JPH09213189A - 電磁継電器の構造 - Google Patents
電磁継電器の構造Info
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- JPH09213189A JPH09213189A JP8034338A JP3433896A JPH09213189A JP H09213189 A JPH09213189 A JP H09213189A JP 8034338 A JP8034338 A JP 8034338A JP 3433896 A JP3433896 A JP 3433896A JP H09213189 A JPH09213189 A JP H09213189A
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- H01H50/02—Bases; Casings; Covers
- H01H50/04—Mounting complete relay or separate parts of relay on a base or inside a case
- H01H50/041—Details concerning assembly of relays
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- H01H50/00—Details of electromagnetic relays
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- H01H50/021—Bases; Casings; Covers structurally combining a relay and an electronic component, e.g. varistor, RC circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁継電器が鉄心の頭部を嵌入する切欠溝を
形成しベースと、該ベースの切欠溝の開口部を閉塞する
封止突起を形成する継鉄と、を備えたことで切粉による
電磁継電器の作動不良を解消する。 【解決手段】 電磁継電器は、鉄心2を継鉄3に固定
し、かつ該継鉄3の一端部をベース4に圧入固定する。
ベース4は、継鉄3の一端部の舌片3e,3eが圧入す
る継鉄圧入溝4bと、鉄心2の頭部2cが嵌入する切欠
溝4cとを形成している。継鉄3は、ベース4の切欠溝
4cの端部に挿入配設する封止突起3fを形成してい
る。
形成しベースと、該ベースの切欠溝の開口部を閉塞する
封止突起を形成する継鉄と、を備えたことで切粉による
電磁継電器の作動不良を解消する。 【解決手段】 電磁継電器は、鉄心2を継鉄3に固定
し、かつ該継鉄3の一端部をベース4に圧入固定する。
ベース4は、継鉄3の一端部の舌片3e,3eが圧入す
る継鉄圧入溝4bと、鉄心2の頭部2cが嵌入する切欠
溝4cとを形成している。継鉄3は、ベース4の切欠溝
4cの端部に挿入配設する封止突起3fを形成してい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁継電器の構造
に関する。更に詳述すると、本発明は、鉄心の頭部を嵌
入する切欠溝を形成したベースと、該ベースの切欠溝の
開口端部を閉塞する封止突起を形成した継鉄とを備えた
電磁継電器の構造に関する。
に関する。更に詳述すると、本発明は、鉄心の頭部を嵌
入する切欠溝を形成したベースと、該ベースの切欠溝の
開口端部を閉塞する封止突起を形成した継鉄とを備えた
電磁継電器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の技術としては、例え
ば実開平2−104547号公報に開示された技術があ
る。該技術の電磁継電器は、継鉄の割り溝に、鉄心の小
径部を圧入して、該鉄心を固定している。また、前記継
鉄は、端部をベースに圧入して固定している。
ば実開平2−104547号公報に開示された技術があ
る。該技術の電磁継電器は、継鉄の割り溝に、鉄心の小
径部を圧入して、該鉄心を固定している。また、前記継
鉄は、端部をベースに圧入して固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の電磁継電器は、鉄心を継鉄に圧入固定している
ので、該鉄心を継鉄に圧入したとき切粉ができる。この
切粉は、電磁継電器の接点部分や作動部分に付着し、接
点不良を惹起させるという問題点があった。本発明は、
ベースが、継鉄の一端部の舌片が圧入する継鉄圧入溝
と、鉄心の頭部が嵌入する切欠溝とを形成し、継鉄が、
