各接点用ターミナル部材毎の放熱性につ
いては充分に配慮されていないため、電磁継電器として
の放熱性能が不充分になるという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、全体としての部品点数を
低減することができるとともに、放熱性能を向上させる
ことができる電磁継電器の製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、開口形状が長方形の長孔を有する平盤形状の
ベースと、前記長孔に挿通されたターミナル部材とを備
えている電磁継電器の製造方法であって、前記長孔(1
5)に嵌合する嵌合部(22)の前記挿通方向と直交す
る方向の幅が前記長孔(15)の長方形の長辺の長さと
等しく、前記長孔(15)から前記ベース(10)の片
側に挿通したプラグ部(21)の前記挿通方向と直交す
る方向の幅が前記嵌合部(22)の前記挿通方向と直交
する方向の幅よりも小さい第一規格のターミナル部材
(20)が形成される工程と、前記長孔(15)に嵌合
する嵌合部(22)の前記挿通方向と直交する方向の幅
が前記長孔(15)の長方形の長辺の長さと等しく、前
記長孔(15)から前記ベース(10)の片側に挿通し
たプラグ部(21A)の前記挿通方向と直交する方向の
幅が前記嵌合部(22)の前記挿通方向と直交する方向
の幅と等しい第二規格のターミナル部材(20A)が形
成される工程と、前記第一規格のターミナル部材(2
0)の前記嵌合部(22)の前記挿通方向と直交する方
向の幅および前記第二規格のターミナル部材(20A)
の前記嵌合部(22)の前記挿通方向と直交する方向の
幅のいずれにも等しい前記挿通方向と直交する方向の幅
を備えた前記長孔(15)を有し前記第一規格のターミ
ナル部材(20)と前記第二規格のターミナル部材(2
0A)とに共用されるベース(10)が形成される工程
と、を備えていることを特徴とする電磁継電器の製造方
法、である。
【0007】
【作用】前記した手段によれば、接点用ターミナル部材
はその嵌合部の幅がプラグ部の幅よりも大きく形成され
ている分だけ熱容量および表面積が大きくなるため、放
熱性能が良好になる。また、接点用ターミナル部材の嵌
合部の幅はプラグ部の幅に無関係に大きく設定すること
ができるため、嵌合部が嵌合されるベースの長孔の幅は
その嵌合部の幅に一致させておけばよいことになる。他
方、接点用ターミナル部材のプラグ部の幅はベースの長
孔の幅に無関係に適宜設定することができるため、標準
電流通電に対応する幅と大電流通電に対応する幅とにそ
れぞれ対応することができる。したがって、幅が最大幅
の嵌合部に対応した長孔を有するベースを1種類だけ用
意しておけば、プラグ部の幅がそれぞれ異なる各仕様の
接点用ターミナル部材をそれぞれ製作することにより、
標準用電装品としての電磁継電器と、大電流用電装品と
しての電磁継電器との他の部品を共通とすることができ
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例である電磁継電器を
示す分解斜視図である。図2(a)、(b)はその電磁
継電器の組立状態を示す正面図および側面図である。図
3はその作用を説明するための説明図であり、(a)、
(b)は標準通電容量の接点用ターミナル部材の部分を
示す分解斜視図および組立側面断面図、(c)、(d)
は大電流通電容量の接点用ターミナル部材の部分を示す
分解斜視図および組立側面断面図である。
【0009】本実施例において、本発明に係る電磁継電
器は、一つの仕様のベース10をもって20アンペアが
定格の標準用電装品と、30アンペアが定格の大電流用
電装品とにそれぞれ対応し得るものとして構成されてい
る。ベース10は樹脂等の絶縁材料が用いられて略長方
形の平盤形状に形成されており、ベース10には5本の
長孔11〜15が細長い長方形の孔形状に開設されてい
る。5本の長孔11〜15のうち3本が長辺に平行に、
2本が短辺に平行に配されてそれぞれ厚さ方向に貫通す
るように開設されている。長辺に平行な3本の長孔のう
ち両脇の長孔11および12には一対のコイル用ターミ
ナル部材16、17がそれぞれ挿通されており、中央の
長孔13には可動接点位置決め用ターミナル部材18が
挿通されている。他方、短辺に平行な一対の長孔14お
