JP2555722Y2 - 有極リレー - Google Patents

有極リレー

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JP2555722Y2
JP2555722Y2 JP8971091U JP8971091U JP2555722Y2 JP 2555722 Y2 JP2555722 Y2 JP 2555722Y2 JP 8971091 U JP8971091 U JP 8971091U JP 8971091 U JP8971091 U JP 8971091U JP 2555722 Y2 JP2555722 Y2 JP 2555722Y2
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iron core
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coil
contact spring
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重行 奥村
厚 仲畑
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は有極リレー、さらに詳し
くは接極子がその中央部を支点として揺動自在に配設さ
れた有極リレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の有極リレーとして、図3
及び図4に示すものが存在する。
【0003】1 はケーシングで、合成樹脂等の絶縁材料
よりなるベース11とその側壁の外側を覆うよう被嵌され
るカバー12とで構成され、ケーシング1 内には、コイル
ブロック2 と永久磁石3 と接極子ブロック4 とが配設さ
れている。
【0004】ベース11は、上方に開放された長方形の箱
状であって、長手方向の壁の中央部に設けた接触片11a
及びそれと接続された共通端子片11b 、固定接点11e を
固着して内側の4隅に設けた固定接点板11c 及びそれと
接続された固定端子片11d 、短手方向の壁の中央部に設
けた切欠において開放した上方に立設したコイル端子結
合片11f 及びそれと接続されたコイル端子片11g が、導
電板をインサート成形して、それぞれ一体に形成されて
いる。
【0005】カバー12は、ベース11と同様に下方に開放
された箱状に形成されている。コイルブロック2 は、上
方に開放された略コ字状の鉄芯21の横片に巻装されたコ
イル22と、その端末を接続され鉄芯21に隣接して設けた
コイル端子23と、コイル端子結合片11f を介してコイル
端子23と接続されるコイル端子片11g とで形成されてい
る。
【0006】永久磁石3 は、略板状であって上面中央部
にベース11の短手方向に走る断面略半円形の凹溝3aが形
成されている。永久磁石3 の上面はベース11の長手方向
における中央部で最も厚みが大きく端部に向かって次第
に厚みが小さくなるよう傾斜した傾斜面3bとなってお
り、ベース11の長手方向における両端部はそれぞれ同極
のN極で、中央部が異極のS極に着磁されている。そし
て、両端部がコイルブロック2 の鉄芯21の両端磁極部で
ある両脚片の内側面に当接するよう介装され、鉄芯21は
永久磁石3 の両端部により一方の極性であるN極に磁化
されている。
【0007】接極子ブロック4 は、図4のように略矩形
の平板状に形成された接極子41と、接極子41の幅方向の
両側部に配設された可動接触ばね42と、接極子41及び可
動接触ばね片42と共に一体に成形された合成樹脂等の絶
縁材料からなるばね支持体43とで構成されている。接極
子41の下面中央には、幅方向に断面略半円状の凸条41a
が設けられ、その凸条41a が永久磁石3 の他方の極性で
あるS極に磁化された凹溝3aに収められて揺動自在に枢
支されるとともに、ばね支持体43の中央両外側に設けた
切欠において可動接触ばね42から突出させた支持片42a
がベース11に設けた接触片11a に接続されることによ
り、接極子41は両端部が鉄芯21の両端磁極部にそれぞれ
吸引釈放可能で、可動接触ばね42の各先端にはベース11
の内側の4隅に設けた固定接点11e にそれぞれ接離可能
な可動接点が張り合わせてある。
【0008】このとき、接極子41の両側部に設けられた
鉄芯21の両端磁極部を結ぶ方向に長い一対の可動接触ば
ね42は、コイルブロック2 の鉄芯21に隣接して設けたコ
イル端子23との絶縁距離を大きくするために、ばね支持
体43に支持された根本よりも先端が接極子41の両側端か
ら離れた形状になっていて、それによって可動接触ばね
42の先端が当たらないよう、ベース11の固定接点板11c