ベースの切欠溝の開口端部に挿入配設する封止突起を形
成したことで、前記切粉を切欠溝の内壁と封止突起とで
成る空隙内に密閉させることを目的とする。
た従来の電磁継電器は、鉄心を継鉄に圧入固定している
ので、該鉄心を継鉄に圧入したとき切粉ができる。この
切粉は、電磁継電器の接点部分や作動部分に付着し、接
点不良を惹起させるという問題点があった。本発明は、
ベースが、継鉄の一端部の舌片が圧入する継鉄圧入溝
と、鉄心の頭部が嵌入する切欠溝とを形成し、継鉄が、
ベースの切欠溝の開口端部に挿入配設する封止突起を形
成したことで、前記切粉を切欠溝の内壁と封止突起とで
成る空隙内に密閉させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、前述した従来の技術の問題点を解消すべく発明した
ものであり、鉄心を継鉄に固定し、かつ該継鉄の一端部
をベースに圧入固定する電磁継電器において、前記ベー
スが、前記継鉄の一端部の舌片が圧入する継鉄圧入溝
と、前記鉄心の頭部が嵌入する切欠溝とを形成し、前記
継鉄が、前記ベースの切欠溝の開口端部に挿入配設する
封止突起を形成したことでなる。
は、前述した従来の技術の問題点を解消すべく発明した
ものであり、鉄心を継鉄に固定し、かつ該継鉄の一端部
をベースに圧入固定する電磁継電器において、前記ベー
スが、前記継鉄の一端部の舌片が圧入する継鉄圧入溝
と、前記鉄心の頭部が嵌入する切欠溝とを形成し、前記
継鉄が、前記ベースの切欠溝の開口端部に挿入配設する
封止突起を形成したことでなる。
【0005】また、請求項2の発明は、ベースが、継鉄
圧入溝に隣接して、ボビンの鍔部に形成した突棒が圧入
される嵌入溝を形成したことでなる。
圧入溝に隣接して、ボビンの鍔部に形成した突棒が圧入
される嵌入溝を形成したことでなる。
【0006】また、請求項3の発明は、ベースが、継鉄
圧入溝と、切欠溝と、嵌入溝とを形成したリブを突設し
たことでなる。
圧入溝と、切欠溝と、嵌入溝とを形成したリブを突設し
たことでなる。
【0007】また、請求項4の発明は、鉄心が、継鉄の
U字割溝に嵌入する小径部と、ベースの切欠溝に嵌入す
る頭部と、を形成したことでなる。
U字割溝に嵌入する小径部と、ベースの切欠溝に嵌入す
る頭部と、を形成したことでなる。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、図1乃至図5に基づき本発
明の実施形態を詳述する。ボビン1は、コイル5を巻回
し、鉄心2を挿通している。該ボビン1は、継鉄3に固
定する側の鍔部1aの両側下端に突棒1b,1bを形成
し、アマチュア16側の鍔部1cの両側下端の挿着穴1
d,1dにコイル端子6,6の上端6c,6cを圧入し
ている。該ボビン1は、突棒1b,1bをベース4の挿
入溝4a,4aに圧入し、圧嵌したコイル端子6,6を
端子8,9の上端に圧入することで、ベース4に固定さ
れる。更に該ボビン1は、鉄心2をU字割溝3aに固定
することで、該鉄心2に支持される。
明の実施形態を詳述する。ボビン1は、コイル5を巻回
し、鉄心2を挿通している。該ボビン1は、継鉄3に固
定する側の鍔部1aの両側下端に突棒1b,1bを形成
し、アマチュア16側の鍔部1cの両側下端の挿着穴1
d,1dにコイル端子6,6の上端6c,6cを圧入し
ている。該ボビン1は、突棒1b,1bをベース4の挿
入溝4a,4aに圧入し、圧嵌したコイル端子6,6を
端子8,9の上端に圧入することで、ベース4に固定さ
れる。更に該ボビン1は、鉄心2をU字割溝3aに固定
することで、該鉄心2に支持される。
【0009】ボビン1の中心に挿装する鉄心2は、両端
に頭部2b,2cを形成し、継鉄3側の頭部2cに小径
部2aを隣設している。該鉄心2は、前記小径部2aを
継鉄3に形成したU字状割溝3aに圧入することで、前
記鉄心2及びボビン1を継鉄3に固定している。鉄心2
は、U字状割溝3aに圧嵌する小径部2aを形成したこ
とで、端部に頭部2cが形成される。該頭部2cは、鉄
心2を挿入した前記ボビン1をベース4に取付けること
で、該ベース4のU字状の切欠溝4cに嵌入される。
に頭部2b,2cを形成し、継鉄3側の頭部2cに小径
部2aを隣設している。該鉄心2は、前記小径部2aを
継鉄3に形成したU字状割溝3aに圧入することで、前
記鉄心2及びボビン1を継鉄3に固定している。鉄心2
は、U字状割溝3aに圧嵌する小径部2aを形成したこ
とで、端部に頭部2cが形成される。該頭部2cは、鉄
心2を挿入した前記ボビン1をベース4に取付けること
で、該ベース4のU字状の切欠溝4cに嵌入される。
【0010】継鉄3は、略L字状の導電性板部材でな