よび15には一対の接点用ターミナル部材19、20が
それぞれ挿通されている。そして、各ターミナル部材は
各長孔にそれぞれ挿通されることにより、固定された状
態になっている。
【0010】両接点用ターミナル部材19、20は実質
的に均等に形成されているので、以下、その構成は一方
の接点用ターミナル部材20について代表的に説明す
る。接点用ターミナル部材20は標準通電容量のカプラ
が接続されるものとして構成されている。すなわち、接
点用ターミナル部材20において、この電磁継電器を電
装品に電気的に接続するための雌カプラのソケット部
(図示せず)に嵌入されるプラグ部21の幅は、標準用
電装品に接続するための雌カプラのソケット部の幅に対
応される狭い幅に設定されている。このプラグ部21の
基端部側にはベース10の長孔15に嵌合される嵌合部
22が一体的に形成されており、この嵌合部22はその
幅がプラグ部21の幅よりも大きく形成されている。つ
まり、この嵌合部22の幅は大電流用電装品に接続する
ための雌カプラのソケット部の最大幅に対応する広い幅
に設定されている。これに対応して、この嵌合部22が
挿通される長孔15の長手方向の幅は、大電流用電装品
に接続するための雌カプラのソケット部の最大幅に対応
する広い幅に設定されている。嵌合部22の両端辺には
各係止爪23、23がそれぞれ外向きに突設されてお
り、各係止爪23は嵌合部22が長孔15に嵌合された
状態において長孔15の内壁面に喰い付いて係止した状
態になっている。
【0011】嵌合部22のプラグ部21と反対側には係
合部24が突設されており、係合部24は嵌合部22が
長孔15に嵌合された状態においてベース10の上面に
おける長孔15の開口縁辺に係合した状態になってい
る。この係合によって接点用ターミナル部材20は下方
への遊動を規制された状態になっている。係合部24の
嵌合部22と反対側には接続部25が突設されており、
この接続部25には取付孔26が開設されている。接続
部25には後記する継鉄51が取付孔26を介して電気
的に接続されている。なお、他方の接点用ターミナル部
材(以下、固定接点用ターミナル部材という。)19の
接続部25には固定接点65が取付孔26を介して電気
的に接続されている。
【0012】ベース10の上面には細長いコ字形状の保
持用凸部31が一対、短辺に平行な両方の長孔14と1
5との間においてそれらと平行に延在するように、か
つ、互いに腹合わせに配されて上向きに膨出形成されて
いる。両保持用凸部31、31の凹部間によりレジスタ
ー保持部32が、両長孔14と15と平行に延在するよ
うに上向きに開口されて形成されており、この保持部3
2内にはレジスター34の本体35が上から挿入されて
保持されている。両保持用凸部31、31の両端部間に
はリード線挟持部33、33が所定の間隔を持つ狭い谷
形状に形成されており、両挟持部33、33にはレジス
ター34の一対のリード線36、37がそれぞれ挟み込
まれている。両リード線36、37は両保持用凸部3
1、31の外側においてコイル用ターミナル部材16、
17の方向にそれぞれ直角に屈曲されており、その両端
部において両コイル用ターミナル部材16、17の接続
片16aおよび17aに挟み込まれて電気的に接続され
ている。
【0013】ベース10のレジスター保持部32の上に
はコイルボビン39が上面に近接されて平行に配置され
ており、コイルボビン39は両コイル用ターミナル部材
16、17の上端部に一体的に突設された支持片16
b、17bによって支持されている。すなわち、コイル
ボビン39は絶縁性を有する樹脂が用いられて糸巻形状
に一体成形されているとともに、一方のフランジ41の
下端部における両端部にそれぞれ突設された一対の凸部
42、43には各支持孔44、45がそれぞれ開設され
ており、両支持孔44、45には両コイル用ターミナル
部材16、17の支持片16b、17bがそれぞれ下か
らそれぞれ嵌入されている。
【0014】コイルボビン39の筒部46にはコイル4
7が巻回されており、コイル47の巻き始め端末部48
と巻き終わり端末部49とは両コイル用ターミナル部材
16、17に、それらにそれぞれ形成された各接続片1
6c、17cにヒュージング加工されることによってそ
れぞれ電気的に接続されている。また、コイルボビン3
9の筒部46内にはコア50がコイル用ターミナル部材
