JP2606460Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2606460Y2
JP2606460Y2 JP1993059255U JP5925593U JP2606460Y2 JP 2606460 Y2 JP2606460 Y2 JP 2606460Y2 JP 1993059255 U JP1993059255 U JP 1993059255U JP 5925593 U JP5925593 U JP 5925593U JP 2606460 Y2 JP2606460 Y2 JP 2606460Y2
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壱成 栗原
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Mitsuba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁継電器に関し、例
えば、車両用モーターの駆動制御装置等として利用して
有効な電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁継電器としては、ベ
ースにコイルボビンが固定されているとともに、ベース
の各長孔内に複数本のターミナル部材がそれぞれ挿入さ
れてベース上に固定されており、コイルボビンに巻回さ
れた電磁コイルの一対の端末が一対のターミナル部材に
それぞれ電気的に接続されているもの、が知られてい
る。
【0003】このような電磁継電器においては、電磁コ
イルの通電のオフ時に発生するサージ電圧を吸収するた
めに、このコイルの両端末間にサージ吸収素子としての
レジスターが並列に接続されている。一般に、レジスタ
ーを接続するに際しては、はんだ付けによる方法が行わ
れているが、作業コストの低減を図るために、圧入方式
も多く採用されている。
【0004】圧入方式によってレジスターを接続する従
来の構造として、一対のコイル用ターミナル部材の一部
に略U字形状の切欠部をそれぞれ没設しておき、レジス
ターの両リード線を適当な長さにそれぞれカットした
後、レジスターの本体をベースの溝内に挿入してレジス
ターの位置決めを行うとともに、コイル用ターミナル部
材の両切欠部内にレジスターのリード線をそれぞれ圧入
するものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧入方式によるレジスター接続構造を備えた電磁継電器
においては、レジスターのリード線をターミナル本体の
切欠部内に圧入する時にレジスターのリード線が変形す
ることがある。
【0006】また、レジスターのリード線を適当な長さ
にカットしているため、カットされたリード線の長さに
よってはレジスターのリード線がターミナル本体の切欠
部まで届かないで、切欠部内に圧入できなくなることが
ある。このため、レジスターのリード線のカット寸法を
厳格に管理することが余儀なくされている。ターミナル
本体にリード線を圧入する切欠部が必要になるため、歩
留りが低下することもある。
【0007】本考案の目的は、サージ吸収素子を作業性
よく固定かつ電気的に接続することができる電磁継電器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る電磁継電器
は、電磁コイルが巻回されたコイルボビンがベースに固
定的に組み付けられており、ベースの複数の孔に複数本
のターミナル部材がそれぞれ挿入されてベース上にそれ
ぞれ固定されており、コイルボビンに巻回された電磁コ
イルの一対の端末が一対のターミナル部材にそれぞれ電
気的に接続されている電磁継電器において、前記ベース
に前記サージ吸収素子を保持する保持部が一体的に形成
され、この保持部に一対のリード線挟持部がそれぞれ開
設されており、前記サージ吸収素子の一対のリード線が
前記両リード線挟持部内にそれぞれ圧入されて、このサ
ージ吸収素子が前記保持部に保持されているとともに、
この両リード線が前記ベースと平行に折曲されて、その
各先端側が前記両ターミナル部材にそれぞれに溶着され
ていることを特徴とする。
【0009】前記した手段によれば、ベース上に形成さ
れたサージ吸収素子の保持部の両脇に形成されているリ
ード線挟持部にサージ吸収素子のリード線を圧入して挟
持することにより、サージ吸収素子の本体をベース上の
保持部に保持することができる。
【0010】この際、サージ吸収素子のリード線をリー
ド線挟持部に圧入することにより、サージ吸収素子をベ
ースに保持するため、サージ吸収素子の本体には応力を
加えることがない。
【0011】
【実施例】図1は本考案の一実施例である電磁継電器を
示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のb−