り、一端部に舌片3e,3eを形成し、他端部に導電性
薄板材でなる板ばね12をビスで加締め固定している。
前記U字状割溝3aは、図1、図4及び図5に示すよう
に、U字状に切欠形成すると共に、かつその外側の対向
面端部3bに傾斜面3cを形成する。該U字状割溝3a
は、奥端3dを半円状に形成する。前記傾斜面3cは、
図1、図4、及び図5に示すように、奥端3d側を円弧
状に形成している。
り、一端部に舌片3e,3eを形成し、他端部に導電性
薄板材でなる板ばね12をビスで加締め固定している。
前記U字状割溝3aは、図1、図4及び図5に示すよう
に、U字状に切欠形成すると共に、かつその外側の対向
面端部3bに傾斜面3cを形成する。該U字状割溝3a
は、奥端3dを半円状に形成する。前記傾斜面3cは、
図1、図4、及び図5に示すように、奥端3d側を円弧
状に形成している。
【0011】前記継鉄3は、前記U字状割溝3aを切欠
形成したことで、2つの舌片3e,3eを形成してい
る。該継鉄3は、U字状割溝3aの上の外側側面に、切
欠溝4cの上部開口端に嵌入する封止突起3fを形成し
ている。前記舌片3e,3eは、外側下端部を鋸歯状に
形成し、かつ該舌片3e,3eをベース4の継鉄圧入溝
4bに圧入している。継鉄3は、舌片3e,3eを継鉄
圧入溝4bに圧入すると、前記封止突起3fが前記切欠
溝4cの開口端部に嵌入される。図1、図4及び図5に
示す3gは、舌片3e,3eの外側面に形成した掛止爪
で、継鉄3をベース4に圧入したとき、継鉄圧入溝4b
の内壁に食い込んで該継鉄3をベース4に堅固する。
形成したことで、2つの舌片3e,3eを形成してい
る。該継鉄3は、U字状割溝3aの上の外側側面に、切
欠溝4cの上部開口端に嵌入する封止突起3fを形成し
ている。前記舌片3e,3eは、外側下端部を鋸歯状に
形成し、かつ該舌片3e,3eをベース4の継鉄圧入溝
4bに圧入している。継鉄3は、舌片3e,3eを継鉄
圧入溝4bに圧入すると、前記封止突起3fが前記切欠
溝4cの開口端部に嵌入される。図1、図4及び図5に
示す3gは、舌片3e,3eの外側面に形成した掛止爪
で、継鉄3をベース4に圧入したとき、継鉄圧入溝4b
の内壁に食い込んで該継鉄3をベース4に堅固する。
【0012】ベース4は、端子7,8,9,10,11
をインサート成形している。該ベース4は、盤面4eか
ら突出した前記防振部7aが湾曲及び振動することを防
止するリブ4fを一体成形している。リブ4fは、盤面
4eから突出した略コ字型の壁状の突起でなり、前記嵌
入溝4a,4a、継鉄圧入溝4b、及び切欠溝4cを内
壁面に形成している。
をインサート成形している。該ベース4は、盤面4eか
ら突出した前記防振部7aが湾曲及び振動することを防
止するリブ4fを一体成形している。リブ4fは、盤面
4eから突出した略コ字型の壁状の突起でなり、前記嵌
入溝4a,4a、継鉄圧入溝4b、及び切欠溝4cを内
壁面に形成している。
【0013】前記ボビン1に巻回したコイル5の両端部
5a,5aは、コイル端子6,6の突出片6a,6aに
巻き付けて電気接続している。
5a,5aは、コイル端子6,6の突出片6a,6aに
巻き付けて電気接続している。
【0014】前記コイル端子6,6は、図1及び図2に
示すように、上端6c,6cを鍔部1cの挿着穴1d,
1dに固着すると共に、他端を前記端子8,9の上端に
圧入し、略中央部に突出片6a,6aを突出している。
該突出片6a,6aは、前記コイル5の端部5a,5a
を巻着し、かつ折曲している。二股部6b,6bは、略
半円状の突起6d,6dの間に形成した溝で、端子8,
9の上端に圧入される。該二股部6b,6bの幅は、端
子8,9の厚さと同一か、又は若干狭くして、端子8,
9が該二股部6b,6bに圧嵌できる長さとする。上端
6c,6cは、略楔状のもので、挿着穴1d,1dに圧
入して固着される。
示すように、上端6c,6cを鍔部1cの挿着穴1d,
1dに固着すると共に、他端を前記端子8,9の上端に
圧入し、略中央部に突出片6a,6aを突出している。
該突出片6a,6aは、前記コイル5の端部5a,5a
を巻着し、かつ折曲している。二股部6b,6bは、略
半円状の突起6d,6dの間に形成した溝で、端子8,
9の上端に圧入される。該二股部6b,6bの幅は、端
子8,9の厚さと同一か、又は若干狭くして、端子8,
9が該二股部6b,6bに圧嵌できる長さとする。上端
6c,6cは、略楔状のもので、挿着穴1d,1dに圧
入して固着される。
【0015】端子7,8,9,10,11は、上端をベ
ース4の盤面4eから突出し、他端をコネクタ4d内に
突出している。端子7は、ベース4から突出した防振部