16、17側から挿通されており、コア50には継鉄5
1が反対側のフランジ40においてかしめ加工によって
固定されている。
【0015】継鉄51は鉄等の磁性材料が用いられてア
ングル型鋼形状に形成されており、横部材52を上側に
配置されて縦部材53を反対側のフランジ40に当接さ
れた状態でコア50にかしめ付けられることによってコ
イルボビン39に固定されている。継鉄縦部材53の下
端部におけるフランジ側端面には接点用ターミナル部材
結合用の突起54が複数個突設されており、各突起54
はベース10の外側に配置されている接点用ターミナル
部材20の各取付孔26にそれぞれ嵌入されてかしめ加
工されている。この突起54と取付孔26とのかしめ付
けによって、継鉄51と接点用ターミナル部材(以下、
可動接点用ターミナル部材という。)20とは機械的か
つ電気的に接続された状態になっている。したがって、
コイルボビン39はコイル用ターミナル部材16、17
と接点用ターミナル部材20とによって両持ち支持され
ている。
【0016】他方、継鉄51の横部材52の上面には可
動接点ばね取付用の突起55が複数個突設されており、
この突起55には可動接点ばね56の一端部が固定され
ている。すなわち、可動接点ばね56は導電性を有する
板ばね材が用いられてアングル型鋼形状に屈曲成形され
ており、その横部材57に開設された取付孔58が突起
55にかしめ付けられている。可動接点ばね56の縦部
材59は継鉄51を介してコイルボビン39に支持され
た状態において、フランジ41の両凸部42、43間に
垂下された状態になっている。この状態において、縦部
材59のコア50に対向する側の主面にはアーマチュア
62が当接されており、アーマチュア62は縦部材59
の上端部に開設された複数個の取付孔60に突起63を
かしめ加工されて固定されている。
【0017】可動接点ばね56の縦部材59の下端部に
は可動接点取付用の取付孔61が開設されており、この
取付孔61には可動接点64がかしめ加工によって固定
されている。可動接点64は固定接点用ターミナル部材
19の接続部25に固定された固定接点65に接触可能
に相対向されている。すなわち、固定接点用ターミナル
部材19の接続部25はコイルボビン39のフランジ4
1における両凸部42、43に配置されて、可動接点ば
ね56の下端部に対向されている。
【0018】便宜上図示を省略するが、ベース10の上
には箱形状に形成されたカバーがコイルボビン39の外
側を全体的に包囲するように被せ付けられている。
【0019】次に作用を説明する。標準電流通電用のソ
ケットを有する雌カプラがベース10のコイルボビン3
9と反対側に装着されると、電磁継電器は標準電流用の
電装品と電気的に接続された状態になる。その電装品の
コントローラ(図示せず)から一対のコイル用ターミナ
ル部材16、17に電圧が印加されると、コイル47が
励磁されてコア50によってアーマチュア62が磁気的
に吸引されることにより、可動接点64が固定接点65
に接触されるため、固定接点用ターミナル部材19と可
動接点用ターミナル部材20とが電気的に接続されて、
電装品の電力需要部に電力が供給される。
【0020】この際、可動接点64と固定接点65との
接触抵抗間は電装品の電力需要部が要求する電流が流れ
るため発熱するが、両接点用ターミナル部材19、20
における各嵌合部22の幅が広く形成されているため、
熱は嵌合部22を通じてベース10に熱伝導によってき
わめて効果的に放出される。すなわち、両接点用ターミ
ナル部材19、20は幅の広い嵌合部22によって相対
的にきわめて効果的に冷却されるため、可動接点64と
固定接点65とが溶着することは防止されることにな
る。
【0021】ところで、大電流用電装品は標準用電装品
に比べて大電流が流れるため、大電流通電用のカプラが
使用される。従来は、この大電流用カプラに適合させる
ために、接点用ターミナル部材の幅を変更した大電流専
用の電磁継電器が用意されている。その結果、電磁継電
器の生産においては、標準用の電磁継電器および大電流
用の電磁継電器が別々に製造されることになり、電磁継
電器の生産全体としての部品点数が増加するため、製造
コストが増加してしまう。
【0022】本実施例においては、大電流用のカプラに
対応する場合には図3の(c)、(d)に示されている
ように、標準用のカプラに適合する接点用ターミナル部