b線に沿う平面断面図である。図2(a)、(b)はボ
ビンアセンブリー状態を示す正面図および側面図であ
る。図3(a)、(b)はベースを示す拡大平面図およ
び拡大正面図である。
【0012】本実施例において、本考案に係る電磁継電
器は、ベース10、一対のコイル用ターミナル本体1
1、コイルボビン12、電磁コイル(以下、リレーコイ
ルという。)13、継鉄14を備えている。ベース10
は樹脂等の絶縁材料が用いられて略長方形の板形状に形
成されており、ベース10には5本の長孔15a〜15
eが、3本が長辺に平行に、2本が短辺に平行に配され
て厚さ方向に貫通するように開設されている。長辺に平
行な長孔15aおよび15bにはターミナル本体に一体
形成されたコイル用ターミナル部材16が、短辺に平行
な長孔が15dおよび15eには接点用ターミナル部材
17がそれぞれ挿通されている。そして、ターミナル部
材16が長孔15a、15bにそれぞれ挿通されること
により、ターミナル本体11はベース10上に固装され
た状態になっている。
【0013】また、ベース10の上面には細長いコ字形
状のガイド41が一対、長孔15dと15eとの間にお
いてそれらと平行に延在するように、かつ、互いに腹合
わせに配されて上向きに膨出成形されている。両ガイド
41、41の凹部間によりレジスター保持部42が、長
孔15dと15eと平行に延在するように上向きに開口
されて形成されている。両ガイド41、41の両端部間
にはリード線挟持部43、43が所定の間隔を持つ狭い
谷形状に形成されている。
【0014】他方、コイルボビン12の筒部26にはリ
レーコイル13が巻回され、リレーコイル13の巻き始
めおよび巻き終わり端末35が接続片20にヒュージン
グされるようになっている。
【0015】継鉄14は鉄等の磁性材料が用いられて略
アングル形状に形成されており、コイルボビン12の外
側に配置されるようになっている。継鉄14にはコイル
ボビン12の筒部26に嵌入されたコア36が固定され
ているととともに、可動接点ばね37の一端が固定され
ている。このばね37の中間部にはアーマチュア38が
固着されており、このアーマチュア38はコアの一端に
吸着自在に対向されている。また、ばね37の自由端部
には可動接点39が固着されており、この可動接点39
は固定接点40に接離自在に対向されている。そして、
可動接点39が左側の第1接点用ターミナル部材17e
に、固定接点40が右側の第2接点用ターミナル部材1
7dにそれぞれ電気的に接続されるようになっている。
【0016】次に、組み立て作業を説明することによ
り、電磁継電器の構成の詳細を説明する。
【0017】コイルボビン12の筒部26にリレーコイ
ル13が巻回され、両端末35、35が各接続片20、
20にそれぞれ電気的に接続される。すなわち、リレー
コイル13の巻線作業に続いてヒュージング作業が実施
される。
【0018】他方、各ターミナル本体11はその係止片
19がコイルボビン12の固定部24にそれぞれ係止さ
れて固定される。すなわち、ターミナル本体11の係止
片19がコイルボビン12に予め開設された係止穴31
に下側開口から挿入されると、係止片19の爪形状部が
係合穴31の内壁面の一部に食い付くため、係止片19
は固定部24に係止された状態になる。
【0019】また、コイルボビン12の筒部26にコア
36が挿入され、可動接点ばね37等が組み付けされた
継鉄14がコア36によりコイルボビン12にかしめ加
工により固定される。
【0020】他方、ベース10に形成されたガイド4
1、41間の保持部42内にレジスター44の本体45
が挿入されるとともに、レジスター44の一対のリード
線46、46が両脇のリード線挟持部43、43内にそ
れぞれ圧入される。そして、レジスター44の両リード
線46、46がコイル用ターミナル部材16、16側に
それぞれ直角に屈曲される。
【0021】その後、各ターミナル部材17c、17
d、17eが長孔15c、15d、15e内に挿入され
るとともに、各ターミナル部材16、16が長孔15
a、15b内にそれぞれ挿入され、各ターミナル本体1
1、11およびターミナル部材17c、17d、17
e、がベース10に固定され、これらターミナル部材を
介してコイルボビン12がベース10上の固装される。
【0022】続いて、レジスター44の屈曲された両方
のリード線46、46の先端部がコイル用ターミナル部
材16、16にそれぞれ溶着されて、レジスター44が
コイル用ターミナル部材16、16にそれぞれ機械的か
つ電気的に接続される。この状態において、両リード線
挟持部43、43に一対のリード線46、46がそれぞ
れ圧入されたレジスター44は、ベース10上面の保持
部42内に嵌入されて保持された状態になる。
【0023】以上のようにして、電磁継電器が製造され