7aを一体成形している。
ース4の盤面4eから突出し、他端をコネクタ4d内に
突出している。端子7は、ベース4から突出した防振部
7aを一体成形している。
【0016】防振部7aは、一端が継鉄3に固着した板
ばね12と前記ベース4に固着した端子7との間を電気
接続する通電路と、継鉄3を保持する部材とを兼用して
いる。該端子7は、上端を継鉄3に固着した板ばね12
の接続片12aに点溶接している。
ばね12と前記ベース4に固着した端子7との間を電気
接続する通電路と、継鉄3を保持する部材とを兼用して
いる。該端子7は、上端を継鉄3に固着した板ばね12
の接続片12aに点溶接している。
【0017】端子8,9は、割溝8a,9aと、電子素
子13のリード線13a,13aが圧入される割溝8
b,9bと、前記割溝8a,9aと割溝8b,9bとを
形成したことでなる保持片8c,9cとを有する。該端
子8,9は、コイル端子6,6に対して90°ずらした
向きに設置される。
子13のリード線13a,13aが圧入される割溝8
b,9bと、前記割溝8a,9aと割溝8b,9bとを
形成したことでなる保持片8c,9cとを有する。該端
子8,9は、コイル端子6,6に対して90°ずらした
向きに設置される。
【0018】端子10と、端子11は、盤面4e上から
突出し、かつ互いに対向して並設される。該端子10と
端子11との間には、板ばね12の作動片12bに固着
した可動接点14,15が介在される。板ばね12は、
導電性薄板材でなり、継鉄3にビス止めして固定すると
共に、アマチュア16をビス止めしている。
突出し、かつ互いに対向して並設される。該端子10と
端子11との間には、板ばね12の作動片12bに固着
した可動接点14,15が介在される。板ばね12は、
導電性薄板材でなり、継鉄3にビス止めして固定すると
共に、アマチュア16をビス止めしている。
【0019】電子素子13は、左右両側にリード線13
a,13aを有する抵抗等である。可動接点14,15
は、太鼓状の接点部材でなり、板ばね12に溶着又は加
締め固定される。アマチュア16は、板ばね12にビス
止めされる導電性の金属製板材でなる。図1、図3及び
図4に示す17は、ベース4に嵌合し、かつ超音波溶接
等で密閉されるケースであり、樹脂等でなる。
a,13aを有する抵抗等である。可動接点14,15
は、太鼓状の接点部材でなり、板ばね12に溶着又は加
締め固定される。アマチュア16は、板ばね12にビス
止めされる導電性の金属製板材でなる。図1、図3及び
図4に示す17は、ベース4に嵌合し、かつ超音波溶接
等で密閉されるケースであり、樹脂等でなる。
【0020】本発明は、以上のような構成であり、その
作用を組付け手順と共に詳述する。まず、端子7,8,
9,10,11が、ベース4にインサート成形される。
端子7は、防振部7aを一体成形しているので、部品点
数や組付工数を削減できる。電子素子13の両端のリー
ド線13a,13aは、端子8,9の割溝8b,9bに
圧入し、保持片8c,9cを電子素子13側に折曲する
ことで保持される。コイル5は、ボビン1に巻回され
る。該ボビン1の挿着穴1d,1dは、コイル端子6,
6の上端6c,6cを圧入して、ボビン1にコイル端子
6,6を固着される。
作用を組付け手順と共に詳述する。まず、端子7,8,
9,10,11が、ベース4にインサート成形される。
端子7は、防振部7aを一体成形しているので、部品点
数や組付工数を削減できる。電子素子13の両端のリー
ド線13a,13aは、端子8,9の割溝8b,9bに
圧入し、保持片8c,9cを電子素子13側に折曲する
ことで保持される。コイル5は、ボビン1に巻回され
る。該ボビン1の挿着穴1d,1dは、コイル端子6,
6の上端6c,6cを圧入して、ボビン1にコイル端子
6,6を固着される。
【0021】前記コイル5の端子5a,5aは、突出片
6a,6aに巻き付けられ、かつ突出片6a,6aを折
曲される。これにより、コイル5の端部5a,5aは、
折曲した突出片6a,6aに保持され、コイル端子6,
6から解けて脱落することを防止できる。また、コイル
5の端部5a,5aの接続部は、半田付けせずに容易に
固着できる。
6a,6aに巻き付けられ、かつ突出片6a,6aを折
曲される。これにより、コイル5の端部5a,5aは、
折曲した突出片6a,6aに保持され、コイル端子6,
6から解けて脱落することを防止できる。また、コイル
5の端部5a,5aの接続部は、半田付けせずに容易に
固着できる。
【0022】該ボビン1の突棒1b,1bは、ベース4
の嵌入溝4a,4aに圧入されると共に、コイル端子
6,6の突起6d,6dは端子8,9の上端に圧入され