材20に比較して、プラグ部21Aのみが異なる接点用
ターミナル部材20Aが用意される。すなわち、この大
電流用カプラに対応する接点用ターミナル部材20Aの
プラグ部21Aの幅は、大電流用カプラのソケット部
(図示せず)に対応して標準用のターミナル部材20の
プラグ部21の幅よりも大きく形成されている。このよ
うに、接点用ターミナル部材20Aのプラグ部21Aの
幅が大きく形成されているため、大電流用カプラと電気
的に接続することができる。
【0023】この接点用ターミナル部材20Aはプラグ
21Aの幅以外は変更されないので、電磁継電器の他の
部分は標準用の電磁継電器と共用することができ、その
結果、部品点の増加を回避することができる。すなわ
ち、接点用ターミナル部材20Aにおける嵌合部22の
幅は標準の接点用ターミナル部材20の嵌合部の幅と同
一であるため、これが嵌合されるベース10の長孔15
も同一で済み、したがって、ベース10は単一仕様のも
のを製作すればよい。その結果、ベース10の成形型は
単一の仕様を製作すれば済み、生産コストを大幅に低減
させることができる。
【0024】便宜上、他方の接点用ターミナル部材19
については説明を省略したが、プラグ部および嵌合部に
ついては一方の接点用ターミナル部材20と条件が同一
であるため、同様な作用効果が奏される。
【0025】また、コイル用ターミナル部材16、17
にはコントローラの制御電流が通電され、かつ、この制
御電流は小さく、しかも、標準用電装品と大電流用電装
品とにかかわらず一定であるため、コイル用ターミナル
部材16、17は標準用電装品と大電流用電装品との間
で共用することができる。つまり、コイル用ターミナル
部材16、17が挿通される長孔11、12は標準用電
装品と大電流用電装品とにかかわらず同一に設定するこ
とができるため、ベース10も単一仕様に設定すること
ができる。
【0026】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々
変更可能であることはいうまでもない。
【0027】前記実施例では、可動接点位置決め用ター
ミナル部材18は電流が流れないため、標準用電装品と
大電流用電装品とにかかわらず同一に設定することがで
きる。つまり、可動接点位置決め用ターミナル部材18
が挿通される長孔13は標準用電装品と大電流用電装品
とにかかわらず同一に設定することができるため、ベー
ス10も単一仕様に設定することができる。しかし、可
動接点位置決め用ターミナル部材18に電流が流れる形
式の電磁継電器においては、このターミナル部材18は
接点用ターミナル部材19、20と同様に構成してもよ
い。
【0028】ちなみに、大電流用電装品は30アンペア
の1規格に限らず、複数規格設定されることがある。そ
して、前記構成に係る電磁継電器はこれら複数規格に対
応することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第一規格のターミナル部材および第二規格のターミナル
部材における嵌合部の幅プラグ部の幅以上に形成さ
分だけ熱容量および表面積が大きくなるので、放熱性
能を高めることができる。
【0030】第一規格のターミナル部材および第二規格
のターミナル部材の嵌合部が嵌合されるベースの長孔の
幅はその嵌合部の幅に一致されており、他方、第一規格
のターミナル部材および第二規格のターミナル部材のプ
ラグ部の幅はベースの長孔の幅に無関係に適宜設定され
ている。このため、例えば、標準電流通電に対応する幅
と大電流通電に対応する幅とにそれぞれ対応することが
できる。つまり、幅が最大幅の嵌合部に対応した長孔を
有するベースを1種類だけ用意しておけば、プラグ部の
幅がそれぞれ異なる第一規格のターミナル部材および第
二規格のターミナル部材をそれぞれ製作することによ
り、標準用電装品としての電磁継電器と、大電流用電装
品としての電磁継電器との他の部品を共通とすることが
でき、電磁継電器の製造方法全体としての部品点数を削
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電磁継電器を示す分解
斜視図である。
【図2】(a)、(b)はその電磁継電器の組立状態を
示す正面図および側面図である。
【図3】その作用を説明するための説明図であり、