たことになる。
【0024】以上説明したように本実施例によれば、レ
ジスター44がベース10に形成された保持部42に保
持された状態で、一対のリード線46、46が両脇のリ
ード線挟持部43、43内にそれぞれ圧入されて、か
つ、リード線46、46の先端部が一対のコイル用ター
ミナル部材16、16に溶着されているため、レジスタ
ー44のリード線46、46をリード線挟持部43、4
3内に圧入するに際して、レジスター44の本体45が
変形するのを抑制することができる。
【0025】さらに、レジスター44の一対のリード線
46、46を指定の長さにカットする必要がないため、
作業性をその分、高めることができるとともに、レジス
ター44の歩留りが改善される。
【0026】また、電磁継電器に振動が加わっても、レ
ジスター44は、本体45が保持部42によって、か
つ、両リード線46、46が両リード線挟持部43、4
3によってそれぞれ保持されているため、レジスター4
4がベース10から脱落するのを確実に防止することが
でき、信頼性を向上させることができる。
【0027】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々
変更可能であることはいうまでもない。
【0028】例えば、サージ吸収素子としては、レジス
ターに限らず、ダイオード等を使用することができる。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ベース上に形成されたサージ吸収素子の保持部の両脇に
形成されているリード線挟持部にサージ吸収素子のリー
ド線を圧入して挟持することにより、サージ吸収素子の
本体をベース上の保持部に保持することができる。この
際、サージ吸収素子のリード線をリード線挟持部に圧入
することにより、サージ吸収素子をベースに保持するた
め、サージ吸収素子の本体には応力を加えることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である電磁継電器を示す図で
あり、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線に沿
う平面断面図である。
【図2】(a)はボビンアセンブリー状態を示す正面
図、(b)は側面図である。
【図3】(a)はベースを示す拡大平面図、(b)は拡
大正面図である。
【符号の説明】
10…ベース、11…コイル用ターミナル本体、12…
コイルボビン、13…リレーコイル、14…継鉄、15
a〜15e…長孔、16…コイル用ターミナル部材、1
7a、17b、17c…ターミナル部材、19…係止
片、20…接続片、24…ターミナル本体固定部、26
…筒部、31…係合穴、36…コア、37…可動接点ば
ね、38…アーマチュア、39…可動接点、40…固定
接点、41…ガイド、42…保持部、43…リード線挟
持部、44…レジスター(サージ吸収素子)、45…本
体、46…リード線。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−53425(JP,A) 特開 平5−166449(JP,A) 特開 平4−357639(JP,A) 特開 平4−144022(JP,A) 実開 昭58−35247(JP,U) 実開 昭58−120543(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 50/04 H01H 45/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルが巻回されたコイルボビンが
    ベースに固定的に組み付けられており、ベースの複数の
    孔に複数本のターミナル部材がそれぞれ挿入されてベー
    ス上にそれぞれ固定されており、コイルボビンに巻回さ
    れた電磁コイルの一対の端末が一対のターミナル部材に
    それぞれ電気的に接続されている電磁継電器において、 前記ベースに前記サージ吸収素子を保持する保持部が一
    体的に形成され、この保持部に一対のリード線挟持部が
    それぞれ開設されており、前記サージ吸収素子の一対の
    リード線が前記両リード線挟持部内にそれぞれ圧入され
    て、このサージ吸収素子が前記保持部に保持されている
    とともに、この両リード線が前記ベースと平行に折曲さ
    れて、その各先端側が前記両ターミナル部材にそれぞれ
    に溶着されていることを特徴とする電磁継電器。
JP1993059255U 1993-10-06 1993-10-06 電磁継電器 Expired - Fee Related JP2606460Y2 (ja)

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