て、該ボビン1の両側がベース4に固着される。ボビン
1は、一方の鍔部1aの突棒1b,1bを嵌入溝4a,
4aに圧入したことで固定し、かつ他方の鍔部1cを固
着したコイル端子6,6を端子8,9に圧入固定したこ
とで、ガタ付きなくベース4に堅固できる。また、ボビ
ン1に固着した2組のコイル端子6,6は、二股部6
b,6bと、2組の端子8,9とを係合し、かつ圧入す
ることで、該コイル端子6,6の横方向のガタ付きを完
全に防止できる。
の嵌入溝4a,4aに圧入されると共に、コイル端子
6,6の突起6d,6dは端子8,9の上端に圧入され
て、該ボビン1の両側がベース4に固着される。ボビン
1は、一方の鍔部1aの突棒1b,1bを嵌入溝4a,
4aに圧入したことで固定し、かつ他方の鍔部1cを固
着したコイル端子6,6を端子8,9に圧入固定したこ
とで、ガタ付きなくベース4に堅固できる。また、ボビ
ン1に固着した2組のコイル端子6,6は、二股部6
b,6bと、2組の端子8,9とを係合し、かつ圧入す
ることで、該コイル端子6,6の横方向のガタ付きを完
全に防止できる。
【0023】板ばね12には、可動接点14,15を溶
解し、かつ継鉄3、及びアマチュア16をビス止めす
る。前記ボビン1の貫通孔には、鉄心2を挿入する。継
鉄3は、継鉄圧入溝4bに舌片3e,3eを圧入すると
共に、U字状割溝3aの奥端3dに鉄心2の小径部2a
を圧入して、鉄心2と継鉄3をベース4に取り付ける。
これにより、鉄心2は、小径部2aが継鉄3のU字状割
溝3aに圧嵌され、ボビン1が更にベース4に堅固され
る。
解し、かつ継鉄3、及びアマチュア16をビス止めす
る。前記ボビン1の貫通孔には、鉄心2を挿入する。継
鉄3は、継鉄圧入溝4bに舌片3e,3eを圧入すると
共に、U字状割溝3aの奥端3dに鉄心2の小径部2a
を圧入して、鉄心2と継鉄3をベース4に取り付ける。
これにより、鉄心2は、小径部2aが継鉄3のU字状割
溝3aに圧嵌され、ボビン1が更にベース4に堅固され
る。
【0024】この継鉄3をベース4に圧入固定すると
き、鉄心2の小径部2aがU字状割溝3aの内壁に擦れ
て切粉Aが発生する。該切粉Aは、図3に示すようにベ
ース4の切欠溝4cと、ボビン1の鍔部1aと、鉄心2
の頭部2cと、継鉄3の封止突起3f及び舌片3e,3
eとでなる空隙B内に密閉される。これにより、該切粉
は、後述するケース17内に散乱することがなく、電磁
継電器の作動部である板ばね12、アマチュア16、並
びに接点部である可動接点14,15及び端子10,1
1の固定接点等に付着して作動不良を惹起することがな
い。
き、鉄心2の小径部2aがU字状割溝3aの内壁に擦れ
て切粉Aが発生する。該切粉Aは、図3に示すようにベ
ース4の切欠溝4cと、ボビン1の鍔部1aと、鉄心2
の頭部2cと、継鉄3の封止突起3f及び舌片3e,3
eとでなる空隙B内に密閉される。これにより、該切粉
は、後述するケース17内に散乱することがなく、電磁
継電器の作動部である板ばね12、アマチュア16、並
びに接点部である可動接点14,15及び端子10,1
1の固定接点等に付着して作動不良を惹起することがな
い。
【0025】接続片12aは、防振部7aに点溶接す
る。前記板ばね12は、ビスで継鉄3に固定すると共
に、接続片12aと防振部7aとを点溶接したことで、
端子7と可動接点14,15とを電気接続すると共に、
板ばね12、及び継鉄3を堅固できる。前記端子7の防
振部7aは、盤面4eから突出した略コ字状のリブ4f
で保持しているので、耐衝撃性、及び耐振動性に優れ、
湾曲及び振動することがない。
る。前記板ばね12は、ビスで継鉄3に固定すると共
に、接続片12aと防振部7aとを点溶接したことで、
端子7と可動接点14,15とを電気接続すると共に、
板ばね12、及び継鉄3を堅固できる。前記端子7の防
振部7aは、盤面4eから突出した略コ字状のリブ4f
で保持しているので、耐衝撃性、及び耐振動性に優れ、
湾曲及び振動することがない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。 (1)本発明の請求項1の発明は、鉄心を継鉄に固定
し、かつ該継鉄の一端部をベースに圧入固定する電磁継
電器において、前記ベースは、前記継鉄の一端部の舌片
が圧入する継鉄圧入溝と、前記鉄心の頭部が嵌入する切
欠溝とを形成し、前記継鉄は、前記ベースの切欠溝の端
部に挿入配設する封止突起を形成したことで、継鉄をベ
ースに圧入固定したときに発生する切粉が、ケース内に
散乱して、電磁継電器の作動部である板ばね、アマチュ
ア、並びに接点部である可動接点及び固定接点等に付着