(a)、(b)は標準通電容量の接点用ターミナル部材
の部分を示す分解斜視図および組立側面断面図、
(c)、(d)は大電流通電容量の接点用ターミナル部
材の部分を示す分解斜視図および組立側面断面図であ
る。
【符号の説明】
10…ベース、11〜15…長孔、16、17…コイル
用ターミナル部材、18…可動接点位置決め用ターミナ
ル部材、19…固定接点用ターミナル部材、20、20
A…可動接点用ターミナル部材、21、21A…プラグ
部、22…嵌合部、23…係止爪、24…係合部、25
…接続部、26…取付孔、31…保持用凸部、32…レ
ジスター保持部、33…リード線挟持部、34…レジス
ター、35…本体、36、37…リード線、39…コイ
ルボビン、40、41…フランジ、42、43…凸部、
44、45…支持孔、46…筒部、47…電磁コイル、
48…コイルの巻き始め端末部、49…コイルの巻き終
わり端末部、50…コア、51…継鉄、52…横部材、
53…縦部材、54、55…突起、56…可動接点ば
ね、57…横部材、58…取付孔、59…縦部材、60
…取付孔、61…固定接点取付孔、62…アーマチュ
ア、63…突起、64…可動接点、65…固定接点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 貴幸 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株 式会社三ツ葉電機製作所内 (56)参考文献 特開 平6−349395(JP,A) 実開 昭61−8927(JP,U) 実公 平4−22524(JP,Y2) 実公 平1−30775(JP,Y2) 実公 平4−21234(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 45/00 - 51/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口形状が長方形の長孔を有する平盤形
    状のベースと、前記長孔に挿通されたターミナル部材と
    を備えている電磁継電器の製造方法であって、 前記長孔(15)に嵌合する嵌合部(22)の前記挿通
    方向と直交する方向の幅が前記長孔(15)の長方形の
    長辺の長さと等しく、前記長孔(15)から前記ベース
    (10)の片側に挿通したプラグ部(21)の前記挿通
    方向と直交する方向の幅が前記嵌合部(22)の前記挿
    通方向と直交する方向の幅よりも小さい第一規格のター
    ミナル部材(20)が形成される工程と、 前記長孔(15)に嵌合する嵌合部(22)の前記挿通
    方向と直交する方向の幅が前記長孔(15)の長方形の
    長辺の長さと等しく、前記長孔(15)から前記ベース
    (10)の片側に挿通したプラグ部(21A)の前記挿
    通方向と直交する方向の幅が前記嵌合部(22)の前記
    挿通方向と直交する方向の幅と等しい第二規格のターミ
    ナル部材(20A)が形成される工程と、 前記第一規格のターミナル部材(20)の前記嵌合部
    (22)の前記挿通方向と直交する方向の幅および前記
    第二規格のターミナル部材(20A)の前記嵌合部(2
    2)の前記挿通方向と直交する方向の幅のいずれにも等
    しい前記挿通方向と直交する方向の幅を備えた前記長孔
    (15)を有し前記第一規格のターミナル部材(20)
    と前記第二規格のターミナル部材(20A)とに共用さ
    れるベース(10)が形成される工程と、 を備えていることを特徴とする電磁継電器の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部(22)の前記挿通方向と直
    交する方向の両端辺には各係止爪(23)、(23)が
    それぞれ外向きに突設されており、これらの係止爪(2
    3)は前記嵌合部(22)が前記長孔(15)に嵌合さ
    れた状態において前記長孔(15)の内壁面に喰い付い
    て係止した状態になるように構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の電磁継電器の製造方法。
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