を設けた内側の4隅付近には、長手方向の壁に逃がし用
の切欠が設けられている。
【0009】次に、動作を説明する。まず、コイル22を
通電すると、磁化の向きに応じて接極子41の長手方向の
一端部が鉄芯21の一方の磁極部に吸引されて接極子ブロ
ック4 が中央の凸条41a を支点として揺動し、鉄芯21と
接極子41と永久磁石3 とで閉磁路が形成され、可動接触
ばね42の一方の先端の可動接点が固定接点11e に接触す
る。この状態でコイル22の通電を切ると、永久磁石3 の
磁力により上記閉磁路がそのまま維持され、接極子41が
鉄芯21の一方の磁極部に接触したままの状態となる。
【0010】また、コイル22への通電方向を逆向きにす
れば、接極子41は鉄芯21の他方の磁極部に吸引して可動
接触ばね42の他方の先端の可動接点が固定接点11e に接
触し、この状態でコイル22の通電を切ると、永久磁石3
の磁力によりそのまま維持され、接極子41が鉄芯21の他
方の磁極部に接触したままとなる。いわゆる双安定動作
をするものであり、図に示すように、コイル端子23が4
本あるのは、コイル22を2層巻として、それぞれの両端
末をコイル端子23の2本づつに接続して、通電方向を逆
向きにする際に、その各2本でもって行うときに使用さ
れる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の有極リ
レーにあっては、接極子41の両側部に設けられた鉄芯21
の両端磁極部を結ぶ方向に長い一対の可動接触ばね42
は、コイル端子23との空間距離を大きくするために、絶
縁材製のばね支持体43に支持された根本よりも先端が接
極子41の両側端から離れた形状になっているから、入出
力間つまり可動接触ばね42とコイル端子23との間の耐電
圧は、それだけ大きくなっているが、コイル端子23は、
接極子41が吸引釈放される鉄芯21に隣接するとともに、
可動接触ばね42の根本付近は、その接極子41と比較的距
離が近い状態のままであるから、この接極子41を介して
耐電圧不良が発生することもある。
【0012】ただし、可動接触ばね42とコイル端子23と
の空間距離が、上記従来例のように、可動接触ばね42の
先端を接極子41の両側端から離れた形状にするまでもな
く、接極子41を介した方が元々小さい場合もあり、その
場合は、可動接触ばね42と接極子41との空間距離が問題
となる。
【0013】本考案は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、入出力間の耐電圧を容易
に高くできる有極リレーを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本考案の有極リレーは、略コ字状の鉄芯に巻装
されたコイルがその端末を鉄芯に隣接するコイル端子に
接続されたコイルブロックと、鉄芯を一方の極性に磁化
するよう配設された永久磁石と、中央部が永久磁石の他
方の極性の磁極部に揺動自在に枢支され両端部が鉄芯の
両端磁極部にそれぞれ吸引釈放される接極子を有した接
極子ブロックと、がケーシング内に納められ、前記接極
子の両側部には鉄芯の両端磁極部を結ぶ方向に長い一対
の可動接触ばねが絶縁材製のばね支持体と共に一体に設
けられた有極リレーにおいて、前記接極子と前記可動接
触ばねとの間に、前記ばね支持体から延出された絶縁壁
が設けられた構成にしてある。
【0015】
【作用】本考案の有極リレーによれば、コイルの端末が
接続されるコイル端子が鉄芯に隣接するとともに、その
鉄芯に吸引釈放される接極子の両側部に可動接触ばねが
絶縁材製のばね支持体と共に一体に設けられ、入出力間
である可動接触ばねとコイル端子との間の耐電圧が、直
接間よりも接極子を介した方の空間距離が小さい場合で
も、その接極子と可動接触ばねとの間には、必須の構成
部材であるばね支持体から延出した絶縁壁が設けられて
いるので、別部材を設けることなく容易に入出力間の耐
電圧を高くできる。
【0016】
【実施例】本考案の一実施例を図1及び図2に基づいて
以下に説明する。なお、従来例のものと実質的に同一の
部材には同一の符号を付し、従来例のものと異なるとこ
ろ、つまり接極子ブロック4 の構成についてのみ説明す
る。
【0017】接極子ブロック4 は、従来例と同様に、接
極子41と可動接触ばね42とばね支持体43とでもって構成
されているが、そのばね支持体43は、合成樹脂等の絶縁
材料により、接極子41とその接極子41の両側部に鉄芯21
の両端磁極部を結ぶ方向に長い一対の可動接触ばね42と
共に一体に成形して形成されるとともに、接極子41と可
動接触ばね42との間を覆うよう、可動接触ばね42の根本
から先端部に向かって接極子41の側部を断面コ字状に包