して作動不良を惹起することがない。 (2)本発明の請求項2の発明は、ベースが、継鉄圧入
溝に隣接して、ボビンの鍔部に形成した突棒が圧入され
る嵌入溝を形成したことで、継鉄とボビンと隣接させて
共に固定することができる。 (3)本発明の請求項3の発明は、ベースが、継鉄圧入
溝と、切欠溝と、嵌入溝とを形成したリブを突設したこ
とで、ベースから突出した該リブを補強し、継鉄とボビ
ンを保持できる。 (4)本発明の請求項4の発明は、鉄心が、継鉄のU字
状割溝に嵌入する小径部と、ベースの切欠溝に嵌入する
頭部と、を形成したことで、該鉄心を継鉄及びベースに
圧入して組み付けることができ、組付作業を簡素化する
と共に、機械による自動組付けを可能にする。
ので、次のような効果がある。 (1)本発明の請求項1の発明は、鉄心を継鉄に固定
し、かつ該継鉄の一端部をベースに圧入固定する電磁継
電器において、前記ベースは、前記継鉄の一端部の舌片
が圧入する継鉄圧入溝と、前記鉄心の頭部が嵌入する切
欠溝とを形成し、前記継鉄は、前記ベースの切欠溝の端
部に挿入配設する封止突起を形成したことで、継鉄をベ
ースに圧入固定したときに発生する切粉が、ケース内に
散乱して、電磁継電器の作動部である板ばね、アマチュ
ア、並びに接点部である可動接点及び固定接点等に付着
して作動不良を惹起することがない。 (2)本発明の請求項2の発明は、ベースが、継鉄圧入
溝に隣接して、ボビンの鍔部に形成した突棒が圧入され
る嵌入溝を形成したことで、継鉄とボビンと隣接させて
共に固定することができる。 (3)本発明の請求項3の発明は、ベースが、継鉄圧入
溝と、切欠溝と、嵌入溝とを形成したリブを突設したこ
とで、ベースから突出した該リブを補強し、継鉄とボビ
ンを保持できる。 (4)本発明の請求項4の発明は、鉄心が、継鉄のU字
状割溝に嵌入する小径部と、ベースの切欠溝に嵌入する
頭部と、を形成したことで、該鉄心を継鉄及びベースに
圧入して組み付けることができ、組付作業を簡素化する
と共に、機械による自動組付けを可能にする。
【図1】本発明の電磁継電器の構造の実施形態を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】本発明の電磁継電器の構造の実施形態を示す図
面で、ベースの拡大斜視図である。
面で、ベースの拡大斜視図である。
【図3】本発明の電磁継電器の構造の実施形態を示す拡
大縦断面図である。
大縦断面図である。
【図4】本発明の電磁継電器の構造の実施形態を示す拡
大縦断面図である。
大縦断面図である。
【図5】本発明の電磁継電器の構造の実施形態を示す図
面で、封止突起を切欠溝に嵌入する説明図である。
面で、封止突起を切欠溝に嵌入する説明図である。
1 ボビン 1a,1c 鍔部 1b 突棒 2 鉄心 2a 小径部 2c 頭部 3 継鉄 3a U字状割溝 3e 舌片 3f 封止突起 4 ベース 4a 嵌入溝 4b 継鉄圧入溝 4c 切欠溝 4f リブ
Claims (4)
- 【請求項1】 鉄心(2)を継鉄(3)に固定し、かつ
該継鉄(3)の一端部をベース(4)に圧入固定する電
磁継電器において、 前記ベース(4)は、前記継鉄(3)の一端部の舌片
(3e,3e)が圧入する継鉄圧入溝(4b)と、前記
鉄心(2)の頭部(2c)が嵌入する切欠溝(4c)と
を形成し、 前記継鉄(3)は、前記ベース(4)の切欠溝(4c)
の開口端部に挿入配設する封止突起(3f)を形成した
ことを特徴とする電磁継電器の構造。 - 【請求項2】 前記請求項1の発明において、 前記ベース(4)は、前記継鉄圧入溝(4b)に隣接し
て、ボビン(1)の鍔部(1a)に形成した突棒(1
b,1b)が圧入される嵌入溝(4a,4a)を形成し
たことを特徴とする電磁継電器の構造。 - 【請求項3】 前記請求項1、又は2の発明において、 前記ベース(4)は、前記継鉄圧入溝(4b)と、前記
切欠溝(4c)と、前記嵌入溝(4a,4a)とを形成
したリブ(4f)を突設したことを特徴とする電磁継電
器の構造。 - 【請求項4】 前記請求項1、2又は3の発明におい
て、 前記鉄心(2)は、前記継鉄(3)のU字割溝(3a)
に嵌入する小径部(2a)と、 ベース(4)の切欠溝(4c)に嵌入する頭部(2c)
と、を形成したことを特徴とする電磁継電器の構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8034338A JPH09213189A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 電磁継電器の構造 |
US08/787,103 US5903200A (en) | 1996-01-29 | 1997-01-22 | Structure of electromagnetic relay |
KR1019970001973A KR970060288A (ko) | 1996-01-29 | 1997-01-24 | 전자 계전기의 구조 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8034338A JPH09213189A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 電磁継電器の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09213189A true JPH09213189A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=12411366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8034338A Pending JPH09213189A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 電磁継電器の構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5903200A (ja) |
JP (1) | JPH09213189A (ja) |
KR (1) | KR970060288A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010211957A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Omron Corp | 電磁継電器 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2240617T3 (es) | 2001-08-10 | 2005-10-16 | Tyco Electronics Amp Gmbh | Rele conmutador con resorte de armadura mejorado. |
JP4424042B2 (ja) * | 2004-04-06 | 2010-03-03 | 住友電装株式会社 | 車載用リレーおよび電気接続箱 |
JP2020013654A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 富士通コンポーネント株式会社 | 組立部材及び電磁継電器 |
JP7361593B2 (ja) | 2019-12-19 | 2023-10-16 | 富士通コンポーネント株式会社 | 電磁継電器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2117329T3 (es) * | 1994-07-15 | 1998-08-01 | Siemens Ag | Rele electrico. |
US5587693A (en) * | 1995-08-07 | 1996-12-24 | Siemens Electromechanical Components, Inc. | Polarized electromagnetic relay |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP8034338A patent/JPH09213189A/ja active Pending
-
1997
- 1997-01-22 US US08/787,103 patent/US5903200A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-01-24 KR KR1019970001973A patent/KR970060288A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010211957A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Omron Corp | 電磁継電器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR970060288A (ko) | 1997-08-12 |
US5903200A (en) | 1999-05-11 |
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