む状態で絶縁壁43b が延出されている。
【0018】ただし、接極子41の先端部は鉄芯21の両端
磁極部にそれぞれ吸引釈放されるため、絶縁壁43b を設
けていないが、可動接触ばね42は、ばね支持体43に支持
された根本よりも先端が接極子41の両側端から離れた形
状になっており、鉄芯21に隣接して設けたコイル端子23
とその可動接触ばね42の先端との直接の空間距離が、接
極子41を介した場合のものよりも小さい状態になってい
る。
【0019】かかる有極リレーにあっては、コイル22の
端末が接続されるコイル端子23が鉄芯21に隣接するとと
もに、その鉄芯21に吸引釈放される接極子41の両側部に
可動接触ばね42が絶縁材製のばね支持体43と共に一体に
設けられ、入出力間である可動接触ばね42とコイル端子
23との間の耐電圧が、直接間よりも接極子41を介した方
の空間距離が小さい場合でも、その接極子41と可動接触
ばね42との間には、必須の構成部材であるばね支持体43
から延出した絶縁壁43b が設けられているので、別部材
を設けることなく容易に入出力間の耐電圧を高くでき
る。
【0020】なお、本実施例では、可動接触ばね42の先
端を接極子41の両側端から離れた形状にしてあるが、そ
うするまでもなく可動接触ばね42とコイル端子23との空
間距離が、接極子41を介した方が元々小さい場合は、可
動接触ばね42が接極子41と平行に配設されたままでも良
い。
【0021】また、本実施例では、接極子41の先端部に
は絶縁壁43b を設けていないが、鉄芯21の両端磁極部に
それぞれ吸引釈放される接極子41の先端部が広くて、吸
引釈放に支障がなければ、先端部にも絶縁壁43b を設け
ても良い。
【0022】また、接極子ブロック4 は、接極子41の下
面中央に設けたばね支持体43の凸条41a が、永久磁石3
の凹溝3aに収められて揺動自在に枢支されており、入出
力間の耐電圧が、この永久磁石3 を介して問題になる場
合は、図2に示す絶縁壁43bを永久磁石3 側つまり接極
子41の板厚方向の高さを増やしてやれば、その分永久磁
石3 と可動接触ばね42との空間距離が大きくなって、や
はり耐電圧を高くできる。
【0023】
【考案の効果】本考案の有極リレーにあっては、コイル
の端末が接続されるコイル端子が鉄芯に隣接するととも
に、その鉄芯に吸引釈放される接極子の両側部に可動接
触ばねが絶縁材製のばね支持体と共に一体に設けられ、
入出力間である可動接触ばねとコイル端子との間の耐電
圧が、直接間よりも接極子を介した方の空間距離が小さ
い場合でも、その接極子と可動接触ばねとの間には、必
須の構成部材であるばね支持体から延出した絶縁壁が設
けられているので、別部材を設けることなく容易に入出
力間の耐電圧を高くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同上の接極子ブロックを裏面側から見た状態を
示す分解斜視図である。
【図3】従来例を示す分解斜視図である。
【図4】同上の接極子ブロックを裏面側から見た状態を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 コイルブロック 3 永久磁石 4 接極子ブロック 21 鉄芯 22 コイル 23 コイル端子 41 接極子 42 可動接触ばね 43 ばね支持体 43b 絶縁壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略コ字状の鉄芯に巻装されたコイルがそ
    の端末を鉄芯に隣接するコイル端子に接続されたコイル
    ブロックと、鉄芯を一方の極性に磁化するよう配設され
    た永久磁石と、中央部が永久磁石の他方の極性の磁極部
    に揺動自在に枢支され両端部が鉄芯の両端磁極部にそれ
    ぞれ吸引釈放される接極子を有した接極子ブロックと、
    がケーシング内に納められ、前記接極子の両側部には鉄
    芯の両端磁極部を結ぶ方向に長い一対の可動接触ばねが
    絶縁材製のばね支持体と共に一体に設けられた有極リレ
    ーにおいて、 前記接極子と前記可動接触ばねとの間に、前記ばね支持
    体から延出された絶縁壁が設けられたことを特徴とする
    有極リレー。
JP8971091U 1991-10-31 1991-10-31 有極リレー Expired - Lifetime JP2555722Y2 (ja)

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JPH0541049U JPH0541049U (ja) 1993-06-01
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